モンゴル旅行記 鉄道で中国からモンゴル・ウランバートルへ

モンゴル旅行記2016

朝になっても断水

昨日からの断水がまだ続いている。中国は停電、断水が多すぎるよ。エレホト糞、中国糞。

06:50頃、バスターミナルでモンゴル・ザミンウード行きチケットを購入しようとするが、窓口のおばちゃんが「担当がまだ来ていないから10:00から販売開始だよ!」と・・・。出直しか。

トゥグリクの両替をしている中国銀行

08:40頃、バスターミナルから徒歩15分ほどの所にある中国銀行二連浩特市分行にやって来た。エレンホトの中国銀行では人民元からモンゴルの通貨トゥグリクへの両替業務を行っている。

トゥグリクは中国語では「图格里克」「蒙图」と表記される。

土日も営業しているようだ。で、両替しようと並ぶが窓口は2つ開いているだけ、おまけに番号札の発行はないので並ぶしかない。しかし、並んでも割り込まれるので並ぶ意味がほとんどない。

気長に待つのだが窓口ではほとんどの客が札束の預け入れなのだが、引き出しの客には「没有现金」とか言って追い返している。さっき行員の後ろにあるトランクに札束仕舞っていたのに「現金無い」とかどういうことだ?ATMで降ろせということか?それに「没有现金」なんて言ったら取り付け騒ぎを引き起こしそうな気もするが・・・。中国銀行だから大丈夫なのだろう。

ようやく順番が回ってきたが窓口の兄ちゃんは凄い嫌そうに応対。両替したくないらしいようだ。こちらも無理に両替しなくても良いと思い、とりあえず両替レートだけ確認しておく。人民元とトゥグリクの両替レートは100元→28000トゥグリクであった。ネットでは100元で29000-30000トゥグリクとなっていたので、予想より少し低めだな。まあ、このレートを基準に考えよう。09:00頃、中国銀行を出てバスターミナルへ向かう。

国際バスでエレンホト→ザミンウード

09:15頃、バスターミナルに戻ってきた。

とりあえず、窓口を覗いてみると朝閉まっていた5番窓口におばちゃんがいたのでザミンウード(扎门乌德)行きチケットを聞いてみたら購入できた。13:30発車で運賃は50元。

座席の番号が21番だったので09:00頃には窓口が開いていたようだ。10:00から販売開始と言われていたが、5番窓口のおばちゃんが出勤次第販売開始のようだ。ちなみバスターミナル周辺のボリタクだと1人80元だったり、100元だったりバラバラ。

あとは昼まで宿で待機なのだが、まだ断水している。糞だな!11:45頃、ボロ宿をチェックアウトする。5秒でエレンホトのバスターミナルに到着というか同じ建物なので。

待合室はおそらくモンゴル人だけで、モンゴル語しか聞こえない。外には中国ナンバーの国際バスが10台ぐらい待機中。

ザミンウード行きのモンゴルナンバーのバスが6台待機中。モンゴルナンバーのバスは10時台バスターミナルへ入るのを見たので午後に戻るということのようだ。

国際バスの発車時間は13:30なのでしばらく待機になるのだが、断水の影響でバスターミナルで意外なイベントが発生中であった。トイレが閉鎖されて多数の利用客が緊急事態に陥っていた。バスターミナルから数百mの所に公衆トイレがあるのだが、そこまでたどり着けるか?まあ、断水していない隣の区画へ行けば何とかなるだろう。


12:30頃、二連浩特の長距離バス情報を確認しておく。フフホト、集寧、北京へのバスが多いようだ。



国際バスは表示はされていないがザミンウード行きが13:30に運行だが、電光掲示板にはウランバートル(乌兰巴托)行きが表示されている。ウランバートル行きは10:00発、13:00発の2本あり運賃210元だ。今日はウランバートル行きがなかったので毎日ではなさそうだ。

13:20頃、乗車開始で大量の荷物が積み込まれていく。特にモンゴルでは穫れないバナナや果物が箱で積まれていくのが目立つ。ザミンウード行きのバスはモンゴルナンバーでなく中国ナンバーの2台になるが乗車するバスは自由。乗客はほとんどがモンゴル人のようで車内の標準言語はモンゴル語だ。13:34頃、自分が乗ったバスが先に発車する。ようやくエレンホトからザミンウードへ移動である。

13:42頃、イミグレーションの二連浩特口岸に到着。ゲートでバスが停車して武警が乗車してパスポートを確認するが所持しているかの確認だけなので中身の確認は誰も無し。すぐに中国を出国かと思ったらゲートで足止め。隣を国境越えのジープが通過していく。

14:03頃、ようやくバスが動きだしイミグレーションに到着。

荷物を一度全て降ろして全員荷物を持って建物内へ。イミグレーション内は団体客がおり混雑している。列に並び順番を待つが3人前の中国人のおっちゃんが武警に連れられて別室へ。パスポートに問題があったようだ。

自分の番が来て武警にパスポートと出国カードを提出。いつもならすぐにスタンプを押されて出国完了なのだが、今日は写真を何度も見て確認している。とりあえず問題なかったようでスタンプ押されて出国手続き完了。この後はそのまま外に出るか、右へ行って中国側最後のトイレへ行くか、左の免税店かだ。まあ、しばらくトイレへ行かなくても漏らさなくて済みそうなのでそのまま外へ出る。

14:20頃、中国側エレンホトのイミグレーションである二連浩特口岸から出国。外には既に国際バスが待機しており荷物を載せて出発を待つ。

バス以外にもジープ軍団も待機中だ。待機している間にモンゴルナンバーの国際バスが通過していく。バスターミナル以外からもバスが出ている雰囲気が漂う。空車で回送か?中国製品満載か?

14:30頃、バスが発車し中国からモンゴルへ移動。ゲートで武警がバスに乗車してきて全員のパスポートの出国スタンプの確認をする。問題なく確認が終わりバスがモンゴルへと向かう。

モンゴル陸路入国

ここからはモンゴル時間で表記する。中国とモンゴルの時差はモンゴルがサマータイム中なので1時間早い。要するに東京、ウランバートルが12:00の時に北京は11:00ということだ。このサマータイムは2015年から復活している。

2ー3分でモンゴル側ザミンウードのイミグレーションのゲートに到着。モンゴル時間15:37(中国時間14:37)頃、モンゴル到着だがゲートで順番待ち。15:40頃、ゲートを通過してイミグレーションへ。

再び全員荷物を持って建物内へ入るが団体客が先に来ており混雑している。で、まずは入国カードを記入しないといけないのだが入国カードは用意されておらず係官から直接もらい記入する。

列に並び自分の番が来て係官にパスポートと入国カードを提出。入国は問題なしだが係官が斜め前方の部屋を指さしているので部屋へ行くと先客がパスポートを提出して金を払っている。入国税か?で、自分もパスポートを提出すると係官はパスポート確認して、何もなしでそのまま返却。日本人は関係なかったようだ。

続いて税関で荷物のX線検査で係官に呼び止められて、バックパックを開けるがパスポート確認したら荷物確認せずに「行っていいよ!」になる。全検査かと思ったら日本のパスポートだとそのままOKのようだ。

イミグレーションを出ると外ではバスが待機している。そして、出口には両替のおばちゃんがおりレートを確認すると100元→30600トゥグリクということだ。中国銀行よりレートがよいので、とりあえず切符代の確保で200元両替する。
200元→61200トゥグリク

両替を終えてバスへ行くとバスが動き始めたので走って追いつき何とか乗車。危うく置き去りになるところであった。16:05頃、ザミンウードのイミグレーションを出発。

モンゴル・ザミンウード駅

16:15頃、ザミンウード駅に到着。ホームを歩いて駅舎へ向かう。

人の流れを観察しながら歩いていくと人がどんどん入っていく建物がある。切符売場があるのだろうと思い入ると携帯のSIMカードの販売店が入っている。

ロンリープラネット蒙古によれば2Fに切符売場があるという事で2Fへ。人口密度の高い場所があり切符売場に到着。列に並び窓口のおばちゃんにキリル文字と英語でウランバートルと書いたメモを見せると、おばちゃんが電卓たたいて35550トゥグリクと。あと、パスポートとのことで、現金とパスポートを出して16:26頃、ウランバートル行きの切符を何とか購入。

列車番号275、18:15発、ザミンウード→ウランバートル、距離は709km、コンパートメント寝台だ。

発車時間まで1時間半ほどあるので周辺を歩いてみる。まず2Fの切符売場から地下へ行くとATMが3台ある。

続いて駅前周辺を探検。切符売場は正面の駅舎の左隣の黒い建物になる。駅前周辺にはホテル、銀行、スーパーマーケットが入っている。

ホームへ行き列車の行先票を撮影。

先頭の機関車も撮影だが線路内には入れないので横から撮影だ。

17:30頃、駅前のハーン銀行のATMで100000トゥグリク引き出しておく。ATMに銀聯マークが付いていたので中国工商銀行のキャッシュカードで試してみた。中国語表示はなくモンゴル語と英語のみ。ラオスのATMは中国語表示があったな。手数料かかるとかの表示はなかったが後で確認だな。

*翌日確認して以下の内訳になった。
両替金額 333.26元
手数料 12元
345.26元→100000トゥグリク
レートは100元→28963元になる。

ザミンウード→ウランバートル

17:40頃、ザミンウード駅に戻ると乗車が始まっていた。どうやら17:30頃から乗車が始まったようだ。切符には4-35と印字されている4号車35番という意味だろう。

4号車へ行き乗車口で乗務員のおばちゃんに切符を提示、すると切符はここで回収して、35を指さして教えてくれる。やはり4号車35番で合っていた。中国みたいに換票証とかはなく、そのまま乗車して寝台へ。

4人コンパートメント寝台には先客がおり全員モンゴル人だ。モンゴルだから当たり前だな。このまま発車時間まで待機となるがエアコン無いので車内はサウナ状態。発車するまでの辛抱だ。

携帯はザミンウード駅のホームでもチャイナユニコムのGSMならつながっているが列車内では圏外になってしまう。ちょうど電波の届く限界の場所のようだ。これだとホームでも雨が降ったら圏外とかになりそうな気配だ。

定刻通り18:15に発車する。19:00頃、乗務員がお湯とインスタントコーヒーを配っていく。ウェルカムドリンクらしい。

外は地平線まで大草原が広がりイメージ通りのモンゴルだ。

たまに遊牧民のゲルが見えたりする。もちろん放牧中の羊や馬たちが遠くにも見える。

両替
モンゴル側イミグレーション出口のおばちゃん
200元→61200トゥグリク
ATM
345.26元→100000トゥグリク

レートはおばちゃんが100元→30600トゥグリク、ATMが100元→28963元なのでおばちゃんに両替してもらうのが良い。ただし、バスに置き去りにされないよう注意。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 35550トゥグリク 4人用コンパートメント寝台
ザミンウード→ウランバートル
合計 35550トゥグリク

ウランバートル駅到着

06:30頃、起床する。ウランバートル駅まで約80kmの場所までやってきた。とりあえず、まずはトイレへ。モンゴルの列車のトイレは男女別になっているので確認してから入らないといけない。

で、肝心のトイレだが便器は洋式で紙は基本的にないようだ。だが中国よりは状態は良くウンコやり逃げなどせずにマナー良く使用しているようだ。流すときは便器の根本にあるペダルを踏むと便器の底が開いて水が流れ線路へ投下される。

手を洗う洗面台の水は蛇口をひねるのでなく、こんな感じで下から押すと水が出る。この方式の蛇口は初めて遭遇したので最初使い方が分からず2分ぐらい考え込んでしまった。

07:30頃、乗務員のおばちゃんが切符を返却にやってきた。ウランバートルの近くまで来たようだ。続いて07:45頃、枕カバー、シーツなどの回収が始まる。

ウランバートル手前のホンホル(Хонхор)付近は急カーブが連続する撮影ポイントだ。カーブで最後尾車両が見えたりとかなりの急カーブだ。

そして、草原には移動式住居のゲルや放牧中の羊、牛、馬たちが見られる。

モンゴルの鉄道は絶景が見られて凄い。

ウランバートル駅に近づくと草原からビルが見える都市の風景へと変わっていく。

08:55頃、ウランバートル駅に到着。

ホームには蒸気機関車が展示されている。

駅を出てホステルワールドで予約しておいたLG Guesthouseへ向かう。

LG Guesthouse

09:15頃、LG Guesthouseに到着する。

だが表通りに面した入口はレストランの入口も兼ねており朝なのでまだ閉まっている。
「裏に回ってちょ!」と案内が出ていたので。

裏へ回ると外にちょうどゲストハウスのおっちゃんがいたのですんなりと中へ。宿泊客はほとんど欧米人のようだ。

1泊7ドルの6人ドミトリーを予約しておいたのだが4人ドミトリーになる。どうも6人ドミトリーと10人ドミトリーは別の場所にあるようで予約確認書にあった住所に来たのだが間違っていたようだ。

予約確認書には↓の住所。
Bayangol district, Teeverchdiin Street, Ulaanbaatar, Mongolia

そして、E-mailの方には↓の一文が。
Thank you very much for your reservation. We have confirmed your booking at LG which is in front of the State Department Store Building-44, entrance-3, door-24. Please see the map at our website.

LG GuesthouseはState Department Storeの近くにもう一軒あるようだ。まあ、寝床は確保できたので良しとしよう。共用スペースにはテレビもあるので大相撲中継が見られる。

ウランバートル駅

ウランバートル駅の国内列車の切符売場を訪れる。駅舎の隣の建物が切符売場になる。

続いて国際列車の切符売場を訪れるが閉まっていた。昼食か?日曜で休みか?*国際列車の切符売場は駅舎の隣の国内列車の切符売場の建物に統合されていた。1Fが国内、2Fが国際となっていた。

ウランバートル市内散歩

鉄道の後はバスターミナルへ行きバスの調査をしようとするが路線バスの運賃は500トゥグリクや1000トゥグリクで西バスターミナルへ行く37番バスは500トゥグリクなのだが、あいにく小銭がない。買い物して小銭を確保しないといけないな。バスは明日にしてウランバートル市内を散歩してみる。ウランバートルは多くはないがビルがそこそこある。

ハーン銀行にやってきたがATMは使えるが日曜なので窓口は閉まっている。

State Department Storeの前にやってきた。

ゲストハウス近くのGRAND PLAZAにやってきた。ビルには色々な店が入っておりショッピングモールみたいになっている。もちろんスーパーマーケットがある。

モンゴルでの物価調査だがコカ・コーラ500ml 1000トゥグリク、2L 2400トゥグリクになっている。1元=300トゥグリクなので中国よりコカ・コーラが高い。中国だと500ml 2.7~3元、2Lなら6元くらいかな。それでも日本よりは安いかな。とりあえずコカ・コーラ2L(2400トゥグリク/約127円)を購入。モンゴルのコカ・コーラの味は、やはりコカ・コーラの味であった。

ホーショールとツォイワン

夕飯は駅前の食堂へ行く。モンゴル語が読めないのでどの店が食堂かよくわからない。「Restaurant」と表記しているところはレストランだとわかるが高そうな気がするので入れない。その中で見た目で食堂だとわかる所があったので入る。表に料理の写真が出ていると助かる。

で、中国のプラスチック製イスの上級者向け駅前食堂を想像していたのだが、内部は普通の食堂でメニューもあるがモンゴル語や・・・。読めないよ!

とりあえず覚えたばかりの餃子のボーズ(Бууз)を頼むが売り切れで、おばちゃんが勧める奴を注文する。

メニューを見る限り料理は多そうだ。

まず1品目がホーショール(хуушуур)(1000トゥグリク/約52円)で安かったので2個注文。ホーショールは平べったいジャンボ揚げ餃子で中身は羊の肉。ラム肉多いですというか具材はラム肉のみ!中国では一度にこれほどのまとまった肉は食べたことがないぞ!さすがモンゴル!羊は基本ですね!

2品目のツォイワン(цуйван)(3800トゥグリク/約200円)は麺の炒め物だが麺よりうどんに近い。具材は人参とラム肉で、ちゃんと肉が入っている。ここでも羊は基本だ。モンゴル料理凄いぞ!勘定は5800トゥグリク(約303円)で約19.5元になる。中国のモンゴル料理の店だと倍以上の40元、50元はするだろうな。

ゲストハウスに戻るが21:00ぐらいまで外は明るい。ウランバートルの昼間は長い。そして今日一日大苦戦した。モンゴルではモンゴル語が読めないと大苦戦だ。キリル文字全く読めず文盲なので大変だ。

しかし、苦戦はしたがモンゴルでは痰吐きの音を聞かずに一日が終わった。マンホールの蓋がない所はあったけど。モンゴルは凄く期待できそうだ。モンゴル人には「あれと比較するな!」と苦情が来そうだが。それぐらい「あれ」の痰吐きは凄いのだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8200トゥグリク
合計 8200トゥグリク

Gana’s Guest Houseへ移動

06:30頃に起床。ウランバートルの天気は快晴。08:30頃、同じドミの白人さんがチェックアウトしていった。09:00頃、LG Guesthouseをチェックアウト。まだ宿代払っていなかったので久しぶりにチェックアウト時の支払いになる。残金6.16ドルで13600トゥグリク。

次の宿の場所はわかっているので通りを歩いて行く。横断歩道で信号待ちしていると赤信号無視する歩行者が・・・。ちょっと残念な光景だな。

通りを歩いてガンダン寺近くを過ぎる。しばらくすると高台に移動式住居のゲルが見えてきた。

通りから未舗装の坂を登っていく。この先にゲストハウスがあるとは考えにくいけど・・・。

09:35頃、Booking.comで予約しておいたGana’s Guest Houseに到着。一応看板出ているけど、もう少し予算かけた方がいいと思うが・・・。第一印象が肝心ですよ!チェックインは問題なく1泊7ドルで3泊、トゥグリクに換算して1泊14000トゥグリクで合計42000トゥグリク支払う。

あれ?さっきチェックアウトしたLG Guesthouseの為替レート悪いぞ!ボッてるやん!まあ、6人ドミを4人ドミにしてもらっているので文句言えないけど。

さて、部屋の方だが屋上にある遊牧民の移動式住居ゲルになる。めっちゃモンゴルらしい!

ゲルの5人ドミトリーで設備は最低限で照明、共用コンセント2個だ。冬はストーブ使用可になる。エアコン、扇風機なんて物はないがゲルの中は意外にも涼しい。Wi-Fiはゲルの中でも使用可能だ。客層は欧米人がメインのようだ。

共用のトイレ・シャワーはトイレがちょっとショボいが許容範囲内かな。あとウランバートルの水道水はかなり冷たい。長時間手を洗っていると手がかなり冷えてくる。

ハーン銀行で両替

10:00頃、ハーン銀行へ向かう。10:20頃、ハーン銀行に到着。番号札の発券機を見つけるが文盲の自分にはモンゴル語はさっぱり・・・。行員の兄ちゃんに聞いて番号札をもらうが窓口8個全部開いていて40人待ちだよ。ハーン銀行大繁盛だ。気長に待とう。

待っている間にレート表を見つけて確認すると両替レートは100元→30000トゥグリクのようだ。ちなみに日本円は1円→18.91トゥグリクになっていた。ハーン銀行のWEBサイトでも為替レートは確認可能だ。

ようやく自分の順番が回ってきて600元を両替しておく。600元→180000トゥグリク特にパスポートは必要なく書類にローマ字表記の名前と日付と署名を記入して手続自体は3分ほどだ。10:53頃、両替完了

中国行き切符購入

グーグルマップやロンリープラネット蒙古に出ているウランバートル駅の国際列車の切符売場にやって来たが門が閉まっており入れない。まだ昼休みではないはずだが・・・。まさか国内切符売場に引越か?

11:20頃、駅舎の隣にある切符売場へ行ってみるが1Fは時刻表や運賃表を見る限り国内切符だけの取扱のようだ。そして、2Fへ行く客を見かける。怪しいので2Fへ行ってみると、階段登って右側の部屋が切符売り場になっている。

ちょっと覗いてみると国際列車の時刻表がある。2Fが国際列車の切符売場になっていた。どうやら国際列車の切符売場が国内列車の切符売場の2Fに引っ越したようだ。

で、周囲の人の動きを観察すると発券機で番号札を取って順番を待っている。自分も番号札を取り順番を待つ。順番が来て窓口のおばちゃんに、列車番号とモンゴル語、英語、中国語で「ウランバートル→集寧南」と書いた紙を渡して購入を試みる。

モンゴル国鉄のWEBサイトにある時刻表だと24列車は木曜日(Бямба)運行ということだが、おばちゃんがカレンダー指差して金曜(Баасан)にもあることを教えてくれた。おまけに金曜日の午前は北京(Пекин)行きの24列車、午後はフフホト(Хухэхаут)行きの34列車が集寧に停車だよと教えてくれる。

24列車は木曜日が定期運行で金曜日は時刻表にはSummer Time Train。金曜日は夏の臨時列車だな。そうすると臨時列車に乗車しなくては!

ということで2016/07/22の08:30発、ウランバートル(Улаанбаатар)→北京(Пекин)の24列車の切符を中国・集寧南(Жинин)まで購入。距離は1074km、4人コンパートメント寝台(КУПЕ)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)になる。ちなみに木曜日の24列車は運賃220000トゥグリクくらいで少し高い。車両が違うのか?

切符は5枚綴りになっており、これは2枚目。

これは3枚目。

これは4枚目で5枚目は注意書きみたいな奴。

国際列車なのでウランバートル(Улаанбаатар)→集寧(Жинин)で運賃216650トゥグリク(約11456円/約722元)は凄く高い!国内列車、国境越えだけ国際列車で乗り継げばかなり安くなるし国境越えだけをバスにすればもう少し安くなる。

列車だけの場合(参考金額で乗り継ぎなどダイヤは考慮していません)
ウランバートル(Улаанбаатар)→ザミンウード(Замын-Үүд) 35550トゥグリク(約1880円/118.5元)
ザミンウード(扎门乌德)→エレンホト(二连浩特) 66元?
エレンホト(二连浩特)→集寧(集宁) 69.5元
合計254元で国際列車の24列車は3倍近く高い!

人民元で考えると722元もあればどの辺りまで行けるかというと。似たようなグレードの4人コンパートメント寝台の軟臥だと
K41次 北京西→敦煌 734.5元
Z307次 北京西→アモイ 640元

グレード落として6人寝台の硬臥だと
T204次 上海→伊寧 728.5元
Z21次 北京西→ラサ 720元

平気で2泊3日の乗り鉄が楽しめます。T204次なんて4000km以上を52時間37分の乗り鉄で上海からカザフスタン国境近くまで行ってしまいます。

チンギスハーン広場

12:10頃、市中心部を循環する37番バスに乗車、運賃500トゥグリク(約26円)だが渋滞にハマる。乗客たちがバス停でない所で次々と途中下車。車内は空になる。12:45頃、チンギスハーン広場に到着。歩いたほうが早かったかも。

チンギスハーン広場はウランバートル中心部にある定番の観光地だ。元々はスフバートル広場と呼ばれていたがチンギスハーン広場に改名された。ウランバートルの空は青空で観光には絶好の機会だ。

ここにチンギス・ハーン像が鎮座している。

モンゴルの英雄チンギス・ハーンですが像の作りも力が入っており立派で威厳を感じさせます。台湾の中正記念堂や忠烈祠みたいに衛兵の交代とかがあれば観光客ウケすると思うのですが。まあ、人が集まり過ぎるより静かな方がいいのかな。

騎兵の像もかっこいいです!

広場の中央にあるのはスフバートル像ですがチンギス・ハーンに比べると小さめだ。

チンギスハーン広場から徒歩でウランバートル駅へ向かう。途中でガソリンスタンドを見かける。

ガソリン1Lでオクタン価95号が1730トゥグリク(約91円)、92号が1530トゥグリク(約81円)となっている。95号がハイオク、92号がレギュラーかな?日本よりガソリンは安いようだ。

ウランバートル駅で両替

14:10頃、再びウランバートル駅にやって来た。

切符売場の1Fにある両替所で人民元を両替する。
両替レートは100元→30400トゥグリク。
300元→91200トゥグリク
銀行より少しだけレートが良く、何と言っても待ち時間なし。銀行で両替するんじゃなかった!

マハとボーズ

両替を終えたので昨日の食堂で遅めの昼食。何かのマハ(Нарийн мах)(4800トゥグリク/約253円)とボーズ(бууз)(600トゥグリク/約31円)を注文。マハ(мах)は肉、ボーズは肉まんの意味を意味する。出てきたのがこれで羊肉の炒め物と人参、キュウリ、ご飯、別注文のボーズが載っかっている。モンゴル版定食?

モンゴルのビール

ゲストハウスから5-10分ほどの所にあるのがMAX MALL。ちょうどGRAND PLAZAの斜め向かいにある。MAX MALLはショッピングモールになっておりキャンプ用品やスポーツ用品の店もある。そして、地下にスーパーマーケットがある。

で、モンゴルに来たからにはビールを購入。ゴールデンゴビ(Алтан Говь)500ml(1820トゥグリク/約96円)はアルコール度数5%。

ニースレル(Нийслэл)500ml(1540トゥグリク/約81円)はアルコール度数5%。

ビール飲んでゲルのドミトリーで寝る。

両替
ハーン銀行
600元→180000トゥグリク
レートは100元→30000トゥグリク

ウランバートル駅切符売場の両替所
300元→91200トゥグリク
レートは100元→30400トゥグリク

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8760トゥグリク
宿泊費 13600トゥグリク LG Guesthouse 1泊7ドルの残金6.16ドル
宿泊費 42000トゥグリク Gana’s Guest House
1泊7ドル×3(14000トゥグリク×3)
鉄道 216650トゥグリク コンパートメント寝台
ウランバートル→集寧
バス 500トゥグリク 路線バス
合計 281510トゥグリク

ウランバートルの朝

今日もウランバートルは朝から青空だ。

Gana’s Guest Houseの隣家はゲルになっている。ウランバートル市内でもゲルで暮らしている住民がそこそこいる。家建てるとなるとお金もかかるし、ゲルなら引っ越しがすぐできたりと便利なのだろう。ゲストハウスは朝食付きで欧米人の宿泊客たちがパン食べている。自分はビスケットだけ食べて、08:45頃に外へ出かける。

ドラゴンバスターミナル

09:00頃、MAX MALL近くのバス停からトロリーバスのT2に乗車する。運賃は300トゥグリクで西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)へ向かう。

で、乗車したら隣の乗客が地球の歩き方を見ている。日本人旅行者であった。偶然知り合ったM先生はバスターミナルからハラホリン(カラコルム)へ行くそうだ。とりあえずGPSで距離を確認しながら進んでいく。

09:35頃、乗務員のおばちゃんが教えてくれてバスを下車。バスが駐車場に複数停車しているのでバスターミナル近くというのは何となく分かるのだが、英語での案内標識が出ていないので少し手間取る。09:40頃、DRAGON CENTERの隣りにあるソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)に到着。建物の屋上に「DRAGON BUS TERMINAL」と看板出ているので何とかわかった。できれば、バス停に英語の標識が出ていると助かるな。

バスターミナル内はこんな感じで結構綺麗です。


バスの運賃・時刻表はA4用紙に印刷されて掲示されていた。



ただし、モンゴル語なので読めないよ!АВТОТЭЭВРИЙН ҮНДЭСНИЙ ТӨВでもバス情報は確認できるというかネットで予約できるようだ。それでもバスの情報は手に入ったのでモンゴル西部へのルートは開けただろう。

モンゴル西部の布尔干(Bulgan)から中国新疆ウイグル自治区の塔克什肯口岸を通りウルムチへ抜けるにはホブド(科布多/Khovd)経由になる。ホブド行きのバスは13:00発、運賃68000トゥグリク、距離は1556kmになる。

M先生はハラホリン行きのチケットを無事購入!ハラホリン(カラコルム)行きは11:00発になる。で、M先生はハラホリンでのゲストハウスの勧誘を受けていた。ドラゴンバスターミナルは旅行客が多いようでゲストハウスの勧誘が多いのだろうか?自分はバスの情報が手に入ったので、ここでM先生とお別れで東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルへ向かう。

バヤンズルフバスターミナル

10:15頃、ドラゴンセンター近くのバス停からT2のトロリーバスに乗車。運賃300トゥグリク、とりあえず終点まで行ってみる。トロリーバスはひたすら東へと進みGRAND PLAZAとMAX MALLを通過して、更にチンギスハーン広場も通過して11:25頃、トロリーバスの終点に到着。ここはウランバートル駅から出ているT4のトロリーバスの終点にもなっていた。

どうもバスターミナルは通りすぎてしまったようで来た道を歩いて戻っていく。800mほど戻るとавтовокзалと表記された看板の出ている建物を発見。東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナルに到着。

西バスターミナルのドラゴンバスターミナルと比べるとかなりボロい。おまけにバスターミナルの入口は建物の隅っこにある扉だ。どう考えても外国人はほとんど利用していないというのが予想できる。

一応時刻表と運賃表らしきものは掲示されていた。これが運賃表。

こちらは時刻表。

12:05頃、バスターミナルから西へ200mほど行った所にあるバス停からT4のトロリーバスに乗車。運賃は300トゥグリク、チンギスハーン広場、MAX MALLとGRAND PLAZAを通過して終点のウランバートルで下車。

これでウランバートル市内の移動手段は何となくわかった。大体こんな感じだ。

トロリーバスのT2
西バスターミナルのソンギノハイルハンバスターミナル(ドラゴンバスターミナル)-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

トロリーバスのT4
ウランバートル駅-MAX MALLとGRAND PLAZA-チンギスハーン広場-東バスターミナルのバヤンズルフバスターミナル

このトロリーバスの2路線を抑えておけば駅、バスターミナルとチンギスハーン広場の移動は大丈夫だろう。

モンゴルの定食?

昼食は駅前の食堂へ。今日は昨日の食堂の隣りを試してみる。ボーズやホーショールは売り切れだったのでおばちゃんが勧めるГульяш4200トゥグリクにしてみる。あとミネラルウォーター500ml(600トゥグリク/約31円)も頼む。

これがメニュー表。

相変わらず文盲なので読めません。

ульяш(4200トゥグリク/約222円)は煮込んだ羊肉か牛肉に野菜炒めとご飯が付いています。煮込んだ肉はめっちゃ柔らかくて美味い!モンゴルの定食と言ったところか?

モンゴルビール三昧

食後はMAX MALLの地下にあるスーパーマーケットでビールを購入。СЭРҮҮН500ml(1530トゥグリク/約80円)でアルコール度数は4.8%。アルコール度数4.8%はモンゴルのビールの中ではアルコール度数は低い。ゲストハウスへ戻りビールを飲んで一眠り。

眠りから覚めて再びMAX MALLへ行きビール購入。JALAM KHAR GOLD500ml(1480トゥグリク/約78円)はアルコール度数5.2%。

Боргио500ml(1470トゥグリク/約77円)はアルコール度数5.5%。昼間から完全に呑んだくれて西成警察署周辺に住んでいるおっちゃんたちといい勝負かも?ウランバートルにも昼間から呑んだくれて道端で寝ているおっちゃんを見かけるが怖くて近づけていない。中国なら平気なのだが。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9280トゥグリク
バス 900トゥグリク 路線バス
合計 10180トゥグリク

ザイサン・トルゴイ

08:00頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

08:30頃、チンギスハーン広場へ移動。途中のバス停で昨日乗車したトロリーバスのT2とT4の路線図を撮影。

T4の「ВОЗАЛ」が駅という以外はわからず。

09:00頃、チンギスハーン広場に到着。ザイサン・トルゴイへは7番バスで近くまで行けるようだがバス停が見つからない。チンギスハーン広場のすぐ南のバス停に7番バスが停車するが、これは逆方向の北行きなので違う。

広場から通りを南へ歩きケンタッキーを過ぎた所のバス停は南へ向かう7番バスに乗車できる。09:30頃、7番バスに乗車。運賃500トゥグリク、バスに乗ったが最寄りのバス停は次のバス停であったがを通り過ぎる。

ボグド・ハーン宮殿博物館(Богд хааны ордон музей)とキャラバン隊の像が見える交差点で西へとバスが進路を変える。とりあえず、どこまで行くかそのまま乗車するが西へバスは走り、草原が広がる風景へと変わる。

10:00頃、バスを下車して引き返す。再び7番バスに乗車、運賃500トゥグリク。10:30頃、ボグド・ハーン宮殿博物館とキャラバン隊の像が見えたところで下車。

ボグド・ハーン宮殿博物館は有料のようだ。

入場料8000トゥグリクになっている。

博物館は宮殿というより寺院の雰囲気が強い。

通りを南へ歩いていくと丘の上にザイサン・トルゴイのモニュメントが見えてきた。

丘の下にあるBuddha Gardenの前を通る。この大きな仏像もザイサン・トルゴイへの目印になる。

Buddha Gardenを通り過ぎるとT-34のモニュメントに到着。ここから階段を上っていく。

11:00頃、ザイサン・トルゴイに到着。第二次世界大戦の戦勝記念碑とソ連とモンゴルのつながりを表すモニュメントだ。

壁画のデザインがいかにも社会主義といった感じだ。

これが踏まれた旭日旗で第二次世界大戦の戦勝記念を表している。

こちらはナチス。ただ旭日旗やナチス旗は自分にとっては重要ではない。

ザイサン・トルゴイの壁画で一番重要なのは「CCCP」と表記されている部分だ!「CCCP」とはソビエト社会主義共和国連邦(Союз Советских Социалистических Республик)の略称だ。ザイサン・トルゴイにはソ連が生きているのだ!ただし、壁画の痛みが激しいようでタイルが剥がれ落ちている。

ザイサン・トルゴイからはウランバートルが一望できる。大都会が広がっているのだが。

見る方向を変えると草原と山が広がっている。

ザイサン・トルゴイの周辺には山の斜面にチンギス・ハーンの顔が描かれていたりする。

ザイサン・トルゴイからバス停へ戻って行くと8、36、42、45、55のバスがザイサン・トルゴイ最寄りのバス停に停車していた。この中で8番バスが市中心部のチンギスハーン広場とState Department Store(ノミンデパート)の間の通りを通っている。13:15頃、8番のバスに乗車。運賃500トゥグリク、市中心部で下車する。

モンゴルのファストフード店

昼過ぎになり腹が減ってきたので食堂を探す。ウランバートル中心部なので高そうなレストランはすぐに見つかるが、いかにも安食堂というのは見つからず。14:00頃、食堂ではなさそうだが食い物屋を発見!店の中へ入る。

店内の様子からしてファストフード店のようだ。お姉ちゃんにメニュー表を見せてもらいホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を注文。この一番高いセットはホーショール4枚のようだ。

これがホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)になり、平べったいジャンボ揚げ餃子みたいなホーショールが4枚、豚汁の羊肉版、香辛料が付いたキャベツの漬物?、お茶という内容だ。

味の方は美味い!マクドナルドのハンバーガーより格段に美味い!ホーショールは平べったいがしっかりと羊肉が入っています。脂分が多いので見た目よりボリュームがある。年寄りには胃がもたれるかも。

豚汁の羊肉版も煮込んであるので肉が柔らかい!九州じゃんがららあめんの角肉に匹敵する柔らかさだ。モンゴルのファストフード店は凄い!

モンゴルの馬乳酒

食後はGRAND PLAZAのスーパーマーケットでビールとヨーグルトを調達。

LEGEND500ml(1850トゥグリク/約97円)アルコール度数は5.2%。

ヨーグルトと思って購入したのがズーヒー(Зөөхий)350g(2800トゥグリク/約148円)という乳製品であった。味はヨーグルトよりかなり濃い。

夕方になりMAX MALLでミネラルウォーターと馬乳酒を購入。ミネラルウォーター1.5L(940トゥグリク/約50円)で中国の1.5倍くらいの価格だ。中国なら1.5Lが2.2元(約37円)くらいだ。

アイラグ(айраг)1L(5700トゥグリク/約301円)になる。このアイラグが馬乳酒になるのだが結構高い。味の方なのだがチーズの味がして、発酵しているので炭酸も入っている。この味は自分には合わなかった。馬乳酒は街中で遊牧民が量り売りしているので、そちらの方が良いのかもしれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13790トゥグリク
バス 1500トゥグリク 路線バス
合計 15290トゥグリク

Danista Nomads

06:30頃に欧米人の兄ちゃんが1人出ていった。バスか鉄道で移動か?今日の天気は曇りで涼しい。ウランバートルは標高1200mくらいの高原にあるのだが晴れていると日差しが強く結構暑い。07:30頃、無料の朝食を食べてエネルギー補充。

10:25頃、Gana’s Guest Houseをチェックアウトして次の宿へ移動。15分ほど歩くと通りから建物と看板が見えるので路地へ入る。

10:40頃、Booking.comで予約しておいたDanista Nomadsに到着。レセプションは人が不在だったので、そのまま待っていると10分くらいでオーナーが帰ってきた。で、部屋を準備するからということで20分ほど待機。その間にパンとコーヒーを頂く。

今回の部屋は1泊8ドル(16000トゥグリク)の6人ドミトリーだ。ドミトリーは隣の建物の2Fになる。野郎6人ドミを予約したのだが実際は12人混合ドミであった。部屋にトイレ・シャワーが付いておりかなりきれいだ。ベッドに照明とコンセントがないのは痛いがWi-Fiの電波は良好でネットは問題なし。宿泊客は欧米人が多いが中国、韓国もいる。

このゲストハウスはドミトリーの建物の1Fが自動車修理工場になっている。自動車修理工場も経営するゲストハウスか?その逆かな?

ガンダン寺

10:40頃、宿から5分ほどの所にあるガンダン寺を訪れる。入場料は4000トゥグリクなのだが入口の入場券売場には誰もいない。というか、地元民はそのまま素通りだ。

誰もいないのかと周囲を見回すと兄ちゃんが気付いて走ってきた。世間話中だったようだ。入場券を購入して境内へ。

本殿へ行く前にお経の聞こえる建物へ。内部は撮影禁止だが僧侶たちがお経を唱えており雰囲気は最高と言っても良い。僧侶たちだけでなく地元民も一緒にお経を唱えているというのも重要だな。モンゴルでチベット仏教がどれだけ重要かがよく分かる。

外にはお馴染みのマニ車があり地元民がコルラしている。

ここが本殿になる。清の第5代皇帝である雍正帝により創建されたチベット仏教ゲルク派の寺院だ。ここにも入場券売場があるが僧侶たちは入場券の確認しておらず、地元民だけでなく観光客も出入り自由。本殿内部の撮影は7000トゥグリクの別料金だ。

本殿の周りにはチョルテンがいくつかあるのだが、珍しく白色でないチョルテンもある。オレンジチョルテンがあったり。

ブルーチョルテンがあったりする。何か特別な意味があるのか?

ホーショール

夕飯は昨日のホーショールのファストフード店へ。またホーショールセット(ХУУШУУР СЭТ)(4500トゥグリク/約237円)を食べる。やはりホーショール美味い!

食後はMAX MALLでヨーグルト(тараг)500ml(1410トゥグリク)とパンを購入。ヨーグルトは固形でなく飲むヨーグルトである。パンは明日の国際列車での食料だ。

夜は明後日の中国での切符をネット予約しておく。明日の国際列車の切符が物凄く高かったので集寧南→フフホト東→蘭州西の切符は無座と硬座になる。切符代は国際列車の2割以下になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9600トゥグリク
宿泊費 16000トゥグリク
ガンタン寺 4000トゥグリク
合計 29600トゥグリク
項目 金額 備考
鉄道 9.5元 無座 集寧南→フフホト東
鉄道 130.5元 硬座 フフホト東→蘭州西
合計 140元

「モンゴル旅行記 鉄道で中国からモンゴル・ウランバートルへ」への2件のフィードバック

  1. モンゴルにとってソビエトはノモンハン事変で日本軍からの侵略からモンゴルを守ってくれた恩人だから、モニュメント等も取り壊さずに残しているのかな?
    日本人が始めて本格的な戦車戦を経験した戦闘で、ソビエト戦車の装甲の厚さに驚いたそうです…。
    日本の戦車は…ハリボテでした(;つД`)

    1. 日本はノモンハンでの教訓を活かせず破滅へ突き進みましたね。
      辻政信は処分されず南方での人命軽視の無謀な作戦へ突っ走りますし。

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