中国の乞食

中国には日本では考えられない数の乞食がいます。13億の人民がいるから単純に日本の10倍という事ではありません。そして、中国では農村で働くよりも都会で乞食をした方が儲かるという現実があります。ここでは中国の乞食について紹介していきます。

中国の乞食の特徴

中国を旅行や仕事で訪れた人は中国の乞食の多さとその酷さに驚いた人も多くいると思います。まずは中国の乞食の特徴を簡単に紹介します。

お金を入れるお椀を持っている
これはほとんどの乞食が持っているので標準的な乞食の必須アイテムでしょう!お椀の中には乞食自らいくらかのお金を入れて活動を始めます。釣りでいう撒き餌さみたいな物でしょうか?
身なりはピンからキリまで
乞食というと身なりはボロボロの服というイメージがありますが実は小奇麗にしている乞食もいます。乞食の世界にも色々な種類の乞食がいるようです。
子連れ(家族連れ)の乞食がいる
これは稀に見かけるのですが赤ん坊を抱いている乞食や家族で乞食をしていることがあります。まあこれに関しては「子供を養える経済力を持ってから産めよ!」「中国には生活保護制度は無いの?」とツッコミを入れたくなります。但し、本当の家族かも疑わしいが・・・。
子供の乞食
中 国だと子供の乞食が多い。昆明駅周辺とか・・・。可愛そうだから1元くらいあげたくなりそうな人もいるかもしれませんが、組織化されているので収益は親方 が回収して酒代になります。そして、子供の乞食でも集団だと取り囲んでポケットに手を突っ込んできます。乞食をしながらスリもします。

病人の乞食
これは不思議なのですが中国には病人の乞食もいます。道端にベットがありそこに1日中病人の乞食が寝ています。夜になると帰宅しているようでいなくなります。本当に病人か?
寺や廟の入口に多い
寺や廟の入口で観光客目当てで頑張っている乞食もいます。中国では観光地となっている寺や廟では乞食に遭遇する確率が高くなっています。これは寺、廟という場所で観光客の慈悲の心を巧みに利用した作戦のようです。まあ、乞食に恵んでも功徳が積めるかは?

障害者の乞食がいる
手 足が無かったり変形している乞食も多く、中国にはこんなにも障害者がいるのかと驚かされます。障害者の乞食の特徴としては見た目で如何に悲惨な状況下を訴 えるかが重要事項になっているようで家族や仲間からわざと手足を折られたり、火傷を負わされたりしているようです。なので、今まで日本では見た事のない障 害者を中国で見る事になります。

窮状を書いた紙を路上に張り出している
自 分たちの窮状を紙に書いて路上に張り出したり、チョークで路上に書いたりしている乞食もいます。この手の乞食は何故か用意周到にラミネート加工された紙を 所持していたりして本当に乞食か疑わしくなります。でも、書いてある内容はドラマで出てきそうな内容である意味面白く必見です。まあ、作り話だと思うけ ど・・・。

乞食ネタのニュースとか

乞食動画

中国で目撃した乞食

中国を旅する中で目撃してきた乞食たちを紹介していきます。但し、本物の乞食かどうかは?ここで紹介している以外にもあまりにも酷すぎる乞食は自主規制で・・・。



浙江省杭州の観光地の法鏡寺の門前で目撃した子供づれの乞食。すぐ近くには霊隠寺もある観光客で賑わっているのだが、身内と思われる女性に指示されて乞食 をしていた。まあ、この女性は身内というよりは親方かな?中国では子供に乞食をさせるのは法律上問題ないのだろうか?いや、法律以前の問題のよう な・・・。

これも浙江省杭州で見かけた乞食で窮状を訴える種類です。確か紙に書かれた内容は以下のような感じです。

尊敬する各位先輩、兄弟姉妹、新年明けましておめでとうございます。私は江蘇省徐州の出身で、私の家では父が博打にのめ り込み財産が無くなっただけでなく借金までして最後には金貸しに家を追い出されてしまい私たちには行き場所も無く母は重い病気になってしまい、まだ小さい 弟妹もおり私は学校を辞めて出稼ぎに来ました。しかし、資格が無く良い仕事が見つけられません。母の病状も重くなっており私はこのように膝まづいて皆様に 縋るしかないのです。



甘粛省蘭州の五泉山公園で目撃した乞食。これは家族連れで父親が手足の無い障害者で娘が歌を歌って恵んで貰うという奴です。地面には窮状を訴える内容が書 かれていました。確か父親が工場で働いていたが老板がスタンガンで暴力を振るい手足を失う瀕死の重傷を負って、裁判で損害賠償が認められたが老板が夜逃げ してしまったという内容だ。腕と足が根元から無くなっているので俗に言う人間ダルマという奴だ。で、娘と称する姉ちゃんが歌を唄って人民に恵んでもらって 生活しているらしい。

浙江省杭州で見かけた乞食です。冬の道端で寝ているのか、それとも動く体力すらないのだろうか?

甘粛省蘭州の白塔山公園にいた乞食。何故か公園内で観光客を待ち構えていた。

新疆ウイグル自治区カシュガルで見かけた病人の乞食。特徴は中国語とウイグル語で書かれた窮状を訴える紙。ちゃんとラミネート加工もされて用意周到だ。因 みにこの病人の乞食は白血病らしい。見る限りは重病人には見えないし・・・。白血病ならこんな所にいるより病院へ行ったほうが・・・。中国は社会主義の国 なんだから政府は保護しないのかな?でも、100元札をあげると白血病が完治する様な気がするのは気のせいだろうか?

重慶の磁器口で目撃した盲目の乞食。中国には障害者年金とかないのだろうか?

こちらも同じく重慶の磁器口で目撃した盲目の乞食。中国は社会主義の国のはず、生活保護制度はないのだろうか?

こちらも同じく重慶の磁器口で目撃した乞食。かなり痩せている。

福建省福州で目撃した乞食。12月の寒空の下で上半身裸でさぞ寒いだろうと思いきや福州は沖縄と同じくらいの緯度で暖かいのだ。

福建省アモイの乞食。アモイの仏教聖地である南普陀寺の入口にいた。寺の門前で活動するのは乞食の常套手段である。

雲南省景洪の奇形児の乞食。通行人が恵んでやることもあった。

これも雲南省景洪で目撃した乞食。こちらは親子の乞食か?用意周到に窮状を訴える紙が置かれている。

湖南省鳳凰の乞食。虹橋の脇で土下座したまま動かずにいた。金持ちの中国人観光客は気にせず横を素通り。

内モンゴル自治区ハイラルで跪いている女の乞食。ちゃんと窮状が書かれた紙が用意されていた。

これも内モンゴル自治区ハイラルにいた火傷と指無しの乞食。地下街の出入口で営業活動をしている。

吉林省長春の女の手無し乞食。駅前で営業活動をしているので稼ぎは良さそう。

これも長春駅前にいた乞食。足無し爺さんの乞食は「阿弥陀仏~」と音楽を流して旧大和ホテル前を通って営業活動をしている。因みにお経を流しながら活動している乞食はそこそこ見かける。
 
昆明の東寺街近くの歩行街にいた子供の乞食。「救学费」と題された窮状の書かれた紙が置かれていた。学費の為に乞食をしているようだが本当かは?
 
これも同じ歩行街で学費の為に乞食をしている。もし、お金を恵んでも学費になるのは限りなく0%に近いような・・・。でも、子供を使っている大人の酒代になる確率は限りなく100%に近いかな?
 
天津の塘沽で見かけた乞食。腕無しと盲目の2人1組で営業活動中。腕無しが二胡を弾く盲目の爺さんを乗せた台車を引っ張って移動しながら営業している。何処かに見張りがいるのかな?

 

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