世界遺産ルアンパバーンの托鉢 3日目
今日もルアンパバーン名物の托鉢で05:00に起床する。
今日は出入口の扉が開いており宿の兄ちゃんを起こさずに済む。
すでに先に出ていった宿泊客がいたのか宿の兄ちゃんが「今日も日本人が起こしに来るだろう」と先に開けていたかは不明だ。
3月は5時起きでちょうどよかったのだが、日の出の早い6月だと托鉢の時間が早めのようで、日の出の時刻に連動しているようだ。
今日は日曜日で天気は曇りだが青空も見えるので日中は晴れそうだ。
しかし、観光客が少ない。
雨期のラオスは旅行オフシーズンのようだ。
さて、托鉢の撮影ポイントを探すが高そうなホテルの前だとホテルの従業員が宿泊客のためにゴザを敷いて供物を準備している。
托鉢のルート上にあると、こういった付加価値も付けられるようだ。
07:30頃、宿に戻り朝食を食べる。
09:00頃、国際バスターミナルへ向かう。
明日のベトナム・ハノイ行きのチケットを購入するためだ。
40分ほど歩いて国際バスターミナルに到着。
チケットオフィスで明日のハノイ行きのチケットを購入する。
運賃は350000キープ(約5460円)だ。
昨日の夕飯に利用した屋台で釣り銭に破れた紙幣を掴まされたので、支払い時に混ぜておいたが特に文句言われずに済む。
ラオスコーヒー
帰りに隣の中華系スーパーマーケットの万客隆購物広場でラオスコーヒーのDaoCoffee(23000キープ/約359円)のインスタント版600g(20g×30)を購入する。
パッケージが赤、緑、茶の3種類あり、今回は赤のオリジナルを選択する。
ちなみに緑はエスプレッソ、茶はターボと表記してあった。
他にもコーヒー豆もあったが、こちらは高級品なので値段が高い。
そして、気になったのがバーコードがタイの885からになっていた。
なぜタイになっているのだ?
ラオスにはバーコードの国番号が割り当てられていないのか?
昨日に続いてラオスの物価調査で商品価格を再確認する。
ペブシコーラ500mlが3500キープ(約57円)、1.5Lが7000キープ(約110円)、ミネラルウォーター500mlが2000キープ(約32円)、1.5Lが4000(約63円)キープ、ビアラオ大瓶640mlが8000キープ(約125円)、ビアラオ500ml缶が9000キープ(約141円)になる。
ビアラオは缶より瓶の方が安い。
ラオスのウイスキー
そして、酒のコーナーであることに気が付く。
ラオスのウイスキーが売られているのだ。
ラオスの酒なんてビアラオ、ナムカンビール、ラオラーオぐらいしか知らないので、ウイスキーには少し驚いた。
で、日本ではマッサンの影響でウイスキーブームらしいので、自分はラオスのウイスキーを買ってみる。
ビエンチャンのライオンウイスキーというメーカーが醸造しているようで、ウイスキーは3種類あり今回購入したのはLION2008SPECIALで容量は表記されていないが700mlぐらいアルコール度数は40度でかなり高い。
肝心の値段はビールとほぼ同じで9000キープ(約141円)だ。
ビールとウイスキーが同じ価格というのはどういうことだ?
ラオスの酒税とかはどうなっているのだ。
このラオスのウイスキーだが今日の飲むと明日のベトナム・ハノイ行きに影響するのでハノイに到着してから飲むことにする。
夕方になり夕飯を食べにナイトマーケット近くの屋台へ行く。
今日は昨日の隣の屋台で食べてみる。
値段は15000キープ(約234円)で限界まで皿に盛るが屋台のおばちゃんの視線が・・・。
欧米人は平気で残しているけど、そっちはOKなのか?
今日はパイナップルも食べてみた。
10000キープ(約156円)の屋台は果物なしなのだが、15000キープ屋台は種類が多いだけでなく果物ありなのだ。
これで5000キープの差があるようだ。
宿に戻り夜にレセプションでミネラルウォーター1.5L(5000キープ/約78円)を購入する。
人民元だと約4元で中国の2倍ぐらいの価格でラオスは水が高い。
でも、ちゃんと冷えているし、その辺の商店と同じ価格に抑えているので価格設定は良心的だ。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 58500キープ | |
バス | 350000キープ | ルアンパバーン→ハノイ |
合計 | 408500キープ |
世界遺産ルアンパバーンの托鉢 5日目
今日も05:00に起床し托鉢見物へ出かける。
宿の兄ちゃんに扉を開けてもらうが外で欧米人の兄ちゃんが寝ていた。
どうやら門限に遅れて外で寝ていたようだ。
これがルアンパバーンの治安のようで外で寝ていても大丈夫らしい。
今日の天気は朝から曇りだが雲は明らかに雨雲だ。
欧米人観光客は少なめだが韓国人の団体客が非常に多い。
そこら中から韓国語が聞こえてくる。
中国人観光客もいるのだが、なぜか比較的少数で大人しい。
周辺からは太鼓の音が聞こえ僧侶たちが托鉢に出発している。
今日は天気の悪さから僧侶たちも傘を持って托鉢に出向いている。
そして、韓国人のヤンバン御一行様はその辺の庶民とは違い、まだ曇りでも雨に濡れてはいけないのでテントの下で供物を寄進する。
欧米人は地元民に混じって供物を寄進しているが、托鉢のルート上には籠が設置され僧侶たちがいらない物を捨てていく。
回収された物は供物セットとして再販売されるのだろうが、もち米のカオニャオは犬や豚の餌になるのか?
正直言って寄進された供物が捨てられるというのは気分の良い光景とはいえない。
まあ、宗教行為と考えるより観光アトラクションとして考えておくべきだろうか?
06:10頃、托鉢が終わったので宿へ戻る。
07:30頃、かなり強い雨が降ってきた。
正に雨期の天気といったところだが、今日は夕方にバスでルアンパバーンからベトナム・ハノイへ移動するのだが、天気が回復しないと大変だ。
08:30頃、宿で朝食を食べるが欧米人の宿泊客は食べ終わった後に食器を片づけたりしていない。
食器を放置してたら次の人が利用できないのだが・・・。
欧米人は自分で食器を片づけないのが当たり前なのか?
昼前に先にチェックアウトだけして夕方まで宿で待機して過ごす。
ルアンパバーン→ベトナム・ハノイ国際バス
16:00頃、宿を出て国際バスターミナルへ向かう。
ベトナム・ハノイ行きのバスは18:00発車で17:30集合になっている。
宿から直線距離で2.5kmほど離れているが徒歩で向かう。
天気は朝の雨から晴れに変わり日差しが強い。
約1時間ほど歩いて16:45頃、ルアンパバーン国際バスターミナルに到着する。
タイ・チェンマイ、ベトナム・フエ行きの国際バスはすでに待機しているがハノイ行きはまだであった。
まずはバスが来るのを待つことにする。
17:10頃、ベトナム・ハノイ行きの国際バスが到着。
まずはチェッックインカウンターでレシートとパスポートを出して乗客名簿にパスポート情報を記載してチケットを受け取る。
トランクルームに荷物を置いて、バスターミナルの売店で冷えたミネラルウォーター1.5L(5000キープ)を購入する。
出発時刻まで乗車できないということで欧米人たちと外で待機。
そして、発車時刻の18:00を過ぎる。
どうやら時刻表通りにはバスは運行されないようだ。
寝台バス
18:25頃、バスへ乗車するが乗客が少ない。
乗客は15人ぐらいで乗車率は4割から5割だ。
派手な車内灯が特徴のベトナムの寝台バスだが、今回も中国同様で1列
2列の寝台だが、ベトナムの寝台バスは清潔で、中国の超ハイレベル仕様とは格が違う。
でも、ヒュンダイだけど・・・。
今回は幸い1列側の寝台だったので隣の寝台がおばちゃんということはなく安心だ。
欧米人のカップルは2列の寝台でイチャイチャしている。
ちなみにチケットに書かれたシートNo.通りには寝台は振り分けられず運ちゃんが決めていくパターンであった。
18:30頃にバスが発車する。
天気は晴れで路面状況は問題なしだが、山岳地帯に入るとどうなるか心配だ。
ハノイまでは約24時間の道のりだが一番の問題は国境越えではなくトイレだ。
中国で鍛えているとはいえ、ラオスとベトナムのトイレ休憩は要注意だ。
ちゃんとしたレストランとかのトイレでも2000キープとか有料が予想されるが、トイレのある場所ならまだマシな方だろう。
真夜中の山の中で野糞ということもあるので、水や食事は控えめにしておくのがよい。
それとヘッドライトが必須だ。
手に持つ懐中電灯だとケツ拭くのに不便なのでLEDヘッドライトにしておくこと。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 5000キープ | |
合計 | 5000キープ |
ラオス・ベトナム陸路国境越え
00:00頃、小便がしたくなったので運ちゃんにバスを止めてもらい山の中で他の乗客と立ち小便。
01:30頃、どこかの町に到着して乗客が一気に増えほぼ満員。
欧米人も新たに乗車してきたので交通の要衝だと思われる。
そして、ベトナム行きの荷物も大量に積まれる。
04:30頃、再びトイレ休憩になり道端で立ち小便。
さらに荷物として木材が積み込まれる。
国際バスなのだが長距離トラックの代わりになっているようだ。
隣にはベトナム・フエ行きのバスが停車しており、ハノイまでは直線距離で約247km、フエは直線距離で約500kmだ。
天気は晴れで夜は明けておりトイレへ行く乗客もいれば、そのまま寝ている乗客もいる。
このままNong Haetの国境が開くまで待機となる。
国境といってもラオス側Nong Haetのイミグレーションには誰も警備しておらず自由に通行できる状態だ。
一応は防犯カメラがあるけど動作しているかは?
そして、イミグレーションには銀行の窓口があり、ここで両替も可能だ。
07:00頃に係官が出勤してきた。
07:10頃、窓口が開いて一斉に地元民がパスポートを窓口に出すが、もう一つ窓口が開いて外国人のパスポート処理が行われる。
ここでは出国カードが必要でカードを持っていない欧米人1人は先に出国カードへ記入することになる。
出国手続きは3分ほどで完了してパスポートに出国スタンプが押される。
07:30頃、徒歩でラオスNong HaetからベトナムNam Canへ移動する。
国境に架かるナムカン・ブリッジを渡り、次はベトナム国境の石碑を撮影。
07:37頃、ベトナム側ナムカン(Nam Can)のイミグレーションに到着するが、ここでの検疫が非常に厳しく外国人は全員検疫カードを記入。
MERSを非常に警戒しており、14日以内にMERS発生国やその周辺国に入国したかを細かく確認する。
特に韓国入国の確認が徹底している。
そして、自分は検疫カードにChinaと記入したので体温計での検温が追加される。
MERSが発生していなくても中国は要警戒のようだ。
ベトナムの係官は「sorry、sorry」といって丁寧に対応している。
まあ、外国人に嫌がられ逆ギレされても困るから、あらかじめソフト路線で対応ということか?
で、結構時間がかかったが07:55頃、検疫が終わりスタンプの押された検疫カードの半券をもらう。
パスポートは入国カウンターへ回されるが体温検査に時間がかかったので先に入国スタンプを押してもらい08:03頃、パスポートを受け取りイミグレーションを出るが、手荷物持たずに入国したためにバスの乗務員が代わりにバックパックをX線検査に通して運んでいた。
どうりで欧米人が出口へ行かずに入口から逆走して出ていったわけだ。
でも、逆走できるイミグレーションは問題ありのような気がするが・・・。
08:15頃、イミグレーション前の食堂で朝食にフォー(30000ドン)を食べる。
08:35頃、バスが発車して山道を下っていく。
11:45頃に山岳地帯を抜けて国道沿いの食堂で昼休憩になる。
食堂のトイレで用足しを済ませてバスの出発を待つ。
今回は珍しく有料トイレには遭遇していない。
そして、道端で小便はあったが山盛りトイレとかには遭遇しておらず、トイレ環境は許容範囲内だ。
昼時なのだが外の猛烈な日差しと暑さで食欲は全くなしだ。
12:20頃、バスが出発する。
雨期のはずなのだがバスは雨に遭遇せずに順調にハノイへ向かっている。
15:45頃、国道沿いの食堂でトイレ休憩。
ここで降りる乗客も結構いたので比較的大きな町のようで、すぐ近くにBigCがあった。
ちょうどウンコしたかったのでトイレへ行くが、水は桶で流す奴だけど掃除はしてあり許容範囲内。
無料トイレだったのでありがたい。
16:05頃、バスが出発、ハノイまでは直線距離で約130kmだ。
17:30頃、国道沿いでバスが停車してバスの乗換えということで全員下車して荷物も下ろす。
荷物を卸してると1台のバスが到着しこれに乗り換えらしいがよく見ると「GIAP BAT」の文字が見える。
どうやらハノイの南バスターミナルGIAP BAT行きのバスのようだ。
乗車していた国際バスは南バスターミナルから南へ約1kmの小さなバスターミナルのBến xe Nước ngầmまでしか行かないので、この乗り換えはちょうどいい。
ハノイまで直線距離で約81kmの地点で乗り換えハノイへ向かうが車内は定員オーバーだ。まあ、多少のことは気にするなということか?
19:10頃、ハノイ南バスターミナルのBến xe Giáp Bátに到着する。
バスを降りるとボリタクの運ちゃんの攻勢に遭うが脱出して、バスターミナル前のバス停でLong Bien行きの8番のバスに乗車して旧市街へ向かう。
運賃は7000ドンだ。
ベトナムの路線バスは中国の路線バスとは違い並んではいないが我先にがないので乗車バトルはなく平和だ。
19:40頃、終点のLong Bienで下車して旧市街をGPS頼りに歩く。
ハノイは道が入り組んで迷いやすいので地図かGPSがないと苦戦を強いられる。
20:10頃、予約しておいたHanoi Rendezvous Hostel に到着する。
Booking.comで予約しておいたのでチェックインはすぐに終わったが料金後払い方式なので担保にパスポートを預けることになる。
ベトナムはパスポートの携帯は義務化されていないのか?
パスポート不携帯で逮捕というのはないのか?
部屋は1泊5ドルの21人ドミトリーなのだが、よりによって3段ベッドの一番上で登るのが大変だ。
夕飯は近くのフォー屋でフォー(40000ドン/約240円)を食べる。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 70000ドン | |
合計 | 70000ドン |