山西省旅行記~雲岡石窟・五台山・平遥古城編

まずは秦皇島から天津へ

shanxi001今日は天津へ移動してから大同への切符を確保しようと思う。0930頃に秦皇島駅の待合室で改札が始まるのを待つ。今日乗車するのは1016発のT584 次だ。

shanxi002しかも、軟座だ。0950頃に改札が始まり列車に乗車する。軟座なので空席もあり荷物は余裕で網棚に載せられた。1016に定刻どおり発車するが唐 山に到着する頃には15分遅れになっていた。T列車の遅れに遭遇するとは思っていなかった。

shanxi003天津北駅には1410頃に到着する。まずは大同行きの切符を確保するために切符売り場へ向かう。窓口で大同行きがあるか聞いてみたら硬座なら今夜の2602次があるとのことで、ちょっと迷ったが購入する。夜まで時間があるので駅前の荷物預かり所に荷物を預けて天津市内を見物することにする。

天津を見物

shanxi0047時間ほど時間があるのだが特に見物するところは決めていないのでバスで天津の街並みでも見ることにした。天津のバスは1.5元になっており北京より高く設定されている。でも、北京ほど渋滞が酷く無いのでまあ運賃に関しては許容範囲内だろう。これで、北京と同じ渋滞の酷さなら不満続出だろうな。

shanxi005バスで天津市内を見て途中で天津駅へ徒歩で向かう。この頃には何処を歩いているのか分からなくなっており天津駅への標識を頼りに歩く。

shanxi0061800頃に天津駅前に到着するが工事の真っ最中だった。北京オリンピックの頃には綺麗に駅前は整備されているのだろう。天津駅から天津北駅まで徒歩で戻るが途中夜市の準備を見たりしながら2030頃に天津北駅に到着。

大同まで夜間の硬座を体験

shanxi007預けていた荷物を引き取って駅の待合室で待つが2602次が約10分の遅れが発生していた。改札はそれほど混乱も無く通過して2200頃に2602次に乗車するが車内は空いており荷物は網棚に載せて余裕で座れて天津を発車しても少し座席に余裕があった。どうやら、北京駅で一気の乗り込んでくるのだろう。

座席に余裕があるにもかかわらずデッキで寝ている乗客がいた。無座の切符でも席が空いているのだから座れるはずなのだが何故かデッキで寝ていた。何か理由が あるのだろうか?そして、夜間の硬座車両は治安が悪化するといわれており公安が財布と見回りに来たときに「財布と携帯電話に注意するよう に」と言っていた。どうやら本当に危ないようだ。しかし、浅い眠りで車内をすごしていく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.65元
バス 3元 路線バス
鉄道 36元 硬座 天津北→大同
荷物預け 10元
合計 54.65元

大同駅では戦車の輸送に遭遇

shanxi0080330過ぎに張家口南で半分の乗客が降りて硬座なのに快適な環境になり朝を迎える。0700過ぎに終点の大同に到着。時刻表を見るとさらに先まで行くは ずなのだが、ダイヤ改正したばかりで何故か大同が終点になっていた。これも中国だから問題無しだろうか?大道駅では隣の線路に軍用車両を積んだ貨物が停 まっており戦車まで積まれていた。

shanxi009戦車の輸送は中国だからシートで隠していると思ったがシート無しの剥き出しでの輸送だ。もちろん周りの客に構わず遠慮なく撮影する。恐らく公安に見つかると逮捕される行動だろうな。

shanxi010撮影後は何事も無かった様に駅の外へ出る。

宿を決めて雲岡石窟へ

shanxi011駅を出るといきなりCTISの客引きに遭遇する。大手旅行会社の客引きに遭遇するのは初めてだ。さすが世界遺産のある都市だ。

shanxi012しかし、軽く無視して駅周辺で宿を探す。最安は6元というのがあったがあいにく満室だったので他を当たる。興達賓館でシャワートイレ付き50元の部屋に1泊することにして0850頃に駅前のバス停へ行く。

shanxi013大同駅前からは3-2路が雲岡石窟まで出ており乗車する。運賃は2.5元である。バスは市外に出ると爆走し始め速度は80kmで高速並みの運転だ。0930頃に雲岡石窟に到着する。

世界文化遺産 雲岡石窟を見物

shanxi014世界文化遺産にも登録されている雲岡石窟だが観光客は平日にもかかわらず訪れているのだが外国人観光客は少ない印象を受けた。まあ、田舎だからここまで来 る外国人はよほど中国が好きなのだろう。さて、雲岡石窟は中国三大石窟の一つで敦煌の莫高窟、洛陽の龍門石窟と並び世界文化遺産に登録されている。

shanxi015雲岡石窟の歴史は約1600年前の北魏の時代に石窟が掘られたものである。細かいことはよく分からないので、とにかく見ていくことにする。

shanxi016入場料も60元で少し高いが世界遺産だからい仕方無いだろう。約1時間ほど見て回るが工事中の場所もあり全てを見ることはできなかった。

九龍壁を見る

shanxi017雲岡石窟を見物して大同市内に戻り、昼頃に市中心部にある九龍壁を見物する。入場料は10元である。大同の九龍壁は三大九龍壁の一つで他に故宮の九龍壁、北海公園の九龍壁があるが大同の九龍壁が最大のものである。

shanxi018大同の九龍壁が建てられたのは明の洪武25年(1392)で洪武帝の第十三皇子の朱桂の邸宅前に建てられた。

shanxi019中に入ってみるが見学者は自分ひとりであった。貸しきり状態で写真撮影をして後にする。昼食をその辺の店で済ませるが牛肉麺が2.5元と今までで一番安かった。大同は物価が安いのだろうか?いや、そうでもなかった。スーパーで売られているミネラルウォーターが2角ぐらい高い。1400頃に駅近くのバスターミナル大同北站で明日の五台山行きの切符を購入、これで明日の準備は整った。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.5元
宿泊費 50元
バス 4.5元 路線バス
バス 62元 大同→五台山
雲岡石窟 60元
九龍壁 10元
合計 199元

大同から五台山へ

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