東北三省旅行記~内モンゴル撮り鉄

6240次 硬座で塔尔气→ハイラル(海拉尔)

dongbei_19205:30頃に起床する。07:30頃、宿を出て駅へ向かう。切符を購入して乗車するが乗車率は半分以下で地元民しか乗車していない様子だ。定刻通り 0827に発車してハイラル(海拉尔)へ向かう。ハイラルには夕方着なので車内で寝て過ごすが石門子のスイッチバックまで寝たまま通過してしまった。

dongbei_19317:17頃、ハイラルに到着する。

dongbei_194時刻表だと17:19着なのだが、まあ早く到着するのなら文句は無い。

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dongbei_196出口を出てまずは切符売場へ行ってみると予想通り今日も伊図里河(伊图里河)-満帰(满归)が運休になっている。今回は満帰へ行くのは無理だな。復旧の目処が立っていないようだし・・・。

宿探しが面倒

dongbei_197さて、宿探しをしなければならないのだがハルピンを出発して以来、15日間も体を洗っていないし洗濯もしていない。既に乞食の世界にかなり近づいているような気がするのだが、まずはシャワーつきの宿を探さなければならない。1軒目は駅前の海鉄招待所へ行ってみるがシャワー付きの部屋は260元、シャワー共 同で80元とかぼったくりだったのでやめておく。

そして、旅店や招待所を5軒ほど部屋を見せてもらうがトイレ付きの部屋はあるがシャワー付きの部屋は1軒もなかった。どうやら、東北部や内モンゴルだとシャワー付きの部屋は賓館でないとないようだ。南方なら安宿でもシャワー付きの部屋があるのだが東北部や内モンゴルだと冬になると水道管が凍結して破裂したりするからシャワー付きの部屋はないのだろう。

それとも、シャワーを使う習慣が無いのか?シャワー付きの 部屋は諦めて宿を探す事にするがドミトリーは10元ですぐに見つかるが窓無しの汚いドミに民工たちがおり朝まで荷物があるか怪しい雰囲気だ。そして、数軒見比べて振海招待所に宿泊する事にする。

dongbei_198ここは4人ドミだが1ベット15元でちょっと高めだが窓があってちゃんと掃除されている。高めの料金だが宿泊客は 民工の一つ上の階層のようだ。しかし、人民たちと同じ部屋で寝るのでバックパックはパックセーフで暖房用の配管に括り付けて防犯対策をする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
宿泊費 45元 1泊15元×3
鉄道 22元 硬座 塔尔气→ハイラル
合計 78元

ハイラルを散歩

dongbei_19907:40頃、宿を出て市内へ向かう。ハイラル駅は市内の北にあるので駅の西(駅の出口を出て左方向)にある歩道橋を渡ると路線バスの乗り場がある。路線バスを確認すると1路のバスが市公安局に行くので利用価値がありそうだ。後で分かったのだが、1路のバスは友誼大厦など市中心部を走るのでやはり1路のバスが1番使えそうだ。

dongbei_200でも、ハイラルはあまり大きくないのでバスは使わずに歩いてみる。今回ハイラルに来たのはビザ延長をする為だ。そこで、ホロンバイル市公安局まで歩いていくが駅の南側は綺麗に整備されており高そうな賓館とかがある。もちろん、旅店や招待所もある。金に余裕がある場合は駅前で宿を探すよりも駅の南側で探した方が良いだろう。

スーパーの粉ミルクと牛乳売場

昼前にビールでも買おうとスーパー2軒に寄ると粉ミルク売場はメラミン混入の毒ミルク事件の影響で買い物客が慎重に商品を選んでいる。棚には企業リストとか貼られていたり、売場に店員も3人以上配置されていたりとニュースで見たとおり深刻な事態になっているようだ。でも、棚に置かれている安全とされる粉ミルクは本当に安全だろうか?メラミン以外のおまけ付きかもしれないし・・・。

そして、牛乳売場は客がいなかった。今までスーパーの牛乳売場は客で賑わっている光景はよく見たのだが、牛乳でもメラミン汚染が発覚してここまで客がいないというのは凄い!中国人は中国産の食品が危ないというのを承知で食べていた筈だが、その中国人が危ないと判断したのだからメラミン汚染は本当に深刻なのだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.3元
合計 15.3元

ホロンバイル市公安局でビザ延長

dongbei_20108:00頃、宿を出てビザ延長の為にホロンバイル市公安局(呼伦贝尔市公安局)へ向かう。そういえば、説明していなかったがハイラルはホロンバイル市の区のひとつでありホロンバイル市の中心地であるのだ。更に付け加えるとホロンバイル市の名称は観光地にもなっているホロン湖(呼伦湖)とバイル湖(贝尔湖)から由来している。

0845頃、ホロンバイル市公安局に到着する。公安局の1階にホロンバイル市公安局出入境接待大庁がありここでビザ延長の手続ができる。早速中へ入りビザの窓口でビザ延長を申し出ておばちゃん係官にパスポートを提出する。係官が入国日やビザを確認するが自分のパスポートはいくつもの中国ビザが貼られており、おまけに中国と香港の出入国のスタンプだらけだったのでこれが原因でややこしい事になる。

係官2人が最終入国日のスタンプと最新のビザを確認して何やら相談していて返ってきた答えが「既に2回ビザ延長しているからできない」と言われてしまう。自分はハルピンで1回しか延長していないので説明すると成都で発給されたビザが有効期限が8/16までになっており8/15にLビザで雲南省河口から再入国しているという事だった。

でも、成都で発給されたビザはゼロビザ(零次)だし、例えシングルビザでも残り1日ならこの場合は日本人ならノービザで入国するということを説明したら係官が勘違いしていた事に気づいてくれた。そこで、まだ再延長ができることを言ったら電話でお偉いさんに確認を取ってくれて延長できる事になった。

公安局と招待所を行き来する

dongbei_202しかし、ここで面倒な事態になるというかお約束の展開が待っていた。係官から宿泊している宿について質問され駅前の振海招待所にに宿泊していることを告げ收据(レシート)を提出すると境外人員臨時住宿登記表(境外人员临时住宿登记表)を渡され「これに記入して宿のハンコ貰って来て」との事。

そして、ビザ申請書(外国人签证、居留许可申请表)も貰う。どうやら1度宿に戻らないといけないようだ。そして、更に滞在費の証明に延長日数1日当たり100米ドル相当の現金を提示しなければならない。まあ、滞在費の証明はいつもの事だから「キャッシュカードでもいいですか?」と聞くと係官に「キャッシュカードの残高がここでは確認できないから預金証明書を貰ってきて」と言われてしまう。

そこで「国際キャッシュカードだから中国で預金証明書の発行は無理です。」と粘ると 「ATMで残高確認して明細書に残高が表示されていれば明細書でもいいよ」との事。うーん、ATMの明細書でも認めてくれて係官は少しは融通が利くような のだが今回はキャッシュカードで乗り切る戦法は使えないようだ。

10:30頃、とりあえず宿に戻り老板娘に宿代払って境外人員臨時住宿登記表にハンコを押 してもらう。そして、有り金全部持って再び公安局へ向かう。1130過ぎに再び公安局に到着するが昼休みになっている予感がしながら窓口へ行くと予想通り昼休みになっていた。しかし、おばちゃん係官が書類の確認と滞在費の証明に持ってきた現金の確認だけしてくれたのだが実は30日延長に必要な3000米ドル相当の現金は持っていない。

今まで滞在費の確認といっても現金をちゃんと数えられた事が無いので水増し申告で乗り切る戦法で試みたが、おばちゃん係官は手強かった。ちゃんと機械で人民元を数えて確認を始める。因みに人民元は5300元しかない。

今回は30日延長が出来ない雰囲気が漂ってきたが日本円を見せたら「いくらあるの?」と聞いてきたので「20万円あります」とかなり水増し申告したが日本円を数えられる事は無く「それならいいよ。午後にもう一度来て、確認の現金は持ってこなくていいよ。」との事。申告した金額でも3000米ドルに満たないのだが何とか滞在費証明も乗り切った。午後は2時半から業務 開始という事を確認して昼食を食べに外へ出る。

ビザは2日後受け取り

昼食は清真寺(モスク)の近くのイスラム食堂で拉麺の仲間でうどんに近い抻麺(抻面)を食べる。ハイラルは内蒙古の東北部なのだが意外にもイスラム食堂が多く清真や回民といった看板をよく見かける。どうやらイスラム教徒が多いようだ。

食後に宿に戻り14:10過ぎに公安局へ向かう。14:45頃、公安局に到着して窓口へ行くとビザの申請書に貼った顔写真は駄目でビザ代160元の支払い時に写真代42元も払いバーコード付きの顔写真を撮影する事に・・・。 ぼったくりだ!

写真撮影を終えるといつの間にか窓口が混雑している。モンゴル人留学生たちとロシア人のおばちゃんがいる。自分はモンゴル人留学生たちを中国人だと思っていたがパスポートと学校の入学通知書を見てモンゴル人留学生たちと気づいた。わざわざモンゴルから中国語を勉強しに来るのだからお坊ちゃんやお嬢様なのだろう。服装も明らかに自分より遥かに高級だ。でも、朝青龍や白鵬みたいなのはいなかったな。

30分ほどモンゴル人留学生たちのビザ手続が終わるのを待って、ようやく自分の番だ。書類は全て揃っているのですぐに端末に入力開始なのだが係官から「ビザは今日から30日延長で明後日の受取りになるよ」と告げられる。田舎でビザ延長だと申請日から30日延長というのは覚悟していたがここもか・・・。

ここで、ちょっと考える。このままビザ延長をするか、一旦ビザ延長を中断して満洲里へ行き中国の蒸気機関車の聖地であるジャライノール観光をしてからビザ期限の9/29前に延長手続をするかを考えた。ビザが切れる9/29は月曜でこの日に申請すると2日後は10/1の国慶節だ。これだと国慶節の期間中の10/1-10/5まで公安局も休みでビザの受取りが出来なくなり無駄にハイラルに滞在することになってしまう。

その前に申請するにしても土日は休みなのでハイラルで無駄に過ごす事になる。これだと、このままビザ申請をした方が良さそうだ。16:00頃、ビザ延長手続を終える。受取りは明後日の朝だ。因みに田舎なので預り証とかは発行されていない。今回は30日延長なのだが申請日からの延長なので実質23日の延長になってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
宿泊費 15元
バス 4元 路線バス
ビザ 160元
写真 42元
コピー 1.5元
合計 234.5元

4185次 硬座でハイラル→ジャライノール

dongbei_203昨日ビザ延長の手続をして明日受取りで今日は暇だ。

dongbei_204そこで、急遽ジャライノール(扎赉诺尔)へ行く事にして08:30過ぎに駅で切符を購入して4185次に乗車する。

dongbei_20509:30に発車してジャライノールまでは約2時間の道程で11:32頃、ジャライノールに到着する。駅の利用者はほとんどおらず田舎の駅であった。

蒸気機関車の聖地・ジャライノール炭鉱

dongbei_206そして、GPSを片手に駅前の通りを西へと歩いていく。今日の目的地のジャライノール炭鉱は中国最後の蒸気機関車の聖地と称され露天掘りの炭鉱で20両以上の蒸気機関車が石炭を輸送しているそうだ。このジャライノール炭鉱は2010年には石炭の採掘を終了してジャライノール国家鉱山公園になるらしい。

つまり、蒸気機関車が見られなくなってしまうということだ。恐らく自分にとって今回が最初で最後のジャライノールでの蒸気機関車見物になりそうだ。11:50 頃、目の前に引込み線が見えてきた。

dongbei_207そして、その向こうから汽笛が聞こえてくるではないか!どうやら炭鉱のすぐ近くまで来ているようだ。引込み線の線路上を歩いていくと蒸気機関車が見えてきた。しかも、ちゃんと動いている。

dongbei_208あちこちで蒸気機関車が石炭輸送の為に動いており鉄にとっては至福の時である。

dongbei_209引込み線を降りて近づける所まで近づいて撮影開始である。

dongbei_210今回は時間の都合で炭鉱を1周しながら撮り鉄というのが出来ないので迅速に撮影場所を選ぶ。

dongbei_211天気は晴れていたのだが風が強く5倍ズームとかだと手ぶれが酷くて撮影が難しい。

dongbei_212この雄姿を見られただけでも幸せである。

dongbei_213それでも何とか30分ほど撮影して12:30頃、ジャライノール西駅へ向かう。

1302次 無座でジャライノール西→ハイラル

dongbei_21413:35頃、ジャライノール西駅に到着する。ジャライノールは西駅の方が開発されておりこちらが中心駅のようだ。

dongbei_215切符売場でハイラル行きの切符を買おうと列に並ぶがお約束の人民割り込みに遭遇するが屈折した心の自分は素早く100元札を窓口に突っ込み割り込みを阻止する。そして、切符を買い終わりるが非常に陰湿な性格の自分は割り込みして来た人民に故意に肩をぶつけて窓口から追い出そうとすると人民が怒り出して何かを言っているが無視する。

dongbei_21613:51頃、1302次が到着するがプレート(车牌)を見ると朝乗車した4185次と同じ編成だった。

dongbei_217人民の辞書には「排队(並ぶ)」という単語は無いようです。

dongbei_21815:40頃、ハイラルに到着する。1302次は北京行きなので肥料袋を持った民工が多数乗車しようとしているが、相変わらず乗降口では誰も並んでいない。人民の辞書には「排队(並ぶ)」という単語は無いようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
鉄道 14元 硬座 ハイラル→ジャライノール
鉄道 20元 無座 ジャライノール西→ハイラル
鉄道 17元 硬座 ハイラル→満洲里
合計 58元

公安局でビザを受取る

dongbei_21907:25頃、宿を出て公安局へ向かう。今日は一昨日申請したビザの受取日だ。08:00頃、公安局に到着するがまだ開いていない。外に人民が数人待っているので一緒に待っていると中から「8時半からだよ」という声が聞こえてきた。そのまま外で待つがかなり寒い。今日のホロンバイル市の予想最高気温は11度になっているが既に秋は終わり冬に入っているようだ。

08:20頃、入口の扉が開いて中で待つ。0830になり窓口へ行くと既に係官がビザを確認して待っていてくれた。まあ、ここに日本人が来るなんて滅多に無いだろうから係官も覚えていたようだ。新しく発給したビザを確認して係官にお礼を言って外へ出 る。1路のバスに乗車して駅へ向かう。

4185次 硬座でハイラル→満洲里

dongbei_22008:45頃、宿に戻り荷物をまとめて08:50過ぎに駅へ向かう。

dongbei_221今日も昨日と同じ4185次に乗車するが目的地は中露国境の満洲里だ。

dongbei_222駅に到着すると改札が既に始まっておりそのまま列車に乗車して発車を待つが09:30発の筈だったが09:28に発車していた。まあ、中国だから2分早く発車しても問題ないのだろう。車内は比較的空いており快適である。

そして、如何にも金持ちの旅行客という人民たちが乗車している。この旅行客が地元民から色々と見所を聞いているようなので盗み聞きをすると、この旅行客たちは広州人で定年退職して各地を旅行しているようだ。各地を旅行しているという事はかなりの金持ちなのだろう。

服装や行動を見ていてもその辺の人民とは全く違い仮に東京観光させても中国人とは分からないほどだ。逆にその辺の人民を東京に連れて行ったらすぐに日本人ではないと分かるだろう。久しぶりに文明人の中国人を目撃した。12:13に満洲里に到着する。定刻より2分早くの到着だ。

満洲里

dongbei_223駅を出て宿を探すが満洲里駅は出入口が市の南側にあり市の中心は北側にあるのだ。おかげで駅前は人気があまり無いのだが招待所や旅店はたくさんある。

dongbei_224今回は満鉄招待所に1泊20元で宿泊する。ここは設備というより宿の名前で泊まる事にした。宿に荷物を置いて駅で明日の綏芬河行きの切符を購入してから駅の西(駅の出口を出て右方向)にある歩道橋から市の中心へ向かう。それにしても、市街地が駅の北側にあるのなら駅の出入口を南でなく北に作った方が便利だと思 うのだが?

dongbei_225駅の北側は区画整理されておりロシア風の建物が数多く並んで街中ロシア語だらけです。

dongbei_226そして、賓館から招待所、旅社、旅店まで揃っている。それに数も駅前をはるかに超えている。

dongbei_227市街地の店にはロシア語が表記されておりあちらこちらにロシア人がいる。もう完全にロシアの雰囲気が漂っている。

中露国境・満洲里の国門

dongbei_228市内から6路のバスに乗車して13:10頃、国門に到着する。運賃は2元。目的は中露国境の国門を見物する事なのだが目の前の広場に解放型蒸気機関車があるではないか!まずは解放型の撮影である。

dongbei_229そして、ロシアの貨物列車が停車しているのを見つけてついでに撮影。

dongbei_230線路の向こうには中国側の監視塔が見える。観光地といってもここは国境地帯で警備は厳重ということのようだ。

dongbei_231国門景区の入場料は30元なのだが正直言って払う気は無い。それにフェンス越しに国門が見えるし・・・。これが国門。奥に見えるのはロシア側の国門

dongbei_232国門景区の入口。

dongbei_233国門の撮影をしていると停車していたロシアの貨物列車がロシアへと走り出した。13:40頃、6路のバスで満洲里市内へ戻る。

シャワー無しの旅で最終手段に・・・

9/5にハルピンを出発して以来シャワー付きの部屋に泊まっていない。つまり体を洗っていないのだ。既に乞食にかなり近づいており何とかしなければならないのだが、内蒙古や東北部はシャワー付きの安宿が南方と比べてほとんど無い。おかげで頭が痒くてどうしようもないので最終手段として床屋で坊主にしてもらう。

床屋で「坊主にしてくれ」と頼んだらおばちゃんに「本当にいいの?」聞かれたがバッサリと坊主にしてもらうが髪を切ってくれたのはおばちゃんの娘だと思われる姉ちゃんでやたらと嬉しそうにバリカンで刈ってくれた。人の髪をバッサリと全部刈ってしまうので面白いのだろう。で、床屋代は3元だった。さっぱりして無事に坊さんと同じになってしまったが別に出家した訳ではない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
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鉄道 88元 硬座 満洲里→綏芬河
バス 5元 路線バス
理髪 3元
合計 137.5元

4192次 硬座で満洲里→綏芬河

dongbei_23404:00頃に起床する。黒河で寝坊して早朝の列車に乗り遅れたが今回はちゃんと起きて準備万端で05:20頃、宿を出る。

dongbei_235駅に到着するとちょうど改札が始まり待ち時間無しで列車に乗車する。今日は内蒙古の満洲里から黒龍江省の中露国境の都市である綏芬河を目指す。内蒙古から黒龍江省に入り一気に黒龍江省を横断するのだ。

dongbei_236列車は05:45に定刻通り発車して綏芬河へ向けて走り始める。牙克石を過ぎると9月なのに雪が降り始める。黒龍江省を移動している時からかなり冷え込んでいたが内モンゴルは既に冬に入っていた。

乗車率100%以上で車内はかなり混雑しているのだが外で雪が降っている天気なので車内は当然冷蔵庫だ。非空調でも暖房は付いているのだが暖房は稼動していない。寒さに耐えながらの移動で20:20頃、ハルピンに到着する。乗客のほとんどがここで 降りて乗車率は2割程度まで下がり横になって寝る乗客が現れ始める。自分も遠慮せずに3列シートを占領して横になるが寒いのであまり寝られない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元