東北三省旅行記~ハルピン2

バスで糞爺が暴れる

106路のバスで黒龍江省博物館へ向かう途中で後ろの方から爺さんの怒鳴り声が聞こえてきた。何かと思い様子を窺っているとどうやら爺さんが席に座っている姉ちゃんに席を譲るように強要して断られて逆ギレしたようだ。姉ちゃんの席はシルバーシートではないから断っても一切問題は無いのだが、爺さんは思い通りにならなかったので姉ちゃんを罵っている。

もちろん自分には爺さんが何を言っているか分からない。混雑した車内で爺さんが姉ちゃんを罵って暴れ始めたので周りの乗客が席を譲って解決しようとするが爺さんの暴走は止まらない。姉ちゃんは無視してそのまま座り続けていた。棺桶に片足を突っ込んだ爺さんは年寄りが何でも優遇されると何か勘違いしているようだ。結局は爺さんは他の人が譲った席に座り大人しくなったが・・・。爺さん周りに迷惑だから早く死ねっ!

黒龍江省博物館

dongbei_03810:30頃、ハルピン駅とカルフールの中間にある黒龍江省博物館を訪れる。ここも以前は有料で入場料が40元だったようなのだが今年から無料開放となった。まずは入場券を受取る為に列に並ぶが身分証が無いと入場券がもらえない。生憎パスポートはビザ申請で公安局にあり所持していないので日本の運転免許証で押し切った。

dongbei_039この博物館の目玉はマンモスの化石や恐竜の化石のようなのだが、個人的には渤海国の展示とかが興味深かった。渤海国は高句麗とともに中国と韓国の歴史問題になっているようだ。因みにここでは渤海国は中国の地方政権と紹介されていた。

ハルピンからロシア行き国際バス・・・

dongbei_04011:30頃、ハルピン駅前のバスターミナルである南崗公路客運站を訪れる。

dongbei_041どんな路線があるのか調べてみると何とウラジオストク(海参崴)への国際バスが運行されていた。因みにウラジオストクまで運賃は500元だった。

dongbei_042ハルピン駅

カルフールで買い物

dongbei_04312:30頃、カルフールで買い物をする。特売品はないか探すと痛みかけた葡萄が1kg2元で安かったので購入する。他にも西瓜が特売で500g0.19元という激安だったがウルムチで西瓜は充分食べたのでやめておいた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.3元
バス 4元 路線バス
合計 16.3元

東北烈士紀念館

dongbei_044ハルピン駅から徒歩10分ほどの所にある東北烈士紀念館に10:00頃到着する。

dongbei_045ここは満州国時代のハルピン警察庁の庁舎を紀念館として利用している。ここは以前は入場料10元だったようだが今年から無料開放となっておりタダで見物できるのだ。但し、見物には身分証が必要なのでパスポートを忘れず に・・・。

dongbei_046館内は抗日戦争に関する展示と満州国時代のハルピン警察の悪逆非道の数々が展示されており牢獄や拷問部屋も保存、再現されている。

ハルピンでもアラーの神は寛大らしい

ハルピンでも食事はいつもイスラム食堂に通っているのだが店内にはビールや白酒が置いてあるというか客がビール飲んでいるし・・・。どうやらハルピンのイスラム食堂でもビールは大丈夫なようだ。まあ、店のおっちゃんたちがビールを飲むわけでないから大丈夫なのだろう。でも、さすがに豚肉料理は無かったな。

中国での横断歩道の渡り方


昼食後に交差点で人民たちが横断歩道を渡る様子を撮影してみた。中国へ行ったことのない人は恐らくこの光景に驚きと笑いに襲われるだろう。そう、青だろうと赤だろうと人民は横断歩道を渡っているのだ。

白人さんがドミにやって来たが・・・

20:30頃、HP作成中に老板娘に連れられて白人さんがドミを見に来たのだが約5秒ほどで他の部屋へ行ってしまった。ドミには自分と中国人1人が滞在中でベットに空きはあるのだが、ちょうど白人さんがドミを見に来た時に中国人がパンツ一丁で携帯電話片手に話中だったのだ。おまけに声でかいし・・・。まあ白人さんにとっては小日本と中国の猿2匹とは一緒の部屋に泊まりたくなかったようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
バス 2元 路線バス
合計 10元

侵華日軍七三一部隊罪証陳列館

dongbei_04708:45頃、343路のバスに乗車して平房区へ向かう。今日は731部隊の本部址を見物に行くのだ。新疆大街で下車して徒歩5分ほどで侵華日軍七三一部 隊罪証陳列館に到着する。ここも以前は有料だったが2008/3/29から無料開放になった。以前は入場料が20元だったようだ。

dongbei_048細菌兵器の研究開発、生体実験でその悪名を轟かせた731部隊の本部址がここだ。

dongbei_049かつて、ここで中国人、朝鮮人、ロシア人捕虜を使い、ペスト、コレラなどの細菌実験、毒ガス実験、体内の血液を馬の血液と交換、生きたまま真空室に入れて破裂させたり、空気を静脈に注射、臓器移植、凍傷実験、生体解剖などが行われていた。

dongbei_050館内の展示資料は731部隊に関するさまざまな資料や731部隊の元日本兵の証言などが展示されているが何故か撮影禁止になっていた。

dongbei_051煉獄門。ここからマルタが送り込まれていった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
バス 3元 路線バス
合計 15元

今後の予定を練る

ハルピンでの観光は一通り終わらせたので今日は今後どうやって東北三省を巡るかを練ってみた。6月に東北三省乗り鉄に失敗しているがこの時に練った計画を基に再検討してみた。乗車する列車は盛名時刻表で調べた。「盛名時刻表」は日本の「駅すぱあと」をかなり簡略化したようなソフトだ。
但し、日本語環境だと文字化けして使えないので「コントロールパネル」 の「地域と言語のオプション」で「Unicode対応で無いプログラムの言語」を「中国語」にして再起動しなければならない。それでも、無料で利用できる のでかなり重宝する。予定を練ってみるとどうやら次のビザ延長はハイラル(海拉尔)になりそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.5元
合計 11.5元

同じドミの中国人は独り言が多い

同じドミの中国人はちょっと変わっていて独り言がやたらと多い。いきなり歌い出したりするのは一般の中国人でもよくあることなのだが、この中国人は独り言も多い。おまけにやたらと屁をしたり、ゲップが多い。携帯で話中の時もゲップをしていたりと色々な意味で不思議な行動をしている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11.5元
合計 11.5元

東方紅行きの切符を購入

09:00頃、11路のバスでハルピン駅へ向かう。今日は9/5のN81次の東方紅行きの切符を購入するのだ。09:30頃、ハルピン駅に到着する。切符売場は混雑しているのだが窓口のほとんどが開いていたので10分ほど並んだだけで購入できた。

カルフールで氷砂糖と赤砂糖を購入

dongbei_052ハルピン駅で切符を購入して、あとはビザが発給されればハルピンとおさらばできるのだがビザは9/4まで待たなければならない。帰りにカルフールで氷砂糖(400g4.2元)と赤砂糖(400g3.9元)を購入する。

「何で氷砂糖と赤砂糖なんか買うんだ?」という方もいるだろうが、ハルピンを出発した後は 場所によっては列車が夜到着や早朝発だったりして食料調達が困難な可能性もある。ぼったくりの車内販売や駅前の商店は利用したくないので、とりあえず糖分 補給の目的で氷砂糖と赤砂糖を購入しておくのだ。ようするに非常食だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27.6元
鉄道 61元 硬座 ハルピン→東方紅
バス 2元 路線バス
日用品 13.8元
合計 104.4元

HP作成に励む

ハルピンでは見たい観光地は見てしまったので暇である。というか、ハルピンの公安はちゃんと仕事しろよっ!成都や南京は5日でビザ発給できて、どうしてハ ルピンは10日なんだよ。まあ、暇なのでHP作成に励むといってもユースには無線LANが無いのでネットにつなげず作業は思うように進まない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

今日もHP作成

今日もHP作成で過ごす。といっても、テレビを見ながらだけど・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
合計 8元

やっとビザを受取る

dongbei_05307:30頃、106路のバスで経緯街へ向かう。08:25頃、公安局出入境接待大庁に到着、08:30から業務開始だが既に多くの人民や外国人が待っている。08:30になり業務が始まり窓口の列に並ぶがビザの窓口は留学生が並んでいる。今日の窓口の担当者は前回の糞婆ではなく兄ちゃんであった。5分ほど待つと自分の番になり領収証を提示すると名前を聞かれ答えて台帳に署名してLビザが貼られたパスポートが返却された。ようやくビザが発給されたのでハルピンには用は無い。明日は東方紅へ出発だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.9元
バス 2元 路線バス
合計 17.9元