甘粛省旅行記2014秋-天水三国志遺跡

蘭州脱出

鉄道で蘭州→天水

05:30頃、起床する。今日は1週間滞在した蘭州を離れて天水へ移動する。早めに起きてしまったが出発の準備を整える。08:10頃、ユースホステルをチェックアウトして蘭州駅へ向かう。

蘭州駅までは直線距離で300mぐらいの所なのですぐに到着する。駅の入口で切符と身分証の確認があったが外国人の自分は切符の確認のみでパスポートは中身を見ずに返却される。

蘭州駅

待合室(候车室)へ移動すると改札が始まっており列に並ぶが、おサルさんが大量にいるので列に並んでいる意味がほとんどなかった。08:40頃、列車に乗車する。今回の列車は08:55発、蘭州-深圳西のK132次、座席は硬座で、天水には約4時間で到着する予定だ。

定刻通り08:55に蘭州駅を発車して天水へ向かう。車内は満席であるが深圳西までの長距離列車なのに意外にも荷物棚には空きスペースがある。

蘭州-深圳西の内陸から沿海部への長距離列車となれば出稼ぎの農民工のおっちゃんたちの肥料袋とかの荷物で一杯になるのが定番なのだが、沿海部への出稼ぎは10年前ほどと比べて少なくなったのか?

定西、隴西(陇西)、甘谷と停車していくが、小便しにトイレへ行くがここでイベントが発生する。トイレの扉を開けようとすると開かないのだ。

いや、正確にはちょっと開くけど中から閉められるのだ。どうやらおサルさんがトイレの鍵をせずに入っているようだ。しばらくするとおばちゃんが出てきた。トイレの鍵の掛け方ぐらい、なぜ知らないのだ?

天水に到着

13:23、天水に到着する。

駅のホームには乗車する乗客が並んでいたのだが降車が乗客がいなくなると我先にと秩序が無くなり弱肉強食の無法地帯に変わる。駅員が並ぶように拡声器で呼びかけているがサル山と化しているようで馬の耳に念仏のようで全く効果なし!並べよ!

天水は外国人お断りの宿ばかり

さて天水に到着したのだが駅前周辺で宿を探すが招待所はことごとく外国人お断りの宿ばかりだ。ようやく見つけた鑫盛招待所で何とか泊まれそうで、服務員のおばちゃんがオンライン登記するのを手伝う。

オンライン登記の画面は雲南省で何度も見ているので、操作方法は大体分かってしまっている。ただし、ここは甘粛省なので表示画面が違っている。どうやら省ごとでシステムが違うようだ。でも、入力項目は決まっているので問題ない。

オンライン登記が出来たので、これで一安心で2泊する事にする。1泊50元のトイレ共同、シャワーなし1人部屋だ。トイレは汚いが、Wi-Fiが使えた。それにしても、何で外国人の自分がオンライン登記の操作方法が分かってしまうのだ?

牛肉麺

14:45頃、天水駅前で昼食に7元の牛肉麺を食べる。

数軒の店を見たが天水の牛肉麺の相場は6元か7元だ。

麦積山石窟は大混雑

15:15頃、天水駅前から34路のバスで麦積山石窟へ向かう。運賃は5元だ。16:00頃、麦積鎮まで来たが渋滞にはまる。ここで今日は日曜日で、おまけに国慶節の大型連休中であることを思い出す。

そして、すれ違う麦積山石窟から天水駅へ戻るバスはどれも満員になっている。これから人混みの海に突入することになりそうだ。これはどう考えても麦積山石窟を観光するには条件が悪すぎる。とりあえず入口だけ確認して後日観光することにして引き返した方がよいかもしれない。まずは現地に到着して状況を確認してから決めよう。

16:40頃、麦積山石窟に到着するが人と車が多すぎだ。バス待ちの行列が凄いことになっている。完全に訪れる日を間違えた。

おまけに今日の麦積山石窟の入場券は観光客が多すぎて既に販売終了していた。

これではどうしようもないので入口周辺で麦積山石窟の情報収集をする。

料金表を見ると入場料は70元で、入口から石窟まで3kmほどあるようで、景区内の観光バスでも行けるようだ。

案内の地図を見ると麦積山石窟の景区は結構広いようで石窟以外にも寺や滝がありトレッキングコースにもなっているようなので準備をしっかり整えて1日掛かりの観光をした方が良さそうだ。

これだと国慶節の連休期間中の明日、明後日は見て回るところを考えた方が良さそうだ。まあ、人気のないマイナーな観光地へ行った方がいいな。

17:00頃、天水駅へのバスの行列に並ぶ。18:30頃、天水駅まで戻って来た。夕飯に麻婆豆腐を食べて招待所へ戻るが、老板が派出所で熱烈な指導を受けたようで賓館に移るように言って来た。

オンライン登記ができたから大丈夫かと思っていたが、逆に大丈夫ではなく、老板が呼び出しを喰らったようだ。まあ、外国人お断りの宿ばかりだったから追い出される可能性があることは分かっていたが、既に日が暮れているので今追い出されても困るので「ネットで賓館探しているから!」と何とか今日は追い出されずに済んだ。

でも、明日出て行くことになった。天水での拠点を早く見つけなければならない。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 50元
食費 27.7元
バス 10元 天水駅↔麦積山石窟
合計 87.7元

天水の三国志遺跡

天水でユースホステル発見

インターネットで夜通し天水で外国人が宿泊できそうな宿を探しているのだが、深夜1時頃から女の喘ぎ声が聞こえてくる。全く誰だよ!小姐なんか連れ込んでズッコンバッコンやっている奴は!こっちは泊まる所がなくて困っているんだぞ!

中国では売春は禁止なのだが、実際は野放しというか公安に上納金とか納めていればガサ入れがないという驚きの社会だ。

まあ、日本はソープランドはどうなのかという問題があるが・・・。中国では売春が野放しで日本より安いと言っても手を出してはいけない。病気を移される可能性が非常に高いだろう。

それより、宿の問題が重要だ!ホステルワールドやBooking.comはダメであったが、CtripeLongで調べたら天水小梦想青年之家というユースホステルがあった。CtripとeLongでは料金が違っていたので安い方のeLongで予約することにする。予約には中国の携帯の電話番号が必要なのだが、どうせかかってこないだろうと判断していい加減な番号を入力して予約完了!深夜2時過ぎに寝る。

09:30頃、招待所をチェックアウトする。ユースホステルは天水駅北側の第七中学の裏側にあり徒歩20分ほどで到着する。看板は出ていなかったが万国旗が飾られている建物があったのですぐに分かった。いい加減な電話番号で予約したので大丈夫か心配であったが、ちゃんと予約できており外国人の宿泊もOKであった。

今年の2014年に開業したばかりで、天水で初めての外国人OKのユースホステルということであった。部屋は8人ドミトリーで、7泊するのだが、eLongでの予約だと最初の1泊は55元でそれ以降は35元になり平均で1泊38元になる。

で、どうも宿泊当日の予約や飛び込みでの宿泊だと55元のようなので、事前にeLongなり、Ctripで調べて安い所で予約した方が良さそうだ。国慶節の連休期間中だから混んでいるかと思ったら8人ドミトリーは自分一人であった。まだ知られていないユースホステルのようだ。

天水での拠点を確保したので、今日は天水の中心にある秦州区へ行ってみる。天水駅があるのは麦積区になり天水の中心ではないのだ。それでも、駅前は歩行街があったりして結構にぎわっている。ケンタッキーもあったな。

11:10頃、6路のバスに乗車する。運賃は3元だ。

11:50頃、秦州公交站に到着する。秦州公交站は秦州区の中心にある路線バスのバスターミナルだ。

でも、すぐ近くの南湖車站の天水-蘭州の長距離バスもバスターミナルのスペースの都合で秦州公交站から運行されている。

チケット売場も秦州公交站にあるのだが南湖車站のバスという扱いのようだ。秦州公交站から3分ほど歩くと南湖車站がある。

南湖車站

南湖車站は天水近郊へのバスが出ているバスターミナルだ。基本は客が集まり次第の発車で車内で運賃を払う方式のようだ。

利用しそうな路線は小天水と呼ばれる天水鎮行きのバスだ。
天水鎮は天水関古戦場があり、三国志で魏に仕えていた姜維が蜀に降る舞台だ。さらに周辺には祁山や魏の張郃が討ち取られる木門道も近くにある。

さて南湖車站での情報収集は完了したのだが、交通安全のポスターに目がとまる。事故現場の写真が載っているのだが、死体にモザイクかけずにそのまま写っています。

日本だと抗議殺到のポスターだが、中国だとショック療法で事故が起きるとどうなるかはっきりと写真で分からせるようだ。それでも事故が減らないから交通マナーが相当酷いというのが伺える。いや、そのへん歩いているだけで交通マナーが酷いというのは分かるな。

秦州文廟

12:30頃、秦州公交站の北側にある秦州文廟を訪れる。

元の大徳6年(1302)に創建され700年以上の歴史がある。秦州文廟は秦州区の中心の商業街に位置している。

天水の四合院邸宅 南宅子

13:00頃、天水民族博物館の南宅子に到着する。南宅子は明代の古民居建築群で胡氏古民居建築として全国重点文物保護単位に指定されている。日本で言えば重要文化財に相当する。

南宅子は明の万暦17年(1589)に創建された胡氏の邸宅で四合院建築の明代、清代の建物が修復され博物館として無料開放されている。

四合院建築の邸宅が修復、復元され無料開放されているので見ておいて損はない。

天水の街の中心部を歩いていると歌っている乞食がいた。いつもの事ながら、どうして社会主義国の中国に乞食がいるのか疑問に思ってしまう。社会主義国には乞食はいないはずなのだが・・・。

天水汽車総站

14:30頃、天水の長距離バスターミナルの天水汽車総站に到着。時刻表の確認をする。

甘粛省各地へのバスが多いのはもちろんだが、西安、宝鶏へのバスも1時間に1本あり本数は十分ある。上海や天津へのバスもあるのだが、長距離過ぎて需要があるのか?
14:40頃、遅めの昼食に6元の牛肉麺を食べる。

三国志遺跡の諸葛軍塁

15:30頃、バスターミナル裏の大通りから23路のバスで諸葛軍塁に到着。久しぶりの三国志遺跡で諸葛亮が北伐で魏の司馬懿と対峙するために土塁を築いた場所だ。
バスからでも、それっぽい公園になっているのですぐに分かった。公園には諸葛亮の像があるが、土塁は残っていない。

石碑があったが字はかなりかすれて判読しにくい。

15:50頃、23路のバスに乗車して秦州公交站へ向かう。16:00頃、秦州公交站から6路のバスで天水駅へ戻るが、かなり混雑している。天水駅へ戻る時は途中から乗車すると座れない。16:40頃、天水駅に到着する。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 265元 55元+35元×6
食費 15.6元
バス 8元 路線バス
合計 288.6元

南郭寺

08:30頃、ユースホステルを出て9路のバスで天水中心部の秦州区へ向かう。運賃は3元だ。09:20頃、南郭寺のバス停に到着。ここから南郭寺まで上り坂を進んでいく。10:20頃、南郭寺に到着する。入場料は20元だ。

南郭寺は天水の千年古刹で創建時期は不明であるが、唐の詩人 杜甫が天水(秦州)に滞在した時に「山頭南郭寺、水号北流泉・・・」と詩を詠んでいる。宋代には妙勝院とも称していた。清代に乾隆帝より護国禅林院の名を下賜される。現存する建築物は清の順治、乾隆、光緒年間の物である。

杜甫の詩にも出てくる古刹なので観光客が結構いる。駐車場とかは整備されているが、寺の建物は古いままなので雰囲気は保たれている。

一応参考までに入場券と南郭寺のバス停。

李広墓

昼頃、南郭寺のバス停から26路のバスに乗車して眼科医院のバス停で下車して、李広墓を目指すが道を間違えて1時間以上無駄にして、13:35頃、李広墓に到着する。

バス停から李広墓までは5分ほどの距離であった。入場料は20元だが近所の老人や子供が自由に出入りしていた。

李広は前漢 の前将軍で70回以上も匈奴と戦い匈奴から飛将軍と怖れられた名将だ。

14:30頃、24路のバスで秦州西客站へ向い、1路のバスに乗り換えて麦積区の天水駅へ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
バス 9元 路線バス
南郭寺 20元
李広墓 20元
合計 61元

街亭へ行こうとして失敗する

今日は天気が曇りだが三国志遺跡の街亭古戦場を目指す。天水から街亭古戦場へ行くには、まず秦安か張家川へ行かなければならない。

08:10頃、天水駅前で秦安行きのバスに乗車する。天水駅前東側には秦安、清水、蘭州などへのバスが待機している。秦安、清水といった近郊へのバスは客が集まり次第の出発のようだ。天水駅前西側の34路の麦積山行きのバス停近くは需要があるか疑問だが上海、深圳といった長距離バスが待機している。

09:00頃、客が集まり出発する。天水→秦安の運賃は30元だ。高速道路をアクセル全開で爆走しながら、10:05頃、秦安汽車站に到着する。

秦安汽車站の時刻表

バスの情報を確認すると、麦積汽車站までの運賃が20元になっている。天水駅前からだと10元も高いじゃないか!失敗したよ。

秦州汽車站からだと15元なので、これだと6路尾のバスで秦州区へ移動して秦安行きのバスに乗車した方が安く済む。それに秦州からの方が10分間隔でバスが運行されているので待ち時間も少ない。

秦安-天水のバスの情報を確認したが、街亭方面へ行く張家川、龍山のバスがない。その辺の路上から出ているのだろうか?

秦安

10:20頃、バスターミナルから5分ほどの所にある興国寺(兴国寺)を訪れる。興国寺は秦安県博物館になっており見物はするが、わざわざ訪れるほどではなかった。

300mほど東にある秦安文廟は閉まっており見物できず。すぐ近くの明や清の街並みを再現した上関明清一条街は、ただの商店街であった秦安は特に見物するところはなさそうだ。

探し方が悪いのか街亭方面へのバスも見つからなかったので、11:05頃、秦安汽車站から天水中心部の秦州へ出発する。11:55頃、天水汽車総站に到着する。

玉泉観

12:25頃、玉泉観にやってきた。入場料は20元だ。

玉泉観は唐代に創建された道教寺院だ。

道士が各所におり建物を撮影しているだけで、線香あげるか聞いてくるので困る。

西湖車站

13:20頃、玉泉観から西湖車站へ行くが、使えそうな路線は無かった。

西湖車站の運賃表

伏羲廟

13:50頃、伏羲廟に到着する。

伏羲は三皇の一人であり中華民族の祖先である。

伏羲廟は元代に創建された伏羲を祀る廟である。

北宅子

14:30頃、伏羲廟から北宅子へ向かう。途中で昼食に牛肉麺を食べて、15:20頃、北宅子に到着する。

北宅子は明の万暦年間に建てられた胡氏の四合院邸宅である。

15:50頃、6路のバスで天水駅へ戻る。ユースホステルに戻り失敗した街亭行きの方法を再度考えたが、よく調べると秦州区の南湖車站から街亭の近くにある龍山(龙山)行きのバスがあった。これで明日は天気さえ良ければ街亭へ行けそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
バス 30元 天水駅→秦安
バス 15元 秦安→秦州
バス 3元 路線バス
玉泉観 20元
伏羲廟 40元
合計 125元

三国志遺跡・街亭古戦場

街亭古戦場を目指す

06:20頃、天水駅で6路のバスに乗車する。07:00頃、秦州公交站に到着し、そのまま南湖車站へ移動するが、街亭方面への隴城(陇城)、龍山(龙山)や張川(张川)のバスはまだおらず。

とりあえず待合室で待っていると張川行きのバスが来たので乗車する。
張川行きのバスは天水駅を経由するようなので南湖車站まで来なくてもよかった。

07:50頃、料金徴収が始まり張川までは28元で、運賃表より8元高い。運賃表は2011年の物でインフレで運賃が上がっていた。

08:00頃、南湖車站を出発する。08:30頃、麦積区まで来るが満員なので天水駅には寄らずに張川へ向かう。10:05頃、張川に到着する。

張川→龍山

張川は張家川回族自治県の中心地で街の中はイスラム教徒の回族が多い。バスターミナルは1つだが張川汽車站と張家川汽車站の2つの看板が付いていた。2つの名称が付いていると紛らわしい。だから天水で張家川行きのバスを探しても見つからないわけだ。行き先が張川で表示されていたから・・・。

まあとにかく、まずはバスの情報を確認だ。時刻表を確認すると天水行きは天水駅のある麦石区の麦石汽車站行きが一番多いようだ。これなら秦州区の南湖汽車站から乗る必要はなかったな。

肝心の街亭古戦場のある龍山や隴城方面のバスは少ない。近郊へのバスは農村部だと重要な交通手段で需要があるはずなのだが・・・。バスでなく乗り合いタクシーがあるのか?

バスターミナルを出て周辺を探してみる。バスターミナル前の通りを西へ行くと龍山行きのバスが発車しているのを見つけ、10:30頃、龍山行きのバスに乗車する。運賃は3元だ。11:00頃、龍山に到着する。

バスターミナルの龍山汽車站でバスの情報を収集すると、街亭古戦場近くの隴城(陇城)を通過する秦安行きのバスがあるが本数が少ない。バスターミナル前にタクシーが集結していたので運ちゃんたちに街亭に行くか聞くとすぐ出発ということで乗車する。運賃は5元だ。

ちょうど客が集まり出発するが街亭とは反対の張川の方へ走っているではないか?GPSを確認しても西へ行かずに東へ走っている。隣の兄ちゃんに街亭へ行くのか聞くと「行かない」の返答が・・・。騙されたよ!

ちょうど、おばちゃんが降りたので降りて龍山へ歩いて戻る。すると運ちゃんが金払えと追いかけてきたよ。おいおい!街亭へ行くと言って実際には行かないのでは金払う必要性がないではないか。猿の運ちゃんを相手にしても時間の無駄なので無視していたら諦めたよ。

思わぬ所で騙され3kmも余計に歩く羽目になってしまった。忘れていたが、ここは中国だ!騙す奴より騙される奴の方が悪いという弱肉強食の世界だ。特にタクシーの運ちゃんは信用してはならない。中国人ですらタクシーの運ちゃんに騙されボッタクられるのだから。

龍山→隴城

12:25頃、龍山に戻りバスターミナルから西へ行った所に隴城(陇城)行きのタクシー集結場所を見つける。運賃は5元だ。客が集まり次第の出発で、12:40頃に出発する。

途中で客を乗せたりして、13:00頃、隴城(陇城)に到着するが街亭はどこだ?乗客の兄ちゃんが指さした先にはネットで見たことのある碑亭がある。街亭付近のようだが街亭の石碑は見あたらず龍泉となっている。石碑は山の上に移転したという情報をネットで入手していたので周辺を捜索してみる。

街亭古戦場を探す

周辺を歩いていたら山の上に西番寺という千年古刹があったので見物してみるが、街亭古戦場に関する情報は手に入らず。

隴城(陇城)の通りに戻ってみると観光案内の標識を発見する。街亭古戦場まで2kmのようだ。途中には女媧祠もあるようなので一緒に見物できそうだ。

媧皇故里の牌坊を通り道なりに進むと女媧祠が見えてきた。女媧祠は後回しにして街亭古戦場を目指す。

さらに歩いていくと媧皇故里の石碑が見えてきた。ここで道が分かれており、どちらに進むか迷う。右へ行くと女媧洞があるようなので右へ進む。

女媧洞

女媧洞を通り過ぎてさらに歩くが街亭古戦場には到着しない。道を間違えたようなので引き返して女媧洞に立ち寄る。

小さな洞窟と女禍の壁画があるが詳細は不明だ。

先ほどの分岐点に戻ってきた。今度は左の道を進むが、何やら畑とかばかりで違うような気がする。

街亭古戦場の近くに来ているのは確実なのだが、時間の都合で今回は諦めて女媧祠を見物していく。

女媧祠

女媧祠は元々は隴城の北にある龍泉山に漢代以前に建立されたが清代に現在の場所に移されたそうだが文化大革命で破壊され現在の女媧祠は1989年に再建されたものだ。

女媧祠を見物していると女媧祠の前に観光地図があるのを発見する。観光地図には街亭古戦場が表記されており、どうやらすぐ近くの山のようだ。

それらしい山を登ってみるが畑と民家ばかり見える。畑に地元民のおっちゃんがいたので、ここが街亭か聞いてみたら「石碑はあっち!」と教えてくれた。

街亭古戦場に到着

教えられた方へ進むと街亭の石碑に到着する。

ここが街亭古戦場だ。確かにここは周辺に川はないし、火攻めに遭ったら逃げられないな!

そして、街亭古戦場は観光開発が行われようとしている。ようするに三国志で町おこしをするようだ。2014年6月現在、地元政府が開発業者を探しているようで、計画では3億元(約54億円)かけて、馬謖陣営などの施設を建設するようだ。

山を降りると女媧祠のすぐ近くに出た。これは案内標識ないと行き方がわからないよ!これじゃ、ただの路地で気づかないよ!

街亭の石碑は女媧祠の南東にある山の上にあった。目印は山に立つ携帯電話の基地局だ。基地局のアンテナが立つ山に街亭の石碑がある。

16:05頃、隴城(陇城)の通りで秦安行きのバスに乗車する。16:30頃、隴城(陇城)を出発する。17:00頃、蓮花(莲花)に到着して、17:30頃、蓮花(莲花)を出発する。18:35頃、バスターミナルの秦安汽車站に到着する。

ここで天水の秦州行きのバスに乗車する。すでにバスターミナルは閉まっており秦州行きのバスが数台停車しているだけで、危うく天水へ戻れなくなるところであった。19:30頃、天水の秦州区に戻り、6路のバスに乗車して、20:05頃、天水駅へ到着する。

1日かかって街亭古戦場へ行くことになってしまった。途中で騙されたりして時間を無駄にした部分があるが何とか目的は達成できた。ユースホステルへ戻るが、今日は宿泊客が多い。団体が来ているようだが、姉ちゃんたちが遅くまで騒いでうるさい。

さらに1つしかないシャワー占領されて使えなかったし、おまけにトイレに籠っている時間が長いよ!トイレに籠もられると洗面台使えないので歯磨いたり顔洗ったりするだけで2時間以上待たされるのは勘弁してほしい。

GPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

南湖汽車站
N 34°34’35.07″
E105°43’07.92″
麦石汽車站
N 34°33’47.03″
E105°53’56.37″
張川汽車站(張家川汽車站)
N 34°59’35.89″
E106°12’25.23″
龍山汽車站
N 35°02’20.70″
E106°05’09.83″
女媧洞
N 34°59’27.15″
E105°59’15.14″
女媧祠
N 34°59’54.63″
E105°58’42.00″
街亭古戦場
N 34°59’46.68″
E105°59’00.86″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
バス 28元 天水→張川
バス 3元 張川→龍山
バス 5元 龍山→隴城
バス 20元 隴城→秦安
バス 15元 秦安→秦州
バス 6元 路線バス
合計 83元

三国志遺跡・姜維墓

鉄道で天水→甘谷

06:30頃、ユースホステルを出て天水駅へ向かう。今日は甘谷の姜維墓を目指す。

まだ夜明け前で真っ暗なのだが、すでにすぐ近くの第七中学の学生が登校しているが、どの自転車のライトも点灯していない。いや、ライトが装備されていないのだ。日本なら無灯火で自転車に乗っていたら警邏中の警官から職務質問受けてしまうが、中国では無灯火、ライト未装備でも問題ないようだ。学校でちゃんと自転車を整備するように指導したりしないのか?中国の交通法規の不備が伺える。

06:50頃に天水駅で甘谷行きの切符を購入する。甘谷までの運賃は12.5元だ。

07:25発のK543次 重慶北→ウルムチ南に乗車して甘谷へ向かう。すでに列車が到着しており乗車して発車を待つ。

甘谷に到着

甘谷までは約30分で到着だ。08:05頃、甘谷に到着するが雨が降っている。

今日は失敗したかも・・・。

とりあえず、甘谷の街を調査してみる。甘谷駅の西に南北に延びる通りがあり路線バスが通っている。県城-水泥廠(县城-水泥厂)の案内板があるのが1路で北へ向かうが周辺農村部へのバスが出ている甘谷県渭北汽車分站行きで、南へ向かうのがバスターミナルの甘谷汽車站や甘谷中心部へ向かうバスだ。

そして、2路のバスが甘谷の観光地である大像山石窟、姜維墓のある六峰鎮へのバスが出ている県疾控中心、バスターミナルの甘谷汽車站や城区客運站へ行く。まずはバスターミナルの甘谷汽車站を調べてみるが蘭州と天水の秦州区へのバスが主要路線だ。

バスターミナル自体は客が少ないというかいなかった。利用客は少ないようだ。

これが甘谷の1路のバスと2路のバスの路線で、2路は環状線のように見えるが実際は甘谷・浙江商貿城が終点になっているので要注意だ。
ある程度調査をして2路のバスで甘谷疾控中心(バス停名は县疾控中心)へ向かう。

姜維祠

10:40頃、天水旅游政务网の情報通り甘谷疾控中心の前に停車している六峰鎮(姜家庄)行きのバスに乗車する。乗務員のおばちゃんに姜維墓へ行くか確認したら行くということで、そのまま待機する。

バスは30分間隔での運行で10:50頃、出発する。11:05頃、姜維墓の近くに到着したようで、乗務員のおばちゃんに目の前の道をまっすぐ行くようにと教わる。

未舗装の道をひたすらまっすぐ歩いていくと、11:15頃、姜公祠(姜維紀念館)に到着する。三国志聖地に到着だ。

姜公祠は名前の通り姜維を祀っている廟だが誰もいない。

扉は開いていたので勝手に見物していく。

雨が降ってきたりと撮影条件は最悪だが我慢である。

姜公祠の一番の見所は「姜維故里」の石碑と本殿の姜維像と姜維の一生を描いた壁画であろう。

特に壁画は力を入れて作成されているようで一見の価値ありだ。

姜維墓に落書きが・・・

次は姜公祠の裏山(南西)にある姜維墓へ向かう。姜公祠の左脇の道から、姜公祠の裏を通り舗装された山道を登っていく。東西に横切る送電線を越えたあたりで道が分かれており、舗装された右の道を進んで行き、12:20頃、姜維墓に到着するが墓碑には落書きがある。

一部の頭の中身がおサルさんな中国人の仕業だと思うのだが、どうして、英雄の墓に落書きをするのだ?
姜維の墓碑に落書きした奴は捕まえて公開処刑でいいような気がする。


12:50頃、姜維墓を離れて甘谷の街を目指す。13:05頃、バスの通り道に出る。徒歩で甘谷の街へ向かうが4kmほど歩くのでバスを待った方がよかった。

14:00頃、2路のバス停の東巷六峰小区(东巷六峰小区)に戻って来た。このバス停が姜維墓に一番近い甘谷の街のバス停だ。このバス停のある交差点から東へ行くと姜維墓へ行くことが出来るが、六峰鎮行きのバスで行って運ちゃんや乗務員に場所を教えてもらわないと迷う確率が高い。

バス停で2路のバスでバスターミナルの甘谷県城区客運汽車站(甘谷县城区客运汽车站)へ向かう。甘谷県城区客運汽車站からは天水の秦州区へのバスが運行されていた。秦州区の南湖車站で見たのと同じ型のバスがあったので南湖車站へ乗り入れているバスがあるのだろう。

再び2路のバスに乗車して甘谷駅へ戻ろうとしたが、2路のバスはバス停の案内だと環状線になっているが実際は甘谷・浙江商貿城が終点で環状線にはなっていなかった。チャイナクオリティの案内に騙される。これには注意が必要だ。

鉄道で甘谷→天水へ戻る

15:30頃、甘谷駅に戻り天水行きの切符を購入するが、購入時に切符に氏名と身分証番号を入力するのだが、氏名の部分が切符にはアルファベットで1文字しか印字されていなかった。

どうやら入力が面倒で1文字だけの入力になったようだ。この事から切符の実名制は外国人に対しては、どうでもよいことが伺える。甘谷→天水の運賃は行きと同じで12.5元だ。待合室(候车室)へ行くが手荷物検査はあったが、切符と身分証の確認はなく甘谷駅の警備は非常に緩いというか田舎の駅なので平和だ。

16:44発、西寧西→成都のK1060次で天水へ戻るのだが列車に遅れが発生しており、16分遅れの17:00に甘谷を発車する。

車内はカオス度がかなり高い。乗客が話している中国語が明らかに上海や北京で聞く中国語とは違う。ただでさえ分からない中国語がさらに謎の言語になっている。
荷物も肥料袋とかが多い。

隣の席の姉ちゃんはスマホをいじっており北京や上海にいても不思議のない今時の格好をしているのだが、その姉ちゃんの足元にはすぐ近くの農民工のおっちゃんが置いた肥料袋が置かれている。さらに車両連結部には、いかにも田舎者ですというおっちゃんたちが座り込んでタバコを吸っている。

同じ車両でこの差は一体何なんだ。日本では決して感じることのないカオス度というか、格差社会というか、この何とも表現の難しい世界が中国だ。

そして、GPSをいじっていると、横からおっちゃんが覗き込んでくる。中国ではGPSをいじっているといつも中国人は覗き込んでくる。日本では誰も一切興味を示さないのに、中国では後ろから覗き込んでいたり、これが何なのか聞いてきたり、値段を聞いてきたりする。

何で他人の物に、そんなに興味を示すんだ?GPSなんて北京の中関村で普通に売られているし、天猫とかのショッピングサイトで誰でも買えるじゃないか!珍しくも何ともないじゃないか!

18:06に天水駅到着。夕食に牛肉麺を食べてユースホステルへ戻る。 ユースホステルに戻るがトイレが2つしかなく、おまけに1つしかないシャワーは1階のトイレと一体型なので宿泊客が多いと全く使えない。

というか、水道水は何故かポンプで汲み上げているので水圧が不安定、いや実際はほとんど断水状態に近い。なので、使い勝手が非常に悪い。天水で貴重なユースホステルなのだが、これでは招待所以下ではないか!

GPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

天水駅
N 34°34’00.40″
E105°53’40.26″
甘谷駅
N 34°45’49.42″
E105°19’42.63″
甘谷疾控中心
姜維墓のある六峰鎮行きバス発車場所
N 34°44’27.86″
E105°19’52.49″
姜公祠
N 34°43’53.11″
E105°22’39.71″
姜維墓
N 34°43’47.70″
E105°22’29.89″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
切符 25元 天水↔甘谷
バス 3元 甘谷→六峰鎮
バス 8元 路線バス
合計 50元

雨で天水観光できず

朝から雨が降っており今日は外へ出られそうもない。おまけに朝からかなり冷え込んでおり寒い。ネットであてにならない中国の天気予報を確認してみるが、今日の天気は雨だ。今日は大人しくしているしかなさそうだ。

天水には木門道や祁山といった三国志遺跡があるのだが、ここ数日天気が悪いし、おまけにユースホステルのトイレ・シャワーは使い勝手が悪く天水にとどまる気が起きない。

天水に別の外国人OKのユースホステルがあればそちらへ移動して天水観光を続けたい。正直言って早く西安まで移動したい。夕方にインターネットの铁路客户服务中心で宝鶏行きの切符を予約購入して天水駅へ受け取りに行く。

夕方には雨が止んでいたが寒い。切符を受け取ったあとは夕飯に酸菜麺と蛋炒飯を食べるが、何やらまだ食べ足りないので牛肉麺を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
切符 23.5元 天水→宝鶏
合計 51.5元

世界遺産 麦積山石窟

今日も朝から雨が降っている。天気は悪いが、07:30頃、天水駅前から34路のバスで世界遺産の麦積山石窟へ向かう。運賃は5元だ。

08:20頃、駐車場に到着し入場券売場へ向かう。入場料は70元だ。

国慶節の時は大混雑していたが、今日は空いており観光客は自分一人だけだ。ここから石窟まで3kmほどあり、景区内の専用観光バスで行くこともできるが歩いていく。往復15元、片道8元と高いし。08:50頃、バスの駐車場に到着する。観光バスを使うほどの距離ではなく徒歩で十分な距離であった。

08:55頃、麦積山石窟に到着する。ここで特別窟の料金表を見つけるが、滅茶苦茶高い!
1つの石窟で400元とか、300元も取られる。まあ、それだけの内容なら誰も文句は言わないだろう。

さて、石窟を見て廻るが団体の観光客とかがいてうるさい。静かに見て廻れないのだろうか?それで、肝心の石窟なのだが、金網付きの扉で閉じられており仏像は金網越しでしか見られない。

蘭州の炳霊寺石窟は金網とかはなく見られたのだが、麦積山石窟は金網付きの扉で守られている。正直いってがっかりです。70元も払って金網越しもしくは扉だけしか見られないとは・・・。

ちゃんと見られるのはごくわずかの仏像だけであった。しかも撮影禁止の看板があるよ。撮影不可じゃ70元払った意味がないではないか!

がっかりしながら金網と扉を見ながら歩いていると、前方に6人ぐらいの団体がいる。そして、ガイドの姉ちゃんが扉の南京錠を開けた。何かと思って近寄って様子をうかがうが、その石窟の番号は特別窟ではなかった。どうやらガイドを頼むと扉を開けて説明をしてくれるようだ。

おまけに団体さんは写真撮影をしている。撮影禁止のはずだが・・・。さり気なくガイドの姉ちゃんに「石窟は撮影禁止でしょ?」と聞いてみたら「撮影できる」の返答が・・・。おいおいOKなのかよ!

念のためにもう一度聞いてみるがOKだった。OKなら遠慮せず撮影しちゃうよ!後からダメと言われても困るので、とにかく撮影だ。

しかし、一部で撮影はできたが、ほとんどの石窟は扉が閉まっているので撮影する機会はない。それと、中国人観光客は普通に撮影している。中国人観光客は許可とかは関係ないようだ。警備員も何も言わないし・・。

そして、扉や金網がある理由が分かった。扉に無数の漢字の落書きがある。扉や金網がなければ一部の心ない中国人観光客が何をするかは容易に想像できる。一部の心ない中国人観光客から世界遺産の麦積山石窟を守るためには扉や金網で石窟を保護しなければならないのだ。石窟保護のためでは、これは致し方ないな。

近くで麦積山石窟を見物するより、少し離れた所から麦積山石窟全体を見た方がいいだろう。まあ、富士山を近くで見るより遠くから見た方が綺麗というのと似たようなものかな?

石窟を出て少し離れた所から麦積山石窟を見るが、やはり1つ1つの石窟より全体を見た方がいい感じだ。あとは天気が晴れていれば文句なしなのだが・・・。天気が晴れていれば、トレッキングコースを歩いて周辺の寺とかを見てもよいのだが、天気が悪くてはトレッキングは無理だ。

昼は牛肉麺

11:40頃、駐車場に戻り天水駅へ戻る34路のバスを待つ。11:50頃、34路のバスに乗車して、12:40頃、天水駅に戻って来た。このままユースホステルへ戻るには時間が早いので6路のバスで秦州区へ向かう。運賃は3元だ。

13:25頃、秦州区中心部の秦州公交站に到着する。この頃になると天気が回復して晴れてきた。朝から晴れてくれれば良かったのに・・・。昼食に6元の牛肉麺を食べて、携帯電話屋を見て廻る。

中国の携帯電話屋

中国に長期滞在する場合は何だかんだ言って携帯電話があった方がよい。そこで中国の携帯電話を持とうと思うのだが、中国の携帯電話事業者はチャイナ・モバイル(中国移动)、チャイナ・ユニコム(中国联通)、チャイナ・テレコ ム(中国电信)の3社があり、中国ではある程度の規模の都市だとその辺を歩いていると必ず携帯電話屋がある。

中国最大手というか世界最大の携帯電話事業者は中国移動なのだが、3Gの電波方式がTD-SCDMAなので、日本では使えない。というか、TD-SCDMAは中国独自規格なので中国以外では使えない。

しかし、最大手なのでそこら中に店があるし端末の種類も多い。チャイナ・ユニコムは中国第2位の携帯電話事業者なのだが、店は少ない印象を受ける。

でも、3Gの電波方式はW-CDMAなのでドコモやソフトバンクと同じなので、SIMフリー端末を持っていれば中国でSIMカードさえ買えば使える。基本的に外国人はチャイナ・ユニコムが一番使い勝手がいいだろう。基本料金も3Gで1番安いのは月20元のプランだ。4Gだと基本料金が月10元のプランもあったりする。

チャイナ・テレコムは3Gの電波方式がCDMA2000でauと同じだ。
元々は固定電話事業者なのだが携帯電話事業もやっている。店舗数も多く、最大手のチャイナ・モバイルに対して攻勢をかけている印象を受ける。事前に各社のWEBサイトで料金プランを比較したのだが、チャイナ・ユニコムが基本料金を抑えられるので、ちょっと店を覗いてみる。

ユースホステルに戻るが同じ部屋の中国人に困っている。話をする限りなら非常に好感の持てる人物なのだが、それゆえに目の前で行われる行為に閉口してしまう。屁をするのは構わないのだが、人前で堂々とするのはやめてほしい。せめて部屋の外でやってくれ!

昨日部屋に来てから何回屁の音を聞かされたかわからない。中国では所構わず痰を吐くだけでなく屁もするのが当たり前なのか?いや、もしかしたら小日本の前で屁をこくように愛国主義教育が行われているのだろうか?小日本は犬猫と同じだから気にするなと・・・。

それと、瓜子の食べかすを床に撒き散らすのもやめてほしい。部屋を汚くしたら老板が掃除するの大変だろうに・・・。行動がその辺の農民工のおっちゃんたちと同じなのはどういうことなのだ?

外見は出張中のビジネスマンという感じなのだが、中身が農民工のおっちゃんと同じというのは・・・。また、自分の中の孔子と孟子の中国が崩れていく・・・。

GPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

麦積山石窟
N 34°21’04.21″
E106°00’09.25″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
バス 16元 路線バス
麦積山石窟 70元
ATM手数料 12.5元
切符 25.5元 宝鶏→西安
合計 144元