江南旅行記~南京・鎮江

K26次 無座で黄山→南京西

jiangnan_09306:20頃に起床して出発準備を整え07:00頃、黄山国際青年旅舎をチェックアウトする。黄山駅前には黄山行きのバスが既に待機しており、おっちゃんやおばちゃんが声をかけてくる。朝から活発に営業活動をしている。でも、自分は昨日黄山を見てきて、これから南京へ行く事を告げると営業活動終了!残念ながら自分は金にはならないのだ。

jiangnan_094駅の待合室に入り改札が始まるのを待つが利用客が少なく待合室は静かだ。

jiangnan_09507:30頃に改札が始まりホームに入線して来た列車に乗車する。

jiangnan_096車内は5割以下の乗車率で余裕で座れた。それもボックス席を丸ごと占領だ。終点の南京西駅まではのんびり外の景色を見ながら過ごせると思ったが績渓でガキを連れた人民が目の前に座りやがった。空いている席に座るだけなら全く問題は無いのだがガキが五月蝿い。

おまけに目の前で親子でヒマワリの種を喰い始めた。ヒマワリの種を食べるのは問題ないが種の皮が床に散乱し始める。「人民の親子よ。そんなにもハムスターの餌が美味いのか?」「てめえらは共産党のいう事を聞いて文明人になる気はねえのかよ?」と言いたい所だが人民の親子の行動を黙って観察する。観察中には乗務員が車内清掃をしてゴミが片付けられたが数分後には床にヒマワリの種のカスが・・・。

jiangnan_097そして、乗務員もこの状況に文句を言い始めるが、所詮こういう人民にはサル程度の知能しかないので全く効果なし!こうして、人民の親子がいなくなる馬鞍山まで不快指数100で過ごす。馬鞍山を過ぎてようやく平和が訪れる。14:20頃、南京西駅に到着する。

南京瞻園国際青年旅舎

jiangnan_09816路のバスに乗車して長楽街で下車して夫子廟と瞻園の間にあるユースホステルの南京瞻園国際青年旅舎(Nanjing Sunflower International Youth Hostel)へ向かう。

jiangnan_099で、8人ドミは会員証を使って40元→35元で宿泊でき た。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.8元
宿泊費 35元
バス 0.8元 路線バス
合計 59.6元

明功臣墓 呉良、呉楨墓

jiangnan_10009:00頃、1路のバスで南京駅へ行き136路に乗換えて鎖金村で下車する。今日は明功臣墓 呉良、呉楨墓を探すのだ。呉良は明の功臣で江国公に封じられ、呉楨は海国公に封じられている。さて、呉良、呉楨墓があると予想していた高級住宅地の新世界花園で警備員に聞いたら「無い」とか言って来るので近くの南京師範大学の施設で警備員に聞いてみても「無い」の答えだ。

確かにこの近くにあるはずなのだが 見つからない。一旦出直す事にして南京瞻園国際青年旅舎に戻りネットで情報収集すると南京電影機械廠の敷地内にあったらしいが南京電影機械廠は既に無く なってマンションが建っているらしい。やはり、新世界花園が怪しい・・・。

jiangnan_10114:00頃、再び捜索開始!今度は山の中から探してみる事にする。新世界花園の裏側を探すと新世界花園の敷地内に石像が見える。やっぱり、あるじゃないか!入口の警備員「無い」とか嘘つきやがって!でも、敷地内に勝手に入れないように壁があるので困ったな・・・。無断で入るわけには行かないし・・・。

壁越しに覗いていると工事のおっちゃんが声をかけてきたので「呉良墓を見物した い」と言ったら「どっから来たんだ?」とか言うので「そこの山を越えて来たんだよ」と返答すると「山越えてきちゃ駄目だよ!そこの入口から出てってくれ!」とか言われたので出て行く事にする。

jiangnan_102でも、呉良墓はしっかり見物して行く。しばらくするとに警備員が来て「何処から来たんだ?」とか訊くので「そこの山を越えて来た。今朝、入口で呉良墓があるか訊いたら『無い』と言われた。ずっと山の中を探していたけどここにあるじゃないか!」と一方的に文句を言ったら「次からは入口から入るように」と言われて他には何も無かったが「もう来ないと思う。一回見たら十分だろっ!」と思いつつ14:50頃に外へ出る。

南京大虐殺紀念館

15:50頃、南京大虐殺紀念館にやって来た。6度目の訪問で特に目新しい物も無いだが、今回は今まで撮影禁止だった万人坑遺址では人民が撮影していたの で一緒になって撮影をする。警備員が今までと違っていなくなっていたので撮影可になったのだろうか?それとも偶然にも警備員がいなくなっていただけだろう か?まあ、遠慮なく撮影して退散する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.8元
バス 11.2元 路線バス
合計 27元

南京は公交IC卡で買い物が出来る

jiangnan_10308:00頃に起床する。今日は鎮江へ移動するのだが、その前に公交IC卡の残額を使い切ってしまおうと思い宿の対面にあるスーパーの蘇果(苏果)で買い物をする。実は南京の公交IC卡は南京市内の蘇果で買い物の支払いに使う事が出来るのだ。電子マネーっていうやつだな!交通機関以外でも公交IC卡が利用できる南京はかなり凄い。

jiangnan_104買い物ではLGの歯磨き粉と南京特産の雨花茶を購入する。雨花茶は土産に買ったが人にあげる訳ではない。自分で飲む為である。

D429次 二等座で南京→鎮江

jiangnan_10510:00頃、雨が降る生憎の天気だが南京瞻園国際青年旅舎をチェックアウトして33路のバスで南京駅へ移動する。渋滞が酷く11:00頃、南京駅に到着 する。南京駅へはバスより地下鉄の方が便利だな。切符売場で鎮江行きの切符を購入して待合室へ移動。

乗車する列車はD列車で13:07発なので2時間近く 待つ事になる。隣の鎮江市なら待ち時間とか考えるとバスで行った方が楽そうだが、D列車で乗り鉄は捨て難い。12:45頃に改札が始まり乗車する。南京を発車して30分ほどで鎮江に到着する。

鎮江小山楼国際青年旅舎

jiangnan_106駅を出て2路のバスに乗車して伯先公園(伯先公园)で下車して西津渡古街へ入り歩いて行く。14:30頃、鎮江小山楼国際青年旅舎に到着する。

jiangnan_107鎮江小山楼国際青年旅舎

本日の出費
項目 金額 備考
食費 57.8元
宿泊費 35元
鉄道 20元 二等座 南京→鎮江
バス 0.8元 路線バス
合計 103.6元

やずやのCM撮影地「西津渡古街」

jiangnan_10809:40頃、西津渡古街を散歩してみる。西津渡は千年以上の昔から長江の港として栄えてきたそうで街の中には唐代~清代の石畳の跡や元代に建立されたチベット仏教のチョルテンが保存されていたりする。

jiangnan_109現在は観光開発が行われ西津渡古街として売り出し中のようだ。新しい明清建築の建物が並び雰囲気はなかなか良い。

jiangnan_110で、鎮江と言えば黒醋、香醋だ!そして、香醋と言えばやずやだろう。別に自分はやずやの回し者ではないが、この西津渡古街はやずやのCM「量り売り」編の撮影地なのだ!因みに西津渡古街の入場料は西津渡古街に幾つかある観光地に入らなければ必要はない。観光地を見る場合は30元必要だ。

jiangnan_111西津渡古街

jiangnan_112鎮江英国領事館旧址

jiangnan_113そして、西津渡古街には英国領事館旧址や赤壁の戦いで諸葛亮と周瑜が曹操軍に火計を用いる相談をしたという雲台山(蒜山)がある。

甘露寺

jiangnan_11410:00頃、北固山公園を訪れる。ここは甘露寺、太史慈墓、魯粛墓があり三国志関連の観光地になっている。但し、入場料が40元して高い。甘露寺は劉備 を孫尚香が見合いをした場所として有名だ。それと、劉備と孫権が剣で石を割ったのもここだったな。

jiangnan_115そして、北固山公園には太史慈墓、魯粛墓もある。幸い貧 乏バックパッカーの為か外から柵越しに見物できるようになっていた。

jiangnan_116いや、誰も見ないから放置という事なのかな・・・。

K187次 無座で鎮江→無錫

jiangnan_11711:30頃、鎮江小山楼国際青年旅舎をチェックアウトして2路のバスで鎮江駅へ行く。12:00頃、鎮江駅に到着する。

jiangnan_118

jiangnan_119切符売場で無錫行きの切符を購入して1254発のK187次で無錫へ移動する。

D635次 二等座で無錫→蘇州

jiangnan_12015:00頃、無錫に到着する。無錫では三国城でも見物しておこうかなと思い無錫国際青年旅舎へ行くがドミが満室・・・。

jiangnan_121無錫観光は省略することにして無錫駅へ戻り蘇州行きの切符を購入する。

jiangnan_12216:35発のD635次に乗車して蘇州へ向かう。


D列車に乗って蘇州へ移動なのだが乗車時間が20分ほどしかなく最高時速は170km/hしか出ておらず250km/hの世界は体験できずに乗り鉄の消化不良となる。

蘇州小雅国際青年旅舎

游1路のバスに乗車して市立医院東区東(市立医院东区东)で下車して東へ5分ほど歩き蘇州小雅国際青年旅舎に到着する。ドミは1泊40元でとりあえず2泊する事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.2元
宿泊費 80元 1泊40元×2
鉄道 19元 無座 鎮江→無錫
鉄道 13元 二等座 無錫→蘇州
バス 11元 路線バス
合計 146.2元