雲南省旅行記2009~春節編

昆明駅へ行ってみる

yunnan4_143春節まで残り5日になり今日は昆明駅の様子を見に行く事にする。64路のバスに乗車して1100頃、昆明駅に到着する。相変わらず昆明駅は田舎へ帰る人民たちで混雑しているのだが切符売場は意外にも空いていた。11日に来た時は切符売場の外にまで人民たちが並ばされていたのだが今日は外には列が無かった。どうやら、切符の販売は春節前の峠を越えたようだ。

yunnan4_144昆明発の列車は2日先なら余裕で切符が買える状態で普段とほとんど変わらない。

yunnan4_145今度は春節後に沿海部の大都市へ向かう人民たちで大混雑だな。でも、待合室の入口は人民たちで大混雑していた。

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yunnan4_148入口には人民で溢れかえっており田舎へ帰る人民がまだまだ大勢いるようだ。

yunnan4_149集団で田舎へ帰るのだろうか?

yunnan4_150こちらも田舎へ帰るようだ

yunnan4_151待合室の外には大量の荷物を持った人民たちがおり荷物の上で寝ていたりトランプやっていたりと色々いる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
バス 1.4元 路線バス
合計 6.4元

昆明に飽きてきた

昆明に来て1ヶ月ほどになるが何だか飽きてきた。そろそろ成都とか別の所へ移動したいのだが春節が過ぎて民族大移動が収束するまでは危険だ。それに成都はまだ寒いし・・・。春を迎えるまでは動けないのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.2元
合計 14.2元

寒い

今日は天気が曇りで寒い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
合計 12元

春節間近

明後日が春節で近所のほとんどの店は今日が仕事納めだ。おかげで昼食や夕食をいつも食べに行く店は2月まで休業になっている。2月までは店がほとんどやっていないので食事は大変になりそうだ。でも、ウォルマートがあるから何とかなるな。それと夜になると花火や爆竹が各地で鳴っている。人民は既に我慢できないようだ。今年は爆竹で何人の死人が出るかな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.5元
合計 16.5元

旧暦の大晦日

今日は旧暦の大晦日だ。昼過ぎぐらいから爆竹が鳴り始めたが夕方になると爆竹があちらこちらで鳴り始めて五月蝿い。もちろん、打ち上げ花火も凄い。これだと夜更けまで静かになる事は無いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.9元
合計 14.9元

春節

春節を迎えて朝から爆竹の音が鳴り響く。天気は曇りで寒いので一日中部屋に籠もる。昼飯と夕飯は近くのイスラム食堂で済ます。イスラム教徒にとっては春節はあまり関係が無いようで、しっかりと営業している。やっぱり中国ではイスラム食堂が一番だ。アラーの神に感謝を・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
合計 13元

籠もる

一日中籠もる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4.5元
合計 4.5元

籠もる

籠もる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 6元
合計 6元

今年の春運は空いている

yunnan4_1521100頃、昆明駅にやって来た。今日は成都へ行く為に2/1の2004次の切符を買うのだ。ちょうど春運期間中だから買えるか怪しかったのだが切符に販売状況を確認してみたら当日の成都行きの切符が売れ残っている状態だった。

yunnan4_153それだけではない上海、広州、厦門など沿海部の大都市への列車の切符でさえ翌日でも余裕で買える状況だ。列車によっては当日の切符もある。

yunnan4_154どうやら金融危機の波はしっかり中国にも押し寄せてきている。実際に待合室の入口はいつもと変わらぬ混雑で臨時切符売場は空いていて15分並んで成都行きの切符が買えてしまった。一見混雑している昆明駅でも都会へ行っても仕事が無いという事が実感できてしまった。

子供の乞食

yunnan4_155東寺街近く歩行街が歩いていると子供の乞食を発見!地面に置いてある窮状の書かれた紙を見ると学費の為に乞食をしているようだ。

yunnan4_156しかし、ここは中国だ!本当に学費の為に乞食をしているかは疑わしい。それに社会主義国なら学費を無料するのが当たり前じゃないのか?共産党は何をしているのかな?ここにも中国の矛盾と日本より酷い格差社会が・・・。和諧社会はどこにある?

昆明老街

yunnan4_157昼頃、昆明老街の看板がある通りを見つける。

yunnan4_158ちょうど昼時なので外で食べていたりする。

yunnan4_159どうやら、ここは昆明の下町のようで人民たちで賑わっている。

歩道橋の上は露店

yunnan4_160翠湖公園近くの歩道橋にやって来た。

yunnan4_161一見普通の歩道橋なのだが階段を上がると人民たちが勝手に露店を開いている。まあ、はっきり言って通行の邪魔なのだ。 この歩道橋に限らず各地の歩道橋にはこういった露店が数多くある。

yunnan4_162もちろん、無許可なので公安が来たら店をたたんで逃走するのはお約束だ。公安のガサ入れ時に運良く遭遇すると逃げ惑う人民たちが見られる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 35元
鉄道 70元 硬座 昆明→成都
バス 1.4元 路線バス
日用品 10.4元
合計 116.8元

おもろいHPを見つけた

晴れて暖かい日なのに籠もってネットをしてたら爺砲弾(時事放談)と かいうブログを見つけた。人民たちの生態について的確かつ面白くツッコミをいれて紹介しているので大爆笑である。公安来たら即逃走のリヤカー店舗や人民たちの微妙なファッション、ニーハオトイレ、鉄筋の入っていないレンガ積んだだけの建物とか数多く紹介されている。ここまで面白く人民の生態について紹介しているブログやHPの類は他には無いだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

明日は成都へ出発

1ヶ月以上も昆明にいたのだが明日いよいよ成都へ移動する。成都ではラサ行きの切符が買えるか試してみる事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.7元
合計 14.7元

雲南省旅行記~河口編

昆明→箇旧

yunnan2_0510630頃に起床して出発準備を整えY先生と共に0810頃に宿を出発する。Y先生とは元陽、河口まで一緒に行く予定だ。0845頃、昆明汽車客運站に到着し箇旧行きの切符を購入する。

yunnan2_052バスは0945発でまだ時間があるので待合室で待つことにするがバスターミナルの待合室にまで乞食が現れる。どうして、こんな所までと考えてしまうが、予想通り乞食が寄ってくるが当然恵んでやる金は無い。ちょうど紙幣を整理していたので目の前で期待を持たせて無視してやった。

yunnan2_0530945頃、昆明汽車客運站を出発して石林までは比較的順調に進んだが石林からは渋滞と悪路、天気は雨になり状況は変わる。

yunnan2_0541450頃、箇旧汽車客運中心に到着する。

箇旧→南沙

yunnan2_055箇旧からは元陽の南沙までのバスしかなかったので南沙行きの切符を購入するが1805発のバスまで待つことになる。

yunnan2_0561715頃、バスに乗車して発車を待つが客が集まり1740にバスが発車する。

yunnan2_057時間前に発車するのは珍しいのだが、もしかしたら切符に表示されている発車時間は関係なく実際は客が集まり次第の発車だったのかもしれない。元陽の南沙に入りバスターミナル手前で棚田のある新街行きのバスに乗客が乗換えていくが、この時自分は気付かずにそのまま元陽南沙汽車客運中心へ向かってしまう。

yunnan2_0581845頃、元陽南沙汽車客運中心に到着するが既に辺りは暗くなり始めている。バスターミナルで棚田のある新街行きの乗合タクシーを待てばよかったが歩きながらバスでも拾えばよいと判断を誤り結局、バスや乗合タクシーを拾えずに終わる。今日は南沙に1泊して明日新街へ移動することにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.5元
宿泊費 20元
バス 1元 路線バス
バス 58元 昆明→箇旧
バス 19元 箇旧→南沙
合計 107.5元

南沙→新街鎮

0730過ぎに起床して準備を整えY先生と0930頃、宿を出てバスターミナル前からタクシーで新街鎮へ向かう。南沙の天気は曇りであったが山を登るに連れて雲の中へ突入して霧で周囲の状況は全く分からない。途中で道路脇に棚田があるのを確認できたが想像しているような景色は全く見ることが出来ない。

1100頃、新街鎮の広場の近くに到着する。まずは宿を決めなければならないのだが陳家旅社に1泊することにする。陳家旅社は崖沿いにあるのでテラスとか から棚田が見られそうなのだが霧で棚田は全く見えなかった。晴れていれば絶景が広がっていそうだ。

新街鎮を散歩

yunnan2_059棚田を見に来たつもりだったが霧で全く見えないので新街鎮を散歩してみる。Y先生に連れられ、まずは街外れの新街汽車客運站を訪れるがバスと利用客がほとんど見当たらない。時刻表を確認すると各地へある程度の本数があるのだがほとんどの人は広場近くから出ている乗合タクシーやバスを利用しているのだろう。

yunnan2_060再び街へ向かうが壁に「女性や子供を誘拐して売り飛ばすのは犯罪」とか書かれている。「わざわざこんな事書かなくても・・・」と思ってしまうのだが視点を変えて考えると元陽では人身売買があるからこういう表示があるのだろう。

yunnan2_061地元民は乗合タクシーが重要な足

市場

yunnan2_062昼食を食べて1人で市場へ行ってみる。市場は民族衣装を着たおばちゃんたちが大勢おりなかなかいい感じだ。

yunnan2_063市場は少数民族のおばちゃんたちが大勢います。

yunnan2_064ハニ族のおばちゃんたち?

犬の丸焼き

yunnan2_065そして、街を歩いていると犬が丸焼きになっている現場に遭遇する。周辺には犬鍋の店があったりするのでどうやらこの辺りには犬を食べる習慣があるのだろうか?

yunnan2_066焦げ目が付いてきました。

元陽は予想通り物価が高い

予想はしていたが元陽は観光地の物価だった。棚田で有名な元陽なのにご飯1杯2元には驚かされた。米の収穫は少ないのだろうか?地元民で賑わう店でも米線が大碗5元とやはり高い。世界遺産に登録されたら一体どうなるのだろうか?それにしても、新街鎮はちょっと冷える。来る時期が早すぎたか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23元
宿泊費 10元
タクシー 15元 南沙→新街鎮
合計 48元

河口行きのバスが運休

yunnan2_067天気が悪いので元陽棚田は後日また訪れることにしてベトナムとの国境の町である河口へ向かうことにする。0630過ぎに起床するがY先生が0730発のバスで河口へ行くというのですぐに出発準備をして宿を出るが夜明け前で外は真っ暗で霧が出ている。おまけに街灯がないので本当に真っ暗なのだが既に地元民の 各地への移動が始まっており乗合タクシーやバスが走っている。

0700頃、新街汽車客運站に到着するが結構地元民がいる。少し待つと窓口が開くが0730 発の河口行きが無い事が判明して1010発のバスを待つことになり待合室で大人しく待つことにするが標高1500mを越す新街鎮は寒い。

気合で寒さに耐え待っていると1000頃、地元のおばちゃん(恐らくハニ族)が「河口に行くんでしょ?外国人2人と一緒に河口へ行ってくれない?」と話しかけてきた。そし て、白人さんの男女2人を連れてきた。自分は英語が話せないのでY先生に白人2人を押し付けておばちゃんと話しをする。話の結果、今日の河口行きのバスは運休で一旦南沙まで行き、南沙から河口行きのバスに乗換えるという事だった。

とりあえず箇旧行きのバスに乗車して南沙へ移動するが道が悪いので爺さんがゲロを吐く。続いて前の席の姉ちゃんがゲロを吐く。どうも、地元民はゲロをよく吐くようだ。そして、白人さん2人は男性がアイルランド人、女性がカナダ人と判明する。バスの車内でも気合で寒さに耐えていたのだがアイルランド人が見かねて上着を貸してくれた。実はバックパックの中に上着をしまってあるのだが好意に甘えることにした。1100頃、南沙に到着する。

yunnan2_068麓の南沙は天気は曇りであまり寒くなかった。南沙で河口行きのバスに乗換えなければならないのだが箇旧行きのバスの運ちゃんが「ここで待て」というので待つ事にする。この間にY先生は窓口で河口行きの切符が販売されていない事など調べてくれているので自分は白人さん2人と同じように楽をする。そして、白人さん2人が昼食に出かけると緑春→河口のバスが到着してY先生が白人さん2人を呼びに行き、白人さん2人が戻ってきた。バスに乗車して1215頃、河口へ向けて発車する。

yunnan2_070紅河に沿って河口へ向けてひたすら走るが道の状態は悪い。

1年ぶりに河口へ

yunnan2_071サトウキビを売っていたりして熱帯らしくなってきました。

yunnan2_072途中で街を抜けて行きます。

yunnan2_073途中でいくつかの街を抜けて行くが人と車が多くて渋滞が発生してなかなか前に進めない。1700頃、河口客運站に到着する。ここで、白人さん2人と別れて安宿街を歩くがY先生ともお別れして宿を探す。まあ、とりあえず2件目の湘益招待所で2畳ほどに広さでトイレ共同の部屋が1泊10元だったので3泊することに する。さて、明日から河口で何をしようか・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.5元
宿泊費 30元 10元×3
バス 10元 新街鎮→南沙
バス 45 南沙→河口
合計 100.5元

河口口岸へ行ってみる

yunnan2_0741000頃、とりあえず河口口岸へ行ってみると中国人観光客数人が記念撮影をしている。

yunnan2_075広西チワン族自治区の東興ほどではないが一応は観光地になっているようだ。

yunnan2_076こちらが国境のイミグレーション。

河口駅

yunnan2_077今日はベトナムへは渡らないので河口口岸のすぐ近くにある河口起義紀念館と河口駅へ行ってみる。河口起義紀念館は清の光緒23年(1897)にフランスが建てた税関を列強が中国を侵略した証拠として保存している。

yunnan2_078紀念館に展示されている河口砲台の大砲。

yunnan2_079河口起義紀念館の前には踏切があり、この線路がベトナムへと続いている。

yunnan2_080鉄橋を撮影していると武警が鉄橋を巡回し始めたので踏切から隙を付いて鉄橋を撮影する。見つかると滅茶苦茶怒られるでは済まないだろうな。

yunnan2_081踏切から撮影。鉄橋の向こうがベトナムです。

yunnan2_082踏切を渡り道を進むと河口駅に到着する。昔は国際列車が運行されていたが現在は旅客列車自体がなくなり閉鎖されていた。

yunnan2_083国際列車が運行されていた面影が・・・。

河口中越邊貿商場など

yunnan2_0841130頃、ベトナム人売春街で有名な河口中越邊貿商場などを見物する。1階はほとんどが普通の土産物屋なのだが2階、3階が床屋だか美容室だかがあり、 そこで売春が行われている。昼間に訪れたのでシャッターが下りており営業はやはり夜らしい。でも、昼間から助平で金を持っていそうな日本人が歩いていると声をかけてくるらしいが生憎自分は人民に同化している様で夕方までに3回ほど訪れたが相手にされず。

yunnan2_085隣の商場

yunnan2_086ここも2階、3階にベトナム人のお姉ちゃんたちがいる。

獅子舞

yunnan2_087昼頃、河口中越邊貿商場のすぐ近くにある河口客運站で獅子舞をやっていたので見物する。爆竹が鳴り響き見物人が集まってくる。

この時、日本人がいたので声 をかけてみた。A先生はタイから旅を始めて昆明へ向かう途中との事だった。1時間近く道端で話をしたが、やはり河口には日本人が多いようだ。ほとんどがベトナム人売春街で女を買っているようだ。というか、特にこれといった観光地がないので女を買う事しかないらしい。A先生は50元で外へ連れ出してチップに10元あげたという事だった。

yunnan2_088太鼓も打ち鳴らしています。

yunnan2_089獅子舞。

昼は米線

yunnan2_090市場の近くにある飲食街。恐らく河口で一番飲食店が集まっている場所。

yunnan2_0911330頃、市場の近くにある飲食街で米線を食べる。米線といえば蒙自の過橋米線が有名だ。やはり雲南省に来たからには米線を食べなくてはならないだろう!それに、河口にいるのだからベトナムのフォーも食べておくべきだろうか?

河口で撮り鉄

yunnan2_0921530頃、河口口岸へ行ってみる。河口名物の税関でのベトナム人のおばちゃんたちの行列を見物しようと思ったのだが行列が出来ていない。午後になると行列が出来ている筈なのだが春節前で既に休みに入ってしまったのだろうか?去年は行列が見られて面白かったのだが・・・。しかし、ここで予想外の出来事が発生!機関車の警笛が聞こえてきたのだ。

yunnan2_093そして、ベトナムの警備兵が鉄橋を走っているのが見えて、その直後にベトナムから貨物列車が国境の鉄橋を渡り中国へとやって来た。まさか貨物列車が国境を越えてくるのを見られるとは・・・。

yunnan2_094ちょっと早めに夕飯を食べて再び河口口岸へやってくると機関車の警笛が聞こえて踏切が閉まった。どうやら今度はベトナムへ貨物列車が向かうようだ。

yunnan2_095踏切で撮影準備をするが後方約20mには武警がいるので用心する。うっかりというか故意にカメラを鉄橋の方へ向けたら無事では済まないだろう。

yunnan2_096貨物列車が徐行しながらやって来たので撮影をしたら走って鉄橋の近くへ向かう。国境でこんな事してたら明らかに不審者だ。貨物列車が鉄橋を渡りベトナムへと入っていく。今日はなかなか良い鉄分補給が出来たし幸い武警や公安にも拘束されずに済んだ。明日も貨物列車を見られるかな?

夜に河口中越邊貿商場へ

2030頃に外が騒がしくなってきたと思ったらガラスが割れる音がした。これはただ事ではないので外へ見物に出かける。近くの美容室のガラスが割られており野次馬が集まっている。見物しているといつの間にか昨日別れたY先生がいる。Y先生はすぐ近くの网吧から事件の様子を見ていたようだ。少しすると公安と 武警がやって来て事件の当事者から事情聴取をしている。後から見物に来た自分は事件の詳細は分からず、Y先生も分からないようだ。

これ以上見物していても仕方がないのでY先生にベトナム人売春街へ連れてってもらうが春節期間中という事でほとんど営業していない。お姉ちゃんたちも休みらしい。春節期間中とはいえ話に聞いていたのと随分違っていたので少々がっかりだ。でも、見物しているとお姉ちゃんに袖を摑まれて連れ込まされそうになったが、今回の旅はお姉ちゃんを買う旅ではないので振り切った。

まあ、病気をうつされても困るし、例え買ってもこういう時に限って公安が踏み込んでくるというオチだろう。しか し、売春街なのに店先で子供が遊んでいるのはどういう事だ?教育上よろしくないと思うのだが・・・。そういう所へ行く自分もあまり人の事は言えないな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

今日も国境で撮り鉄

yunnan2_0971430頃までHP作成で籠っていたが、河口口岸を見物に行くがベトナム人のおばちゃんたちはほとんどおらず人の行き来は少ない。鉄橋の近くで貨物列車が 通過するのを待っていると武警が鉄橋を見回りしている。

yunnan2_0981500頃、ベトナム側でベルが鳴り、そして、機関車の警笛が聞こえてきた。昨日は1530頃に国境を越えたが、今日は1500頃だ。いつも1500ぐらいに通過するのだろうか?

yunnan2_099国境で2日連続の撮り鉄成功です。

春節目前の河口

yunnan2_100撮り鉄を終えて河口の街を散歩するが明後日に春節を控えて路上では色々なお正月用品が売られている。

yunnan2_101中国人は縁起物が大好きです。

yunnan2_102正月の雰囲気が漂っています。

ベトナムへ花火が打ち込まれる

yunnan2_1031530頃、遅めの昼食に米線を食べる。

yunnan2_104食後に再び国境の鉄橋へ向かうと観光客が花火をベトナムへ打ち込んでいるではないか!仮に板門店で北へ花火を打ち込んだら銃撃戦になるだろう。それ以前に花火は持ち込めないと思うが・・・。しかし、ここでは何も起こらない。中越戦争の最前線だったという事を忘れさせる光景だ。

再び撮り鉄

yunnan2_1051615頃、ベトナムへ向かう貨物列車がやって来た。しかし、貨物が繋がれていなかった。今日は寂しく乗務員だけ乗せてベトナムへ渡っていきました。

yunnan2_106今日は貨物無しでベトナムへ渡りました。

河口口岸の金持ち欧米人

撮り鉄を終えて夕飯を食べて後に高粱饅頭を買って河口口岸で高粱饅頭を食べながら国境の橋を見物する。立入禁止のフェンスの前に30分ほどいたが警備の武警に追い払われることも無く国境を行き来する人達を観察する。

この間に中国からベトナムへ家族で渡る欧米人がいた。しかも、父親に赤ん坊は抱きかかえられて国境越えだ。それに、ベトナム人のガイドがついている。わざわざ中国まで迎えに来てもらったようだ。他にはベトナムから中国へやって来た欧米人バックパッカー2人組は中国人のガイドが同行している。ベトナムまで迎えに来てもらったのだろうか?金持ちの欧米人は自力で越えられる国境でもガイドが必要なのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

宿泊客の痰吐きで目が覚める

0500頃、隣の部屋の宿泊客が随分と大きな音で痰吐きをしているので目が覚める。しかも、音からして床にそのまま吐いている。早起きなのは良いが朝から痰吐きとはさすが中国4000年、いや5000年の伝統なのだろうか?

国旗掲揚を見物

yunnan2_107今日は旧暦の大晦日だ。0745頃、宿を出て0750頃、河口口岸で0800の国旗掲揚を見物するため待機。天気は生憎の霧雨で撮影条件は良くない。

yunnan2_1080800の時報が鳴り国旗掲揚が始まるがデジカメの電池切れに遭遇する。

yunnan2_109霧雨の中の国旗掲揚。

朝から貨物列車

yunnan2_110国旗掲揚の見物を終えて散歩をしているとベトナム側から機関車の警笛と鉄橋の詰所からベルが聞こえてきた。急いで鉄橋付近で撮り鉄準備をする。貨物列車がやって来るが天気は生憎の霧雨で良い写真は撮れず。

yunnan2_111しかし、本日最初の貨物列車のようで速度は歩きよりも遅く中国側の詰所で停車し運転士と武警がやり取りをしているので踏切から撮影する。

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大晦日の市場

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yunnan2_1151115頃、市場へ行ってみる。旧暦の大晦日なのだがしっかり営業している。

yunnan2_116ここは肉屋が集まっています。

yunnan2_117肉、野菜、魚と食材が豊富だ。

yunnan2_118中国を旅行する時にはこういう市場を見物する日本人には新鮮に映るだろう。

yunnan2_119市場

yunnan2_120市場の見物後は昼食に鶏肉米線を食べる。最近は物価上昇で河口でも米線、炒飯が昆明と同じように5元ぐらいになっている。コカコーラやカップラーメンとか は輸送費がかかるので昆明より高くなっている。宿に戻り2日分の宿泊費をおばちゃんに払うが収据(受取書)を貰う際に何故か娘さんを呼んで書かせていた。 うーん、おばちゃんは字が書けないのか?

夜は爆竹が鳴り響く

旧暦の大晦日なのでほとんどの店は昼過ぎに店を閉め始めたので危うく夕飯が食べられなくなるところで1600ぐらいに何とかまだ開いていた食堂で炒飯を食べることが出来た。夜はそこらじゅうで爆竹が鳴り響き2300からは絶え間なく爆竹が鳴り響く。中国の爆竹なので火薬量、威力、音のいずれも日本とは比較 にならない凄さで危なくて外には出られない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 20元 10元×2
合計 34元

春節を迎える

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yunnan2_123春節を迎えたが河口口岸の国旗掲揚を見物しようと思っていたが寝たのが遅かったので眠くて見物をやめた。1030頃に河口口岸へ行くと結構観光客が訪れており記念撮影をしている。旧正月の元日でも国境は開いており少ないが人の往来があった。

国境の鉄橋は撮影自由?

yunnan2_124今日も撮り鉄で1600頃から鉄橋で待機していたが中国側から機関車の警笛は聞こえるが国境を越える様子は無い。1時間ほど待ってみるが警笛が聞こえるのみで状況に変化無し。しかし、鉄橋から武警がこちらの方を見ているというか自分が移動すると武警の視線が明らかに自分を追っている。どうやら、毎日見物に行っていたので覚えられているようだ。恐らく不審人物として・・・。

今日はこの辺で諦めて夕飯を食べに行こうとするが踏切で記念撮影をしている団体客を発見する。しかも、限定区域に入って堂々と記念撮影している。自分には怖くて限定区域まで入って撮影することは出来ない。恐るべし中国人。今まで武警が警備する橋で撮影しようとして文句言われたことが数度あるがここでは撮影は自由なのか?どう考えても国境の橋は軍事上では最重要の場所になりそうなのだが・・・。 武警は特に注意もしないし一体どうなっているんだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
合計 17元

宿を変えようとしたが・・・

宿を変えてみようと思い1100頃に宿を出るが春節を甘く見ていたようで他の宿は料金が2倍、3倍とぼったくりになっていた。これだと河口を出ても春節のぼったくりに遭遇するので仕方ないので再び湘益招待所に戻り更に3泊することにする。

河口口岸は観光客で賑わう

yunnan2_125昼頃、河口口岸へ行ってみると昨日より観光客で賑わっている。しかも、写真屋、風船屋、靴磨きが集まり商売している。普段は写真屋がいるだけなのだが今の河口はここが一番儲かるのだろう。

yunnan2_126河口口岸

yunnan2_127観光客で賑わっている

獅子舞

yunnan2_128旧正月ということなので獅子舞も盛大にやっているというか爆竹の使用量も多い。獅子舞が始まると見物人が集まってきてかなりの賑わいになる。

yunnan2_129獅子舞

yunnan2_130見物人も多いです。

向かいの部屋で一発やっているようだ

早めの夕飯を食べて1630頃に帰ってくると向かいの部屋が閉まっていた。宿泊客かと思って部屋でそのままHP作成をしていたら、どこからとも無く喘ぎ声が聞こえてくる。何で喘ぎ声が聞こえてくるのかと思ったら向かいの部屋で一発やっているようだ。旧正月なのにもうお姉ちゃんを外に連れ出していると は・・・。というよりも、ベトナム人売春街は既に営業開始のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 30元 10元×3
合計 42元

やはり河口金明邊貿商場の2階と3階は営業中

yunnan2_131昼頃にベトナム人売春街である河口金明邊貿商場へ行ってみると1階の土産物屋は通常営業しており観光客で賑わっていた。

yunnan2_132観光客に混じって土産物屋を見物しながら2階と3階を確認するとシャッターが下りていたのだが、ここでおばちゃんが「小姐!小姐!」と声をかけてきた。やはり既に営業しているようだ。おば ちゃんは金を持っていそうな兄ちゃんやおっちゃんに声をかけていた。

隣の部屋の客が騒ぐ

2200頃、隣の部屋の客がシャワーのお湯が出なくて騒ぎ始める。ここの宿のシャワーのお湯は太陽熱を使うのでこの1週間曇りだったので当然ながら水だ。騒いでも何の解決にもならない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
合計 18元

ベトナム・ラオカイへ

yunnan2_1330950頃、河口口岸へ行く。ビザの期限が今日で切れるのでベトナムへ出国して散歩してから中国へ再入国する予定だ。旧正月も徐々に終わりへと近づいているようで周辺の店は半分以上営業し始めている。河口口岸は昨日より観光客で賑わっており人口密度が高い。

yunnan2_134昨日より観光客で賑わっていた。

yunnan2_135観光客は定番の領土を示す石碑で記念撮影の順番待ちをしている。ベトナムへ行かない観光客はここが重要な撮影ポイントらしい。

yunnan2_136近くでは靴磨きも営業中だが何か旧正月なのに観光で来ている人達と休み無しで働く人達を見てこれが中国の姿を現しているように見えた。

yunnan2_137さて、出国する為に出国窓口へ行くが外にまで団体客が溢れている。団体客を掻き分けて窓口の列に並び1005 頃に出国する。

yunnan2_138限定区域から撮影。柵の外にいる人はこちらへは入れません。

yunnan2_139橋を渡りベトナムへ向かいます。

yunnan2_140去年と同様に徒歩でベトナムへ渡るが中国人の団体観光客が多い。

yunnan2_141ベトナムのイミグレーションは建物の外にまで中国人観光客で溢れていた。とりあえず列の後ろに並ぶが前に進む気配が無いので建物の中へ入ってみると入国手続きを待つ中国人で大混雑だった。このまま中国人と一緒に待っていると何時までたっても入国できないので窓口へ直行するとパスポートの色が自分だけ違うので係官が中国人ではないと気付いてすぐにパスポートにスタンプが押され入国カードを渡されて記入する。

何故か入国手続きの順番が逆になっていたのだが、大混雑で日本人に構っている暇は無いようでとりあえず入国させて入国カードは後回しのようだ。係官が押寄せる中国人の対応に苦労する中で入国カードを記入して提出する。出入国審査は大混雑だが別の窓口の係官は暇なようでPCでゲームをしているのが見える・・・。手伝うとかいう考えは無いのだろうか?ラオカイの入国カードは新しくなりというかモンカイと同じ入国カードになっていた。

yunnan2_142スタンプの押された入国カードを受け取り何とかベトナム入国完了。しかし、中国人観光客は事情が違ったようで、なかなか入国できずガイドに因縁をつけて騒いでいる。入国手続きの遅さはガイドの責任ではないと思うのだが・・・。ガイドもさすがにぶち切れて携帯電話を床に投げつけ破壊する。そして、携帯電話の残骸を外にいたバイクタクシーの運ちゃんが回収している。恐らく業者に売り飛ばすのだろう。本体が壊れてもバッテリーは無事だし、壊れた本体は部品を取って再利用したり出来るし。

ラオカイ駅まで散歩

yunnan2_143ベトナムに入国したのでもう中国へ戻っても良いのだが今回はラオカイ駅まで撮り鉄の遠征に出かける。まずは国境の鉄橋を撮影するが特に注意もされないし、どうやら撮影自由のようだ。

yunnan2_144橋を渡ると中国です。

yunnan2_145レールが微妙に真直ぐではないような。

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yunnan2_148線路沿いに歩いて1130頃、ラオカイ駅に到着する。初めてベトナムの駅を見たが中国の田舎の駅と大差が無い。駅の入口で時刻表を発見して確認するとハノイ行きの列車が運行されていた。

ラオカイで撮り鉄

yunnan2_149漢字で越南鉄路と表示されている。

yunnan2_150ラオカイ駅。

yunnan2_151せっかくラオカイ駅まで来たのでホームに出て撮り鉄することにする。

yunnan2_152これはおばちゃんたちが国境貿易で使う自転車ではないか!

yunnan2_153ちょうど踏切へ入ってきました。

yunnan2_154ラオカイ駅で撮り鉄を終えて戻ろうとすると機関車が警笛を鳴らし走り始めた。中国へ行く可能性があるようなので急いで戻る。途中の踏切が閉まっていたので やはり中国へ行くようだ。早めに歩いて行くが機関車は徐行しているので追いつかれること無く鉄橋の近くまで戻ってこれた。しかも、途中でベトナム人のおば ちゃんが国境貿易で使っている自転車が大量に置かれている場所を撮影できるほどの余裕だ。

yunnan2_155機関車が中国へ渡ったのが1200頃なので2時間前後でベトナムへ戻ってくると予想して近くの寺とかを中国人観光客に紛れて見物しながら時間を潰すが1時間ぐらいしか潰せなかった。

結局は鉄橋脇のベトナム領を示す石碑で待機するが場所が場所だけにベトナムの警備のおっちゃんが声をかけてきた。何を言っているのかは分からないがとりあえず「你好!」と挨拶して「列車を見るんだ」とか言ったら特にお咎め無しだった。但し、不審者というのには変わりないだろう。

1400頃、鉄橋に人が配置され中国側で機関車の警笛が頻繁になっている。どうやら、貨物列車が戻ってきそうだ。1410頃、ベルが鳴り踏切が閉まり貨物列車が近づいてきた。線路に近づき過ぎないように注意しながら撮影開始!撮影完了後は速やかに現場を離脱してベトナムを出国する。

yunnan2_156貨物列車がラオカイ駅へ向かっていきました。

今回のベトナム滞在は約4時間で今まで一番長いの滞在時間でイミグレから2㎞離れたラオカイ駅まで遠征してしまった。自分としてはかなりの冒険だった。因みにベトナム滞在時の時間表記は北京時間のままです。

河口でもノービザで再入国

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yunnan2_1581425頃、橋を渡り河口へ戻る。橋の途中で随分とでかいリヤカーが大量の荷物をベトナムへ向かうのに遭遇する。国境貿易は徐々に元に戻りつつあるよう だ。そういえばトラックは既に結構行き来していたな。

河口口岸に入り入国カード(入境卡)を探すが見当たらないので武警に聞いてみたら入口の右隅に申し訳なさそうに設置されているではないか!武警にお礼を言って入国カードに記入をするが武警はこの小日本が気になるようでカードの記入を見ているが次にパスポートの確認を始めた。今までにどういう所へ行ったのか気になるのだろうか?それとも、「この色鬼は何度河口とラオカイを行き来しているんだ」といった所だろうか?

しかし、河口とラオカイを頻繁に行き来しておらず、代わりに深圳と香港を無駄に行き来している。でも、「何時入国しましたか?」「旅行ですか?」とか質問してくるので興味本位ではなく、ちゃんとした職務で確認していただけのようだった。入国カードに記入を終えたら窓口へ。出国時の大混雑と違い入国時は誰もおらずそのままパスポートと入国カードを提出するが係官が「こんにちは」と日本語で挨拶してきたではないか!これにはちょっと驚いた。

やはり、色鬼な小日本が河口とラオカイを行き来するので係官も日本語を知っていたりするのだろうか?そして、係官にLビザを使わずノービザで入国したいことを伝えるとあっさり「いいですよ」との答えが・・・。東興ではお偉いさんに確認していたが河口では即答だった。しかし、係官はパスポートをしっかり確認しておりビザの発給後に2回の入国があるので「前回の入国でビザは使いましたか?」と質問してきたので「使ってませんよ」と答えて問題なく入国手続完了。税関で手荷物を確認して無事に中国に戻る。

今日も置屋へ

1830頃、ベトナム人売春街の河口金明邊貿商場と河口中越邊貿商場へ行ってみる。1階では土産物屋が観光客で賑わっているが実は1階でも大人のおもちゃ屋さんが営業中でここは賑わってはいなかった。さて、本題の2階と3階の表向き床屋だか美容院、もしくはカラオケ店の置屋を見物してみる事にする。まずは河口中越邊貿商場からだが、まだ、ほとんどシャッターが下りたままだが営業している店がありお姉ちゃんたちが店の外で客を待っている。

とりあえず1周してみることにするがお姉ちゃんたちは前回よりかなり手強くなっていた。歩いていると細い通路にお姉ちゃんが立ちはだかり抱きついてそのまま店に連れ込もうとする。こちらはお姉ちゃんを買わないと決めているので何とか逃げ出す。こうして、2階を1周するだけで胸を押し付けて誘ってくる、上着を掴んで離さない、 腕を掴む、抱きついて離さないといったやや強引な手法に遭う。

3階は営業している店が少ないので無事に1周して河口金明邊貿商場の2階へ行くがここも河口中越邊貿商場の2階と同じくやや強引な客引きだったので1周するのに苦労する。3階も見てみるが1周せずに降りた。

今日はちょっと危なかった。油断して連れ込まれていたら決心が揺らぐ所だった。河口に8日間も滞在して煩悩に負けずに何とかお姉ちゃんを買わずに済んだ。我ながら感心する。念の為に書いておく が自分はエロゲー、エロアニメ、エロ同人誌の類しか反応しないというアキバのお友達とはちょっと違うので・・・。ちゃんと2次元でも3次元でも問題ないです。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

雲南省旅行記~昆明編

昆明到着

yunnan2_0010605定刻どおり昆明に到着する。乗客が降りて行き床にはゴミが散らかっている。でも、この程度ならまだ良い方だろう。

yunnan2_002この程度の散らかり様なら良い方かな?

yunnan2_003床に捨てられていないだけマシかな?

yunnan2_004ホームへ降りて改札口を出るが外はまだ真っ暗だ。

yunnan2_005とりあえず、售票厅で春節の切符の販売状況の確認で時間を潰すことにする。

yunnan2_006售票厅へ入ると既に中は大混雑だ。朝から、いや、まだ夜明け前なのに既にこの混雑は凄すぎる。これが春節の凄さという奴なのだろう。

昆明大脚氏国際青年旅舎で3時間待ち

0730頃、まだ夜明け前なのだが64路のバスに乗車して雲南日報社で下車し昆明大脚氏国際青年旅舎に到着するが何と満室・・・。ドミが空くまで待つことにしてインターネットをしながら時間を潰すがニュースを見るとここ数日の寒気の凄さを再認識させられる。1100頃になりようやくドミが空いて寝床を確保する。

今回は6人ドミに宿泊なのだがドミには先客に白人2人、中国人1人、台湾人1人、日本人1人がいた。日本人のY先生はシャングリラから闇バスでチベットへ行った事のある猛者で昆明で中国語を勉強するそうだ。

ウォルマートでジーパンを買う

yunnan2_007昼頃、ウォルマートでジーパンを購入して翠湖公園周辺を散歩してみると翠湖公園には渡り鳥が飛来していた。

yunnan2_008翠湖公園の隣では物産展が開かれており各地の名産品が売られており色々と買い込む人たちがいる。これはヤクや牛の干し肉のようです。

yunnan2_009かなりの賑わいを見せる物産展

yunnan2_010各地の名産が売られてはいるが値段は高いので当然自分は見るだけである。

yunnan2_011物産展

yunnan2_012物産展

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
宿泊費 50元 1泊25元×2
バス 1元 路線バス
衣服 42.3元 ジーパン
ユースホステル会員証 50元
合計 154.3元

雲南鉄路博物館

yunnan2_01364路のバスに乗り1040頃、昆明北駅に到着する。以前は昆明北駅からベトナムのハノイまで国際列車が出ていたのだが現在は旅客列車の運行自体が無く なってしまい。昆明北駅は細々と切符売場が営業しており、駅舎自体は雲南鉄路博物館となっている。

yunnan2_014雲南鉄路博物館は昆明北からベトナムとの国境の町である河口まで結んでいる昆河線の歴史を専門に扱った博物館だ。

yunnan2_015この昆河線は中国では珍しい軌道がメーターゲージとなっておりベトナムのハノイまで台車交換無しで直接乗り入れることが出来た珍しい路線なのだ。そういった背景もあり旅客列車が無くなっても駅舎が雲南鉄道博物館として残っているようだ。

yunnan2_016そして、入場料10元を払い見学するのだが入口のおばちゃんに日本人だと見抜かれてしまった。どうしてばれてしまったのだろうか?で、館内は空いておりというか見学者は自分ひとりだけだった。

yunnan2_017駅舎を博物館として利用しているので館内は広いし資料も豊富で10元でこの内容なら文句なしだ。見学を終えて外に出るが実は少し離れた場所に車両館があるのでそちらへ向かう。

yunnan2_018途中に踏切がありちょっと様子を伺うと機関車が走っている。貨物輸送はまだ続いているようだ。

yunnan2_019貨物輸送はまだ続いているようで機関車が走っていた。

yunnan2_020この線路がベトナムまで繋がっているのです。

yunnan2_021車両館を見学するがやはりここでも見学者は自分ひとりだけだった。

yunnan2_022雲南鉄路博物館

yunnan2_023雲南鉄路博物館

中北客運站、昆明汽車客運站、昆明站長途汽車客運站

yunnan2_0241300頃、昆明駅前にやって来た。駅前にある3ヶ所の長距離バスターミナルである中北客運站、昆明汽車客運站、昆明站長途汽車客運站のバスの運行状況を確認する。因みに靴磨きが多いのが中北客運站、屋台が多いのが昆明汽車客運站である。

yunnan2_025昆明汽車客運站

yunnan2_026昆明站長途汽車客運站

春節期間中の昆明駅

yunnan2_027バスターミナルの次は昆明駅を見物だ。しかも、春節期間中の昆明駅なので人が本当に多い!駅前広場は臨時の切符売場が設けられており、そこらじゅうで天秤棒を担いだり、肥料袋を担いだ農民工が歩いている。

yunnan2_028駅前広場には臨時の販売窓口が設けられています。

yunnan2_029昆明駅には農民工が帰省するために集まっています。

yunnan2_030帰省するのにも半端な荷物量ではないので1人ではなく複数人での帰省するといった光景が見られる。

yunnan2_031農民工

yunnan2_032その荷物をどうやって車内に持ち込むんだ?

yunnan2_033春節期間中は切符を買うのも必死だ。武警が警備する中で列を作り座り込んで人民たちが大人しく待っているではないか!普段は我先にと秩序無く行動する人民たちでも武警の前では大人しくしている。

yunnan2_034切符を買う人達が座り込んで待っています。

yunnan2_035武警が警備しているので大人しく座って待っています。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
バス 3元 路線バス
雲南鉄路博物館 10元
合計 18元

昆明汽車客運西站、昆明黄土坡汽車客運站

yunnan2_0361030頃、昆明汽車客運西站を訪れるが窓口の電光掲示板が停止したままで運行路線などが調査できなかった。しかし、予想外の収穫もあった。それは、ラオ スのビエンチャンへの国際バスが運行されていることが分かった。続いて1115頃、昆明黄土坡汽車客運站を調査するが時刻表を撮っていると警備員に「撮っちゃ駄目!」と言われるが既に撮影は完了していたので素早く退散するが今回初めてバスターミナルで撮影禁止と言われてしまった。

yunnan2_037昆明黄土坡汽車客運站

yunnan2_038そして、今日は交通事故の現場を目撃する。横断歩道の無い場所でミキサー車に歩行者がはねられていた。まあ、これは歩行者が悪いのであって運ちゃんは悪くない。どうして、中国はこんなに交通事故が多いのだろうか?

yunnan2_039交通規則を守らない人民は事故に遭うようです。

昆明は子供の乞食が多い

yunnan2_040夕方に元陽へ一緒に行くことになったY先生と昆明汽車客運站に元陽行きのバスを確認しに行くが明後日の昼間発の切符がないようなので建水か個旧で乗り継いでいくことにする。夜発の切符はあったのだが危険なような気がするのでやめた。バスの確認を終えて駅前の北京路を歩いていると子供の乞食が通行人にたかっ ている。これが社会主義国の中国の姿なのだろうか?

yunnan2_041北京路を進んでいくとY先生がベトナム総領事館の場所を教えてくれた。今まで全く気付かなかったがこんな所にあるとは。

yunnan2_042こんな所にあるとは今まで全く知らなかった。

yunnan2_043更に路地を歩くと屋台のおっちゃんやおばちゃんたちが公安の取締りから避難する場面に遭遇する。一斉に走って逃げるので周囲の通行人も足を止めて見物している。

yunnan2_044公安がいなくなると戻ってきて営業再開だ。このように公安から逃げる日の繰り返しなのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.5元
宿泊費 25元
バス 1元 路線バス
合計 44.5元

昆明市汽車客運南站

yunnan2_0451030頃、昆明駅の南にある昆明市汽車客運南站を訪れる。比較的新しい長距離バスターミナルのようで規模も大きく綺麗だ。早速時刻表の撮影を試みるが窓口の後ろに時刻表があるので撮影が非常に困難だ。時刻表全て撮影したかったのだが一部は撮影できなかった。

yunnan2_046それと、バスターミナルのすぐ近くで麦徳堡というファストフード店を発見する。名前からしてどこかのパクリのような気もするのだが・・・。マクドナルド(麦当労)+ケンタッキー(肯徳基)+ハンバー ガー(漢堡包)=麦徳堡という式が思い浮かんだ。

yunnan2_0471100頃、昆明駅近くの食堂で人だかりが出来ているので近寄ってみる。「人民の集結する所に事件有り」と予想していたが予想通り料金トラブルだ。内容は米線の値段が10元で客が支払いを拒否して騒いでいるのだ。米線が10元というのははっきり言ってぼったくりだ。普通なら4元か5元ぐらいだ。

しかし、店内にはしっかり値段表も掲げられておりぼったくり食堂には落ち度は無い。客が値段を確認せずに注文して食べたのが悪いのである。そして、客が呼んだ公安が到着して仲裁に入るが客は全く納得せずに騒いでいる。騒げば騒ぐほど野次馬も集結して面白くなってくる。 結局30分ほど騒いで客は10元支払ったが不満なようでぼったくり食堂を出てからもどこかへ電話していた。

昆明駅前の子供の乞食

yunnan2_048昨日見かけた子供の乞食を再度撮影する為に北京路を歩くが子供の乞食以外にも色々な乞食がいる。片足の無い障害者の乞食から歩道にチョークで「電話をするから1.8元くれ」「バス代10元くれ」など書いている乞食まで中国での定番の乞食が集まっている。

yunnan2_049そして、今日の目標である子供の乞食は今日も必死に通行人から金をせびっていた。子供の乞食を撮っていると姉ちゃんが全力で目の前を通り過ぎて、その後を子供の乞食が追いかけていった。凄い光景を目撃してしまったというか撮っとけば良かった。

yunnan2_050通行人は無情にも子供の乞食を無視!まあ、当然ですね。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.5元
宿泊費 25元
バス 2元 路線バス
切手 12元
合計 56.5元

広州~杭州春節鉄道旅行記2007

荷物を預けて広州観光

guangzhou0109:00頃に謎の宿を出発して広州駅前の国営の寄存处に荷物を預けて夜まで広州観光をすることを計画する。まずは、昨日に続き春節の広州駅前の状況を見物する。

guangzhou02各地に帰る帰省客で溢れているが公安などの警備の人数も半端ではない。駅前の混雑を見物しているが夜には自分がこの混雑の中に飛び込むことになる。

guangzhou0310:00頃に越秀公園に徒歩で向かう。途中で雨が降り始めるが傘は持っておらず強行軍で10:30頃に越秀公園に到着する。

guangzhou04入場料は5元と安く済み懐もあまり痛まずに済んだ。まあ、越秀公園は定番の観光地になっているようで観光バスも停まっていた。自分は目当ての中山紀念碑と孫中山先生読書治事処を見学 して12:00頃に越秀公園を後にする。

guangzhou05越秀公園の次は西漢南越王博物館を見学する。

guangzhou06越秀公園の西隣なのですぐに到着する。

guangzhou07入館料12元を払って見学をする。

guangzhou081時間ほど見学をして三元宮へ向かう。

guangzhou0913:30頃に三元宮を見学する。三元宮は道教寺院であり参拝客で賑わっていた。

guangzhou10三元宮はあまり広くないのですぐに見学し終わり道を挟んで位置する中山紀念堂に向かう。

guangzhou11中山紀念堂は名前の通り孫中山(孫文)を記念して建てられた堂である。

guangzhou12終戦時には広東省に展開していた日本軍の降伏文書の調印式が行われた場所でもある。見学と休憩をして15:30過ぎに光孝寺へ向かう。

guangzhou1316:00頃に光孝寺に到着する。

guangzhou14大きな寺院のようで周辺には線香など供え物を売る店を多く見かける。ついでに乞食も多かった。

guangzhou15外国人観光客も訪れており有名観光地のようだ。

guangzhou16光孝寺を見学して続いて1640頃に六榕寺を見学する。ここも外国人観光客が多かった。

guangzhou17券売所(售票处)で白人の団体客が窓口のおばちゃんに英語が通じずにがもたついていたので「快点儿!快点儿!」と急かして追い払い、先に入場券を購入。

guangzhou18時間も遅くなってきたので足早に見学して近くの広東料理の店で夕食を食べる。

guangzhou19食後は市場で果物を購入して広州駅へ戻る。

広州駅で春節の大混雑を体験

1312_01
18:30頃に広州駅に戻り預けていた荷物を回収して、いよいよ春節の混雑を体験する時が来た。駅前広場の臨時待合所は相変わらず混雑しているが自分が乗 車する1312次の乗客は駅の待合室で待つので普通に荷物検査を受けて2階の第六候車室に入るが予想以上の大混雑であった。

1312_02床に座り込んで待つ乗客が至る所におり自分も床に座り込んで待つことにする。19:30過ぎに座り込んでいた乗客が立ち始め改札が始まるようだ。

1312_03並んで待つが一向に改札が始まらないが突然並んでいたはずの乗客が第六候車室を出て行く。係員が改札は1階で行うアナウンスをしている。

1312_04状況が一変して乗客は大混乱に陥る。我先にと1階を目指すので危険な状態が続く。予想通り荷物に足を取られる乗客もいる。何とか改札を通り4番ホームから 1312次に乗車する。列車は4分遅れの20:09に発車する。乗車するだけでも一苦労だったが何とか乗車でき一安心。肝心の杭州東に1312次が何時に 到着するかはまだこの時は知らない。南京西行きというのも待合室に入るとき知ったほどの状態だ。後で到着時間を調べることにして市場で購入した果物を食べ る。南方の果物はこれでしばらくお別れになりそうだ。果物を食べて21:00過ぎに明日に備えて寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24.5元
地下鉄 2元
越秀公園 5元
西漢南越王博物館 12元
中山紀念堂 10元
三元宮 1元
光孝寺 5元
六榕寺 5元
六榕寺塔 10元
荷物保管 15元
合計 89.5元

杭州東への到着時刻を知る

1312_0607:00頃に車内放送で目が覚める。KやTの列車ではないから昼過ぎ杭州東に到着と思っていたが昼を過ぎてもまだ到着しない。車内の時刻表を確認してみると1312次は杭州東に20:56着になっている。南京西に早朝に到着するので予想以上に遅い運行になっているようだ。

1312_05こうなっては仕方が無いので寝て 待つしかない。お腹が減って快餐を買うか食堂車で食事をすることも考えたがボッタクリ料金なので途中の停車駅でカップめんを1個5元で購入する。それでも スーパーの2倍近くの価格だ。読みが甘かったことを反省したが1日をほとんど寝てすごし19:00過ぎに義烏を過ぎて車掌さんが換票証を切符に変えに来た。次が杭州東駅だ。長い道程だった。21:00頃にようやく杭州東駅に到着する。春節で西湖は花火大会が行われ、あちこちで爆竹が鳴らされていた。バス 停に向かうがほとんどの路線は最終バスが出てしまっており今日はここで足止めのようだ。

杭州でも宿泊拒否に遭う

宿を確保するため駅周辺の招待所や旅館を訪ねるが料金交渉まで終わって身分証の確認で日本人と分かると「賓館じゃないと泊まれないよ」と宿泊拒否で追い出 されてしまう。しばらく駅周辺を彷徨うが興意旅館(兴意旅馆)で1泊25元の部屋に泊まることができた。初めは宿泊拒否されたのだが登記しないで内緒で泊めてくれる事にしてくれて今日の寝床は確保できた。21:30頃に駅前の食堂で食事を済ませ宿に戻るが春節で花火と爆竹が01:00を過ぎても鳴り響いている。これではさすがに寝むれない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20元
宿泊費 25元
合計 45元