N198次 硬座で白河→瀋陽北





瀋陽北で駅寝
出口を出て切符売場へ行き明日のK668次 瀋陽北→鷹潭と14日の2025次 鷹潭→アモイ(厦門)の切符を購入しようとするがK668次は問題なかったが2025次が売切れで買えなかった。恐らく2025次は鉄路局が違うので切符の割当てが無かったのだろう。それに途中駅の鷹潭では尚更買えないだろう。それでも鷹潭へ行けば最悪でも無座の切符は買えるだろう。
切符購入を終えてこの後をどうするかが問題だ。K668次は明日の1804発なので発車時刻までどう過ごすか考えたのだが明日の昼間は6月に瀋陽を訪れた際に失敗した瀋陽蒸気機関車博物館の見物だ。
そして、明日の朝までは瀋陽北駅の待合室で駅寝する事にする。日本でも鉄が無人駅で駅寝する事があるが中国では金の無い民工が駅寝をして列車の乗り継ぎをするのだ。深夜は待合室も空いており横になって寝ることも出来るのだ。でも、置き引きの危険性は高いのだが・・・。待合室で寝ている人民たちに混じり自分も寝る事にする。さすがに横になると熟睡して置き引きに遭いそうなのでベンチに座ったままで寝たり起きたりを繰り返す。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 鉄道 | 253元 | 硬座 瀋陽北→鷹潭 |
| 合計 | 253元 |
深夜2時頃にバックパックを預ける
02:00頃に切符売場の隣にある荷物預かり所でバックパックを預ける事にするが、ここの婆さんが最初は預り証に20元とか記入するので、「高いだろ!やめておく!」とか言ったら「2日分だ」とかほざくので「夕方まで預けるだけだ。日付は変わっているぞ!」と言ったら10元になった。
因みに瀋陽北駅だと手荷物の保管料は2-6元で一番大きい高さ60cm以下だと6元で割高である。料金表では高さ60cm以下の荷物までの様に表示されているが、実際は人民たちの巨大な荷物も預けられているので大きめの荷物は割増料金で預かってくれる。
瀋陽蒸気機関車博物館



そして、見物に来た家族連れも開館時間を聞いていたが結局帰っていった。自分はこのまま手ぶらで帰る訳には行かないのでガラス越しに館内を撮影するが確かにまだ工事中の所がある。せっかく来たのに中途半端な鉄分補給になってしまった。いや、むしろパシナ型の後ろ部分だけガラス越しに見せられて鉄分不足になってしまった。
09:30頃、114路のバスで瀋陽北駅へ戻るがバス停は駅前ではなく駅前の郵便局の対面にある迎賓街(迎宾街)にあった。こ こじゃあ見つからない訳だ。
カルフールで伊利の牛乳を購入


特に売れていたのが伊利の牛乳1Lで5.9元なのだが2本買うと1本おまけという販売手法で人民たちが見事に購入している。2本買うと1本おまけだから実質3Lで11.8元なのだが、実際この価格は本当に安いのだ。どれくらい安いかというとコカ・コーラ600mlが2.5 元くらいなのだが、伊利の牛乳は600ml当たり2.36元になる。コカ・コーラより安いというのは通常ではありえない事だ。それだけ消費者離れが深刻で不良在庫化しているのだろう。

中国政府はオリンピック中で事件を隠蔽していたし、メラミンの検出体制が整う前に生産された牛乳だ。この牛乳が安全だという保証は何処にも無い。仮にメラミンが入っていなくても別の物が入っているというオチもありそうだし・・・。しかし、ここは敢えて危険を冒してメラミンが入っているかもしれない牛乳を購入する。まあ、今更メラミン入り牛乳で騒いでいるようでは中国で旅は続けられない。

鮮牛乳は日本の牛乳と同じように冷蔵で消費期限も短いのですが味は純牛乳より上のようです。価格も高いです。但し、冷蔵で消費期限が短いので販売されている地域が大都市に限られています。
一方、純牛乳は未開封なら常温で半年ぐらい保管する事が出来るので中国各地へ輸送でき長期間の保存が出来るので販売店でも売れ残りの可能性も低く抑えられます。中国で牛乳といったら通常は純牛乳を指します。ただ、鮮牛乳と純牛乳については製造方法がどう違うのか、純牛乳は何故長期間の常温保存が出来るのか謎の部分もあります。
K668次 硬座で瀋陽北→鷹潭
カルフールでの買い物を終えて瀋陽北駅に戻るが入口で人民の喧嘩に遭遇する。初めは人民同士の喧嘩であったがいつの間にか人民と公安の喧嘩になっていた。喧嘩の原因は不明だ。


| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 食費 | 44.3元 | |
| 日用品 | 17.8元 | |
| 荷物保管 | 10元 | |
| 合計 | 72.1元 |



