1204次 硬座で深圳西→南昌
昼にユースホステルを出て234路のバスで深圳西駅へ向かうが途中のバス停で人民たちが大量に乗り込んでくる。しかも、降りる客がいるにもかかわらず並んでいない人民たちが無理やり乗車しようとしている。今まで深圳では比較的並んでいる人民を見てきたのだが、どうやら深圳にいる人民どもも猿や原始人と変わらないようだ。さすがにあまりにも民度の低い人民どもに車掌がぶち切れて怒鳴っている。降りる乗客は原始人の海へ飛び込み何とか降りていった。
1300頃、深圳西駅に到着して待合室へ入るが既に大混雑というか春節でもないのにこの混雑は異常だ。
改札が始まり列車に乗車するが、非空調・普快・緑色の車輌(緑皮車)と いう民工が利用する条件を完全に満たした列車は予想を上回る混雑と荷物の量で車内ではほとんど身動きが取れない。当然ながら撮影が出来る状況を既に超えている。荷物を大量に持ち込む民工は他の民工や一般の乗客から「あっちへ行け」「ここに荷物を置くな」などと集中砲火を浴びている。
しかし、民工車というのは分かってはいたが深圳西発なので田舎に帰る民工なのだろうか?それとも夢破れて別の新天地を求めて旅立つのだろうか?1350に定刻どおり発車するが通路は無座の乗客で埋め尽くされ、洗面台にも荷物が積まれて手を洗うことが不可能になっていた。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
バス | 2元 | 路線バス |
合計 | 2元 |
南昌到着
0415頃、南昌に到着する。車内は言葉では表現できない世界になっておりホームに降りて地獄から何とか生還した。出口を出て切符売場へ向かう。まずは景徳鎮行きの切符を購入するのだが購入後に気付いたのだが南昌駅には自動券売機が配置されていた。しかも、ちゃんと動いていた。景徳鎮域の切符も当然買えるのだが既に購入済みの為に試すことが出来なかった。残念!
景徳鎮へは5206次で1524発なので昼過ぎぐらいまでは南昌観光なのだが、まだ夜が明けていないので待合室へ行き手荷物預かり所を探すと売店の片隅にあり営業しているのを確 認する。荷物は後で預けるとして待合室で一昨日購入した盒飯の容器にインスタントラーメンを入れてお湯を入れに行く。そう、人民に同化して朝食を摂るのだ。ラーメンを食べて手荷物預かり所に荷物を預けて南昌観光へ出かける。
滕王閣・朱徳旧址・佑民寺
駅前から2路のバスに乗り滕王閣を目指す。途中で南昌八一起義紀念館を通り過ぎ0650頃、滕王閣に到着する。滕王閣は江南三大名楼で唐代に建設され今までに29回立て直されたとか・・・。今の滕王閣は1989年に建設された鉄筋コンクリート製だ。
近くの江西省博物館へ行くと無料開放になっていたので開館時間を過ぎてから訪れることにして朱徳旧址を訪れてみる。ここは八一起義の司令部にもなっていた所らしいのだが朝早いので当然開いていなかった。
続いて南昌の古刹である佑民寺を訪れるが門だけ見て終わりにする。
南昌八一起義紀念館
1927年8月1日に中国共産党が国民党に対して蜂起した際にここで準備が進められていた。現在は紀念館になっており南昌の一番の観光地になっている。3/31から無料開放になっており人民が結構並んでいた。入場券の受取りには身分証が必要なのでパスポートを忘れないようにしなければならない。
江西省博物館
ここも3/31から無料開放になったのだが行列になるほどの人気は無く本来は入場券を受取って入場だが人民は自由に出入していた。しかし、館内にはそれなりに見学者がいるので閑古鳥が鳴いているということは無かった。ここの一番の目玉は景徳鎮の陶磁器だろう。
5206次 硬座で南昌→景徳鎮
1300頃、南昌駅に戻り安売りの1kg1元のミカンを待合室で食べていると隣の人民のおっさんが「この切符は座席指定か?」と聞いてくるので「これ無座だよ。見て分かるだろ!」と答えるとおっさんは首を横に振る。どうやら文盲のようだ。というよりも少数民族で文盲なら多少は理解できるが、どう見ても漢族のおっさんだ。一体どういう事だ?
1430過ぎに改札が始まり乗車するのだが切符に「加5車」と表示されていたので何となく気付いていたが滅茶苦茶混んでいる。増結車輌が6両あったのだが乗車率は150%は超えているだろう。1204次よりはましだったが、色々な意味で当たりくじを引いているような・・・。景徳鎮には列車が遅れ0920頃に到着する。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 13.2元 | |
宿泊費 | 25元 | |
切符 | 24元 | 硬座 南昌→景徳鎮 |
バス | 1元 | 路線バス |
理髪 | 5元 | |
荷物保管料 | 10元 | |
合計 | 78.2元 |
景徳鎮を見物するが
0830頃に宿を出て駅で黄山行きの切符を購入して景徳鎮陶瓷文化博覧区へ向かう。景徳鎮駅からバスでも行けるようなのだがバス停がどこにあるかよく分からないので徒歩になってしまった。0930頃、景徳鎮陶瓷文化博覧区に到着するが入場料が50元なので入口だけ見て終了である。
それに、景徳鎮は現在では磁器の生産はしていないらしい。薪を大量に使用するので自然保護のためらしい。
6092次 無座で景徳鎮→黄山
今日は1416発の6092次で黄山へ向かうのだが無座なので席が確保できるかが非常に重要だ。
列車に乗車してみると車内は空いている。無座切符でも余裕で席を確保できたというかこの列車の切符はもしかしたら全て無座なのかもしれない。
黄山まではのんびりと各駅停車の旅で1910頃、黄山駅に到着する。黄山駅前には高そうな賓館が何件かあるが 自分はとても泊まる事は出来ない。
黄山のユースホステルは満室だった
黄山駅を出て屯渓の街を歩くがまずは宿探しだ。駅の近くに黄山国際青年旅舎があるので向かうが何と満室で泊まれなかった。今までユースホステルを利用した際は数時間待つことはあったが満室で泊まれなかったのは初めてだ。まあ、原因は分かっている。夜に到着した事。そして、最大の原因は今年から清明節が祭日になり3連休となっており今日がその初日なのだ。大丈夫だと思っていたが甘く見ていた・・・。
おかげで黄山での観光というか情報収集のやる気が無くなり、さっさと 南京へ移動することに予定変更する。とりあえずその辺の招待所に1泊することにして黄山駅で明日の南京西行きの7102次の切符を購入する。
それにしても、まさかユースホステルに泊まれないとは・・・。黄山駅周辺には宿はたくさんあるが賓館ばかりで1泊200元、300元というのばかりだ。路地に入れば招待所、旅社はあるが観光地なので調子に乗ってぼったくり料金なので注意が必要だ。汚い部屋でも40元とかふざけた事をほざく所もあるし・・・。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 11.5元 | |
宿泊費 | 30元 | |
鉄道 | 11元 | 無座 景徳鎮→黄山 |
鉄道 | 23元 | 硬座 黄山→南京西 |
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 76.5元 |