江蘇省旅行記~揚州

5096次 無座で南京→揚州

jiangsu_150昼ちょうどに12日滞在した南京夫子廟国際青年旅舎をチェックアウトして1路のバスで南京駅へと向かう。

jiangsu_15112:30頃、南京駅に到着する。荷物検査を終えて待合室で改札を待つ。

jiangsu_152それにしても南京駅は近代的で深圳、上海南駅と並び中国の最先端を行く駅だ。はっきり言って駅というより空港みたいだ。

jiangsu_153中国の他の駅も南京駅みたいなら凄いのだが。

jiangsu_15413:30頃、改札が始まるが駅に入る時に改札が済んでいるので実際には改札はなくそのままホームへ向かう。

jiangsu_155ホームへ降りて列車に乗車というところで予想外の自体が・・・。列車の扉が閉まったままで準備が出来ていなかったのだ。おかげでホームに乗客が溢れて乗車する時は並ぶ事を知らない人民を掻き分けて乗車する。

jiangsu_156列車に乗車して荷物を置いて発車を待つのだが今回は何故か無座切符なのだ。しかも、5/1に南京駅で購入しているのだが無座切符・・・。早めに買ったのに どうして無座なんだ?でも、結局は揚州まで座れたので問題なし!14:08に定刻どおり発車して15:30頃、揚州に到着する。出口を出るとタクシーの運ちゃんたちが待ち構えていたが無視して陽州駅からは26路のバスで市内へと向かう。

揚州百匯国際青年旅舍

jiangsu_15726路のバスに乗車して西門で下車して5分ほど歩き揚州百匯国際青年旅舍に到着する。

jiangsu_158労働節の連休は終わっているのでドミトリーは空いており揚州での拠点を確保する。

揚州城遺址

jiangsu_15916:45頃、散歩に出かけるが近くに揚州城遺址というのを見つける。

jiangsu_160隋から宋にかけての遺跡で北宋の城壁が保存されているのだがガラスがあって見えにくい。

jiangsu_161揚州城遺址。

揚州八怪紀念館、文昌閣

jiangsu_16217:15過ぎに揚州八怪紀念館と文昌閣を見物する。この辺りが揚州の中心地のようでかなり賑わっている。

jiangsu_163文昌閣

四望亭

jiangsu_164文昌閣から通りを北へ進むと南宋の嘉定年間(1208-1224)に建立された四望亭にたどり着くが内部は乞食の住処となっているようで寝床があった。

jiangsu_165内部は乞食の寝床と化していた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 75元 1泊25元×3
バス 2.8元 路線バス
合計 74.8元

楊州駅へ切符を買いに行く

jiangsu_16609:00頃、ユースホステルを出て26路のバスで揚州駅へ向かう。昨日は揚州に到着してすぐにユースホステルへ移動したので今日は明後日の南京行きの切符を購入する。

痩西湖風景区

jiangsu_16711:00頃、痩西湖を訪れる。

jiangsu_168痩西湖は隋や唐の時代から建設され始めた庭園で杭州の西湖に見立てて造営され痩西湖と名付けられたらしい。湖上園林として中国ではかなり有名だそうで確かに観光客がたくさんいた。欧米人も数人ほど船で観光しているのが見えたので海外でもそこそこ有名なようだ。もっとも実は海外では有名で自分が知らないだけかもしれないが・・・。

jiangsu_169で、肝心の入場料なのだが90元だった。これでは見ることは出来ないのだが輪タクの運ちゃんたちがしきりに声をかけてく る。入場券を買えない観光客に声をかけても無駄なのだが・・・。例え金があっても無視だけど。

中国揚州仏教文化博物館

jiangsu_170痩西湖を離れ徒歩で西へ向かうと1120頃、中国揚州仏教文化博物館に到着する。

jiangsu_171元は天寧寺という清代に建立された寺なのだが仏教専門の博物館になっている。言い伝えだと天寧寺は東晋の名宰相である謝安の邸宅を改築して清代に乾隆帝が母の為に増築したとか。入場券売場を覗いてみると入場料は40元で迷わず立ち去る。

史可法紀念館、個園、揚州民間収蔵展覧館

jiangsu_172中国揚州仏教文化博物館を立ち去りすぐ近くの史可法紀念館を訪れてみる。史可法は明末清初の抗清民族英雄だ。崇禎元年(1628)に科挙の進士に及第し、 李自成により北京陥落後は南明の弘光政権の樹立に尽力して揚州城を包囲する清軍との戦いに参加している。ここの入場料は20元だった。

jiangsu_17311:30頃、中国四大名園のひとつである個園を訪れるが蘇州の摂政園などの庭園同様に入口を見て終了である。入場料は40元だ。

jiangsu_17411:40頃、個園のすぐ近くに揚州民間収蔵展覧館というのを見つける。明代に建立された准提寺を博物館として利用しているようだ。まあ、見物はしなかったので何が収蔵されているかは分からないが入場料は15元だ。

京杭大運河

jiangsu_17512:30頃、25路のバスに乗車して揚州汽車東站で下車する。5分ほど東へ歩くと京杭大運河に到着する。

jiangsu_176万里の長城と並ぶ建造物で中国政府が世界文化遺 産に登録しようとしているようだ。実際にどんな物か見に来てみたのだが古代の建造物という雰囲気は全く無かった。ただのドブ川だった。このドブ川の世界文化資産が本当に登録されるのだろうか?

jiangsu_177京杭大運河。奥は北京方向。

ご飯を炊く

jiangsu_17813:00頃、ユースホステルに戻り青島で欧米人が投棄していった韓国米を炊いて食べてみた。今回の旅で初めて米を炊いたのだが中国の炊飯器はボロイのでご飯は炊けたが釜の底が焦げていた。肝心のご飯はちょっと水が多かったが美味かった。

電力の浪費が酷い

夜になってドミに中国人Aがやってきた。これで7人ドミには自分を含め宿泊客3人になった。残りの1人は朝寝ている所は見たがどこの国の人かは不明だ。 で、Aは夜は暑くないのに何故かエアコンを稼動させる。Aが部屋を出て行った隙にエアコンを停止させるが設定温度が26度になっている。この設定温度は外より暑いのでは・・・。

そして、窓を開けると涼しい風が入ってくる。揚州は昼間は暑いが夜は涼しいのに、どうしてAは意味の無いエアコンを使うのだろうか?しかもAは南京人だ。暑さには強い筈だ。今までに似たような事が多々あったが中国人の電力の浪費は酷い。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 8元 揚州→南京
バス 6元 路線バス
合計 14元

大明寺

jiangsu_179今日は朝から雨が降ったりやんだりして天気が悪い。10:10過ぎにユースホステルを出て大明寺へ向かう。大明寺は鑑真和上が修行をしていた寺で南朝の宋武帝大明年間に建立されたので大明寺と呼ばれ、清の乾隆帝も訪れたことがあり1500年以上の歴史がある揚州の千年古刹である。鑑真和上が修行していた寺ということもあり日本人が揚州観光をする際の定番の観光地でもある。10:40頃、大明寺の塔が見 えてきた。

jiangsu_180周辺は整備され観光バスの駐車場がちゃんとあるほどだ。10:45頃、大明寺に到着する。山門の前では記念撮影をする人民たちがおりそれなりに賑わっている。しかし、入場料は45元で寺にしてはやたらと高い。今まで寺の入場料は5-15元ぐらいが多かったのだが、ここは寺と言っても参拝客で賑わうというより観光客で賑わう寺のようだ。

揚州唐城遺址博物館、揚州漢広陵王墓博物館

jiangsu_181大明寺の次は揚州唐城遺址博物館へ向かう。大明寺の隣の区画なので10分ほど歩いて1055頃に到着する。

jiangsu_182唐代の揚州城の遺跡を博物館にしているようだが観光客は見当たらず。入場料は25元だった。続いて隣の揚州漢広陵王墓博物館へ向かう。15分ほど徒歩で東へ向かい11:10頃に到着する。

米と牛乳を買う

jiangsu_184ユースホステルへ戻る途中でスーパーがあったので物価調査を兼ねて寄ってみる事にする。最近はインフレが酷く食料品は総じて値上がりしているのだが米が1㎏で2.9元とそこそこ安いので買っておくことにする。米は1㎏3元以下なら買いなのだ。

jiangsu_183そして、牛乳が950ml2本で10元で、これも安い!普通なら1本 で7-10元ぐらいが相場なのでお買い得だ。極めつけはビール650mlで1.9元というのがあった。コカ・コーラの600mlで2.6元なのだから、これは激安だ。コカ・コーラよりビールが安いとは恐るべし中国!でも、さすがにビールは買わなかった。牛乳はすぐに飲まないといけないのでビールまで飲んでいられないからだ。

揚州炒飯を食べる

jiangsu_185米と牛乳を購入してちょうど昼時なので珍しく自分から見て高そうなレストランに入ってみる。因みに米と牛乳を持ったまま入店している。もう完全に人民に同化しています。レストランではもちろん揚州に来たので揚州炒飯を食べるのだが普通の炒飯と揚州炒飯の違いとは一体何のか自分には分からない。

揚州炒飯は8元でかなり高いがなかなか美味かった。いつも食べる鶏蛋炒飯はほとんどの店で油を多く使っているのだが今日食べた揚州炒飯は油少なめであっさりしていた。 今日は予算を使いすぎたが明日以降はかなりの緊縮財政で過ごすことにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
合計 25元