桂林到着、陽朔へ
時刻表だと0715着だったので、どうやら遅れて到着したようだ。桂林駅ではホームで日本の駅弁のように名物の米粉が販売されており停車している間に乗客が米粉を購入していた。
出口を出て桂林駅前で呼び込みをしていた陽朔行きのバスに乗車する。陽朔までの運賃は15元だ。
0800頃に出発して途中で客を拾ったり降ろしたりしながら0930頃に陽朔に到着する。
陽朔花満楼国際青年旅舎
陽朔のバスターミナルでバスを降りて桂林方向に3分ほど歩くと陽朔花満楼国際青年旅舎の看板を発見する。路地に入り陽朔花満楼国際青年旅舎に到着!6人ド ミトリーが空いており会員は1泊15元なので7泊することにする。
そして、1階でネットをしていると日本人に遭遇する。最近このHPを見てメールをくれたSNUFKIN先生であった。桂林でノービザからビザ申請をして明日受け取ってそのまま鳳凰へ向かうそうだ。
夕方になると更にもう1人日本人バックパッ カーのN先生とも知り合う。N先生は世界一周の途中なのだが最近のビザ発給停止の煽りを喰らい香港でビザを取得できずにノービザで中国に滞在中であった。でも、香港でビザの個人申請が出来ることについてはどうも知らずに陽朔にまで来てしまったようだ。夕飯はSNUFKIN先生とN先生と共に食べに出かけた。
四川省で地震が起きたようだ
今日はネットをしている時に四川省で地震発生のニュースを知る。昨日、南昌で重慶行きの切符を購入していたら恐らく地震の影響を受けていただろう。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 13元 | |
宿泊費 | 105元 | 1泊15元×7 |
バス | 15元 | 桂林→陽朔 |
合計 | 133元 |
陽朔は白人天国
0700過ぎに起床してネットをしようと1階へ降りるとSNUFKIN先生が既に出発の準備を整えてネットをしていた。暫く話をするとSNUFKIN先生は桂林へ向けて出発していった。桂林でビザを受け取った後に桂林→懐化→鳳凰へと移動するようだ。昼頃に陽朔の街を散歩してみるが暑い・・・。5月でも既 に真夏の暑さだ。
陽朔で白人が最も多い西街を見物してみるとあちこちで白人の旅行客がいる。噂には聞いていたが中国で数少ない白人天国になっていた。
漓江を眺める
あまりの暑さで漓江の川辺で暫く休憩しながら漓江下りの船を見物する。
夜の西街
夕方になりN先生と夕飯を食べに出かける。鶏蛋炒飯と小龍包を食べてN先生の土産物購入の為に西街へ向かう。中国の土産物屋はぼったくりなので、まずは候補の物を挙げながら一通り店を回る事にする。
最終的にはミサンガのような物を選び店の姉ちゃんに値段を聞くと45元との事で値切り交渉開始だ。始めは43元とか舐めた金額の下げ方だったのでこちらは希望金額を強気の10元で設定する。最終的には15元で購入することが出来てN先生も満足のようだ。でも、ここは中国だ。15元で売るという事はまだ利益があるという事だから原価は一体いくらだろうか?
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 5.5元 | |
合計 | 5.5元 |
揚堤へ行ってみる
0630頃に起床してネットをしているとN先生が起きて出発の準備を始める。そして、昨日新たにやって来た白人さん2人も起きた。N先生は英語が話せるので白人さん2人と話をしている。自分は英語が全く分からないので特に会話の中に入ることもなく時が過ぎ、N先生が桂林へ向けて旅立っていった。今後はベトナムを目指すようだ。
1100頃、ユースホステルを出て陽朔汽車総站で揚堤行きのバスに乗車する。せっかく陽朔まで来たので周辺を見物してみる事にする。今日は揚堤、明日は興坪を見るつもりだが、この2ヶ所に何があるかは知らない。
揚堤行きのバスは30分間隔で運行されており所要時間は約1時間半だ。途中で山水画に出てきそうな風景を眺めながら1240頃、揚堤に到着する。
バスを降りると一目でよそ者と分かるので客引きのおばちゃんが声をかけてくるが無視して漓江の渡し場へ向かう。
渡し場には欧米人旅行客が数人おり渡し舟で対岸へ渡っていく。対岸には遊歩道があり漓江に沿って徒歩と渡し舟で興坪まで行けるようだ。でも、入場料が16元もする。わざわざ10㎞以上歩くだけで船で漓江下りをする訳ではないのに何故金を取られるんだ?どうせ入場料は地元政府か役人の懐に入るのだし・・・。
まあ、揚堤をちょっと見物して1310頃、 陽朔行きのバスに乗車して帰る。
中国の歯医者って
バスで陽朔へ戻る途中で歯医者の様子に目が留まった。外から診察台が見えるというかもうほとんど青空歯医者だ。あれでは通行人から治療の様子が丸見えである。それに衛生上の問題はないのだろうか?恐るべし中国!
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 7元 | |
バス | 16元 | 陽朔⇔揚堤 |
合計 | 23元 |
興坪
1000頃、ユースホステルを出て陽朔汽車総站で興坪行きのバスに乗車する。興坪行きのバスは15分間隔の運行なのであまり待たずに出発する。
1100過ぎに興坪に到着する。バスを降りるとまずは客引きのおばちゃんたちが待ち構えているので無視して通りを歩いていく。興坪は田舎だが欧米人も訪れているので土産物屋がそこそこあり英語の看板もある。
埠頭の興坪渡口に到着すると目の前の漓江を漓江下りの船が次々と通過していく。
金持ちは船から桂林の絶景を十分楽しんでいることだろう。貧乏人の自分は埠頭から景色を楽しむので十分である。
1140頃、埠頭を離れ近くの山に登り始める。山の上に友好亭という展望台があるようだ。
1230頃、友好亭に到着する。ここからの眺めもなかなかの物だが体力の消耗が激しすぎて暫く休むことにする。
1300頃、埠頭に戻り興坪の古い街並みを見ながらバス乗り場へ戻る。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 11元 | |
バス | 11元 | 陽朔⇔興坪 |
合計 | 22元 |
今日は天気が悪い
今日は朝から曇りで時々雨が降っている。曇りと言っても陽朔は南国なので蒸し暑くて汗が吹き出る。陽朔では特に見て周るところは既にないのでのんびり過ごすことにする。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 9元 | |
合計 | 9元 |
陽朔から移動すべきか?
そろそろ陽朔に飽きてきたのだがビザの期限や次にどこへ行くかなどを考えると桂林や陽朔は非常に中途半端な位置にある。当初の計画通り今から重慶方面へ乗り鉄しに行っても四川大地震から日数も経っていないので行かない方が良さそうだ。それに桂林からは重慶方面への非空調列車が無いので安い切符が無いし、重慶は成都方面への救援物資を積んだ貨物列車や軍の列車が増発されている筈なのでダイヤに遅れが出ている可能性が高い。
かといって、また中越国境の東興へ行ってベトナムを散歩してもつまらないし・・・。動くに動けない状況に陥っている。幸い宿代が安いから何とかなっているが代わりに陽朔は物価が高い。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 9元 | |
合計 | 9元 |
今日は雨
朝から雨が降っており、これでは外に出られない。部屋に籠るしかなさそうだ。幸い部屋には自分1人だけしかおらず昨日のうちに欧米人たちは出て行って貸し切り状態になっている。午後になり欧米人の姉ちゃん3人が新たにやって来た。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 7元 | |
合計 | 7元 |
PCの再セットアップ
今日は雨が止んで曇りの天気だが外には出ずにPCの再セットアップに取り掛かる。今回はOSの再インストールだけではなくパーテーションも変更をするので南昌で購入したDVD-RWにデータをバックアップしなければならないのだが作業を開始してすぐに問題が発生した。DVD-RWに書き込めないのだ。
それも1枚でなく10枚全てだ。やはりSONY製のメディアといっても偽物だったのか?色々試してみたところ4倍速だと書き込めず、2倍速だと書き込めることが分かった。こうして1日がかりでデータをバックアップして夜を迎えた。作業は1日では終わらなかった。
中国人は電力の無駄遣いが得意
今日は新たに中国人の男Aがやって来たのだがこいつがまた曲者で昼間は曇りでそれほど暑くなかったのに夜になり暑いとかほざいてエアコンを稼動させたのだが何故か窓は開けっ放しだ。今まで何度も似たような状況に遭遇しているが、どうして中国人は電力の浪費をするのだろうか?まあ、はっきりいってAにはでんこちゃんに鉄拳制裁を加えてもらいたいぐらいだ。
もちろん、このままAによる電力の浪費を放置する訳には行かない。電力節約、資源節約、二酸化炭素削減の為、Aに対してエアコンを止めることを要求してやった。Aは嫌がっていたがとどめに網戸を開けて「窓が開いているぞ!どうしてエアコンを動かすんだ?」と強めの口調で言ってやったらようやくエアコンを止めた。こうして地球温暖化防止に貢献することができた。それにしても中国は削減義務は無いが京都議定書に批准しているのだから人民もしっかりと地球温暖化防止を考えてほしいものだ。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 10元 | |
宿泊費 | 60元 | |
合計 | 70元 |
PCの再セットアップで思わぬミス
2日目になったPC再セットアップだがバックアップを終えてパーテーションを変更してOSを再インストール、バックアップデータをHDDに戻したのだが、ここで重大なミスが発覚する。今まで集めていた使えそうなソフト、ドライバをバックアップするのを忘れていたのだ。おかげで新たにソフトをDLする必要が発生してしまう。結局夜になっても作業は終わらなかった。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 4元 | |
合計 | 4元 |
今後の予定を練ってみた
陽朔に2週間近く滞在しているので明日は桂林へ移動して香港へ向かう準備をするのだが、実は陽朔汽車站から陽朔→広州の寝台バスが毎日1本運行されており桂林へ出て鉄道で広州へ向かうより距離も短く運賃も安い。でも自分は鉄なので鉄道で移動だ。で、陽朔にはあと一週間いるつもりだったが暇なので予定を前倒 しして行動することにした。来月は東北三省を乗り鉄で巡るのだが今日は時刻表を検索しながら経路をしっかりと調べた。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 7元 | |
合計 | 7元 |
桂林に移動する
0930頃、ユースホステルをチェックアウトして陽朔汽車站から桂林行きのバスに乗車する。とりあえず今日は桂林への移動に留めておく。
そのまま広州や深圳行きの 切符を買って今日のうちに移動しても良いのだが、桂林駅前にある桂林花満楼国際青年旅舎に試しに宿泊しておく。せっかく桂林にもユースホステルがあるのだからどんな物か調査しておこうという訳だ。
バスには白人さんが3人乗車しておりカキ氷を食べている。中国で氷は危ないような気がするのだが・・・。特にA型肝炎が・・・。1100頃、桂林汽車客運站に到着する。速やかに駅前に移動して桂林花満楼国際青年旅舎を探す。
桂林花満楼国際青年旅舎
駅前に桂林花満楼国際青年旅舎があるという話だったのだが看板がちょっと分かり難かったがすぐに到着する。桂林駅の正面で徒歩3分圏内という好立地条件な のだが実は人民たちのアパートの中にあった。
人民の生活観が漂う中にあるユースホステルなのだが白人率は高めのようだ。4人ドミトリーはかなり狭いが元がアパートだから仕方ないだろう。部屋に荷物を置いて桂林駅へ切符を買いに行く。
桂林駅はそこそこ混雑しており30分ほど並んであと少しで自分の番が来るという所で窓口のおばちゃんが昼休憩に入り窓口が閉まってしまう。並んでいた人民たちが文句を言っていたが仕方が無いので別の窓口へ並ぶ。
更に20分ほど並んでいるとお約束の割り込みをする人民Aとその仲間たちが登場する。しかし、窓口のおばちゃんはかなりの猛者のようで人民Aたちに並ぶように注意するだけでなく、かなりの挑発的な態度で人民Aたちをとっちめている。
そして、人民Aたちが自分が並んでいる窓口にやってきたがここでは窓口の兄ちゃんが注意する前に並んでいた人民たちがぶち切れた。爺さんが斬込隊長になって注意というか怒り始めたら周りの人民が加勢して人民Aたちを追い出そうとしている。人民Aたちも反撃するが結局は爺さんたちに追い出されて割り込みはできなかった。こうして、ちゃんと並んでいた文明人の人民たちは切符を買い自分も切符を購入することができた。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 7元 | |
宿泊費 | 35元 | |
鉄道 | 116元 | 硬座 桂林→広州 |
バス | 15元 | 陽朔→桂林 |
合計 | 173元 |