ザーラムバスターミナル
07:15頃、ホステルをチェックアウトする。1泊5ドル×8泊で合計40ドルになるがドン払いかなと思っていたらドル払いOKであったのでドルで支払っておく。
今日はベトナム・ハノイから沿海部の国境モンカイから中国の東興へ陸路国境越えをする。通常ハノイから陸路で中国へ行く場合は旅行代理店で友誼関経由南寧行きのバスチケットを手配するのだが、今回は時間、手間、お金のかかるモンカイを目指す。07:45頃、1番バスに乗車してザーラムバスターミナルへ向かう。
08:10頃、ザーラムバスターミナルに到着しモンカイ行きのチケットを購入するが、Lonely Planet Vietnam,Cambodia, Laos &Northern Thailandによればモンカイまでの運賃は260000ドンで所要時間は8時間だ。とりあえず窓口のおばちゃんに聞いてみるとモンカイ直通はなくハロン湾のあるバイチャイ(Bai Chay)で乗り継ぐようだ。まあ、とにかくモンカイ行きのチケットを購入する事にする。
500000ドン札を渡し釣り290000ドンであったので運賃は210000ドンである。なぜロンプラの情報より50000ドン安い?毎年インフレで物価上昇のベトナムなら運賃値上げのはずだが?
ハノイ→モンカイ
窓口にはすでに途中のハロン湾のバイチャイ(Bai Chay)行きのバスの運ちゃんが待機しており、運ちゃんに連れられボロバスに乗車。そして、チケット回収。半券もらえると思ったがもらえなかった。写真撮っておくの忘れた。てっきりヒュンダイあたりの大型バスかと思ったら中国の田舎を走っている中型バスと同じであった。
08:15頃、ハノイのザーラムバスターミナルを出発。客はあまり乗車しておらず渋滞の中をノロノロ運転で客を乗せながら走り満員になる。バスはボロバスでエアコンほとんど効かずに車内はサウナ状態で乗り心地は悪い。これだと8時間でモンカイに到着するだろうか?国境が閉まる前に到着してくれないと。
11:15頃、とうとうサウナ状態のボロバスのエアコンが機能しなくなり窓全開にする。入ってくるのは生暖かい風だがかなりマシになった。この頃、モンカイまで直線距離で約150kmの地点までやってきたが、運ちゃんの運転がかなり荒い。70km/hぐらいで爆走してトレーラーやトラックを次々と追い越すが対向車線のトラックと何度もぶつかりそうになる。そして、ハロン湾が見えてきた。
12:15頃、ハロン湾のバイチャイ(Bai Chay)のバスターミナルに到着。ここで全員降りているので運ちゃんに聞いてみたら、運ちゃんは「MONG CAI OK!」と一言。そして、自分だけ車掌のおっちゃんに連れられてバスターミナル前の国道で通りすがりのHAI PHONG-MONG CAIと表示されたモンカイ行きのバスに乗せられる。
車掌のおっちゃんがモンカイ行きの車掌のおっちゃんに50000ドン渡していたので、これがハロン湾→モンカイの運賃のようだ。しかし、Lonely Planet Vietnam,Cambodia, Laos &Northern Thailandだとハロン湾からモンカイは90000ドンとあるのだが・・・。
なぜこれほど料金が違うのだ?謎だ!
モンカイ行きのバスはちゃんとエアコンが効いており涼しい。モンカイまでは直線距離で約115kmだ。今日中に中国入国できるか?15:00頃、モンカイまで約60kmの地点で休憩となる。約3時間でハロン湾から50kmほど進んで、モンカイとの中間地点になるが進むペースが遅い。頻繁に乗客の乗り降りがあるのでスピードが出ないのだ。
モンカイ到着
バスの情報を確認するとハノイ行きは160000ドンとある。う~ん、ぼられたのか?でも、ディエンビエンフーとラオカイのバスは行きと帰りで運賃が違っていたという例もあるしな・・・。
まあ、とにかくバス情報を確認するが運賃時刻表が紙で貼りだされていたりするのでインフレで運賃変更が多く発生しているのかもしれない。
バスターミナルを出るとボリタクの運ちゃんたちが待ち構えているが通りに出てGPSを頼りに東へと歩く。モンカイの街は結構賑やかな感じであったが、イミグレーション周辺は空きテナントが多くゴーストタウン化している。
ベトナム・モンカイ出国
建物脇で通行料5000ドンを支払い出国手続きの列へ並ぶ。17:28頃、イミグレーションを出て中越友好橋を渡る。
中国・東興入国
橋の中間線が国境で中国側へ入り時間も1時間早くなり北京時間になる。中国側イミグレーションの東興口岸へ入り入国カードを記入して入国カウンターに並ぶ。18:50頃、中国へ入国する。
東興のユースホステル
出口を出るとボリタクの運ちゃんたちが多数待機していたが、そのまま素通りして5分ほど歩いて、19:05頃、入口が分かり難いユースホステルの多米踏沙国際青年旅舍(多米踏沙国际青年旅舍/Dormi International Youth Hostel)に到着する。
とりあえず1泊で部屋は1泊34元(会員料金)の4人ドミトリーだが自分一人で貸切状態。しかし、部屋にはエアコンがなく扇風機しかない!冬は問題ないだろうが夏はヤバイ。おまけにネットにつながらなかった。Wi-Fiにはつながったがルーターから先につながらずネットが使えなかった。どうも失敗した感じがする。
19:30頃、夕飯を食べに出かける。肉絲伴麺(6元/約120円)を食べて、露天でライチ1.5kg(10元/約200円)を購入してユースホステルへ戻る。明日は南寧へ移動かな?
項目 | 金額 | 備考 |
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宿泊費 | 40ドル | 1泊5ドル×8 |
合計 | 40ドル |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
バス | 7000ドン | 路線バス |
バス | 210000ドン | ハノイ(ザーラム)→モンカイ |
合計 | 217000ドン |
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 16元 | |
宿泊費 | 34元 | 会員料金 |
合計 | 50元 |
東興口岸
今日も朝から晴天で汗が吹き出るほど暑い。08:15頃、国境の東興口岸へ行く。すでに国境は開いておりベトナムへ出国する人たちで混雑している。入口では両替屋のおばちゃんたちも営業中だ。
国境の開いている時間は北京時間08:00ー20:00なので結構長い時間開いているようだ。
口岸近くにある清代の国境の石碑と友好橋を見物して、08:50頃、東興関帝廟を見物する。
東興関帝廟
鐘が2011年鋳造だったので新しく建てられた関帝廟のようだ。東興関帝廟の歴史は不明だが城隍もまつられているので城隍廟も兼ねているようだ。おそらく元々あった古い関帝廟を建て直したのだろう。
ユースホステルへ戻る途中で東興口岸前の交差点にある両替屋に寄ってみる。おそらく東興口岸近くで正式な両替屋はここだけであとは無許可の両替屋のおばちゃんたちだろう。窓口の兄ちゃんは昼寝中だったがレートを聞いてみる。レートは100元→340000ドンということで、河口の両替屋とほぼ同じだ。ここのレートを基準におばちゃんたちと交渉というのもありだろう。
ユースホステルへ戻るが部屋の鍵が壊れて10分ぐらい格闘するが鍵が壊れており老板は鍵を壊して扉を開ける。今回は本当に失敗した感がある。
10:25頃、ユースホステルをチェックアウトして東興口岸前の交差点から1路のバスに乗車してバスターミナルの東興汽車客運站へ向かう。運賃は1.5元。東興の市街地は8年前と違い、マンションやビルが並んでおり、もの凄い発展ぶりだ。
東興→南寧
続いて、南寧行きのバスチケットを購入。発車時間は11:20、運賃は68元、南寧までは182km、南寧の江南客運站まで直通だ。南寧行きのバスは直通以外にも防城を経由するバスもあり、南寧の江南客運站以外のバスターミナル行きのバスもある。
出発まで待合室で待機するが、発車時刻の11:20になってもバスが来ない。バスが遅れており11:40頃にバスが到着し乗車する。11:50頃、30分遅れでようやく発車する。
南寧到着
15:50頃、南寧の江南客運站に到着する。ここから先はどこへ行くかはまだ決めていない。東興のユースホステルでネットが使えなかったので、何も決められていないのだ。
とりあえず路線バスの確認をすると41路のバスが南寧駅へ行くのが確認できた。
長寿の郷・巴馬へ
16:30の巴馬行きのバスがまだあるので巴馬行きのチケットを購入する。
運賃は115元だ。巴馬は長寿の郷として有名で観光地として人気らしい。時間まで待合室で待つが発車時刻の16:30になってもバスがこない。
そして、改札口でおっちゃんが巴馬行きの乗客を呼び始めた。ようやく出発のようだ。巴馬行きの乗客が集められるが、集まったのは自分を含め6人だけでワゴンに乗せられて安吉客運站へ移動する。巴馬行きは江南客運站からでなく安吉客運站から出るようだ。
17:10頃、安吉客運站に到着する。運ちゃん曰く18:00の巴馬行きのバスに乗車とのこと。ここで状況が理解できた。
16:30の巴馬行きの客が少ないので安吉客運站の巴馬行きに振り替えたということか。時間があるので安吉客運站のバス運賃時刻表を確認しておく。
17:55頃、改札が始まり、18:05に巴馬行きのバスが発車する。今回のバスは中国のバスにしては設備が良くかなりランクが高い。しかも、珍しくミネラルウォーターが配られた。でも、乗車率は5割ぐらいで予想外に空いている。人気観光地でも夏は暑すぎてオフシーズンか?高速道路の広昆高速を北西へと爆走して、19:40頃にサービスエリアでトイレ休憩。雲南省のサービスエリアと違いトイレなどの設備はかなり劣る。百色から高速を降りて山道を走り、22:10頃、巴馬に到着する。
夜の巴馬に到着
チケット売り場は閉まっているがバスターミナルの巴馬汽車総站で下車。この時間でも他地域からのバスが到着しており、暗闇の中でボリタクの運ちゃんたちが獲物を狙って多数待機中。ボリタクを無視してバスターミナルを出て左(西)へと通りを歩く。高そうなホテルのネオンが多く、巴馬は意外と観光開発が進んでいる気配がする。
巴馬得哥国際青年旅舍
GPSを頼りに歩いて、22:40頃、川沿いにあるユースホステルの巴馬得哥国際青年旅舍(巴马得哥国际青年旅舍/Bama Dege International Youth Hostel)に到着する。予約なしでもドミトリーは空いており1泊30元(会員料金)で3泊する。
部屋は8人ドミトリーだと思っていたら2人部屋であった。宿泊客が少ないから、とりあえず2人部屋に入れておくということかな?設備はトイレ・シャワー付きだがエアコンの代わりに扇風機だよ。冬は問題ないだろうが夏はキツイな。夜も遅いので外へ出ずに寝ることにする。今日食べたのは飴だけだよ。明日はちゃんとご飯を食べよう。
項目 | 金額 | 備考 |
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宿泊費 | 90元 | 1泊30元(会員料金)×3 |
バス | 1.5元 | 路線バス |
バス | 68元 | 東興→南寧 |
バス | 115元 | 南寧→巴馬 |
合計 | 274.5元 |
6月にベトナムへ行きました。
サパが目的地だったの ラオカイ⇄ハノイの夜行列車を利用し中国国境橋が観れました。
中国南方航空利用で広州経由の航空券でハノイ入りしたので次回は中国側から入国してみたいと思います。
中国情報収集していて貴方のブログ記事を見て感嘆しています。
今後も是非情報提供お願いします。
一人旅好きの還暦過ぎのおばあさんより
サパはベトナムの避暑地として外国人に知られている有名観光地ですね。
ハノイから鉄道とバスを乗り継いでいくので旅情が味わえる移動ですね。