ラオス・ベトナム陸路国境越え

世界遺産ルアンパバーンの托鉢 3日目

托鉢今日もルアンパバーン名物の托鉢で05:00に起床する。
今日は出入口の扉が開いており宿の兄ちゃんを起こさずに済む。

托鉢すでに先に出ていった宿泊客がいたのか宿の兄ちゃんが「今日も日本人が起こしに来るだろう」と先に開けていたかは不明だ。

托鉢すでに太鼓の音が聞こえ托鉢が始まっている。

托鉢3月は5時起きでちょうどよかったのだが、日の出の早い6月だと托鉢の時間が早めのようで、日の出の時刻に連動しているようだ。

托鉢今日は日曜日で天気は曇りだが青空も見えるので日中は晴れそうだ。

托鉢しかし、観光客が少ない。
雨期のラオスは旅行オフシーズンのようだ。

托鉢さて、托鉢の撮影ポイントを探すが高そうなホテルの前だとホテルの従業員が宿泊客のためにゴザを敷いて供物を準備している。
托鉢のルート上にあると、こういった付加価値も付けられるようだ。

托鉢表通りで撮影をしてから路地裏で撮影をする。

托鉢06:10頃に托鉢は終わり地元民は後片づけをする。

マーケット朝のメコン河を見物してから、今日も市場を見物していく。

マーケット今日も人が多く賑わっている。

マーケット食材も色々とあり豊富だ。

国際バスターミナル07:30頃、宿に戻り朝食を食べる。
09:00頃、国際バスターミナルへ向かう。
明日のベトナム・ハノイ行きのチケットを購入するためだ。
40分ほど歩いて国際バスターミナルに到着。
チケットオフィスで明日のハノイ行きのチケットを購入する。
運賃は350000キープ(約5460円)だ。
昨日の夕飯に利用した屋台で釣り銭に破れた紙幣を掴まされたので、支払い時に混ぜておいたが特に文句言われずに済む。

ラオスコーヒー

DaoCoffee帰りに隣の中華系スーパーマーケットの万客隆購物広場でラオスコーヒーのDaoCoffee(23000キープ/約359円)のインスタント版600g(20g×30)を購入する。
パッケージが赤、緑、茶の3種類あり、今回は赤のオリジナルを選択する。
ちなみに緑はエスプレッソ、茶はターボと表記してあった。
他にもコーヒー豆もあったが、こちらは高級品なので値段が高い。

そして、気になったのがバーコードがタイの885からになっていた。
なぜタイになっているのだ?
ラオスにはバーコードの国番号が割り当てられていないのか?

昨日に続いてラオスの物価調査で商品価格を再確認する。
ペブシコーラ500mlが3500キープ(約57円)、1.5Lが7000キープ(約110円)、ミネラルウォーター500mlが2000キープ(約32円)、1.5Lが4000(約63円)キープ、ビアラオ大瓶640mlが8000キープ(約125円)、ビアラオ500ml缶が9000キープ(約141円)になる。
ビアラオは缶より瓶の方が安い。

ラオスのウイスキー

ラオスのウイスキー
そして、酒のコーナーであることに気が付く。
ラオスのウイスキーが売られているのだ。
ラオスの酒なんてビアラオ、ナムカンビール、ラオラーオぐらいしか知らないので、ウイスキーには少し驚いた。

で、日本ではマッサンの影響でウイスキーブームらしいので、自分はラオスのウイスキーを買ってみる。
ビエンチャンのライオンウイスキーというメーカーが醸造しているようで、ウイスキーは3種類あり今回購入したのはLION2008SPECIALで容量は表記されていないが700mlぐらいアルコール度数は40度でかなり高い。

肝心の値段はビールとほぼ同じで9000キープ(約141円)だ。
ビールとウイスキーが同じ価格というのはどういうことだ?
ラオスの酒税とかはどうなっているのだ。

このラオスのウイスキーだが今日の飲むと明日のベトナム・ハノイ行きに影響するのでハノイに到着してから飲むことにする。

屋台夕方になり夕飯を食べにナイトマーケット近くの屋台へ行く。
今日は昨日の隣の屋台で食べてみる。
値段は15000キープ(約234円)で限界まで皿に盛るが屋台のおばちゃんの視線が・・・。
欧米人は平気で残しているけど、そっちはOKなのか?

夕飯今日はパイナップルも食べてみた。
10000キープ(約156円)の屋台は果物なしなのだが、15000キープ屋台は種類が多いだけでなく果物ありなのだ。
これで5000キープの差があるようだ。

宿に戻り夜にレセプションでミネラルウォーター1.5L(5000キープ/約78円)を購入する。
人民元だと約4元で中国の2倍ぐらいの価格でラオスは水が高い。
でも、ちゃんと冷えているし、その辺の商店と同じ価格に抑えているので価格設定は良心的だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 58500キープ
バス 350000キープ ルアンパバーン→ハノイ
合計 408500キープ

世界遺産ルアンパバーンの托鉢 5日目

托鉢今日も05:00に起床し托鉢見物へ出かける。
宿の兄ちゃんに扉を開けてもらうが外で欧米人の兄ちゃんが寝ていた。
どうやら門限に遅れて外で寝ていたようだ。
これがルアンパバーンの治安のようで外で寝ていても大丈夫らしい。

托鉢今日の天気は朝から曇りだが雲は明らかに雨雲だ。
欧米人観光客は少なめだが韓国人の団体客が非常に多い。
そこら中から韓国語が聞こえてくる。
中国人観光客もいるのだが、なぜか比較的少数で大人しい。

托鉢周辺からは太鼓の音が聞こえ僧侶たちが托鉢に出発している。
今日は天気の悪さから僧侶たちも傘を持って托鉢に出向いている。

托鉢そして、韓国人のヤンバン御一行様はその辺の庶民とは違い、まだ曇りでも雨に濡れてはいけないのでテントの下で供物を寄進する。

托鉢欧米人は地元民に混じって供物を寄進しているが、托鉢のルート上には籠が設置され僧侶たちがいらない物を捨てていく。

廃棄された供物回収された物は供物セットとして再販売されるのだろうが、もち米のカオニャオは犬や豚の餌になるのか?
正直言って寄進された供物が捨てられるというのは気分の良い光景とはいえない。
まあ、宗教行為と考えるより観光アトラクションとして考えておくべきだろうか?

06:10頃、托鉢が終わったので宿へ戻る。
07:30頃、かなり強い雨が降ってきた。
正に雨期の天気といったところだが、今日は夕方にバスでルアンパバーンからベトナム・ハノイへ移動するのだが、天気が回復しないと大変だ。

08:30頃、宿で朝食を食べるが欧米人の宿泊客は食べ終わった後に食器を片づけたりしていない。
食器を放置してたら次の人が利用できないのだが・・・。
欧米人は自分で食器を片づけないのが当たり前なのか?
昼前に先にチェックアウトだけして夕方まで宿で待機して過ごす。

ルアンパバーン→ベトナム・ハノイ国際バス

ルアンパバーン国際バスターミナル16:00頃、宿を出て国際バスターミナルへ向かう。
ベトナム・ハノイ行きのバスは18:00発車で17:30集合になっている。
宿から直線距離で2.5kmほど離れているが徒歩で向かう。
天気は朝の雨から晴れに変わり日差しが強い。
約1時間ほど歩いて16:45頃、ルアンパバーン国際バスターミナルに到着する。

ベトナム・ハノイ行き国際バスタイ・チェンマイ、ベトナム・フエ行きの国際バスはすでに待機しているがハノイ行きはまだであった。
まずはバスが来るのを待つことにする。
17:10頃、ベトナム・ハノイ行きの国際バスが到着。

レシートまずはチェッックインカウンターでレシートとパスポートを出して乗客名簿にパスポート情報を記載してチケットを受け取る。

チケットトランクルームに荷物を置いて、バスターミナルの売店で冷えたミネラルウォーター1.5L(5000キープ)を購入する。
出発時刻まで乗車できないということで欧米人たちと外で待機。
そして、発車時刻の18:00を過ぎる。
どうやら時刻表通りにはバスは運行されないようだ。

寝台バス

寝台バス車内18:25頃、バスへ乗車するが乗客が少ない。
乗客は15人ぐらいで乗車率は4割から5割だ。
派手な車内灯が特徴のベトナムの寝台バスだが、今回も中国同様で1列
2列の寝台だが、ベトナムの寝台バスは清潔で、中国の超ハイレベル仕様とは格が違う。
でも、ヒュンダイだけど・・・。

寝台バス車内今回は幸い1列側の寝台だったので隣の寝台がおばちゃんということはなく安心だ。
欧米人のカップルは2列の寝台でイチャイチャしている。
ちなみにチケットに書かれたシートNo.通りには寝台は振り分けられず運ちゃんが決めていくパターンであった。

18:30頃にバスが発車する。
天気は晴れで路面状況は問題なしだが、山岳地帯に入るとどうなるか心配だ。
ハノイまでは約24時間の道のりだが一番の問題は国境越えではなくトイレだ。
中国で鍛えているとはいえ、ラオスとベトナムのトイレ休憩は要注意だ。

ちゃんとしたレストランとかのトイレでも2000キープとか有料が予想されるが、トイレのある場所ならまだマシな方だろう。
真夜中の山の中で野糞ということもあるので、水や食事は控えめにしておくのがよい。
それとヘッドライトが必須だ。
手に持つ懐中電灯だとケツ拭くのに不便なのでLEDヘッドライトにしておくこと。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5000キープ
合計 5000キープ

ラオス・ベトナム陸路国境越え

00:00頃、小便がしたくなったので運ちゃんにバスを止めてもらい山の中で他の乗客と立ち小便。
01:30頃、どこかの町に到着して乗客が一気に増えほぼ満員。
欧米人も新たに乗車してきたので交通の要衝だと思われる。
そして、ベトナム行きの荷物も大量に積まれる。

04:30頃、再びトイレ休憩になり道端で立ち小便。
さらに荷物として木材が積み込まれる。
国際バスなのだが長距離トラックの代わりになっているようだ。

Nong Haetのイミグレーション05:25頃、ベトナムとの国境Nong Haetに到着。

ベトナム行き国際バス隣にはベトナム・フエ行きのバスが停車しており、ハノイまでは直線距離で約247km、フエは直線距離で約500kmだ。
天気は晴れで夜は明けておりトイレへ行く乗客もいれば、そのまま寝ている乗客もいる。
このままNong Haetの国境が開くまで待機となる。

Nong Haetのイミグレーション国境といってもラオス側Nong Haetのイミグレーションには誰も警備しておらず自由に通行できる状態だ。
一応は防犯カメラがあるけど動作しているかは?

両替所そして、イミグレーションには銀行の窓口があり、ここで両替も可能だ。

ラオス・ベトナム国境07:00頃に係官が出勤してきた。
07:10頃、窓口が開いて一斉に地元民がパスポートを窓口に出すが、もう一つ窓口が開いて外国人のパスポート処理が行われる。
ここでは出国カードが必要でカードを持っていない欧米人1人は先に出国カードへ記入することになる。
出国手続きは3分ほどで完了してパスポートに出国スタンプが押される。
07:30頃、徒歩でラオスNong HaetからベトナムNam Canへ移動する。

ラオス国境石碑途中のラオス国境の石碑を撮影。

ベトナム国境石碑国境に架かるナムカン・ブリッジを渡り、次はベトナム国境の石碑を撮影。

ベトナム側ナムカンのイミグレーション07:37頃、ベトナム側ナムカン(Nam Can)のイミグレーションに到着するが、ここでの検疫が非常に厳しく外国人は全員検疫カードを記入。
MERSを非常に警戒しており、14日以内にMERS発生国やその周辺国に入国したかを細かく確認する。
特に韓国入国の確認が徹底している。

検疫カードそして、自分は検疫カードにChinaと記入したので体温計での検温が追加される。
MERSが発生していなくても中国は要警戒のようだ。
ベトナムの係官は「sorry、sorry」といって丁寧に対応している。
まあ、外国人に嫌がられ逆ギレされても困るから、あらかじめソフト路線で対応ということか?
で、結構時間がかかったが07:55頃、検疫が終わりスタンプの押された検疫カードの半券をもらう。

パスポートは入国カウンターへ回されるが体温検査に時間がかかったので先に入国スタンプを押してもらい08:03頃、パスポートを受け取りイミグレーションを出るが、手荷物持たずに入国したためにバスの乗務員が代わりにバックパックをX線検査に通して運んでいた。
どうりで欧米人が出口へ行かずに入口から逆走して出ていったわけだ。
でも、逆走できるイミグレーションは問題ありのような気がするが・・・。

フォー08:15頃、イミグレーション前の食堂で朝食にフォー(30000ドン)を食べる。

山道08:35頃、バスが発車して山道を下っていく。
11:45頃に山岳地帯を抜けて国道沿いの食堂で昼休憩になる。
食堂のトイレで用足しを済ませてバスの出発を待つ。
今回は珍しく有料トイレには遭遇していない。
そして、道端で小便はあったが山盛りトイレとかには遭遇しておらず、トイレ環境は許容範囲内だ。
昼時なのだが外の猛烈な日差しと暑さで食欲は全くなしだ。

12:20頃、バスが出発する。
雨期のはずなのだがバスは雨に遭遇せずに順調にハノイへ向かっている。
15:45頃、国道沿いの食堂でトイレ休憩。
ここで降りる乗客も結構いたので比較的大きな町のようで、すぐ近くにBigCがあった。
ちょうどウンコしたかったのでトイレへ行くが、水は桶で流す奴だけど掃除はしてあり許容範囲内。
無料トイレだったのでありがたい。

バス乗り換え16:05頃、バスが出発、ハノイまでは直線距離で約130kmだ。
17:30頃、国道沿いでバスが停車してバスの乗換えということで全員下車して荷物も下ろす。

GIAP BAT行きバス荷物を卸してると1台のバスが到着しこれに乗り換えらしいがよく見ると「GIAP BAT」の文字が見える。
どうやらハノイの南バスターミナルGIAP BAT行きのバスのようだ。

寝台バス乗車していた国際バスは南バスターミナルから南へ約1kmの小さなバスターミナルのBến xe Nước ngầmまでしか行かないので、この乗り換えはちょうどいい。
ハノイまで直線距離で約81kmの地点で乗り換えハノイへ向かうが車内は定員オーバーだ。まあ、多少のことは気にするなということか?

ハノイ南バスターミナル19:10頃、ハノイ南バスターミナルのBến xe Giáp Bátに到着する。

バス停バスを降りるとボリタクの運ちゃんの攻勢に遭うが脱出して、バスターミナル前のバス停でLong Bien行きの8番のバスに乗車して旧市街へ向かう。
運賃は7000ドンだ。
ベトナムの路線バスは中国の路線バスとは違い並んではいないが我先にがないので乗車バトルはなく平和だ。

Hanoi Rendezvous Hostel 19:40頃、終点のLong Bienで下車して旧市街をGPS頼りに歩く。
ハノイは道が入り組んで迷いやすいので地図かGPSがないと苦戦を強いられる。

20:10頃、予約しておいたHanoi Rendezvous Hostel に到着する。
Booking.comで予約しておいたのでチェックインはすぐに終わったが料金後払い方式なので担保にパスポートを預けることになる。
ベトナムはパスポートの携帯は義務化されていないのか?
パスポート不携帯で逮捕というのはないのか?
部屋は1泊5ドルの21人ドミトリーなのだが、よりによって3段ベッドの一番上で登るのが大変だ。

フォー夕飯は近くのフォー屋でフォー(40000ドン/約240円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 70000ドン
合計 70000ドン

世界遺産ラオス・ルアンパバーンの托鉢

世界遺産ルアンパバーンの托鉢 1日目

05:00頃に起床して托鉢見物の準備をする。同じ部屋の欧米人の兄ちゃん1人も起きて準備しているので托鉢見物なのだろう。05:30頃、外へ出ようとするが出入口が閉まっている。ちょうど同じ部屋の香港人が来たので一緒に宿の兄ちゃんを起こして出入口を開けてもらう。今日は朝から小雨が降っておりルアンパバーン名物の托鉢見物には条件が悪い。通りは観光客向けに托鉢の供物セットを販売するおばちゃんたちがいるのだが、この天気では観光客は少ない。

托鉢06:00頃になると太鼓の音が聞こえてきた。各寺から僧侶たちが托鉢に出発するようだ。通りや路地にはカオニャオ(もち米)やバナナなどの供物を持った地元民が待機しており僧侶たちを待っている。

托鉢そして、通りでは観光客が僧侶たちに供物を寄進している。観光客の後ろでは業者のおばちゃんがしっかり寄進の仕方とかを教えている。

托鉢托鉢は宗教儀式でもあるが観光産業としても成り立っている。

ホステル06:40頃、托鉢が終わったので宿へ戻るが扉が閉まっており閉め出される。

メコン川開くのを待っていても仕方がないのでメコン河を見に行く。3月に訪れたときと比べ雨期なのでかなり増水している。

バンブーブリッジそして、旧市街の脇を流れるナムカーン川のバンブーブリッジへ行ってみると橋が水没寸前であった。雨期に通行不可になったり橋が流されるというのは見て納得である。

時刻表宿へ戻る途中で旅行代理店に出ていたバスの時刻表を確認する。

時刻表時刻表を見る限りバスターミナルから発車のバスのようだ。

朝食宿に戻り、07:40頃、朝食に目玉焼きとトーストを食べる。ここの宿は朝食付きというのがありがたい!昼頃になると天気が晴れてきた。

南バスターミナルと国際バスターミナル

4G LTEの看板夕方になり、16:20頃、国際バスターミナルへ向かう。宿泊しているホステルからは直線距離で約2.5kmだ。昨日はトゥクトゥクでの移動で10分ぐらいの移動であったが、徒歩だと約40分かかった途中でラオスの携帯電話会社の看板を見かけるが、何とラオスでも4G LTEが始まっていたのだ。ラオスの発展速度はめちゃくちゃ速いのかもしれない。

ルアンパバーン南バスターミナル17:00頃、まずは南バスターミナルを見てみる。

ルアンパバーン南バスターミナル時刻表ルアンパバーン南バスターミナル運賃表時刻表を見る限りだとビエンチャン行きのバスが多い。

ルアンパバーン国際バスターミナル続いて国道を挟んで向かい側にあるのが国際バスターミナルだ。

ルアンパバーン国際バスターミナル運賃時刻表中国の昆明、景洪、ベトナムのハノイ、ディエンビエンフー、フエ、タイのチェンマイ行きの国際バスが運行されている。他にもラオス国内のルアンナムター、ボーケオ(ファイサーイ)などのバスもある。

ルアンパバーンのショッピングモール

ルアンパバーンのショッピングモールバスの情報が手には入ったので宿に戻ろうとしたがバスターミナルの隣約100mの場所にショッピングモールがあった。ルアンパバーンにもショッピングモールが出来ていたのだ!中国資本の万家隆購物広場で1Fは衣料関係のどうでもよい店が入っているが2Fのスーパーマーケットが重要だ。ビアラオの大瓶8000キープ、コカコーラ1.5Lが7000キープ、600mlが4000キープと値段が比較的安い。品揃えはルアンパバーンで1番であることは間違いない。

ただし、ビアラオやナムカンビールなど一部を除き、ほとんどはタイと中国からの輸入品だ。ほとんどのバーコードは885(タイ)か690(中国)から始まっている。コカコーラなど飲料品はほとんどタイからの輸入品であった。品揃え、売り場面積ともルアンパバーンで1番であることは間違いないが客が少なく、店員の方が多いような気がする。

タイ産コカ・コーラ今回は店内を調査してみたが何も買わずに出るのも申し訳ないので、キンキンに冷えたタイ産のコカコーラ1.5L 7000キープを購入する。人民元だと約5.4元、日本円だと約106円だ。日本と比較すれば圧倒的に安いが、中国とだとほぼ同水準だ。ビアラオの大瓶に関しては今までで一番安い8000キープだ。宿の近くの商店だと9000キープや10000キープなので、おそらくこのスーパーは今後価格競争で近隣の商店を駆逐するかもしれない。

10000キープのビュッフェ屋台

ナイトマーケット18:10頃、ナイトマーケットへ行く。

ナイトマーケットまだ夕方なのだが既に観光客が品定めをしていたりする。

10000キープのビュッフェナイトマーケットでの行き先はもちろん10000キープの屋台だ。

10000キープのビュッフェそこそこ種類があるのでいいのだが皿が小さいので量がそれほど多くは出来ない。

10000キープのビュッフェで、夕飯は山盛りにして食べる。先客の欧米人たちには口に合わないようで残したりする姉ちゃんたちがいた。この値段なら十分うまいと思うのだが、欧米人の口には合わないのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17000キープ
合計 17000キープ

世界遺産ルアンパバーンの托鉢 2日目

托鉢05:00頃に起床して托鉢見物に出かける。昨日と同じように宿の兄ちゃんを起こして扉を開けてもらい外へ。今日の天気は晴れで朝から青空が見え托鉢見物の条件は上々だ。

托鉢すでに周辺からは太鼓の音が響いており托鉢が始まっているようだ。通りを歩いていくと供物屋のおばちゃんたちが観光客相手に営業中だが、3月の時と比べると観光客は少ない。やはり天気の悪い雨期は観光客は少ないようだ。

托鉢そういえば宿泊している宿も3月は満室だったが、今回は宿泊客が非常に少なかったな。王宮を通り過ぎて托鉢で一番賑わう場所へやってきた。すでに僧侶たちの托鉢が始まっており、観光客も集まっている。一通り撮影したら裏の路地へ移動。こちらは観光客が少なめで撮影には条件がよい。

メコン川06:00頃には托鉢が終了して地元民が家へ帰り始める。
こちらは朝のメコン川を眺めながら日記を打ち込む。

ルアンパバーンのマーケット

ルアンパバーンのマーケット続いて路地の市場へ行ってみる。托鉢の時間帯から店が出ていたので気になっていたのだが人手がすごい多い。

ナマズとかかなり賑わっており売られているのは野菜や日用雑貨からカエルやナマズなど日本ではなかなか目にすることが出来ない食材がある。

果物この狭い路地によくこれだけの人が集まるものだと驚く。07:30頃、宿に戻ると今日は扉が開いており閉め出されずにすんだ。ちょうど朝食の準備も始めたところのようで目玉焼きを焼く音が聞こえる。08:00頃に朝食を食べてからは部屋に籠もったまま過ごす。

両替屋レート表16:00頃、外へ出かけると外の天気は晴れで雨期とは思えないほどの青空だ。なので、当然ながら日差しが強く暑い。メコン河沿いに散歩して旧市街の両替屋のレートを調査する。対人民元のレートは1人民元=1250ラオスキープが多く、やはり中国側モーハンの両替屋のおばちゃんたちが一番レートがよいようだ。交渉する手間はあるけど・・・。

15000キープのビュッフェ屋台

15000キープのビュッフェ17:30頃、ナイトマーケット近くの屋台で夕飯を食べる。

15000キープのビュッフェ今日は10000キープの屋台ではなく15000キープの屋台へ行ってみた。15000キープのビュッフェ屋台は数軒あり料理の種類が豊富だ。

15000キープのビュッフェ値段が1.5倍になるが料理の種類が多いので試しに食べてみるが、皿が少し大きめだったので限界ギリギリの山盛りにしていく。屋台のおっちゃんの視線が厳しかったが十分食べられた。15000キープの屋台は他にも2件ほどあったので毎日店を変えていけば出入禁止や追加料金はないだろうというか、そこまで長期滞在はしない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15000キープ
合計 15000キープ

国際寝台バス 昆明→ラオス・ルアンパバーン

昆明南バスターミナルへ

07:00頃に起床してbooking.comで明後日の宿の予約をしておく。今日乗車するルアンパバーン(琅勃拉邦)行きバスは予定だと明日の夜到着なのだが、実際どうなるか怪しい。とりあえずとんでもない時間に到着することを想定して到着当日は予約せずに自力で探すことにする。

10:00頃、市場で饅頭を購入してラオスまでの食糧は確保する。12:00頃、昆明大脚氏国際青年旅舎をチェックアウトする。64路のバスに乗車して双龍商場で下車する。運賃は0.9元。12:30頃、地下鉄の環城南路駅から南部汽車站へ移動する。運賃は3.6元。

ラオス行き国際バス

13:10頃、南バスターミナルの南部汽車站に到着する。手荷物のX線検査を済ませ待合室へ移動すると国際バス用の待合いスペースがあったので、そこで待機する。国際バスはラオスのビエンチャン、ルアンパバーン、ファイサーイの3路線あり、すでに10人以上の乗客が待機しているが、ラオス行きの乗客には見えない。

昆明→ルアンパバーンのチケット乗車するルアンパバーン行きのバスは18:30発車になる。約5時間の待機となるがバスターミナルは比較的空いているのでカオス度は低い。建物が新しく大きいので待合室に十分なスペースがあるのだろう。

待機していると物売りのおばちゃんやおっちゃんが頻繁にやってくるが現在の売れ筋はスマートフォンの予備の外部バッテリーパックだ。このバッテリーパックは駅や列車内でも必ず販売されている。スマートフォンの普及により売れ行きも好調に見える。おそらく列車内で実演販売される靴下や歯ブラシなんかより遙かに需要があるだろう。

20150610-0214:30頃、南バスターミナルの無料Wi-Fiを使ってバスの情報を調べていたら今日のルアンパバーン行きのチケットが25枚も売れ残っていることがわかる。バスは39人乗りで14枚しか売れていないということになる。あまり需要がないようだが、途中のモンラーや国境のモーハンでどれぐらいの客を乗せるか気になるところだ。

待合室15:30頃になると国際バスの待合室は昼寝しているおっちゃんだらけになる。どう考えてもラオス行きの乗客には見えない。そして、待合室は禁煙なのだが1匹のおサルさんがタバコを吸っている。前方の禁煙の漢字が見えないらしい。いや、読めないのかもしれない。どちらにせよ中国では法律や規則は機能していないので日常の光景だ。

ルアンパバーン行き国際バス17:20頃、まだ発車まで1時間以上あるのだがルアンパバーン行きのバスが待機しているので、とりあえず乗車できるか行ってみたら、もう運ちゃんたち準備しており荷物をトランクルームに入れて出発を待つ。乗客はすでに3人ほどいるのでかなり早めから乗車できるようだ。

寝台バスそして、乗車してみると寝台バスなのだが今まで乗車した寝台バスとはちょっと違う。今までは3列のバスだったのだが、今回は2列なのだが1列は1人寝台で、もう1列は2人寝台だ。ようするに1つの寝台におっちゃんやおサルさんと一晩過ごすことになる。ある意味で超ハイレベルな仕様になっている。やはり中国には小日本は到底足元にも及ばない。

日本の高速バスはプライバシーが確保された座席があるが、中国はプライバシーなんて関係ないという最強仕様である。で、自分の寝台は2人で1つの寝台で隣はおばちゃんだよ!何かおばちゃんは運ちゃんに文句言っているけど文句言いたいのはこちらも同じだ!乗客の構成は小日本1匹、白人の姉ちゃん1人、残り中国人である。乗車率は6割ぐらいだ。

18:40頃、10分遅れでバスが発車して、まずはモンラー(勐腊)を目指し、続いてラオス国境のモーハン(磨憨)へと向かう。明朝、国境のモーハン到着で、明日の夜7時頃ルアンパバーン(琅勃拉邦)到着らしい。そうすると明日のモーハンでの状況次第で宿の予約変更もありだろう。天気が晴れだとよいが・・・。

サービスエリア19:30頃、高速道路のサービスエリアで夕食休憩となる。自分はウンコタイムでトイレへ直行。比較的新しいサービスエリアのようでトイレは文明的で問題なしであった。高速道路のサービスエリアのトイレは比較的文明的であるが、一般道でトイレ休憩になるとニーハオトイレに銭取りババア付きというパターンなので、モーハンやモンラーまで高速道路なのか少々気になるところだ。

鄭和のレリーフサービスエリアは昆陽の近くなので明代に7回の南海遠征で活躍した宦官の鄭和のレリーフが建物にあり地元の英雄を讃えている。19:50頃に出発し今日はもう寝るだけだ。23:00頃、サービスエリアの墨江服務区でトイレ休憩になる。トイレはちゃんとしており問題なしだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 0.9元 路線バス
地下鉄 3.6元
合計 17.5元

国境を越えラオス入国

02:30頃、ラオス国境まで直線距離で約140kmの地点で検問により停車する。武警が乗車してきて「辺防検査」と言って身分証確認を行う。パスポートを提示すると顔写真とちゃんと確認をして返却、中国人の身分証も一人一人確認している。武警は自動小銃は携帯しておらず軽装備であるが身分証確認はしっかりしている。04:30頃、モンラーに到着するがバスターミナルへは行かずおばちゃんを降ろしてモーハンへ向かう。

モーハン手前05:00頃、モーハンまで約8kmの地点の国道脇のガソリンスタンドで停車し朝まで休憩となる。夜明け前なので熱帯性気候でも外はかなり涼しい。夜が明けると天気は曇りであったが雨は降っていないので道路状況は良さそうだ。なので、今日のルアンパバーンの宿もスマートフォンで予約しておく。

07:35頃、先に昆明を発車したビエンチャン行きのバスがやってきた。どうやら別の場所で待機していたようだ。07:45頃、バスが出発する。モーハンへの道路は8年前の凸凹道とは大きく変わっており広くきれいに整備されている。道路沿いには店やホテルが見えたりするが空き家も見える。鬼城ができつつあるのか?

モーハン客運站07:50頃、モーハン客運站に到着する。すでにファイサーイ行きのバスが停車していた。バスは08:30発車ということで30分ほど朝食休憩となる。

外には両替屋のおばちゃんたちが多数待機している。とりあえず、レートを聞いてみると1人民元=1300ラオス・キープということであった。昨日のブルームバーグで確認したレートだと1人民元=1308ラオス・キープであったので1310でどうか聞いてみたらOKだったので500元両替する。500元が655000キープになる。(夜に改めてレートを確認したらブールムバーグで1元=1306キープ、ラオス外商銀行1元=1290キープであった。)でも、よくよく考えてみたらここは中国なので1350とかから交渉してもよかったかもしれない。

モーハン客運站時刻表両替を済ましてモーハン客運站のバス時刻表を確認しておく。前回と変わってはいないようだ。時間があるので、次は営業許可をちゃんと持っている両替屋へ行ってみるが、まだ準備中でお姉ちゃんが開店準備をしておりレートは確認できず。ここのレートはラオスの銀行レートよりよいので、ここのレートを基準におばちゃんたちと交渉するのがよい。

バスターミナルに戻るとビエンチャン、ルアンパバーン、ファイサーイのバスが揃っていた。モーハンは商店、食堂、宿、両替屋まで揃っているので、この朝食休憩で物資補給が可能である。物価は辺境なので高めであるが基本的にラオスで買うよりは安い。
(この後にルアンパバーンの国際バスターミナルの隣に万家隆購物広場という中華系の大型スーパーマーケットを見つける。値段の出ていないラオスの商店より安いので利用価値大。ここで購入すればモーハンでの物資補給は最小限で問題なし。)

08:30頃、新たな客を乗せてバスが出発して、3分ぐらい距離を出国の渋滞で10分かけて国境のモーハン口岸に到着。ここで全員荷物を持って下車して出国手続きをする。ここにも両替屋のおばちゃんたちが多数待機している。バスターミナルで両替しなくても良かったな。

モーハン口岸08:50頃、モーハン口岸に入り、出国手続きをするがホルゴス入国スタンプが不鮮明なので、係官のお姉ちゃんに入国地点を聞かれるが、その他は特に問題なく、09:00頃、中国を出国する。

税関を通過する国際バスバスが税関を通過してきて再び荷物の乗せるが、荷物を乗せっぱなしの客がいたが問題なかったようだ。これなら荷物持って下車する必要あったのか?

ラオス・ボーテン09:12頃、出発する。09:13(ラオス時間08:13)、ラオス側の国境ボーテンに到着し全員下車して入国手続きへ。ここでは荷物は持たなくてもOKだ。

ここからは北京時間から1時間遅れのラオス時間になる。入国カウンターへそのまま行くが係官に入国カードを渡され記入することになる。3月に通った時は入国カードなしだったが規則が徹底されるようになったようだ。項目の記入に苦戦しながら、08:30(北京時間09:30)頃、ラオス入国。

バスはすでに待機しており乗車する。この頃には天気は晴れになり、08:40頃、バスが出発する。まずは昼までにウドムサイに到着できるかだ。09:00頃、イミグレーションから少し離れた税関で全員降ろされる。徒歩で税関を越えて先にある食堂で朝食休憩とのこと。

09:20頃、バスが税関を越えてきたので乗車するが、3月にルアンナムター行きの国際バスに乗車したときはバスから下車せずに税関は素通りだったのだが・・・。この全員下車は意味あるのか?

09:50頃、バスが発車する。ようやく本格的な移動になりルアンパバーンへと向かうが、まずは交通の要衝であるウドムサイを目指す。道路は舗装されており、天気も晴れで雨期にしては道路状況はよい方だろう。

ウドムサイ

ウドムサイバスターミナル12:05頃、ウドムサイバスターミナルに到着する。ほぼ予定通りにバスは走っているようだ。ウドムサイで数人の乗客が下車し、バスは水を補給する。同じ寝台だった隣のおばちゃんも降りた。

ウドムサイバスターミナル運賃表休憩の間にウドムサイのバス運賃時刻表を確認しておく。3月の時と比べて特に変化はなさそうだ。

ウドムサイバスターミナル運賃表12:20頃、バスがウドムサイを出発するが、中国人の英語の話せるおっちゃんが老外がいないと騒いでいる。おばちゃんたちは荷物持って降りたと言っており、確かに荷物もなくなっており白人の姉ちゃんは下車していた。白人の姉ちゃんには超ハイレベルなルアンパバーン行き国際バスには耐えられなかったようだ。

渋滞12:30頃、ウドムサイ新バスターミナルには寄らずに通過していく。ウドムサイの街を出て山道を走っていくが、ここからは工事区間が多くなり道路状況が悪くなり工事の交通規制による渋滞にはまる。日本では聞かない蝉の声が響く山道の中でひたすら待つ。13:00頃になると天気が悪くなり雷雨になる。13:40頃、交通規制が解除されると再びバスが走り出す。

16:00頃、トイレ休憩で停車する。ラオスのトイレは基本有料でさらにハイレベルな仕様になっている。要するに中国の一般道にある山盛りのトイレと大差ないので極力避けたい。

16:20頃、雨が降る中でバスが出発する。ルアンパバーンまでは直線距離で約90kmだ。
ルアンパバーンに近づいてくると雨だった天気が晴れてきた。

ルアンパバーン到着

18:23頃、北バスターミナルの前を通過して、ルアンパバーン市内へ入る。18:35頃、ルアンパバーン国際バスターミナルに到着する。雲南省昆明を出発してから約24時間で到着した。雨期で雨が降る中でなら、この所要時間はかなり良い方だと思われる。

国際バスターミナルから旧市街まではトゥクトゥクで約10分、人数が集まれば10000キープなのだが旧市街へ行くのは自分一人だけ、トゥクトゥクのおっちゃん最初は50000キープとかいうので、歩いていこうとしたら20000キープになった。旧市街のトゥクトゥク降車地点から2分ほど歩いて、19:00頃、LPQバックパッカーズホステルに到着する。
booking.comで予約しておいたのでチェックインはスムーズであった。1泊42000キープ(5.2ドル)の8人ドミトリーに4泊するが、部屋は前回と同じであった。すでに夜なのでドミトリーには欧米人たちが先客でいた。

ルアンパバーンのナイトマーケット19:20頃、ナイトマーケットへ行く。雨期であるがナイトマーケットは通常通りやっており観光客が土産物を見て回っていた。

夕飯自分は10000キープ(約156円)のビュッフェ屋台で夕飯を食べる。すでに欧米人たちでとりあえず皿に盛りまくって食べるが、あと2杯ぐらい余裕でいけそうなのだが食べ放題ではないのでやめておく。

LPQバックパッカーズホステル宿に戻り2日ぶりにシャワーを使う。相当汗臭かったのでさっぱりした。部屋はエアコンと扇風機が全開なので涼しくて快適だ。

そして、何よりもインターネットが快適だ。中国ではインターネットが激遅でGoogle、youtubeなどは遮断されているので使いものにならなかったが、ラオスは規制がないので閲覧可能だ。ただし、動画はよく止まるけど、ヤフーは快適で問題なし。

両替
500元→655000キープ(1元=1310キープ)

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10000キープ
宿泊費 168000キープ 1泊42000キープ×4
トゥクトゥク 20000キープ
合計 198000キープ

東南アジア旅行記2015-ラオス・中国・ベトナム陸路国境越え

ラオス・中国ビザラン

近距離バスターミナル

06:00にルアンナムターの防災無線だろうか?時報、ニュース、歌で目が覚める。これは日本に例えると湯沢町や片品村とかの田舎の防災無線で朝6時に時報とNHKニュースを放送するようなものだ。日本なら「朝からうるせーよ!」と苦情殺到だろうが、ラオスでは問題なくちょうど良い目覚ましのようだ。

06:30頃、新市街の短距離バスターミナルへ行く。新市街の北にあるゲストハウスからナイトマーケット前を通り過ぎ新市街の南東にある短距離バスターミナルまで徒歩5-10分だ。新市街はそれほど小さい。ルアンナムターのバスターミナルは旧市街の長距離バスターミナルと新市街の短距離バスターミナルに分かれる。

昨日、長距離バスターミナルの状況を確認しておいたので、今日は短距離バスターミナルを確認しておく。早朝だったので、まだ窓口は開いていなかったがミニバンが数台停車しており、地元民も数人待機しているのでバスターミナルはやっているようだ。とりあえず窓口には「Boten25000」と表示されているので運賃は分かった。時刻表らしい表はあったのだがラオス語だけで英語はなく内容不明だ。

一旦ゲストハウスに戻りPDFで購入しておいたロンリープラネットでルアンナムターのバスを確認する。中国国境のボーテン行きは、08:30から1日6本あるようだ。07:30頃、ゲストハウスをチェックアウトして短距離バスターミナルへ移動する。窓口でボーテン行きのチケットを買おうとしたら発車時間が、11:00ということであった。

ルアンナムター→ボーテン

ボーテン行きのミニバンは停車してはいるが運行本数が減っていた。利用客が少ないようだ。まあ、トゥクトゥクで旧市街の長距離バスターミナルへ移動するのも人数が集まらないと高いし面倒だし・・・。ボーテン行きのチケットを購入してのんびり待つことにする。ボーテンまでの運賃は25000キープ(約425円)だ。

それにしても、なぜ旧市街と新市街の両方にバスターミナルを設置しているのだ?外国人観光客なんか皆新市街へ移動してしまうし、バス自体の運行本数も少ないから一つにまとめた方が維持費とか安くすむだろうし。トゥクトゥクのおっちゃんが儲からなくなるからか?中国からの国際バスは長距離バスターミナルに発着しており利便性がかなり悪い。

08:00になると短距離バスターミナルのテレビからタイの国王賛歌が聞こえてきた。ラオスの北部でもタイのテレビが放送されていた。08:30頃になるとムアンシン行きの欧米人たちが集まっている。

出発時間の11:00になるがミニバンが発車する気配がない。やはりラオス時間で遅れるのだろう。

そして、窓口のおっちゃんが声をかけてきた。ようやく出発のようだがボーテン行きの所に停車しているミニバンでなく、その近くに停車しているボロ車がボーテン行きの車であった。

11:25頃、自分を含め客5人でボーテンへ向かう。ラオスの田舎道を走り中国国境へと向かう。11:52頃、途中の村で地元民2人が降りる。続いて上り坂で中国ナンバーのクレーン車が立ち往生している脇を通過する。11:59に再び途中の村で乗客2人を降ろし、乗客は自分1人になった。ボーテン近くになると道路沿いのレストランで水や食料を降ろしており宅配業も兼ねているようだ。

ラオス・中国陸路国境越え

12:35頃、ボーテンのイミグレーション前に到着する。イミグレーションに入り出国カウンター向かう。列はできていたが、ほとんど待ち時間なしで順番がやってきた。出国カードを出すのを忘れていたが、何も言われずに出国スタンプを押される。

12:45頃、ラオス側イミグレーションを出る。外には両替屋のおっちゃんが待機中ですぐに声をかけてきた。とりあえず、ラオス・キープ→人民元の両替レートを聞くと、1350キープ→1元であった。元々両替する必要がないので、そのまま行こうとしたら1320キープ→1元に下げてきた。それでも、銀行レートより悪い。両替は断って徒歩で中国側へ向かう。

12:50頃、国境の標識に到着する。7年ぶりのラオス・中国国境である。

徒歩で中国・モーハンから入国

国境の石碑を撮影しようと準備をしていると中国側からやかましい集団がやってきた。まあ、この集団が消えるまで待機となるが、とにかくやかましい!そんなにでかい声出さなくても聞こえるだろうに・・・。トラックの行き交う音しかしない国境が中国の喧噪の中へと入る。

ポーズ決めて記念撮影なんかしていなくていいから早くラオスへ行ってくれ!7年前は中国人観光客なんていなかったのだが、時代は大きく変わった。でも、マナーは変わっていないような・・・。やかましいので先に中国へ行きラオスへの帰りに石碑を撮影することにする。

国境を越えて中国へ入ったので時間も1時間早くなる。ラオス時間の13:15から北京時間の14:15に変わる。中国側イミグレーションの磨憨口岸に入り出入国カードに記入していると係官がやってきた。

窓口が暇なようで先にパスポート見せてくれということであった。入国待ちの列というか人がいないので入国手続きはすぐに完了。税関には誰もおらず検査なしで通過。検疫は見あたらなかったので、いつの間にか通過していたようだ。

14:25頃、中国側イミグレーションの磨憨口岸を出る。外には両替屋のおっちゃんたちが待機しており、両替レートは1320キープ→1元ということであった。確認だけなので両替を断っていたら1300キープ→1元まで下げてきた。

磨憨客運站

磨憨口岸から10分ほど坂を下って歩くと右手にバス乗り場の磨憨客運站が見えてきた。

ウドムサイ行きのバスを確認するが今日はすでに12:30のバスが出た後であった。

バスの時刻表兼運賃表を確認するとビエンチャン、ルアンパバーン、ルアンナムターだけでなく麻薬地帯と知られたゴールデントライアングル(金三角)行きの国際バスまであった。

バスターミナルを出るとモンラー(勐腊)行きのミニバンが前を通過していった。まだ時間がそれほど遅くないのでラオス側ボーテンでウドムサイ行きの車を探しに、再び磨憨口岸へ向かう。

モーハンの両替屋

今度は来た方向を戻るので坂を上っていくと右手に両替屋がある。

ちゃんとした店舗の両替屋は磨憨ではここだけかもしれないので、念のためレートを確認しておく。1元→1299キープで最初に提示しているレートだと、ここが一番高い!

ラオスへ戻る前に近くの商店で康師傅(康师傅)の水1.5L(3元/約60円)と氷紅茶500ml(3元/約60円)を購入する。国境地帯の辺境なので輸送費の関係で値段は少し高めだが、ラオスで同等の物を買うよりは少し安い。

徒歩で中国出国

14:56頃、中国側イミグレーションの磨憨口岸に戻ってきた。右側の出国者用入口前には両替屋のおばちゃんたちが多数待機している。念のために、おばちゃんたちに両替レートを確認してみると、おばちゃんによっては1元→1250キープや1280キープと開きがあった。

確認だけなので断ってイミグレーションの建物へ入ろうとすると1元→1300キープを提示してきたが、とりあえず手持ちのキープは何とかなっているので建物に入ったら「いくら希望?」とか聞いてきた。もう少し行けるのかな?でも、1元→1300キープはルアンパバーンで両替するよりレートは良い。

中国側の出国カウンターへ向かうが、先に検疫カウンターを通過した際に係官はいるのだが素通りしても何も言われず。出国カウンターは係官1人だけで何も言われず出国スタンプを押される。ただし、パスポートの顔写真と何度も確認される。さっき入国したのに出国するので別人と疑われたか?

15:09にイミグレーションの建物を出てラオス側イミグレーションへ向かう。いつの間にか税関も素通りしていたようだ。暇だと税関検査する時間が十分とれるから係官のやる気があると思っていたが、暇すぎてやる気なしで係官不在のノーチェック素通りといったところだろうか?

国境の石碑に再びやって来た。ここで時刻が1時間遅くなり北京時間15:15からラオス時間14:15に変わる。国境はやかましい集団がおらず静かに時間が流れている。

ラオス・中国ビザラン完了

たまに中国とラオスを往来するトラックが行き来したりするが、この時は静かであった。

14:25頃、ラオス側ボーテンのイミグレーションに入る。入国カウンターではパスポートだけ提出で入国カード記入なしで、14:25頃、ボーテンからノービザ入国。

イミグレーションの出口には運ちゃんたちが待機中でウドムサイまで人数が集まれば1人50000キープ、チャーターだと300000キープということであった。集まるまでイミグレーションの出口で運ちゃんたちと待機である。

ボーテン→ルアンナムター

15:20頃、景洪からのルアンナムター行き国際バスが通りかかり乗客を乗せているので乗車してルアンナムターに戻ることにする。ウドムサイに行くつもりがルアンナムターへ戻ってしまった。国境までビザランをしに来ただけであった。まあ、このまま待っていても人数集まらないだろうし、ボッタクられるのも困るし・・・。

15:44頃、国際バスが出発する。運賃は25000キープだ。人民元だと20元ということであった。バスには空席があるが何故か人参やセロリとかの野菜が大量に積まれていた。ラオスでも野菜は売っているのだが、中国で買ったほうが安いのか?

ボーテンは中国企業が開発をしているが正直言って鬼城というゴーストタウンに近い。仮に国境で1泊する場合は必ず中国側の磨憨に宿泊した方がまだましだ。宿、食堂、商店がそれなりにある。何よりバスターミナルがあるのでバスチケットさえ押さえれば翌日にラオスのルアンナムター、ウドムサイ、ルアンパバーンに行ける。もちろん、昆明や景洪へも抜けられる。

17:00頃、ルアンナムターの長距離バスターミナルに到着するが長距離バスターミナルには入らず一部の客を降ろして再び走り始める。客を降ろしながら新市街へ向かい、17:20頃、ナイトマーケット脇のラオス外商銀行(BCEL)の前で下車する。

昨日、旧市街の長距離バスターミナルからトゥクトゥクで新市街へ移動した際もここで降ろされた。てっきり、旧市街の長距離バスターミナルが終点だと思っていたが新市街まで運行していた。運ちゃんに中国へ戻るバスが毎日、銀行の前を通るのか聞いたら、07:30にナイトマーケット脇の銀行前を通るということであった。

そして、バスは残りの客を乗せて出発していった。そういえば、終点はどこなんだ?聞くのを忘れた!まあ、国際バスが新市街まで走ってくれることが分かっただけ収穫だな。

DokchampaHotel

今日の宿は南へ徒歩1分ほどの所にあるDokchampa Hotel(占芭大酒店)にする。

1人部屋で60000キープ(約900円)だが、昨日のゲストハウスとは全く格が違って、部屋キレイだし、設備もちゃんとしている。ここは当たりのようだ。客層は欧米人と中国人が多いようだ。ホテル内は英語はもちろんだが漢字表記も多い。

18:00頃、Dokchampa Hotelの向かいにある旅行代理店で明日のウドムサイ行きのバスチケットを購入する。トゥクトゥクで旧市街の長距離バスターミナルまでのピックアップ付きで60000キープ(約900円)だ。バスは08:30発車なので、07:30までに旅行代理店集合ということになった。

18:10頃、夕方なのだがモーニングマーケットでバナナを2房購入する。1房8000キープ(約120円)で合計16000キープ(約240円)だ。

物価の高いラオスだとバナナが中国の饅頭の代わりと言ったところだろうか・・・。それにしても、ルアンナムターの観光地図だと市場の名称がモーニングマーケットなのに夕方までやっているのは一体・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
合計 6元
本日の出費
項目 金額 備考
食費 16000キープ
宿泊費 60000キープ
ミニバン 25000キープ ルアンナムター→ボーテン
バス 25000キープ ボーテン→ルアンナムター
ミニバン 60000キープ ルアンナムター→ウドムサイ
合計 186000キープ

ルアンナムター→ウドムサイ

トゥクトゥクでバスターミナルへ

07:20頃、Dokchampa Hotelをチェックアウトして向かいの旅行代理店へ行く。

すでにピックアップのトゥクトゥクが待機しており、これで長距離バスターミナルまで移動するのだろう。

バスのチケットを旅行代理店のお姉ちゃんに見せると、やはりこのトゥクトゥクに乗車となった。まだ人数が集まっていないので、それまでにバスの料金時刻表を撮影しておく。

バスターミナルまでトゥクトゥクの送迎付きなのでバスターミナルの運賃表より20000キープほど高くなっているが十分利用価値がある。時刻表にはベトナム・ディエンビエンフーやタイ・バンコク行きがあるが、かなりハードな移動になることは確実だ。

07:35頃、欧米人たちが集まって、自分を含めて11人で長距離バスターミナルへ向かう。

ルアンナムター→ウドムサイ

08:10頃、旧市街の長距離バスターミナルに到着し、そのままウドムサイ行きのバスに荷物を載せる。バスの席は早い者勝ちなので皆荷物を席において確保していく。

08:30頃、時刻表通りにバスが発車してウドムサイへ向かう。山道を爆走しながら、11:30頃、ウドムサイバスターミナルに到着する。

今日の移動はここまでなので、バスターミナルの向かいにあるウドムサイゲストハウスに宿泊するが失敗であった。

部屋は1泊80000キープ(約1200円)だが、トイレの水は桶で流す方式であった。おまけにWi-Fiなしでこの料金はボッタクリだ。もう少し歩いて探せば良かった。

ウドムサイ新バスターミナル

14:00頃、ゲストハウスから国道を南へ歩いて行く。7kmほど歩いて、15:55頃、ウドムサイ新バスターミナルに到着する。

ルアンパバーン→ルアンナムターの移動時に見つけたので確認しに来たのだ。

町からかなり離れた不便な所に新バスターミナルがあり、移動はトゥクトゥクでないとキツイだろう。新バスターミナルと旧バスターミナルの運賃時刻表があったが、ビエンチャンやルアンパバーン行きは新バスターミナルからの発着になっているので、利用時は注意が必要だ。

とりあえず、情報は集めたので近くの売店でペプシ500ml(5000キープ/約75円)を購入する。今日はこれが夕飯になった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5000キープ
宿泊費 80000キープ
合計 85000キープ

ラオス・ベトナム陸路国境越え

ベトナム・ディエンビエンフー行きチケット購入

06:50頃、ゲストハウスの向かいにあるウドムサイバスターミナルへ行く。今日はラオスからベトナム・ディエンビエンフーへ向かう。窓口には欧米人が数人おり窓口が開くのを待っている。

07:00になりチケット販売が始まる。ディエンビエンフーへのチケットは95000キープだが手持ちのキープがないのでタイ・バーツで支払いを試みる。ルアンパバーンでレートを確認した時は40バーツ=10000キープだったので、380バーツ=95000キープになる。で、窓口でバーツ払いをしようとしたら、「400バーツ!」とか言っている。足元見られているようだ。

人民元で支払いを試みたら、1元=1200キープで今までで一番レートが悪い。ウドムサイでは人民元でのレートが良いと聞いていたのだが・・・。とりあえず、窓口のおっちゃんに「ちょっと待って!」とお願いして一旦窓口を離れて考えることにする。

バーツで支払っても良いと思うのだが、そういえばラオスのATMで現金を引き出したことがないな。おそらく、タイやベトナムみたいに引き出し手数料がかかるのだろうが・・・。まあ、手数料高くても引き出してみるか。ということで、近くのBCELのATMで100000キープを引き出す。

手数料は20000キープであった。1回の引き出し限度額は1000000キープかな?ATMはラオス語、英語以外に中国語があったので自分にとっては引き出しは簡単であった。しかし、ここにも中国の影響が・・・。

ディエンビエンフー行きのチケットを購入して、ゲストハウスに戻り荷物をまとめて、07:40頃、チェックアウトする。

ラオス・ウドムサイ→ベトナム・ディエンビエンフー

バスターミナルでバスを待っていると、07:45頃、ディエンビエンフー行きバスが到着する。バスに乗り込み発車を待つが席は自由で早い者勝ちとなっている。席は満席でかなり狭い。欧米人は4人乗車しており、残りは地元民か?08:25頃、チケットの確認が行われ、08:42頃、12分遅れでバスが発車する。

時刻表だとディエンビエンフーまで7時間で到着らしいが・・・。当てにはならないな!途中で客や荷物を載せて定員オーバーでバスは走る。山の中で道路状況はかなり悪い。ほとんどが未舗装もしくは舗装が剥がれた区間だ。

そして、乗客の質もかなり悪い。中国同様に痰吐きが酷い。中国の裏庭と称される事もあるラオスだが、まさに中国化している。

11:30頃、ムアンクアに到着する。ムアンクアを過ぎると勾配とカーブがきつくなり本格的な山岳区間に入るが、道路はおおむね舗装されており路面状況は幾分ましだ。ただし、勾配とカーブの連続で2つ前の席の婆さんがゲロを吐きまくっているので飛沫を浴びないように窓は閉めきりにする。

12:30頃、昼休憩で30分ほど停車する。食堂はフォーとかを出しているようだがラオス語のメニュー表には、10000や15000の数字が並ぶ。一人あたりのGDPが3000ドル台のラオスにしては、やはり物価は高い。

もちろん、自分は食べずに飴と水だけにしておく。この辺境では食べた後にウンコしたくなったら確実に野糞確定だ。おまけにあたって下痢ピーピーになったら大変なんて物ではないだろう。

ラオス側PANG HOKのイミグレーション

13:07にバスが出発して山道を爆走していくが、途中で欧米人のチャリダーとすれ違ったり追い越したりする。この山岳地帯の国境を自転車で越えるというのは凄すぎる!13:51頃、ラオス側PANG HOKのイミグレーションに到着し、バスを降りて出国窓口へ。

PANG HOKのイミグレーションはベトナム政府が建設費を15億ベトナム・ドン(約900万円)出しているようで記念碑があった。ベトナムにとってもこの国境が重要だからお金を出したのだろう。
それだけ貿易で稼げる国境ということなのだろう。

出国手続きは外国人から先に処理が始まり、パスポートを提出する。


オンライン化されていないようで台帳記入してパスポートに出国スタンプを押して処理完了。

14:03頃、バスに乗車して、14:08にバスが出発。

ラオス・ベトナム国境の緩衝地帯をバスが走って行くがすれ違う車両はなかった。

ベトナム側TAY TRANGのイミグレーション

14:17頃、ベトナム側TAY TRANGのイミグレーションに到着し、入国カードなしで窓口にパスポートを提出する。ここでも外国人のパスポート処理から始まるが、ここの係官は英語ペラペラでディエンビエンフーからのハノイ、サパなどのバス情報など旅行者が必要な情報を説明してくれた。

自分は全く英語が分からないので理解できずだけど・・・。欧米人たちにはこの説明が非常に好評の様子であった。他にも係官の兄ちゃんが外貨のベトナム・ドンへの両替をしており、レートはどうなのか不明だが欧米人たちは不要になったラオス・キープを両替していた。

両替はイミグレーションとしてのサービスか、係官の兄ちゃんの副業かは不明だが、ボロボロのラオス・キープを欧米人たちは処分できたので結構うれしそうであった。まあ、ピン札のラオス・キープなら記念品にいいかもしれないが、ボロボロじゃ、レート悪くても処分した方がよいだろうな。

そうそう、ベトナム側のパスポート処理はオンラインであった。自分のパスポートが処理されているときに担当係官が英語ペラペラの係官に何かを確認している。

「40day」とか言っていたのでノービザ入国30日ルールに引っかからないかの確認だったようだ。自分は前回のベトナム出国から40日以上経過しているので問題なくパスポートを受け取りイミグレーションの出口へ向かうが検疫や税関検査はなく出口でパスポートの確認のみであった。

出口で2分ほど待機するとバスがベトナム側に入国し、待機していた乗客が乗車する。ベトナム側のイミグレーション前にはフォー屋が一軒あった。係官たちの行きつけの食堂か?国境越えのチャリダーには貴重な補給場所だろう。

バスが出発しディエンビエンフーへ向かう。道路状況は悪く舗装が剥がれている部分が多い。雨季になるとかなりの悪路になるのだろう。

山道を抜けて平地へ入ると水田が広がっている。

ここからは道路状況は良くなりバスのスピードはさらに上がっていく。

ディエンビエンフーバスターミナル

15:45頃、ディエンビエンフーのバスターミナルにほぼ時刻表通りでラオス・ウドムサイから7時間ほどで到着した。

バスを降りるとハノイやハロン湾へのバスの客引きから宿の客引きまで大勢押し寄せてくる。欧米人たちが客引きに囲まれている間に自分は荷物回収に動く。

続いてバスの運行状況を確認するとラオカイ行きの寝台バスがあるではないか!ディエンビエンフーで1泊する事を考えていたが寝台バスで一気にラオカイもありかもしれない。しかし、中国での経験上では寝台バスは非常に臭く過酷な移動になる。

しかも、ラオカイまでは山岳区間で道は険しい・・・。

まあ、ベトナムの寝台バスがどのようなものか試しに実験台になってみよう!ということで、17:30発のラオカイ行き寝台バスのチケットを購入する。料金は210000ドン(約1260円)だ。

発車まで時間があるのでバスターミナル近くの食堂でフォー・ガー(30000ドン/約180円)を食べる。

寝台バスでディエンビエンフー→ラオカイ

栄養補給が済んでバスターミナルへ戻ると寝台バスが停車しているのでバックパックを預けて車外で待機となる。バスにはやたらとハングル文字があるので韓国の中古車か?

17:20頃、チケットの確認と乗車が開始となる。今回の自分の寝台は3列の真ん中上段最前列だ。窓際でないのは不満であるが最前列なので場所としては良い方だ。ウンコしたくなったらすぐに運ちゃんに声をかけられるからな!

17:38に8分遅れでバスが発車する。ラオカイまでの夜行寝台バスの旅が始まりだ。谷底に落ちずに無事ラオカイに到着するだろうか?そういえばラオカイまで何時間かかるか聞いていないな・・・。夜明け前の到着はできれば勘弁してほしいな。

バスは運ちゃん2人、車掌?1人の3人態勢だ。道路状況は舗装されており問題はなさそうだ。ただし、水牛優先になっているようだ。

そして、途中で客を乗せて通路にも客が・・・。定員オーバーのような気がする。19:10頃、トイレ休憩で停車する。19:20頃、バスが出発する。

両替
ATMで引き出し2069円→120000キープ(10000キープ=172.5円)

本日の出費
項目 金額 備考
バス 95000キープ ラオス・ウドムサイ→
ベトナム・ディエンビエンフー
ATM手数料 20000キープ
合計 115000キープ
本日の出費
項目 金額 備考
食費 30000ドン
バス 210000ドン ディエンビエンフー→ラオカイ
合計 240000ドン

ベトナム・中国陸路国境越え

ラオカイ到着

03:30頃、サパに到着するが雨が降っている。気候が変わってきているようだ。05:00頃、ラオカイ駅の南にあるラオカイバスターミナルに到着する。

まだ夜は明けておらず周囲は真っ暗だが、バスターミナルは宿の客引きやバイクタクシーのおっちゃんたちで賑わっている。とりあえずまずはラオカイのバスの運行状況を確認する。

ハノイ、ディエンビエンフー、バックハーなど各地へのバスが運行されており利便性は非常に高い。

そして、ラオカイ-サパのバス運行案内を見つける。これを読むとバスターミナルの向かい200-300mの所にあるラオカイの駅前広場からサパ行きのバスが運行されており、運賃は1人28000ドンだ。バス情報を集めたら次はどうするかだ。国境へ行っても、まだ国境は開いていないし・・・。

国境が開くのが、07:00だからまだ時間があるが、05:45頃、国境へ向かうことにする。まずはラオカイ駅前のフォー屋でベトナム料理の食べ納めにフォー・ガー(30000ドン/約180円)を食べる。

ベトナム・ラオカイから陸路出国

06:00頃、国境へ向け歩き始める。あたりは明るくなり歩きやすくなってきたが車の通行量は増えてきたので注意しなければならない。

06:25頃、ベトナム・ラオカイのイミグレーションに到着。イミグレーションの建物は開いていたが窓口はまだ閉まっている。

しかし、イミグレーション内の両替屋のおっちゃんは営業中で話しかけられたので、とりあえず参考のためにレートを聞いてみると10000ドン→3元ということであった。とりあえず、出国カウンターの前に地元民が屯しているので一緒に待つことにする。この待ち時間を利用してモーハン口岸で余計にもらっておいた中国の出入国カードに記入しておく。

07:00に窓口が開くが検疫や税関検査はなしでパスポートを窓口に提出する。出国カードは入国時にもらっていないのでなしだ。パスポートに出国スタンプが押され、07:05にベトナム・ラオカイのイミグレーションを出る。

すでにおばちゃんたちが国境の橋を急いで渡って中国へ向かっている。

急ぐ必要はないが自分も急いで橋を渡るが、橋の中間地点が国境線なので、ここでは一度止まり中国へと入る。ここからは時間が1時間早まり、ハノイ時間の07:07に国境線を越えて、北京時間の08:07に変わる。

08:08に中国側イミグレーションの河口口岸に到着する。荷物満載の行商のおばちゃんたちはすでに外にある専用の窓口に並んでいる。

中国・河口陸路入国

自分は建物に入り入国窓口へ行こうとするが、係官に呼び止められ検疫カウンターでパスポート情報を入力する。続いて入国カウンターの外国人窓口に並ぶが、外国人窓口でも地元のおばちゃんが並んでいる。窓口分ける意味あるのか?地元民のおばちゃんたちが並んでいるけど一応「外国人」と表示された窓口に並ぶと列を整理していた係官の姉ちゃんがパスポートの確認をする。

そして、自分の番が来てパスポートと出入国カードを提出する。地元民のおばちゃんたちはパスポートでなく通行証なので20秒ぐらいで処理が終わるのだが、外国人のパスポートだとビザ情報の入力やカメラで顔を撮影したりするので時間がかかる。後ろのおばちゃんが文句言っているので、窓口の看板を指さして「ここは外国人窓口って書いてあるぞ!両脇の地元民用の窓口に並べよ!」と言っておく。

入国手続きが完了して次は税関検査だが、珍しく係官がおり荷物のX線検査を受ける。そして、バックパックの中身を見せるように言ってきた。といっても、ノートPCの下に何があるかということなので、中国で買った道路地図と観光地の入場券が入った袋を見せて、検査は30秒足らずで終了。本当は他にもチベットの高僧・・・。

08:19頃、河口口岸の建物を出る。とりあえず、ボロ宿の湘中招待所へ行く。老板はまだ寝ていたが起こして30元の部屋を確保する。上級者向けの超ハイクオリティな部屋で早速電池の充電やネットで夕方の河口北→大理の列車の切符などを予約する。まあ、ここは宿泊でなくトイレ、荷物置き場と充電とかの準備で使うだけである。

河口汽車客運站

11:15頃、旧バスターミナル跡地付近から路線バスで新バスターミナルの河口汽車客運站へ向かう。運賃は1元。

11:25頃、河口汽車客運站に到着する。

バスの情報を確認すると、旧バスターミナルの頃より路線がかなり増えて便利になっている。

シャングリラ行きの路線があったのだが、客が集まり次第のようなので集まらなければキャンセルということもあるのだろう。これはバスというよりミニバンとかでの乗り合いタクシー方式で、大きな町で何度も乗り換えて行く方式のような気がする。

昼頃、旧バスターミナル跡地へ戻り、紅河の対岸のベトナムを見物して散歩である。

河口のおねえちゃんたちのいる市場を通っていく。旧バスターミナル跡地は高層ビルが建設中で辺境の街にも不動産開発の波が押し寄せている。

市場近くの10元食べ放題の自助餐で昼食を食べるが、あまり食べ過ぎておばちゃんから追加料金徴収されたり出入り禁止になると困るので気付かれないようにご飯だけお代わりして食べまくる。でも、地元民のおっちゃんたちは遠慮なく喰いまくっていたな!

14:00頃、招待所を出て、14:10頃、旧バスターミナル跡地から路線バスで河口北駅へ移動する。運賃は2元だ。

鉄道で河口北→大理

14:25頃、河口北駅に到着するが切符売り場に行列が出来ている。河口北駅はまだ新しい駅なのだが自動券売機は設置されていない。設置されていても外国人は使用不可だから意味ないけど・・・。

行列が出来て混雑しているのだが、切符を購入しようとしている客は行き先だけ窓口のお姉ちゃんに伝えて、列車番号はもちろんだが、発車時間とかも決まっていないので条件に合う切符を購入するのに時間がかかっている。予めインターネットで調べるとか予約購入するとかいうことをしないのだろうか?

この駅には自動券売機はないのだが、自動券売機で簡単に購入している人たちと窓口で行き先しか伝えられないない人たちを見ていると同じ中国人なのにこのオーラの違いは何だと思ってしまう。同じ国籍でも住む世界が違うということなのか?弱肉強食の中国の一面を映しているのかもしれない・・・。

約30分並んで今朝インターネットで予約購入した河口北→大理のK9690次の切符を受け取る。発券自体は1分もかからなかった。

続いて待合室へ向かうが、まずは入口でお約束の切符と身分証の確認だ。田舎の駅だと外国人は見なかったことにしてパスポート確認せずに待合室へ行けるのだが、国境地帯の駅ということなのか、駅員がちゃんとパスポートを確認している。

切符と身分証の次は手荷物のX線検査だ。これはいつも通り通過するが、続いて公安のパスポートと切符の確認があり、スマートフォンでパスポートと切符を撮影する。最後に駅員が切符に鋏を入れて、さらに駅員と一緒にいる別の公安がパスポートと切符の確認する。

15:00頃、待合室に入り待機となる。河口北駅の駅員と公安はやる気があるようだ。それとも、今は全人代の会期中だから特別にやっているだけか?

15:30頃に改札口の先頭を陣取っておく。周囲の様子からしてお行儀よく乗車するような人たちには見えないので、先に手を打っておく。改札口が混雑してくると隣の婆さんが床に痰を吐いた。やはり、ここは中国だ。ベトナムやタイとは違う。

16:05頃、乗車が始まり乗客がホームへ一斉に雪崩込む。自分は先頭なので悠々とホームを歩くが後方には秩序はなくカオス状態があるだけである。

今回は大理までの硬座の切符が売り切れであったので寝台の硬臥で大理へ向かう。

16:22に定刻通りK9690次が発車する。硬臥の車内は乗客が10人ほどで非常に静かだ。おそらく昆明到着までには全ての寝台が埋まるのであろう。硬座の方はホームですでにカオス状態だったので、車内もカオス状態なのだろう。

発車後に乗務員が切符と換票証を交換に来た。これで、下車する駅の前で換票証を切符に交換しに来てくれるので寝ていても起こされ寝過ごすことがない。蒙自まではほとんどの区間がトンネルになっており、列車はトンネルをひたすら走っていく。

蒙自へ到着する前の17:30頃、かなり早いが眠ることにする。24時間でラオス・ウドムサイ→ベトナム・ディエンビエンフー→ラオカイ→中国・河口へと強行軍で移動したので疲れた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 30000ドン
合計 30000ドン
本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 30元
鉄道 206.5元 河口北→大理
鉄道 34元 大理→麗江
バス 4元 路線バス
合計 284.5元

東南アジア旅行記2015-ラオス・ルアンパバーンの托鉢

世界遺産の街 ルアンパバーン

ルアンパバーンの托鉢1日目

05:30頃に起床して、同じドミの日本人2人に引っ付いてルアンパバーン名物の托鉢を見に行く。国立博物館の東まで歩いて行くと通り沿いには夜明け前からお坊さんへの供物を売るおばちゃんたちが営業中だ。

欧米人観光客が団体で歩道にゴザを敷いて座って托鉢が始まるのを待っていたりしている。托鉢はルアンパバーンの重要なアトラクションのようだ。06:00頃になると太鼓の音が各地から聞こえてくる。どうやら托鉢の合図のようで僧侶たちが一列で通りに出てきた。

托鉢の光景を撮影する欧米人もいれば、地元民に混じって僧侶たちに供物を捧げる欧米人もいる。

托鉢の出てくる僧侶たちは若い僧侶たちがほとんどだ。年輩の僧侶は少数見られたが、大多数は子供の僧侶だ。

ラオスの僧侶は若い。

供物を上げる方にも子供がおり若い。06:30頃、托鉢が終わったようで欧米人たちが帰り始める。

07:00頃、ホステルに戻り、07:30頃に朝食を食べる。ここのホステルはドミトリーでも無料の朝食が付いている。ホステルの看板を掲げているが朝食付きなのでB&Bと言った感じだ。

09:00頃、メコン川の対岸を結ぶフェリー乗り場へ行ってみる。フェリー乗り場はいくつかあるのだが、ここのフェリーは車も搭載可能だ。あと欧米人のチャリダーが自転車でも来ていた。

ラオスの両替

10:30頃、ラオス外商銀行(BCEL)で500元をラオス・キープへ両替する。レートは1元→1276キープで500元が638000キープになる。

前日に周辺の両替所でレートを確認してみたが1元→1250キープが一番多く、今日も周辺でレート確認をしたが、ラオス外商銀行(BCEL)が一番レートが良かった。

両替は書類にパスポート表記の名前と署名をするだけで手続完了だが、パスポートの確認はなく管理はかなりいい加減な感じだ。

Khammany Inn Guesthouse

11:00頃、LPQ Backpackers Hostelをチェックアウトして、徒歩5分ほどの所にあるKhammany Inn Guesthouseへ移動する。

Booking.comで予約しておいたのでスマートフォンに保存しておいた予約確認書のPDFを見せてチェックインはすぐに終わると思ったら、チェックインは13:00からというので共有スペースでネットをしながら待つ。

バンブーブリッジ

14:15頃、旧市街の脇を流れるメコン川の支流であるナム・カーン川を訪れる。ナム・カーン川には乾季の間に竹で組まれた橋「バンブーブリッジ」が架けられている。

観光用の橋なので通行料は5000キープ(約75円)徴収されており、通行料が翌年のバンブーブリッジ建設費になるらしい。このバンブーブリッジは半島状になっている旧市街から北バスターミナルへの徒歩での近道になる。

オールドブリッジ

14:30頃、ナム・カーン川の1km弱ほど上流にあるオールドブリッジと呼ばれる橋へやって来た。このオールドブリッジは鉄骨で組まれているが路面の部分が木造という構造になっている。

結構高い場所に架けられているので高所恐怖症の人は渡れないだろう。おまけにメンテナンスをちゃんとしていないので歩道の板や金具が外れている部分があったりする。

車道部分のメンテナンス状況は不明だが、自転車やバイクが頻繁に往来している。

ある意味でバンブーブリッジより楽しめるだろう。

北バスターミナル

15:05頃、明後日のルアンナムター行きのバスチケットを購入するために北バスターミナルに到着。

ここからは主に北へ向かうバスが発着している。

運賃表を確認してみるとルアンパバーン→ルアンナムターは90000キープと100000キープの2種類のようだ。発車時刻は「AM」としか表記されていない。これは客が集まり次第という意味か?

とりあえず、窓口で明後日のルアンナムター行きのバスチケットを購入しようと聞いてみたら、運賃は100000キープで、当日の朝8時に来るようにということであった。前もっての購入はできなかった。

再びバンブーブリッジ

15:40頃、再びバンブーブリッジを訪れる。今度は対岸側からバンブーブリッジを見物する。渡ると5000キープ徴収されるので見るだけだ。

橋の架かるナム・カーン川では地元の子供達が泳いで遊んでいる。川の水は濁っており泳いで大丈夫なのか?

ルアンパバーンのビュッフェ屋台

17:10頃、早朝、一緒に托鉢を見物しに行った2人から情報を仕入れてナイトマーケットの近くで10000キープの屋台を見つける。自分で必要な量を盛って食べる方式だ。欧米人が列を作っていたので自分も並んで皿に料理を盛っていく。

これで10000キープは安い!多少衛生上の問題はあるかもしれないが、問題があれば欧米人が列を作るほどの人気はないだろう。昨日は25000キープでお子さまランチぐらいの量の炒飯だったので今日は十分に食べることができた。

メコン川の夕日

18:00頃、船着き場でメコン川の夕日を見物する。
欧米人も集まっており人気があるようだ。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

LPQ Backpackers Hostel
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
Khammany Inn Guesthouse
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
バンブーブリッジ
N 19°53’33.38″
E102°08’23.73″
オールドブリッジ
N 19°53’12.73″
E102°08’33.46″
北バスターミナル
N 19°53’55.87″
E102°09’16.18″
両替

500元→638000キープ

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15000キープ
宿泊費 40000キープ
合計 55000キープ

ルアンパバーンの托鉢2日目

06:00頃、起床して托鉢見物の準備をする。外へ出る準備をしていると欧米人が3人ほどドミとリーにやってきた。この時間だと寝台バスでルアンパバーンに到着したようだ。

06:20頃、国立博物館周辺までやってきた。すでに観光客で賑やかになっている。もちろん周辺には観光客相手に供物セットを売っているおばちゃんもいる。

そして、僧侶たちが托鉢にやってきた。観光客や地元民が供物を捧げているが、途中で僧侶たちが袋やカゴを持った子供たちに供物を渡している。これは一体?

少し考えると2通りの見方ができる。ひとつは僧侶が貧しい者へ喜捨をしている。ひとつはいらない供物を業者に回収してもらっている。

そして、回収された供物はおばちゃんたちが観光客に供物セットとして再販売する。
どちらが答えだろうか?僧侶の中には供物を選んで袋やカゴに入れているので、いらない奴を回収してもらっているような・・・。

托鉢を見物していると撮影している観光客の中にフラッシュをたいている者がいる。ルアンパバーンにある寺には托鉢見物の注意事項が掲げられているのだが、その中にはフラッシュ撮影するなとある。

フラッシュ撮影禁止なので自分はカメラのISO感度は6400に設定して撮影する。それでもシャッタースピードが遅いので少し流れてしまう。

06:30頃になると通りの托鉢はだいたい終了のようで観光客が帰り始める。

しかし、通りを一本裏に入ると寺に戻る僧侶たちがおり地元民が供物を捧げている。

どうやら、裏通りの方が観光客が少なく雰囲気的には良いようだ。

托鉢が終わると通りはおばちゃんが掃除していたり、欧米人たちがミニバンに乗り込んで出発していく光景が見られる。托鉢を見物して、すぐに次の町へ移動のようだ。

宿へ戻るとレセプションに欧米人の兄ちゃんが座っている。そして、欧米人の姉ちゃんが朝食を作っている。昨日はレセプションにはラオス人の兄ちゃんがいたのだが、ここは欧米人経営の宿のようだ。

09:00頃、朝食にスクランブルエッグとトーストを食べる。ここも無料の朝食が付いていた。ルアンパバーンの宿では朝食付きが一般的なのか?10:30頃、部屋に宿帳を持った経営者と思われる欧米人がやって来て、宿泊者にチェックアウトか延泊かの確認をしている。自分はチェックアウトすることを伝え出発の準備をする。

11:40頃、Khammany Inn Guesthouseをチェックアウトする。メコン川沿いの道を歩き、10:45頃、Booking.comで予約しておいたCheng backpackers Hotel 1に到着。

中国人経営の宿なので中国語OKで、老板はさらに日本語OKだ。中国人宿と思っていたが客層の半分は欧米人であった。部屋は6人ドミトリーだがエアコンや扇風機はなし。宿泊客の数に対しトイレの数も少ない・・・。朝が大変かも・・・。

ルアンパバーンの宿はバスチケットの手配もしてくれるのだが、他の宿だと時刻表があっても料金表は出ていなかったりする。これは旅行代理店でも同じで料金は直接聞かないと教えてくれないようだ。

しかし、ここは時刻と料金の両方が表示されていた。料金が分かったので、昨日、北バスターミナルで調べた料金と時刻を比較してみる。北バスターミナル発のルアンナムター行きのバスは所要時間10時間でバスターミナルだと100000キープで、宿手配だと120000キープなので20000キープが手数料だろう。

しかし、国際バスターミナル発のルアンナムター行きのミニバンだと130000キープなのだが宿へのピックアップ付きになっている。おまけに所要時間は8時間なので、国際バスターミナルからのミニバンで行くのが良いだろう。

ということで、宿のお姉ちゃんに明日の国際バスターミナル発ルアンナムター行きのミニバンのチケット手配をお願いして130000キープを支払う。午後に手配が完了するまで待つようにということで、それまで宿の前を流れるメコン川を眺めたりする。

13:00頃にチケットの手配が完了してレシートを受け取る。宿へのピックアップは07:30頃になるので、それまでに準備をしておかないといけない。

17:00頃、ナイトマーケットへ行く。

まだ、日没前なのでほとんどが開店準備中だ。

屋台で夕飯

17:30頃、昨日のナイトマーケット近くの10000キープの屋台で夕飯を食べる。とりあえず腹減っているので山盛りにして食べておく。で、おかわり自由なのか聞いてみたら、やっぱり10000キープ追加であった。さすがに食い放題だと潰れるよな。

2人分の料金を払っているとはいえ山盛りにし過ぎて出入り禁止とかになると困るのでちょっと控えめにしておく。でも、明日ルアンナムターに行くんだったな。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Khammany Inn Guesthouse
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
Cheng backpackers Hotel 1
N 19°53’19.08″
E102°07’50.54″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 25000キープ
宿泊費 48000キープ
バス 130000キープ ルアンパバーン→ルアンナムター
合計 203000キープ

ルアンパバーン→ルアンナムター

ルアンパバーンの托鉢3日目

05:30頃、起床し托鉢見物の準備をする。06:00頃、流れで同じドミの3人と托鉢見物に出発。中国人のA先生、日本人のB女史とC女史で国立博物館周辺でルアンパバーン名物の托鉢を見物する。

大勢の僧侶が托鉢をする中で太り過ぎの僧侶が混じっている。ラオスの僧侶は肉を食べても大丈夫なのか?でも大多数は痩せているようにみえるのだが・・・。

とりあえず、3人には自分が2日間で調べた托鉢の撮影場所を伝授しておく。

後は自力で撮影場所を開拓するだろう。

ルアンパバーン→ルアンナムター

07:00頃、宿に戻り出発の準備を整える。今日はルアンパバーンからルアンナムターへ移動となり、国際バスターミナルから08:30発車のミニバンに乗車なのだが、すでに8時過ぎだ。やはり、時間通りとは行かないようだ。

08:15頃、ピックアップのトゥクトゥクが到着。トゥクトゥクに乗り込み、08:22に欧米人3人と出発して途中で客を拾いながら、自分を含め11人で国際バスターミナルへ向かうが、途中でトゥクトゥクの屋根から欧米人の兄ちゃんのバックパックが落下して大騒ぎになる。

一部破損しているようだが回収して再び出発し、08:50頃、国際バスターミナルに到着。ミニバンに乗り換える。自分が最後の乗客だったようで助手席に座ることになる。

乗車してレシートが回収され、09:15頃、ミニバンがルアンナムターへ向け発車する。

予定ではこれから約8時間かけて、ウドムサイを経由してルアンナムターを目指す。

道路状況は舗装はされているが、工事区間もありスピードはそれほど出せない。

昼頃、国道のT字路で30分の休憩となる。このT字路で右(東)へ行けばノーンキャウ、左(西)がウドムサイ、ルアンナムターになる。国道の分岐点なので休憩で停車している車が多い。中国のナンバープレートを付けた車も見かける。そして、痰を吐いている人もいる。どこの国の人かな?

昼休憩であるが自分は飲まず食わずで乗り切る。売店で売っている商品はどれも高い。飲料関連はタイか中国から輸入品なので当然高い。ルアンパバーンだと5000キープとか6000キープで売っている500mlの飲料は+1000キープや+2000キープだったりする。

ラオスの物価は高すぎる。もちろん商品に値段は付いていないので外国人ボッタクリ価格ということなのだろう。地元民価格はどれぐらいなのだろうか?中国の方がまだ安い。

中国に飲み込まれるラオス

12:25頃、国道の分岐点を出発する。道路脇の道標を見るとルアンナムターまで196kmの表示が見えた。まだ約200kmあるようだ。

途中の道路工事で通行規制があったが、規制の標識がラオス語でなく漢字で「前方施工」と表記されていた。中国企業が工事を受注しているのだろうが、ラオス語で標識を出さないところが中国らしい。最低限、英語で表示しろよ!地元民には読めなくても中国人が読めれば問題なしのようだ。これがラオスの現実のようで着々と植民地化の道を進んでいるようだ。

13:00頃、再び工事による通行規制で足止めとなる。まだ、雨季に入っていないからよいが、これが雨季になれば泥濘で道路状況は酷い状況になるだろう。ウドムサイまでの道路状況はかなり悪く工事区間、未舗装区間、舗装してあっても補修せず放置され舗装が剥がれた区間が入り乱れている。おまけに標高1200m以上の山岳区間を越えていくので道が曲がりくねっている。

15:15頃、ウドムサイの手前約5kmの地点で、また工事による通行規制で足止めだ。これだとルアンナムターには夜到着だな。ウドムサイの町の入口に新バスターミナルができていた。バスの状況は不明であるが今後に期待したいと言いたいところだが町の中心から約5km南にあるので不便だし、ボッタクリのトゥクトゥクの餌食になること確実だ。

ウドムサイ

15:45頃、ウドムサイバスターミナルに到着する。

ここで欧米人のカップルが降りた。ベトナムのディエンビエンフーへ向かうのか?

荷物を降ろす時間を利用してウドムサイのバスチケットの価格などを調査しておく。

15:55頃、ウドムサイバスターミナルを出発する。ウドムサイからの道路状況は一気に改善し舗装道路を順調に走る。

ルアンナムター到着

18:30頃、ルアンナムター旧市街の長距離バスターミナルに到着する。すでに日没の時間を過ぎており周辺は暗くなってきている。運ちゃんが荷物をミニバンの屋根から降ろしている間にバスの運賃と時刻を確認するがホワイトボードに書かれた内容は消えかかっている。あまりやる気がないようだ。何とか中国の景洪やモンラーからの国際バスが発着しているのは確認できた。

荷物を回収し、これからトゥクトゥクで新市街へ移動するのだが人数が集まらないと高くなるが、ルアンパバーンから一緒に移動してきた欧米人の姉ちゃんたちや長距離バスターミナルで人数が集まるのを待っていた欧米人たちと1人20000キープで移動する。ルアンナムターの南にある旧市街から北の新市街へ20分ほどで移動する。

トゥクトゥクは新市街のナイトマーケットの隣にある銀行前で停車し、ここで全員降ろされる。

これから宿を探さないといけないのだが、とりあえず国道沿いにあったHoumg Heuang Guest Houseに宿泊する。1人部屋、トイレ・シャワー付きで1泊60000キープ(約900円)だ。まあ、寝るだけなら良しとしよう。部屋でWi-Fiも使えた。

寝床を確保したのでナイトマーケットへ行ってみる。

規模はかなり小さいが欧米人が結構訪れている。

夕飯はナイトマーケットで炒飯(10000キープ/約150円)を食べる。

食後に商店で水でも買おうかと思っていたら、ビア・ラオの隣にナムカンビールを発見する。ナムカンビールはビア・ラオに次ぐラオスのビールだ。ラオスのビールは値段が高めだが、話のネタにナムカンビール640ml(10000キープ/約150円)を購入する。明日は7年ぶりに中国国境のボーテンを訪れラオス・中国の陸路国境を越えてみよう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20000キープ
宿泊費 60000キープ
トゥクトゥク 20000キープ 長距離バスターミナル→新市街
合計 100000キープ

東南アジア旅行記2015-タイ・ラオス陸路国境越え&メコン川スローボート

タイ・ラオス陸路国境越え

チェンライ第1バスターミナル→第2バスターミナル

06:30頃、起床し出発準備をする。同じドミトリーの欧米人5人はまだ夢の中だ。07:10頃、ユースホステルをチェックアウトする。2分ほどでチェンライ第1バスターミナルに到着し、第2バスターミナル行きソンテウに乗車する。運賃は15バーツ。

待機しているとフランス人の夫婦が乗車してきた。そして、「昨日メコン川で見たよ!」と話しかけてきた。昨日、ゴールデントライアングルからチェンセーンへ戻るときに乗ったソンテウに乗車していた夫婦であった。

07:40頃、ソンテウが発車するが客は自分を含めて、フランス人2人、地元民1人の4人。客が少ないので運ちゃんが1人20バーツとか言っているが、正規運賃は15バーツだ。昨日小銭のバーツをすべて使いきってしまったので、15バーツしかない。

そのまま15バーツ払ってみたら何も文句言われずにすむ。文句言われたら歓迎されない500バーツ札とかの高額紙幣で払うところであった。他の3人は20バーツを払っていた。

07:50頃、チェンライ第2バスターミナルに到着する。昨日購入したラオス・フアイサーイ行きチケットをTHE TRANSPORTの窓口で正式なチケットに交換する。窓口のお姉ちゃんにパスポートを渡して3分ほどで手続き完了。

出発時間の10:00まで待合室で待機となる。ちなみにチケットにはBOKEOと表記されているが、これはフアイサーイ(Huay Xai)の所在地であるボーケオ県を示しており、地元民はBOKEOと呼ぶのが一般的である。

タイ→ラオス国際バス

そして、バスターミナルにいる犬たちが突然吠え始めた。さらに周辺のタイ人が全員起立している。これは8時のあれか!そう、タイでは毎朝8時に公共の場所で国王賛歌が流れるのだ。郷に入れば郷に従えで自分も起立する。

近くの欧米人の姉ちゃん2人は状況が分からず座ったまま周囲をキョロキョロしている。まあ、外国人は知らなくて当然だろう。バスターミナルの犬たちは日課になっているようで吠えている。犬たちも王様への忠誠心があるということか?

08:50頃になるとTHE TRANSPORTの窓口に欧米人旅行者が見え始めた。ラオス行きの客のようだ。ラオス行き国際バス発車時間10:00になったが、まだバスがこない。欧米人旅行者たちとそのままバスが来るのを待つ。

チケットオフィスには欧米人旅行者がラオス行きのチケットを購入しているので、余りがあれば当日出発直前でも購入可能なようだ。でも、実際は発車時間が、とっくに過ぎているのだが、バスが来ていなければ販売するようだ。10:20頃、ラオス・フアイサーイ行きの国際バスが到着し乗車する。

乗客は自分を含めて14人で、半分が欧米人で、残りはタイもしくはラオスの地元民かな?乗車率は4割ぐらいで空いておりラオス行き国際バスの人気はそれほど高くないようだ。10:40頃、40分遅れでチェンライ第2バスターミナルを出発する。

国道1号(アジアハイウェイ2号)からすぐに国道1020号、国道1152号のアジアハイウェイ3号へ入りラオスとの国境の町チェンコーンのある北東へ向かう。12:30頃、チェンコーンの町と第4友好橋の分岐点になる交差点を過ぎて、チェンコーンバスターミナルで5分ほどトイレ休憩となる。

タイ・ラオス陸路国境

12:40頃、バスターミナルを出て交差点まで戻り、国道1356号に入り、12:45頃、チェンコーンの第4友好橋に到着する。ここでバスを降りてタイ側イミグレーションで出国手続きをする。

出国カウンターの手前でパスポートと出国カードの確認があり、出国カードをスーツケースに入れたままの欧米人がバスまで出国カードを取りに戻っていた。バスがまだ入口に停まっていたからいいが、出口側に行ってしまったらどうするのだ?

出国手続きを終えてイミグレーションを出る。友好橋のシャトルバスのチケット売場のお姉ちゃんが乗ってきたバスが来るまで待つようにと指示。少ししてバスが出口に到着、バスに乗車して全員が揃うのを待つ。

13:00頃、乗客全員が揃いバスが発車してタイからラオスへ。

橋の手前で左側通行から右側通行へ変わり第4友好橋を渡り、13:07にラオス側フアイサーイのイミグレーションに到着。バスを降りて入国カードを入手して記入する。

欧米人はアライバルビザの申請窓口に並んでいるが、自分は入国カウンターへ向かうが、入国カウンター手前の売店近くにラオス開発銀行(LDB)の両替所があったので500元をラオス・キープに両替する。500元が690500キープになった。

続いて入国カウンターへ行くが窓口に誰もいない・・・。人を捜していたら係官のお姉ちゃんがやってきた。15日のノービザで入国スタンプをもらい、13:25頃、誰もいない税関の机の前を通過してイミグレーションを出る。ラオスの出入国管理体制って・・・。

イミグレーションを出たところにもラオス外商銀行(BCEL)の両替所があった。

レートを確認したら、ラオス開発銀行(LDB)よりレートがいいではないか!500元で大瓶のビア・ラオ2本分の差になる。一つ勉強になった。

ラオス・フアイサーイ

欧米人たちのビザ待ちで待機となり、13:40頃、バスが発車する。

13:50頃、フアイサーイバスターミナルに到着する。

まずはフアイサーイのバスの状況を確認する。運賃表兼時刻表を見てみると中国やベトナム行きのバスがあるが、ディエンビエンフーやハノイ行きのバスは相当きつそうな気がする。

次の目的地のルアンナムター行きのバスは運賃は60000キープだが時刻は出ていない。とりあえず、窓口でバスがあるか聞いてみると今日のバスはなく、明日の08:30にミニバンのルアンナムター行きがあるという話であった。

今日のルアンナムター行きのバスがないのでフアイサーイで1泊することになるが、バスターミナルからフアイサーイの町は直線距離で6kmぐらい離れている。トゥクトゥクはさっき欧米人たちを乗せて出払ってしまったし、14:00頃、とりあえず歩いて行くことにする。

しかし、この歩くという選択は間違いであった。炎天下の中歩くのは自殺行為であった。おまけにフアイサーイの町までいくつもの上り坂があった。途中でトゥクトゥクがクラクション鳴らしてくるが、ここまで来たら意地でも歩いてフアイサーイの町まで歩いていかなければ・・・。

FRIENDSHIP GUESTHOUSE

2時間歩いて、16:00頃、FRIENDSHIP GUESTHOUSEに到着する。やっぱトゥクトゥクに乗るべきであった。

FRIENDSHIP GUESTHOUSEに1泊するが、部屋は4人ドミトリーで1泊50000キープ(約750円)だ。夜に欧米人のおっちゃんが1人来て4人ドミトリーを2人で使用する。

スローボート船着場

ルアンナムターへ行こうと考えていたが、急遽予定変更でスローボートでルアンパバーンへ行くことにする。そこで、スローボートの船着場へ向かう。16:30頃、スローボートの船着場に到着というか、イミグレーションがある。ここから対岸のタイ・チェンコーンへ行けるのか?

イミグレーションの隣にスローボートのチケットオフィスがあったのだが窓口閉まっている。近くのおっちゃんに聞いたらハンモックで昼寝中の兄ちゃんを指さし、そして、起こしてくれた。兄ちゃんにスローボートのチケットを購入したいことを言うと今日は営業時間終了で、明日の08:00から販売ということを確認する。

ラオス料理

ラープ16:45頃、通り沿いのレストランで夕飯を食べる。ラオス語と英語メニューがあったがおばちゃんに地球の歩き方を見せながら聞いてラープ(25000キープ/約375円)とカオニャオ(5000キープ/約75円)を注文する。

カオニャオこちのご飯はカオニャオと呼びます。

17:30頃、フアイサーイ-チェンコーンの渡し船の船着場にやって来たが誰もいない。廃墟になっている。どうやら、ここの船着場は廃止され、スローボートの船着場にイミグレーションが引っ越したようだ。

メコン川の夕日を見ながらビア・ラオ640ml(10000キープ/約150円)を飲む。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

City Home Guest House
N 19°54’19.85″
E099°49’59.72″
チェンライ第1バスターミナル
N 19°54’16.82″
E099°50’04.67″
チェンライ第2バスターミナル
N 19°51’30.52″
E099°49’14.56″
チェンコーンバスターミナル
N 20°13’36.48″
E100°24’10.90″
タイ側チェンコーンのイミグレーション
N 20°12’58.40″
E100°26’06.14″
ラオス側ファイサーイのイミグレーション
N 20°13’01.74″
E100°27’42.04″
ファイサーイバスターミナル
N 20°15’05.26″
E100°27’10.95″
FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
両替

500元→609500キープ

本日の出費
項目 金額 備考
ソンテウ 15バーツ 第1バスターミナル→第2バスターミナル
合計 15バーツ
本日の出費
項目 金額 備考
食費 40000キープ
宿泊費 50000キープ
合計 90000キープ

メコン川のスローボート1日目

スローボートのチケット購入

07:50頃、ゲストハウスを出てルアンパバーン行きスローボートの船着き場へ向かう。途中、フアイサーイールアンパバーンと表記されたMINI VANが欧米人を乗せていたので、バスターミナル発以外のツーリストバスみたいなのが運行されているようだ。料金は割高かもしれないが、わざわざバスターミナルまで行く必要がなければ需要はあるだろう。

08:05頃、スローボートの船着き場に到着するが、すでにドイツ人の姉ちゃん2人組がルアンパバーン行きのチケットを購入していた。

そして、自分もスローボートのチケットを購入するが、まず乗船名簿に名前、パスポート番号、国籍、性別、行き先のルアンパバーンにチェックを入れて220000キープ(約3300円)を支払う。

乗船名簿は自分より前の7人全員がドイツ人女性であった。スローボートは欧米人に人気というのは聞いてはいたが、特にドイツ人女性に大人気なのか?それとチケットオフィスの隣にイミグレーションがあり地元民が出国手続きをしていた。やはり、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船はスローボートの船着き場に移動していた。

チケットを購入したのであとは出航時間の11:00まで時間があるので、ラオス・フアイサーイ-タイ・チェンコーンの渡し船があった旧船着き場へ行ってみる。やはり、渡し船は出ておらずここのイミグレーションは閉鎖されていた。

寺からメコン川を見る

08:30頃、続いて近くの寺院のVAT CHOME KHAOU MANIRATNへ行ってみる。

階段を上りきると眼下にメコン川が見える。

寺の本殿では地元民が読経をあげている。

この寺とラオス・タイ国境を流れるメコン川以外はフアイサーイに観光地と呼べる場所はないだろう。

フォーを食べてスローボート船着場へ

寺を見物したあとは近くのフォー屋で鶏肉のフォーを食べる。値段は15000キープ(約225円)だ。

10:20頃、ゲストハウスをチェックアウトというか鍵をカウンターに置いて勝手に出ていく。10:35頃、スローボートの船着き場に到着。

乗船する船がよく分からないのでチケットオフィスのおばちゃんに聞いてみると、「No.47」と言っているので47番の船を探すと、チケットオフィスの下に47番の船が停泊していた。

スローボートでフアイサーイ→パークベン

すでに欧米人が多数乗船している。とりあえず空いてる席を確保して近くの売店で水と食料を調達。ラオ・ビアを製造しているLBCのミネラルウォーター1.5L(8000キープ/約120円)、ツナサンド(15000キープ/約225円)だ。

出航時間の11:00になるが、遅れてくる欧米人がおり出航の気配がない。隣の欧米人の兄ちゃんと姉ちゃんはビア・ラオをがぶ飲みし始めている。まだ、出航していないぞ!そういう自分もツナサンドを食べてしまったが・・・。

11:40頃、チケットの確認が始まり、ようやく出航のようだ。55分遅れの11:55頃、船が出航する。隣の船にも欧米人が乗船しており、そちらもルアンパバーン行きのようで同時に出航し2隻でメコン川を下る。

船から対岸のタイ・チェンコーンを見ながらルアンパバーンへ向かう。

ルアンパバーンまでは1泊2日の船旅だ。まずは今日の目的地パークベンを目指す。パークベンまでの距離は直線距離で約85kmだ。実際は倍近くの距離になるであろう。船は約25km/hで南へと進んでいるので、日没までにパークベン到着だろうか?

船内の状況は乗船率9割以上のほぼ満席で乗客の9割以上が欧米人だ。皆賑やかに話しており船旅を楽しんでいるようだ。そして、欧米人の兄ちゃんが船内の売店で大瓶のビア・ラオを購入して飲み始めている。

スローボートがラオス・タイの国境線であるメコン川を下っていくがタイ側は護岸工事がされている場所が見受けられたが、ラオス側は自然の地形そのままになっている。これは両国間の国力差なのか?それとも治水に対する考え方の違いだろうか?

13:30頃、メコン川の両岸がラオスになった。タイとの国境線は陸続きになりビエンチャンの手前で再びメコン川が国境線になる。15:00頃、船の針路が南から東へと変わったので半分ぐらいの距離を進んだようだ。

この頃になると欧米人たちは疲れたようで眠ったりするようになるが、足を投げ出す輩も出てきた。

パークベン到着

17:50頃、パークベンの船着き場に到着。船着き場近くで宿を確保しておいた方が楽なので坂を登り宿を探す。

坂を登っていると目の前で地元のおっちゃんが「カーッ!ペッ!」と痰を吐いた。ここはラオスだよな?目の前にいるのは中国人?いや、中国語ではない言語を話しているからラオス人だな。パークベンで久しぶりに痰吐きに遭遇する。

Villa SALIKA Guest House

坂を登って右側にVilla SALIKA Guest Houseがあったのでここにしておく。後ろからは欧米人が続々とやって来ているので他と比べていたら宿の確保が難しくなりそうだ。で、宿のお姉ちゃんに部屋を見せてもらい料金を聞くと100000キープということなので泊まることにする。

そして、値切り交渉していないのに90000キープ(約1350円)にしてくれた。

ゲストハウスにはレストランが併設されていたので焼きうどん(20000キープ/約300円)みたいなのを食べる。

レストランからはメコン川の景色を見ることができた。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

FRIENDSHIP GUESTHOUSE
N 20°16’33.60″
E100°24’43.29″
VAT CHOME KHAOU MANIRATN
N 20°16’36.85″
E100°24’46.00″
スローボート船着場(ファイサーイ)
N 20°16’34.49″
E100°24’37.83″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 58000キープ
宿泊費 90000キープ
スローボート 220000キープ フアイサーイ→ルアンパバーン
合計 368000キープ

メコン川のスローボート2日目

パークベンの朝

06:30頃、鶏の鳴き声で目が覚める。パークベンの朝は涼しい。とりあえずパークベンの村を歩いてみる。すでに店も開いており散歩している欧米人もいる。

しかし、痰吐きの音が聞こえてくる。ベトナム、カンボジア、タイではほとんど聞かなかった音だが、パークベンでは頻繁に聞く。ここは中国か?フアイサーイでは聞かなかったのだが・・・。ラオスが中国化しているのか?

市場

村の通りの坂を上っていくと市場に到着。市場の前にはVISAやMASTERのマークが付いたラオス外商銀行(BCEL)とラオス開発銀行(LDB)のATMが2台あった。外国人が多く訪れるので、田舎でもクレジットカード対応のATMが設置されているようだ。

市場でバナナを2房購入する。1房(15ー17本)7000キープだ。相場の確認のために数カ所で値段を聞いたが船着き場では1房10000キープで市場では15000キープとかのところもあった。
外国人からぼったくろうとする所もあるので要注意だ。

市場からゲストハウスへ戻る途中で托鉢中の小僧3人を見かける。パークベンにも寺があるようだ。ゲストハウスに戻り気づいた。托鉢の写真を撮るのを忘れた!

パークベン船着場

07:30頃、ゲストハウスをチェックアウトして船着き場へ向かう。昨日、47番の船だったので同じ船に乗船しようとしたら、今日のルアンパバーン行きのスローボートは103番ということで船が変更になっていた。昨日の47番の船はフアイサーイへ戻るということであった。一番乗りで船に乗船して出航を待つ。

07:45頃、欧米人が少しづつ乗船してきた。07:50頃、昨日の47番の船がフアイサーイへ向けて出航していった。欧米人が数人乗船しているだけで、ほぼ貸し切り状態であった。スローボートはルアンパバーンからフアイサーイへの逆方向のルートは人気がないのだろうか?

08:05頃、メコン川の対岸に象が1頭いるのを見つける。観光用で飼っているのだろうか?08:15頃、船が09:00頃の出航ということが分かる。でも、昨日は11:00出航が昼近くなっていたから、今日も1時間ぐらい出発が遅れそうな気がする。

そして、今日のルアンパバーン行きのスローボートはこの1隻だけということであった。昨日、フアイサーイから2隻でパークベンまで来たのだが、1隻分の欧米人たちは団体だったのかどこかへ消えていた。

08:40頃、船着き場が混雑してきた。出航時間が近くなり欧米人たちが続々と乗船してくる。昨日はビア・ラオを持ち込んでいる乗客が多かったが、今日はバナナやパンを持ち込んでいる乗客が多い。

出航を待ちながらメコン川の景色を眺めてると前方の船から地元民がビニールをメコン川に捨てやがった。プラスチック系のゴミはまずいだろ!野菜クズとか自然に分解されるものは、まあ百歩譲って良いとしても、プラスチック系はさすがに・・・。自分の前の席の欧米人のおっちゃんも「Oh!Shit!」とか声を出していた。

スローボートでルアンパバーンへ

出航時間の09:00を過ぎるがまだ出航しないというか、欧米人の兄ちゃん3人組が遅れてやってきた。さらに、09:15頃、欧米人の姉ちゃん8人、兄ちゃん5人がやってきた。

09:30頃、チケットの確認と回収が行われる。チケット未購入者はその場で110000キープを支払っている。見た感じだと3割くらいの乗客が現金を支払っているのでパークベンで滞在したり途中乗船の乗客のようだ。

09:45頃、ようやく船が出航してルアンパバーンまで直線距離で約100kmの船旅だ。出航したと思ったら、欧米人のカップルが遅れてやってきて再び接岸する。カップルが乗船して、今度は本当に出航となる。やはり、出発は45分遅れた。

ようやくスローボートでのルアンパバーンまでのメコン川クルーズが始まる。今日も乗客は欧米人が9割以上だ。皆楽しそうに会話をしたり、お菓子を食べたりと賑やかにしている。そして、早々と船内の売店でラオ・ビアを購入している者もいる。

船が出発して2時間ほど過ぎ昼ぐらいになると昼寝をしたり、読書をしたり、ギターを弾いたりと各自でのんびりとメコン川クルーズを楽しんでいるのが見られる。

途中、いくつかのメコン川を上る船とすれ違ったり、川辺の村を通り過ぎる。12:30頃、ルアンパバーンまで約50kmの所まで来た。ちょうど直線距離でパークベンとルアンパバーンの中間地点になる。これだと16:00頃に到着だろうか?

13:20頃、流れの急な場所を通過した際に自分を含め左舷側の乗客がメコン川の水をかぶる。自分も水をかぶってしまった。左舷側の乗客は散々だが、右舷側の乗客は爆笑していた。

13:40頃、メコン川沿いの村に立ち寄る。

欧米人たちは村や村人が珍しいのか撮影しているが、逆に村人たちは外国人が珍しいのか、それとも「今日も来てるよ!」とか思って船の方を見ている。

ルアンパバーン到着

14:00頃、船が再びメコン川を下り始める。16:00頃、ルアンパバーンまで約10kmの地点まで来て、16:40頃、ルアンパバーンの外れにあるスローボートの船着場に到着。

荷物が船から降ろされるが自分の荷物は最後の方に降ろされて、船着場の上にあるトゥクトゥクチケット売場へ向かう。

16:55頃、チケット売場の行列に並ぶ。

市中心部まで20000キープ(約300円)だ。

待機しているトゥクトゥクの屋根にバックパックやスーツケースが載せられて出発準備が整うとチケットが回収され、17:00頃、出発する。乗客は自分以外は欧米人でルアンパバーン中心部へ向かう。発車してまもなく道路脇をバックパック背負って市中心部へ向かっている欧米人がいた。

しかも、スローボートの船内でギター弾いていたおっちゃんだよ!他にも欧米人とアジア人のコンビが徒歩で市中心部へ向かっているのが確認できた。

フアイサーイでバスターミナルから町まで歩いてしまった自分からすると、絶対にトゥクトゥクに乗ったほうがいいと思う。船着場から市中心部までは直線距離で約6kmだが実際は大きく迂回して市中心部へ行くので10km以上は確実だ。

17:25頃、市中心部のプーシーの丘の西側にある通りのChao Fa Ngum Rdに到着。ここが終点のようで後から出発したトゥクトゥクも続々と到着していた。

LPQ Backpackers Hostel

Chao Fa Ngum RdからGPSを頼りに3分ほど歩いて、Booking.comで予約しておいたLPQ Backpackers Hostelに到着する。

レセプションでスマートフォンにPDFで保存しておいた予約確認書を見せてチェックインは問題なく完了。ドミトリーで1泊5.9ドルだ。

ラオス・キープでは47200キープだが50000キープ払ってお釣りは3000キープであった。500キープ以下の紙幣は流通していないのか?部屋は8人ドミトリーで扇風機とエアコンが付いていた。

物価の高いルアンパバーン

腹が減ったので夕飯を食べに出かけるが、とりあえずメコン川の夕日を見ながらその辺を歩いてみる。

で、レストランに入って炒飯を注文するが、25000キープ(約425円)もするのだが空腹で考えずに注文してしまった。よくよく考えてみたら25000キープは100バーツではないか!タイ・チェンマイだったら79バーツの食べ放題のそうめん屋でお釣りが来る金額だぞ!

これは完全に失敗してしまった。おまけに炒飯の量がめちゃくちゃ少ない。これじゃ、お子様ランチの量じゃねえか!いきなり物価の高いルアンパバーンの洗礼を受けてしまった。食後は大瓶のビア・ラオ600ml(9000キープ/約135円)を飲むが、明日から予算計画を見直さなければ・・・。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていた等の苦情は受け付けませんのであしからず!

Villa SALIKA Guest House
N 19°53’34.94″
E101°07’48.38″
スローボート船着場(パークベン)
N 19°53’30.94″
E101°07’44.66″
スローボート船着場(ルアンパバーン)
N 19°55’30.37″
E102°10’48.69″
Chao Fa Ngum Rd(旧市街トゥクトゥク到着場所)
N 19°53’20.63″
E102°08’00.02″
LPQ Backpackers Hostel
N 19°53’17.81″
E102°07’53.15″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 48000キープ
宿泊費 47000キープ
トゥクトゥク 20000キープ
合計 115000キープ

雲南省旅行記~打洛口岸・磨憨口岸編

景洪→打洛

yunnan2_2030850頃、宿を出て景洪汽車客運站で打洛行きのバスに乗車する。バスは0930発なのでまだ時間があるのでバスターミナルを見物していると公安の懸賞通告を見つける。浙江省で起きた事件の懸賞通告だが情報提供を呼びかける為に被害者の遺体の写真も掲載されている。

日本だと似顔絵とか公開するが中国では似顔絵なんて面倒な事はせずに写真をそのまま掲載して情報提供を呼びかけている。ちょっと過激だがこのほうが情報が集まるのだろう。日本だと苦情殺到だろうけど・・・。

yunnan2_2010930頃、景洪汽車客運站を出発して西へと走ると茶畑を良く見かけるようになる。どうやら勐海に入ったようだ。勐海は日本ではあまり知られ ていないが茶馬古道の経路のひとつらしい。茶馬古道は普洱を起点とした茶と馬の交易路なのだが茶馬古道というと中国では普洱~大理~麗江~ラサの経路が有 名だ。因みにビザ切り替えでラオスへ出国する為に勐腊へ明日移動する予定だが勐腊もラオスへ抜ける茶馬古道の経路のひとつだ。

yunnan2_2021050頃、勐海客運站に到 着する。勐海客運站で半分ぐらいの乗客が入れ替わり1100頃に出発する。勐海の街はそこそこの規模で高そうな宿も何件か見受けられる。勐海を出ると道路状況は悪くなり工事中の区間を走り1300頃、打洛汽車站に到着する。

打洛は宿が少ない

yunnan2_204打洛汽車站は打洛鎮の入口にあり道なりに更に歩くと宿が何件かあったので打洛旅行社賓館に1泊することにする。打洛は小さな町なのでバスターミナルから数百mもあるけば町外れになってしまうほどで食堂は数件しかない。

yunnan2_205地図を見る限り打洛口岸まで道なりに真っ直ぐ行けば良いみたいだ.

yunnan2_206田舎なので衛生環境は最悪だ!蝿が大量発生しており食堂、市場などでは蝿捕り紙が真っ黒になっていた。蝿を媒介とする伝染病が発生すれば打洛は全滅するのは確実だ。

打洛口岸

yunnan2_2071330頃、打洛口岸へ徒歩で向かう。バイクタクシーや乗合タクシーを利用しても良いのだが距離が分からないのでまずは歩くことにする。バスターミナルに あった地図を参考に道なりに進んでいくと賓館の看板がいくつか見えてきた。

yunnan2_208そして、前方に中国農業銀行が見える。こんなド田舎に中国農業銀行があるのは非常に不自然だ!更に近づくと左手に打洛口岸が見えてきた。

yunnan2_2091415頃、打洛口岸に到着する。打洛口岸はひっそりと静まり返っているが武警がおり国境はちゃんと開いているようだ。でも、行き来する人はおらず観光客や国境貿易で賑わっているとの予想は外れた。確か、ミャンマー側の勐拉はミャンマーであるが人民 元が流通してカジノがあって中国人観光客で賑わっている筈なのだが・・・。それにド田舎の打洛口岸に中国農業銀行があるのは金持ちがカジノの軍資金を引き出す為に存在しているのだと思うのだが・・・。

yunnan2_210まあ、打洛口岸まで来たので打洛での目的は達成だ。

yunnan2_211打洛口岸の奥には寺院が見えるので、あちらはミャンマー領なのだろう。打洛口岸からは外国人は出入国できない様なので、これ以上いても意味が無いので立ち去る。

150mほどミャンマーへ密入国していた

yunnan2_212打洛口岸から来た道を戻るがまだ時間もあることだしミャンマーとの国境線ギリギリの所まで行くことにする。国境線には柵とかがあるはずだからこの国境線を撮りに行くのだ。南に見える山を越えるとミャンマーのようなので山へ入っていく道を探すと独樹成林公園へ行く道を進むとT字路に成っており右へ行くと独樹成林公園で左へ行くと民家への道が続くので民家の方へ歩くと山の方へ行く道があるので、右へ曲がり山の方へ進む。

とりあえず独樹成林公園とは反対側へ進みます。後ろへ行くと独樹成林公園です。

yunnan2_213ここで右の道へ進みます。

yunnan2_214このまま真っ直ぐ進みます。

yunnan2_215山道へ入り山を登っていくと前方に検問所が見えてきたが誰もおらずそのまま進む。検問所は窓ガラスが割れていたりしているので長期間放置されているようだ。検問所を超えたのでこの道も国境線まで行けば柵とかで封鎖されているのだろう。

yunnan2_217山道を登りきり下り坂に差し掛かると前方に村が見えてきた。まだ、村があったようだが道の脇に看板があったので何が書いてあるか見てみると「注意:距国境线150米(国境線まで150m)」とある。

この標識から150m先が 国境線ということなのだが、この標識はミャンマー側からの通行人に見えるように建てられている。ということは、自分は既に国境線を越えてミャンマーに入っ ていることになる。1440頃、予定に無かったがミャンマーへ150mほど密入国していた。

yunnan2_216本当に国境線を越えていたのか疑問に思って前方の建物の様子を伺うが「緬甸撣邦東部第四特区聯検站」という表示があるので、あれはミャンマー側の検問所のようで本当に国境を越えてしまった。これ以上進むのは危険なので速やかに中国へ戻ることにする。

yunnan2_219前方の建物の様子を伺うが「緬甸撣邦東部第四特区聯検站」と表示されている。

yunnan2_218ミャンマーの村

yunnan2_220しかし、国境線を示す表示がどこにも無かったが何時国境を越えたのだろうか?中国へ戻るついでにGPSで距離を測りながら国境線を探してみることにする。標識から150m先が国境線なのだが150m進むと中国側の検問所まで戻っていたのだが石碑とか国境線を示すものは見当たらない。ちょっと考えてみると道路上に車が通行できないように障害物があり、どうやらこれ が国境線のようだ。国境線は柵とかで自由に通れないようなっているのが普通だと思っていたがここは何も無いようだ。

そして、検問所にいる間に地元民がバイ クでミャンマーへと抜けていった。しかも、1台ではない3台以上だ。地元民は内緒でというか普通にミャンマーへ出かけているようだ。外国人や中国人観光客 もバイクタクシーの運ちゃんに頼めばミャンマー側の勐拉へ裏道から日帰り観光できるらしい。1500頃、中国へ戻り徒歩で打洛鎮へ向かう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 40元
合計 51元

打洛→景洪

yunnan2_2210900頃、宿を出てバスターミナルへ向かう。景洪行きの切符を購入してバスに荷物を載せて発車まで外で待つ。

yunnan2_223田舎の小さいバスターミナルだが景洪行きのバスは大体20分間隔で運行されているようだ。

yunnan2_2220920頃、打洛汽車站を出発して景洪へ向かうが悪路にもかかわらずバスはスピードを出して爆走していくので後ろに座っていた子供がゲロを吐いていた。そして、1本前のバスに追いつき追い越していく。こうして1130頃、勐海客運站に到着し新たに客を乗せ出発 する。勐海からは道は良いので順調に走り1300頃、版納客運站に到着する。

景洪→勐腊

yunnan2_224勐腊行きの切符を購入するがバスは1350発なので少し時間があるので待合室で待つことにする。

yunnan2_2251330頃、バスに乗車すると乗客が全員揃い予定より早く 1340頃に出発する。

yunnan2_226山道を通り1530頃、勐侖汽車站に到着して10分ほど休憩する。勐侖汽車站を出発すると再び山道を走り1800頃、勐腊汽車站に到着するが勐腊汽車站にはラオスへ向かう観光客を狙ったバイクタクシーや自転車タクシー、両替屋が待ち構えていた。

因みに両替は国境のイミグレーション前にいるおば ちゃんたちの方がレートが良いらしい。今回は前回の事もあり彼奴らは無視して宿を探す事にするがバスターミナル近くの旺角楼酒店がそこそこの部屋だったので泊まることにする。シャワーのお湯がちゃんと熱かったので昆明を出て以来ようやく体を洗うことが出来た。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.5元
宿泊費 30元
バス 40元 打洛→景洪
バス 35元 景洪→勐腊
合計 113.5元

勐腊→磨憨

yunnan2_2270800頃、勐腊北站へバスの運行状況を確認しに行くと白人バックパッカーが自転車タクシー兼両替屋のおっさんと話しているのを見つける。自分は去年この自転車タクシー兼両替屋のおっさんから5元ぼったくられているので白人バックパッカーもカモになるのかと様子を伺う。

白人バックパッカーが荷台に荷物を置いたので勐腊南站へ移動するようだ。ここは予定を変更して勐腊南站へ向かい、この白人バックパッカーが無事にラオスへ抜けられるか陰ながら見守ることにす る。悪く言えばストーカーかな?徒歩で勐腊南站へ行き白人バックパッカーが到着するのを待つ。自転車タクシーは少ししてから到着して白人バックパッカーが切符売場へ行くのかなと思ったら、既に発車して出口で停車していた磨憨行きのバスに乗車したので自分も運賃を聞いて急いで同じバスに乗車する。

今回は切符を買わずに磨憨へ行くことになった。白人バックパッカーが運ちゃんに料金を聞いており運ちゃんが「15元」とか自分が聞いた時と違う金額を言うので、思わず自分は「14元だろ」とか文句を言ったら運ちゃんは「1元は保険だ」とか言うので「保険はいらない」と言い返して、自分は運ちゃんに14元を払うが運ちゃんは白人バックパッカーからは15元徴収していた。

yunnan2_228バスは磨憨へ向け走るが去年工事中だった高速道路はまだ未完成のままだった。

yunnan2_229白人バックパッカーに話しかけてみたら少し中国語が話せるようでスペイン人ということが分かった。0945頃、磨憨口岸に到着する。

ラオス・ボーテンを散歩

yunnan2_230磨憨口岸で出国手続きを済ませスペイン人とラオスへ徒歩で向かう。スペイン人はルアンパバンへ行くようで「ボーテンでバスを探す」と話してきた。

1015頃、ラオスの入国管理所に到着、スペイン人はビザが必要なようで窓口でビザを申請している。自分は入国カードに必要事項を記入して1030頃、ラオスに入国する。ボーテンにはバスターミナルは無いのでスペイン人はその辺に停車していたバスの運ちゃんにルアンパバン行きかを確認してバスに乗車して出発して行った。

yunnan2_231ラオスなのだが漢字表記が目立つ。

yunnan2_232ボーテンにはチャイナモバイルの販売店がある。更によく見ると「住宿」も文字が・・・。ボーテンには宿もある。

yunnan2_233自分はボーテンを散歩兼調査するがボーテンにはチャイナモバイルの販売店があるのだが、これは去年訪れたときに分かっていることで、新たに宿と網吧が1件あるのを確認して1100頃、ラオスを出国する。

yunnan2_234ボーテン

yunnan2_235勐腊⇔ルアンナムターのバス

磨憨口岸は新しくなるようだ

yunnan2_236中国へ戻る途中で工事中の建物の工程概況をみると、これが磨憨口岸になるようで将来は中国らしく立派な口岸が完成するようだ。

yunnan2_2371145頃、入国手続きを済まして無事に中国に入国して勐腊行きのバスというかタクシーに乗車する。

yunnan2_238磨憨口岸完成予想図

勐腊のバスターミナル

yunnan2_2391345頃、勐腊南站に到着する。

yunnan2_240分かり難いがこれが勐腊南站の入口。

yunnan2_241勐腊南站は通りから見るとどこにも看板が無いので非常に分かり難いのだが隣に中国人民銀行があるのでこれが目印になる。

yunnan2_2421430頃、勐腊北站でバスの運行状況の調査と明日の行き先を決める。このまま景洪へ戻るのではつまらないので江城へ行こうと考えたが寧洱行きがあったので寧洱行きの切符を購入する。

yunnan2_243切符を購入して宿へ戻る途中で白人バックパッカーがあの自転車タクシー兼両替屋のおっさんの餌食になりそうになっているではないか!遠くから見守っていると白人バックパッカーはおっさんをやり過ごし勐腊南站の方へ進んでいった。勐腊ではこの自転車タクシー兼両替屋のおっさんには要注意だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 30元
バス 14元 勐腊→磨憨
バス 14元 磨憨→勐腊
バス 68元 勐腊→寧洱
合計 137元