青島の四方駅に到着
0540頃、青島の四方駅に到着する。四方駅はD列車が発着する駅なのだが青島駅が改修中なので現在は青島の中心駅となっている。
しかし、駅舎やホームが 見るからに「臨時で拡張しました」というような雰囲気がそこら中に漂っている。青島駅の改修工事が終わるとD列車などが停まらない駅に陥落するの確実だ。 出口を出ると早朝にもかかわらず宿の客引きが多くてしつこい。客引きを無視して切符売場へ行き明後日の煙台行きの切符を購入する。
青島奥博維特国際青年旅舎
さて、青島での拠点だが市の中心部にある青島奥博維特国際青年旅舎に決めており5路のトロリーバスに乗り市立医院で下車をして山の上にある天文台を目指 す。青島奥博維特国際青年旅舎は元々は天文台だったらしい。所々に案内の表示があり辿って山頂に辿り着くと地元の人民たちが音楽にあわせて踊っていたりと 公園と化していた。人民たちの中を通り0700頃、青島奥博維特国際青年旅舎に到着する。
青島の街を見物
ユースホステルに荷物を置いて早速青島の街を見物していく。ドイツ租界があっただけの事はあり街中には西洋建築の建物が数多く見受けられる。日本占領時の建物も残っておりいつもの中国とはちょっと雰囲気が違う。厦門のコロンス島に似ている感じだ。こちらは観象二路基督教堂。1938-1941年にロシア人建築士の設計で建設される。
そんな中でも明代に建立された天后宮があったりと中国伝統の建築物もある。
青島の西洋建築では蒋介石公館として使われた花石楼が見てみたかったので214路のバスに乗車して終点から徒歩で向かう。
花石楼の次は桟橋を見物しに行くが海岸からは軍艦が停泊しているのが見える。青島は色々な所に海軍の施設があるのでそこらじゅうで海軍の軍人が見受けられる。
1030頃、桟橋に到着するが観光客で溢れかえっている。桟橋は1892年に建設された清軍専用の埠頭でドイツ占領後は貨物用埠頭として桟橋には軽便鉄道も通っていたとか。
そして、人の集まる観光地に奴らはいた。乞食だ。盲目や顔面変形とか色々な乞食が援助を懇願している。いや、懇願させられているのかな?
桟橋や海岸沿いは観光客で賑わっているが社会主義国・中国の現実の姿が見え隠れしている。
1130頃、浙江路天主教堂を訪れる。桟橋から見えていたのでどんな教会か見物に来たのだが入場料5元でおまけに内部は撮影禁止だったので外だけ見物する。浙江路天主教堂は1932-1934年にドイツ人の設計によって建設され文化大革命で破壊されたそうだ。現在の建物は1981年に修復されたものである。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 12.5元 | |
宿泊費 | 90元 | 1泊45元×2 |
鉄道 | 22元 | 硬座 青島→煙台 |
バス | 3元 | 路線バス |
合計 | 127.5元 |
改修中の青島駅
1415頃、改修中の青島駅を見物に行ってみる。青島らしく立派な西洋建築なのだが見る限り工事はまだまだ続きそうだ。
青島駅から2分ぐらい歩くと目の前は海で観光客で賑わっているのだが今日も乞食がいた。社会保障が充実しているはずの社会主義国家にどうして乞食がいるのだろう?
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 7元 | |
合計 | 7元 |
N382次 硬座で四方→煙台
今日は煙台へ移動するので1000頃に早めの昼食を食べに出かける。青島の街並みも今日が見納めだ。ユースホステルに戻ると白人バックパッカーが出発準備をしてい た。そして、自分より早く旅立って行ったのだが米やクッキーを放置していたので遠慮なく頂く。米は袋がハングル表記だったので、どうやら韓国からフェリーで来たようだ。
1130頃、ユースホステルをチェックアウトして5路のトロリーバスで四方駅へ向かう。
昼過ぎに四方駅に到着するが改修中の青島駅の代わりに使われているので待合室は手狭で人民で溢れている。おかげで席を巡って人民たちが喧嘩をしていたりと問題が発生している。
1305頃に改札が始まり乗車する。荷物を置いたら機関車の撮影に向かう。非電化区間を通るので機関車は東風4です。
車内はそこそこ混んでおり乗車率はほぼ100%で乗客全員が座れている。どうやら無座の乗客はいないようだ。1331に定刻どおり発車して煙台へ向かう。 適度な混雑なので車内は快適で窓からゴミを捨てる乗客もおらず乗客の民度はそこそこのようだ。
煙台に近づくと車内で煙台→大連のフェリーの切符が販売されており運賃は90元だった。1730頃、煙台に到着する。出口を出るとここにもフェリーの切符売場があり人民が並んでいる。フェリーの乗客は煙台駅からフェリー乗り場までの無料送迎バスに乗車していた。
上海行きの切符を購入
切符売場へ移動して明後日の2584次の蘇州行きの切符を買おうとしたが運賃表を見ると蘇州までが86元、上海までが88元になっている。ここでちょっと考えた。
元々は南京行きで考えていたが南京に0317着は時間が悪すぎるので0711着の蘇州で3日ぐらい蘇州観光と日帰りで上海へ行き上海→蘇州を CRHの乗り鉄で考えていたが運賃が2元の差なら一気に上海まで行きCRHで上海→蘇州を乗り鉄した方がよいと考えて上海行きの切符を購入する。1800 過ぎに21路のバスで経済開発区へ移動して1900頃、煙台国際青年旅舎に到着する。
中国人は節電とかする気なし?
煙台国際青年旅舎で4人ドミトリーに宿泊なのだが、部屋に入ると物凄く暑い。誰もいない部屋なのだがエアコンが温度設定が30度で稼動している。すぐにエアコンを止めるがはっきり言って煙台はエアコンを使うほど寒くも暑くもない。夕飯を食べに出かけて戻ってくると先客の中国人が戻っていた。彼奴が無駄にエアコンを稼動させていた張本人だ。
そして彼奴は更にやらかしてくれた。自分は2200頃、先に寝たのだがその後で目が覚めると彼奴は灯りを消さずに寝てい た。仕方ないので灯りを消して寝るが今までも中国人と同じ部屋になるとエアコンをつけっ放しとか何故かエアコンをつけて窓を開けるとか色々と電気の無駄遣いをする光景に遭遇している。人民どもがこんな電気の使い方をしていては二酸化炭素の排出量は増えて資源の浪費は止まらないだろう。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 15元 | |
宿泊費 | 100元 | |
鉄道 | 88元 | 硬座 煙台→上海 |
バス | 2元 | 路線バス |
合計 | 205元 |
煙台港フェリーターミナル
煙台港からは大連への国内フェリーと韓国の仁川への国際フェリーが運航されている。大連行きのフェリーは煙台港客運站と煙台港環海路客運站から出港している。
煙台港客運站を利用する場合は乗船場所が2ヶ所あるので注意しないといけないようだ。細かく言うと煙台港客運站は2ヵ所あり煙台港国際客運站の隣に新客運站がある。こちらは国際客運站の隣にある新客運站の方だ。
まあ、注意しないといけないが建物自体は200mぐらい離れているだけなので切符を買うときに窓口のおばちゃんにどちらの建物へ行けばよいか聞 けば問題ない。
煙台市博物館
1150頃、煙台市博物館を訪れる。煙台市博物館は福建商人により清の光緒10年(1884)に着工され光緒32年(1906)に完成した福建会館を博物館にしている。建物は外から見ていても立派そうなのだが入場料が10元なのでそのまま立ち去る。
中国人の声でかすぎ
夜になりHP作成をしているのだが同じ部屋の中国人の彼奴の声がでかい。携帯で話をするのは構わないのだがでかい声で話すので五月蝿い。中国の携帯電話はでかい声で話さないと通じないほど性能が悪いのだろうか?携帯電話の性能は決して悪いということはない。中国人の特徴に大声で話をするというのがあるのだが、これが欧米ではかなり評判が悪いようだ。おかげで中国政府も海外旅行へ行く中国人に「大声で話をしない」とか色々とキャンペーンを展開している。
項目 | 金額 | 備考 |
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食費 | 18.1元 | |
バス | 3.5元 | 路線バス |
合計 | 21.6元 |