甘粛省旅行記2014秋-世界遺産 炳霊寺石窟

蘭州へ移動

夏河→蘭州 国慶節に備えて避難

07:10頃、ユースホステルの甘粛拉卜楞紅石国際青年旅舍(甘肃拉卜楞红石国际青年旅舍)(Labrang Redrock International Youth Hostel)を出てバスターミナルへ向かう。

昨日は午後から雨が降っていたのに、今日の天気は冷え込むが晴れだ。撮影日よりなのだが蘭州へ行かなければならない。残念である。07:35頃、バスターミナルの夏河県公用型汽車站(夏河县公用型汽车站)に到着する。すでに08:30出発の蘭州行きのバスが停車しており乗車して出発を待つ。

6分遅れの08:36にバスは出発して夏河から蘭州へ向かう。蘭州までは約4時間の旅程だ。乗客の中には欧米人が4人ほど乗車していた。

10:30頃、夏河と蘭州の中間の都市の臨夏に到着する。臨夏はイスラム教徒の回族の都市だ。チベット仏教の寺院はなくモスクが多くチベットからイスラム世界の西域に入ったことが実感できる。臨夏からは高速道路を通り蘭州へ向かう。

12:15頃、夏河から約3時間45分で南バスターミナルの蘭州汽車南站(兰州汽车南站)に到着する。

百度地図に騙される

バスターミナルには蘭州駅への直通バスがあるのだが6元でかなり高めだ。急いでいる場合は必要かもしれないが、路線バスを乗り継げば2元で済むので、一応あるということだけ覚えておく。

111路の路線バスに乗車して、バス停の路橋音楽広場で302路のバスに乗り換えるのだが、302路のバスが通っていなかった。百度地図の検索結果に騙された。ある意味でチャイナクオリティだ。

蘭州公交集団(兰州公交集团)のwebサイトで調べておけば良かった。ここで動揺しても何も始まらないし、現状の解決策を考える。その結果、そのまま西へ歩くことになった。西へ行けば駅前通りの天水南路にぶつかるからだ。

西へ歩くこと約20分、13:30頃、蘭州大学に到着した。蘭州大学の前の通りが天水南路なので、天水南路を南へ進むと蘭州駅が見えてきた。

蘭州駅前のユースホステル

この近くに民族大移動の国慶節期間中の避難場所として考えているユースホステルの蘭州女掌櫃青年旅舍(兰州女掌柜青年旅舍)があるはずなのだが見つからない。中国建設銀行の隣ということなのだが、取り壊し中の中国建設銀行の店舗は見つけた。

おそらく店舗のあるビル(华金房地产の看板がある)の10階にあるはずなのだが入口が見あたらない。インターネットの情報だと10階までエレベーターを2回乗り継ぐという事なのだが、エレベーターが見つからない。

ビルの隅に複数の招待所の看板が出ているところがあったので覗いてみるとエレベーターを発見!エレベーターに乗り込むが、ちょうど中国人バックパッカー2人が乗り込んできた。エレベーターは3階止まりで、そのままバックパッカーの後を付いて行くと2つ目のエレベーターに乗り込んだ。

9階で降りて中国国旗の飾られた階段を上り10階に着くと蘭州女掌櫃青年旅舍(兰州女掌柜青年旅舍)のレセプションがあった。ある意味で香港の重慶マンションなみの複雑さだったが、14:00頃、ユースホステルに到着だ。

老版にドミトリーが空いているか聞くと1泊40元ということで1週間宿泊することにする。

部屋は屋上に増築されたような10人ドミトリーでそのまま屋上へ出られるようになっていた。屋上からは蘭州駅が見えて交通の便の良さは明白だ。

入口が分かりにくいのと設備面に問題点は多少あるが蘭州駅から300mほどの立地なのでバックパッカーの宿としては十分泊まる価値はあるだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 280元 1泊40元×7
食費 12元
バス 1元 路線バス
合計 293元

西バスターミナルの蘭州汽車西站

08:30頃、蘭州駅から1路のバスで蘭州汽車西站へ向かう。09:20頃、公交集団のバス停で下車して100mぐらい戻り西バスターミナルの蘭州汽車西站(兰州汽车西站)に到着だ。

ここで劉家峡(刘家峡)行きのバスを確認する。07:00-18:20まで20分間隔ぐらいバスが運行されているようだ。明日の劉家峡行きの計画が固まってきたので蘭州汽車西站での情報収集は終了だ。

五泉山公園

少し蘭州の街なかを歩いて、09:55頃、西湖公園のバス停から130路のバスに乗車して五泉山へ向かう。五泉山のバス停で下車して南へ歩く。五泉山公園入口の五泉広場がバスの発着場所になっているので五泉広場に停車するバスの方が便利だろう。

五泉山公園は漢の将軍の霍去病が匈奴討伐の西域遠征の時に、この地で泉を見つけた故事から来ている。なので、五泉山公園の入口には霍去病の像がある。

五泉山公園には他にも孫文の像もある。

今回、五泉山公園に来てみたのだが残念なことに千佛閣の桟道が閉鎖されており見物できなかった。五泉山公園の一番の見所が崖に作られた千佛閣だったのに・・・。

昼頃、五泉山公園を出て五泉広場へ向かう。五泉広場は路線バスのバスターミナルになっており、急いでいなければ確実にバスに座って移動できる。

五泉広場から12路のバスに乗車して蘭州車站のバス停で下車する。ユースホステルに戻ると10人ドミトリーが自分1人だけになっていた。

チェックイン時に聞いてはいたが今日は10人の団体が来るので一時的に自分は4人ドミトリーに移動することになっているのだが、掃除していた老板娘が「荷物が多いから移動しなくていいよ!」と言ってきた。

どうやら団体は10人以上のようで部屋を上手く分けてくれたようだ。移動するつもりだったのだが、移動せずに済んだ。そして、団体が来ると思っていたら、10人ドミトリーには1人とか、2人とか徐々にベッドが埋まっていく。

宿泊客と話をしているうちに団体だが、個人個人は各地に散らばっていて、このユースホステルが集合場所になっており、明日から張掖などの西域を巡るそうだ。で、老板がわざわざ宿泊客に日本人がいることを知らせているので、珍獣扱いで「何処行ってきた?」とか、「次は何処行くんだ?」など質問攻めに遭遇する。

そして、夜になると普洱茶好きの団体のリーダーのA先生が日程の説明をしており、朝5時起床で6時前に蘭州駅に行くようだ。国慶節の前から民族大移動が起きているようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
バス 3元 路線バス
合計 9元

蘭州→劉家峡

05:30に起床して出発の準備を整える。同じドミトリーの中国人グループ9人も既に起きて出発の準備をしている。中国人グループは張液へ行くそうで国慶節期間中は西域周遊のようだ。中国人グループが一足早く出発するが、リーダーのA先生が昨晩うるさくて申し訳ないと謝ってきた。

さすがに年長者で若い衆をまとめるリーダーになると周囲にも配慮している。こういった周囲に気を使える中国人は滅多にいない。大多数はおサルさんで酷い状況だ。世界中で悪名を轟かせる中国人観光客にA先生を見習って欲しいものだ。

06:00頃に宿を出る。今日は世界遺産の炳霊寺(炳灵寺)へ行くのだ。まずは蘭州駅から1路のバスに乗車する。1路のバスは06:00から運行していたので、すぐに乗車でき出発を待つ。

06:15に蘭州駅を出発して、06:35に公交集団のバス停で下車する。夜明け前で道は空いており20分で公交集団のバス停に着いた。昼間なら渋滞で相当時間がかかるのに大きな違いだ。西バスターミナルの蘭州汽車西站(兰州汽车西站)から劉家峡行きのバスに乗車する。
07:00出発の朝一番のバスで運賃は19.5元だ。8分遅れの07:08にバスが出発するが客を乗せたり荷物を預かったりしながらノロノロ運転で進む。08:20頃、工事渋滞で動かなくなる。

08:35頃、乗客と車掌が相談して迂回路として高速道路を使って向かうことになる。高速道路代として1人5元追加徴収となるが、08:55頃、高速道路に入るとバスは一気に速度を上げて爆走し始める。

劉家峡ダムで車掌が降りる客がいるか確認してきたが、そのまま劉家峡へ向かう。本来は劉家峡ダムで下車して埠頭から船で炳霊寺へ向かうのだが、バスターミナルの劉家峡汽車站(刘家峡汽车站)の情報を確認したいので素通りした。

10:20頃、約3時間かけてバスターミナルの劉家峡汽車站(刘家峡汽车站)に到着する。

劉家峡汽車站(刘家峡汽车站)で運ちゃんたちが声をかけてくるが、ぼったくりタクシーなので相手にせず、バスターミナルでバスの情報を確認する。
バス情報の確認ができたので劉家峡汽車站(刘家峡汽车站)から来た道を戻る。

劉家峡ダムへ

劉家峡ダムの近くまで戻ると標識が出ているのを見つける。「大坝乘船码头」と船の乗り場が書いてある。

標識のとおりに進むと駐車場と「刘家峡水电站旅游接待中心」の建物が見えてきた。水力発電所の観光センターのようだが船の埠頭はどこだ?

よく見たら建物の裏に「黄河三峡游客服务中心」と看板のある乗船券売り場があった。11:00頃、劉家峡碼頭(刘家峡码头)に到着する。
運賃表を確認すると炳霊寺(炳灵寺)行きは一番早い快艇が往復で120元だ。片道1時間ぐらいで炳霊寺(炳灵寺)の見物時間を入れて往復で3-4時間かかるようだ。

他にも大型船とかあるようだが団体しか使えないようで、個人の観光客は快艇しか選択肢はない。早速乗船券を買おうとするが一番速い船の快艇は7人集まらないと出発しないということで客が集まるのを待つことになる。人数が集まるのを待っていると運ちゃんたちが声をかけてくるが、こういう場合は基本は聞き流しておくのが一番だ。

そうして待っている間に炳霊寺(炳灵寺)行きの客が自分を含めて6人集まってきたが、ここで運ちゃんが集まった客を横取りするために船が大きいとか巧みに声をかけてきて、別の埠頭から炳霊寺(炳灵寺)へ行くことになる。炳霊寺(炳灵寺)行きは6人いるが、あと4人集まれば出発となる。

駐車場で客4人を上手く集めて、11:15に10人で劉家峡碼頭(刘家峡码头)を出発する。

劉家峡碼頭(刘家峡码头)のチケット売場のおばちゃんは客を横取りされるのを阻止することすらせずに、そのまま放置だ。自分たちの縄張りで客を横取りされても何ともないようだ。劉家峡碼頭(刘家峡码头)の運営会社は国営企業か?商売やる気なしである。

初めは白タクだと思っていたが、車内をよく見たら「大坝-水上公园」と路線バスの営業許可のプレートがあった。白タクではないようだが客の横取りをして売上を稼いでいるようだ。12:00頃、金水岸という埠頭に到着する。

ボートで炳霊寺石窟へ

ここで客2人が合流して12人で乗船して、12:15頃に出発する。

劉家峡の奥の方にある埠頭のようで炳霊寺碼頭(炳灵寺码头)まで20分ぐらいで到着するということだ。

12:40頃、炳霊寺碼頭(炳灵寺码头)に到着して自由行動となる。出発は14:00なので1時間20分の自由行動となる。

世界遺産 炳霊寺石窟

炳霊寺(炳灵寺)石窟の入場料は50元だが、2014年に世界遺産に登録されたので、いつ入場料の値上げがあっても不思議はない。

世界遺産に登録されたので、しっかり世界遺産の石碑が設置されていた。

峡谷の風景もなかなかの物だが時間がないので炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)へ急ぐ。

炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)について簡単に説明しておくが、炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)は甘粛省臨夏回族自治州永靖県の南西35kmの小積山大寺溝に位置している。

石窟は十六国時代の西秦の建弘元年(420)に造営が始まり、約1600年の歴史があり、歴代王朝の北魏、北周、隋、唐、宋、元、明、清が石窟の造営を続けてきた。

炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)は上寺、下寺に別れ主に観光客が訪れるのが下寺になる。
上寺は下寺から5kmほど離れた場所にあり、専用車で行くことが出来る。

炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)も敦煌莫高窟のように石窟に扉がつけられてアパートのようになっている。

炳霊寺石窟(炳灵寺石窟)は交通手段が船という事もあり行くのが難しく観光客が少ない。

石窟は修復工事が行われている所があり一部の公開されている石窟は見ることができなかった。

そして、世界遺産に登録されたからなのだろうか、警備は保安だけでなく公安まで常駐していた。

蘭州へ戻る

14:00に炳霊寺碼頭(炳灵寺码头)を出発して、14:25頃、金水岸の埠頭に戻る。ここで遅めの昼食となるが、高いので自分はそのまま待機となる。15:40頃、劉家峡碼頭(刘家峡码头)へ向けて出発する。16:15頃、劉家峡碼頭(刘家峡码头)に到着。

運ちゃんに120元支払い、国道213号へ出て蘭州行きのバスが通るのを待つ。16:40頃、蘭州行きのバスが来たので両手を振って停めて乗車する。蘭州までは19.5元だ。バスに乗り蘭州へ向かうが雨が降ってきた。乾燥地域の蘭州で雨に遭遇するとは思ってもいなかった。

蘭州市内に入ると酷い渋滞に遭遇しながら、18:45頃、西バスターミナルの蘭州汽車西站(兰州汽车西站)に到着するが、チケット売場が大変なことになっていた。国慶節は明日なのだが、すでに民族大移動が始まっておりチケット売場が大混雑しているのだ。そして、1路の路線バスに乗車して蘭州駅へ戻るのだが、バスは夕方のラッシュに加えて国慶節の民族大移動で蘭州駅へ向かう旅行客が押し寄せ大混雑になっている。

途中のバス停では乗車できない乗客が続出して、無理やり乗車しようとするおサルさんに対してバスの運ちゃんがブチ切れたりとカオス度が急上昇していた。

19:40頃、蘭州駅に到着するが駅前は大渋滞でバスが動かなくなり路上で乗客が降ろされるというカオスぶりだ。国慶節の民族大移動は恐ろしい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.5元
バス 39元 蘭州(兰州)↔劉家峡(刘家峡)
バス 5元 高速追加料金
バス 2元 路線バス
バス&船 120元 劉家峡碼頭(刘家峡码头)↔
炳霊寺(炳灵寺)
炳霊寺石窟 50元
合計 234.5元

国慶節の民族大移動が始まった

06:30頃に起きてウンコしにトイレへ行くと、まだしていないはずのウンコが目の前に何故かある。猿ウンコ流せよ!何で中国だとウンコ流さないサルがいるんだよ!中国人はトイレで水を流すことを知らないのか?朝から他人のウンコを見ることになるとは・・・。

国慶節の民族大移動が始まった。蘭州駅へ行ってみたが人多すぎだ。インターネットで切符の予約購入をしても発券機には長蛇の列ができている。通常ではありえない光景だ。いつもならほとんど列なんかできていないのに・・・。

ラサ行きの列車の待合室は平和そうだが、一般の待合室は入口に列ができており内部の状態が容易に想像できる。この時期の移動は非常に危険だ。

駅前には特警の車両もあったりして警備も厳しそうだ。というか、人多すぎるし公安が多いのであまり撮影ができない。


蘭州駅の近くにあるバスターミナルの蘭州客運中心にも行ってみるが大混雑だ。とてもじゃないが内部には入れない。

蘭州名物の牛肉麺

今日はあまり外を歩かないほうがいいような気がしてきた。ユースホステルへ戻る前に牛肉麺を食べておくことにする。
蘭州と言ったら牛肉麺だ!そこら中に牛肉麺の店がある。

その辺を歩けば牛肉麺の店があるので、見つけた店で牛肉麺を食べる。値段は6元で安い!安いだけでなく、もちろん美味い!

牛肉麺を食べた後は蘭州駅周辺で一番大きいスーパーの北京華聯でパンとビールを購入する。

ビールは地ビールの五泉啤酒(600ml)が2.2元で、ペプシコーラ(600ml)の2.7元より安い!これだけあれば今日は乗り切ることが出来るだろう。食料を購入したのでユースホステルへ戻り今日一日避難生活である。明日は出かけることが出来るだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 21.91元
合計 21.91元

蘭州の中山橋

09:00頃、蘭州駅前で10路のバスに乗車して書刊批発市場(甘肃书刊批发市场)へ向かう。書刊批発市場は書籍の卸売り市場で書店より安く本が購入できるのだ。日本では本は定価販売しなければならないが、中国では本の値引き販売がされているのだ。

09:30頃、書刊批発市場にやって来たが、国慶節の連休でほとんどの店が休みであった。
国慶節の事を忘れていた。10:00頃、109路のバスで中山橋に向かう。10:50頃、中山橋へやって来た。

黄河に架かる最初の鉄橋で蘭州の主要観光地だ。国慶節ということもあり中山橋には中国国旗が飾り付けられている。ここから黄河を渡れば対岸には白塔山公園があるのだが、山頂の仏塔が工事中のようなので今回は行くのを見送る。

ロンリー・プラネット陝西を購入

陝西省の情報収集のために、あまり利用したくないが新華書店でロンリー・プラネット陝西を探すが見当たらなかったのでユースホステルへ戻ろうとするが、甘粛省人民政府の前にあった広場書城で探してみたらロンリー・プラネット陝西があったので購入する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
バス 3元 路線バス
ロンリー・プラネット陝西 59元
合計 78.5元

鲁土司衙門旧址を目指すが失敗

06:10頃、宿を出て西バスターミナルの蘭州汽車西站(兰州汽车西站)へ向かう。今日は連城(连城)にある鲁土司衙門旧址(鲁土司衙门旧址)へ行こうと思うのだが、バスターミナルで連城(连城)行きのバスを確認するが一番早いバスが09:30出発なので、窯街(窑街)行きのバスに乗車する。運賃は28元だ。

07:30頃、バスが出発するが連城(连城)まで無事にたどり着けるかは謎だ。10:10頃、蘭州の紅古区に到着するが、紅古区のバスターミナル前で客が自分1人だけなったので運ちゃんバスの運行を打ち切りやがった!
バスターミナル前の交差点から乗り合いタクシーに乗れば連城(连城)へいけるという事であったが、窯街(窑街)と民和へのボリタクしかなく連城(连城)は窯街(窑街)の先だ。運ちゃんに騙されたよ!

とりあえず、窯街(窑街)まで行って連城(连城)へ行く方法を考えるしかなさそうだ。しかし、窯街(窑街)行きのタクシーは滅茶苦茶混んでいて、11:00頃、ようやく窯街(窑街)行き乗り合いタクシーに乗車。運賃は5元。

11:50頃、窯街(窑街)に到着する。目の前に永登行きのバスとかがあったので、乗務員のおばちゃんに連城(连城)へ行くか聞いてみたら乗り合いタクシーで行けるという事であった。どうも、このまま連城(连城)を目指してもたどり着けないような気がしてきた。強行軍で行っても連城(连城)から帰ってこられるかも怪しい。

残念であるが撤退を決断して、13:45頃、紅古区に戻ってきた。バスターミナルの紅古区汽車站で14:10出発の蘭州行きのバスに乗車する。

運賃は25元で、バスの切符には出発地が海石湾となっている。紅古区は海石湾とも呼ぶようだ。15:50頃、蘭州汽車西站に到着する。大人しく最初から連城(连城)行きのバスに乗っていればよかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
バス 28元 蘭州→窯街
バス 10元 海石湾↔窯街
バス 25元 海石湾→蘭州
バス 2元 路線バス
合計 81元

蘭州→天水の切符を購入

朝起きたらすぐに鉄路客戸服務中心で明日の蘭州→天水の切符を予約購入する。09:30頃、蘭州駅へ行き窓口で切符を受け取る。

国慶節の大型連休中であるが切符売場は空いていた。いや、切符売場だけでなく蘭州駅周辺も空いている。民族大移動は終わったのか?まだUターンラッシュが控えている可能性があるので油断はできない。

蘭州名物の牛肉麺

明日の天水行きの切符を購入したので、あとはユースホステルへ戻り明日の準備をするだけだ。ユースホステルへ戻る前に蘭州名物の牛肉麺(蘭州拉麺)のを食べに行くことにする。蘭州市内の各地に牛肉麺の店があるが、蘭州駅周辺も多くの牛肉麺の店が営業している。

今日は舌尖尖牛肉面というチェーン店で牛肉麺を食べる。蘭州の牛肉面の相場は6元で安く庶民の味として親しまれている。日本でいうと牛丼と言ったところかな?

殆どの店では最初に食券を買って食べることになる。盛り付け時に店員さんに何も言わなければ唐辛子や香菜が山盛りになるので注意が必要だ。

基本的にセルフ式になるのだが、食べ終わった後はお碗を片付けなくても店員さんが片付けてくれるというのが中国式だ。蘭州に来た時は必ず蘭州名物の牛肉麺を食べて置かなければならない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
鉄道 51.5元 硬座 蘭州→天水
合計 73.5元