重慶を離れる
今日でいよいよ重慶を離れて内モンゴル自治区フフホトを目指して移動開始である。国慶節の避難避難生活でも11泊12日は長かった。昼前に重慶純真年代国際青年旅舎をチェックアウトするのだが宿の人が笑いながら「何日居たの?」と聞かれるほど長期間の滞在だったようだ。まだ開業したばかりのユースホステルだから10日ぐらいでも長期滞在になってしまうのだろう。磁器口も国慶節を過ぎて普段の光景に戻ったのだが空いていて歩くのも楽だ。
すぐに磁器口を出て808路のバスに乗車して重慶駅へ向かう。1300頃、重慶駅に到着する。
1726次で重慶→渭南
いつものとおり荷物検査を終えて侯車室で待つことになるが1726次は1600発で3時間弱も時間がある。まずは座って待つのだが改札口に人が並び始めたので1430頃に並んで待つ。
早めに並んでおかないと並ぶことを知らない人民に割り込みされて不快指数が高まるので今回は早めに手を打ったが作戦は別の意味で失敗であった。前に並んでいた民工の体臭が凄くて結局不快指数は上昇してしまった。この民工は夫婦で太原方面へ行くようだが妻は夫の体臭が凄いことに気付いていないのか?
1530過ぎに改札が始まりようやく民工の体臭から解放され2番線ホームへ向かう。
始発駅では車内は綺麗だが時間が経つにつれ民工たちが痰や唾を吐き・・・。
乗車する車両は14号車なのだが運良く先頭近くの車両だったので乗車して荷物を置いて車内撮影をしてすぐに機関車の撮影へ赴くが機関車が連結されていない。これから連結するということは連結作業が見られるということだ。
今回は電気機関車の登場です。という事は電化区間を走るということになります。
作業員も現れて準備が始まり機関車も徐行して入線してきて連結作業を見物する。
連結作業の見物も終わり車内に戻り発車をのんびりと待つ。車内はあまり乗客がおらず静かで快適だ。但し、途中の駅で一気に民工たちが乗込んでくるのだろう。それまでは車内は清潔に保たれそうだ。1600に定刻どおり重慶駅を発車する。
日没まで景色を楽しもうと思っていたが重慶は山に囲まれて土地でさらに西安付近まで山の中を走るのでトンネルと山であまり良い景色とはいえなかった。日も沈み1900過ぎに寝るが車内が騒がしいので目が覚める。乗客が一気に乗込んできたようだ。車内は消灯していたので2200過ぎというのが分かりGPSの時計を確認すると2330過ぎだった。
どこの駅(後で時刻表を調べると万源だった)かは知らないが予想通り一気に乗客が乗込んできた。乗務員が静かにするように注意しているが礼儀とか教養とが欠落している民工には注意しても理解できずに無駄であった。大声で仲間を呼んだり話をしている。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 2.5元 | |
合計 | 2.5元 |
朝から民工が騒ぐ
夜も明けて外が明るくなったのだが車内はまだ寝ている乗客が多い。中国の寝台列車は0700に車内放送でラジオが流されて朝を告げるのだが、また民工がやってくれました。0640頃に民工が乗務員にラジオを流すように要求しているではないか。
もちろん、乗務員はラジオは0700からということを説明して拒否するが民工たちは不満のようで一方的に文句を言っている。結局ラジオは0700から流された。朝から民工たちが騒いでいたのを見て「やはり民工は無い使い捨ての労働力だ。」と再認識した。
渭南→西安
0720頃、西安南に到着する。普通なら駅名から判断してここで降りてしまいそうなのだが、周囲は畑で何も無い。西安市内へ行くバスやタクシーもあるか疑わしい。かといって、西安南で西安行きの列車を待つと1154発の4909次まで4時間以上待つことになる。それなら、次の渭南で乗換たほうが西安行きの 列車も多く便利だ。それに、鉄なら鉄道で移動だろう!
0820頃、渭南に到着するが天気は小雨。ここで一旦下車して西安行きの列車に乗り換えるため改札を出て西安行きの切符を購入する。乗車する列車はK361次だ。久しぶりにK列車で、しかも空調付きだ!
0829発になっていたが列車は遅れており少し待つことになる。改札が始まりホームへ向かうとちょうど列車が入線してくる。人民が一斉に走り始めるので一緒に走る。列車に乗車するが車内は大混雑と床に民工どもが吐いた痰と唾で汚染されていた。0838頃、西安へ向けて発車するが混雑で身動きとれず、おまけに床は民工どもが吐いた痰と唾で汚染されているので 荷物は置けずにこのまま西安へ向かう。
西安到着
まずは宿を決めなければならないが西安にはまだ宿泊していないユースホステルがあるので今回は「西安書院青年旅舎」に宿泊することにする。場所は南門のすぐ近くで以前宿泊した西安湘子門国際青年旅舎にも近い。西安駅前から603路のバスに乗り南門で下車する。HPで場所を確認しているのですぐに到着する。4人ドミトリーが20元(会員料金)なので3泊することにする。とりあえず、この3日間でどの経路で内モンゴルへ行くかを決めなければならない。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 11.5元 | |
宿泊費 | 60元 | 1泊20元×3 |
バス | 3元 | 路線バス |
鉄道 | 8元 | 無座 渭南→西安 |
合計 | 82.5元 |
雨で五丈原行きを断念
0615頃、起床するが天気は小雨だ。インターネットで西安の天気を調べると3日間ぐらい天気は雨のようだ。西安滞在中に五丈原へ行こうと思っていたが、 雨の日に三国志観光をすると漢中へ行ったときのように、また転んで泥まみれになる可能性が高い。今回は五丈原行きは諦めて内モンゴルへの切符調達だけにす る。
1676次の切符を購入
0800頃、西安駅で10/12の1676次、包頭東への切符を購入しようとするが西安駅の售票厅は窓口が全て当日と明日の切符しか販売していなかった。 今まで大都市の駅の售票厅だと10日以内の切符も買えるはずなのだが何故か西安は違った。2ヶ所ほど窓口に並んでみたのだが追い払われてしまった。端末自体は10日先の切符でも発券できるが駄目だった。
仕方ないので5元の手数料が掛かるが近くの火车票代售处で購入する。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 15元 | |
鉄道 | 171元 | 硬臥 西安→包頭東 |
バス | 2元 | 路線バス |
発券手数料 | 5元 | |
合計 | 193元 |
今日も天気は雨
今日も天気は雨だ。西安では完全に列車待ちでの滞在になってしまった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 0元 | |
合計 | 0元 |
1676次で西安→包頭東へ
1130頃、西安駅に到着すると既に改札が始まっていた。列の一番後ろに並んで改札を通過するが割り込みがあるので並んでもあまり意味が無かった。列車に乗り込むが既に車内は混雑していたが荷物の置き場は無事に確保できた。
荷物を置いて機関車の撮影に向かうが今回はディーゼル機関車の東風4だ。
途中に非電化区間があるようだ。いや、ほとんどの区間かもしれない。1220に定刻どおり発車する。
発車してからは外の景色を見ながら一昨日買った饅頭を食べながら過ごすが饅頭の一部が黒っぽく変色していたりするので腹壊しそうな部分を排除しながら食べる。
夕方になり外は暗くなってきたのだが車内は明かりが点かないままなので乗客の一部が「开灯!(電気点けろ!)」と騒ぎ始める。他の車両は明かりが点いていたので更に乗客が騒ぐが外が完全に真っ暗になってようやく明かりが点いた。夜になったので列車での移動時はこのまま寝て過ごすので一日が終わるのだが、今回はいつもとは違っていた。
糞してたら乗務員がトイレを開錠していきなり開ける
トイレで糞をしていたら鍵の掛かった扉を乗務員がいきなり開けてきた。乗務員はすぐに扉を閉めたがこちらは「おまえはそんなに人が糞しているところを見たいのか?」と思いつつご機嫌斜めに・・・。列車のトイレで乗務員がいきなり開錠して扉を開けたのには初めて遭遇した。大体遭遇していたのはトイレの鍵をかけずに用足しや脱糞中の人民だったのだが・・・。でも、女性の用足し中に乗務員がいきなり開錠して扉を開けたらどうなるのだろうか?
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
バス | 1元 | 路線バス |
合計 | 1元 |