杭州旅行記2007

杭州湖中居青年旅舍に拠点を移す

hangzhou01昨日は寝床の確保に苦労したが今日は大丈夫だろうと08:55頃に興意旅館をチェックアウトする。杭州東駅からY5路のバスで杭州花圃で下車して徒歩5 分、09:40頃に杭州湖中居青年旅舍に到着する。西湖周辺を観光するには最適の立地である。早速ドミトリーが空いてるか聞くと空いているので、とりあえ ず2日泊まることにした。通常は1泊50元だがユースホステルの会員は40元だった。これでユースホステル会員への加入費用は減価償却完了である。

1泊40元はユースホステルの中だと高い部類に入りそうだが部屋が凄かった。ドミトリーなのにトイレ・シャワー付で部屋も広い。上海旅行者青年旅舍と同系列の ユースホステルなのにレベルが違う。一体どうなっているんだ?まあ、とにかく荷物を置いて早速1週間ぶりにシャワーを使う。体を洗うのはもちろん、いつ洗ったか分からないズボン、Tシャツなども洗濯する。たぶん、列車内では悪臭を周囲にまいていたんだなと考えながら体を洗い洗濯をする。

西湖をちょっと散歩

hangzhou0215:30過ぎに西湖周辺を散歩する。

hangzhou03観光客が多く賑わっているが杭州の地図を買っていないので周辺がよく分からない。今後の列車の確認もかねて杭州駅で地図を買うためK7路のバスで移動。杭州駅に到着して列車の状況を確認後、夕食を食べる。

hangzhou04杭州は予想以上に都会だったため物価が高く食費が余計にかかる。早く農民工が利用するような安食堂を見つけなければ!

hangzhou05食後に駅の売店で地図を購入して宿に戻る。今日もそこらじゅうで花火と爆竹が鳴り響いている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 80元 1泊40元×2
バス 7元
地図 5元
合計 105元

西湖周辺を散策する

hangzhou0609:30過ぎに西湖周辺の散策に出る。まずは30分ほど蘇堤を歩いてみるが観光客が多すぎる。まあ、有名観光地なので仕方ない。

hangzhou07蘇提を歩き終わり西湖の南にある雷峰塔に到着。ここも観光客で賑わっているが入場料が40元もするので外から見て終わりにする。

hangzhou0810:30頃に西湖からちょっと南に歩いたところに中国絲調博物館があり見学をする。

hangzhou09ここは絹についての博物館で無料で見学ができた。バックパッカーにはありがたいところである。

hangzhou1011:30頃に昼食を食べて西湖の東にある呉山広場に到着。

hangzhou11呉山広場周辺も観光地のようで城隍閣や鼓楼などがある。城隍閣は入場料30元なのでここも入口だけ見学して無料で見学できる東岳廟などを巡る。

hangzhou12鼓楼を見学して少し歩くと河坊街に辿り着いた。

hangzhou15河坊街は古い街並みが再現され観光客で賑わっている。

hangzhou13

hangzhou14土産物、漢方薬、お茶などの店が集まりかなり楽しめた。

バス東ターミナルと西ターミナルを調査

15:00頃に杭州汽車東站に到着。ここは上海、蘇州、紹興、寧波などへのバスが発着している。列車の切符が取れなかったときに世話になりそうだ。さらに 周辺には招待所や旅館も多数あり杭州東駅より便利だ。16:00過ぎには杭州汽車西站へ到着。ここは東とは違い宿や店が少なく寂しい。発着しているバスも 知らない地名ばかりで周辺の田舎へ向かうらしい。ここはあまり世話にはなりそうもない。

17:00頃に夕食を食べてスーパーでミカンを1斤 (500g)0.98元で2kg購入したのだが5元支払うがなぜか釣銭が3元だった。原因は店員に「要两公斤橘子(ミカン2kgください)」といったので2kgと2斤の値段を間違えたようだ。ちょっと得をした。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
バス 9.5元 路線バス
合計 27.5元

宿を杭州呉山驛青年旅舎に変えてみる

hangzhou1609:30過ぎに湖中居青年旅舍をチェックアウトしてバスで呉山広場近くまで移動する。11:00頃に杭州呉山驛青年旅舎に到着してドミトリーの空きがあるかを確認する。空きがあったので3泊することに決定する。部屋は特に問題はなくエアコンが付いていた。

昼ごろに呉山広場からK805のバスで黄龍旅游集散中心に向かうが西湖周辺の酷い渋滞で時間がかかった。黄龍旅游集散中心は黄龍体育館にあり杭州市内外の観光路線バスのバスターミナルになっている。ここからは杭州郊外の新昌県の大佛寺へのツアーが毎週土曜日に出ていることが分かった。新昌県の大佛寺は武侠ドラマの射雕英雄传や笑傲江湖の撮影地にもなっ ており見てみたかったのだが大佛寺の入場料が50元と非常に高い。入場料がもっと安ければツアーに参加してもよかったのだが断念せざる終えない。

霊隠寺、梅家塢を見物

hangzhou1714:00頃に黄龍旅游集散中心からバスで霊隠寺に向かうが渋滞で1時間以上かけて霊隠寺に到着。西湖周辺は渋滞が酷いようでバスで観光するよりも徒歩で 観光することを年頭に計画をしたほうがよいようだ。霊隠寺は観光客で混雑しており入場料も35元するのですぐに退散することにする。霊隠寺から徒歩10分 ほどのところに法鏡寺があるのだがここも混雑しており入場料は10元である。

hangzhou18入場料は高くはないのだが人が多すぎるので見物はやめる。寺の入口には子供の乞食3人と親玉の乞食がいた。

hangzhou19どうして寺の入口は乞食が多いのだろうか?16:00頃に龍井茶の生産地で有名な梅家塢を訪れる。

hangzhou20茶畑が広がっているのだが、まだ時期にはちょっと早いので龍井茶の直売はまだやっていなかった。でも、周囲の山々は霞がかかっておりこれが良い茶葉を育てるらしい。明日は中国茶葉博物館でも見学しよう!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 90元 1泊30元×3
バス 13元
合計 123元

宋城、中国茶葉博物館に行く

hangzhou21昼過ぎに宋城と中国茶葉博物館を見物しようと昼食を食べた後に出かける。13:30頃に宋城に到着。ここは宋の時代の街並みを再現したテーマパークだ。非常に賑わっているが入場料が80元もするので驚いた。中国の物価を考えれば非常に高額で金持ちしか入れない場所である。

hangzhou22もちろん自分は入場券を買うことはできず入口から中の様子を伺って宋城から立ち去る。杭州は入場料の高い観光施設ばかりで貧乏人が訪れるような場所が少ない。

hangzhou23そんな中で次に訪れた中国茶葉博物館は無料で見学できるとてもありがたい観光施設である。

hangzhou24霊隠寺の近くまでバスで移動して徒歩で中国茶葉博物館に向かう途中で事故で消火栓が壊れて水が噴出す現場に遭遇する。テレビ局の取材班も駆けつけており野次馬も見物していた。

hangzhou2515:00過ぎに中国茶葉博物館に到着。

hangzhou26周辺には茶畑があり雰囲気もいい感じだ。

hangzhou27博物館にはお茶の歴史、茶葉、茶器に関する展示があり外国人観光客も訪れていた。

東坡肉を食べるが・・・

夕方になり岳廟近くのレストランで特別に奮発して杭州名物の東坡肉を食べるが量が少ない。7元でまあまあの値段と思ったが正直言って「やられた」という感じだ。味も普通だった。他の料理は軒並み値段が高かったので大きな出費になってしまった。やはり貧乏人はレストランではなく食堂で食べるのがちょうど良い。自分は安さと量が最優先で味はどうでも良いので今回の出費は良い勉強になった。

最近は日本にいたときよりズボンに大きな隙間があり明らかに痩せているので食事の量を増やさねばならない。ただでさえ体重が58kgだったのがさらに痩せているのでは危険な状態だ。食費は増やすべきか現状維持か悩むところ だ。20:00頃に宿に戻るとドミトリーは自分1人だけで他の宿泊客はチェックアウトしていた。どうやら、今晩は6人部屋を貸しきり状態に出来そうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 37.8元
バス 6元
合計 43.8元

紹興行きの切符を購入する

hangzhou2810:00頃に明日の紹興行きの切符を購入する為に杭州駅へ向かう。バスで行こうと思ったが節約のために徒歩で杭州駅へ。約40分かけて杭州駅に到着。杭 州駅は先日訪れたときと違い混雑していた。切符の販売窓口も大混雑しており列に並んで待つが並んでいても割り込もうとする客がいるが他の客が許すはずもなく追い出されていた。約1時間15分並んでようやく紹興行きの切符を購入する。上海や広州でもこれほど待ったことはなかったので疲れた。

ちょうど昼過ぎだったのでイスラム教の食堂でカレー炒飯を食べる。杭州では食事はほとんどイスラム教の食堂を利用している。普通の中華料理の食堂だと唐辛子を大量に使い 辛くて、しかも油を大量に使うので胃がもたれる。それに比べイスラム教の食堂は油は少なく、唐辛子はほとんど使わない。値段もあまり高くないので非常に重 宝している。食後は宿へ向け徒歩で戻る。

上海浦東發展銀行のATMを利用

hangzhou2914:00頃に徒歩で宿へ戻る途中に手持ちの人民元が200元以下になっているので上海浦東發展銀行のATMでJTBグローバルキャッシュを使い現金を引き出す。ここのATMでもJCB、VISAなどでも現金が引き出せるようになっていた。自分はクレジットカードは持っていないが中国のATMもかなり便利になっている。参考になるかと思いATMの写真を撮っていたら警備員に「なに写真とっているんだ!」と因縁つけられた。どうやら写真は撮っちゃいけないらしい。 それ以前に不審者扱いをされている。ATMを利用している顧客なんだけどなあ。まあ、現金を引き出したので早々にその場から逃げる。

hangzhou30宿に戻る中に革命烈士紀念碑を見ていないことを思い出す。革命烈士紀念碑は呉山広場の南、宿の裏山である紫陽山の麓にある。宿を通り過ぎて5分ほど山道を 歩くと革命烈士紀念碑が見えてきた。近くには浙江革命烈士紀念館があるのだが春節期間中は休館になっていた。周辺を散策して15:00頃に宿に戻りHP制作を始める。杭州では他にも見たい観光地があるのだが春節で観光客が多く交通渋滞が酷いので今日で杭州観光は終わりだ。

夜になって部屋に中国人女性2人組が新たに宿泊客としてきたが、向こうは先客が男とは知らなかったらしく部屋を変更してもらっていた。こちらとしても因縁つけられるのも困るので変更してく れた方がありがたい。おかげで今日もドミトリーは自分1人での貸切のようである。21:00頃に杭州最後の食事として特別予算でイスラム料理の食堂で夜食 を食べる。明日は紹興へ出発だ。

両替
JTBグローバルキャッシュ 2500元 1元=16.41円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 30元
鉄道 13元 硬座 杭州→紹興
合計 43元