北京・世界遺産 明十三陵 昭陵・長陵

北京・天津・河北省旅行記2016

羽田空港

22:00頃、羽田空港国際線ターミナルにやってきた。01:30発、羽田→上海、春秋航空9C8516便で上海へ移動する。羽田は24時間空港なので深夜便が運行されている。早く着いてしまったので、まだ搭乗手続きは始まっていない。暇つぶしに3Fと4Fのレストラン街を見物するが貧乏旅行者の自分には縁のない場所だったので下のチェックインカウンターを眺める。

22:30頃、チェックインカウンターに並ぶ。前に並んでいる金持ちの中国人観光客の荷物は温水便座、炊飯器の箱が目立つ。爆買いはまだ沈静化していない様子だ。

今回も春秋航空を利用なのだが運賃とかは以下の通りになる。
春秋航空9C8516便
羽田01:30発→上海03:40着
13770円

本当は関空発で移動したかったのだが関空発の航空券は高く羽田発が安かったので羽田→上海となった。搭乗手続きが始まりしばらくすると順番が来て搭乗手続きが11:00頃に完了。

11:10頃、保安検査の列に並ぶが深夜便が多いので長蛇の列だ。夜だからといって利用客が少ないわけではなく混雑している。11:25頃、出国手続き完了。

搭乗開始は00:45なので約1時間ほど時間があるが搭乗口で待機しておく。搭乗口にはほとんど人はいないが程なくして上海行きの乗客で混雑してくる。

羽田→上海

日付が変わりまもなく搭乗開始だ。

足を椅子に投げ出しているおっちゃんももうじき靴を履くだろう。家に帰れば好きなだけ足を投げ出せるな。

00:45頃、搭乗開始になりバスに乗車して、00:50頃、バスが発車するが天気は雨だ。LCCなので外でタラップを上るのだが雨だよ。まあ、LCCなので仕方ないなと思っていたがバスの運ちゃんが上手くタラップの横につけてくれてほとんど濡れずに済む。

01:25頃、扉が閉まり出発。離陸したらそのまま一眠り。

上海浦東国際空港

03:40頃、上海浦東国際空港に到着するが天気は雨だ。タラップを下りるがバスはタラップに横付けしてくれず乗客は傘を差すか、ずぶ濡れになってバスに乗車。

04:05頃、イミグレーションに並ぶ。04:15頃、入国完了、あとは預けた荷物が出てくるのを待つ。04:45頃、荷物を回収して次は税関だが誰もいないのでそのまま出口へ。この時間は税関に誰もいないので密輸し放題である。上海浦東国際空港は夜明け前の到着でも入国、荷物回収、税関を通過して出口を出るまで約1時間のようだ。

とりあえずまだ動いていない地下鉄へ向かう。04:55頃、地下鉄2号線の駅まできたが06:00からの運行でシャッター下りたままなので待機になる。

浦東国際空港→上海駅

05:45頃、駅のシャッターが開いてホームへ。人が多いので初電は見送り1本遅らせて06:05発の列車で移動。上海駅までの運賃は7元になる。地下鉄2号線は広蘭路駅で乗り換えが必要になる。浦東国際空港-広蘭路は4両編成になり、広蘭路駅から市内へは8両編成で運行されているからだ。

世紀大道駅から地下鉄4号線に乗り換えて、07:25頃、上海駅で下車するが中国では降りる人が先ではなく我先になので乗車する乗客が目の前に立ちはだかる。なので、ラグビーやアメフトのように突撃しなければならない。

上海→北京

まずは切符売場で10分ほど並んで北京行きの切符を受け取り、いつもの身分証と切符の照合、手荷物のX線検査を済ませて待合室へだが、身分証と切符の照合ではパスポートの中身は確認されず。外人は用無しのようだ。

上海駅のエキナカを通り待合室へ向かうが朝から人多い。07:45頃、待合室へ入るとちょうど改札が始まったところで小規模の民族大移動が起きている。

今回は12:18発、上海→北京の1462次に乗車する。席は硬座、運賃は156.5元だ。このまま4時間ほど待機となる。

11:20頃、自動改札機の先頭を陣取る。

11:48に改札が始まりホームへ移動。

まずは行先票を撮影。

車内は空いているがすぐにカオス度急上昇で出稼ぎ列車になる。12:18に定刻通り発車する。眠いのですぐ寝る。

14:45頃、公安に起こされる。身分証確認だったのでパスポート提示すると珍しく中身を確認している。今日の公安は真面目だ。通常は中身確認せずに見なかったことにされるのだが、ちゃんと確認しているということはやる気のある公安のようだ。問題なかったので再び寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 7元
合計 7元

北京駅到着

10:49頃、北京駅に到着する。さすがに深夜便で羽田から上海へ移動して、そのまま上海駅から鉄道で北京駅まで約1400kmの乗り鉄は疲れる。東京から鹿児島まで座席での移動に近いかな。

まずは北京駅から地下鉄と思ったが地下鉄の入口が人民の海と化しているのでバスを乗り継いでいくことにする。駅の東から北京南駅行き20路のバスに乗車して前門へ向かう。始発のバス停なので座って移動になり公交ICカードで運賃は1元。前門のバス停で22路のバスに乗り換えるがバス停が離れているので5分ほど歩く。

北京青年酒店(金榜縁賓館)

22路のバスは前門が始発なので座って移動になる。運賃1元だが商業街の西単を通るので渋滞がひどく時間がかかる。西四路口北のバス停で下車して10分ほど歩いて北京青年酒店(金榜縁賓館)(北京青年酒店(金榜缘宾馆)/Beijing Sunrise Youth Hostel Beihai Branch)に到着。

今回は長期の滞在で1泊40元×10と1泊48元×2の合計496元になる。で、宿の兄ちゃんが以前宿泊していたのを覚えていてくれたが、おそらく「あー!また来たよ!」とでも思っているのだろう。

部屋は以前と同じ10人ドミトリーだ。ネットは激遅なのだが宿代が安いのと近くに地下鉄の駅やスーパーマーケットの順天府超市があるので便利な点だ。

さて、寝床は確保したので淘宝で錦綉江山全国旅游年票一卡通(98元)を注文しておく。錦綉江山全国旅游年票一卡通は毎年買っていた陝西年票の仲間になる。今回は北京版になるので陝西年票とは少し内容が違っている。

今年最初のライチ

近くのスーパーマーケットの順天府超市ライチ500gで7.5元(約120円)だったので約1kgを購入。他にも饅頭とかの夜食も購入。

土豆絲拌麺

夕飯は近くの山西料理の食堂で土豆絲拌麺(10元/約170円)を食べる。やはり麺料理は中国で食べるのが一番だな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 34.79元
宿泊費 496元 1泊40元×10
1泊48元×2
バス 2元 路線バス
錦綉江山全国旅游年票一卡通 98元
合計 630.79元

西紅柿鶏蛋蓋飯

11:30頃、昼食を食べにその辺の胡同を歩いて見つけた食堂で西紅柿鶏蛋蓋飯(13元/約221円)を食べる。ちょうど昼時なので地元民でほぼ満席だ。

錦綉江山全国旅游年票一卡通が届く

食後にユースホステルへ戻る途中に携帯が鳴っているの出ると宅配の兄ちゃんから「荷物持ってきたで~!」の連絡であった。タイミングよくユースホステルに戻り荷物を受け取る。

届いた荷物は昨日、淘宝で注文しておいた錦綉江山全国旅游年票一卡通だ。

二連(エレンホト)行き切符購入

12306.comで7月13日、北京→二連(エレンホト)のK3次の切符を購入しておく。包厢硬臥(寝台コンパートメント)で運賃は130元。何で随分先の切符を購入するんだと思われるかもしれないが、実はこの列車はモンゴル・ウランバートル経由のモスクワ行き国際列車なのだ。そのモスクワ行き国際列車を二連(エレンホト)まで乗り鉄するのだ。

今日もライチ

夕飯食べて順天府超市で夜食を買おうと思ったら昨日買ったライチが処分価格で1kg5元(約85円)になっていた。昨日買った時は500g7.5元だったのに一気に3分の1まで値下げされている。残り少ないのでもちろん購入だ。

で、値札が何故か「木瓜」になっている。パパイヤでなくライチなのだが、処分品だから在庫管理もいい加減なのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 30元
鉄道 130元 包厢硬臥 北京→二連(エレンホト)
合計 160元

中国鉄道博物館東郊館

11:15頃、地下鉄の西四駅近くから3路のバスに乗車するが渋滞がひどい。運賃1元、12:00頃、塔園村のバス停で下車。運賃1元で403路のバスに乗り換え、12:30頃、終点の環行鉄道で下車。

15分ほど歩いて、12:45頃、中国鉄道博物館東郊館に到着。まずは屋外展示の車両から見物していく。

こちらは今では見る機会の減った詔山3型。

そして、定番の東風4型。

解放型蒸気機関車の展示されている。屋外展示の車両は無料で見物できるのだが、屋内展示の車両は入場券が必要だ。入場料は20元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場する。

9年ぶりに訪れたのだが、以前は入場券売場におばちゃんがいるだけだったのが館内に保安に兄ちゃんが3人もいるではないか!おまけに土産物屋まであるぞ。物凄い待遇改善だ。

まずはお約束の毛沢東号と朱徳号から見物。

この2両の蒸気機関車の為に中国鉄道博物館東郊館が存在していると言っても良いくらいに毛沢東号と朱徳号の扱いは違う。

毛沢東号は蝋人形が配置され臨場感が出されており他とは扱いが完全に別格だ。

そして、2013年から展示されているのが中華之星。和諧号の陰に埋もれ存在をほとんど知られずに引退してしまった車両だ。

和諧号が登場しなければ高速鉄道は中華之星で開発されていた可能性が高く、試験走行では321.5km/hを記録し、270km/hでの営業運転を目指していたようだが故障の頻発により実際は160km/hでの営業運転にとどまっていた。知る人ぞ知る本物の中国独自開発の高速鉄道車両とも言えるだろう。14:10頃、中国鉄道博物館東郊館を出る。

北京駅で切符を受け取る

14:30頃、環行鉄道のバス停から403路のバスに乗車。運賃1.5元で終点の北京站東まで移動。16:10頃、北京駅に到着。

切符売場で12306.cnで購入しておいた二連(エレンホト)行きの切符を受け取るために15分ほど並ぶが後ろのおっちゃんがおサルさんで床に唾を吐いている。ここ北京は首都のはずだが・・・。いつからサルの惑星になったのだ?

16:25頃、切符を受け取る。16:30頃、北京站東のバス停から20路のバスに乗車。運賃1元で前門東のバス停にて下車。

中国鉄道博物館正陽門館を見物しようと思ったら、16:00で入館終了になっていた。仕方ないので前門のバス停から22路のバスに乗車。運賃1元で西四路口北のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.78元
バス 5.5元 路線バス
合計 22.28元

地下鉄で昌平区へ

07:25頃、ユースホステルを出て地下鉄駅へ向かう。今日は昌平区にある明十三陵の長陵と昭陵を見物する。昌平区までは地下鉄で行けるので、07:35頃、地下鉄4号線の西四駅から西直門駅へ移動。昌平東関駅までは運賃7元だ。

07:40頃、西直門駅から地下鉄13号線に乗り換える。13号線は地下鉄と言っても地上を走っている。08:05頃、西二旗駅で下車する。

昌平線に乗り換えるが昌平から到着する列車はすし詰めで殺人的な混雑だ。昌平線が開通するまでは昌平区から徳勝門まで345快のバスで渋滞の中を移動だったが、昌平線で渋滞知らずになったが埼京線並みの混雑は解消されずだ。これは北京の埼京線といっても良いほどで市内へ向かう人の波で駅は大混雑だ。

逆に昌平へ行く列車は空いておりタイミングさえ合えば座れる。08:15に西二旗駅を発車する。この先は昌平東関駅でバスに乗り換え長陵と昭陵へ向かう。昌平線は十三陵景区駅があるのだが、長陵、定陵、昭陵へ行く場合は昌平東関からバスで移動した方が便利である。明十三陵の入口になる神道へ行く場合は十三陵景区駅から徒歩でも行ける。08:45頃、昌平東関駅に到着。

東関からは路線バスになるが、まずバス停でバス情報の確認だ。314路が定陵、長陵行きになる。

昌67路が定陵、昭陵行きのバスだ。08:55頃、昌67路のバスに乗車。運賃2元、09:30頃、終点の昭陵で下車する。

世界遺産 明十三陵・昭陵

停車場から昭陵村の奥へ5分ほど歩いて、世界遺産 明十三陵・昭陵に到着する。まずは入場料の確認だ。昭陵30元、長陵45元、定陵60元、神路30元になっている。4箇所のセット券は130元だ。

入場料30元であるが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

昭陵は大峪山東麓に位置しており明朝第13代皇帝である隆慶帝 朱載垕と3人の皇后の合葬陵である。

今日の北京は天気が非常に良く青空が見えている。こういう天気の時に北京の世界遺産を見物できるのは運がよい。

2007年に一度訪れているのだが綺麗に整備されているような気がする。昭陵村は農村のままで変わっていないけど・・・。観光客は少ないので静かに見物が可能だ。今回は欧米人の団体さんを随分と見かけたが海外でも昭陵は有名なのか?

ここは昭陵の明楼になり、この奥の山が隆慶帝の墓になる。

墓は城壁で囲まれており歩いて一周できる。城壁からが隣の定陵や天気が良ければ長陵が見える。10:35頃、昭陵を出て徒歩で長陵へ向かう。

世界遺産 明十三陵・長陵

11:30頃、世界遺産 明十三陵・長陵に到着する。入場料45元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

長陵は明朝第3代皇帝である永楽帝 朱棣の陵墓である。

長陵は北京市内の徳勝門からバスが出ているので平日でも観光客多いかと思ったら意外にも空いていた。

青空が広がり撮影には良さそうな天気だがツバメが営巣しており撮影しても青空に飛んでいるツバメが黒い点として写り込んでしまう。ツバメのいる時期は撮影には向かないようだ。

ここは長陵の明楼になり、この奥の山が永楽帝の墓になる。

明楼には「成祖文皇帝之陵」と銘された石碑がある。

世界遺産 明十三陵・神道

12:30頃、長陵を離れ定陵へ歩いていく。13:00頃、定陵のバス停から314路のバスに乗車、運賃1元で13:20頃、南新村のバス停で下車。世界遺産 明十三陵・神道があるのだが外から見るだけにしておく。目的はタダで見物できる大紅門だ。

14:00頃、大紅門を離れ地下鉄昌平線の十三陵景区駅へ向かう。15分ほど歩いて田舎の村を通っていくと十三陵景区駅に到着するが農村にある地下鉄駅なので入口がいきなりこれです。壁に小さい穴があいており、ここから駅の敷地に入るのだ。

壁の内側に地下鉄駅があり壁の外側が農村になっている。これが都市と農村の壁になっているようだ。

駅構内は普通の新しい地下鉄駅で、とても農村にあるとは思えない。農村に現れた地下鉄駅なので数年以内に不動産開発で周辺住民は業者に雇われたチンピラによって追い出され高級マンションが建つのだろう。

14:25頃、十三陵景区駅を発車して西二旗駅で13号線に乗り換え、西直門駅で2号線に乗り換え前門駅で下車する。前門まで運賃は7元。

中国鉄道博物館正陽門館

15:50頃、前門近くの中国鉄道博物館正陽門館にやってきた。

昨日は来るのが遅かったので閉館していたが今日は間に合った。入場料は20元だが錦綉江山全国旅游年票一卡通を使い入場券を受け取る。

昨日の東郊館が車両の実物展示が中心になり、今日の正陽門館は資料展示が中心となっている。高速鉄道の模型の展示とかもある。

こちらは高速鉄道の運転シミュレータだ。有料で10元なのだがどの程度の完成度かは見ていないので不明。

ここは高速鉄道の資料展示。

地下には青海チベット鉄道の路線図のジオラマがある。天安門広場近くにある博物館なので金をかけた展示物が多い。16:40頃、中国鉄道博物館正陽門館を出て前門のバス停から22路のバスで西四北路口のバス停で下車してユースホステルへ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16.8元
地下鉄 14元
バス 4元 路線バス
合計 34.8元

上海旅行記2014冬2 内山完造墓・上海城隍廟

宋慶齢墓と内山完造墓

宋慶齢墓

今日も外から痰吐きの音が聞こえてくる。朝から上海人は絶好調のようだ。こちらは尊敬する古代中国と現代中国の差を毎日見せつけられて精神的にやられっぱなしだ。

朝食と昼食に残っていたインスタントラーメンを食べて外出の準備をする。インスタントラーメンを食べたので食べた分出しておかないといけないのでウンコしにトイレへ行く。トイレへ行くと便器にでっかい茶色いバナナがある。どこのサルだよ!ウンコやり逃げしやがったのは!ウンコしたら流せよ!

11:30頃、ユースホステルを出て地下鉄の魯班路駅から4号線に乗車して虹橋路で下車する。運賃は4元(約80円)だ。12:10頃、宋慶齢陵園に到着するが、すぐ近くに地下鉄10号線の宋園路(宋园路)駅があった。これなら虹橋路で10号線に乗り換えていればよかった。

宋慶齢陵園は孫文の夫人である宋慶齢の墓がある。入場料は無料で意外にも訪れている人が多い。でも、多すぎず騒いだりせず行儀良くしているので安心して見物できる。

肝心の墓であるが宋慶齢の両親の墓が中心にあり宋慶齢の墓は右端にあり意外にも小さい。宋慶齢は名誉主席でもあるので墓には警備員常駐でかなり政府は重要視しているようだ。

でも、警備員はかなり暇そうだ。正直言って宋慶齢の墓でテロは起きないと思うから警備員はいらないのではないかと思うが、ここは中国なので警備員がいない文化財とかがどうなっているのかを考えれば、やはり警備員は必要なのだろう。警備員なしだとあっという間にゴミや落書きだらけになるだろう。

魯迅の友人 内山書店創業者・内山完造墓

そして、宋慶齢陵園は中国の著名人の墓や外国人墓地もある。中国を代表する文豪・魯迅の友人である内山完造の墓もある。

12:30頃、地下鉄の宋園路駅から10号線に乗車して虹橋路で4号線に乗り換え魯班路で下車しユースホステルへ戻る。運賃は4元(約80円)だ。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
宋慶齢陵園
N 31°11’51.12″
E121°24’25.18″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
地下鉄 8元
合計 23元

蘇州河畔のユースホステルへ

11:20頃、ユースホステルの上海藍山国際青年旅舍をチェックアウトして地下鉄の魯班路駅から4号線に乗車して上海体育館で地下鉄1号線に乗り換えて新閘路(新闸路)で下車する。運賃は3元だ。

新閘路(新闸路)駅から蘇州河沿いに歩き、昼頃、ユースホステルの上海蘇州河畔国際青年旅舍(上海苏州河畔国际青年旅舍/Shanghai Soho International Youth Hostel)に到着する。

YHAchinaの公式サイトで予約はとってあり部屋は1泊50元(会員料金)のドミトリーだ。租界時代の建物を改装しており歴史を感じさせ雰囲気的には良い。

でも、肝心の部屋は5人ドミトリーだが窓なしだよ。おまけに酢酸の臭いがするのだが、ここは写真現像の暗室かよ!今回はハズレの部屋を引いてしまったようだ。

しかし、拡張工事している部屋を見る限りは個室の方は良さそうな感じだ。ここに宿泊の場合はドミトリーより個室の方だな。

第二次上海事変の激戦地・四行倉庫

13:00頃、蘇州河沿いにある四行倉庫にやってきた。

四行倉庫は日中戦争時の上海で起きた第二次上海事変の激戦地で国民党軍と日本軍が死闘を繰り広げていた場所だ。

この四行倉庫の戦いで蒋介石はドイツ式の最新装備を導入した国民党軍の精鋭部隊を投入して欧米列強の介入を待ったが、欧米列強は介入せずに国民党軍は四行倉庫から撤退した。

この大きな戦いがあった四行倉庫は今でも残っているが2007年に訪れたときは店とかが入っていたが現在は空き屋状態だ。

しかし、四行倉庫にある横断幕を見る限り、どうやら四行倉庫自体を抗日紀念館に改装する感じなのだが、以前から四行倉庫の中に抗日記念館はあったのだが、大規模な抗日記念館に改装するようだ。


四行倉庫で戦っていたのは蒋介石の国民党軍だが、共産党の反日プロパガンダに利用するようだ。

ドミトリーで痰吐きの音が響く

ユースホステルに戻りWEBサイトの作成をするのだが、同じドミトリーの中国人の行動に困っている。それはゴミ箱に痰を吐いているのだ。

しかも、農民工のおっちゃんと同じようにでかい音を立てて「カーッツ、ペッ!」と痰を吐いているのだ。ここはユースホステルなのだが・・・。この中国人は招待所と間違えてユースホステルに宿泊しているのか?ある意味で上級者向けのドミトリーに宿泊してしまった。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
上海蘇州河畔国際青年旅舍
N 31°14’34.12″
E121°27’36.13″
四行倉庫
N 31°14’31.44″
E121°28’00.07″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 28元
宿泊費 45元 1泊50元
ネット予約の残金
地下鉄 3元
合計 76元

ユースホステルを移動

10:25頃、ユースホステルの上海蘇州河畔国際青年旅舍をチェックアウトして地下鉄の新閘路(新闸路)駅から1号線に乗車して人民広場で地下鉄8号線に乗り換えて老西門(老西门)で下車する。
運賃は3元だ。

7番出口から、復興東路と河南南路を15分ほど歩いて、11:00頃、ユースホステルの上海老西門国際青年旅舍(上海老西门国际青年旅舍/Shanghai Old West Gate International Youth Hostel)に到着する。

YHAchinaの公式サイトで予約はとってあり部屋は1泊50元(会員料金)のドミトリーに4泊する。部屋は6人ドミトリーで各ベッドにコンセントはあるが、照明や小物を置く台はあったりなかったりで微妙な所はあるが、まあ許容範囲内だ。

元々は賓館だったようで部屋に電話のモジュラージャックやテレビのアンテナ線があった。設備はちょっと古めではあるが上海文廟、城隍廟が徒歩圏内で周辺は古い建物が残り地元民の生活の場になっている老上海が目の前に広がっているという立地だ。あと、ドミトリーにWi-Fiの電波が届くので部屋に引き籠もりも可能だ。

孔子を祀る上海文廟

12:30頃、ユースホステルから徒歩5分ぐらいの所にある上海文廟を訪れる。入場料は10元だ。

上海文廟は孔子を祀っており南宋の頃には梓潼祠と呼ばれており、元代になり文廟と呼ばれるようになり、清の咸豊5年(1855)に現在の場所に建てられた。

上海文廟では毎週日曜日に古本市が開かれているのだが、残念ながら今日は火曜日で観光客は自分一人だけであった。

しかし、貸切状態で静かに上海文廟を見物できるので平日に訪れるのも良いだろう。

夕飯は素鶏麺

夕飯はユースホステルの隣にあるイスラム食堂で素鶏麺を食べる。大盛りで6.5元(約130円)だ。

物価の高い上海で6.5元は安いし、味も悪くなく、あっさりしていて美味しい。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
上海老西門国際青年旅舍
N 31°13’15.05″
E121°29’15.69″
上海文廟
N 31°13’12.41″
E121°28’59.60″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
宿泊費 180元 1泊50元×4
ネット予約の残金
地下鉄 3元
上海文廟 10元
合計 212.5元

上海老街

今日は上海に出来た地下鉄博物館へ行こうと思い場所と開館時間を調べたが、何と個人客は火曜日だけで予約も必要であった。予約していないし、今日は水曜日だ。地下鉄博物館は諦めて豫園や城隍廟周辺へ行ってみることにする。

上海老街にある城隍廟。

上海の守り神を祀っており、城隍廟自体は小さいのだがお参りに訪れる人が多い。上海老街を代表する観光地だ。

豫園周辺を散歩してみるが南翔饅頭店は相変わらず行列ができており大人気である。

周辺には土産物屋とかがたくさんあり平日でも観光客で賑わっている。それと最近流行っているらしい自撮り棒を使ってスマホで記念撮影している観光客もいた。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海老西門国際青年旅舍
N 31°13’15.05″
E121°29’15.69″
上海城隍廟
N 31°13’39.28″
E121°29’17.19″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
合計 4元

上海茂名路毛沢東旧居

09:30頃、ユースホステルを出て地下鉄の老西門から8号線に乗車して、人民広場で2号線に乗り換え南京西路で下車する。4番出口から出て茂名北路を南へ歩き、10:00頃上海茂名路毛沢東旧居を訪れる。

上海茂名路毛沢東旧居は毛沢東が9回の上海滞在で利用していた場所で伝統建築の石庫門住宅が保存されている。

現在は博物館として無料公開されており毛沢東の上海での活動記録などが展示されている。毛沢東が住んでいた場所なので観光客が多いかと思っていたのだが、予想に反して観光客はおらず。

観光客は自分一人だけであった。毛沢東旧居なのになぜ観光客がいないのだろうか?

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海老西門国際青年旅舍
N 31°13’15.05″
E121°29’15.69″
上海茂名路毛沢東旧居
N 31°13’40.87″
E121°27’19.94″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
地下鉄 6元
合計 14元

上海城隍廟

10:00頃、上海老街を訪れる。

平日でも上海の主要観光地なので観光客で賑わっている。上海城隍廟の入場料は10元で比較的良心的だ。

上海城隍廟は明の永楽年間に元々あった金山神廟を城隍廟へ変えたことが始まりとなる。

廟内には霍光、秦裕伯、陳化成が城隍として祀られている。清の道光年間に全盛を極めるが後に火災に遭い、民国15年(1926)に再建されるが、文化大革命で城隍廟は襲撃を受け、1994年に再建された。

城隍廟には関羽も祀られていたのだが、その辺は他の道教寺院でも同じなので特に驚かないのだが、上海城隍廟は一味違っていた。屋根をよく見てみると、何と三国志の関羽と黄忠がいるではないか!これには正直言って驚いた。

黄忠が弓を構えています。

これは霍光像で、霍光は前漢の武帝・昭帝・宣帝に仕えた大将軍で霍去病の異母弟だ。

他にも色々と神像が祀られている。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海老西門国際青年旅舍
N 31°13’15.05″
E121°29’15.69″
上海城隍廟
N 31°13’39.28″
E121°29’17.19″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 24.6元
上海城隍廟 10元
ATM手数料 7.5元
合計 42.1元

フェリーで上海→大阪

国際フェリーターミナルの上海港国際客運中心

08:20頃、近くの市場になっている路地でバナナ(500g/2.5元)を2kg購入する。今回、中国各地を回っている間に気付いた事だがバナナの相場というか買い時の価格は季節を問わずに500gで2.5元以下なら買いだ。

09:00頃、ユースホステルの上海老西門国際青年旅舍をチェックアウトして、地下鉄の老西門から8号線に乗車して、曲阜路で12号線に乗り換えて国際客運中心で下車する。

09:50頃、国際フェリーターミナルの上海港国際客運中心に到着する。大阪港国際フェリーターミナルと違い大きく立派だ。まずは荷物などのセキュリティーチェックを受けて待合室で待つ。

新鑑真に乗船・2泊3日で大阪へ

10:00からチェックイン手続きが始まり、チェックイン手続きと出国税30元の支払いを済ます。カウンターには500円の表記もあったが日本円での支払いは不可であった。

待合室ではチェックイン手続きとかの案内放送は一切無しで自力でカウンターを見つける必要があった。この後は出国手続き、乗船となるのだが、いつ始まるかの案内放送は無しだ。フェリーターミナルは大きく立派なのに案内とかで手を抜いているような感じだ。

11:00頃、出国手続きが始まるが職員が中国で手続き開始が始まったことを叫んでいるだけで、案内の放送は一切なしだ。国際フェリーターミナルなのだから、せめて英語の案内放送はすべきだろう。

ハード面は立派なのにソフト面が付いて来ていないようで非常に勿体無い。出国手続き時は問題なくパスポートに出国スタンプを押してもらい、係官から乗船に必要な札(登船牌)をもらって送迎バスに乗車する。

新鑑真の前でバスを降りて公安が登船牌を回収して乗船となるが、殆ど並ばず我先に状態になっている。おいおい!出国手続きを済ましている段階でまだ並ばない光景を見せるのかい!本当はこの光景を撮影しておきたいが場所が場所なので自重する。新鑑真に乗船して部屋は2等和室だ。

昼過ぎに上海港を出港して黄浦江、長江、東シナ海へと進んでいく。2泊3日の上海から大阪への船旅が始まる。出港直後は乗客がデッキに出たりして騒いでいたが、14:00頃には船内は静まり返っていた。船室に籠もって昼寝だろうか?

自分は洗濯機と乾燥機を借りて洗濯をする。新鑑真は洗濯機と乾燥機が無料で利用できるので有り難い。もちろん洗剤付きだ。

洗濯を済まして、船室でテレビを見ているが、今日は南京大虐殺から77年周年ということでCCTVのニュースチャンネルは毎時間30分位は南京大虐殺のニュースを流している。今年は国家主席の習近平が出席しており報道にはかなり力を入れているようだ。ただ、映像に軍人が随分と映っている。海外の平和記念式典では軍人が大勢参加するものなだろうか?

そして、外国の大使とかの紹介はなしだ。これだと外国政府からの参加者がいるのか分からないな。それと、ニュース映像では平和に対するメッセージが感じられず、「国耻」という単語が強調されていた。

国の恥という単語が全面に出されている部分からして、平和に対するメッセージより国の面子が重要視されているのかと感じてしまう。この式典は平和を願っているのか?政府の人気取りのプロパガンダか?

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海老西門国際青年旅舍
N 31°13’15.05″
E121°29’15.69″
国際客運中心駅
N 31°15’06.98″
E121°29’34.89″
上海港国際客運中心
N 31°14’57.95″
E121°29’34.28″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
地下鉄 3元
出国税 30元
合計 43元

フェリーで上海→大阪2日目

07:30頃に起床する。時計は北京時間から日本時間に変わっている。

新鑑真の現在位置は済州島の南で東へ航行中だ。船は結構揺れており船酔いで一日寝ていたほうが良さそうだ。

他の乗客もほとんど部屋に籠っているようで船内は静まり返っている。長江の三峡下りだと1日中乗客が騒いでいるのだが、外海を航行する新鑑真だと船酔いで乗客は寝込んでしまうようだ。自分も寝込んでしまう一人である。

九州が見えてきた

15:00頃、九州沖に到達し、南に九州が見えてきた。船の揺れが少なくなり陸が見える影響もあるのかデッキで記念撮影している乗客が少しいた。でも、風が強く寒いのですぐに船内に戻っていった。

しかし、デッキでは風が強く寒い中で船員が塗装を塗り直していた。ほんの小さな塗装剥げでも細かく塗り直しており細かい作業だ。でも、細かいメンテナンス作業をしないと潮風であっという間にサビだらけになってダメになってしまうのだろう。

日本帰国

大阪港国際フェリターミナル到着

07:15頃に朝食を食べて下船の準備を整える。船はすでに大阪湾を航行しており、08:10頃、検疫のカードを持って2階ロビーに集合するように船内放送ありロビーへ向かう。

乗客がロビーに集合しており、08:20頃、大阪港国際フェリーターミナルに到着して、検疫所の職員が乗船してきて体温検査を行う。検査といっても1秒くらいで終了する。その後、09:30に下船すると船内放送があり1時間ほど待機となる。09:30頃、下船して入国審査、検疫、税関検査を終えて無事に帰国する。

今回の税関検査は質問だけで荷物検査はなかった。新鑑真での2泊3日の船旅と約半年の中国の旅が終わった。

地下鉄のコスモスクエア駅から大阪市内へ向かう。まず、大阪で衝撃を受けたのは、大阪のオバちゃんの交通マナーが上品だったことだ。大阪のオバちゃんはマナー最悪のはずだったのだが・・・。

そして、誰も痰吐いたり手鼻噛んでいないよ!ひったくり件数日本一の大阪のマナーはこんなにも良かったのか?それとも、自分の感覚が異常なのか?とりあえず、青春18きっぷを買って何処かへ行こう。

GPSデータ

あくまで参考データです。
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実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海港国際客運中心
N 31°14’57.95″
E121°29’34.28″
大阪港国際フェリーターミナル
N 34°38’34.78″
E135°25’17.42″

上海旅行記2014冬1 中国銀行口座開設

文明乗車&上海到着

04:00頃、南京駅に到着。まだ夜明け前なのだが、既に車内では痰吐きの音が鳴り響いており、おサルさんたちが活動している。

06:41には常州駅に定刻通り到着する。この頃になると車内に少し空席ができるが、ここは中国なのでおっちゃんが3列シートを占領して寝ていたりする。

そして、床にはリンゴや梨の芯が転がっていたり、ヒマワリや西瓜の種の皮が散乱している。まあ、ある意味で安定の中国です。日本のムーンライトながらや大垣臨時夜行を上回る環境です。

07:11、無錫に到着し、かなりの乗客が下車する。ここで乗車率は6割ぐらいになる。
そして、蘇州、昆山に停車して乗車率が2割ぐらいになって、09:37に上海駅に到着する。時刻表だと09:47着なのだが10分早く上海駅に到着した。

約17時間、1185kmの列車での移動であった。

もちろん快適ではなく、ある意味での苦行である。

欧米人の定番宿キャプテンホステル

上海駅からは地下鉄1号線に乗車して人民広場で地下鉄2号線に乗り換え南京東路で下車する。10:35頃、3号出口から出て徒歩15分ほどで予約しておいた上海福州路外灘老船長青年旅舍(上海福州路外滩老船长青年旅舍/Shanghai Captain Youth Hostel(Fu Zhou Rd. The Bund))に到着する。

上海福州路外灘老船長青年旅舍はCaptain Hostelの名称で欧米人に知られている上海の定番ユースホステルだ。でも、外の看板には船長青年酒店ともあるので少しややこしい。

部屋は1泊63元(会員料金)の6人ドミトリーだ。宿泊料金はYHAchinaの公式サイトで予約時に支払済みだ。6人ドミトリーは結構散らかっており、この部屋の状況からして、どうも長期滞在者がいるようだ。

外灘

11:15頃、外灘を訪れる。

今日の天気は曇りだが安陽のように冷蔵庫の中ではなく寒さは厳しくない。12月目前でも江南地方だとまだまだ冬ではなく晩秋と言った感じだ。

同じドミに日本人がいた

14:00頃、キャプテンホステルに戻ると6人ドミトリーの住人の1人が日本人であった。T先生は上海に飲食関連の仕事で来ているそうだが使っているVPNがあまり良くないようでネットに苦戦しているらしい。少し話をしてT先生は仕事に出ていった。帰ってくるのは朝の4時ぐらいらしい。何やら上海で凄い日本人に遭遇してしまった。

GPSデータ

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上海駅
N 31°15’01.14″
E121°27’01.76″
上海福州路外灘老船長青年旅舍
N 31°14’15.01″
E121°29’06.01″
外灘
N 31°14’17.37″
E121°29’11.43″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
地下鉄 3元
合計 22元

上海南京路青年旅舍へ移動

今日は天気が晴れで青空が見える。上海で青空が見えるのはかなり貴重だ。今日は別のユースホステルへ移動するので朝から出発の準備していると、ちょうどT先生がお目覚めのようだ。まだチェックアウトの時間が迫っていないのでT先生と話をして、11:00頃、キャプテンホステルをチェックアウトする。

キャプテンホステルから徒歩で地下鉄の南京東路駅を通り過ぎて、11:20頃、上海南京路青年旅舍(Mingtown Nanjing Road Youth Hostel)に到着する。上海南京路青年旅舍は上海や蘇州に店舗を持つ明堂の系列店だ。

YHA Chinaの公式サイトでドミトリーを予約しており、1泊50元(会員料金)で予約時に予約金を支払っているので残額を支払う。部屋は6人ドミトリーだが狭い。まあ、観光地の外灘や南京東路に近いから50元だとこれが精一杯かな?でも、今まで宿泊した明堂グループのユースホステルと比べるとランクが落ちるような・・・。

青空の外灘

12:30頃、外灘へ行く。今日は天気が晴れで風が強いのでPM2.5が吹き飛ばされ空が青い。青空の見える外灘は今では貴重だ。

でも、風が強いので冷蔵庫の中と同じような寒さだ。この寒さにもかかわらず観光客は結構多く、何故かお上りさんたちに写真撮影をやたらと頼まれる。

上海バンド・フェリーで黄浦江を渡る

12:45頃、外灘にあるフェリー乗り場の金陵東路渡口にやって来た。外灘には黄浦江を横断するフェリーが運行されている。

フェリーと言っても観光フェリーではなく、普通の定期船で観光客から地元民まで幅広く利用されている。

時刻表を見ると大体15分間隔で運行されているようで運行本数は多そうだ。運賃は2元でバスや地下鉄で使うICカードも使える。

対岸の浦東地区までは10分で到着する。

外灘からフェリーで黄浦江を渡り浦東地区を散歩して、13:45頃、浦東地区のフェリー乗り場の東昌路渡口から外灘へ戻る。

戻る際に運賃が1元になっていたのでICカードだと条件を満たすと割引になるようだ。

13:55頃、外灘に到着する。東方明珠塔とか写真を撮っていると、お上りさんたちにまた写真を頼まれる。何でこんなに頼まれるんだ?周囲に人がたくさんいるのに・・・。

外灘からユースホステルへ戻る途中でおばちゃんに「マッサージ!マッサージ!」と声をかけられお姉ちゃんたちの写真を見せられる。この場合は写真どおりの小姐は出てこずにドラム缶とかの胖姐が出てくるのがお約束だ。

まあ、関わらない方が身のためなので断っておく。というか、スケベそうな面に見えたのか?そういえば、南京東路ではまだ美人局に遭遇していないな。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海福州路外灘老船長青年旅舍
N 31°14’15.01″
E121°29’06.01″
上海南京路青年旅舍
N 31°14’21.43″
E121°28’38.74″
外灘
N 31°14’17.37″
E121°29’11.43″
金陵東路渡口
N 31°14’04.79″
E121°29’18.92″
東昌路渡口
N 31°13’56.61″
E121°29’56.46″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 38元
フェリー 3元
合計 41元

魯迅公園・中国銀行で口座開設

上海藍山外灘国際青年旅舍

09:10頃、ユースホステルの上海南京路青年旅舍をチェックアウトして徒歩3分ぐらいでユースホステルの上海藍山外灘国際青年旅舍(上海蓝山外滩国际青 年旅舍/Shanghai Blue Mountain Youth Hostel Bund)に到着する。

上海物質大廈というビルの6Fにありエレベーターで行ける。YHA Chinaの公式サイトで予約して料金も決済済みなので保証金の100元だけ払っておく。部屋は1泊60元(会員料金)の6人ドミトリーだ。設備は比較的新しく客層は欧米人が多いように見受けられる。

魯迅公園

09:50頃、地下鉄の南京東路駅から地下鉄10号線に乗車して、四平路で地下鉄8号線に乗り換え、10:15頃、虹口足球場で下車する。運賃は3元だ。1番出口を出て、10:20頃、魯迅公園に到着する。

魯迅公園には中国を代表する文豪・魯迅の墓と紀念館があり上海を代表する公園でもあり観光地でもある。公園内は平日でも地元民で溢れており完全に地元民の憩いの場となっている。

上海を代表する公園で観光客も多く訪れるので公園内には特警が巡回しており警備にも力を入れている。ここでテロなんか起きたら中国政府の面子丸潰れだからな。

しかし、警備は万全であるが地元民が痰吐きや手鼻を噛んでいる。何と言ったらいいのだろうか・・・。これでは特警が警備する以前の段階で中国政府の面子丸潰れである。

魯迅公園で痰吐き、手鼻を平気でする地元民にとっては中国を代表する文豪・魯迅の存在はその程度なのだろうか?きっと今の中国人を魯迅が墓の中で嘆いているだろう。

魯迅墓

10:30頃、魯迅墓に到着する。

魯迅墓は魯迅公園の中にあるのだが墓というより魯迅の功績を称える記念碑のような感じだ。

一応は墓なんだけど実際は地元民の憩いの場になっている。

太極拳をやっているおっちゃんがいたりして墓という雰囲気はない。

11:10頃、魯迅紀念館を見学して、11:55頃、地下鉄の虹口足球場駅から8号線に乗車して人民広場で2号線に乗り換え南京東路で下車する。運賃は3元だ。

南京東路に貼られた習近平万歳と遺書

12:35頃、南京東路から外灘へ向かうがアップルストアの対面に人が集まっている。

そして、集まっている人たちの視線の先には「習近平万歳」「遺書」と書かれた貼り紙がある。


これは明らかにヤバイ雰囲気がするではないか!すぐに撮影を開始するが公安もすぐに到着して貼り紙を回収&見物人は解散となる。恐らく紙を貼った人物は公安に追われる身になるのだろう。そこまでして世間に訴えたいからには命懸けであろう。

中国銀行で口座開設

12:50頃、外灘にある中国銀行上海市分行にやって来た。今日は中国銀行で口座開設をするのだが、まずこの店舗を選んだ理由だが上海市分行は簡単に言えば上海地区の本店となる店舗だからだ。

まず銀行に入ったら案内のカウンターにいた兄ちゃんに口座開設したいことを聞いたら、パスポートと他に身分証があるか聞かれたので、日本の運転免許証を持っていることを伝えたら申込書をくれたので分かる範囲内で記入する。

具体的には、氏名(パスポート表記のローマ字)、中国の携帯電話番号(SMSのサービスを使わなければ日本の電話番号でもOK)、パスポート番号、住所(宿泊している宿の住所でOK)、网上银行とUSB KEYにチェックを入れておく。中国の携帯を持っていれば「E-TOKEN+手机交易码」にもチェックを入れておく。

携帯のSMSに取引を通知して欲しい場合には短信にチェックを入れておくが利用料が掛かる。窓口で毎月3元もしくは年30元の2種類が選べる。必要事項を記入していると欧米人のおっちゃんが口座開設の手続き方法を兄ちゃんに確認しており、英語でパスポートと国際運転免許証が必要と答えていた。

全部記入できなくても問題ないようで案内の兄ちゃんから番号札をもらって順番を待つ。運悪く混雑している時に来てしまったようで30分ほど待つことになる。

13:40頃、順番がようやく来た。窓口のお姉ちゃんに申込書、パスポート、運転免許証を提出して、100元を3ヶ月定期、200元を普通預金で組みたいことを伝える。

ネットバンキングの書類

口座の開設内容お姉ちゃんが運転免許証を見て「これ何?」と聞いてきたので「日本国内の運転免許証」と答えると奥にいる人に確認している。

日本国内のでなく国際運転免許証じゃないとダメかな?と思ったが大丈夫であったが、運転免許証の有効期限が平成○年で表記されているので西暦で何年か聞かれるが、おねちゃんがスマホで調べてくれた。

これだと日本国内の運転免許証より国際運転免許証を用意したほうがいいかも・・・。

カードと口座の関連付け書類何枚かの書類に署名をしながら、窓口にあるテンキーと液晶一体型の端末に、最初にキャッシュカードの暗証番号6桁の数字を2回入力して、画面に口座情報が表示されたら確認ボタンを押す。

定期預金口座開設の書類次にインターネットバンキングの暗証番号6桁の数字を2回入力して画面にネットバンキングの情報が表示されたら確認ボタンを押す。SMSの通知サービスの表示が出たら確認ボタンを押す。

SMS通知の契約書類これで口座が開設され、3ヶ月定期100元、普通預金200元が預けられる。口座開設手続費で10元が普通預金から引き落とされる。

3ヶ月定期の書類パスポート、運転免許証、ICデビットカード、USB KEYと書類を受け取って口座開設手続きが完了した。大体30分ぐらいで済んだ。

銀行口座開設については中国の銀行口座を開設する「中国銀行2014年」編を参照。

GPSデータ

あくまで参考データです。

グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。

実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海南京路青年旅舍
N 31°14’21.43″
E121°28’38.74″
上海藍山外灘国際青年旅舍
N 31°14’28.81″
E121°28’36.06″
魯迅墓
N 31°16’27.26″
E121°28’40.95″
魯迅紀念館
N 31°16’17.07″
E121°28’44.29″
中国銀行上海市分行
N 31°14’29.40″
E121°29’07.31″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 29元
地下鉄 6元
中国銀行口座開設 10元
合計 45元

ユースホステルを移動

11:00頃、ユースホステルの上海藍山外灘国際青年旅舍をチェックアウトして地下鉄の南京東路駅から地下鉄2号線に乗車して世紀大道で地下鉄4号線に乗り換えるが、世紀大道での乗り換えの際に通路でおばちゃんに声を掛けられる。

大体今までの経験上からしていかがわしいサービスのお姉ちゃんを紹介してくるので無視するのだが、今回は冷やかしで話を聞くのだが、どうもお姉ちゃんの紹介ではない。

「给我十块钱」というのだけしっかり聞き取れ、どうやら乞食だったようだ。地下鉄では乞讨(乞食の営業活動)は禁止されているのだが・・・。まあ、自分は他人に10元やるほど懐が暖かくないので相手にするのをやめて地下鉄に乗車する。

上海藍山国際青年旅舍

鲁班路で下車して、12:00頃、上海藍山国際青年旅舍に到着する。ここも藍山系列なので上海で最初に出来た藍山の店舗だ。約7年ぶりにやって来たが目の前に地下鉄の出口があり大きく変わっていた。

今回は5泊するのだがYHAchinaの公式サイトで予約しており残金の180元を支払う。部屋は8人ドミトリーで1泊50元(会員料金)だ。

上海の物価は高い

12:30頃、周辺の探索と昼食を食べに出かけるが、近くに福建沙県小吃の店があったので8元(約160円)のワンタン麺を食べる。沙県小吃の店はイスラム食堂と同じように中国各地にある店でほぼ確実に値段表があるので比較的安心して利用ができる。

でも、量が少ない。上海も物価高の影響で安くて量のある店がない。値段が安くても量が少ないというオチだ。

昼食を食べて周辺を少し散歩するが、今日も痰吐きの音が四方から聞こえてくる。上海は大都会なのだがおサルさんが多い。まあ、痰吐きも上海の伝統文化というところなのだろうか?今日も現代中国人の痰吐きにより尊敬する中国が崩れ去っていく・・・。隋や唐の頃の古代中国人は痰吐きなんてしていなかったはずだ。儒教の教えは何処に・・・。

GPSデータ

あくまで参考データです。

グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。

実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山外灘国際青年旅舍
N 31°14’28.81″
E121°28’36.06″
上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.9元
宿泊費 180元 1泊50元(会員料金)×5
ネット予約の残金
地下鉄 3元
合計 206.9元

上海の千年古刹・龍華寺

08:00頃、龍華寺にやって来た。龍華寺の入場料は10元で比較的良心的な料金設定だ。

龍華寺の山門前には高さ40.4m、7層の龍華塔があり、龍華塔は元々は唐代に創建されたが黄巣の乱で焼失し、宋代に再建されその後も戦乱による破壊と修復を繰り返し現在に至り千年以上の歴史を持つ。

龍華寺は上海で最も古く最も規模の大きい古刹で、創建は三国時代の呉の赤馬5年(242年)で、伝承によれば孫権が母のために建立した。

その後も唐、宋、明、清の歴代王朝の庇護を受けてきたが文化大革命で寺や仏像は破壊される。その後、再建され現在に至っている。

龍華寺は上海の主要観光地でもあるが朝の時間帯は比較的観光客は少ない。

寺の境内は静かで雰囲気はなかなか良い。

文化大革命で仏像が破壊されているので現在ある仏像は新しく物であるが細かく作り込まれているようだ。なかなか凄い。

建物は新しい建物もあるが明、清の頃の建物も残されている。

09:20頃、龍華寺を出て地下鉄の龍華駅から地下鉄11号線に乗車して乗り鉄する。

緊急事態!キャッシュカードが使えなくなる

13:30頃、ユースホステルから徒歩10分ほどの所にあるスーパーへ食料の買い出しに行くが支払いを銀行のキャッシュカードでしようとするが認証が通らず現金で支払う。

何かおかしいのでインターネットバンキングで残高とか確認するがフィッシング詐欺に遭った形跡はない。試しにYHAchinaの公式サイトから次の宿の予約をしようとするがネットでの支払いもできない。どうもこれは銀行へ足を運ばなければならない状況のようだ。

しかし、なぜ急に使えなくなったのだろうか?考えてみると一つ心あたりがある。数年前からインターネットバンキングにログインするたびに「窓口に身分証持ってこい」と表示されていたのだが窓口に行く用事がないので放置していた。そこでパスポートを新しくしたり、中国の携帯電話番号も持ったので外灘の中国工商銀行上海市分行営業部へ行くことにする。

ユースホステルの近くにも中国工商銀行の店舗はあるのだが上海地区の本店となる上海市分行へ行った方がたらい回しにはならないだろう。地下鉄を乗り継いで南京東路へ行き、15:45頃、外灘の中国工商銀行上海市分行営業部に到着する。

案内のおばちゃんにキャッシュカードで支払いができないのとパスポートが新しくなった、中国の携帯電話番号を持ったので登録情報を更新したいことを伝える。番号札を受け取るが待ち時間なしで窓口へ。

窓口のお姉ちゃんにキャッシュカードの支払いができない等を伝えて、キャッシュカード、新旧のパスポートを提出する。お姉ちゃんがパスポートやキャッシュカードを確認するが、1点だけ非常に不安な事がある。

それは中国工商銀行の口座は上海でなく北京で開設している点だ。中国の銀行の場合、省を跨いだりすると手続きがややこしくなる事がある。もし、ここで北京で手続きしてくれとなったら真っ青だ。窓口のお姉ちゃんが周囲のお姉ちゃんたちに確認して端末を叩き始めた。

そして、テンキーに暗証番号の入力を求められるので2回入力して書類にパスポート表記のローマ字の署名をする。最後に別お書類に中国の携帯電話番号を記入して手続きが完了した。手続きは30分ほどであった。

16:15頃、中国工商銀行を出て地下鉄の南京東路駅へ向かうがキャッシュカードでの支払いが本当に出来るか確認するためにキャプテンホステルの隣にある ファミリーマートでキャッシュカードで買い物をしてみるが、キャッシュカードの認証が通らなかった。

どういう事なんだ?再び中国工商銀行へ向かう。閉店時間が迫っているので急ぐ。16:45頃、再び中国工商銀行上海市分行営業部を訪れる。

今度は窓口のおばちゃんに手続きをしたばかりなのにコンビニでキャッシュカードが使えなかった事を説明して、キャッシュカードとパスポートを提出する。おばちゃんが端末を叩いて、暗証番号の入力を求められてテンキーに暗証番号を入力する。

そして、手続き完了!閉店時間の17:00に中国工商銀行を出る。外は暗くなり東方明珠塔の横に月が出ている。ユースホステルへ戻りYHAchinaの公式サイトで次の宿を予約する。今度はちゃんとネットバンキングで決済ができた。

そして、インターネットバンキングの画面には身分証を要求するメッセージは表示されなくなった。今回学んだことは銀行に身分証を要求されたら放置せずに窓口へ行くこと。放置しているとある日突然キャッシュカードが使えなくなる。キャッシュカードを復旧させたら支払いができるかすぐに確認すること。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
龍華寺
N 31°10’32.67″
E121°26’50.59″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.3元
宿泊費 5元 予約金:上海蘇州河畔国際青年旅舍
地下鉄 14元
龍華寺 10元
日用品 19.8元
合計 68.1元

上海の火鍋屋「吴记老锅底麻辣火锅」

今日はWEBサイト作成でユースホステルに籠る。朝食と昼食は昨日買い込んだパンとかの食料で乗り切る。夕方になり地下鉄1号線の陝西南路駅へ向かう。今日は2007年に北京のユースホステルで知り合ったH先生と会う約束をしているのだ。

19:30頃、陝西南路駅でH先生と合流、さらにH先生の知り合いのK先生とも合流して火鍋屋へ向かう。火鍋屋はチェーン店で結構有名な吴记老锅底麻辣火锅だ。火鍋屋は今回の旅で初めてというか、今回の旅で1番高い店だ。3人で火鍋をつつきながら色々と旅行の話題とか話しをしていく。

火鍋のスープは赤と白の2種類で辛いのと辛くないのになるが、赤の辛い方を食べると口の中が火事になる。しかし、辛い方を食べないと火鍋を食べている気がしない。辛くなければ火鍋ではないといったところだ。

3人で火鍋を食べて450元ぐらいになっていたがH先生とK先生にご馳走になった。火鍋屋なんて高級店は貧乏バックパッカーは、まず入れないのでもう感謝の一言です!

そして、帰り際にK先生から上海に地下鉄博物館があるという情報を入手する。これは調べて行ってこなければならないだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 4元 路線バス
合計 4元

上海の水郷古鎮 南翔老街

09:25頃、ユースホステルを出て地下鉄の魯班路駅から4号線に乗車して西藏南路で8号線に乗り換え、老西門で10号線に乗り換えて、交通大学で11号線に乗り換えて、10:30頃、南翔駅で下車する。運賃は5元だ。

地下鉄の南翔駅から南西へ20分ほど歩いて、10:55頃、古鎮の南翔老街に到着する。南翔老街の入口には南翔寺磚塔(南翔双塔)と呼ばれる五代から北宋初年に建てられた塔があり古鎮のシンボルとなっている。

南翔老街は梁の天監4年に白鶴南翔寺が建立され門前町として発展していき寺の名前から南翔と呼ばれるようになった。

今日は土曜日なので観光客が多く賑わっている。南翔は上海の水郷古鎮であるが新しい明清建築の建物で観光地として整備されている。

南翔老街にある雲翔寺を訪れてみる。雲翔寺は梁の天監4年(505)に創建され、最初は白鶴南翔寺と呼ばれ、清の康煕帝より雲翔寺の名を下賜された千年古刹だ。

入場料8元で安いのだが外から見る限り建物が新しすぎる。説明の看板を見ると2000年に再建されたとあり、どうも千年古刹と言っても、実際は築14年のようだ。

そして、南翔老街は上海でも有名な観光地なのだが痰吐きや手鼻を噛むおサルさんがおり、 さらにこの記事を書いていると目の前の仏具屋のおやじが段ボール箱をポイ捨てしやがった。表面上は立派な観光地だが人に関しては・・・。ある意味で期待を裏切らない中国、今日も絶好調の安定の中国だ。

12:20頃、地下鉄の南翔駅に戻り11号線に乗車して、曹楊路で4号線に乗り換え魯班路で下車してユースホステルへ戻る。

GPSデータ

あくまで参考データです。
グーグルマップとGPS座標にズレが生じます。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

上海藍山国際青年旅舍
N 31°12’03.50″
E121°28’12.83″
地下鉄南翔駅
N 31°17’54.15″
E121°19’04.85″
南翔老街
N 31°17’34.02″
E121°18’13.39″
雲翔寺
N 31°17’34.03″
E121°18’10.29″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.7元
宿泊費 20元 予約金:上海老西門国際青年旅舍
地下鉄 10元
合計 49.7元

青海省チベット文化圏旅行記2014夏1

フェリーで大阪→上海1日目

大阪港で新鑑真に乗船

20140617-001上海行きフェリーの新鑑真に乗船するためコスモスクエア駅にやって来た。ここから大阪港国際フェリーターミナルへ行くのだが、時刻はまだ朝7時なので無料シャトルバスはない。

20140617-002事前に調べた情報だと2番バス乗り場のようだが大阪港国際フェリーターミナルへのバス時刻表は釜山行きフェリーのしかない。上海行きフェリーのバス時刻表は見当たらない。

20140617-003バスの時刻がわからないので徒歩で大阪港国際フェリーターミナルへ向かう。800mほどの距離だが幸い大阪港国際フェリーターミナルまでは案内表示が何箇所もあるので迷うことはないだろう。

20140617-004それと、コスモスクエア駅の駅前交番の隣にあるセブン-イレブンは最後の補給地点になるので忘れずに立ち寄ること!
フェリーのチケット代を乗船手続き時に支払う場合、ここのATMで現金を降ろし損なうと大変なことになる。食料や飲料も3日分購入しておくことをオススメする。船内の物価は高いです。

20140617-00507:30に大阪港国際フェリーターミナル到着。まだ開いていないと思ったら開いていて中国人客が2人いた。7時位から開いているのかな?

9時から乗船手続きが始まって予約していた新鑑真の往復チケット34000円を現金で支払う。ここは現金払いだけなので足りなかったらコスモスクエア駅のセブン-イレブンのATMまで戻らないといけない。

20140617-006乗船手続きが始まる頃には団体の中国人観光客とかでフェリーターミナルは混雑している。そして、大人買いされた炊飯器やメリーズパンツ、さらにはウォシュレットまで新鑑真に積み込まれていくのを目撃する。

20140617-007船室は2等和室で一番安い。16人部屋のようだが、自分を含めて利用客は日本人3人だけで、無駄に広い部屋になった。

20140617-00811:00に新鑑真は大阪港国際フェリーターミナルを出港。上海まで2泊3日の船旅が始まる。

フェリーで大阪→上海2日目

船酔いで寝込む

20140618-0016時頃に起きると既に船は長崎県の沖合に達しており、夜のうちに関門海峡を通過していた。天気は曇りで白波が見え船が結構揺れて船酔いで寝たきり状態だ。何もできずに1日が過ぎていく。

20140618-002

フェリーで大阪→上海3日目

上海に上陸!中国の旅が始まる!

20140619-0016時頃、甲板に出てみると停泊している船が何隻か見えてきた。GPSを確認すると上海まで残り120kmになっておりかなり近くまで来たようだ。波は収まり揺れが少なくなったが、海上に発泡スチロールなどのゴミが見られるようになってきた。水の色も茶色に濁っており長江に入ったようだ。

20140619-002そして、船がたくさん見られるようになると尖閣諸島でお馴染みの中国海警の船が見えてくる。この辺の奴は沿岸部用の小型艦だろうか?

20140619-00314時頃に上海国際フェリーターミナルへ到着して下船する。乗客が少ないので入国審査のカウンターは2箇所だけで運用していた。両替所はなくフェリーターミナルのスターバックスは閉まったままだ。

上海国際フェリーターミナルから旅順路を北に歩き、東長治路を東に歩くと地下鉄12号線の国際客運中心駅が2013年末から開業しているので、ここから今日の宿、Shanghai Blue Mountain Youth Hostel Hongqiao(上海蓝山虹桥国际青年旅舍)へ向かう。

地下鉄12号線、4号線、2号線を乗り継いで北新泾で下車する。北新泾駅から徒歩5分ほどでShanghai Blue Mountain Youth Hostel Hongqiao(上海蓝山虹桥国际青年旅舍)に到着。

20140619-0041泊50元の8人ドミトリーをBooking.comで予約しておいたのだが、予約取りすぎて満室だったので65元のトイレ・シャワー付8人ドミトリーを1泊50元で代わりに提供となった。
飛び込みで来た兄ちゃんは本日満室でお断りを受けていた。

20140619-005ユースホステルの近くにスーパーがあったので歯磨き粉とかを購入する。カルフールやウォルマートに匹敵する規模なのだが夕方なのに客がほとんどいなかった。このままだと半年以内に潰れるだろう。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 100元 1泊50元×2
ユースホステル
会員証
50元
飲料 4.5元
地下鉄 4元
歯磨き粉 13.9元
ATM手数料 3元
合計 175.4元

上海でいきなり雨で足止め

雨で足止め

20140620-001朝から雨で外に出られない。せっかく魯迅公園にでも行ってこようと思っていたのだが、ユースホステルで大人しく一日を過ごししかなさそうだ。と思っていたら、夕方頃に曇になるし…。一日無駄になってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
合計 8元

上海駅へ

20140621-001昼にユースホステルをチェックアウトして上海駅へ向かう。

20140621-002駅南広場の東にある切符売り場でインターネットで予約しておいた西安行きの切符を受け取る。

20140621-003

20140621-004出発は15:52で3時間ほど上海駅の待合室で待つ。

20140621-005昔と違い高速鉄道の待合室以外にも自動改札機が導入されていたが、自動改札機で引っかかる乗客が多発しており有人改札の方が圧倒的に速く処理している。おばちゃんのハサミの方が効率がよい。

20140621-006今回乗車したのはT138次で特快だ。特快なのでランクは上なのだが寝台ではなく座席の硬座なので車内は常に席のない無座切符の乗客で通路があふれている。いきなり上級者向けの列車旅行になってしまった。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 4元
合計 4元

夏の西安

20140622-001朝に西安に到着したが梅雨の上海と違い真夏の西安が待っていた。暑くてたまらない。

20140622-002早く移動しないと熱中症になるので、西安駅前の路線バス情報を確認。

20140622-003今日の宿は西安城壁の内側にあるXi’an Your Tour International youth hostel(西安悦途国际青年旅舍)だ。

20140622-004城壁の中と言っても西南の角に近い。駅前から251路のバスにて含光門で下車。

20140622-005西安が予想以上の暑さだったので西安駅で6月24日の西寧西行きの切符を買って脱出準備をする。鐘楼、鼓楼を外から見てムスリム街の回民街とモスクの清真大寺を見物する。

20140622-006

20140622-007

20140622-008パイナップル味のノンアルコールビールを飲んで夕飯に炒飯を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 90元 1泊45元×2
食費 7元
飲料 4.5元
切符 119元 西安→西寧西
バス代 4元
清真大寺 25元
合計 249.5元

ICカード購入

20140623-001昨日のニュースでシルクロードが世界遺産に登録されたそうだ。西安の大雁塔も世界遺産に登録されたので見に行ってみる。その前に西安駅の南にある地下鉄の五路口駅の近くで公共交通カードを購入する。

20140623-002日本のSuicaやPasmoみたいなカードで西安のバスや地下鉄などで使える。カードは18元するのだがバスにのるたびに小銭の心配をする必要がなくなるし、エアコン付きの2元バスが1元で乗れたりと割引もあるので西安に長期滞在する人にはオススメだ。

地下鉄持ち込み禁止物

20140623-003

20140623-004地下鉄の五路口駅にあった禁止事項の看板。危険物、ペットとかの持ち込み禁止はわかるが、物乞い禁止のマークが有るのは乞食が出没するということか?日本では考えられない看板だ。

世界遺産 大雁塔

20140623-005大雁塔にやってきた。昨日、世界遺産に登録されたばかりで観光客で溢れているかと思いきや、猛暑の影響なのか比較的空いていた。入場料50元でぼったくり価格なので外から見るだけにしておく。世界遺産登録で調子に乗って来年辺り値上げしても不思議なさそう。中国なのであり得るな。

20140623-006青龍寺は唐代の寺なのだが、坊さんはおらず公園になっていた。一部の建物は有料になっていた。来て損した。

20140623-007西門の外にある丝绸群雕と呼ばれる西安を出発するシルクロードのキャラバン隊の彫像。30度超えの暑さで歩くのが嫌になってくる。

20140623-008夕飯に炒飯を食べてビールを飲む。

本日の出費
項目 金額 備考
公共交通カード 18元
食費 12元
バス代 5.5元
合計 35.5元

列車で西安→西寧、12時間の旅

20140624-00108:30頃、西安駅に到着。西安駅の駅員はやる気があるようで駅の入口で切符と身分証の確認をしている。しかし、外国人はどうでもよいようで自分の時は切符だけ確認してパスポートは確認せず。

20140624-002今日は西安から西寧へ移動する。乗車する列車はK2187次で西安を09:52に発車だ。改札口で場所取りして待つが改札が始まると割り込みの嵐。列車の中は床にヒマワリの種と空き缶、ペットボトルが転がっている。車内はデッキ以外は禁煙だが自分の前でタバコを吸っている奴がいる。

マナーは最悪だが、いつもの中国だった。途中の天水を過ぎると車内が空いてきた。
三列シートで通路に足を出して横になるお馴染みの光景も出てきた。22:15に西寧西駅に到着する。約12時間の旅が終わったと思っていたら、西寧西駅から市内へ行く最終バスに乗り遅れた。

西寧西駅は西寧駅が新駅舎建設中のため閉鎖しているので完成するまでのつなぎとして使われているので、招待所や売店もほとんど最小限の臨時で拡張された駅なのだ。
というか、この先どうしよう。

本日の出費
項目 金額 備考
バス代 0.5元
合計 0.5元

中国高速鉄道旅行記2011~上海-北京乗り鉄

航空券を購入する

まず、今回の旅行期間は8/13-16の3泊4日である。お盆期間中の航空券が一番高い時期なのだが、仕事の都合でこの時期にしか中国へ行けないので、「没有办法」である。そして、今回航空券を購入したのはスカイゲートで ある。楽天トラベル、Expedia、H.I.Sとかいくつかのサイトで探してみたのだが、何故スカイゲートで購入したかというと、オープンジョーの検索が出来たからであったが、実は大失敗であった。

購入した航空券は日本航空の正規割引航空券(PEX)だったのだが、日本航空のサイトで直接購入していれば手配料金3150円が不要であった。色々調べてみると正規割引航空券(PEX)は航空会社から直接購入したほうが安いらしい。航空券を購入するときは航空会社と旅行会社の両方で価格を調べておかなければならない。3150円あれば2泊分の宿代になっていた。今回は高い授業料となった。

  • 日本航空(航空会社コード:JL)
  • エコノミークラス
  • 往路: JL873 成田空港0940 –> 上海浦東国際空港1200
  • 復路: JL860 北京首都国際空港0825 –> 成田空港1255
料金明細
項目 金額 備考
航空券料金 53000円
海外諸税(燃油代含む) 11260円
空港使用料 2040円
手配料金 3150円
合計 69450円

宿を予約する

2011/7/17にYHA Chinaで予約する。今回は故宮や天安門広場に近い北平国際青年旅舎に宿泊してみることにする。今までに宿泊したユースホステルで最も高いドミトリーだ。

  • 北平国際青年旅舎(北平国际青年旅舍)
  • 宿泊期間:
  • 部屋:8人ドミトリー
  • 料金:1泊95元

旅の新装備

ザックカバー
今まで使っていたTATONKAのザックカバーかなり傷んでいたので新しくAmazonで1859円にて購入。

パスポートケース
以前使っていたパスポートケースは海南島の海口巴纳纳青年旅舍に宿泊した時に先客が破れて置いていったのを頂いて修復して使っていたが、ついに今回パスポートケースをAmazonで1095円(別途送料525円)にて購入!購入したのは香港警察とかに装備品を供給しているMIL-FORCEのパスポートケースにした。

DMC-TZ20
以前使用していたPanasonic DMC-LZ8から画素数や動画撮影機能が大幅に強化されたDMC-TZ20へ買い替えた。価格.comで調べて18800円で購入。

SDHCカード16GB
デジカメと一緒に転送速度がClass10に対応したSDHCカードを2415円にて購入。購入したのはSilicon PowerのSP016GBSDH010V10である。

デジカメ用バッテリー
予備のバッテリーとしてPanasonic DMW-BCG10の互換品を2個セットで楽天市場にて1650円で購入。

旅の総費用

両替
交通銀行ATMでスルガ銀行VISAデビットカードを使い引き出す
2000元(25057円 1元=12.5285円)

中国工商銀行で預金を両替
110004円→8817.59元 1元=約12.475円

使用金額
総費用の半分近くが航空券代である。

本日の出費
項目 金額 備考
航空券 69450円 成田→上海・北京→成田
鉄道 3400円 上野⇔成田空港
ユースホステル予約 1532円
海外旅行保険 1600円
ザックカバー 1859円
パスポートケース 1620円
デジカメ 18800円
SDHCカード 2415円 16GB
デジカメ用バッテリー 1650円
合計 119745円

中国滞在費 2779.3元(約36000円)

出国ラッシュの成田空港へ

gaotie2011_00606:45頃、京成上野駅に到着する。今回もスカイライナーで成田空港へ向かうのだが、お盆期間中の成田空港はどうなっているのだろうか・・・。

gaotie2011_007切符を購入してホームへ向かうが案内表示は日本語、英語、中国語、韓国語になっているのだが、中国語表示よく見ると簡体字でホームを「月台」と表記している。簡体字なら「站台」でなければいけないのだが。「月台」は香港や台湾の繁体字での表記なのだが・・・。京成電鉄でもこういう事があるんだなと思いつつスカイライナーで成田空港へ向かう。

gaotie2011_008京成上野では乗客は少なかったが日暮里で一気に満席になり時速160kmで成田空港へ爆走していく。

gaotie2011_00908:00頃、空港第2ビルに到着する。お盆期間中だったのでTV局のカメラをいくつか見かけたが、それほど混雑はしていなかった。

gaotie2011_010今回は日本航空で成田→上海、北京→成田という経路で移動する。上海→北京は高速鉄道での移動だ。

gaotie2011_011日本航空のカウンターへ向かいチェックインを済ませ、08:30頃に出国手続きが完了。お盆期間中でも30分ほどで手続きは全て完了してしまった。

gaotie2011_01209:25頃、いつの間にか搭乗するJL873便の搭乗手続きが始まっており機内へ移動する。予定より10分早い09:30に出発する。

gaotie2011_01311:40頃、予定より20分早く上海浦東国際空港に到着する。

gaotie2011_014入国審査では係官がやたらと中国の出入国スタンプ押されたパスポートをじっくりと確認しており、他の外国人より入国スタンプを押すのに時間がかかった。

上海リニアと地下鉄で上海虹橋駅へ

gaotie2011_015空港からは高速鉄道の上海虹橋駅(上海虹桥站)へは地下鉄2号線で移動できるのだが、せっかくなので上海リニア(上海磁浮线)に乗車することにする。上海リニアの乗り場へ向かうが途中でファミリーマート(全家)を発見する。こんな所でファミリーマートを見かけるとは意外である。

gaotie2011_016上海リニアの乗り場へ再び向かい、公安の前を通り過ぎる。

gaotie2011_01712:05頃、上海リニアの駅に到着する。

gaotie2011_018運賃は片道50元だが上海リニアは日本のSuicaやPASMOとかに相当する公共交通カードだと割引が適用されて40元になる。駅では公共交通カードが販売されているので長期滞在者はここで購入しておくといいだろう。公共交通カードが必要ない人は窓口で当日の搭乗券の半券を出せば同じく割引で40元になるので、自分は搭乗券の半券と20元札2枚を窓口へ出し切符を購入する。

gaotie2011_0191217頃、浦東国際空港を発車する。最高速度は時速430kmなのだが時間帯によっては時速300kmに落とされて運行されるのだが、乗車したリニアは時速300kmまでしか出さなかった。12:25頃に龍陽路駅(龙阳路站)に到着する。

龍陽路駅で地下鉄2号線に乗り換えて虹橋駅駅(虹桥火车站站)へ向かう。虹橋駅駅は高速鉄道の上海虹橋駅(上海虹桥站)を指すのだが、何故か地下鉄は虹橋駅駅になっている。上海虹橋駅に名称を統一した方が分かりやすいと思うのだが・・・。

高速鉄道で上海虹橋駅から北京南駅へ乗り鉄

gaotie2011_02013:30頃、虹橋駅駅に到着する。そのまま改札を出ると上海虹橋駅である。今回の一番の目的は京滬高速鉄道(京沪高铁)に乗車することである。8/16からは中国北車のCRH380BLが欠陥でリコールされ京滬高速鉄道の運行本数が大幅に減らされ、更に9/1からはダイヤ改正で最高速度が時速300kmから時速250kmに引き下げられる。今回はリコールされる前に欠陥車両であるCRH380BLに乗車できれば目的達成だ!

温州での高速鉄道事故が発生して以来、「世界最速の棺桶」とか言われているけど、自分にとっては「世界最速の棺桶」に鉄ちゃんとして乗っておかなければならないのだ。仮に事故が 起きても無料で車両ごと現場に埋葬してくれるので鉄ちゃんにとっては非常に嬉しいサービスである。これは日本ではありえない中国独自の先進的なサービスである。

さて、切符売り場で北京南行きの切符を購入するのだが、高速鉄道の切符は実名制が導入されており、外国人は窓口で切符を購入しなければならない。因みに中国人はICチップが内蔵された第二代身分証(第二代身份证)を持っていれば自動券売機で購入可能である。

自動券売機が空港の自動チェックイン機みたいにしたらパスポートでも簡単に購入できる様になり便利だと思うのだが・・・。設備投資の資金が無いのだろうか?それとも開発する技術力がないのか?まあ、中国なので外国人が利用することを想定していないのだろう。

gaotie2011_021自分は 小日本なので面倒な窓口に並んで10分ほど待つ。自分の順番が来てパスポートを出して北京南行きの切符を購入する。購入したのは14:25発のG38次の 二等座の切符で555元である。切符にはパスポート番号が印字されている。

切符を購入たら待合室へ移動であるが、待合室の前にはお馴染みの安全検査が待っている。背負っていたバックパックを降ろしてX線検査を通過するが、係員に呼び止められ、「バックパックの中にナイフが入っていないか?」と訊かれる。十徳ナイフをしまってあるので、「あります」と返答したら特に何もなかった。

今まで十徳ナイフを入れておいて呼び止められた事がなかったのだが、ここの係員はしっかり仕事をしているようだ。何とか身柄拘束されずに待合室に入り改札時間まで探検する。上海虹橋駅の待合室は北京南駅の待合室のようにやたらとでかい!ホームは1番線から30番線まであり日本の駅とは規模が違う。

gaotie2011_02214:20頃、改札が始まるが切符に実名制を導入しておきながらパスポートの確認とかは一切無しで有名無実のようだ。切符の実名制はダフ屋対策として導入されたが、実際は地方役人が自分たちの汚職を北京へ直訴に行かれると困るから要注意人物の移動を監視するために導入されたという説もある。

gaotie2011_023ホームへ降りるとG38次が入線してきた。車両がドイツのICE3にそっくりなので、どうやら噂のリコール対象の中国北車が製造したCRH380BLのようだ。14:25に定刻通り上海虹橋駅を発車して時速300kmで北京南駅へ向けて爆走する。


車内はガラ空きという報道を 聞いていたが、実際はほぼ満席であった。車内がほぼ満席ということで周りを気にせず携帯電話の音量最大で音楽を聞いていたり、ポータプルDVDプレーヤを 大音量で見ていたりする乗客がおり中国の鉄道でお馴染みの光景が広がっていた。

そして、作業着を着た兄ちゃんと乗務員が話しをしているのを見かけるが兄ちゃんの背中には「中国北車」の文字が・・・。これは故障時に備えて整備士を待機させているという事なのか?

蘇州北駅を過ぎて常州北駅へ近づくと外の雲行きが怪しくなってきた。黒い雲に稲光だ。常州北駅に到着する頃には雷雨の中を走行していた。徐々に列車ごと無料埋葬サービスの条件が揃ってきたような気がする。

gaotie2011_024しかし、落雷で故障したりせずに時速300kmで爆走していく。ちょっと期待外れである。せっかく海外旅行保険にまで加入しておいたのに・・・。南京南駅を過ぎてからは昼寝をしたりして北京南駅に時刻表だと19:49着のはずが19:46に到着する。

北平国際青年旅舎へ

gaotie2011_025北京南駅から地下鉄4号線に乗車して西単で地下鉄1号線に乗り換え天安門東駅で下車する。今回の北京での宿は故宮の東にある北平国際青年旅舎なのだが、北京の中心地で、しかも故宮のすぐ東に位置しているのに途中の道路状況が良くない。街灯が殆ど無いのだ。暗い道を15分ほど歩いて20:30頃、北平国際青年旅舎に到着する。

ここは故宮の近くで人気の宿らしかったので予約していたのだが、予想通りの白人さん御用達宿であった。登記をする時に、あまり使わないと思うのだが新しく会員カードを作っておく。部屋は8人ドミトリーでちゃんと掃除されている。先客に中国人の姉ちゃんと白人さんの姉ちゃんがおり挨拶だけしておく。

腹が減っているので外へ買い物へ出かける。5分ほど歩いた所にコンビニがあったのでビール2本と緑茶1本を購入して早速歩きながら飲む。晩御飯はビールになってしまった。部屋に戻り寝る準備をしていると重大なことに気がついた。部屋にはトイレとシャワーが付いているのだが、これが問題なのだ。

トイレとシャワーの扉を閉めても密室にはならないのだ。上の部分が30cmぐらい開いているのでシャワーを使えば部屋に湿気が充満するし、トイレで爆音を立てて臭い糞をするわけにもいかない。1泊100元もするドミトリーなのにこの設備は・・・。失敗である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.5元
宿泊費 17元
鉄道 555元 二等座 上海虹橋→北京南
鉄道 40元 上海リニア
地下鉄 8元
ユースホステル会員証 50元
合計 832.5元
項目 金額 備考
鉄道 2400円
合計 2400円

北海公園

gaotie2011_02605:30頃、起床する。白人さんの兄ちゃんや姉ちゃんたちは、まだ夢の中のようなので静かに出かける準備を整える。06:00頃、出発して故宮と景山公園を見ながら北海公園へ向かう。06:30頃、北海公園に到着する。

gaotie2011_027ここは白塔と九龍壁で有名な公園だ。まだ早朝だったので白塔がある永安寺は閉まっていたので間近では見られなかった。

gaotie2011_028

gaotie2011_029北海公園内を散歩していると瓊島春陰碑を見つける。「瓊島春陰」は金代の燕京八景に数えられており、瓊島春陰碑は清の乾隆帝の御書である。

gaotie2011_030

gaotie2011_031北海公園の名所の一つである九龍壁まで行こうと思ったが遠いので諦めた。暑さでやる気なしである。

北京北⇔延慶を乗り鉄

gaotie2011_03208:30頃、北京北駅にやってきた。

gaotie2011_033これから今日の主な目的であるS2線で延慶までの乗り鉄を実行する。2年ほど前にY列車で八達嶺まで乗り鉄をしているが、先月からY列車が無くなりS列車が走り始めたので乗り鉄をするのだ。情報によれば観光用のY列車は運賃が高く利用客が少なかったので廃止され、新たに運賃の安い通勤用のS列車が導入との事である。

gaotie2011_034S列車は運賃が1駅までは5元で、2駅以降は6元となっており、駅前広場に八達嶺行きの切符売場がある。そして、S列車の大きな特徴が切符を購入せずに公共交通カードが使用できるのだ。因みに八達嶺までの運賃は6元である。

gaotie2011_035入口でカードを通して待合室へ入りS列車の改札が始まるのを待つ、08:40頃に改札が始まり乗車する。乗車したのはS207次で09:03に定刻通り発車する。観光用のY列車から通勤用のS列車になったと聞いていたので車両も変更されていると思ったが、車両は以前と同じNDJ3型の和諧長城号であった。

車両が変わっておらず二等座でも一等座でも運賃が6元ということなので一等座に座って行くのだが、車内は満席でY列車の頃には考えられない光景が広がっていた。S2線の最大の売りは「万里の長城を見ながら列車で八達嶺まで行ける」である。八達嶺到着までに居庸関、水関長城を車窓から見ることができる。

そして、鉄ちゃんにとってはスイッチバックまで楽しめるのである。10:14頃、定刻通り八達嶺に到着する。八達嶺で殆どの乗客が下車していく。

gaotie2011_03610:34頃、定刻通り延慶に到着する。延慶駅を出ると白タクのおっちゃんたちが獲物を待ち構えているので捕まらないように突破していく。駅前にはバス停があり延慶の中心部や周辺へのバスが停車していた。

gaotie2011_037周辺を散歩してからS列車で北京北駅へ戻る。

中華式セグウェイ「智能単警」


13:45頃、天安門広場を散歩していると公安が中華式セグウェイ「智能単警」を乗り回しているのを発見する。噂には聞いていたが現物を見るのは初めてである。中華式セグウェイで天安門広場を警備しているのだが、ある意味であれに追いかけられるのは御免である。

中国工商銀行で両替

gaotie2011_05115:30頃、北京西駅で7月に発売された時刻表を購入する。でも、8/16から京滬高速鉄道の運行本数が減らされるので既に使えない時刻表である。 16:00頃、馬連道の近くにある中国工商銀行で前回北京へ行った時に預金しておいた日本円を元に両替する。

gaotie2011_052両替には個人結匯業務申請書(个人结汇业务申 请书)を記入したり、テンキーに暗証番号を数回入力したりと結構時間がかかった。因みに隣の窓口で両替しようとしていた白人さんたちは何やら書類に不備があるようで両替できずに窓口の姉ちゃんに「今日は閉店」と言われて通訳のおっちゃんがぶち切れていた。

gaotie2011_053両替を済ませて馬連道にあるカルフールでマンゴーやビールなどを買い込んで北平国際青年旅舎へ戻る。

両替
110004円→8817.59元 1元=約12.475円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 66.9元
鉄道 12元 北京北⇔延慶
地下鉄 6元
バス 2元 路線バス
北海公園 10元
日用品 16.4元
時刻表 15元
合計 128.3元

盧溝橋

gaotie2011_03807:00頃、前門から301路のバスで盧溝橋へ向かう。今日は終戦記念日で、中国は戦勝記念日とかいって反日イベントをやっていそうなので中国人民抗日戦争紀念館を見物するのだ。

gaotie2011_03908:30頃、抗戦彫塑園(抗战雕塑园)でバスを降りる。バス停から盧溝橋までは離れているので15分ほど歩く。盧溝橋はマルコ・ポーロの東方見聞録に登場する橋として有名だ。そして、盧溝橋事件の現場としても有名である。

gaotie2011_040

gaotie2011_041盧溝橋は観光地として有名だが地元民にとっては生活道路になっているので自転車や電動バイクが行き来している。そして、腹を出したり上半身裸のおっちゃんたちが盧溝橋に現れる。

gaotie2011_042これは、中華式クールビズと中華式スーパークールビズであり夏になると各地でみられるようになる中国の風物詩である。

終戦記念日に中国人民抗日戦争紀念館へ


09:30頃、宛平城内にある反日記念館として有名な中国人民抗日戦争紀念館を訪れる。終戦記念日だから反日イベントをやっていると思って期待してきてみたが、いつもと変わらず静かであった。

どうやら期待していた反日イベントはないようなので、入口でパスポートを提示して入場券をもらい館内へ入る。終戦記念日でも特別展示とかもなくいつも通り日本軍の蛮行と共産党の大活躍が紹介されていた。11:00頃、301路のバスで北京市内に戻る。

茶市場の馬連道

gaotie2011_043北平国際青年旅舎で昨日買ったマンゴーを昼食に食べてから、景山公園の近くにあるバス停の沙灘路口西(沙滩路口西)から109路のバスで北京西駅へ向かう。北京西駅周辺を散歩しながら、14:30頃に馬連道(马连道)に到着する。馬連道は北京最大の茶葉市場で茶葉の問屋や小売店が数多くある。ここは京閩茶城だ。

gaotie2011_044馬連道

gaotie2011_045土産の中国茶を購入しようと思うのだが、店が多すぎてどこで買えばいいのかよくわからない。いや、どこの店ならぼられずに済むかよくわからない。まあ、定番の馬連道茶城で何軒かの店を廻って購入したが、どこの店でも試飲を勧めてくるので茶の飲み過ぎになってしまう。

3時間ほどかけて中国茶を買い込んで19:00頃に 北平国際青年旅舎に戻る。夕飯は10分ほど歩いた所にあるイスラム食堂で8元の牛肉麺を食べる。牛肉麺が8元もするとは・・・。インフレが進んでいるという実感が湧いてきた瞬間であった。牛肉麺を食べてからコンビニでビールを買って北平国際青年旅舎へ戻り、2100頃に寝る。

両替
スルガ銀行VISAデビットカード(交通銀行ATMで引き出す) 2000元 1元=12.5285円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.5元
バス 2.4元 路線バス
盧溝橋 20元
茉莉花茶1500g 450元
鉄観音500g 60元
普洱茶500g 320元
飄雪500g 100元
白茶250g 300元
東方美人(工芸花茶)250g 100元
鉄観音500g 100元
龍井茶500g 180元
祁門紅茶250g 140元
合計 1792.9元

北京から帰国

gaotie2011_046

gaotie2011_04705:50頃、北平国際青年旅舎をチェックアウトして地下鉄1号線と地下鉄2号線を乗り継いで東直門駅から機場快軌(机场快轨)北京首都国際空港(北京首都国际机场)へ向かう。

07:00頃に北京首都国際空港に到着する。日本航空のカウンターでチェックインを済ませて出国カウンターへ向かう。出国手続きは混雑しており20分ほど待たされる。

gaotie2011_04807:55頃、JL860便の搭乗手続きが始まり機内へ移動する。

gaotie2011_049北京を出発してから成田到着までは3時間半ほどである。機内食を食べてからは成田到着をひたすら待つだけで暇である。

gaotie2011_05013:00過ぎに成田に到着して今回の旅行は終了である。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 27元
合計 27元
項目 金額 備考
鉄道 1000円 空港第2ビル→京成上野
合計 1000円

上海旅行記2010~楓涇古鎮編

航空券を購入する

2009/12/30にHISで東京-上海の往復航空券を購入する。いろいろ探せばもっと安い航空券があると思うのだが今回は無難にHISのwebサイトでオンライン購入する。HP上では「航空会社未定」になっていたのだがオンライン決済を終えたら上海航空で発券手続きまで完了しており、未定とか言っても実際は航空会社が決まっているようだ。

  • 上海航空(航空会社コード:FM)
  • エコノミークラス
  • 往路: FM816 羽田空港1430 —> 上海虹橋空港1635
  • 復路: FM815 上海虹橋空港0940 —> 羽田空港1330
料金明細
項目 金額 備考
航空券料金 34000円
現地税 1230円
航空保険料 770円
燃油サーチャージ 3000円
国内空港使用料 2040円
手配料金 1050円
合計 42090円

宿を予約する

2010/1/1にYHA Chinaで予約する。会員カードがまだ有効期限内だったので試しにオンライン予約できるかやってみた。中国語ページでの予約は難しくは無いのだが何故かクレジットカードの支払いには非対応。

インターネットバンキング対応の中国の銀行口座でのみ支払できるようになっているので中国工商銀行の口座から支払う。因みに英語ページからだとクレジットカードでの支払いが出来るようになっていた。でも、クレジットカードだと香港ドルでの決済になっている。これは中国の為替政策の影響か?

  • 明堂人民広場青年旅舎(明堂人民广场青年旅舍)
  • 宿泊期間:
  • 部屋:6人ドミトリー
  • 料金:1泊40元

鉄道・モノレールで羽田空港へ

shanghai2010_001約9ヶ月ぶりに中国へ向けて0900頃、自宅を出発する。徒歩で某駅へ移動し電車で都内へ移動する。

shanghai2010_0021030頃、上野駅で京浜東北線に乗車し浜松町で東京 モノレールに乗り換え終点の羽田空港第2ビル駅へ向う。終点の羽田空港第2ビル駅は第2旅客ターミナルにあり、ここから連絡バスで国際線ターミナルへ移動する。もちろん無料の連絡バスなので貧乏人も安心して利用できる。1130頃、国際線ターミナルに到着!

shanghai2010_003チェックイン手続き1230からなのでかなり早い到着だ。今回は上海航空で移動なので上海空港のカウンターを探すとまだ閉まっていた。

でも、手荷物検査の所に既に数人が並んで待っているので自分も並んで待つことにする。並んで待っていると色々と気づいたのだが国際線ターミナルはゴルフバックや土産をカートに乗せた韓国人が多くソウル行きの便が多いようだ。

そして、自分が並んでいる列には中国人がおりカートには荷物が満載だ。しかも、ビックカメラの袋やパンパースの箱が2箱ある。日本に来て紙おむつを大人買いのようだ。メラミン混入事件の影響で日本で粉ミルクを買う金持ち中国人はニュースで知っているのだ が、紙おむつまで日本で購入していくのは驚きだ。金持ちのする事は理解できん!

shanghai2010_0041230になりチェックイン手続きが始まる。印刷しておいたe-ticketを取り出してチェックイン手続きをする。大きさの関係で荷物のほとんど入っていないバックパックを預けるのだが重量は4.5kgしかなかった。チェックイン手続きを終えて次はセキュリティチェックと出国手続きだ。

セキュリティチェックでは予想通り自分は引っかかる。まあ、安全靴なんか履いていたら当然だな。他の乗客より少し時間がかかったが出国手続きの列に並び順番を待つがすぐに順番が来て出国手続き完了。

shanghai2010_005出発は1430なので時間まで搭乗口近くでテレビを見ながら待つ。外には破綻前のJALの機体が・・・。1400頃、搭乗手続が始まる。

上海虹橋空港に到着

shanghai2010_0061430頃に出発し、約3時間かけて現地時間の1635に到着予定なのだが、気流の影響で30分ほど遅れることになる。機内は殆どが日本人と中国人だがビジネスクラスには白人がいた。1700頃、上海虹橋空港に到着する。

shanghai2010_007約9ヶ月ぶりの中国だ。外には公安のパトカーが停車しており中国に来た実感が湧いてきた。そして、第一の関門である入国審査へ向う。列に並び順番を待つ。

shanghai2010_008そして、自分の順番が来てパスポートと入国カードを提出する。どうかな?と思っていたらまたされずに入国スタンプが押されて無事入国する。大中華様は小日本の事は気にも留めていなかったようだ。

ユースホステルへ移動して南京東路へ

shanghai2010_009無事に入国を済まして空港を出る。右へ進みマクドナルドの近くに人民広場行きの925路のバス停を発見する。1730頃、925路のバスに乗車するが誰も並んでいないので、自分も並ばずに乗車して席を確保する。そして、乗車率200%超で車内は既にほとんど身動きがとれない状態で発車して車掌のおっちゃんに4元支払う。いつものサバイバル中国が始まった。

1830頃、終点の人民広場に到着する。GPSを使い方角を確認しながら歩くのだが、ここで重大な問題が発生する。GPSの時計が壊れてるのだ。位置情報は正しく表示されているのだが、時間が表示され無くなっているのだ。ガーミンのGPSを購入してから3年経つのだが中国で2年以上も毎日酷使していたのでついに壊れてしまったようだ。

人民広場から10分ほど歩き1840頃、今回の宿である明堂人民広場青年旅舎に到着する。ネットで予約した時の画面を印刷しておいたのでチェックイン時に服務員に見せたら手続きが簡単に進む。会員料金は1泊40元なのだが建物を改装中で快適ではないという事で1割引の1泊36元になった。

上海万博を控えて改装してガッポリ儲けようという事なのだろう。既に2泊分の予約金で8元支払っているので、ここで支払う金額は1泊あたり32元になる。とりあえず1泊分と保証金100元を支払い、明日もう一泊分を支払うことにする。部屋は6 人ドミで窓無しだった。窓無しは時間の感覚が分からなくなり寝坊するので要注意だ。

shanghai2010_0101930頃、部屋に荷物をおいて南京東路へ向う。10分ほどで南京東路に到着して観光開始だ!と言っても人が多いだけでつまらない。

shanghai2010_011晩御飯を食べる為に店を探すが南京東路は金持ち用の店しか無いので路地を歩いて探してみる。 すると、やはりあった!イスラム食堂!やはり此処で食べなければ中国へ来た意味がない。久しぶりに牛肉干拌面を食べて2100頃、宿へ戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.6元
宿泊費 32元
バス 4元 路線バス
合計 48.6元
項目 金額 備考
鉄道 1750円
合計 1750円

楓涇古鎮

shanghai2010_0120630頃、ユースホステルを出て地下鉄の人民広場駅へ向う。今日は上海の南西にある楓涇古鎮(枫泾古镇)を見物するのだ。まずは人民広場駅で公交卡に20元チャージする。公交卡は日本のsuicaやPASMOみたいなカードだ。

地下鉄1号線に乗車して錦江楽園 (锦江乐园)へ移動する。0720頃、錦江楽園に到着する。駅を出て左へ歩いて行くと西南汽車站(汽車站と言ってもバス停に毛が生えた程度の規模)に到着し切符売場で楓涇(枫泾)行きの切符を11元で購入する。

西南汽車站にはいくつかの路線が乗り入れており楓梅線(枫梅线)が楓涇行きだ。楓梅線のバスに乗車して発車を待つ。

shanghai2010_0130730頃、バスが発車して高速道路を爆走して0810頃、楓涇に到着する。すぐそばに楓涇古鎮の牌坊があり牌坊をくぐり楓涇古鎮へ向う。

shanghai2010_014楓涇古鎮の入場料は50元なのだが古鎮内の観光地に入らなければ入場券を買う必要はないので、いつもの通りに入場券を買わずに見物である。

shanghai2010_015古鎮を歩いてみると、やたらと工事中の場所がある。どうやら上海万博で世界中から観光客が押し寄せるからしっかり儲けようという事のようだ。

shanghai2010_016そういえば上海市内も至る所で工事が行われており上海万博にあわせての建設ラッシュのようだ。そこら中で工事中となると、この時期の上海観光は失敗のようだ。

shanghai2010_017楓涇古鎮は唐宋代に市が出来て、元代に鎮になり、1500年以上の歴史がある江南水郷古鎮である。

shanghai2010_018楓涇古鎮には52の橋があり現存する最古の橋は元代に架けられた致和橋で700年の歴史があるそうだ。でも、52も橋があったかな?

shanghai2010_019楓涇古鎮は人材も多く排出しているらしく状元2名、進士53名、挙人125名 を排出している。

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shanghai2010_022水郷古鎮らしく水路沿いに雰囲気のある建物が残っている。

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shanghai2010_025楓涇古鎮の規模は七宝古鎮より大きく朱家角より小さいといった感じだ。

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shanghai2010_0270830頃、路地を歩いていると人民公社旧址に到着する。改革開放前の中国の雰囲気が漂っている。

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shanghai2010_031古鎮を歩いていると施王廟に到着する。中に入ると金を取られそうなので外から見るだけにしておく。

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shanghai2010_034路地を歩き古鎮の外れから中心部へ戻りイスラム食堂で朝食に牛肉炒飯を5元で食べる。上海市内だと10元近くするのだが、ここは物価が安いようだ。

朝食の後に理髪店で髪を切ってもらう。理髪代は6元だ。髪を切り終えてバス停へ戻ろうと思ったのだが緊急事態が発生する。糞がしたくなったのだ!古鎮内に無料のトイレがあったので、そこで糞をする。もちろん扉無し、紙無しのニーハオトイレだ。

shanghai2010_035糞をしてすっきりしたのでバス停へ戻る。1015頃、バス停で上海市内へ戻る路線を探すと蓮楓専線(莲枫专线)が地下鉄1号線の蓮花路(莲花路)へ行くので乗車する。

shanghai2010_0361030頃、バスが発車して車掌のおばちゃんが料金徴収に来たので10元を支払う。発車直後の乗車率は20%ぐらいだったのだが路線バスなので徐々に混雑してくる。昼頃、蓮花路に到着する。

shanghai2010_037蓮花路駅

宋慶齢陵園・内山完造墓

shanghai2010_038蓮花路駅から地下鉄1号線と4号線を乗り継いで虹橋路駅へ移動する。虹橋路駅から南へ歩き虹橋路を西へ歩き途中の宋園路を南へ歩き1230頃、宋慶齢陵園に到着する。

shanghai2010_039宋慶齢陵園は名称の通り宋慶齢の墓地があり、そして外国人墓地にもなっている。宋慶齢は言わずと知れた孫文の妻であり文革中に劉少奇江青に打倒された際には董必武とともに国家主席の職務を代行している。

shanghai2010_040中国では国父・孫文の夫人であることから国母とも称されている宋慶齢の墓なのでしっかりと整備されている。以前は入場料を取られていたのだが今は無料開放 され1日2000人限定で見学出来るようになっている。

しかし、せっかくやって来たのだが上海万博に合わせて墓が工事中で宋慶齢の像までしか見物できな かった。万博期間中は観光客が多く訪れるから今のうちに整備しておこうという事のようだ。

shanghai2010_041上海万博に合わせて綺麗に修復工事のようだ。

内山完造墓

shanghai2010_042宋慶齢陵園にある外国人墓地にやって来た。

shanghai2010_0431240頃、宋慶齢陵園の敷地内にある内山完造墓に到着。内山完造は小説家として有名な魯迅の友人であり内山書店の創業者である。

shanghai2010_044内山書店の跡地は上海観光の定番コースになっているが、現在の内山書店は神田神保町で中国図書の専門書店として営業している。

南京東路

shanghai2010_0451400頃、明堂人民広場青年旅舎に戻り今日の宿代を支払って南京東路へ向う。1430頃、南京東路を散歩する。土曜日なので人の多さは半端ではないが上 海万博が始まればもっと凄い事になるのだろう。

shanghai2010_046南京東路には上海万博の公式グッズの販売店があるのだが近くの人民広場では上海万博公式マスコットの海宝の偽ぬいぐるみとかが売られている。金持ちは本物、貧乏人は偽物を買うという事なのだろうか?いや、本当の貧乏人は偽のぬいぐるみも買えないのだろう。そういえば、本物と偽物の価格を調べるのを忘れた。

shanghai2010_047そして、南京東路のユニクロ(优衣库)も健在だ!日本のユニクロと違って中国のユニクロは金持ちのための衣料品店なので貧乏人に買えるようなジーパンは売られていない。

ジーパンでも1本200元くらいするので日本と価格が殆ど変わらないのだ。ちなみにウォルマート(沃尔玛)カルフール(家乐福)なら安ければ50元ぐらいでジーパンが買える。

shanghai2010_048更に南京東路には牛丼の吉野家がある。

shanghai2010_049日本では庶民の味方の吉野家だが中国では金持ちの店となっている。農民工が入れる価格設定にはなっていない。

shanghai2010_050日本で牛丼並盛が280円なのに対して中国では牛丼(牛肉饭)並盛が15元(約 225円)であり、物価の割に高いのだ。10分ほど歩いた所にあるイスラム食堂なら15元あれば牛肉麺と炒飯が食べられるので自分の視点からは吉野家はかなりの高級店だ。

中国銀行で口座解約

shanghai2010_051外灘へ向う。

shanghai2010_0521445頃、外灘にある中国銀行上海分行で口座解約をする。口座に残っていた約1200香港ドルを人民元に両替して土産の軍資金にする。

shanghai2010_053

上海駅

shanghai2010_054地下鉄1号線と2号線を乗り継いで1600頃、上海駅に到着する。

shanghai2010_055駅正面の切符売場が窓口を全て潰して自動券売機が導入されていた。しかも、動車組専用切 符売場となっており、これは大きな変化であり、動車組専用切符売場という事で農民工は駅前広場の有人切符売場へ追い出された形になった。

shanghai2010_056駅前広場には有人切符売場が健在、上海は来る度にどんどん発展しているようだ。

上海大寧国際茶城

shanghai2010_057上海駅から地下鉄1号線に乗車して延長路駅で下車する。大通りを南へ5分ほど歩き1630頃、上海大寧国際茶城に到着する。

shanghai2010_058上海大寧国際茶城は2007年に上海駅近くの上海大統路茶葉批発市場が再開発により閉鎖されたのを受けて開業した茶葉市場だ。

shanghai2010_059300軒のお茶屋が集まっているそうで規模は上海最大だと か・・・。

shanghai2010_060ここは茶葉の卸売市場なのだが小売もしてくれるので観光客が訪れたりもしている。店によっては試飲できるので飲み比べることも出来る。もっとも中国茶の味が分からなければ意味が無いのだが・・・。

shanghai2010_061今回はここで土産として中国茶を買うのだが、まずはビルの中を歩いて大丈夫そうな店を探す。ここは4階建てのビルになっており1階から3階に店が入っており、1階は通路の茶葉が積まれていたりして卸問屋街の雰囲気が漂い、2階と3階は高そうな茶器の店と茶葉の店があり、こちらはやや小売向けの雰囲気がある。

shanghai2010_0622時間ほどかけて6軒の店で祁門紅茶、碧螺春、鉄観音、普洱茶、烏龍茶、龍井茶、大紅包を購入する。1930頃、明堂人民広場青年旅舎に戻り近くのイスラム食堂で夕飯を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 26.5元
宿泊費 32元
地下鉄 21元
バス 11元 西南汽車站→楓涇
バス 10元 楓涇→蓮花路
理髪 6元
鉄観音500g 180元
祁門紅茶(貢茶)100g 130元
祁門紅茶(特級)200g 60元
碧螺春500g 280元
烏龍茶500g 100元
普洱茶500g 100元
龍井茶250g 190元
大紅袍500g 400元
合計 1566.5元

虹橋空港から羽田空港へ

shanghai2010_0630600頃に起床する。同じドミの白人さんの姉ちゃん達はまだ眠っているので静かに荷物をまとめて部屋を出る。0640頃、明堂人民広場青年旅舎をチェックアウトして人民広場の925路のバス停へ向う。途中で香菇菜包を2個買って歩きながら朝食として食べる。0655頃、925路のバスに乗車して0700頃に発車する。乗車率は日曜の朝という事もあり半分程度で100%を超えることはなかった。

shanghai2010_0640740頃、虹橋空港に到着。

shanghai2010_065すでに上海空港のカウンターが開いており列に並びカウンターでバックパックを預けて手続きを済ませる。因みにバックパックの重量は10kgで約5kgが茶葉である。

shanghai2010_066続いて手荷物検査を受けるが、もちろん安全靴なんか履いているので金属探知機が鳴る。まあ刃物とかは持っていないので検査はすぐ終了して出国手続きへ。ここは5分ほど並んで出国手続き完了。

shanghai2010_067搭乗口近くでテレビを見ながら時間を待つ。0900頃、搭乗手続が始まり機内へ移動する。0940頃、定刻通り虹橋空港を出発する。

shanghai2010_068富士山が見える。

shanghai2010_069日本時間1400頃、羽田空港に到着し無事に帰国出来た。

shanghai2010_070今回の2泊3日の上海旅行は時間は足りないし、観光地は工事中の場所が多かったし、失敗だったな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 2元
バス 4元 路線バス
合計 6元

江南旅行記~上海

D415次 二等座で蘇州→上海

jiangnan_22810:00頃、蘇州浮生四季国際青年旅舎をチェックアウトしてバスで蘇州駅へ向かう。10:15頃、蘇州駅に到着して切符売場へ向かう。

第一售票处までは少し離れているので近くの当日券の切符売場に並びD列車の切符を購入しようとするが1人前で11:16発のD413次の切符が売り切れて12:26発のD415次の切符になってしまった。1時間余計に待つのか・・・。もう少し早く出ればよかった。待合室で2時間待って12:15頃に改札が始まる。

jiangnan_229ホームで列車の到着を待つが発車時刻の12:26を過ぎても列車は到着しない。12:30になってようやく到着する。

jiangnan_230上海までは40分ほどで到着して地下鉄に乗り換える。

上海大隠国際青年旅舎

jiangnan_231上海での第一候補の宿は今月開業したばかりの上海大隠国際青年旅舎だ。まずは上海の公交IC卡の残額が無いので50元補充して上海駅から地下鉄4号線で浦東大道駅へ移動する。路地裏にユースホステルがあって見つけるのに手間取ったが14:30頃に到着する。

jiangnan_232とりあえず4泊することを考えていたのだが、ドミが既に予 約で混雑しているようで日替わりで部屋を移動ならドミには泊まれるという事だったので、こちらとしては泊まれれば問題無しである。それに会員だとドミは4/10までは「住一天送一天」というキャンペーンをやっているし・・・。「住一天送一天」というのは簡単に言えば「1日泊まったら、もう1日おまけ」というやつだ。会員は1泊45元なので2日泊まれば実質1泊22.5元だ。上海でこれは滅茶苦茶安い!

jiangnan_233で、部屋は窓無しの4人ドミで部屋に荷物が散乱しており状況からしてこれは・・・。人民ドミのような・・・。因みに対面の部屋は窓付きの6人ドミで白人さんが快適そうに宿泊している。部屋によって客層がかなり違うのか?

人民パンツ一丁

夜寝ていると暑くて目が覚める。人民3人が帰ってきてエアコンを30度に設定してフル稼働させているようだ。さすがは人民!春になっても真冬並みの体制でエアコンを使っている。せめて使うなら設定温度を下げろよ。というか、人民3人ともパンツ一丁だよ。

1人はPSPで遊んで、1人はDVDを見て、1人は音楽を聴いている。人民3人がパンツ一丁(3人ともブリーフ)でくつろいでいる光景をユースホステルで見る事になるとは・・・。人民がパンツ一丁でいるのは夏に招待所や旅社で見る光景だと思っていたが・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 90元 1泊45元×2
鉄道 26元 蘇州→上海
地下鉄 4元
バス 1元 路線バス
合計 131元

欽賜仰殿

jiangnan_23411:00頃、徒歩15分ぐらいの所にある欽賜仰殿へ行ってみる。欽賜仰殿は上海でもかなり古い道教寺院で言い伝えだと三国時代に呉の孫権が母の呉国太の為に建立したとか。

jiangnan_235記録上は明の万暦年間(1573-1619)に金師娘殿として建立され、清の乾隆35年(1770)に現在の欽賜仰殿の名になった。

jiangnan_236文化大革命時に破壊され1983年から再建が始まり現在は東岳大帝を祀り東岳殿、三清殿、城隍殿などがあり600余の神像が祀られている。孫権が建立したと あるが、関羽が周倉と関平と一緒に祀られていたが孫権は見当たらず。

てんやと台湾料理

jiangnan_23718:40頃、batayan先生がユースホステルを訪ねて来てくれた。19:00頃に来られると思っていたので外へ出る準備を全くしておらず。地下鉄で人民広場の隣の大世界へ行き、ここでてんやの天丼を御馳走になる。てんやの天丼なんて何年ぶりだ?それにしても上海にてんやがあるというのも凄い。

jiangnan_238ここで、batayan先生の知り合いのK先生が合流して一緒に台湾料理の店へ向かう。その途中でbatayan先生が1元拾う。この暗い道で1元見つけるとは凄い!で、1元貰ちゃった。この1元は上海を出る時の食料に使おう。

そして、台湾料理の店に到着。ここの店は料理は勿論美味しいのだが従業員の接客もしっかりしている。中国だと従業員の接客はかなり酷い物なのだが、ここは従業員教育がしっかり行き届いているので文句無しだ。台湾料理を食べながら batayan先生とK先生と話をするがK先生も何やらbatayan先生と一緒に北の国がらみの武勇伝を持っており、かなりの猛者らしい。

jiangnan_239それに仕事辞めてユーラシア横断をしたいとか言っており何やら心中では色々計画を練っていそうだ。09:30頃に店を出てK先生と別れbatayan先生とタクシーで 地下鉄4号線の大連路駅まで行く。ここでbatayan先生を別れて地下鉄で浦東大道駅へ向かう。

同じドミの人民はサル

jiangnan_24022:30頃、ユースホステルに戻ったが部屋には誰もおらず明かりは点けっ放し、エアコンは設定温度30度で稼動中で常夏の環境が用意されていた。同じドミの心優 しき3人の人民たちが夜風に当たって帰ってくる小日本を心配して部屋を暖かくしてくれた様だ。・・・。そんな事は絶対に無いだろっ!何だこの人民どもは! 宿代払ったら電気水道使い放題だと思っているのか?

こいつらの頭の中には「節約」という言葉は無いのか?すまん!人民どもの頭の中に「節約」という言葉が無いからこういう状態なんだな・・・。人民どもの頭の中には「浪費」の2文字があるだけだな。どうして、誰もいない部屋でエアコンをフル稼働させる事が出 来るんだ?こいつら、はっきり言ってサルだ!

共産党はちゃんと人民どもを調教しろよ。こいつらが浪費するから毎年、上海は夏の電力需給が逼迫するんだろ! 共産党は人民どもを調教できないなら数を減らせ!人民多すぎなんだよ!教養とか礼儀とかを身に付けた人民が多いのなら文句は無いんだ。

jiangnan_241でも、サルが多いのは困るんだよ!このサルどもを何とかしたいのだが自分はサルを調教した事が無い。

いや、仮に「浪費は良くない。」「中国の資源を節約しよう!」「共産党と共に节能(省エネ)社会を実現しよう!」と説教してもジャイアンが「のび太のくせに生意気だぞ」と言う感じで「小日本のくせに生意気だぞ」というのは確実、他にも定番の「日本軍は南京で何をしたのか知っているのか?」「俺の親戚は日本軍に殺された。」とか言ってきそう・・・。人民は都合が悪くなると歴史問題にすり替える傾向が強いからな・・・。明日は別のドミへ移れるか訊いてみよう・・・。

机にはサル人民は物しかない。綺麗に使うとか共有スペースという概念が無いらしい。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
地下鉄 7元
合計 14元

七宝古鎮

jiangnan_24207:30頃、人民どもの携帯電話が五月蝿くて目が覚める。こいつらと関るのは嫌なので、さっさと出かける。地下鉄4号線で上海体育場へ移動して92路のバスで七宝古鎮へ向かう。しかし、ここでおのぼりさんの自分は重大な過ちを犯していた。

jiangnan_243実は七宝古鎮の近くには地下鉄9号線の七宝駅があったのだ。わざわざ渋滞するバスに乗る必要は無かったのだ。

jiangnan_24410:30頃、七宝古鎮に到着する。七宝古鎮は朱家角ほどの規模や知名度ではないが地下鉄で簡単に行けるほど上海市内から近いので最近人気急上昇の古鎮らしい。

jiangnan_245何故か上海なのに「雲南竹筒鴨」が売られている。

jiangnan_246これは乞食鶏。

jiangnan_247上海の七宝古鎮で浙江省烏鎮の特産品かいな?

jiangnan_248

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jiangnan_250七宝古鎮を見物してイスラム食堂で少し早めの昼食を済ませる。

中華式キヨスク

jiangnan_265昼頃、地下鉄9号線で宜山駅に到着する。ここで、4号線に乗り換えるのだが3号線と4号線に乗り換える場合は地上の連絡通路を通るのだが、この連絡通路は 外部とは金網で隔たれているだけなので金網越しで人民たちが商売をしているのだ。

営業許可とかは勿論取っていないというかやったもん勝ちなのだろう。こういう場所を見つけて商売をする人民はさすが商売の才能がある。でも、公安は見て見ぬ振りなのかな?それともショバ代を徴収しているのかな?ショバ代はこの地区担当の公安の懐に入るのかな?まあ、人民たちはいつでも逃げられるように店舗はリヤカーになっている。

jiangnan_266連絡通路では金網越しにおばちゃんたちが商売をしている。

jiangnan_267日本だと営業許可や道路の使用許可などが必要だが中国はやったもん勝ちか?

浦東賓家国際青年旅舎

jiangnan_251昼頃、ユースホステルに戻ると老板が険しい表情で「予約客で一杯で部屋が無いんだ。別の宿を探してくれないか?」とか言ってくる。予約取りすぎて部屋のやりくりが つかない様だ。偏見だが中国人のおのぼりさんはこういう時は「賠償金を要求する!」「慰謝料払え!」とか大騒ぎするのだろうな。

まあ、自分は別のユースホステルを探せばよいので「すぐ出ますよ」と返答したら老板の表情が良くなった。自分はそれほどサルじゃないから騒いだりはしないのだ。それにしても予約一杯とは人気があるな。

で、ドミに戻ると人民3人組が荷物をまとめている。こいつらも追い出されるようだ。さっさと荷物をまとめて上海大隠国際青年旅舎をチェックア ウトする。地下鉄4号線と2号線を乗り継いで東昌路駅近くの浦東賓家国際青年旅舎へ行く。

jiangnan_2521330頃、浦東賓家国際青年旅舎に到着して8人ドミに泊まる事にする。浦東賓家国際青年旅舎はCaptain Hostelの系列店だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 105元 1泊35元×3
地下鉄 11元
バス 1元 路線バス
合計 132元

朱家角

jiangnan_25307:30頃に起床して地下鉄2号線と1号線で上海南駅へ向かう。通勤ラッシュの時間帯であったが08:30頃、上海南駅に到着する。

jiangnan_254駅の南にある路線バス乗り場で30分ほど朱家角行きの上朱線のバスを待つが途中の青浦区までの区間車ばかりで朱家角行きのバスが来ない。待つのが嫌になったので青浦区までの区間車に乗車して途中まで行く事にする。青浦区からは青浦汽車站から周荘行きとかのバスが朱家角を通るのでこれに乗り換えれば問題ないだろう。

しかし、上海は渋滞や割り込みが酷いし、運ちゃんは急発進、急停車を繰り返して危ない。こんな運転だから車酔いをする人民が出る事を予想してか、乗車口にはゲロ袋が用意されている。

そして、ゲロ袋を取りに来る人民がいる。文明社会に慣れていない人民には路線バスと言えども大変なようだ。まあ、運ちゃんの運転が酷いから途中から乗って来て席の無い婆さんが急停車で見事に床に転んだ。

そして、すぐに近くの兄ちゃんが助け起こして席を譲った。兄ちゃん偉いやん!中国人は何故かバスの車内で老人に必ずと言っていいほど席を譲る。日本ではまず見られない光景だ。

中国人の敬老精神は本当に敬服させられる。これだけは中国人が世界に誇れる事だと思う。でも、どうして敬老精神はしっかりしているのに痰吐き、割り込み、浪費、腹出し、ぼったくりとかは止められないんだ?孔子が草葉の陰で泣いているぞ!

jiangnan_255青浦区に到着したのは10:30頃、ここから朱家角行きのバスに乗車して11:00頃、朱家角に到着する。

jiangnan_256朱家角は上海の定番観光地として不動の地位を確立している水郷古鎮だ。

jiangnan_2572006年12月に大阪から上海に上陸して上海観光でこの朱家角を訪れているが当時ド素人だった自分は上海体育場にある上海旅游集散中心から旅游バスで朱家角へ行ってしまった。

しかも、正直に入場券なんかも買っていた。おまけに城隍廟で は地元民が扮する糞占い師に10元もくれてやったりと思い出すだけでも腹が立つ!朱家角には良い思い出が無い

jiangnan_258因みに現在の朱家角は入場券を買わなくても 古鎮の中には入れるようになっている。但し、古鎮内の大清郵局とかを見物する場合に入場券が必要だ。

jiangnan_259どうも、朱家角では観光をしているという気分ではない。土産物屋とかを見ていても、「こいつらにぼったくられてたまるか!何も買わねえぞ!」と人間不信になっている。

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jiangnan_261まあ、今回は朱家角観光では無く「路線バスで朱家角へ行く方法」を調べに来たのだ。

jiangnan_262朱家角汽車站の対面にあったイスラム食堂で昼食を済ませて上朱線のバスで上海南駅へ戻るつもりだったがバスが来ないので13:00頃、人民広場へ行く沪朱線のバスに乗車する。

jiangnan_263上海南駅-朱家角の路線バス

jiangnan_264正確には人民広場近くの老成都北路大沽路へ行く。15:00頃、老成都北路に到着、10分ほど歩いて人民広場に到着。あとはユースホステルへ戻るだけ。

人民トイレの水流せよ

夜になってHP作成をしていると同じドミの人民がトイレで小便をしている。ここのユースホステルはドミにもトイレとシャワーが付いているのだが、人民がトイレから出てきた。でも、水を流した音がしない・・・。そして、自分が糞をしに行くと便器の中の液体は透明ではなく黄色になっていた。やっぱり水を流していなかったようだ。

因みにここのドミには他に白人が3人ほどいるが、3人とも夜遊びに出かけているようだ。それにしても、今回の上海滞在で少し分かったのだが上海のユースホステルに宿泊する中国人はおのぼりさんの様でかなりオサルさんに近いようだ。

まだ、4日しか上海に滞在していないが4人ドミで自分以外は人民全員パンツ一丁とかトイレの水を流さないとかだとサルとしか思えない人民にしか遭遇していない。まあ、上海まで観光に来る中国人はおのぼりさんだから当たり前なのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.5元
地下鉄 1元
バス 17元 路線バス
合計 41.5元

上海鉄路博物館

jiangnan_26808:00頃、地下鉄2号線と4号線を乗り継いで宝山路駅へ向かう。今日は上海鉄路博物館で鉄分補給をするのだ。08:55頃、宝山路駅の南にある上海鉄路博物館に到着する。開館時間は09:00なので周辺を散歩して時間を潰す。

jiangnan_26909:05頃、上海鉄路博物館の前に戻ってきた。10元で入場券を購入して、 まずは屋外展示されている米国製KD7型蒸気機関車から見物するが、突然雨が降り始めて館内へ非難する。

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jiangnan_271雨が降ってきたのでは仕方が無いので外の蒸気機関車は後回しにして館内を見て回ることにする。

jiangnan_272展示内容は上海周辺の鉄道の歴史を紹介しているのだが、雲南 鉄路博物館と比べると残念ながら濃い内容とは言えない。

jiangnan_273でも、屋外展示の蒸気機関車にはレール幅60cmの米国製SN26型があったりする。10:30頃、雨が止んでいたのでユースホステルへ戻る事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.2元
地下鉄 8元
上海鉄路博物館 10元
合計 36.2元

東方明珠塔でおのぼりさんを観察

jiangnan_27410:30頃、上海の定番観光地である東方明珠塔へ行く。その前に黄浦江へ行き対岸にある外灘を見物するのではなく、外灘を見物する観光客を観察する。

jiangnan_275上海では外灘や東方明珠塔を観光する中国人は外地人で、特に田舎者らしい。ようするにおのぼりさんという事だ。但し、田舎者といっても観光で上海に来ているので金持ちの部類には入るようだ。でも、何か雰囲気が微妙に違う。田舎者のオーラを出しているのだろうか?

jiangnan_276写っているのはおのぼりさんやダフ屋ぐらいかな?

jiangnan_277この辺もほとんどが田舎からの観光客かな?

jiangnan_27811:00頃、東方明珠塔にやって来た。もちろん、東方明珠塔なんて見物する気は無い。東方明珠塔を見物に来たおのぼりさんたちの見物に来たのだ。記念撮影とかしているので、おのぼりさんというのは一目瞭然だ。でも、ここではおのぼりさんより入場券売場の前にいるダフ屋だかガイドの売り込みの方が凄かった。

上海駅で自動券売機導入される

jiangnan_27912:30頃、上海駅を訪れる。上海駅でも自動券売機が導入され窓口に並ばなくてもD列車の切符が買える様になったのだ。でも、今頃自動券売機の導入かよ!言っちゃ悪いが台湾は高鉄と台鉄の両方で自動券売機を使って切符を買えるぞ!中国の切符販売システムは台湾にかなり遅れをとっているな。

jiangnan_280中国ならやる気になれば2、3年で全国に自動券売機を導入できそうなのだが・・・。何年後に全列車の切符が自動券売機で買える様になるかな?

上海の地下鉄


帰りに地下鉄での人民たちの乗り降りの様子を撮影してみるが上海では「先に降ろして後から乗る」という事が実践出来ていないようでマナーが悪い。2010年の上海万博まで1年なのに大丈夫だろうか?

北京オリンピックの時は1年以上前からバス停に動員されているかもしれないボランティアのおばちゃんたちが人民たちを並ばせるように調教していたが、上海では地下鉄の駅、バス停の両方でそういった光景が見られない。中国政府は今更人民たちを調教しても無駄だと判断しているのか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12.9元
地下鉄 7元
合計 19.9元

上海駅へ切符を買いに行く

jiangnan_28109:30頃、部屋のドアをノックする音がするので、いつもの様に掃除のおばちゃんだと思って無視していたら何度かノックする音がするので誰かと思ったら蘇州先生の突然の訪問であった。泊まっている所がどんな所か見に来たとの事で、ちょっと話をして自分は上海駅に切符を買いに行こうと思ったら蘇州先生も切符を買う必要があるようで一緒に上海駅へ向かう。

jiangnan_282そして、蘇州先生は軟座切符の専用売場でD列車の切符を購入する。4/1のダイヤ改正で4桁のD列車が登 場するのだが蘇州先生が買った切符は4桁のD列車だ。おまけに一等座だ。

で、自分は上海駅の東にある切符売場で北京行きの農民工専用列車になっている1462次の硬座切符(88元)を購入する。初めはZ列車の切符を買おうと思っていたが上海→北京のZ22次は硬座は無く軟座と軟臥だけで軟座だと283 元でかなり高いのだ。

jiangnan_283切符を買い終わって蘇州先生と上海駅の北側を散歩というか見物する。上海駅の北側は再開発中で各地で建設工事が行われている。そして、上海駅の北側は治安がかなり悪いらしいというか上海の雰囲気がしない。

偽タバコが売られていたり、乞食がいたりして何でもありの世界で外地人ばかりで危険な雰囲気が漂っている。まあ、北斗の拳の世界をしょぼくした感じかな?人民広場周辺の大都会とは大違いだ。壁は電話番号の落書きと性病科の貼り紙ばかり。

jiangnan_284中国は性病科の貼り紙が多い。

jiangnan_285しかし、2、3年もすれば上海駅北側も高層ビルやマンションが立ち 並ぶ大都会に変わるのだろう。それと、大統路茶葉批発市場が再開発に伴い移転して上海国際茶城としてオープンしていた。

jiangnan_286昼頃、ユースホステルの近くで蘇州先生にイスラム食堂で昼食を御馳走になる。昼食後にスーパーで買い物をしてユースホステル戻る際に蘇州先生がここから金茂大厦上海環球金融中心の上海を代表する2つのビルが見える事を教えてくれる。

更に東方明珠塔も見えるので、この場所は凄いようだ。13:00頃、蘇州先生は所用で帰られ自分は部屋でネットをしながら、1500頃に来られるkunshan先生を待つ。

巴国布衣で四川料理と変臉

jiangnan_28715:00頃、kunshan先生が訪ねて来られ、今日は四川料理をご馳走してくれるとの事。夕方まではまだ時間があるのでそれまでユースホステルの近くに kunshan先生が利用している足裏マッサージ店へ行く。

念の為に書いておくがちゃんとした足裏マッサージだ。化粧の濃い姉ちゃんによるチンコにマッサージではない。このマッサージ店は大量の日本の漫画が置いてあり漫画を読みながらマッサージが受けられるのが売りとの事。漫画喫茶は知っているが漫画マッサージがあるというのは知らなかった。

1時間ほど足裏マッサージを受けながら史記を読む。もちろん、横山光輝のだ。足裏マッサージを終えて17:30 頃、四川料理店の巴国布衣に到着する。

jiangnan_288kunshan先生曰くここのお勧めは料理ではなく変臉で有名な四川省の川劇表演との事。ここでは四川省の川劇が見られるのだ。

もちろん料理も美味しいです。これは蟹黄豆花。

jiangnan_289この料理は豚肉が柔らかく美味しい。

jiangnan_290南瓜と豚肉を使った料理。

jiangnan_291川劇は19:30頃からなので、それまでゆっくり料理を食べる事になる。数品の料理を注文するが、いづれも1品で自分の1日の食費を越える高級品ばかりだ。今後食べる機会はまず無いだろうからしっかり食べるが、量が少し多かったようだ。

kunshan先生は限界に達したようで箸を置いて変臉が始まるのを待っている状態だ。自分は残さない様に頑張って食べたのだが、やはり自分の胃袋は限界に達しており少し残してしまった。

jiangnan_2921945頃、川劇が始まるようで舞台が見やすい階段に客が集まっている。19:50頃、川劇が始まり盛り上がってきた。


自分は変臉を見るのは初めてであり、これはかなり面白い。kunshan先生が料理より変臉がお勧めというのには納得である。役者さんが舞台から客席に来ると白人さんたちが特に大喜びで握手や記念撮影をしている。自分としてはお客さんが大喜びしているのを観察するのがかなり楽しい。

役者さんは握手攻めや記念撮影で大人気だ。これは「後楽園遊園地で僕と握手!」状態になっていると言って良いだろう。因みに自分は後楽園遊園地でヒーローショーを見た事はありませんが上野動物園でパンダを見た事はあります。

役者さんがお客さんの前で変臉をしたりしてお客さん大喜びで店内の盛り上がりは最高潮に達する。変臉は本当 に凄い!さすが五千年の歴史がある中国、凄いとしか言いようが無い。川劇が終わり暫くするとお客さんが帰り始める。皆、川劇の変臉が目当てで巴国布衣に来ているようだ。

で、会計となり金額は225元で凄い金額になっている。でも、ここに来るお客さんは料理の料金というより川劇の変臉の料金と考えているようだ。巴国布衣を出てkunshan先生の車でユースホステルの近くまで送ってもらう。今日の変臉は凄かった。変臉を見て喜ぶお客さんの姿も凄かった。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 88元 硬座 上海→北京
地下鉄 7元
合計 95元

籠もる

今日は夕方まで籠もる。18:30頃に夕飯の約束をしていた蘇州先生と合流。沙鍋をご馳走して貰う。いよいよ明日は上海を離れて農民工御用達列車で北京へ移動する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 2.9元
合計 2.9元

上海~九龍 K99次 鉄道旅行記

上海旅行者国際青年旅舎を出発

いよいよ上海から香港に移動する日が来た。しかし、今日もまた雨で昨日より酷い。近くの食堂で朝食を済ませ。スーパーで水を購入。9時に一週間お世話に なった上海旅行者国際青年旅舎をチェックアウトする。保証金の100元はちゃんと戻ってきた。そして、折りたたみ傘をついに使うことになった。バックパッ クを背負いながら傘を差すという間抜けな姿になってしまった。まずは江西中路で64路のバスに乗車、そのまま終点の上海駅南広場で下車。

上海駅でK99次に乗車

shanhai01
とりあえず、改札口に向かうが駅舎の西側で出入境聯検大庁(出入境联检大厅)の文字が目に入る。なんか怪しい!通り過ぎると脇に行列ができている。どうや らこれが香港行きの列のようだ。一緒に列に並び少し様子を見ると1000前に列が動き始める。そのまま中に入ると予想通り出国検査場になっていた。
shanhai02出国手続きではパスポートに出国スタンプを押され返却される際に旅客査驗牌を渡され待合室(候车室)に移動する。

shanhai031030頃には待合室で写真を撮って時間 をつぶす。1100過ぎにようやくホームへ移動する。

shanhai04待合室の出口付近で駅員に旅客査驗牌を渡す。いよいよホームへ突入!噂には聞いていたが、公安の警備 が厳重です。人数多すぎです。別に逃げたり密入国したりしないのに・・・。密出国を企む輩はいるかも知れないけど・・・。

shanhai05無事に乗車して定刻どおり 1124に香港の九龍駅を目指し発車する。

金華、広州で警備の厳重さを再認識

kinka列車に乗ってしまえば九龍到着までやることはほとんどない。とりあえず車窓を眺めながながら杭州は何時頃通過するのかなと思っていたら金華に到着。どうや ら杭州は通らなかったようだ。

koushuしかし、金華駅のホームには公安の規制線が張られていた。ホームにいるおばちゃんも規制線の外にいる。もちろん、公安の監視の目も厳しい。金華を発車後は夜になり就寝。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5.3元
バス 2元 路線バス
合計 7.3元

翌日、広州に到着すると広州駅のホームは柵で区切られここも警備が厳しい。公安もホームに立っていたり、線路 を歩いて車両の下まで検査しているほどの厳しさだ。

九龍到着

jiulong01
広州からは列車は速度を上げ時速160kmで走行。一気に香港に入域かと思えば深圳からノロノロ運転。いつ香港に入るのかなと思っていたら繁体字で書かれ た看板を発見。すでに香港に入っていた。一体どこに本土と香港の境界があったんだ?香港に入ったことが分かると乗客が荷物をまとめ始める。自分も下車の準 備を始めしばらくすると九龍駅に到着。
jiulong02下車後は検疫を通過して入境審査である。無事に審査も終えてパスポートにスタンプが押され90日の滞在できるようになった。無事に香港到着である。

上海旅行記2006

上海到着

上海東方明珠塔この日から北京時間を採用。6:30に起床。早速、現在の航行位置を確認する。もうすでに上海のすぐそばまで来ていた。速度も約15ノットに減速しており、海の色も青ではなく泥の色になっていた。甲板で写真を撮り始める。しばらくすると軍艦が停泊しているのを発見。すかさず撮影する。上海で最初の収穫だ。08:30に朝食をとり、その後は甲板で写真撮影や船室で下船準備を始める。10:00頃にはすでに東方明珠塔や外灘が見え港に接岸していた。

11:00頃に公安が乗船して船内検査をする。11:30頃には下船が始まる。人数を区切って下船させており自分は第2陣で下船した。下船後にバスに乗 車。一度にバスの定員しか下船させないようだ。バスで税関、検疫所、出入境管理処のあるところまで移動。まずは手荷物検査を受ける。荷物をX線で検査。みかんを没収されていた中国人がいた。みかん等の果物は持ち込み禁止のようだ。続いて検疫の申告書を提出。自分は申告書に蘇州號を簡体字で「苏州号」と書く のを「苏洲号」と書き間違えていたがそのままにして提出した。特に何もなくそのまま通過。出入境管理処も無事通過、最後に税関でもう一度荷物のX線検査を 受けてそのまま出口へ。無事上海到着である。

国際フェリーターミナル~地下鉄

入国審査も無事通過し、次は宿を探さねばならない。ネットで調べた限りだと大体ここで浦江飯店(浦江饭店)やCaptainHostel(船长青年饭店)を目指すのがバックパッカーの王道らしい。しかも蘇州號で同室だった乗客が「CaptainHostelは満室で予約できなかった」と言っていたのでガイドブックに載っている有名な所は満室の可能性が高い。そこで出発前に候補にあげていたガイドブックに載ってなさそうな楽途国際青年旅舎(乐途国际青年旅舍)を 目指すことに決定!

この時すでにお昼頃。地下鉄の駅を目指し東大名路(东大名路)を東に歩く。しかし、本来なら東大名路から楊樹浦路(杨树浦路)へとまっすぐ進み大連路(大连路)と交差する所で地下鉄4号線(地铁四号线)の楊樹浦路駅(杨树浦路站)に到達するはずなのだが、途中で北に進んでしまい大連路駅 (大连路站)に到着。

大連路駅で曹楊路駅(曹杨路站)までの切符を購入しようとするが窓口と自動券売機がある。窓口が混んでいたの券売機で買おうとするが 券売機の近くにいた客だと思っていた人が「到哪里?(どこまで?)」と聞いてきたので、とっさに「曹杨路(曹楊路まで)」と答えてしまった。この人、実は 係員らしい。持っていた10元札を渡すと、券売機に硬貨を投入して切符とお釣の6元を渡された。券売機にも紙幣の投入口があるのだが、これでは自動券売機 の意味がないのではと思ったが後に理由が判明する。理由は後程。

地下鉄のホームは空いており、きれいに整備されている。しかも、線路への転落防止のために 自動ドアが設置されている。さらに車両もすごい。走行時にどこかで聞いた音がする。この車両はVVVFなのだ。E231系に似た音。上海の地下鉄は侮れない。大阪の地下鉄は、もっと頑張らねば。地下鉄は上海駅(上海站)の手前で地上に出て高架を走行する。

楽途国際青年旅舎に到着

rakuto曹楊路駅で下車後そのまま高架下を次の金沙江駅(金沙江站)へ向かって歩く。楽途国際青年旅舎は金沙江駅と曹楊路駅の中間に位置している。5分足らずで到着。服務台でドミトリー(多人间)が空いているかを聞いてみた。下手な中国語だったので小姐が英語で聞き返してきたので、「我不会说英语(英語話せませ ん)」と答えて中国語で会話。

ドミトリーは空いており、とりあえず24,25,26日の3日間泊まることにする。1泊70元、保証金(押金)50元、3泊 で260元を支払う。部屋は6人部屋で荷物があり先客が2人いるようだ荷物を部屋に置いていると黒人さんが一人帰ってきて荷物をまとめて出て行った。どうやら、6人部屋でも客は2人だけになったようだ。まあ、まずは上海駅(上海火车站)へ香港の九龍行きの切符を買いに行かなければならない。香港でビザを取得 しなければこの先の旅が続けられない。

上海駅で切符を購入

eki15:00頃に地下鉄で上海駅まで行き。駅周辺を見物後に切符を購入しようと上海駅南広場の售票大厅に行くが電光掲示板に九龍(九龙)行きの切符は12番 窓口で販売と表示されている。12番窓口は南広場の東にある售票处にあることが分かり、すぐに移動。12番窓口は香港とチベット行きの切符を扱っている。 料金表を確認すると九龍行きは日本のB寝台に当たる硬臥(硬卧)の料金500元前半から後半になっている。ネット調べた時より100元高くなっている。

不満だが列に並び、「要一张一月二号去九龙的票(1月2日の九龍行き一枚)」と聞いて列車番号等を書いた紙を渡すが「没有一月二号(1月2日は無いよ)」といわれ3日の硬臥中段の切符を購入。料金はなぜか料金表と違い476元だった。料金表より何故100元安いのだ?読み間違えたのだろうか?切符が購入できたので宿に戻る。地下鉄の切符売り場で気付いたのだが自動券売機はよく故障するようだ。紙幣を飲み込まれて切符とお釣りが出てこずに駅員を呼んでいる客がいた。これで大連路駅の自動券売機が有人券売機になっていた理由が分かった。

曹楊路駅に着くと駅前に人だかりができていた。「人民の集まるところに喧嘩と事故がある」と判断して見に行く予想通りの展開だった。自転車2台とバイクの衝突事故だ。3人が激しく言い争っているうちに警察到着。これ以上見てても意味が無いので夕飯を食べて宿に戻る。部屋の鍵が開いていた。先客が戻っていた。先客は日本人だった。西安と南京に行ってきたそうでもうじき帰国するそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4.5元
宿泊費 210元 70元×3
鉄道 476元 硬臥 上海→九龍
地下鉄 10元
合計 700.5元

中国銀行上海市分行を目指す

0700起床。周辺を散歩後に溜まったメール確認などをする。1200過ぎに外灘(外滩)へ向け宿を出発。とりあえずバスで行けるか試してみるも地図を購 入していなかったので道に迷い何故か上海交通大学やアメリカ総領事館にたどり着く。アメリカ総領事館は至る所に武装警察が警備しており写真撮影を断念。その後バスを乗り継いで人民広場(人民广场)に到着。南京東路(南京东路)を通り、1600に外灘到着。中国銀行を見つけ内部に突入していく。

中国銀行で口座開設

waitang中国銀行上海市分行の内部は広く窓口を確認する。窓口の電光掲示板に番号が表示されており番号札も必要なようだ。

ginko01周囲を確認して案内の小姐に聞いてみた。 「请问一下,我要开户(ちょっとお聞きしたいのですが、口座を開設したいのですが)」と思いつく中国語を言いながら「开户申请」(口座開設申請)と書いた 紙を見せたら、「你有身份证吗?(身分証はお持ちですか?)」と聞かれ「护照,可以吗?(パスポートでよろしいですか?)」と答えると「可以(いいですよ)」とすぐに申込書をくれた。

ginko02受付番号が印刷されたレシートも受け取り、次の説明を聞いたがよく理解できず「20番窓口」みたいな事しか分からなかった。とりあえず言われた窓口を探す が入金窓口に20番窓口は無い、ちょっと周りを確認すると後ろに自分の受付番号が表示された窓口があった。この窓口のようだ。レシートをみせて申込書とパ スポートを提出。

ginko036桁の暗証番号を設定したり書類に署名、10元を預金した。なぜか口座開設に10元の手数料を取られた。中国の銀行だから仕方ないのだろ うか?

南京東路で声をかけられる

nankintouro1630過ぎ。口座開設も終わり宿に帰る途中の南京東路で不審な小姐に英語で声をかけられる。英語と中国で「どこから来たの?」聞いてくるので中国語で 「韓国人です」と答え、「今暇か?」と聞かれ、「暇じゃない」と答え撃退。それにしてもよく外人だと見破ったものだ。まあ、南京東路で写真を撮っている時 点でばれてしまうな。
補足:南京東路に限らず上海では外国人をお茶に誘って金を巻き上げる小姐とぼったくり店のおっさんたちがいるので要注意だ。スケベ心を出すと良い事は無い。
参考:北欧エリートがぼったくり被害 地元政府が賠償-上海

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.5元
地下鉄 10元
バス 6元 路線バス
中国銀行口座開設費用 10元
合計 40.5元

上海大統路茶葉批発市場

daitouro010630起床。近くで水餃子を食べて朝食を済ます。お昼頃に上海駅の東にある上海大統路茶葉批発市場(上海大统路茶叶市场)を見物に行く。ここは茶葉の卸 売市場になっており専門店が軒を連ねている。

daitouro02日本からも業者が買い付けに来ており、その道では知られた茶葉市場だ。もちろん小売もしてくれる。茶葉の値段も安いものから高いものまで幅広く揃っており土産を買うのによさそうだ。

daitouro03日本でもガイドブックで紹介されていたりするが知名度はまだ低いようだ。しかし、上海駅から徒歩で約5分という絶好の場所に位置している。周辺は再開発が 始まっているようで建物の取り壊し作業が行われていた。ここも建て替えをするのだろうか?

daitouro04今回の見物は何も買わずに写真だけ撮っていたので周囲からは不審 人物に見えただろうな。ここは小売もしてくれるけど本当に業者のための卸売市場でした。

補足:上海大統路茶葉批発市場は上海駅北口周辺の再開発により2007年に閉鎖され上海大寧国際茶城へ移転した。参考1 2 3

天山茶城

tenzan01上海大統路茶葉批発市場に続いて天山茶城(天山茶城)も見物に行く。ここも茶葉の卸売市場なのだが、実際は観光客向けになっている。

tenzan02日本でもガイドブックで天山茶城はかなり紹介されたり、ツアーでもお土産購入のルートに組み込まれているほどであり知名度は高い。実際に天山茶城で日本語の看板を表示している店が良く目に付く。

tenzan03一部の店は怪しげな日本語になっているが、日本人観光客が良く来ている証拠である。

tenzan04天山茶城の内部は1階が茶葉、2階が茶器、3階が骨董品、美術品の専門店で構成されている。1階と2階はお茶に関係しているが、3階は一体・・・?
天山茶城
住所:上海市中山西路518号

また銀行口座開設

icbc011600頃。外灘で中国工商銀行と中国招商銀行で口座開設を試みる。中国工商銀行では書類に必要事項を記入し、今回は日本の住所で試してみた。あっさり、 通帳を受け取って口座開設終了。でもキャッシュカードが無い。別で申請が必要なようだ。でも手数料は取られなかった。預金もせずに口座開設だけなのに応対も良かった。

icbc02続いて中国招商銀行でも口座開設を試みる。申込書に分からないところがあったが記入できるところだけ記入して、もちろん日本の住所で申請して みた。窓口の担当者が申込書とパスポートを確認して、「ここが姓と名前ですか?」と聞いてきたので「上が姓です」と答える。申込書は簡体字で書いて、パス ポートはローマ字表記だから処理も色々大変みたいだ。ピンインなら簡単だからね。郵便番号のところでも「7桁なのか?」と聞いてきた。そう言えば中国は6 桁だったような。いつの間にか2、3人の行員で相談を始めいる。

cmbちょっと困った様子だが端末を操作しても無事キャッシュカードを受け取る。通帳は無かっ た。「存折」の項目をチェックしなかったからかな?でも、預金をしない客でも手数料は取らなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.4元
地下鉄 17元
バス 2元 路線バス
地図 6元
合計 32.4元

宿を移動

ryokousha01楽途国際青年旅舎をチェックアウトする。このまま滞在しても良いのだが上海の他のユースホステルはどんなものか比較すべく移動する。外灘の近くの上海旅行 者青年旅舎にチェックインする。4人部屋で料金は1泊55元と上海では安い部類に入るのだが建物が古いせいかトイレやシャワーはあまり綺麗とは言えない。 荷物を置いて周辺を散策してみる。周辺は租界時代の建物が残っており昔の上海の雰囲気が残っている。

夕方、部屋に戻り、今後の計画を検討していると先客Aが部屋に戻ってきた。「你好!」と挨拶をすると返事をしてくれた。しかし、このあと会話をするまでの10分間、自分は中国人だと思われていた。先客Aは杭州の人で東洋エンジニアリングで仕事をしているといっていた。夜になって新たに宿泊客が来たが日本人だった。ちょっと様子を見てから「你好!」と挨拶しようと思い黙っていたが、この日本人が「この部屋、中国人だけだよ!」と悪意のこもった一言。「日本人もいるんだけど、你好ぐらい挨拶はないのか」と思いつつ黙って無視。このままこの小日本の男は部屋に日本人がいることを知らずに旅立っていった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 385元 1泊55元×7
地下鉄 4元
合計 399元

朱家角へ向かう

shukakaku010800に宿を出発。地下鉄2号線の河南中路駅(河南中路站)で公共交通カード(公交卡)を購入してから地下鉄1号線の上海体育館駅(上海体育馆站)に移動する。上海体育館の旅游集散中心(旅游集散中心)で朱家角行きの切符を70元で購入、これ1枚で往復のバス代と朱家角の入村券と朱家角の6箇所の施設入場券がセットになっている。游4線(游4线)で約1時間で朱家角に到着。

朱家角を見学

shukakaku05朱家角の第一印象は「観光開発のされた水郷古鎮」であった。土産物屋が数多く立ち並びガイドブックに書かれた内容とは大きくかけ離れている。

shukakaku02建物は昔の佇まいがあるのだが大体が店になっており観光地として定着していることが良く分かる。6箇所の博物館などもあまり興味をそそられる展示内容ではなかった。

shukakaku04まあ、見ても損はしなさそうなところは大清郵局だけだ。

shukakaku03注意しなければならないのが城隍廟である。ここで線香を渡してくるおっちゃんは無視するように、受け取るとお布施する羽目になります。自分はうっかり受け取ってお布施する羽目になりました。
堂内で線香を備えた後におみくじみたいなのを引いた後にノート に名前と国籍とお布施の金額を記入するのですが、ほとんど英語で書かれており100元から600元まで外国人はお布施しているようです。しかし、自分はこ こまで馬鹿じゃないのでいい加減な名前と国籍を韓国、お布施の金額欄には10元と記入してやりました。そうすると、おっちゃんは紙に100元と書いて見せ るので、「非常贵!(高い!)」と言い返して10元のお布施で押し通しました。外国人だからと高額なお布施を要求するとは侮れない。

shukakaku06ここで予定外の出費が 発生したため今日の飯代が4元になってしまった。この後は朱家角内を探索するが途中で一般道路に出たりして、はっきり言って入村券買わなくても見学できます。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
地下鉄 8元
朱家角 70元 交通費込
お布施 10元
合計 92元

中国銀行で両替

昼過ぎに中山公園駅近くの中国銀行に両替に赴くが、何と窓口が40人待ちであった。年末の金曜でも中国は旧正月前が混むと思っていたら日本と同じだった。1時間15分待たされ最大で70人待ちまで待たされた。みんな待たされている中で、お婆ちゃんが騒いでいた。銀行員に向かって騒いでいたので話が聞き取れ なくても見当はついた。確かに70人待ちまでいったら怒るだろうな。50000円を両替して3199.9元になった。レートは100円=6.3998元で ある。

中国聯通のモバイル通信に申し込む

中山公園近くの中国聯通(中国联通)の長寧路店で掌中宽带に申し込む。掌中宽带はCDMA 1Xでモバイル通信ができるサービスであり、理論値で 153.6KB/Sの速度が出る。実速度はISDNぐらいだ。それでも中国移動(中国移动)のGPRSより高速である。

さっそく窓口でおばちゃんにHPを 印刷した紙を見せながら聞いてみた。おばちゃんは直ぐに係員を呼んでくれてサービス内容の説明を受ける。いくつかのコースがあるのだが自分は月200元/200時間まで定額、200時間以上は従量制のコースにした。これなら1日6時間つないでもまだ余裕がある。このコースは1年前払いなので2400元と SIMカード代100元の合計2500元を支払う。ちょっと高いのだが実はモバイルカードがもらえるのである。モバイルカード自体で500元から700元 位するのでかなりお得感がある。しかもその場でノートPCにドライバをインストールしてくれて動作確認をしてくれた。

日本語のXPにも関わらず係員は驚きもせず慣れた様子でインストールしている。この係員は外人慣れか日本人慣れをしている。さすが中国聯通の上海での旗艦店をうたっている店舗だ。動作確認も 終えて商品を受け取る。パスポートの提示もなくあっさり手続き終了。いつもなら、買い物では最初にどこの国の人か聞かれるのに今回は聞かれもせず済んだ。

静安寺を見物する

jinanshi011500頃に静安寺を見物する。商業地の真っ只中にあるのだが期待せずに10元払って見物をする。

jinanshi02境内は壁に囲まれているために車の騒音が急に静かになり お経が聞こえてくる。ちょうどお坊さんたちが修行中のようである。とりあえず、周辺を撮影していると観光客のお姉ちゃん2人組に写真を頼まれカメラ小僧をする。中国語で会話をしたので日本人とはばれなかったようである。

jinanshi03続いて、お坊さんたちを撮影しに本堂に突入する。周りの観光客もお祈りしていたりする中 で自分はなりふり構わず撮影開始する。撮影しているのは自分ひとりだけなのでお坊さんもこちらを見たりしている。あまりしつこく撮影して注意されると厄介 なので頃合を見て退散をする。
両替
中国銀行 50000円→3199.9元 レート1元=15.625488297円

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8.4元
地下鉄 7元
バス 2元 路線バス
静安寺 10元
データ通信カード 2400元 中国聯通
SIMカード 100元
合計 2527.4元

魯迅公園を見学

luxun010900頃に魯迅公園を見学する。ここはとにかく人が多い。太極拳、書道、歌や踊りと色々趣味を持った人が集まっている。

luxun02まずは公園を一回りしてみる。ほどなく魯迅墓に到着。魯迅の像があるのですぐに見つかった。魯迅公園内では日本人の団体客にやたらと遭遇する。やはり定番のコースのようである。

luxun03続いて公 園内の魯迅紀念館を入館料8元払って見学。魯迅に関連する資料は豊富なのだが館内はほとんど撮影禁止。撮影していたら警備員に怒られました。

魯迅故居に向かう

luxun04魯迅紀念館の後は魯迅故居に向かう。魯迅公園の南東に位置するのだが普通に路地にあるので見落とす可能性あり。偶然、写真撮影をしている集団を見つけて辿 り着く。しかも、日本人の集団だった。

luxun05まずは、外観を撮影した後に入場券を購入するが、椅子に座って待つように言われる。おとなしく待っている間に係員の おばちゃんたちが日本語の練習を始める。「ちょっと待って」とか言っており、ここには日本人がよく来るようだ。でも、ここに日本人がいるのだが・・・。気付いていないようだ。そうしている間におばちゃんに呼ばれてお姉ちゃん2人組の観光客と一緒に魯迅故居を見学する。

どうやら、内部は警備員が案内してくれるようで、先ほどの日本人たちが出てきた。一度に見学できる人数に制限があるようで、先に見学しているグループがいると待っていないといけないようだ。い よいよ魯迅故居を見学するのだが、ここも撮影禁止であった。でも警備員は色々と説明をしてくれるので8元払っても損はないだろう。

豫園周辺を見物

yuyuan011200頃に豫園周辺を見物する。まずは城隍廟を見学するが拝観料10元は高いです。特に見る価値はありません。続いて豫園を入場料30元払って見学しますが日本人の観光客多すぎです。

yuyuan02正直ここは30元の価値があるかというと疑問です。10元なら払っても良いかも?

nanshou01少なくともバックパッカーには行く必要のない観光地です。豫園を見学後は南翔饅頭店を見物する。上海で小龍包と言えばこの店である。ガイドブックだとテイクアウトで16個8元と紹介されていたが10元になっていた。値上げされたのかガイドブックが間違っているのか、どちらだろうか?

nanshou02まあ、どちらにしても話 のネタに食べてみて損はないと思う。帰りに40分並んで買って食べました。味は正直言って、味音痴の自分には分かりません!行列ができているから美味しいのだろう!

文廟と新天地へ向かう

bunbyo01豫園周辺を見物したら徒歩で南西に15分くらいの所に文廟が ある。文廟のある文廟路は露店が並んでおり豫園ほどではないが賑わっている。外国人観光客はあまり見かけない。文廟には拝観料10元を払って見学するが はっきり言って見学する物がありません。ここは見学より露店を楽しんだほうが良いです。

chukyo01続いて文廟から北西に15分くらいの所に新天地があり徒歩で移動です。新天地では中共一大会址紀念館(中共一大会址纪念馆)を見学します。

chukyo02入館料が3元と他の観光施設より安く設定されているので料金分の価値は十分あります。ここに限らず共産党関連の観光地は軒並み安く押さえられているのでありがたいです。しかし、館内は撮影禁止になっておりちょっと残念。撮影しようにも警備員と監視カメラでどうしようもありません。うっかり撮影して日本人だとばれたら袋叩きじゃ済まないかもしれません。おとなしく見学するしかありません。

宿に戻って吃驚

宿に戻ったら同部屋の杭州人からサダム・フセインの処刑を知らされ驚いた。新聞やテレビも見ないで、さらに台湾地震のせいでインターネットにも繋がらなかったので世界の動きは全く知らず。浦島太郎状態です。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 8元 路線バス
魯迅紀念館 8元
魯迅故居 8元
城堭廟 10元
豫園 30元
文廟 10元
中共一大会址紀念館 3元
中共一大会址紀念はがき 10元
合計 100元

今日は紅色の旅

mazedong01今日は朝から紅色の旅になりそうだ。まずは毛沢東故居を見学する。大きな通りには案内の道路標識が出ていたので迷わずに辿り着く。

mazedong02入館料は5元なのだが入 場券が記念はがきで60分の切手代が込みになっているので差し引くと実質4元4角の入場料だ。郵便局であと3元9角分の切手を購入すれば日本にも記念はが きを送ることができる。観光客には嬉しい入場券だ。

mazedong03館内は撮影禁止のようなのだが警備員がおらず、管理しているおばちゃんも滅多に見回りに来ない。と言うことは、ほとんど撮影し放題なのです。館内には毛沢東が使っていたソファーや手紙が展示されており、狭い館内でも資料は揃っていたので5元払った甲斐は あったかなと思う。

中共二大会址紀念館を見学

2dai01毛沢東故居から中共二大会址紀念館を目指して移動するが徒歩15分くらいであっさり到着。

2dai02周辺を見物して入館料3元を支払う。ここの入場券も記念はがきな のだが切手は貼らないといけない。料金が安い分仕方ないか。館内を見学するも資料はあまりない。

2dai03しかも、ここも撮影禁止なのだがおばちゃんにぴったりマークされ監視が厳しくて全く撮影できず。諦めて孫中山故居に向かう。

今日の最終目的の孫中山故居を見学

sunzhongshan01
中共二大会址からほぼ南に10分ほど歩いて孫中山故居に到着。孫中山とは辛亥革命の孫文の 事だ。しかし、入館料が20元になっている。ガイドブックには8元と書いてあったのだが値上げしていた。2倍以上の値上げは正直痛い。ちょっと迷ったがや はり見ないと後悔しそうなので20元支払ってまずは孫中山文物館を見学するが館内は撮影禁止になっておりがっかりする。しかし、展示内容は満足できる内容だ。

sunzhongshan02
梅屋庄吉から孫文に送った写真や孫文が来た中山服など資料は豊富で20元でも仕方ないかなと思った。しかし、警備員の監視が厳しく撮影は困難であった。続いて孫中山故居を見学するが、ここは土足厳禁なのだが靴は脱がずに警察の鑑識のように靴にビニールをかぶせて見学する。

sunzhongshan03しかも、警備員の案内で見学をする。おまけにじっくり見学もできない。5分くらいで孫中山故居の見学終了。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.7元
バス 5元 路線バス
毛沢東故居 5元
中共二大会址紀念館 3元
切手代 3.9元
合計 27.6元

新年早々天気は雨

朝から天気は雨で今日は宿で大人しくしているしかない。明日以降の計画を練るしかないようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7.5元
合計 7.5元

龍華寺を拝観

ryukaji01今日も天気は小雨だったのだが明日には上海を出発するので観光は今日しかできないので強行する。まずは三国時代に建立された龍華寺を訪れる。上海駅から 41路のバスで龍華路で下車する。

ryukaji02すぐに龍華塔が見えるので道に迷うこともなかった。肝心の拝観料は10元だが、それほど高くはない。早速内部を見学すると雨にもかかわらず参拝客が大勢訪れている。皆熱心に線香を上げたり、お祈りをしている。写真撮影をしている観光客は思っていたほど多くない。

ryukaji03境内には食 堂もあり吉祥面が10元になっていた。5元なら食べても良いけど10元はちょっと高い。まあ、寺の重要な収入なんだろうな。

宋慶齢故居を見学

soukeirei01
龍華寺を見学した後は龍華路で44路のバスに乗車して交通大学で下車して淮海中路を東に5分ほど歩くと宋慶齢故居に到着。しかし、入場券を販売する售票处はあるのだが入口に人民解放軍の兵士か武警が立っておりちょっと驚く。入場券を購入後恐る恐る入るが特に問題なかった。敷地の一番奥に宋慶齢故居があり入ると、なんとここも孫中山故居と同じく警察の鑑識のように靴をビニールで覆って見学だった。同じく撮影禁止。見学開始時間は12:30だったので椅子に座って待つ。この時は見学者は自分ひとりだけだった。

soukeirei02しばらくすると係員が「还有2个小日本」(あと小日本が2匹来る)と会話しているのが聞こえた。個人的に「小日本」と言うのは自由だけど、勤務中はマズイでしょ。それに、ここにも小日本が一匹いるんですけど。気付いていないのかな?

soukeirei03少しすると会話の通り日本人が2人来て、ついに案内の小姐に連れられて見学 開始!中国語の説明を聞くが半分も理解できなかったがスターリンや金日成からの贈り物や宋慶齢と毛沢東の写真もあった。

soukeirei04日本人2人組には英語で説明したりしていたが自分は英語がさっぱり分からず。見学終了後は宋慶齢文物館を見学。

soukeirei05孫文と宋慶齢の日本語の結婚誓約書やインドネシアのスカルノやアメリカのニクソンから送られた銀食器などが展示されている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
地下鉄 3元
バス 7.5元
龍華寺 10元
宋慶齢故居 20元
合計 49.5元

出発 東京-大阪-上海

高速バスで東京駅出発

12月21日夜についに出発!まずは東京駅八重洲南口からJRの高速バスで大阪駅桜橋口を目指します。

JRバス
青春メガドリーム号:大阪方面行
3,500円(ネットの早割り価格)
東京駅八重洲南口 22:50出発

大阪駅桜橋口 8:04到着

出発直前の22:47に山手線で東京駅に到着。出発時間に何とか間に合いバス乗り場で目的の大阪行きのバスを発見!早速バスに乗り込む。程なく出発して眠りにつく。

バスの調子が悪いようだ

途中で目が覚めるとバスが止まっていることに気がつく。渋滞か事故で止まっていると思っていたら横から車に追い抜かれる音がする。しばらくして車両故障の放送が流れる。大阪から救援バスが来ると放送される。救援バスの到着が4時間後と告げられ周りの乗客がちょっと騒いでいる。

その後、新城PAに到着して降りてみると中日本高速の作業車が隣に停車していた。けっこう大事になっているようだ。乗客は運転手に状況説明や払い戻しがあるのか聞いていた。横から聞いているとバスはAT車でギヤが入れ替わらなくなっていることが分かった。さらに払い戻しも無いことが判明。

とりあえず騒いでも仕方が無いので車内で待つ。しばらくすると応急処置ができたと放送が入る。早速出発。周りの乗客も喜んでいる。しばらくすると普段は車に酔わないはずなのに車酔いに襲われ大阪まで苦しむ。これは道路が悪いのか、それとも2階席だからなのか?

蘇州號に乗船

蘇州号船内結局2時間遅れの10:00頃に大阪駅桜橋口到着。大阪駅からは地下鉄梅田駅に移動。急いでコスモスクエア駅向かう。車酔いで弱っている上に荷物が肩に食い込んで痛い。予定ではコスモスクエア駅から国際フェリーターミナルまで歩いて行くつもりだったが高速バスが故障で遅れ時間が少ないうえに体力もかなり消耗していたので市バスで国際フェリーターミナルに向かう。市バスの乗客は自分一人だけ。「大阪市の財政はこのままで大丈夫か?」と思いつつ到着。

すぐに蘇州號の乗船手続きをする。続いて税関や出国審査だが、税関は事務用の机がひとつあるだけで税関職員も一人しかいなかった。出国審査も窓口が2つしかなく成田と比べると小さすぎる。おまけに手荷物検査が無い。カッターナイフを持ったまま乗船してしまった。どうやら船はテロ対策とは無縁のようです。蘇州號は一名のテロリストが乗船したまま出港してしまう。

自分の客室は2等Bの大部屋である。蘇州號はいつも満員だとか聞いていたが2等Bでも空きがあった。まあ、すし詰め状態で無ければ十分だ。船内は中国語、日本語、英語での会話が聞こえ、特に船内を走り回っている子供たちは中国語と日本語で会話している。うーん、すごい。

蘇州號 1428便
大阪港 12/22 12:00
↓ 2等B 20000円
上海   12/24 12:00

定刻どおり12:00に出港して瀬戸内海を約15キロノットで航行して明石海峡大橋や瀬戸大橋を通過する。尾道を過ぎた頃に日没。レストランで夕食をとる。夕食後はガイドブックを読んだりして旅行計画を練る。22:30に消灯。就寝。

本日の出費
項目 金額 備考
食費
地下鉄 270円 梅田→コスモスクエア
バス 200円 コスモスクエア→国際フェリーターミナル
合計 470円

フェリー2日目

07:00に起床する。現在の航行位置を確認すると長崎県五島列島の北を航行中。遠くにまだ島を確認することができる。08:30にレストランで朝食をとる。朝食後はテレビを見ていたりしたが、気分が悪くなってきた。船酔いのようである。外洋に出て蘇州號は約19ノットで航行している。海には白波が見えたりしているので少し波があるようだ。船酔いになるような条件は揃っているようだ。こうなってはおとなしく寝ているしかない。このまま夕方まで寝込む。夕方になり船酔いが収まる。甲板に出て遠くを見る。遠くに船が航行しているのが確認できる。もう島影は見当たらない。日没後には韓国の済州島の南を航行中であった。夕食はとらずにそのまま就寝する。