江南旅行記~蘇州・水郷古鎮巡り2

バスで蘇州→周荘

jiangnan_14610:00頃、103路のバスで蘇州駅へ向かう。蘇州駅から徒歩で蘇州北汽車站へ行く。今日は上海、蘇州近辺で最も有名だと思われる水郷古鎮の周荘へ行くのだ。蘇州北汽車站には旅游集散中心があり周荘、甪直、錦渓、同里への旅游バスが運行されている。

jiangnan_147そして、旅游集散中心だとバスの切符と各古鎮の入場券の 割引セット販売もされているが「裏口から入るから入場券いらへん」という場合はバスの切符だけ買えばよい。因みに蘇州駅の南のドブ川を渡った平四路にある 路線バスターミナルからも周荘、甪直、錦渓、同里への旅游バスが運行されている。で、もちろん自分は周荘行きのバスの切符だけ購入する。

jiangnan_148旅游バスは 11:05発なので30分ほど時間があり待合室で待つ事になる。11:00頃、改札が始まりバスに乗車するが乗客は自分を含め8人だけで乗車率半分以下だ。途中で甪直古鎮に寄るが客は居らず、そのまま周荘へ。

jiangnan_14912:00頃、周荘汽車站に到着する。

jiangnan_150運賃表と時刻表を見つけ確認すると周荘汽車站からは上海、蘇州、昆山、青浦などへバスが運行されている。

jiangnan_151そして、周荘汽車站から周荘古鎮までは少し離れており汽車站と古鎮の間を路線バスが運行されていた。でも、自分は1元をケチって徒歩で古鎮へ向かう。ついでに周囲の状況確認もしておきたいし・・・。

周荘古鎮

jiangnan_15212:30頃、周荘古鎮の正面入口に到着するが入口では地元のおばちゃんが見張り番として目を光らせている。入場券売場には「100元」の文字があるし・・・。入場券100元は高いな・・・。中国の最高額紙幣と同じ金額だよ。日本で言えば観光地の入場料が福沢諭吉1枚という事だよ。中国の観光地はぼったくりやん!まあ、文句を言っても意味が無いので、裏口を探す事にして歩く。

jiangnan_153そして、水路沿いに入れそうな場所を見つけて進んで行くと別の入口に到着する。入口には明らかに見張り番だと分かる地元の姉ちゃんがいたが、試しにそのまま通ってみる事にする。

jiangnan_154入口を通過するが姉ちゃん何も言わず無事に周荘古鎮に入ってしまった。これは見張り番の姉ちゃんがやる気無しという事か?それとも自分が観光客には見えなかったのか?まあ、とにかく周荘見物開始である。

jiangnan_155周荘には元、明、清代に架けられた14の橋や明清古建築の宅院が100以上保存されている。

jiangnan_156古鎮内には水路が張り巡らされており中国第一水郷とも称されている。

jiangnan_157周荘を歩いてみるが土産物屋が多く見られしっかり観光地化されている印象を受けたが電線はすべて地中に埋められているので電柱は見当たらず景観の保護には 力を入れているようだ。あとはエアコンの室外機を何とかしないとな・・・。

jiangnan_158観光客は多く訪れ平日でも賑わっており土産物屋は儲かっていそうな雰囲気だ。それに欧米人もそこそこ見かけた。

jiangnan_159世界文化遺産への登録を目指しているようだが今のままだと麗江の様になりそうな・・・。

jiangnan_16013:30頃、周荘古鎮を離れて周荘汽車站から昆山行きの路線バスで錦渓へ向かう。

錦渓古鎮

jiangnan_16114:05頃、錦渓汽車站に到着する。錦渓汽車站の前にあるバス停からは蘇州行きのバスが出ているようだが2時間に1本なので時間が合わなければ周荘へ戻って蘇州行きのバスに乗車しないといけないようだ。でも、バス停には何時にバスが来るかが表示されていない。

jiangnan_162錦渓→蘇州のバスは期待できないと判断していたが錦渓汽車站でバスの路線を確認しようとしたら黒板に蘇州行きのバスの時刻表が書かれていた。どうやら、次のバスは千灯を15:00に発車するようだ。そうすると、15:00までに錦渓古鎮を見物し終えれば蘇州行きのバスに乗れそうだ。

jiangnan_16314:10頃、錦渓汽車站を離れて「錦渓」と書かれた牌坊をくぐり古鎮へと向かう。

jiangnan_164普慶橋。清の雍正11年(1733)に架けられ乾隆年間に修復されている。

jiangnan_16514:25頃、錦渓古鎮の入口に到着する。錦渓古鎮の入場料は50元なのだが入場券を買わずにそのまま入口へ。

jiangnan_166入口には保安(警備員)がいたのだが地元民との世間話に忙しいようで特に何もなし。錦渓古鎮に入り見物開始!錦渓古鎮は周荘ほど知名度は無いので観光客はやや少なめだ。

jiangnan_167錦渓は二千年以上の歴史があり、明、清代に架けられた36の石橋が保存されており古鎮内には26の石橋が保存されている。

jiangnan_168錦渓は陳墓と呼ばれていた時期があり南宋の第二代皇帝孝宗の陳妃が隆興2年(1163)に錦渓で病死して錦渓の南にある五保湖に水葬され800年間、錦渓は陳墓と呼ばれてきた。

jiangnan_1691993年になり錦渓の名が復活した。

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jiangnan_172錦渓はそれほど観光開発が進んでいないのと水路沿いに長廊があったりするので周荘より写真撮影に向いているような気がする。

jiangnan_173そして、錦渓を散歩していると通りに出てしまった。どうやら入口は正面の1ヶ所だけのようで裏というか脇道からは自由に出入りできるようだ。でも、「入場 券買えよ!」という看板があった。

jiangnan_17414:45頃、錦渓古鎮から錦渓汽車站の前のバス停へ向かう。15:00までにバス停に戻り暫くすると蘇州行きのバスが 到着する。千灯からは乗客がいなかったようで自分を含め錦渓で乗車した3人だけで蘇州へ向かう。16:00頃、蘇州駅前の平四路の路線バスターミナルに到着する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 2元 路線バス
バス 17元 蘇州→周荘
バス 2.5元 周荘→錦渓
バス 14元 錦渓→蘇州
合計 48.5元

同里古鎮

jiangnan_17510:15頃、蘇州駅前のドブ川を越えた所にある平四路の路線バスターミナル(平四路首末站)に到着。

jiangnan_176今日は同里古鎮を見物するのだ。

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jiangnan_177同里行きのバスの切符(8元)を購入して10:30頃に出発。途中で右側に宝帯橋が見えた。

jiangnan_17811:20頃、同里汽車站に到着。

jiangnan_179帰りのバスの状況を確認すると蘇州駅へのバスは大体15分間隔で運行されているようだ。青浦、朱家角行きのバスも同じように15分間隔のようだ。

jiangnan_180上海行きのバスも運行されているが1日10本のようだ。

jiangnan_181そして、同里汽車站から5路のバスで静思園にも行ける様になっている。今回は同里古鎮だけの見物で静思園には行かないのだが、ついでに静思園について説明しておこう。

静思園は江南最大の個人所有の園林として知られており、陳金根という超金持ち企業家が1993年から10年の歳月をかけて造り上げた庭園だ。今では国家AAAA級旅游景区にもなっておりかなり凄いらしい。

でも、中国で性格が屈折した自分に言わせれば「どうして、おっさんの庭を50元払って見なきゃいけないんだ?超金持ちなら無料で見せてやるくらいの度量は無いのかよ!自分の趣味で庭を造っておいて更に金儲けかよ!」である。

jiangnan_182同里汽車站を出て右(北西)へ進むと同里古鎮の 入口がある。ここから更に行くと入場券売場とかの本当の入口があるのだが同里古鎮の入場券は80元だ。

jiangnan_183世界文化遺産の退思園とかを見る場合は必要なのだが、自分は見る気は無いので入場券を買う気は無い。

jiangnan_184正面入口には見張り番の地元民がいるので迂回して別の入口から潜入する。見張り番らしきおばちゃんがいたのだが昼時だったので昼食の支度で忙しいようで何もなし。

jiangnan_185同里古鎮は千年古鎮とも言われるほどの歴史があり古鎮内には水路が張り巡らされ49の石橋があり水郷古鎮にもなっている。

jiangnan_186そして、同里古鎮は南宋の淳祐4年(1247)から清朝末期までに状元1名、進士42名、文武挙人93名の数多くの人材を輩出している。

jiangnan_187船で同里古鎮を見物することも出来る。

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jiangnan_189明清街もあるのだが土産物屋街になっている。

jiangnan_190因みに同里古鎮には中華性文化博物館という博物館があり、ここは別料金で20元になっている。館内は撮影禁止なのだが中国五千年の秘密の宝貝や房中術とかが公開されているのかもしれない。

自分としては初めは見物する価値ありと思ったのだが撮影禁止だったので止めた。でも、白人さんたちが20名以上の団体様御一行で館内へ入っていった。

jiangnan_191同里古鎮には世界文化遺産の退思園があり外国人観光客も多く訪れる観光地という事だけあって電線は地中に埋められて変圧器はうまく隠されている。

jiangnan_192同里古鎮自体を世界文化遺産に登録しようとしている様なので景観保護については力を入れているようだ。でも、土産物屋が多いので麗江と同じで一大商業地になりそうな気がする。1245頃、同里古鎮を出て同里汽車站へ戻る。

jiangnan_193同里汽車站の対面にイスラム食堂を発見して昼食に葱油拌面(6元)を食べる。

jiangnan_19413:30発のバスに乗車して14:20頃に蘇州駅へ戻る。

王四酒家で乞食鶏を食べる

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jiangnan_19715:00過ぎに蘇州浮生四季国際青年旅舎へ戻るとスタッフの兄ちゃんから蘇州先生が訪ねて来られた事を知らされる。そして、蘇州先生から電話があり夕食に連れて行って貰う事になる。17:30頃、蘇州先生が来られて夕食に出発する。蘇州料理の乞食鶏(叫化鸡)をご馳走してくれるとの事で1745頃、観前街にある王四酒家に到着する。

jiangnan_198ここは蘇州の有名店で相当有名らしい。自分は乞食鶏は知っていたが王四酒家は全く知らなかった。因みに王四酒家は清の光緒13年(1887)に常熟で創業した老舗だ。

jiangnan_199食べやすいようにほぐす。

jiangnan_200これが今日の夕飯。豪華すぎる!

jiangnan_201乞食鶏を食べながら蘇州先生から「何故銀行の中に両替屋がいるのか?」「上海や蘇州の不動産事情」などを教えてもらう。そして、お会計で蘇州先生が服務員 に領収書を頼む。で、持って来たのが↑の領収書。このレシート型の領収書だと店のレジと税務署(税务局)の端末がオンラインになっており常に税務署が売り 上げを把握しているそうだ。

しかも、売上に課税さるとの事。利益でなく売上という所が凄い。何故利益で無く売上に税金なのかというと客のほとんどが領収書の発行を頼まないので売上があっても売上に計上されないという事になる。即ち「領収書を発行しない→売上に計上されない→税金を誤魔化す→脱税」という事になる。

なので、領収書が発行されずに脱税されるのを前提にして利益でなく売上を課税対象にしているようだ。ちゃんと売上と利益が申告されるようすれば税の捕捉がしっかり出来て税収が増えてちゃんと貧困対策の予算を確保できるだろうに何故中国政府は制度改革をやらないのだろうか?やはり役人が賄賂に目が眩んでいるのか?

jiangnan_202王四酒家を出て続いて蘇州先生お勧めのラーメン屋へ連れて行ってもらう。同得興という店で「世界ウルルン滞在記」でも紹介されてかなり有名らしい。しかし、営業が終わっており代わりに19:30頃、朱鴻興(朱鸿兴)というもう1軒の有名店へ連れて行ってもらうが、レジのおばちゃんの接客態度が悪くて蘇州先生は少々ご立腹のご様子。ここでは燜肉麺(焖肉面)をご馳走になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
宿泊費 100元 週末35元×2、平日30元
バス 2元 路線バス
バス 16元 蘇州⇔同里
合計 26元

蘇州の有名ラーメン屋「同得興」

jiangnan_203朝から雷が鳴り雨が降っている。今日は外へ行かない方が良いようだ。昼前には太陽が出て天気が良くなってきたので、昨日行った王四酒家と朱鴻興を見てから同得興へ行く。

jiangnan_204こちらは昨日、燜肉麺を食べた朱鴻興。
jiangnan_205では 雪菜肉絲麺(雪菜肉丝面)(5元)を食べるが、久しぶりに美味しいラーメンを食べた。同得興は素直に蘇州に行ったら訪れる価値のある店だと十分思える。これはお世辞ではない!

jiangnan_206例えるなら四川省成都の陳麻婆豆腐で話のネタとして麻婆豆腐を食べるのは一度で十分だが、蘇州の同得興は2度、3度でも足りないだろう。同得興は麺だけなくスープも美味しかったし、時間があれば数度訪れて色々な麺を食べる価値が十分あるだろう。

四川料理の川福楼

jiangnan_208夕方になりHPを読んでくれているbatayan先生が訪ねて来てくれた。更に先日、日本料理屋へ連れて行ってくれたkunshan先生とも合流して20:00頃、batayan先生とkunshan先生と一緒に観前街へ向かう。
jiangnan_209そして、川福楼という四川料理の店で晩御飯を御馳走して頂くことになるのだがbatayan先生が広西チワン族自治区の徳天瀑布へ 行った時に購入したというベトナムのタバコを見せてもらう。パッケージにイラクのサダム・フセイン大統領が描かれているがベトナムではこういったタバコを製造・販売しても大丈夫なのか?もしかしたらビンラディンのタバコもあるのかもしれない。

jiangnan_210それと、「中国关税未付」(中国の関税払ってません)と表記さ れているが、表記していても意味無しだと思う。

jiangnan_211川福楼では貧乏バックパッカーには縁の無い高級料理が目の前に並び凄い事になっている。batayan先生、kunshan先生と話しながら食べ始める が、batayan先生の北の国がらみの武勇伝や週末旅行に上海から飛行機とバスを駆使して中越国境のモンカイ・東興を越えて上海へ戻ったりと興味深い話が聞けた。

jiangnan_212名前は忘れたが、これが一番美味しかった料理だ。

jiangnan_213そして、日本人駐在員や中国の上流階級の人たちがどのような物を食べているかが分かった。満腹になって余った料理を打包(折詰にして貰う)して貰い3人で外へ出るのだが、店の外には中国の格差社会を思い知らされる光景が待っていた。

それは、乞食や客引きが待ち構えていたのだ。それも乞食は金を貰う為ではなく打包した料理まで狙っていたのだ。もちろん、折詰を持っていた自分も乞食の標的であったが包囲網を突破する。

そして、3人で観前街を歩いていたのだが次は子供の乞食が出現する。batayan先生とkunshan先生は子供の乞食をかわすが自分は折詰を子供の乞食に掴まれる。この時、「折詰くらい あげてもいいかな」なんて考えてしまったが、batayan先生が子供の乞食を追っ払う。さすが10年以上中国に住んでいるだけの事はある。

そう、子供の乞食と言えども甘やかしてはいけないのだ!そもそも乞食が存在しない筈の社会主義国の中国に乞食がいるというのがおかしいのだ。共産党は何をしているんだ!子供の乞食を保護して衣食住を与えて、義務教育を修了させるまで、しっかり責任を持って育てろよ。

素人考えだが中国は1年間に4万件も汚職事件が発生しているから汚職役人から財産没収すれば児童福祉施設の建設費から運営費まで賄えるのではないか?23:00頃、3人でユースホステルに戻る。batayan先生 とkunshan先生はここに1泊して、明日3人で昆山の千灯古鎮へ行くのだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

千灯古鎮

jiangnan_21408:00頃に目が覚める。今日は自分、batayan先生、kunshan先生の3人で昆山の千灯古鎮へ行くのだが09:00-11:00に出発予定なのだが09:00頃、kunshan先生が呼びに来てくれて出発となったがbatayan先生とkunshan先生は部屋の蚊が五月蝿くて05:30頃には起きていたとか・・・。

jiangnan_215そうと知っていればもっと早く出発できたな。千灯古鎮への経路はkunshan先生が知っており、蘇州汽車北站→昆山新客運站→千灯古鎮へと移動する。まずは蘇州汽車北站へバスでと思ったらタクシーでの移動に・・・。 何やら凄い事になっている。そして、蘇州汽車北站で昆山行きのバスに乗車して30分ぐらいで昆山新客運站に到着。

jiangnan_225昆山新客運站からは113路のバスで千灯古鎮へ行けるのだが、何故か路線バスなのにバスターミナルの切符売場で切符を買う必要がある。

jiangnan_21611:30頃、千灯 古鎮に到着する。

jiangnan_217kunshan先生は以前訪れた事があるそうで千灯古鎮は小さい古鎮だとか。

jiangnan_218でも、古鎮内の観光地に入らなければ入場券を買わなくても見物出来るという事なので見張り番の地元のおばちゃんたちとかを気にする必要は無いのだ。

jiangnan_2193人で千灯古鎮を見物して回るがkunshan先生が言っていた通り小さな古鎮なのですぐに古鎮の外れに到着。まだ、入口周辺しか観光開発されていないので奥の方は未開発というか地元民の住宅街だ。

古鎮の外れにも古い石橋があるのだが文物保護単位の石碑は破壊されて放置されたままで奥の方を観光地化する為の予算は組めていないようだ。電線の地中化も出来ていないから本格的な開発はまだまだ先かな?

jiangnan_220文物保護単位を示す石碑が無残な姿に・・・。

jiangnan_221水郷古鎮という事なのでこういう風景もある。

jiangnan_222ここで千灯古鎮について説明しておくが、千灯古鎮は二千年以上の歴史がある水郷古鎮であり昆劇(昆曲)の発祥地として知られている。

jiangnan_223昆劇は世界無形遺産に登録されている。千灯古鎮を見物し終わって3人で昆山市内へ戻り昼食となったが移動手段は白タク・・・。運賃は50元。50元で白タクに乗ってしまうのだ!自分なら白タク=ボリタクなので絶対に路線バスで移動だ。batayan先生とkunshan先生は凄すぎる。日本人駐在員にとってはタクシーとか当たり前なのだろうか?自分の知らない世界があるようだ。

jiangnan_224そして、日本料理屋へ入り焼肉定食をご馳走になる。こんなに贅沢をして良いのだろうか?ここ数日間、人様から普段食べていないというか食べた事の無い物ばかりご馳走になっている。

jiangnan_226昼食を終えて13:45頃、kunshan先生と別れてbatayan先生と新客運站へ向 かい蘇州行きの切符を購入。batayan先生は上海へ戻るのでここでお別れとなる。今日の千灯古鎮見物では1元も使っていない。いや、1分も使っていない。batayan先生とkunshan先生に奢って貰ったのだ。

夜はレストラン

jiangnan_22719:30頃、HPを読んでくれている猫先生とI先生がユースホステルを訪ねて来てくれて観前街のレストランでご馳走になる事になる。猫先生は元バックパッカーで中国各地を回っていた様で大理の菊屋の立ち上げにも関っていたという。大理の菊屋と言えば日本人の溜まり場として有名な店だ。その立ち上げにも関っていたとなるとかなりの猛者だ。

I先生は将来、湖南省の張家界から南へ下り広西チワン族自治区まで旅したいと言っており機会を窺っている様だ。I先生はミャオ族 やトン族、チワン族などの少数民族マニアか?食事をしながら色々と話をしたが猫先生とI先生は酒に強いようで青島ビールをかなり飲んでいた。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
バス 15.5元 昆山→蘇州
合計 16.5元

江南旅行記~蘇州・水郷古鎮巡り1

木瀆古鎮

jiangnan_12411:30頃、蘇州駅から游4のバスで木瀆古鎮(木渎古镇)へ向かう。12:30頃、バス停の木瀆古鎮で下車するが木瀆古鎮までちょっと離れていた。というよりも、2つ先のバス停が木瀆古鎮の入口にあった。バス停の位置が間違っているような・・・。

木瀆古鎮は清の乾隆帝が6度も巡幸で訪れている由緒正しい古鎮なのだが、今まで見てきた古鎮の中では古鎮の雰囲気が薄い。何か中途半端な古鎮だ。来る必要はなかったかも・・・。

jiangnan_125木瀆古鎮は見る必要がなかったような・・・。

jiangnan_126都会の観光地という事でこんな物なんだろう。

咖喱飯を作る

jiangnan_127木瀆古鎮の帰りにカルフールにより食材を調達する。

jiangnan_128蘇州小雅国際青年旅舎に戻り早速料理の準備である。台湾のカルフールで買ったカレー粉を使ってカレーを作る。久しぶりの料理で少々作りすぎてしまったが残さずに食べた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27.5元
バス 9元 路線バス
合計 36.5元

やる気なし

蘇州に来てみたものの市内では特に見たい所もないのでのんびりする事にする。昼と夜にカレー作っただけで何もしていない。自分は蘇州でカレーを作る為にいるのか?

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 40元
合計 40元

甪直古鎮

jiangnan_12908:00頃、蘇州駅へ行き518路のバスで甪直古鎮へ向かう。運賃は4元で路線バスにしては高い。物価の高い沿海部の蘇州では仕方がないかな。

jiangnan_13009:40頃、終点の甪直汽車站で下車して南へ歩くと甪直古鎮の入口というよりも裏口に到着する。

jiangnan_131甪直古鎮は蘇州の東25kmほどの所に位置しており千年以上の歴史がある水郷古鎮で宋、元、明、清代の石橋が72もあったそうで、現在でも41の石橋が残っている。

jiangnan_132甪直古鎮には保聖寺、沈宅、万盛米行などの景点があるのだが、これらの景点を見物する場合は甪直古鎮の入場券(60元)が必要で別に見物せずに甪直古鎮を散歩するだけなら入場券を買う必要はなかった。

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本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.9元
宿泊費 40元
バス 9元 路線バス
合計 69.9元

蘇州浮生四季国際青年旅舎

jiangnan_13809:00、朝食にカレーを作って食べる。10:30頃、蘇州小雅国際青年旅舎をチェックアウトして11:00頃、蘇州浮生四季国際青年旅舎に到着する。何故移動するのかと言うと別の宿がどんな物か調べてみる為だ。

jiangnan_139で、蘇州浮生四季国際青年旅舎では6人ドミに宿泊する事にする。但し、改装工事をしており五月蝿い。でも、改装工事をしているという事は儲かっているという事かな?

宝帯橋

jiangnan_14011:30頃、近くの飲馬橋のバス停から103路のバスで汽車南站へ向かう。汽車南站でバスの状況を確認して徒歩で更に南へ向かう。これから中国最長の石橋である宝帯橋を見物しに行くのだ。

jiangnan_141場所はGoogle Earthで確認しているので問題はない。澹台湖大橋を渡ると橋から遠くにある宝帯橋が見える。更に南へ歩きバス停「石湖東路」を過ぎて最初の交差点で左 (東)へ歩く。この通りが石湖東路で工業地帯を進み運河に突き当たり左(北)へと進み12:55頃、宝帯橋に到着する。

jiangnan_142宝帯橋は趙州橋、盧溝橋などと共に 中国十大名橋と称されている。橋の建造が始まったのは唐代で千年以上の歴史がある。13:30頃、来た道を戻りバス停「石湖東路」で103路のバスで飲馬橋へ戻る。

初めて日本料理屋へ連れて行ってもらう

jiangnan_143宝帯橋から戻ったらHPの掲示板に蘇州先生から書き込みがあり夜にお会いする事になる。そして、更にkunshan先生も合流する事になり3人で晩御飯を食べに行く事になる。今まで昆明や三亜とかの旅先で偶然HPの読者に遭遇した事はあったのだが、連絡を取り合ってお会いするのは初めてである。

kunshan先生は19:00頃、蘇州先生は20:00頃、蘇州浮生四季国際青年旅舎に来られるとの事でそれまでHP作成をして過ごすが18:00過ぎに何やら気分が悪くなってきた。それに腹の調子も悪い。何か悪い物でも食べたのか?いや、3日前から自分でカレーを作って食べているから考え難い。それにカレーは火の通った料理だし・・・。この様な状態に陥りこれでは晩御飯に行けないかもと考え始める。

19:00頃、kunshan先生が到着してお土産に「関口智宏の中国鉄道大紀行」のDVDを貰う。鉄ちゃんの自分にはこれはかなり強力なアイテムだ。しかし、体調は悪化して行く一方で最悪の状態になる。 20:00頃、蘇州先生が到着して食事に出発する。この頃には体調はやや回復して何とかなっている。

で、何を食べに行くか相談するが自分は蘇州先生と kunshan先生にお任せして日本料理屋へ行く事になる。日本料理屋なんて金持ちしか行かない所なので今まで自分は入った事が無い。そして、タクシーで 日本料理屋へ向かう。タクシーなんて一昨年、甘粛省で嘉峪関の近くにある万里長城第一墩へ行った時以来だ。

それに自分にはタクシーは全てボリタクに見えて しまい警戒してしまう。20:30頃、やたらと日本語が目立つ繁華街に到着して日本料理屋へ入るが、この通りに並んでいる店は蘇州の日本人駐在員御用達の 店なんだろう。

jiangnan_144この店は98元で食べ放題の様だが自分にとっては真っ青になる金額だ。いや、これは自分だけではなくほとんどの人民にとっても真っ青になる金額だろう。色々注文をして3人で乾杯をして食べ始める。

食べ放題なら普段はたくさん注文する所だが調子悪くてあまり食べられず・・・。せっかく高い所に来たのに食が進まないというのは非常に残念!それにせっかく蘇州先生とkunshan先生が食事に連れて行ってくれたのに自分は体調不良で醜態をさらす始末・・・。

jiangnan_14523:00頃、店を出てタクシーを拾い、まずは蘇州先生と別れ、続いてkunshan先生と別れる。今日は蘇州先生とkunshan先生に食事代、タクシー代を奢って貰い感謝感激!それと体調不良で醜態をさらしてお恥ずかしいかぎりです。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 90元 1泊30元×3
バス 4元 路線バス
合計 94元

籠もって体力回復

昨日は調子が悪かったが一眠りしてかなり調子が良くなった。しかし、ここで油断して周荘や同里へ遠出すると途中で行き倒れになるかもしれないので大人しくHP作成しながら籠もる事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 0元
合計 0元

江南旅行記~南京・鎮江

K26次 無座で黄山→南京西

jiangnan_09306:20頃に起床して出発準備を整え07:00頃、黄山国際青年旅舎をチェックアウトする。黄山駅前には黄山行きのバスが既に待機しており、おっちゃんやおばちゃんが声をかけてくる。朝から活発に営業活動をしている。でも、自分は昨日黄山を見てきて、これから南京へ行く事を告げると営業活動終了!残念ながら自分は金にはならないのだ。

jiangnan_094駅の待合室に入り改札が始まるのを待つが利用客が少なく待合室は静かだ。

jiangnan_09507:30頃に改札が始まりホームに入線して来た列車に乗車する。

jiangnan_096車内は5割以下の乗車率で余裕で座れた。それもボックス席を丸ごと占領だ。終点の南京西駅まではのんびり外の景色を見ながら過ごせると思ったが績渓でガキを連れた人民が目の前に座りやがった。空いている席に座るだけなら全く問題は無いのだがガキが五月蝿い。

おまけに目の前で親子でヒマワリの種を喰い始めた。ヒマワリの種を食べるのは問題ないが種の皮が床に散乱し始める。「人民の親子よ。そんなにもハムスターの餌が美味いのか?」「てめえらは共産党のいう事を聞いて文明人になる気はねえのかよ?」と言いたい所だが人民の親子の行動を黙って観察する。観察中には乗務員が車内清掃をしてゴミが片付けられたが数分後には床にヒマワリの種のカスが・・・。

jiangnan_097そして、乗務員もこの状況に文句を言い始めるが、所詮こういう人民にはサル程度の知能しかないので全く効果なし!こうして、人民の親子がいなくなる馬鞍山まで不快指数100で過ごす。馬鞍山を過ぎてようやく平和が訪れる。14:20頃、南京西駅に到着する。

南京瞻園国際青年旅舎

jiangnan_09816路のバスに乗車して長楽街で下車して夫子廟と瞻園の間にあるユースホステルの南京瞻園国際青年旅舎(Nanjing Sunflower International Youth Hostel)へ向かう。

jiangnan_099で、8人ドミは会員証を使って40元→35元で宿泊でき た。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.8元
宿泊費 35元
バス 0.8元 路線バス
合計 59.6元

明功臣墓 呉良、呉楨墓

jiangnan_10009:00頃、1路のバスで南京駅へ行き136路に乗換えて鎖金村で下車する。今日は明功臣墓 呉良、呉楨墓を探すのだ。呉良は明の功臣で江国公に封じられ、呉楨は海国公に封じられている。さて、呉良、呉楨墓があると予想していた高級住宅地の新世界花園で警備員に聞いたら「無い」とか言って来るので近くの南京師範大学の施設で警備員に聞いてみても「無い」の答えだ。

確かにこの近くにあるはずなのだが 見つからない。一旦出直す事にして南京瞻園国際青年旅舎に戻りネットで情報収集すると南京電影機械廠の敷地内にあったらしいが南京電影機械廠は既に無く なってマンションが建っているらしい。やはり、新世界花園が怪しい・・・。

jiangnan_10114:00頃、再び捜索開始!今度は山の中から探してみる事にする。新世界花園の裏側を探すと新世界花園の敷地内に石像が見える。やっぱり、あるじゃないか!入口の警備員「無い」とか嘘つきやがって!でも、敷地内に勝手に入れないように壁があるので困ったな・・・。無断で入るわけには行かないし・・・。

壁越しに覗いていると工事のおっちゃんが声をかけてきたので「呉良墓を見物した い」と言ったら「どっから来たんだ?」とか言うので「そこの山を越えて来たんだよ」と返答すると「山越えてきちゃ駄目だよ!そこの入口から出てってくれ!」とか言われたので出て行く事にする。

jiangnan_102でも、呉良墓はしっかり見物して行く。しばらくするとに警備員が来て「何処から来たんだ?」とか訊くので「そこの山を越えて来た。今朝、入口で呉良墓があるか訊いたら『無い』と言われた。ずっと山の中を探していたけどここにあるじゃないか!」と一方的に文句を言ったら「次からは入口から入るように」と言われて他には何も無かったが「もう来ないと思う。一回見たら十分だろっ!」と思いつつ14:50頃に外へ出る。

南京大虐殺紀念館

15:50頃、南京大虐殺紀念館にやって来た。6度目の訪問で特に目新しい物も無いだが、今回は今まで撮影禁止だった万人坑遺址では人民が撮影していたの で一緒になって撮影をする。警備員が今までと違っていなくなっていたので撮影可になったのだろうか?それとも偶然にも警備員がいなくなっていただけだろう か?まあ、遠慮なく撮影して退散する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.8元
バス 11.2元 路線バス
合計 27元

南京は公交IC卡で買い物が出来る

jiangnan_10308:00頃に起床する。今日は鎮江へ移動するのだが、その前に公交IC卡の残額を使い切ってしまおうと思い宿の対面にあるスーパーの蘇果(苏果)で買い物をする。実は南京の公交IC卡は南京市内の蘇果で買い物の支払いに使う事が出来るのだ。電子マネーっていうやつだな!交通機関以外でも公交IC卡が利用できる南京はかなり凄い。

jiangnan_104買い物ではLGの歯磨き粉と南京特産の雨花茶を購入する。雨花茶は土産に買ったが人にあげる訳ではない。自分で飲む為である。

D429次 二等座で南京→鎮江

jiangnan_10510:00頃、雨が降る生憎の天気だが南京瞻園国際青年旅舎をチェックアウトして33路のバスで南京駅へ移動する。渋滞が酷く11:00頃、南京駅に到着 する。南京駅へはバスより地下鉄の方が便利だな。切符売場で鎮江行きの切符を購入して待合室へ移動。

乗車する列車はD列車で13:07発なので2時間近く 待つ事になる。隣の鎮江市なら待ち時間とか考えるとバスで行った方が楽そうだが、D列車で乗り鉄は捨て難い。12:45頃に改札が始まり乗車する。南京を発車して30分ほどで鎮江に到着する。

鎮江小山楼国際青年旅舎

jiangnan_106駅を出て2路のバスに乗車して伯先公園(伯先公园)で下車して西津渡古街へ入り歩いて行く。14:30頃、鎮江小山楼国際青年旅舎に到着する。

jiangnan_107鎮江小山楼国際青年旅舎

本日の出費
項目 金額 備考
食費 57.8元
宿泊費 35元
鉄道 20元 二等座 南京→鎮江
バス 0.8元 路線バス
合計 103.6元

やずやのCM撮影地「西津渡古街」

jiangnan_10809:40頃、西津渡古街を散歩してみる。西津渡は千年以上の昔から長江の港として栄えてきたそうで街の中には唐代~清代の石畳の跡や元代に建立されたチベット仏教のチョルテンが保存されていたりする。

jiangnan_109現在は観光開発が行われ西津渡古街として売り出し中のようだ。新しい明清建築の建物が並び雰囲気はなかなか良い。

jiangnan_110で、鎮江と言えば黒醋、香醋だ!そして、香醋と言えばやずやだろう。別に自分はやずやの回し者ではないが、この西津渡古街はやずやのCM「量り売り」編の撮影地なのだ!因みに西津渡古街の入場料は西津渡古街に幾つかある観光地に入らなければ必要はない。観光地を見る場合は30元必要だ。

jiangnan_111西津渡古街

jiangnan_112鎮江英国領事館旧址

jiangnan_113そして、西津渡古街には英国領事館旧址や赤壁の戦いで諸葛亮と周瑜が曹操軍に火計を用いる相談をしたという雲台山(蒜山)がある。

甘露寺

jiangnan_11410:00頃、北固山公園を訪れる。ここは甘露寺、太史慈墓、魯粛墓があり三国志関連の観光地になっている。但し、入場料が40元して高い。甘露寺は劉備 を孫尚香が見合いをした場所として有名だ。それと、劉備と孫権が剣で石を割ったのもここだったな。

jiangnan_115そして、北固山公園には太史慈墓、魯粛墓もある。幸い貧 乏バックパッカーの為か外から柵越しに見物できるようになっていた。

jiangnan_116いや、誰も見ないから放置という事なのかな・・・。

K187次 無座で鎮江→無錫

jiangnan_11711:30頃、鎮江小山楼国際青年旅舎をチェックアウトして2路のバスで鎮江駅へ行く。12:00頃、鎮江駅に到着する。

jiangnan_118

jiangnan_119切符売場で無錫行きの切符を購入して1254発のK187次で無錫へ移動する。

D635次 二等座で無錫→蘇州

jiangnan_12015:00頃、無錫に到着する。無錫では三国城でも見物しておこうかなと思い無錫国際青年旅舎へ行くがドミが満室・・・。

jiangnan_121無錫観光は省略することにして無錫駅へ戻り蘇州行きの切符を購入する。

jiangnan_12216:35発のD635次に乗車して蘇州へ向かう。


D列車に乗って蘇州へ移動なのだが乗車時間が20分ほどしかなく最高時速は170km/hしか出ておらず250km/hの世界は体験できずに乗り鉄の消化不良となる。

蘇州小雅国際青年旅舎

游1路のバスに乗車して市立医院東区東(市立医院东区东)で下車して東へ5分ほど歩き蘇州小雅国際青年旅舎に到着する。ドミは1泊40元でとりあえず2泊する事にする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 23.2元
宿泊費 80元 1泊40元×2
鉄道 19元 無座 鎮江→無錫
鉄道 13元 二等座 無錫→蘇州
バス 11元 路線バス
合計 146.2元

桂林・陽朔旅行記~準備編

5098次 無座で揚州→南京

yangshuo_0010930頃にユースホステルをチェックアウトして26路のバスで揚州駅へと向かう。

yangshuo_0021000頃、揚州駅に到着して待合室で列車を待つが列車遅延の放送が流れて人民たちが騒ぐ。

yangshuo_0031107発の予定が1120着、1125発となり1110頃に改札が始まる。ホームに降りると揚州到着時は気付かなかったが4番線、5番線 ホームにレールが敷設されていなかった。どうやら揚州駅は拡張工事の途中のようだ。

yangshuo_0041120頃、5098次が到着して乗車する。無座切符なので空いている席を探してみるが無かった。でも荷物置き場は確保できた。

yangshuo_005今回は最後尾車輌に乗車なので連結部から外の景色というかレールを見ながら南京へと向かう。南京長江大橋の手前で20分ぐらい停車して徐州方向へ向かう列車や南京へ向かう列車が次々と通過していく。しかも、ちょうどカーブで停車しているので撮影にはちょうど良いのだが人民どもが屯して邪魔している。

yangshuo_006おかげで撮り鉄は失敗するが南京長江大橋を通過する際は何とか撮影できた。

南京国際青年旅舎へ

今日は南京で1泊して南昌へ明日出発する。宿は南京大学と南京師範大学の近くにある南京国際青年旅舎だ。

6度目の南京大虐殺紀念館

yangshuo_0071450頃、南京大虐殺紀念館を訪れる。今回はニコニコ動画にうpする映像を撮るためにやって来たのだ。警備員の配置を確認して警備員がいなくなった隙に 撮影する。周囲には人民たちがいるのだが構わず撮影して速やかに移動する。百人斬りのコーナーを撮影していると別の場所で撮影していた人民が警備員に文句を言われていた。幸い自分は見つからずに速やかに移動する。万人坑でも撮影しようと思ったが予想以上に人が少なく警備員から丸見えで撮影は出来なかった。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 35元
バス 7.6元 路線バス
合計 42.6元

2239次 硬座で南京西→南昌

yangshuo_0081130頃、ユースホステルを出て13路と16路のバスを乗り継いで南京西駅へと向かう。昼頃、南京西駅に到着して待合室で改札が始まるのを待つ。南京西駅は南京 駅と比べると規模は小さいが1日17本の列車の始発駅として機能している。今回始めて南京西駅から乗車するのだが待合室は小さいが意外と空いている。

yangshuo_0091255頃、改札が始まり列車に乗車する。非空調で切符代が安いので乗車率は100%を少し超えているようで無座の乗客もいるようだ。

yangshuo_0101318に定刻どお りに発車して南昌へと向かうが乗客の民度はかなり低く窓からの痰吐き、弁当の空容器やビール瓶の投げ捨て、禁煙なのに喫煙したりとやりたい放題だ。途中の宣城、績溪県、黄山を過ぎると乗車率が50%以下にまで下がってきた。どうやら、夜間は空いているようだ。そこで、寝床の確保を兼ねて近くに人民どもを座らせないようにと3列シートで横になって占領する。とりあえずこれで南昌まで一眠りだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 2元
バス 2元 路線バス
合計 4元

南昌到着

yangshuo_0110600過ぎに南昌に到着する。南昌ではまずはこの先の切符の確保をしなければならないので切符売場へ直行する。切符の販売状況を確認すると南京西、揚州 で買えなかった狙っていた重慶北に停車する1987次の切符が硬座、硬臥、無座まで残っていた。南京西、揚州では目の前で端末を叩いてもらって切符は無 かったのだが何故か南昌では売っていた。桂林に停車する1557次もまだ切符が販売されており南昌での切符購入が意外にも楽に済みそうだ。

yangshuo_012そこで、今回は 先月に南昌駅を利用した時に見つけた自動券売機を利用してみようと思ったが使用停止になっていた。先月はちゃんと稼動してたのに・・・。自動券売機が使えないのでは仕方がないので、いつも通りに窓口で購入するのだが重慶と桂林のどちらにするかが問題だ。色々考えた末に今回は桂林への切符を買うことにする。 切符購入後は荷物預かり所に荷物を預けて1557次の発車時刻は1722発なので1600ぐらいまで南昌の街をふらつく事にする。

南昌のスケベ爺が集まる場所へ行ってみた

yangshuo_0130800頃、南昌八一起義紀念館へ行ってみると既に入場待ちの列が出来ていた。0900に開館して紀念館を見物する。

南昌は先月訪れているので特に見たいような観光地はないので1600まで暇なので以前BBSにCava_net_yami先生が書き込んでくれた南昌でスケベ爺たちが集まる場所をどうなっているか確認してみる事にする。0945頃、現場に到着するがスケベ爺たちが集結している気配は全くない。どうやら世間に知られてしまったので姉ちゃんたちは営業場所を変えたか公安の手入れでもあったようだ。

yangshuo_014スケベ爺や姉ちゃんたちの姿はなかった。どうやら南昌の売春地帯が1つ壊滅したようだ。

キセル乗車の人民を公安と追いかける

yangshuo_015昼頃、人民広場近くの電脳城でDVD-RWメディアを10枚購入する。10枚50元のSONY製のメディアだ。本当にSONY製かは分からないが・・・。

yangshuo_016メディアを購入して南昌駅へ戻る途中で鶏蛋炒飯を食べるが店のおっちゃんが「そのカメラいくらしたんだ?」とか聞いてくるの「1400元ぐらい」と当たり障りのない金額で答えるがおっちゃんは驚いていた。

南昌駅に戻り地下にある出口付近に差し掛かると叫び声がしてくる。そして、人民が走ってこちらへ向かって来て、その後ろから公安が追いかけてきた。状況からこれはキセルの出口強行突破のようだ。すかさず人民を掴むが振り切れられるが公安と一緒に追いかけ る。そして、人民ダッシュで見事に逃げられてしまった。日頃から運動していない自分と人民とでは体力の差は歴然だ。しかし、日頃鍛えている筈の公安が追いつけずに取り逃がすとは・・・。

1557次 硬座で南昌→桂林

yangshuo_0171600頃、南昌駅に戻るつもりだったのだが1330頃に戻ってきてしまった。

yangshuo_018とりあえず待合室で時間を潰して1600頃、手荷物預かり所でバックパックを回収して改札を待つ。

yangshuo_0191700頃、改札が始まりホームへと向かう。今回乗車する列車は空調列車なので車輌はYZ25Gだ。

yangshuo_020座席はそこそこの座り心地でYZ22やYZ22Bよりははるかにましだ。荷物の置き場所も確保して定刻どおり1722に発車する。

車輌がそこそこ良いので乗客の民度も期待したのだが、そこは中国で車内には絶滅した筈の北京原人や藍田原人の姿があった。人民どもは床に痰を吐き、ゴミを投げ捨てる。そして、靴を脱いで臭い足を放り出す。非空調列車なら窓を開けれ ば問題ないが空調列車は窓が開かずに異臭が車内を循環し始める。車輌が良くても人民の民度は向上していなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.9元
鉄道 88元 硬座 南昌→桂林
メディア 50元 DVD-RW10枚
合計 147.9元

江蘇省旅行記~揚州

5096次 無座で南京→揚州

jiangsu_150昼ちょうどに12日滞在した南京夫子廟国際青年旅舎をチェックアウトして1路のバスで南京駅へと向かう。

jiangsu_15112:30頃、南京駅に到着する。荷物検査を終えて待合室で改札を待つ。

jiangsu_152それにしても南京駅は近代的で深圳、上海南駅と並び中国の最先端を行く駅だ。はっきり言って駅というより空港みたいだ。

jiangsu_153中国の他の駅も南京駅みたいなら凄いのだが。

jiangsu_15413:30頃、改札が始まるが駅に入る時に改札が済んでいるので実際には改札はなくそのままホームへ向かう。

jiangsu_155ホームへ降りて列車に乗車というところで予想外の自体が・・・。列車の扉が閉まったままで準備が出来ていなかったのだ。おかげでホームに乗客が溢れて乗車する時は並ぶ事を知らない人民を掻き分けて乗車する。

jiangsu_156列車に乗車して荷物を置いて発車を待つのだが今回は何故か無座切符なのだ。しかも、5/1に南京駅で購入しているのだが無座切符・・・。早めに買ったのに どうして無座なんだ?でも、結局は揚州まで座れたので問題なし!14:08に定刻どおり発車して15:30頃、揚州に到着する。出口を出るとタクシーの運ちゃんたちが待ち構えていたが無視して陽州駅からは26路のバスで市内へと向かう。

揚州百匯国際青年旅舍

jiangsu_15726路のバスに乗車して西門で下車して5分ほど歩き揚州百匯国際青年旅舍に到着する。

jiangsu_158労働節の連休は終わっているのでドミトリーは空いており揚州での拠点を確保する。

揚州城遺址

jiangsu_15916:45頃、散歩に出かけるが近くに揚州城遺址というのを見つける。

jiangsu_160隋から宋にかけての遺跡で北宋の城壁が保存されているのだがガラスがあって見えにくい。

jiangsu_161揚州城遺址。

揚州八怪紀念館、文昌閣

jiangsu_16217:15過ぎに揚州八怪紀念館と文昌閣を見物する。この辺りが揚州の中心地のようでかなり賑わっている。

jiangsu_163文昌閣

四望亭

jiangsu_164文昌閣から通りを北へ進むと南宋の嘉定年間(1208-1224)に建立された四望亭にたどり着くが内部は乞食の住処となっているようで寝床があった。

jiangsu_165内部は乞食の寝床と化していた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
宿泊費 75元 1泊25元×3
バス 2.8元 路線バス
合計 74.8元

楊州駅へ切符を買いに行く

jiangsu_16609:00頃、ユースホステルを出て26路のバスで揚州駅へ向かう。昨日は揚州に到着してすぐにユースホステルへ移動したので今日は明後日の南京行きの切符を購入する。

痩西湖風景区

jiangsu_16711:00頃、痩西湖を訪れる。

jiangsu_168痩西湖は隋や唐の時代から建設され始めた庭園で杭州の西湖に見立てて造営され痩西湖と名付けられたらしい。湖上園林として中国ではかなり有名だそうで確かに観光客がたくさんいた。欧米人も数人ほど船で観光しているのが見えたので海外でもそこそこ有名なようだ。もっとも実は海外では有名で自分が知らないだけかもしれないが・・・。

jiangsu_169で、肝心の入場料なのだが90元だった。これでは見ることは出来ないのだが輪タクの運ちゃんたちがしきりに声をかけてく る。入場券を買えない観光客に声をかけても無駄なのだが・・・。例え金があっても無視だけど。

中国揚州仏教文化博物館

jiangsu_170痩西湖を離れ徒歩で西へ向かうと1120頃、中国揚州仏教文化博物館に到着する。

jiangsu_171元は天寧寺という清代に建立された寺なのだが仏教専門の博物館になっている。言い伝えだと天寧寺は東晋の名宰相である謝安の邸宅を改築して清代に乾隆帝が母の為に増築したとか。入場券売場を覗いてみると入場料は40元で迷わず立ち去る。

史可法紀念館、個園、揚州民間収蔵展覧館

jiangsu_172中国揚州仏教文化博物館を立ち去りすぐ近くの史可法紀念館を訪れてみる。史可法は明末清初の抗清民族英雄だ。崇禎元年(1628)に科挙の進士に及第し、 李自成により北京陥落後は南明の弘光政権の樹立に尽力して揚州城を包囲する清軍との戦いに参加している。ここの入場料は20元だった。

jiangsu_17311:30頃、中国四大名園のひとつである個園を訪れるが蘇州の摂政園などの庭園同様に入口を見て終了である。入場料は40元だ。

jiangsu_17411:40頃、個園のすぐ近くに揚州民間収蔵展覧館というのを見つける。明代に建立された准提寺を博物館として利用しているようだ。まあ、見物はしなかったので何が収蔵されているかは分からないが入場料は15元だ。

京杭大運河

jiangsu_17512:30頃、25路のバスに乗車して揚州汽車東站で下車する。5分ほど東へ歩くと京杭大運河に到着する。

jiangsu_176万里の長城と並ぶ建造物で中国政府が世界文化遺 産に登録しようとしているようだ。実際にどんな物か見に来てみたのだが古代の建造物という雰囲気は全く無かった。ただのドブ川だった。このドブ川の世界文化資産が本当に登録されるのだろうか?

jiangsu_177京杭大運河。奥は北京方向。

ご飯を炊く

jiangsu_17813:00頃、ユースホステルに戻り青島で欧米人が投棄していった韓国米を炊いて食べてみた。今回の旅で初めて米を炊いたのだが中国の炊飯器はボロイのでご飯は炊けたが釜の底が焦げていた。肝心のご飯はちょっと水が多かったが美味かった。

電力の浪費が酷い

夜になってドミに中国人Aがやってきた。これで7人ドミには自分を含め宿泊客3人になった。残りの1人は朝寝ている所は見たがどこの国の人かは不明だ。 で、Aは夜は暑くないのに何故かエアコンを稼動させる。Aが部屋を出て行った隙にエアコンを停止させるが設定温度が26度になっている。この設定温度は外より暑いのでは・・・。

そして、窓を開けると涼しい風が入ってくる。揚州は昼間は暑いが夜は涼しいのに、どうしてAは意味の無いエアコンを使うのだろうか?しかもAは南京人だ。暑さには強い筈だ。今までに似たような事が多々あったが中国人の電力の浪費は酷い。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 8元 揚州→南京
バス 6元 路線バス
合計 14元

大明寺

jiangsu_179今日は朝から雨が降ったりやんだりして天気が悪い。10:10過ぎにユースホステルを出て大明寺へ向かう。大明寺は鑑真和上が修行をしていた寺で南朝の宋武帝大明年間に建立されたので大明寺と呼ばれ、清の乾隆帝も訪れたことがあり1500年以上の歴史がある揚州の千年古刹である。鑑真和上が修行していた寺ということもあり日本人が揚州観光をする際の定番の観光地でもある。10:40頃、大明寺の塔が見 えてきた。

jiangsu_180周辺は整備され観光バスの駐車場がちゃんとあるほどだ。10:45頃、大明寺に到着する。山門の前では記念撮影をする人民たちがおりそれなりに賑わっている。しかし、入場料は45元で寺にしてはやたらと高い。今まで寺の入場料は5-15元ぐらいが多かったのだが、ここは寺と言っても参拝客で賑わうというより観光客で賑わう寺のようだ。

揚州唐城遺址博物館、揚州漢広陵王墓博物館

jiangsu_181大明寺の次は揚州唐城遺址博物館へ向かう。大明寺の隣の区画なので10分ほど歩いて1055頃に到着する。

jiangsu_182唐代の揚州城の遺跡を博物館にしているようだが観光客は見当たらず。入場料は25元だった。続いて隣の揚州漢広陵王墓博物館へ向かう。15分ほど徒歩で東へ向かい11:10頃に到着する。

米と牛乳を買う

jiangsu_184ユースホステルへ戻る途中でスーパーがあったので物価調査を兼ねて寄ってみる事にする。最近はインフレが酷く食料品は総じて値上がりしているのだが米が1㎏で2.9元とそこそこ安いので買っておくことにする。米は1㎏3元以下なら買いなのだ。

jiangsu_183そして、牛乳が950ml2本で10元で、これも安い!普通なら1本 で7-10元ぐらいが相場なのでお買い得だ。極めつけはビール650mlで1.9元というのがあった。コカ・コーラの600mlで2.6元なのだから、これは激安だ。コカ・コーラよりビールが安いとは恐るべし中国!でも、さすがにビールは買わなかった。牛乳はすぐに飲まないといけないのでビールまで飲んでいられないからだ。

揚州炒飯を食べる

jiangsu_185米と牛乳を購入してちょうど昼時なので珍しく自分から見て高そうなレストランに入ってみる。因みに米と牛乳を持ったまま入店している。もう完全に人民に同化しています。レストランではもちろん揚州に来たので揚州炒飯を食べるのだが普通の炒飯と揚州炒飯の違いとは一体何のか自分には分からない。

揚州炒飯は8元でかなり高いがなかなか美味かった。いつも食べる鶏蛋炒飯はほとんどの店で油を多く使っているのだが今日食べた揚州炒飯は油少なめであっさりしていた。 今日は予算を使いすぎたが明日以降はかなりの緊縮財政で過ごすことにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 25元
合計 25元

江蘇省旅行記~南京3

南京古猿人洞

jiangsu_13609:00頃、南京駅から南湯線の路線バスで湯山溶洞へ向かうが始発から満員で座ることが出来ず10:40頃、湯山溶洞に到着する。ここには南京古猿人洞 があり1993年に古人類の化石が発見されている。労働節の連休の初日とあって駐車場には結構車が停まっている。4年前に訪れた時はほとんど客はいなかったのだが・・・。

jiangsu_137入場料は25元だが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。1度見物しているので一気に見物していくが鍾乳洞の中は涼しく外へ出ると蒸し暑い。今日の南京の予想最高気温は31度なのだが既に30度を超えている気もしないでもない。11:20頃、123路のバスで陽山碑材へ向かう。

南京明文化村・陽山碑材

jiangsu_138昼頃、南京明文化村に到着する。ここは南京市民の間では陽山碑材の名称で知られている観光地だ。ここも4年前に訪れているのだが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。因みに入場料は48元だ。以前はこんなに高くなかったような気がするのだが・・・。で、ここには英語と日本語の説明が各所にあり、どうやら 日本人も訪れているようだ。いや、日本人を呼び込む準備をしているというのが正しいかな?

jiangsu_139南京明文化村は簡単に言えば日光江戸村みたいな所だ。

jiangsu_140あまり広くないが明の街並みが再現されている。

jiangsu_141奥へ進むと陽山碑材があるのだ。陽山碑材とは明の永楽帝が父親の洪武帝の為に石碑を立てようとこの地で石の切り出し作業が行われたが結局のところ石は洪武帝の陵墓である明孝陵へは運ばれる事は無かった。現在は碑座16250t、碑身8800t、碑額6118tの巨石が残されている。

jiangsu_1424年前と違い立ち入り禁止の場所が増えているのだが、ここは中国・・・。人民たちに柵は意味が無かった。自由に出入しているし、自分も遠慮なく柵を越えて見物だ。

jiangsu_143柵の内側に入ってみました。

jiangsu_144碑額、高さ10m、幅10.3m、厚さ22m、重量6118t。

jiangsu_14513:00頃、見物を終えて游5路のバスで南京駅へと向かう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9.9元
バス 8.4元 路線バス
合計 18.3元

燕子磯

jiangsu_14609:00過ぎにユースホステルを出て1路、16路、8路のバスを乗り継いで11:00頃、燕子磯に到着する。燕子磯は安徽省馬鞍山の采石磯、湖南省岳陽の城陵磯 と共に江南三大名磯とも称される場所で燕が飛び交うことから燕子磯と呼ばれるようになったとか。

jiangsu_147燕子磯には唐の李白、明の朱元璋、清の康熙帝、乾隆帝が訪れており燕子磯には乾隆帝の御碑が残されている。

jiangsu_148アヘン戦争の際にはイギリス軍が燕子磯から南京城へと侵攻している。連休中ということもあり燕子磯には家族連れが多数訪れており賑わっていた。因みに入場料は15元だが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。

暑さでやる気なし

燕子磯を見物して次はと考えるが暑さでやる気が無くなって帰ることにする。今日の予想最高気温は31度らしいが体感温度はそれ以上かな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17.3元
バス 4.8元 路線バス
日用品 2.4元
合計 24.5元

南昌行きの切符を買う

午前中に南京西駅で5/11の南昌行きの切符を購入するが、南昌→重慶北の切符は購入できなかった。どうやら5日前からの販売らしい。本当かも怪しいが・・・。南昌行きの切符を購入したのでユースホステルへ戻り蒸し暑さに耐える。暑くてもう外には出たくない。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 55元 硬座 南京西→南昌
合計 55元

公安局でビザ延長完了

jiangsu_14908:20頃、ユースホステルを出て公安局へ向かう。申請に行った時は1路のバスで新街口まで行き徒歩で行ったが、今日はそのまま徒歩で向かう。途中で道を間違えて朝天宮まで行ってしまったが公安局のビルが見えているので方向は把握できており09:10頃、公安局に到着する。

外国人用の15番の窓口で外国人签证/居留许可受理通知书と申請費の支払いで貰った領収書を提出して受取の台帳に署名とパスポート番号を記入してパスポートを受け取る。無事にビザが延長されて、これで5/31まで中国に滞在できる。09:40頃、ユースホステルに戻り今後の計画を練る。といっても、時刻表の検索しかしていないが・・・。

毎日インスタントラーメンは飽きる

このところ毎日インスタントラーメンで過ごしているというか耐えているのだが、さすがに飽きてきてしまった。米なら毎日でも問題ないのだが節約も大変だ。炒飯や饅頭でも食べて気分転換したほうが良さそうだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
合計 12元

籠る

やる気無しで籠る。明日は揚州へ移動だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

江蘇省旅行記~南京2

総統府

jiangsu_08307:20頃、ユースホステルを出て総統府へ向かう。1番乗りをしようと早起きしたのだがネットでニュースを読んでいるうちに出発が遅くなってしまった。 07:50頃、総統府に到着するが既に団体客が押寄せていた。

jiangsu_084入場料は40元なのだが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。去年訪れた時はほとんど見物 しなかったので今日はゆっくり見物するつもりだ。

jiangsu_085ここは蒋介石が外国からの賓客と記念撮影をしたり、会談をした場所だ。

jiangsu_086当時の写真と説明。

jiangsu_087ここで蒋介石は外国の要人と会談をした。

jiangsu_088総統会客室。1946年7月1日午前に蒋介石はここで周恩来と会談を行っている。

jiangsu_089国務会議庁

jiangsu_090蒋介石辨公室。ここが蒋介石の執務室。

jiangsu_091ここは孫文が臨時大総統の執務を執っていた建物。執務室や会議場が再現されている。

jiangsu_092ここが孫文の執務室です。

jiangsu_0931912年1月21日にここで第一次内閣会議を開いています。

jiangsu_094総統辨公室撮影処。孫文たちが記念撮影をした場所です。

jiangsu_095当時の写真と説明

jiangsu_096国民政府参謀本部。

jiangsu_097総統府には南京の古典園林のひとつである煦園があります。

jiangsu_098太平天国の天王府が置かれた時に煦園が造成され現在も南京に現存する古典園林のひとつだ。

jiangsu_099総統府は太平天国の天王府が置かれていた場所でもあり洪秀全の玉座、玉璽など太平天国の資料が多数展示されている。09:50頃、游1路のバスで玄武湖公園へ向かう。

jiangsu_100ここは中華民国の頃の馬厩舎が保存されています。

jiangsu_101総統府。

玄武湖公園

jiangsu_10210:30頃、玄武湖公園に到着する。入場料は30元だが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。玄武湖公園は南京市民の憩いの場で特にこれといって見たい場所は無い。まあ、南京市園林景点游園年卡の元を取るために入場しただけだ。でも、玄武湖は呉の水軍が訓練をしてた場所らしいのでちょっとした三国志関連の史跡かな?

jiangsu_103遠くに見える塔は九華山公園の三藏塔です。

jiangsu_104玄武湖の向こうに見えるのが台城と鶏鳴寺です。

南京市明城垣史博物館

jiangsu_105玄武湖公園を通り抜けて11:30頃、南京市明城垣史博物館に到着する。入場料は15元だが南京市園林景点游園年卡で入場する。

jiangsu_106南京の城壁は1366-1393年に朱元璋によって建設され、その距離は35.267㎞にもなる。600年経った現在でも南京の城壁は25㎞が残っており世界一長い城壁となっている。因みに玄武湖周辺の城壁は台城とも呼ばれている。

鶏鳴寺

jiangsu_107昼頃、玄武湖の北にあり南京市人民政府の隣にある鶏鳴寺を訪れる。鶏鳴寺は東晋の永康元年(300)に創建された南京の千年古刹だ。拝観料は5元なのだが4年前に見物しているので入口だけの見物で立ち去る。

九華山公園

jiangsu_10812:15頃、九華山公園にやって来た。入場料は10元なのだが、ここも南京市園林景点游園年卡を使い入場する。ここは三蔵法師が祀られているようで玄奘寺という小さな寺がある。

jiangsu_109玄奘像と三蔵塔

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18.6元
バス 2.4元 路線バス
合計 21元

梅園新村紀念館

jiangsu_11008:00過ぎにユースホステルを出て游2のバスで総統府へ向かう。今日は昨日休館で見られなかった梅園新村紀念館の見物から始める。梅園新村紀念館は1946年 5月から1947年3月まで周恩来、董必武が率いる中国共産党代表団が南京で国民党政府と和平交渉を行うために事務所と宿舎に利用した場所で総統府から徒歩で5分もかからない場所にある。

jiangsu_111館内には周恩来、董必武らが乗車した車や周恩来のコートや鞄が展示されている。去年は有料だったが今年から各地の博物館、紀念館の無料開放の流れに乗り梅園新村紀念館も無料になった。

jiangsu_112周恩来が着ていたコートと鞄。

jiangsu_113周恩来らが生活していた建物も保存されており周恩来の執務室や寝室が再現されている。ここは梅園新村30号。周恩来らの執務室と寝室がある。

jiangsu_114周恩来の執務室と寝室。

jiangsu_115周恩来、董必武らが乗車した車。

南京博物院

jiangsu_11610:00頃、南京博物院を訪れる。南京博物院も2月8日から無料開放になっており入場券を受け取り入館するのだが身分証が必要で生憎パスポートはビザ延長で公安局に提出していたので何も無いので窓口の姉ちゃんに日本の運転免許証を見せて入場券を貰う。

jiangsu_117

jiangsu_118

jiangsu_119南京博物院は展示物の質・量ともに充実しており、しかも無料なので南京を訪れた際には絶対見物しておきたい場所だ。訪れた時は欧米人の団体が南京雲錦を実際に織っているのを興味津々で見物していた。

jiangsu_120皇帝の詔書。

jiangsu_121

中山門

jiangsu_12211:00頃、南京博物院の近くにある中山門を見物する。ここから旧日本軍が南京へ入城して行った場所だ。そして、孫文の葬儀の際に孫文の棺は中山門から中山陵へと運ばれている。因みに中山門の3つの門は三民主義を表している。

閲江楼

jiangsu_123中山門から59路のバスに乗車して南京駅で10路のバスに乗換え江寧路で下車して閲江楼へ向かうがバスに乞食が乗車してきた。見た目は乞食ではないのだが 松葉杖を使っているので足が悪いようなのだが突然窮状を訴え始めた。黒龍江省の農村出身で妻と娘がいることを言っていたが後は何を言っているか分からず。

そして、歌を唄い始めて乗客から金をせびり始めるが、意外にも恵んでやる人民が多く10元以上を集めて下車していった。これじゃあ、働かずに職業乞食に なった方が簡単に稼げるな。職業乞食になる奴がいるのも当然だな。12:30頃、閲江楼に到着する。

jiangsu_124閲江楼は建物自体は最近の物なのだが600年以上の歴史がある。明の朱元璋が獅子山に閲江楼の建設を計画するが実際には建設されず名前だけが600年以上残り最近になってようやく楼が建設されたのだ。入場料 は40元だが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。4年前に見物しているので閲江楼に入るが登らず涼んで休憩だけして天妃宮へ向かう。

天妃宮

jiangsu_12513:30頃、閲江楼の隣にある天妃宮に到着する。ここは4年前は工事中だったので初めての見物だ。

jiangsu_126入場料は10元だが南京市園林景点游園年卡を使い入場する。

jiangsu_127天妃宮は馬祖を祀っており鄭和の南海遠征のおりに永楽帝の勅命により明の永楽5年(1407)に建立された。由緒正しき天妃宮なのだが建物自体は最近の物だ。

静海寺

jiangsu_12813:45頃、天妃宮の隣にある静海寺を見物する。ここは無料開放されており遠慮なく見物する。4年前にも訪れたのだが拡張されており新たに鄭和の南海遠征を讃える鄭和紀念堂が造られていた。

jiangsu_129ところで静海寺といえばアヘン戦争での南京条約締結場所として有名なのだが再現された南京条約締結の議場は4年前と変わっていなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 4.8元 路線バス
合計 4.8元

南京大虐殺紀念館

jiangsu_13008:00頃、ユースホステルを出て7路のバスで南京大虐殺紀念館へ向かう。明日からは労働節の民族大移動で混雑する可能性が高いので今日の内に見物しておいた方が良いと考えて来てみたら開館前でも既に行列が出来ていた。

08:30に開館して見物を開始するが資料館は相変わらず警備員常駐だ。平日ということもあり混雑していたのは開館直後だけだったので、10分ほど館内で待つと混雑は無くなり適度な見学者数になりゆっくり見物できたのだが警備が厳しく撮影する隙が 無い。撮影されると都合が悪いようだ。

jiangsu_131そして、見物をしていると小学生の社会科見学に遭遇する。しっかりと小日本の蛮行を叩き込んで将来の忠実な共産党員に育てるのだろうか?

jiangsu_132資料館を出て次に 万人坑遺址を見物するが撮影していたら警備員が文句言ってくる。去年訪れた時は人民たちに紛れて堂々と撮影していたが見学者の少ない平日だと目立って警備員の目に留まるようだ。今回は5回目の見物だったが撮影できる場所が少なくてつまらなかった。撮影されると困るような物が館内には数多くあるらしい。

宝船廠遺址

jiangsu_13310:50頃、宝船廠遺址を訪れる。ここで建造された船が鄭和の南海遠征でインド、アフリカまで到達している。2004年まで発掘調査が行われ2005年 に公園として整備され開園した。入場料は30元だが南京市園林景点游園年卡を使い見物する。資料館や3つのドック址や復元された宝船を見物する。

jiangsu_134ドックの跡。

jiangsu_135復元された宝船。

本日の出費
項目 金額 備考
鉄道 8元 硬座 南京→揚州
バス 3.2元 路線バス
合計 11.2元

江蘇省旅行記~南京1

2182次 無座で蘇州→南京

jiangsu_049昼前にユースホステルをチェックアウトして游5のバスで蘇州駅へ移動する。今日は南京へ移動するのだが切符は南京南までになっている。これは窓口で南京までは売っ てくれず、別の窓口のおばちゃんが機転を利かせてくれて南京南の切符を売ってくれたのだ。3元高くなったけど・・・。でも、CRHよりははるかに安い。そして、更にはるかに遅い。

jiangsu_050待合室で改札を待つが蘇州駅の待合室は狭いので座れない人民で溢れていた。

jiangsu_05113:30頃、改札が始まりホームへ移動する。列車が到着して乗車するが無座切符なので座るのを諦めていたが運良く席が空いていた。おかげで南京まで座って移動なのだが途中の丹陽で5本のCRHに追い越され、おまけに45分遅れで発車する。それでも南京には約10分遅れの17:15頃に到着する。

jiangsu_052出口へ向かい歩いていると隣のホームに到着した列車に目が留まった。列車番号が無く「路用列車」と表示されている。しかも、南京東⇔南京西という今までに無いマニアックな路線だ。地元民らしきおばちゃんや兄ちゃんが下車しているので恐らく旅客列車だと思うが謎の列車だ。22と22Bの混成で列車番号の無い路用列車。

jiangsu_053路用列車とは一体何なんだ?

jiangsu_054南京駅に到着。

南京夫子廟国際青年旅舎

駅を出て1路のバスで夫子廟へ移動して南京夫子廟国際青年旅舎へ向かう。清明節では見事に満室で宿泊できなかったが今回は8人ドミに宿泊することが出来た。会員は1泊40元だ。といっても、一番安いドミは会員で1泊30元なので一番安いドミが空いたら移動しなくては!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 80元 1泊40元×2
バス 1.8元 路線バス
合計 91.8元

公安局でビザ延長手続き

jiangsu_05507:30頃、ユースホステルを出て新街口の近くにある公安局へ向かう。ビザが30日で切れるので、ビザ延長の手続きを申請しないとやばいというか、最近は外交部 の緊急通達でLビザ30日しか発給しなくなっているので、もしかしたら延長申請まで受理してくれないかもしれないので、はっきり言って不安だ。延長できなければすぐに南京西駅でK25次の深圳西行きの切符を買わなくてはならない。08:20頃、公安局に到着してビザの申請場所を探すと人民がパスポートや通行証申請の為に屯している場所を見つける。建物には「南京市公安局出入境接待大庁」とあるのでビザ延長もここだろう。

jiangsu_05608:30になると受付が始まりビザ 延長の窓口を探して係官にビザ延長の申請を申し出ると、「延長期間はどれくらいですか?」と聞かれ、「5月末までです」と答えると、次の質問に「滞在目的は何ですか?」と聞かれたので、「旅行です」と答えると「南京は初めてですか?」と聞いてきた。

そこで「南京には何度か来たことがあります。」と答えると「それなら南京に1ヶ月滞在する必要あるの?」と聞いてきたので、去年南京を訪れたときに購入した中山陵園風景区優惠年票と南京市園林景点游園年卡を見せて「1年券を買ってあるんですよ」と答えると係官は笑っていた。これで滞在理由は無事に認められた。

次に現金や預金残高を聞かれたので「キャッ シュカードを見せて普通預金で7000元あります。」と答えると係官が「滞在1日につき100ドルの残高が必要です」と言うので「定期預金で13000元。国際キャッシュカードに100000円ぐらいあります。」と答えてこれも条件を満たした。

申請書を貰いパスポート、ビザ、キャッシュカードのコピーと 申請書に必要事項を記入して写真を貼って、再び窓口へ行く。外国人窓口はほとんど人がいないので待ち時間無しで申請手続きに入る。係官が端末を叩いて「外国人签证/居留许可受理通知书」が発行される。次に料金窓口でビザ代を支払って今日の手続きは無事に完了した。これで5営業日後の5月4日以降に受け取りに訪れることになる。

夫子廟を散歩

jiangsu_057午後になり夫子廟を散歩しながら太平天国歴史博物館へ向かう。

jiangsu_058まずは中国で最大の科挙試験場であった江南貢院を訪れる。まあ、明遠楼だけ見て終了だ。というよりも4年前に見物しているので十分である。

jiangsu_05915:00頃、夫子廟を訪れる。

jiangsu_060これは夫子廟の前にある大照壁。

jiangsu_061夫子廟は宋の景祐元年(1034)に建立された孔子を祀る廟だ。周辺は店が立ち並び観光客で賑わっている。

jiangsu_062夫子廟の近くには呉の軍勢が駐屯していた烏衣巷があり、兵士たちが使っていた井戸が今でも残っており烏衣古井戸と呼ばれている。

jiangsu_063烏井古井。

瞻園・太平天国歴史博物館

jiangsu_06415:20頃、太平天国歴史博物館に到着する。元々は明の中山王徐達の府邸であった。

jiangsu_065ここは中国で唯一の太平天国を専門に扱った博物館であり「金陵第一園」と称される古典園林の瞻園がある。

jiangsu_066瞻園は元々は明の中山王徐達の府邸の一部であり明の嘉靖年間に造園され600年以上の歴史がある。入場料は15元だが南京市園林景点游園年卡を持っているのでそのまま見物する。

jiangsu_067清の乾隆帝が南巡した際に瞻園の名を賜っている。

jiangsu_068太平天国の頃は東王府と幼西王府が置かれていた。蘇州の摂政園、上海の豫園などと共に「江南五大名園」とも称えられている。

jiangsu_069膽園

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 300元 1泊30元×10
バス 1.2元 路線バス
ビザ 160元
写真 25元
コピー 1.5元
合計 487.7元

中華門

jiangsu_070今日は11:00頃にトイレ・シャワー付きの8人ドミからトイレ・シャワー共同の8人ドミへ引越しをした。これで1泊40元から30元になったので懐への痛手も少なくなった。11:30頃、ユースホステルを出て中華門へ向かう。今日は徒歩で中華門、南京南駅、雨花台へと向かう予定だ。12:15頃、中華門に到着す る。

jiangsu_071中華門は南京の南に位置しており南京を代表する城門だ。明の朱元璋によって1366年から1386年に建設され元の名は聚宝門と呼ばれており1931年に中華門へ改名された。城門と言うがその規模から城塞と言ってもよいくらいの巨大さだ。中華門の入場料は25元だが南京市園林景点游園年卡を使い見物する。

jiangsu_072中華門

雨花台

jiangsu_073中華門から南へ歩くと南京南駅があり実際に雨花台の近くにあることを確認できた。13:15頃、雨花台に到着する。雨花台は先月の29日から無料解放になっており自由に見物が出来る。でも、自分は南京市園林景点游園年卡を持っていたので有料のままでも見学できたので問題は無い。

jiangsu_074雨花台は春秋戦国から中華民国までの史跡が数多く残る場所だ。革命烈士陵園となっているので革命烈士紀念館、烈士群彫、雨花台革命烈士紀念碑など共産党の教育施設の色が濃いのだが 南宋の詩人である陸游が「江南第二泉」と評した泉や乾隆帝の御碑があったりと史跡としても魅力的である。南京特産の雨花茶、雨花石は雨花台が名称の由来となっている。

jiangsu_075雨花台には国民党の処刑場が2ヶ所あり革命の志士たちが処刑されていった。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1.2元 路線バス
合計 1.2元

南京市博物館・朝天宮

jiangsu_07610:00頃、ユースホステルを出て南京市博物館へ向かう。南京市博物館は朝天宮と呼ばれる明代に文武百官が礼を学んだ場所で明清古建築が現存している。

jiangsu_077現在の建築物は清の同治5-9年(1866-1870)に建て直されており南京市博物館になっている。入場料は25元になっているが南京市園林景点游園年卡を使い見物する。

jiangsu_078博物館の展示内容だが南京の歴史が紹介されており特に六朝に関する展示物が豊富にある。そこそこ見物して11:40頃、莫愁湖公園へ向かう。

莫愁湖公園

jiangsu_079昼頃、莫愁湖公園に到着する。ここは入場料20元なのだが去年は15元だったような・・・。南京市園林景点游園年卡を使い見物するのだが家族連れとかで賑わっており観光地と言うよりも普通の公園だ。それでも園内には明の初代皇帝朱元璋と中山王徐達が将棋だか碁を打っていたという伝説が残る勝棋楼や莫愁湖の名前の由来となった南斉の莫愁の伝説が残っている。

jiangsu_080莫愁像。

jiangsu_081そして、孫文が「建國成仁」と題した烈士墓も残っている。

節約生活

jiangsu_082ユースホステルに戻り昼食を食べるのだが、今日もインスタントラーメンだ。毎日インスタントラーメンばかり食べているのでユースホステルの姉ちゃんに「毎日インスタント ラーメンばかり食べて健康に良くないよ」と言われてしまう。

確かに健康に良くないのだが節約生活でこうするしかないのだ。たまに饅頭とか食べるけど・・・。自助厨房(キッチン)があって炊飯器があれば自炊してそこそこの生活が出来るのだが、生憎ここには自助厨房がないのでインスタントラーメンになるのだ。ビザ代とかの出費が無ければイスラム食堂で食事するのだが・・・。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 2元
バス 0.8元 路線バス
合計 2.8元

江蘇省旅行記~蘇州

2584次 硬座で煙台→上海

jiangsu_00106:30頃、ユースホステルをチェックアウトして21路のバスで煙台駅へ向かう。

jiangsu_00207:30頃、煙台駅に到着して1時間半ほど待合室で待つことになる。今日乗車する列車は2584次 煙台→金華西で上海で下車する。

jiangsu_00309:10頃、改札が始まりホームへと向かう。

jiangsu_004客車だけで18両は長すぎる。

jiangsu_005発車前はこんな感じで平和そうなのだが・・・。

jiangsu_006乗車して発車が09:53なので、まだ時間がある。今のうちに朝食兼昼食にインスタントラーメン(方便面)を食べるが列車が発車して時間が経つに連れて混雑が酷くなってくる。

夕方になりトイレへ行こうとすると連結部に荷物が山積になっており更に人民の壁が出来ている。非空調・緑色の車輌・大都市に停車する・料金が安いと出稼ぎ労働者御用達の民工車の条件を完全に満たしていたので覚悟はしていたが見えない所で既に予想を超える事態となっていた。こうなってはインスタントラーメンのお湯を注ぎに行くことも食器を洗いに行くことも出来ない。

というよりも洗面台には荷物が積まれ民工も洗面台で寝ていて不可能だ。 こうして、夕飯抜きで済南、泰山、徐州を通過していく。そして、深夜になると無座の人民たちは床で寝ているのだが、こういう列車なので当然民度が低いので床にはゴミが散乱している。窓の外は弁当の容器やカップ麺の容器が飛んでいる。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
合計 1元

ガキの夜鳴きで眠れず上海到着

jiangsu_007一度は眠ったのだが隣のボックス席のガキが夜鳴きで五月蝿くて目が覚める。しかも、このガキの夜鳴きはすぐには終わらずに夜が明けるまで続いた。おかげで真夜中の南京到着が見られたのだがガキに対して殺意を抱いた。08:50頃、上海に到着する。

D428次 二等座で上海→蘇州

jiangsu_00809:00頃、蘇州行きの切符を購入しに切符売場へ向かうがCRHの切符は昼過ぎのからでないと無かったのでD424次の切符を購入する。そして、今回初めて磁気切符を受け取った。今まで捨てられていた磁気切符は見た事があったが実際に自分が購入した切符が磁気切符というのは初めてだ。

jiangsu_009CRHの待合室へ行くと入口に自動改札機が設置されている。しかし、誰も利用していない。人民たちは今までの普通の切符を持っており有人改札を通っているのだ。まあ、磁気切符で発券している所は少ないから仕方ないのだろうか?それとも自動改札の使い方が分からないとか?

自分は自動改札を通り待合室へ入るが自動改札を利用する 人民はいるのか様子を見てみると姉ちゃんが磁気切符を自動改札機に通したのだが、隣の自動改札機に切符を入れていた。深圳でもICタグ内蔵切符で同じ光景を見たような・・・。やはり、中国人は自動改札機に慣れていないようだ。

jiangsu_010そして、D422次の改札が始まるが自分もそのままホームへ向かう。自分は D424次に乗車するのだがD422次が13番線でD424次が12番線なのでそのまま降りても問題ないのだ。それに改札と言っても駅員は切符見ていないし。

jiangsu_011他の乗客より先に乗車したつもりだったが同じ事を考えている奴は他にもいた。まあ、何度もCRHに乗車していればこういう小技を思いつくだろうな。

jiangsu_012そして、今回は車内を撮影してみるが片っ端から撮影していたので乗務員にやめるように言われてしまう。始めは馬鹿な日本人で中国語が分からない振りをしていたが結局片っ端からの撮影は断念することにした。12:55頃、蘇州駅に到着する。

明堂蘇州青年旅舎

jiangsu_013蘇州駅から游1のバスに乗車して市立医院東区東で降りて15分ほど歩いて明堂蘇州青年旅舎に到着する。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 150元 1泊30元×5
鉄道 26元 二等座 上海→蘇州
バス 1元 路線バス
合計 177元

耦園、獅子林、蘇州民俗博物館

jiangsu_01409:00前にユースホステルを出て、とりあえず獅子林と摂政園へ行ってみようと歩いていくと「世界文化遺産 耦園」とかいう標識を見つけて行って見ることにする。09:00頃、耦園に到着するがここは東園として知られている庭園だった。まあ、世界遺産なので観光客はやたらと多いというか団体客ばかりで周辺の道路は観光バスばかりで交通渋滞が発生していた。

東園の入場料は20元なのだが庭園には興味が無いのと金が 無いのでそのまま次の獅子林へ向かう。獅子林へ向かう途中でイスラム食堂を見つけたので鶏蛋炒飯(4元)を朝食兼昼食に食べる。09:50頃、獅子林に到 着するが駐車場でバスの運ちゃんたちが喧嘩していた。喧嘩を見物して獅子林の入口を見物するが人が多すぎる。で、ここの入場料は30元だった。

jiangsu_015獅子林を立ち去り摂政園へ向かう途中に蘇州民俗博物館を見つける。

jiangsu_016ここは入場料が無料だったので遠慮なく見物していく。まあ、小さな民俗博物館だが貧乏旅行者にはありがたい。

摂政園、忠王府

jiangsu_01710:10頃、摂政園に到着する。摂政園も世界遺産なので観光客で賑わっているが入場料が70元というのは高い。

jiangsu_018摂政園の前は土産物屋街になっていた。

jiangsu_019入口だけ見物して隣の忠王府の入口を見物する。忠王府は太平天国の府邸で入場料は20元だ。

北寺塔、虎丘、留園

jiangsu_02010:30頃、北寺塔に到着する。北寺塔は呉の孫権が建立した塔で現在の塔は南宋の頃の物らしい。入場料は25元なので早々に游1のバスで虎丘へ向かう。

jiangsu_02111:40頃、虎丘に到着する。虎丘は呉王闔閭の陵墓で山の頂上には北宋の建隆2年(961)に建立された塔がある。入場料は60元なので遠くから塔を見て終了である。

jiangsu_02212:00頃、留園を訪れるが外からは何も見えないようになっており入場券売場で料金表を見て「40元は高い!ぼったくり!」と思った。

城隍廟、玄妙観

jiangsu_02312:45頃、城隍廟を訪れる。

jiangsu_024城隍廟は石碑を見ると清の乾隆31年にはあったようでそこそこの歴史はあるようだ。入場料は無料ということもあり参拝者で賑わっている。貧乏旅行者にもありがたい。

jiangsu_02513:30頃、蘇州で一番賑わっている観前街へやって来た。ここは歩行者天国になっておりその中に玄妙観がある。玄妙観は西晋の咸寧2年(276)に建立された道教寺院で周辺には露店が並び賑わっている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14.6元
バス 2元 路線バス
日用品 1元
合計 17.6元

朝から雨

今日は朝から小雨が降り続いており出かけるのに適していない。午後に蘇州北汽車站へ行ってみたが結局すぐに戻ることにした。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 2元 路線バス
合計 2元

太湖へ行ってみる

jiangsu_02609:30頃、察院場から69路のバスに乗車して11:00頃、石公山風景区に到着する。今日は太湖の西洞庭山を訪れてみた。本当は東洞庭山へ行きたかったのだがバスが来ないので西に変更した訳だ。

jiangsu_027右が太湖、正面の山が石公山

jiangsu_028太湖

jiangsu_029実際訪れてみたがいくつかある観光地の入場料は高いので太湖を見たら茶畑を見物しに行くだけだった。

jiangsu_030周辺の観光地は寺ぐらいしか安いところがない。

碧螺春の洞庭山

jiangsu_031バスで来た道を徒歩で戻ると茶畑が見えてきた。太湖の洞庭山は中国茶の碧螺春の産地で有名だ。洞庭山は東と西に分かれており特に東洞庭山の碧螺春が美味いらしい。

jiangsu_032今回は西洞庭山の茶畑を見物しているのだが偶然にも清朝から続く蘇州の老舗中国茶店「三萬昌」の茶畑を見つける。三萬昌は以前利用したことのある店だがここの茶葉は無農薬栽培の碧螺春なのだ。老舗となると自前で畑を持って生産しないと安心できないのだろうか?

jiangsu_033茶畑が見られれば太湖観光は十分だ。

切符を買って散歩

jiangsu_03414:30頃、蘇州駅で明後日の2182次の南京南行きの切符を購入するが本当は南京行きの切符を購入したかったのだが窓口で初めは「没有(ない)」と言われて別の窓口だと「南京行きは売れないが南京南行きなら売れる。南京南の切符で南京で降りればいい。」と言う事で南京南行きの切符となった。どうやら南京南から先の切符しか販売していなかったようだ。

昼食を食べてユースホステルへ戻る途中で輪タクを見て思い出した。蘇州の輪タクは観光客に対して相当あくどい商売をやっておりぼったくりの被害が多い。ユースホステルにも英語と中国語で「輪タクを安易に信じてはいけない」というような張り紙があるほどだ。

jiangsu_035平江路

jiangsu_036古い街並みの雰囲気はあるようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
鉄道 20元 無座 蘇州→南京南
バス 10元 路線バス
合計 39元

網師園

jiangsu_03708:00頃、ユースホステルを出て徒歩で網師園へ向かう。バスで行ってもよかったが節約と健康の為である。08:25頃、網師園に到着するが既に団体の観光客がいた。

jiangsu_038しかも、ガイドがフランスの国旗を持っているのでフランス人の団体のようだ。この時期にフランス人が中国にいるのはいささか危険なような気もするが、ダライ・ラマがパリ名誉市民になったら本当に危険だろう。今のところはカルフールの前でデモ行進をしているぐらいで済んでいるから大丈夫なのだろう。

jiangsu_039網師園は南宋の頃に造園された庭園だ。ここも世界文化遺産に登録されている。入場料は30元だった・・・。上記の入場券は同じドミにいる欧米人が放置していたのを撮影した。

蘇州警察博物館・蘇州禁毒展覧館

jiangsu_040続いて滄浪亭へ行こうと思い歩いていると「蘇州警察博物館・蘇州禁毒展覧館」の標識が目に入ってきた。ここでちょっと考えた。蘇州に来てみたもののガイドブックに載っている定番観光地ばかり見て周っている。やはりここは日本人が訪れる可能性が低い場所も訪れなくては!と、言うことで予定変更で蘇州警察博物 館・蘇州禁毒展覧館へ向かう。

jiangsu_04109:30頃、標識を辿っていき路地へ入ると蘇州警察博物館・蘇州禁毒展覧館を発見する。

jiangsu_042蘇州警察博物館・蘇州禁毒展覧館は 蘇州の警察の歴史が分かる博物館と麻薬の恐ろしさを伝える展覧館で構成されている。建物自体は清末期に建設された按察司獄(十字監房)を利用しており、網走刑務所のミニチュア版みたいな監獄だ。

滄浪亭

jiangsu_04310:45頃、滄浪亭に到着する。
jiangsu_044ここも世界文化遺産なのだが獅子林や摂政園と比べると観光客は少ないというか見当たらなかった。入場料は20元だった。

蘇州文廟

jiangsu_04510:55頃、人民路を挟んで滄浪亭の隣にある蘇州文廟を訪れる。蘇州文廟は南宋の紹興11年(1141)に建立され今でも南宋の淳熙元年(1174)に植樹された銀杏が葉を生い茂らせている。

jiangsu_046蘇州文廟では土日に骨董市が開かれているので土産物探しにはよいかもしれない。

怡園

jiangsu_04711:30頃、人民路を歩いていると偶然にも怡園を見つける。ここも蘇州にある古典園林のひとつだ。入場料は15元だった。

スーパーでインスタントラーメンを買う

jiangsu_048ユースホステルに戻る途中でスーパーに寄ってインスタントラーメンを購入する。最近は節約でインスタントラーメンや饅頭の消費が多くなっている。中国でもインスタ ントラーメンの種類は多いのだが自分は華龍(华龙)のインスタントラーメンしか買っていない。理由は簡単だ。統一(统一)や康師傅(康师傅)より安いからだ。

買い物を終えてユースホステルへ戻るとドミでイギリス人の姉ちゃん2人組が着替え中であった。姉ちゃんたちは「sorry」とか言っているがこっちは予想外の 出来事に驚いて「对不起」と言って部屋を出る。5分後に部屋に再び戻ると姉ちゃんたちの着替えは終わっており今度は無事にドミに帰還する。

日本人バックパッカーに遭遇

ドミでのんびり過ごしていると昨日ドミにやって来た東洋人の男が帰ってきて英語で話しかけてきたが英語が分からないので中国語で応対していると日本語が聞こえてきた。東洋人の男は日本人だった。A先生は下関からフェリーで蘇州にやって来たそうで本当はラサ、カイラスを経由してインドのダラムサラへ行く予定 だったがチベット騒乱で計画が頓挫して中国旅行になってしまったようだ。

しかし、中国からインドのダラムサラを目指すとはかなり旅慣れているようだ。A先生と一緒に夕飯を近くのイスラム食堂で食べてドミで話をしているとイギリス人の姉ちゃんたちが帰ってきた。そして、ここで新たな事実が判明する。姉ちゃんたちは少し日本語が分かるのだ。この姉ちゃんたちも侮れない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

南京旅行記~南京大虐殺紀念館編

天気悪くて籠もる

0700頃、起床するが外は曇っている。曇っているだけなら問題ないが地面が濡れているので雨が降ったようだ。今日は出かけるのを控えた方が良さそうだ。今日は昨日Windowsの再インストールをしたのでソフトを入れたりと続きの作業をする。Windowsの再インストールは年明けにしようと思っていたのだがデータ通信カードが使えなくなってしまったのでソフトの問題だと思ったがWindowsの再インストールをしてもネットの接続できなかった。どうも、壊れたらしい。中国製のデータ通信カードが1年で2枚壊れたことになる。

(後日、広西チワン族自治区防城港で新しい通信プランを契約した際にカードは壊れておらず、原因は上海で契約した年間プランが何故か期限を迎える前に契約終了になっていた事が判明!さすが中国、契約期間も「差不多」(大した違いは無い)ということか?)

南京で鳥インフルエンザ発生

南京で鳥インフルエンザが発生していたようで1人死亡していた。外務省 海外安全ホームページにも情報が出ていた。市場では普通に鶏とか売っていたけど・・・。もちろん、生きてる奴でその場で絞めてくれます。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 3元
合計 3元

今日も雨で籠もる

今日も雨で籠もる。ユースホステルに籠っていて気付いたのだが南京国際青年旅舎は欧米から留学生の溜まり場になっているようだ。会話の練習をしている白人さんがいるしテーブルに教科書や辞書が置かれていたり、今日は南京大学の学生証まであった。これは近くには南京大学と南京師範大学があるので宿泊客に留学生がいるとしか考えられない。留学生寮よりユースホステルの方が居心地が良いのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

南京大虐殺紀念館へ

nanjing1220700頃に起床する。今日は南京での最大の目的である南京大虐殺紀念館を見学に行く。全国重点文物保護単位にも指定されていた。日本で言えば重要文化財や指定史跡ということだろう。

nanjing123南京大虐殺紀念館は拡張工事の為に休館であったが南京大虐殺70周年の今日、新しく開館するのである。0820頃、南京大虐殺紀念館に到着するが既に外は混雑している。

nanjing124公安や武警の警備も目立つ。やはり、不測の事態に備えているのだろう。爆発物処理車が近くの招待所に入っていくのも目撃してしまったし、それほど用心する必要があるようだ。

一般公開は午後からだった

nanjing125海軍さん御一行?

nanjing126念仏を唱える人たちを撮影しているようです。

nanjing127さて、式典を見学するために館内へと思ったら招待者というか事前に許可を受けている人しか入れないらしく、周辺の人民と一緒に公安に「午前は入れません。 午後に来てください。」と言われ追い返される。せっかく来たのに入れないとは・・・。予想はしてたけど・・・。昨日、南京大虐殺紀念館のHPを確認したときに開館時間や今日の日程については一切告知はなかった。まあ、バナーが去年の69周年のままだったし・・・。

とりあえず、入口で周囲の様子を伺うと日本人の団体がそこらじゅうにいるではないか!この日本人たちが式典に参加するようで中に入っていく。もちろん先頭の旅行会社のガイドが公安に書類を提示して いた。

運良く中に潜入してしまった

nanjing128一般人お断りの状態で午後まで待つしかないかと諦めて入口付近で撮影していたらいつの間にか周囲を中に入っていく団体に囲まれていた。移動しようと思ったら入館していく団体の流れに巻き込まれ入口に来てしまった。どさくさに紛れて列に並びそのまま入ってしまった。入口は公安が警備して一般市民は入れないようになっていたが、小日本が一匹入ってしまっている。入れない筈なんだが、中に入ってしまった。

nanjing129公安の警備はいい加減なのだろうか?この小日本がテロリストで爆薬持って自爆テロをしようとしていたらどうするんだ!まあ、自分は式典を見に来ただけだから無害だけど。

nanjing130中に潜入してしまったのは良いが、この後の事を考えなければならない。後ろの方に移動して式典が終わるまで過ごすしかない。許可無く入ったのが発覚するとどうなるか予想も出来ない。おっさんやおばちゃんたちの集団の近くで式典が始まるのを待つが、いつの間にか学生の集団に囲まれ身動きできなくなってしまった。学生の集団におっさんが1人だと目立って危険度上昇である。

nanjing131とりあえず目立たないように後ろへ逃げます。

nanjing132この危険な状況の中で式典が始まってしまう。国歌斉唱があり義勇軍行進曲が流れると皆一斉に歌い始める。幸い自分は義勇軍行進曲を暗記しているので一緒に歌ってその場をやり過ごす。その後は黙祷したり共産党のお偉いさんの話とか聞いて式典が進む。空襲警報みたいにサイレンも鳴っていたな。

最後に鳩を放って式典終了だが近くの学生が鳩の爆撃を受けて周囲の笑いの的になっていた。式典の最後に鳩が放たれましたが、南京では鳥インフルエンザが発生したばかりです。問題あると思うのだが・・・。

nanjing133式典が終わり帰る人と資料館を見学していく人と様々だ。自分は資料館を見学するために列に並ぶ。列に並び順番を待つ間に前に並んでいるスーツを着た集団(会社で動員がか かったか?)が一目で分かる年配の日本人たちを見て「日本人だ!日本人だ!」と騒ぎながら携帯のカメラで撮影している。どうやら今まで日本人を見た事が無いらしい。だけどすぐ後ろに日本人が一匹並んでいるのだがどうして気付いてくれないんだ!

新しくなった資料館は広い

nanjing134新しくなった資料館へ入るが一言で言えば「広い」だけではなかった。「日本人多すぎ」とも思った。そこらじゅうに日本人がいる。平和団体の人から坊さんまでいる。恐らくこの日、南京で最も日本人がいる場所は南京大虐殺紀念館になっているだろう。

nanjing135そして、見学をするが予想通り館内撮影禁止だ。しかし、中国人、日本人問わずに撮影しているので自分も便乗して撮影するが警備員に注意される。警備員たちは片っ端から注意しているが見学者が多すぎるためあまり効果がない。

nanjing136しかし、100人斬り競争の展示コーナーだけは撮る前に見つかってしまう。様子を伺うと、どうも100人斬り競争の展示コーナーは相当撮影されたくないらしい。これは警備員のやる気の違いか、それとも本当に撮られると問題なのだろうか?

nanjing137見学者が多いのでどさくさに紛れて撮影を続行する。資料については今回はじっくり見ることはやめておいた。理由は簡単、人多すぎ。

nanjing138見学していくうちに 2006年に新たに遺骨が発見されたという現場がそのまま保存されていた。すかさず撮影するが、警備員に注意される。周囲の中国人、日本人も同様。

nanjing139遺骨

外の様子は

nanjing140鐘を突くために列が出来ていた。

nanjing141外に出て状況を確認すると海外のメディアが多かった。白人さんは目立つので近くに行けばすぐに分かる。恐らく日本のメディアもそこそこ来ているのだろう。

nanjing142海外のマスコミも取材に来ている。

万人坑遺址

nanjing143そして、資料館と共に南京大虐殺紀念館の重要施設である万人坑遺址を見学する。万人坑遺址を訪れると建物が新しくなっていた。以前はガラスで保護されていて撮影時は映り込みが激しかったが太陽光が入っていたのでフラッシュは必要なかった。

nanjing144万人坑遺址

nanjing145万人坑遺址

nanjing146万人坑遺址

nanjing147万人坑遺址

nanjing148新しくなった万人坑遺址はガラス無しで映りこみ無しなのだが照明が暗いので手ぶれが酷く撮影は困難になった。因みに万人坑遺址は撮影可のようで注意されるようなことは無かった。

無事に見学終了

1230頃、無事に南京大虐殺紀念館の見学を終了する。本来なら見られなかった式典まで運良く見られ南京での目的は達成した。それにしても日本人多すぎ!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
バス 2.4元 路線バス
合計 6.4元