湖南省長沙 毛沢東の故郷・詔山へ

湖南省長沙

06:32頃、長沙駅に到着。定刻だと06:22到着だが10分遅れの到着になる。成都東駅から長沙駅まで2014kmの乗り鉄が完了した。湖南省長沙までやってきたが天気はあいにくの小雨で冷え込んでいる。晩秋の気候になっているようだ。

まずは切符売場の場所だけ確認しておく。長沙駅からは135路のバスで高速鉄道の長沙南駅へ行けるようだ。

これが135路の路線図だが終点まで乗っていれば高速鉄道の長沙南駅へ行けるということだな。

切符売場は早朝だと混雑はひどくなく空いている。自動券売機を見てみると・・・。

なんとパスポート読み取り機が付いているではないか!しかも、珠海、広州などでみる読取機とは違う。どうやら最新機器のようだ。で、パスポートで切符が購入できるのかと思ったら二代身分証しか使えなかった。ハードウェアではパスポートに対応しているのだが、ソフトウェアの方でパスポートが選択できないのだ。何のためにパスポート読み取り機を付けてんだよ!早くソフトウェアアップデートしろよ!

長沙書院国際青年旅舍

07:30頃、長沙駅前から1路のバスに乗車。運賃2元、08:00頃、杏花園のバス停で下車する。目の前に予約しておいたユースホステルが書院路の向かいに見えるが朝の通勤時間帯なので交通量が多く道路横断は危険が伴う。

長沙で宿泊するのは長沙書院国際青年旅舍(长沙书院国际青年旅舍/Changsha Academy International Youth Hostel)になり、Qunar.comの先払いの特価1泊25元で4泊する。

部屋は10人ドミトリーだが結構広めで窓もちゃんとある。Wi-Fiは速度が少し遅いがちゃんと繋がる。共用のトイレ・シャワーに関してはトイレは許容範囲内だがちょっと微妙。シャワーの方はお湯がしっかり出るので文句なし。

紅焼牛肉麺

朝食は近くの食堂で紅焼牛肉麺(8元/約136円)を食べる。

馬王堆漢墓

杏花園のバス停から122路のバスで馬王堆医院へ移動。

運賃2元、10:00頃にバスを降りて湖南省人民医院の門を通り50mほど中へ。病院の敷地内に馬王堆漢墓がある。

表示が出ているので階段を登り奥へ進んでいくと管理所というか入場券売場がある。

10:15頃、馬王堆漢墓に到着。馬王堆漢墓は前漢初期の長沙国丞相の利蒼と妻子の墓になる。1972ー1974に1号、2号、3号墓が発掘され女性のミイラと三千以上の文物が出土した。3号墓が公開されており入場料は2元。

3号墓は長沙国丞相の利蒼の息子の墓になる。

マイナー観光地だと思っていたのだが意外にも入場料2元でも見物客が多い。規模は小さいので滞留する観光客は少なく回転率は高い。しょぼいボッタクリテーマパークより客が多いかもしれない。

ここは1号墓になり利蒼の妻・辛追の墓になる。ここからは女性のミイラが発掘され湖南省博物館で展示されている。ミイラは利蒼の妻・辛追の遺体である。

こちらが2号墓で利蒼の墓になる。

墓と言っても内部には入れず山になっている墓の上を歩くだけである。11:00頃、馬王堆漢墓を離れて再び122路のバスに乗車して来た道を戻る。長沙市内は渋滞がひどくバスがなかなか進まない。代わりにクラクションが頻繁に鳴っている。

長沙簡牘博物館

昼頃、長沙簡牘博物館に到着。入場料は無料でパスポートを提示して入場券を受け取る。

長沙は三国時代に呉の領土であったため、長沙からは当時の竹簡、木簡が多数出土している。

呉の紀年簡、職官簡、軍事地理簡、賦税簡、戸籍簡が展示されている。

思いがけない所で呉の出土物に遭遇。

玉泉寺

13:00頃、122路のバスに乗車。
13:10頃、玉泉寺のバス停で下車。
13:15頃、玉泉寺に到着。

古い寺かと思って来てみたが建物がやたらと新しく大きい。大雄宝殿には地蔵菩薩が鎮座しており非常に立派だ。

大雄宝殿の2階にも大きな仏像があり、かなり力が入った様子だ。

紅焼牛雑

昼食に米粉屋で紅焼牛雑粉(8元/約136円)を食べる。米粉に牛のホルモンが具材に載っているのだが米粉は満腹にならないので昼食というよりおやつだな。

白沙古井

14:30頃、白沙古井を訪れる。白沙古井は明代に掘られた井戸になり廻龍山の西麓に位置し、長年枯れることなく泉が湧きだしており多くの詩に白沙古井が詠われている。明、清の頃に亭や牌坊が作られたが兵火で失われた。

現在でも泉は絶えることなく湧きだしており地元民が水汲みに訪れている。

牛肉干拌麺

夕飯はイスラム食堂で牛肉干拌麺(12元/約204円)を食べる。麺の量も多いし、やはり米粉より麺の方が食べた気になる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 35.1元
バス 8元 路線バス
馬王堆漢墓 2元
合計 45.1元

靖港古鎮

朝から霧雨で天気が悪い。07:35頃、杏花園のバス停から804路のバスに乗車。運賃2元、司門口のバス停で下車。08:00頃、運賃2元で18路のバスに乗り換え玉蘭路のバス停で下車。

08:25頃、運賃2元で918路のバスに乗り換え終点の望城汽車站まで乗車。

09:25頃、運賃2元で望城汽車站にてW104路のバスに乗り換え靖港古鎮へ移動。

10:00頃、靖港古鎮に到着、入場料は78元でボッタクリ。

外から見る限りだと建物は新しく古さは感じられない。どうも見物すると後悔しそうな気配がする。これは帰った方がいいな。10:30頃、W104路、918路のバスを乗り継いで長沙市内へ向かう。

橘子洲

昼頃、918路のバスの終点になる長沙汽車西站で下車して、隣の地下鉄2号線の望城坡駅から橘子洲へ向かう。運賃2元で12:15頃、橘子洲駅に到着。橘子洲は長沙市内を南北に流れる湘江の中洲になり観光地になっている。とりあえず橘子洲にある江神廟を訪れてみる。

由来は不明だが名前からして湘江に関連した神を祀る廟であると思われる。

建物は新しく観光客が結構訪れている。

橘子洲大橋を渡り長沙市内へと向かう。

湘江はかなり大きな川で行き交う船も割と大きい。

太平老街

13:00頃、太平老街にやって来た。太平老街は長沙市内に残る古い街並みになる。

観光街になっており小吃の店が並び観光客で賑わっている。

建物は新しく古さは感じられない。古い街並みが残るというより再現したと言ったほうが正しいかもしれない。

大都市の観光街である。

賈誼故居

観光街の太平老街の一角に賈誼故居がある。賈誼は前漢の政治家で文才に秀でていた人物である。長沙王の太傅として長沙に3年間赴任している。

太平老街の一角が賈誼の邸宅があったとされる場所になり、長年に渡り賈誼を祀る祠となっていた。

現在は祠というより記念館のような位置づけのようである。入場料は無料だ。

蛋炒飯

昼食はイスラム食堂で蛋炒飯(8元/約136円)を食べる。蛋炒飯は貧乏旅行の基本といってもいいだろう。

蘑菇炒牛肉蓋麺

夕飯は近くのイスラム食堂で蘑菇炒牛肉蓋麺(13元/約221円)を食べる。麺の上に薄切りのキノコと牛肉の炒め物が載った中華スパゲッティになる。キノコはエリンギのように歯応えがある。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24元
地下鉄 2元
バス 12元 路線バス
合計 38元

長沙→詔山

05:30頃、1路のバスで終点の長沙火車站へ向かう。運賃は2元、朝一番のバスで乗客は少ない。今日の長沙の天気は午前中にわか雨で午後は曇りのようだ。だが精度の低い天気予報なのであてにならないが。05:55頃、長沙駅に到着。

まずは切符売場で詔山行きの切符を購入。今日は毛沢東の故郷である詔山へ向かう。

06:10頃、切符と身分証の確認、手荷物検査を済ませて待合室に到着。

改札はまだ始まっておらず待合室で待機になる。

今回乗車する列車は06:30発、長沙→詔山の5365次で席は硬座、運賃9.5元、距離は128kmになる。切符の印字がかすれているので少々不満だ。

06:15頃、改札が始まりホームへ移動。

いつもの行先票を撮影。

車両は25Bで年季が入っている。

エアコン無しの非空調車両になり窓は開けられるが扇風機は付いていない。

この列車の最大の特徴は毛沢東の故郷である詔山へ乗り入れているので車内の装飾が赤の特別仕様ということだ。天井は赤に星。

荷物棚には詔山の名所の写真が掲げられている。完全に毛沢東の故郷へ向かう為の聖地巡礼特別仕様である。13分遅れの06:43に列車が発車する。早朝の列車なので乗車率は2割ぐらいで空いている。一般的には詔山への聖地巡礼は高速鉄道の詔山南駅やバスを利用するようで普快の5365次での聖地巡礼者は少ないようだ。

毛沢東の故郷・韶山

09:43頃、詔山駅に到着。

ホームが低いのでDF4Dがしっかり撮影できる。中国を代表するディーゼル機関車の東風4型が間近で撮影できる貴重な時間だ。

観光客はホームで記念撮影。

駅舎には毛沢東の肖像画が掲げられており、韶山駅は田舎の駅とはいえ他の駅とは扱いが違う。毛沢東の故郷は特別であることがわかる。駅前では列車の到着に合わせて毛沢東故居へのバスが待機していた。もちろんボリタクも待機中だ。

韶山汽車站

10:00頃、韶山駅から徒歩5分ほどの所にあるバスターミナルの韶山汽車站にやって来た。

時刻表を確認すると長沙と株洲行きのバスが主要路線のようだ。

10:20頃、駅前のバス停で路線バスを確認。毛沢東故居へのバスがあるかと思ったが見当たらない。韶峰というのがあるので毛沢東故居近くの山へ行くのだと思い2路のバスに乗車。運賃2元、韶峰へ向かうが間違いであった。韶峰風景区でなく韶峰村であった。

そのまま終点まで行ってみることにする。11:10頃、終点の棠佳閣に到着。とりあえず1路のバスが来るまで周辺を散歩すると、毛主席外婆故里の看板を見つける。どうやら棠佳閣は毛沢東の母方の祖母が住んでいたようだ。

田舎の道を歩いていくと案内表示が見えてきた。

どうやら観光開発して村おこしか?

かなりの資金を投資して開発する計画のようだ。

で、肝心の毛主席外婆故里を見物しようと探してみるが見つからず。村人の爺ちゃんに聞いてみるが会話が成立せず断念。

11:30頃、1路のバスに乗車。運賃2元で韶山へ向かう。

11:55頃、韶山に戻ってきて徒歩で毛沢東故居へ向かう。以前、毛沢東故居を訪れた時にGPSで座標を記録してあるので場所は分かる。山道を歩いていくが景区には地元民の車と観光バスしか入れず、観光客が自家用車で乗り入れできないようになっていた。12:40頃、案内標識が見えてきた。近くまで来ているようだ。

毛沢東広場

13:00頃、毛沢東広場に到着。

小雨が降る中でも観光客で賑わっており毛沢東像には多くの献花がある。観光客たちは記念撮影に励んでおり共産党の聖地であるが一大観光地でもある。

こちらは毛氏宗祠。毛一族が祀られている廟である。

毛沢東同志紀念館

毛沢東同志紀念館は、そのまま記念館ですね。

毛沢東の活動が紹介されており館内はかなり予算をかけて整備されている。

ショボい博物館とは扱いが全く違い特別だというのが感じられる。

他の赤い博物館と同じように日本軍との戦いの展示が多いかと思っていたのだが、意外にも少なく国共内戦の方が多い。日本の事をかまっているほど暇ではないということか?で、大躍進運動や文化大革命に関して展示内容は無く完全無視、無かった事になっていた。

毛沢東同志故居

13:40頃、紀念館近くの毛沢東同志故居へ向かう。標識がありトンネルを通っていくようだ。

これがトンネル。

トンネルを抜けると農村の風景が広がっていた。

毛沢東の生家である毛沢東同志故居にやってきた。物凄い人の多さだ。

手荷物は持ち込み不可で無料のロッカーに預けて列に並ぶが割り込みがひどい。ある意味で衝撃の光景だ。天安門広場の毛主席紀念堂では観光客が行儀よく並んでいるのに毛沢東同志故居では割り込み当たり前。

前のハゲザル割り込みするなよ!この割り込みしている観光客たちは共産党員ではないのであろう。共産党員は模範的な行動をするらしいからな。割り込みしているのはおサルさんだな。おまけに痰まで吐いている。共産党の聖地でこれはあり得ない。

ようやく毛沢東同志故居の入口まで到達。あと少しで内部に入れる。内部は撮影禁止なのが観光客は頑張って撮影中。自分は人混みが嫌と言うか、おっさんたちに密着されるのが嫌でさっさと外へ出る。外から撮影するだけで十分であった。

毛沢東父母墓

毛沢東同志故居の近くには毛沢東の両親の墓があり見物していくことにする。墓のある山の入口には立派な牌坊があり階段が山の上へと続いている。

階段を登っていくと地元民のおばちゃんたちが献花用の花や土産物を売っている。毛沢東父母墓は毛沢東の父・毛貽昌、母・文素勤の墓になる。墓には多くの花が供えられているが時間が経つと地元民のおばちゃんたちが回収して再販売するのだろう。毛沢東父母墓も毛沢東関連史跡として地元経済に大きく貢献しているようだ。

毛沢東父母墓から毛沢東同志故居に戻るが相変わらずすごい混雑ぶりだ。

14:30頃、毛沢東同志故居から韶山市内へ向かうが、農村の中にホテルやレストラン、土産物屋が立ち並んでおり毛沢東の故郷というだけで一大観光地となっている。地元民は農民だろうが家族が何らかの形で観光業に関連した仕事をしているのは確実だろう。毛沢東の地元経済への貢献度は絶大だ。

牛肉干拌麺

韶山市内へ戻り15:30頃、遅めの昼食にバスターミナル近くのイスラム食堂で牛肉干拌麺(9元/約153円)を食べる。牛肉はかけらが載っているだけの細麺の干拌麺だ。麺は多めなので文句はないが、これなら素干拌麺で出した方がいいのでは?

詔山→長沙南

16:00頃、バスターミナルの詔山汽車站で長沙南行きのチケットを購入。

16:20発車で運賃は31元。18:00頃、長沙南バスターミナルの長沙汽車南站に到着。
17路、134路のバスを乗り継いでユースホステルへ戻る。

葱爆牛肉蓋麺

晩御飯はイスラム食堂で葱爆牛肉蓋麺(15元/約255円)を食べる。
ネギ、牛肉、唐辛子の炒め物を載せた中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 24元
鉄道 9.5元 硬座 長沙→詔山
バス 31元 詔山→長沙南
バス 10元 路線バス
合計 74.5元

毛沢東像

09:25頃、杏花園のバス停から225路のバスに乗車。運賃2元、09:40頃、岳麓南路口のバス停で下車。岳麓書院へ向かう途中、10:00頃、湖南大学近くの広場で毛沢東像を背景に観光客が記念撮影しているのを見つける。この毛沢東像は長沙の定番観光地のようだ。

岳麓書院

10:10頃、岳麓書院に到着、入場料は50元。

団体の観光客で混雑しているので岳麓書院の空いているところから見物していくことにする。まずは文廟から見物で入口には孔子像がある。

文廟は孔子を祀っているのだが、岳麓書院の初期の頃に文廟は創建されており、初めは礼殿として講堂の前に建てられ、礼殿内には先師十哲の塑像、七十二賢の画があった。明の正徳2年(1507)に現在の場所に移され、天啓4年(1624)に修復され文廟に改称している。

大成殿には孔子の画が飾られているが少々寂しい。孔子や弟子たちの立派な塑像が並んでいるのかと思ったが意外にも質素であった。

続いて観光客で賑わう岳麓書院へ。

岳麓書院は中国四大書院のひとつになり、宋の開宝9年(976)に潭洲太守の朱洞により創建される。元、明代を経て清の光緒29年(1903)に湖南高等学堂に改められ、1926年に湖南大学となる。宋の祥符8年(1015)に真宗皇帝より「岳麓書院」の扁額を下賜される。張栻、朱熹、王陽明などの思想家が岳麓書院で講義を行っている。

観光客で賑わっている岳麓書院だが元々は学問を学ぶ場所であり、現在の湖南大学の前身になる学問所である。

場所によっては静かな所もあり書院と呼ばれるに相応しい雰囲気が漂っている。

中国四大書院に数えられるだけのことはあり建物は立派だ。

庭園になっている部分もある。11:45頃、岳麓書院を出て裏の岳麓山へ。

麓山寺

12:00頃、岳麓山の麓山寺に到着。麓山寺は古麓山寺、岳麓寺、慧光寺、鹿苑、万寿寺とも呼ばれる。創建は西晋の武帝の頃、泰始4年(268)になり湖南へ初めて仏教を伝えた竺法崇により建立され1700年以上の歴史を持ち湖南省最初の仏教寺院である。

現在の麓山寺の本殿は1980年代に再建された建物になる。

比較的新しい建物であるが千年古刹に相応しい雰囲気だ。

辛亥革命の英雄・黄興墓

12:45頃、黄興墓に到着。黄興は孫文と並ぶ辛亥革命の重要人物である。1905年に孫文と共に東京で中国同盟会に参加、1907年から欽州、広州、防城などで武装蜂起を起こす。1911年に武昌起義で辛亥革命が勃発すると軍の総司令として活躍する。2011年公開の映画「1911」ではジャッキー・チェンが黄興を演じている。

黄興墓には花と横断幕があり扱いは特別だ。岳麓山には黄興以外にも偉人の墓が複数あるのだが、これほど手厚い待遇を受けている墓は見当たらない。13:10頃、黄興墓を離れる。

牛肉蓋飯

14:20頃、イスラム食堂で牛肉蓋飯(12元/約204円)を食べる。牛肉、玉ねぎ、ピーマンなどを炒めてご飯に載せている。

中国にナチスが浸透中

食後に路地を歩いていると色々と問題になりそうな車を見かける。ハーケンクロイツの車が停まっている。

でも、鉤十字の向きが逆で卍だな。

と思ったら、ドアの方は完全に鍵十字だよ!取り締まりを受けていないということは中国ではナチスはOKのようだ。

三国志遺跡・韓玄墓は非公開

14:45頃、韓玄墓のある長郡中学にやって来た。長沙にある貴重な三国志遺跡の韓玄墓だが中学の敷地内にあるので非公開だ。警備員のおっちゃんの気分次第というのもあるが今日は平日で学校がやっているので無理だ。賄賂を渡せば休日なら見せてくれるかな?

韓玄墓周辺は商業街があったりしてかなり発展している。徒歩3分ほどの所には地下鉄の南門口駅があったりして都会である。

青椒土豆絲蓋麺

夕飯はイスラム食堂で青椒土豆絲蓋麺(13元/約221円)を食べる。
ピーマンとジャガイモの炒め物を麺の上に載せた定番の中華スパゲッティだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 31.5元
バス 4元 路線バス
岳麓書院 50元
合計 85.5元

鉄道で長沙→広州

05:20頃、ユースホステルをチェックアウトする。05:30頃、朝一番の1路のバスで長沙火車站へ移動。05:55頃、長沙駅に到着し切符売場へ。

広州行きの切符を購入し、そのまま切符と身分証確認、手荷物検査を済ませて待合室へ移動。
今回の列車は08:19発、済南→広州のT179次だ。席は硬座、運賃は98元、距離707kmになる。当初の予定だと岳陽へ行こうと思っていたのだが天気がどうも悪く、このまま岳陽へ行っても天気の悪い中で後悔しそうなので予定を早めて広州へ向かう。

待合室は禁煙、乞食禁止なのだが足無しの乞食が営業中。駅員に追い出されないので顔なじみで長沙駅を独占的な縄張りにしているようだ。

列車が遅れて08:55頃、改札が始まりホームへ移動。

途中駅からの乗車なので荷物置き場の確保が最重要課題になり、いつもの行先票の撮影は終点の広州駅到着後にする。ホームを走り乗車する車両へ向かう。

列車に乗車するが予想通りの混雑だ。荷物棚の空きを探し何とか置き場所を確保。中国の鉄道では乗客が床に痰を吐いたり、ガキが通路で放尿したりして床が汚染されているので床に荷物をおくのは避けておきたい。

09:06に43分遅れで長沙駅を発車する。
17:48頃、1時間34分遅れで広州駅に到着。

ここでようやく行先票を撮影する。

夕暮れの広州駅前を歩いて地下鉄駅へ向かう。

広州IM青年驛站

地下鉄2号線に乗車して昌崗駅で下車。

19:00頃、Qunar.comで予約しておいた広州IM青年驛站(广州IM青年驿站/IM Youth Hostel)に到着。Booking.comにも掲載されている宿だ。1泊53元の先払いの特価で部屋は8人ドミトリーを予約しておいたのだが実際は6人ドミトリーに変更。部屋は少し狭めだが大きめのロッカーが人数分ある。Wi-Fiは問題なくつながりネットの速度は速めだ。共用のトイレ・シャワーはシャワーは特に文句ないが、トイレの方が少々汚い。

梅菜肉餅飯

晩御飯は近くの食堂で食べる。広東省だと広東料理になるのでメニューに表記されている料理がかなり変わってくる。

今回は梅菜肉餅飯(11元/約187円)を食べる。いつもの炒飯や蓋飯みたいなのを予想していたら定食みたいなので出てきた。ご飯に梅菜肉餅、青菜、鶏肉のスープが付いた定食だ。どうやら蒸籠飯と呼ばれるセイロで蒸した料理で広東省でよく見られる調理方法のようだ。梅菜肉餅は広東料理で客家の人たちの伝統料理になり梅菜と豚肉で作った肉餅をセイロで蒸して調理する。この定食はかなり美味い!広東料理は凄い!

魯肉飯

定食だけでは物足りないので別の店で魯肉飯(15元/約255円)を食べる。煮込んだ豚肉の魯肉と豆腐だか油揚げみたいな具材がご飯に載っており豚肉の脂身が美味い。台湾で食べた魯肉飯は濃い目の味付けであったが、この店は薄味であった。広州は薄味なのか?

珠江ビール

食後は珠江ビール330ml(2.8元/約48円)を飲む。広東省の地ビールといえば珠江ビールだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.8元
宿泊費 53元
鉄道 98元 硬座 長沙→広州
地下鉄 3元
バス 2元 路線バス
合計 184.8元

猪油捞麺

10:00頃、昨日の食堂へ朝食を食べに行く。定食でも食べようかと思ったらご飯がまだ炊けていないということで猪油捞麺(8元/約156円)を食べる。猪油捞麺は広東省の麺料理のひとつになり豚油と醤油が絡めてあり拌麺に近い感じかな。一緒に付いていたスープは魚系の味であっさりしている。

10:45頃、宿をチェックアウトして地下鉄の昌崗駅近くにある礼崗のバス停から551路のバスに乗車して梅花村のバス停で下車する。5分ほど歩いて11:30頃、広州東山梓園青年旅舍に到着するが、ここは中国のユースホステルにしては珍しくチェックインは14:00からということで待つことになる。

梅菜肉餅飯

ユースホステルのチェックインは14:00からということなので昼食を食べに出かける。近くに地元民用の食堂があったので、ここで昼食を食べる。今回も昨日に引き続き梅菜肉餅飯(13元/約221円)を食べる。
ご飯に梅菜肉餅、白菜が付いた定食だ。ここの食堂はご飯が多めで、ちょうど昼時なのでご飯が炊きたてで美味い。

広州東山梓園青年旅舍

食後は広州東山梓園青年旅舍(广州东山梓园青年旅舍/Guangzhou Catalpa Garden Youth Hostel)に戻りネットをしながら時間を潰す。ネットが速いので海外サイトの閲覧が快適だ。14:00になりチェックイン手続きをする。1泊70元(会員料金)の6人ドミトリーに2泊、YHA Chinaに加盟しているユースホステルなので会員割引だ。予約時に宿泊費は支払い済みでチェックインは問題なし。

部屋は6人ドミトリーで各ベッドに照明とコンセントあり。人数分のロッカーもある。窓もあるので外の空気が入り換気は良さそうだ。

部屋にはトイレ・シャワーがあるのだがとりあえず別々になっておりトイレはこんな感じで許容範囲内。

シャワーの方は扉はなくカーテンで仕切る方式だ。あかんわー。

香菇瘦肉飯

夕飯は近くの食堂で香菇瘦肉飯(12元/約204円)を食べる。セイロで料理を加熱する蒸籠飯なので蒸したてで温かい豚肉、シイタケ、白菜、ニンジンが食欲を掻き立てます。シイタケと豚肉が美味く炒飯よりはるかに味は上だ。

冬菇肉餅飯

広州の食堂はめちゃくちゃ美味いのでもう一軒寄っていく。次は冬菇肉餅飯(13元/約221円)を食べる。こちらも蒸籠飯だが定食みたいになっており、冬菇肉餅、ご飯、レタスといった内容だ。

冬菇肉餅は冬菇と豚肉で作られており、冬菇はキノコでシイタケらしいが詳細はわからず。蒸籠で冬菇肉餅を蒸しており器の中に肉汁が溜まっている。冬菇肉餅も美味いが肉汁も忘れてはいけない。

広州には何度か訪れているが今頃になって広東料理の食堂が美味いという事に気がついた。物価の高い広州なので値段も高いが美味い。いつも食べている炒飯とかは猫の餌と同等である。広東料理は凄すぎだ!

夜は明日の広州南-珠海の切符を往復で予約しておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 49.5元
鉄道 70元 二等座 広州南→珠海
鉄道 70元 二等座 珠海→広州南
バス 2元 路線バス
合計 191.5元

鉄道で広州南→珠海

05:45頃、ユースホステルを出て地下鉄楊箕駅へ移動。今日は珠海まで乗り鉄をしてマカオへ向かう。3分ほど歩くと駅のF出口で、まだ列車の運行前で警備員はおらず出入り自由だ。06:05頃、楊箕駅から地下鉄1号線に乗車、公園前駅で地下鉄2号線に乗り換え広州南駅まで運賃は6元だ。

06:45頃、広州南駅に到着し、まずは自動券売機へ。広州南駅なら自動券売機がパスポート対応のはずなので試さないと勿体ない。

予想通りパスポートの読み取りに対応した最新型だ。そして、ちゃんとネット予約の切符も発券可能になっている。ということは、ラサ行きの切符も発券可能だ。

パスポートを読み込ませて予約番号を入力して切符を発券するが、1時間以上待ち時間があるので窓口で前の列車に変更することにする。

切符売場へ移動して窓口へ。まだ早朝なので窓口は空いており待ち時間無しで切符を変更。
無座だが一番早い列車にしてもらう。今回の列車は07:25発、広州南→珠海のC7065次、席は無座、運賃は70元になる。C列車なので城際高速鉄路になるが250km/h運転はやっていないだろうな。

切符とパスポートの確認、手荷物検査を済ませて待合室へ移動。高速鉄道の専用駅なので待合室は空港のように巨大だ。改札口へ移動するとちょうど改札が始まるところであった。

車両はCRH1Aで8両編成。

07:25に定刻通り広州南駅を発車し珠海まで1時間ほどの乗車になる。速度は195km/hまで出るのだが結構横に揺れている。線路の問題?車両の問題?この揺れはC列車ではダメであろう。08:40頃、珠海駅に到着。

珠海から出国

08:57頃、イミグレーションの出国の列に並ぶ。09:07に中国出国。中国・マカオの通路にある両替屋のレートは悪い。09:10にマカオ入国の列に並ぶ。イミグレーションの係官の兄ちゃん雑談しながら端末操作。

マカオへ

09:15頃、マカオ入国。

本日の出費
項目 金額 備考
地下鉄 6元
合計 6元

湖南省旅行記~長沙・韶山・岳陽

5376次 硬座 衡陽→長沙

hunan_04305:48頃、衡陽に到着する。

hunan_044出口を出てそのまま切符売場で長沙行きの切符を購入する。長沙行きの5376次は09:15発なので待合室で約3時間過ごすことになる。

hunan_04508:45頃、改札無しでそのままホームに降りて乗車する。列車は約10分遅れで発車して長沙へ向かう。途中で衡山駅に停車した時に途中下車するか迷ったがそのまま長沙へ向かう。どうして、途中下車するか迷ったかって?それは衡山といえば五岳のひとつとして華山、泰山、嵩山、恒山と共に数えられる名山だからだ。でも、山登りは疲れるので・・・。

hunan_04612:20頃、長沙駅に到着する。出口を出てまずは宿を決めることになる。

長沙駅前は安宿少ない?

hunan_047安宿を求めて長沙駅周辺を彷徨うが駅前はビルが立ち並び都会の雰囲気が・・・。しかし、足が無かったり、顔面火傷でのっぺら坊になってしまっている乞食が いたりする。宿も自分にとっては高そうな宿はたくさんあるのだが安宿は数が少ない感じで40~60元ぐらいはそこそこあった。こうして調べているうちに長鉄迎賓招待所で一番安い部屋を聞くと20元だったので宿泊することにする。

hunan_048部屋はボロイが寝るには問題無い。

湖南省博物館に行ってみるが

3/20から無料開放になった湖南省博物館へ行ってみるが月曜休館であった。以前は入場料が50元だったのだが共産党大会で博物館、紀念館を無料にしようという動きがあり湖南省博物館が無料になったという訳だ。でも、故宮博物院のように歴史建築とか遺跡の博物館は無料化しないようだ。

カルフール

19:00頃、カルフールでTシャツ2枚を購入する。これで1年3ヶ月の間ほぼ毎日着ていたTシャツを交換することになる。ボロボロのTシャツで人民に同化していたのだが新しいTシャツに変えても同化したままでいられるだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
宿泊費 20元
鉄道 14元 硬座 衡陽→長沙
バス 7元 路線バス
衣類 19.8元 Tシャツ
合計 69.8元

湖南省博物館

hunan_04908:15頃、宿を出て113路のバスで湖南省博物館へ向かう。08:50頃、湖南省博物館に到着するが既に人民たちが数百人の入場券待ちの列を作っていた。無料になったからってこれほど人民が押寄せているとは・・・。入場料50元だった頃はほとんど客はいなかった筈・・・。人民は「免费」(無料)という言葉にかなり弱いらしい。そういう自分も無料になるのを知ってこの時期にやってきたのだが、この人民の列に並ぶことになるとは思わなかった。

hunan_0501時間ほど並びようやく入口まで来たのだが、ここで欧米人たちの団体客が入ろうとして警備員に止められていた。

hunan_051ガイドが博物館の職員と交渉し始めるが、どうやら無料化されて並ばなければならない事を知らなかったようだ。

hunan_052ガイドが交渉する間に自分は入場券を受取り入場する。館内には11:00-11:30に入場となっていたので待合室で待つことになる。

hunan_053そして、欧米人たちの団体客は結局並んでいる人民とは違い特別扱いで並ばずにそのまま館内へ入っていった。

hunan_05411:00になりようやく館内に入り見学となるが客が多すぎる。人を掻き分けて見学となるがゆっくり見学する気にはならず足早に見学をしていく。

hunan_055湖南省博物館

hunan_056湖南省博物館

hunan_057湖南省博物館で一番の展示物といえば前漢の長沙国宰相 軑侯の夫人 辛追のミイラだ。

hunan_058約2000年前のミイラであるが発掘当初は皮膚には弾力があり四肢が動くほどの状態であったという。

杜甫江閣

hunan_05914:00頃、長沙を南北に流れる湘江に沿って歩いていると杜甫江閣という建物を見つける。

hunan_060杜甫江閣の周辺は公園となっているようで地元の人民たちがトランプ、象棋、カラオケ、二胡などを楽しんでいる。そして、演劇も上演されており人民が集まり見物している。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.1元
宿泊費 20元
バス 3元 路線バス
合計 36.1元

5365次 硬座で長沙→韶山

hunan_06105:40頃に起床して急いで準備を整え宿を出る。今日は毛沢東の故郷を見物しに行くのだ。事前調査で大体の事は分かっている。参考1 2 切符売場で韶山行きと明日の岳陽行きの切符を購入して待合室へ向かう。

hunan_062既に改札が始まっておりそのままホームへ向かい乗車する。発車時間を待っていると乗務員が切符の提示を求めてきたので見せる。乗務員が「どこから来たの?」とか聞くので「日本から来たよ」と答えるがうまく通じなかったのでパスポート見せたら凄く驚いていた。確かに日本人が韶山へ行くなんて中国人は考えないだろうな。この後、乗務員が列車長まで連れてきて紹介したりと何やら大事に・・・。 周囲の人民の視線も・・・。

06:30に定刻どおり発車して韶山へ向かうが途中で車内放送で韶山ツアーの案内が始まる。毛沢東故居、紀念館への往復バス代10元で毛氏宗祠の無料見学、無料ガイド付きとなっていた。「10元は安いな」と思ったがここは中国だ。路線バスがあればもっと安く行けそうな気もする。

でも、毛氏宗祠が入場料10元だからツアーの参加も悪くは無い。色々考えていると、乗務員が旅行会社の姉ちゃんを連れてきた。やはり、日本人はカモに見えたのか?旅行会社の姉ちゃんの説明を聞くと毛沢東故居や紀念館のバス代などは10元で他に韶峰景区の入場券が優待料金で60元と説明を受けるが生憎自分は貧乏旅行者なのでお断りする。

hunan_06309:00頃、韶山に到着する。駅前は予想通りタクシーやツアーの客引きで賑わっていた。

毛沢東紀念館

hunan_064まずは帰りの切符を購入して韶山汽車站へ向かう。韶山汽車站には予想通り毛沢東故居へのバスがあった。ツアーのバスもここから出発しており毛沢東故居、紀念館への往復バス代10元で毛氏宗祠の無料見学、無料ガイド付きとなっていた。

hunan_065ツアーのバスは利用しないので地元民が利用するバスで09:45頃、毛沢東故居へ向かう。運賃2.5元。10:00頃、毛沢東紀念館(正式名:韶山毛沢東同志紀念館)に到着する。

hunan_066紀念館の目の前には毛沢東像、隣には毛氏宗祠がある。徒歩10分ほどの所には毛沢東故居がある。

hunan_067まずは毛沢東紀念館から見物するが観光客が多すぎる。自発的に来たのか動員されたのかは知らないが凄い混雑だ。館内は毛沢東を大絶賛する内容のようだがじっくり見る気は起きずほとんどの展示物を素通りして10:40頃、毛沢東故居へ向かう。

hunan_068韶山毛沢東同志紀念館の入場券

hunan_069韶山毛沢東同志紀念館

毛沢東故居

hunan_07011:00頃、毛沢東故居(正式名:毛沢東同志故居)に到着する。

hunan_071中国各地にある毛沢東故居の中でここが正真正銘の故居、即ち生まれ故郷なのだ。1893 年12月26日にこの地で毛沢東は誕生している。人民で溢れていた毛沢東故居だが見物自体は10分もあれば十分であった。まあ、見物してみたけど中国の田舎の家だった。

hunan_072毛沢東の寝室

5366次 硬座で韶山→長沙

hunan_07312:30頃、毛沢東故居から徒歩で韶山駅へ向かう。バスを利用しても良いのだが帰りの列車は16:29発なのでのんびりと歩くことにする。13:30頃、韶山駅に到着、毛沢東の故郷なので肖像画が印象的だ。。待合室には既に数人の人民が待っているというか横になって寝ていた。

hunan_0745366次 韶山→長沙の切符

hunan_075徐々に待合室が人民で溢れてくると禁煙なのにタバコを吸ったり、痰を吐いたり、手鼻を噛んだりする猿とほぼ同等の人民が混ざっている。16:00頃、列車 に乗車するが今回初めて「乗客は荷物棚に乗るな」という注意書きを見つけた。噂には聞いていたが人民は本当に荷物棚にまで乗るようだ。さすがは人民!小日 本より数段上手でとても真似出来ない。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
鉄道 20元 硬座 長沙⇔韶山
鉄道 19元 無座 長沙→岳陽
宿泊費 20元
バス 2.5元 路線バス
合計 81元

1628次 無座で長沙→岳陽

hunan_07610:50頃に宿を出て長沙駅へ向かう。

hunan_077今日は岳陽へ移動するのだが1628次は11:43発でまだ改札は始まっていない。

待合室で改札を待っていると駅員が「10元払うと茶座(喫茶店のような店)で待ちながら他の乗客より早くホームへ行けますよ」と商売を始める。金のある乗客と終点の鄭州まで行くと思わ れる民工が茶座へ入っていく。切符代以外に10元払ってまで先に乗車したいようだ。

そして、改札が始まると人民が一斉に走りホームへ向かう。列車に乗車すると予想通り混んでおり席は無 い。それでも荷物棚は空いていたので人民が痰を吐きまくる床に荷物を置かずに済んだ。列車は7分遅れの1150に発車して岳陽へ向かう。

hunan_0783:15頃、岳陽に到着する。

宿探し

hunan_079まずは宿探しをするのだが岳陽駅周辺で数件の宿を見てみるが汚いボロ宿が多かったのだが駅を出て站前路を東(左)へ進むと何とウォルマートを発見する。岳陽はウォルマートが進出するような都市のようだ。ウォルマートの辺りまで来ると宿が少ないようで引き返して駅のほうへ向かうと賓館が数件並んでおり料金表も出ている。これらの数件の賓館の中から友誼賓館に宿泊することにする。

hunan_080岳陽にはウォルマートがあったりする。

岳陽楼

hunan_08115:00頃、岳陽楼に到着するが入場料が46元なので外から少しだけ見える岳陽楼を見物するだけにする。まあ、金が無いのでどうしようもない。岳陽楼を後にして魯粛墓を探すことにする。

hunan_082通りから岳陽楼が少し見えます。

岳陽文廟

hunan_08315:40頃、魯粛墓を探していたのだが岳陽文廟に来てしまった。

hunan_084岳陽文廟は北宋の慶歴6年(1046)に建設された孔子を祀る廟だ。岳陽市第二中学の敷地内にあるのだが敷地内と言っても中学と岳陽文廟は分けられているので普通に観光客が訪れている。で、久しぶりに入場券を買って見物するのだが一般の入場券が切れていたので代わりに学生入場券を3枚渡された。

魯粛墓

hunan_08516:20頃、魯粛墓を発見するが門が閉ざされている。

hunan_086中に人がいるようなので門を叩くが反応無し。仕方が無いので塀を攀じ登って中にいたおばちゃんに門を開けてもらい見物するが事前調査では有料らしいので入場券を買おうとするがおばちゃんの方言が全く分からないので会話が成立せずそのまま見物して外へ出 る。結局は無料で見物できてしまった。

hunan_087墓碑は光緒15年に建立されている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.3元
宿泊費 30元
鉄道 83元 硬座 岳陽→深圳西
岳陽文廟 15元
合計 141.3元

君山公園

hunan_08808:15頃、岳陽駅前から15路のバスで君山公園へ向かう。中国茶の君山銀針で有名な君山島は君山公園からフェリーで行くのだ。他にも岳陽楼の切符売場でも君山島へのフェリーの切符が売られているがこちらは岳陽楼の近くのフェリー乗り場から向かうことになる。09:15頃、君山公園に到着するが天気は生憎の雨で自分は金欠なので入口だけ見物して戻ることになる。

hunan_089君山公園

5363次 硬座で岳陽→深圳西

hunan_090昼前に宿を出て岳陽駅へ向かう。5363次の発車は21:33なのだが岳陽ではもう特にやる事が無くなってしまったので駅で9時間待ちとなる。まあ、これなら手荷物預かり所を利用して夜まで网吧でネットで過ごせばよいのだが金欠なので気長に待合室で待つことにする。

hunan_09121:00頃、改札が始まり列車に乗車する。定刻どおり21:33に列車が発車し深圳西へと向かう。今回は深圳でなく最近になって民工専用駅へとなりつつある深圳西へと向かう。

hunan_092しかも、民工御用達の非空調の列車だ。乗客は予想通り民度の低い人民ばかりなので禁煙でも構わずタバコを吸っている。乗務員はやる気無しのようで見て見ぬふりだ。痰吐き、 ゴミのポイ捨てもあり車内は瞬く間に荒れ放題、とどめは隣のボックス席のガキが通路で小便し始めたことだ。保護者の人民のおっさんは「哎哟(アイヨー)」 とか言って笑っているだけだ。所詮民工たちはこの程度の人間のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 9元
バス 10元 路線バス
合計 19元

湖南省旅行記~張家界

雨漏りで目が覚める

04:30頃、外は雷が鳴っていて部屋は雨漏りで自分のベットでは眠ることが出来なくなった。これ以上は眠ることが出来ないと判断して出発準備とメールの確認をしていたら、白人さん2人が起きて何か文句を言っている。こんな時間に起きてごそごそ何かしていては五月蝿くて眠れないのだろう。白人さん2人には悪いのは分かっているが雨漏りなんかしていては眠れないのだ。

鳳凰→吉首

08:00頃、雨が降る中で鳳凰国際青年旅舎を出て鳳凰汽車客運総站へ向かう。08:30頃、鳳凰汽車客運総站に到着して吉首行きのバスに乗車しようとするが既に満員だったので次のバスに乗車する。吉首行きのバスは乗客が集まり次第の発車なので暫く待てばよい。09:00頃、客が集まりバスが発車する。 10:00過ぎに吉首市内で吉首駅へ行く乗客が降ろされているので一緒に降りる。ここから路線バスで駅までいけるのだが徒歩で向かう。

吉首→張家界

hunan_03310:30頃、吉首駅に到着する。駅前には鳳凰行きのバスが停車しており客引きが声をかけてきたりする。因みに吉首から鳳凰へ行く場合は駅前のバスを利用するよりバスターミナルからバスに乗った方が良いらしい。駅前のバスは運賃が高く、客が集まらないと発車しないからだ。

hunan_034客引きを無視して切符売場へ向かい 張家界行きの切符を購入する。今回は久しぶりに無座の切符だ。まあ、吉首で乗車して次の駅で降りるから当然か。

hunan_035待合室へ行き改札が始まるのを待っていると駅員が改札がもうじき始まることを言っているので人民が一応は列を作って並んでいる。改札口が開くと改札は無くそのままホームへ降りて空いていそうな車両を探す。

結局、先頭車両のほうで乗車して席が比較的空いていたので無座でも座れてしまった。1128に定刻どおり発車して張家界へ向かう。

張家界国際青年旅舎

14:00頃、張家界に到着する。駅を出て明後日の衡陽行きの切符を購入して6路のバスに乗車する。三角坪で下車してするのだがバス停にはバス停名が表示 されていないので張家界国際青年旅舎の前を通り過ぎてから下車する。1500頃、張家界国際青年旅舎に到着。会員は6人ドミが1泊20元なので2泊することにするが、ここは中国では珍しく保証金無しで宿泊費後払いになっていた。で、6人ドミは誰もおらずに1人で占領となる。まあ、この時期はまだ閑散期のようで空いているというか宿泊客は自分ひとりだけかもしれない?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
鉄道 18元 無座 吉首→張家界
鉄道 61元 硬座 張家界→衡陽
バス 4元 路線バス
バス 14元 鳳凰→吉首
合計 105元

張家界汽車站

hunan_03608:30頃、宿を出て張家界汽車站へ向かう。08:55頃、張家界汽車站に到着してバスの状況を確認するが時刻表に武陵源や張家界国家森林公園行きのバスが見当たらない。バス乗り場を確認してみると長距離と近距離で乗り場が分かれていた。

hunan_037武陵源や森林公園行きのバスは客が集まり次第の発車で切符は買わずに乗車後に支払う方式だった。この2本のバスが世界自然遺産 武陵源の入口へ行くのだが張家界から近いのは森林公園行きのバスだ。張家界の入場券は248元なので自分はとてもそのような大金を払うことは出来ないので 今回は世界遺産の入口部分を見物するだけにして森林公園行きのバスに乗車する。09:20頃、バスが発車し10:10頃、森林公園に到着する。

世界自然遺産 武陵源

hunan_038森林公園に到着すると目の前にテレビで紹介されていたのと似たような岩山が見える。それらしい雰囲気があるので世界遺産の入口まで来たことを実感する。観光客は思ったより少なめだが団体客も訪れていた。

hunan_039入口は観光客用と地元民用に別れており世界遺産の中に人が住んでいるようだ。そうすると、九寨溝のように森林公園内に民泊して数日間見物するというのも出来るかもしれない。世界遺産の一部というか入口だけを見物して10:30頃、バスに乗り市内へ戻る。

ドミに欧米人がやって来た

20:00頃、ドミに欧米人がやって来た。1人でドミを占領と思っていたがこの時間に欧米人がやって来るとは思わなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 20元 張家界⇔国家森林公園
合計 30元

うっかり張家界北駅へ

昼頃に張家界国際青年旅舎をチェックアウトして張家界駅へ向かうのだが2路のバスに「火车站」とあったので乗車するが到着したのは張家界北駅だった。2路のバスを数台確認すると「火车北站」と表記されているのもあり表記が統一されておらずにやられてしまった。中国だからバスの行き先表示もいい加減なのだろう。13:00頃、一旦市内へ戻り6路のバスに乗換えて張家界駅へ向かう。

5380次 硬座 張家界→衡陽

hunan_04014:20頃、張家界駅に到着する。今日乗車する列車は衡陽行きの5380次で17:48発車になっている。まだ時間があるので待合室でのんびり待つこと にするが利用客数の割りにやたらと巨大な駅なので待合室にはかなりの空きスペースがあるような・・・。

hunan_04117:20頃、改札は無くそのままホームに出て乗車するが乗車率は1割ぐらいとかなり低い。しかも、車輌によっては乗客が誰もいないというほどの凄さだ。

hunan_042定刻どおり発車して衡陽へ向かうが今まで乗車した列車で最も乗車率の低い列車だった。夜になり乗警が身分証確認にやってくるが目の前の人民Aと隣のボックス席を占領している人民Bが身分証不携帯であった。2人とも連行されるのかと期待していたが名前を確認して携帯端末に入力して特にお咎め無しであった。

身分証不携帯でお咎め無しでは一体何のための身分証確認なのだろうか?で、自分は乗警にパスポートを見せるのだが、何故か自分は人民たちから隔離され連結部で乗警から「カメラを持っているなら車内の撮影は危ないから駄目!」「貴重品は肌身離さず」「夜寝るときは気をつける」など注意を受ける。数は少ないとはいえ乗車している人民たちはそれほど危険なのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 40元
バス 3元 路線バス
合計 53元

湖南省旅行記~鳳凰

K472次 硬座で昆明→懐化

hunan_00108:00頃、ユースを出て64路のバスで昆明駅へと向かうが酷い渋滞で時間がかかる。昆明駅に到着した時には既に改札が始まっており急いでホームへ降りて乗車して荷物の置き場所を確保する。

hunan_002今回の車輌はは25Gなので結構綺麗です。

hunan_003荷物の置き場所を確保できれば一安心で次は撮り鉄だ。先頭車両へ向かうとちょうど機関車の連結作業をしている所でどうやら今回は電化区間を通るようだ。

hunan_004再び列車に乗車して定刻どおり09:26に発車する。今回乗車したK472次は北京西行きで目的地の湖南省懐化には明日の05:40到着予定だ。

hunan_005車内を探検してやることが無くなり外を眺めていると乗警が乗客たちに貴重品の管理などについて注意を促しに来た。今まで列車に乗車しても乗警は見回りには来るのだがこのようにちゃんと注意を促すのは少なかったのでこの列車の乗警はやる気があるようだ。

hunan_006そして、いつもの事だが途中の停車駅で民工たちが次々と乗車して時間が経つに連れて車内の様子が変わってくる。どう様子が変わってくるかというと民工が床で寝ているのは当たり前だが、何故か座席の下で寝ている民工がいたりと文章で表現するのが難しい状況に変化しているのだ。


因みに自分が座っている座席の下にも荷物が置かれているのでなく民工が潜り込んで寝ている。自分は席に座って買い込んだ饅頭を食べながら外の景色を眺めるが夜になり外の景色が見えなくなるとやることは無く正直暇である。21:10頃、貴州省の省都である貴陽に到着する。これでようやく道程の半分に差し掛かった所だ。


そして、乗警による身分証確認の時間がやって来た。乗客が次々と身分証を提示していく中で自分ひとりだけが乗警がどういう反応をするか楽しみにしながらパスポートを提示する。 しかし、期待していた展開にならずに乗警はパスポートのビザを確認すると何も言わずに返却・・・。終了である。明らかに構う気無しというか厄介事には関ら ないという感じだ。周りの乗客は「こいつ何者だ」というような感じで見ている。

本日の出費
項目 金額 備考
バス 1元 路線バス
合計 1元

隣のおっちゃんたちと民工が・・・

00:30頃、寝ようと思っていると隣のおっちゃん(人民A)がトイレに行ったようで席が空いている。そして、通路側の席には人民Aの連れの人民Bが座っている。自分は窓際の席に座っているのだが人民Aの席が空いている隙を突いて座席下で寝ていた民工の人民Cが占領してしまう。人民Aが戻ってきても席をどかずに人民AとBが「警察呼ぼうか?」「身分証確認の時に座席下に隠れていただろ」とか文句を言って険悪な雰囲気が流れ始める。

自分としてはこのまま喧嘩を始めて乗警が駆けつける事態になって欲しいのだが人民AとBは実力行使までする気は無い様で何故か座席は3つなのに4人が座って事態は収束してしまう。 しかし、自分の隣にどうして座席下で寝ていた(隠れていた)民工の人民Cが座っているんだ!どうも、納得がいかない。そこで、ある計略を思いつきトイレへ行く。

用足しを済ませ戻ると予想通り自分の席に人民Cが座っているので「自分の席だ。どいて下さい。」と言うとちょっとつめて完全にどこうとしない。人民Cは完全に計略に引っ掛かってくれた。更に「ここは彼(人民A)の席だ。あなたの席ではない。」と言うが人民Cは何を言っているかは分からないがどこうとしないが、ここで人民AとBが予想通り参戦してきた。

後は人民AとBに任せて見守るとようやく席をどいた。うまく人民Cを追い出して座ることが出来た。 せっかく座席指定なんだからわざわざ他人の為につめようなんて性格のひねくれた自分にはありえないことだ。

懐化に到着

hunan_007何故か懐化に05:40着の筈が05:30頃に到着して乗客たちが慌てて列車を降りる。自分も列車を降りて出口へと向かう。

hunan_008懐化から鳳凰行きのバスに乗車しなければならないのだが、まだ夜明け前で周囲の状況が良く分からない。事前の調査では路線バスでバスターミナルへ行けて駅からもあまり離れてないような のだが・・・。バス停でバスターミナルまでどれくらい離れているか確認してみると懐化には複数のバスターミナルがあるようだ。

とりあえず懐化汽車中心站へ 行ってみる事にして徒歩で向かう。途中のバス停を確認しながら進む方向が正しいかを判断していくが懐化汽車中心站に到着してみると鳳凰行きのバスは無かった。どうやら別のバスターミナルから出ているようだ。

07:00頃、一旦懐化駅へ戻り次は汽車南站へ行こうと思いバスに乗車しようとすると運ちゃんが「鳳凰古城行きは汽車西站からだよ」と教えてくれる。汽車西站行きのバスを確認すると17路のバスで行ける様だがいくら待ってもバスは来ない。待っている間にボリタクの運ちゃんたちが「汽車西站まで10元だよ」とか声をかけてくるが無視する。

懐化→鳳凰

hunan_009バスがいくら待っても来ないので運行されていない可能性が高そうと判断して徒歩で汽車西站へ向かうが08:05頃、駅から10分ほど歩いた所に汽車西站があり到着する。

hunan_010鳳凰行きの切符を購入してバスに乗車する。バスは乗客が集まり次第発車なので気長に待つことにする。

hunan_01109:00頃、客が集まり発車するが定員超過で懐化を出ると公安の検問の手前で客を降ろして検問を通過する。検問を通過すると先ほど降ろした客が来るのを待ち再び乗車したら発車する。鳳凰までは約3時間の道程で12:00頃、鳳凰に到着して古城の近くで旅行客は降りるが自分はバスターミナルまで行ってみることにする鳳凰汽車客運総站に到着してみるとバスターミナルというよりもほとんど駐車場だった。

鳳凰国際青年旅舎

hunan_012鳳凰汽車客運総站から鳳凰古城までは臨時の路線バスが運行されていたが徒歩で向かう。まずは市街地へ入り古城へ辿り着く。12:40頃、虹橋を渡り鳳凰国 際青年旅舎に到着する。

hunan_013部屋は6人ドミで先客が1人おりノートPCで株取引をしていた。旅行をするような中国人は誰でも株取引をしているのだろうか?金持ちの中国人は凄い!

鳳凰古城

hunan_014さて鳳凰古城を散歩してみるが、「何でこんな有名な所に行くんだ?」と不満な人もいるかと思うが3年ぐらい前にNHKの「世界ふれあい街歩き」 という番組で知って以来一度は行ってみようと思っていたからだ。

hunan_015鳳凰古城について簡単に紹介するが鳳凰古城は湖南省南西部に位置しており苗族、土家族など 少数民族が住む場所である。最初に鳳凰古城が造られたのは宋の嘉泰3年(1203)で土司の統治時期は土城であった。明の嘉靖35年(1556)に煉瓦の城に改築され、清の康熙54年(1715)に石城に改築される。城の周囲は2㎞、高さ5.7m、幅3.7mになる。現在は古城の1.8k㎡が保護範囲になっており300以上の古民居が保存され、明清の歴史景観が残されている。

hunan_016鳳凰古城

hunan_017明清の古い街並みが保存されているのだが観光地化されているので宿、飲食店、土産物屋が乱立しており観光客で賑わっている。静かな古鎮を楽しみたい人にはがっかりする可能性が高い。

hunan_018自分は「世界ふれあい街歩き」を鵜呑みにして来たのだが見事に騙されたというか「虹橋から10分歩けば市街地じゃねえかよ!」 と思いつつテレビと現実の鳳凰古城の差に落胆する。まあ、中国は1年もあれば大きく変わるから仕方が無いかな?

hunan_019がっかりしながらユースホステルへ戻る途中に鳳凰古城にもいました。乞食が・・・。こんな田舎にも乞食がいるとは・・・。和諧社会の実現は何時なのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 45元 1泊15元×3
バス 30元 懐化→鳳凰
合計 90元

雨漏りで目が覚める

まだ夜が明けていないが外では雨が降っている。そして、部屋では雨漏りが発生していた。今まで雨漏りの宿には1件遭遇したことがあるが、まさかユースホステルで遭遇するとは思ってもいなかった。

食べ放題の快餐

今日は天気が雨だったので外に出ずに籠っていたが夕方になり夕飯を食べに出かけるが昨日は相場の高い古城内で食べたので、今日は市街地へ行き地元民の安食 堂を探す。といっても鳳凰は田舎なので市街地はそれほど食堂の数は多くないというか市街地でも観光客用の夜市とかの準備が行われていた。

あまり期待できな いと思っていたが1件の快餐を見つけておばちゃんに値段を聞くと5元で食べ放題ということなのでご飯をしっかり食べるがここは今までの快餐とは違いご飯だけでなくおかずまで食べ放題だった。でも、肉類はほとんど無い。インフレが酷いから当たり前か!今回初めて完全な食べ放題の快餐を見つけることが出来た。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

今日も雨漏りだ

夜更かししてまだ寝ていないのだが外は雷雨で景気よく雷が鳴っている。そして、このドミは景気よく雨漏りをしている。雨の多い地域なんだから早めに修理しないと柱とかが傷んで修理費用が余計にかかってしまうと思うのだが、中国人の行動を観察していると車は整備不良のまま走って動かなくなったりしてどうしよ うもなくなると修理するようなので、建物とかも完全に壊れないと修理しないのだろうか?早めに修理した方が最終的にはお金を節約できてよいのだが・・・。

欧米人バックパッカー登場

午前中に欧米人バックパッカーMr.Xがやって来た。自分は英語が話せないので挨拶しかしていない。どこの国の人かは知らないが昨日、南寧から列車に乗って来たようだ。切符を見ると「2012次 硬座普快」の文字が見えた。欧米人なのに軟臥や硬臥でなく硬座で来るとは・・・。今まで遭遇した欧米人バックパッカーの中ではかなりの猛者のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

今日も雨

今日も朝から雨が降ったりやんだりして天気が悪い。今日も昨日に続いて新たに欧米人バックパッカーがやって来た。果たして雨漏りするドミに耐えられるだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 60元 1泊15元×4
合計 70元

南方長城

hunan_020今日は久しぶりに晴れているので南方長城へ行ってみることにする。事前調査でおおよその情報は掴めている。08:15頃に宿を出てバスを探すことにするが虹橋の近くに周辺の観光地へ行くバスが停車しているので南方長城へ行くバスを探すと、バスがやはり停車していた。運ちゃんに運賃を聞くと5元との事でそのまま乗車する。

hunan_021虹橋周辺には烏龍山景区へのバスとかも停車している。

hunan_022客が集まり次第発車だと思って長期戦を覚悟していたら乗客は自分ひとりだけなのにバスはすぐに発車する。どうやらバスターミナルへ寄ってか ら南方長城へ行くのだろう。そして、予想通りバスターミナルというか駐車場の土橋壠客運臨時発車点に到着して運ちゃんが「阿拉行きのあのバスに乗換えて」 というのでバスを乗換える。バスには地元民だけが乗車しておりよそ者は自分だけ。

hunan_023バスが発車して銅仁方面への道を走り09:10頃、南方長城に到着する。

hunan_024南方長城は明の嘉靖33年(1554)に建設が始まり天啓3年(1622)に完成する。長城の南は貴州省銅仁との境界にある亭子関、北は湘西州府吉首の喜鵲営になり全長は382里(1里=約300m)になり、「苗疆万里墻」と称された。南方長城には3-5里ごとに関や軍営が置かれ苗族の反乱を防いでいた。例えば亭子関、鳥巣関、阿拉関、拉毫関、靖邊関などといった関。南方長城は苗族 と漢族の世界を分離するためであり苗族は長城の北へ行くことは許されず、漢族は長城の南へ行くことが許されず苗族と漢族の貿易、文化交流は禁止された。

hunan_025明王朝は万里の長城を修復して北方の脅威に備えていたのは有名だが実は南方の湖南省にも長城を建設していたのだ。で、肝心の入場料なのだが45元で高い!当然外から見るだけ・・・。ではなく、抜け道が無いかを探すと出口から地元のおばちゃんが入っていくので様子を見に行くと係員がいないのでそのまま中へ入って見物。

しかし、長城はやたらと新しい感じがして400年近く前の建造物の雰囲気が無い。内部をちょっと見物して外へ出て長城沿いに歩くが、やはり古さが全く感じられない。どうも、復元した長城のようだ。これじゃあ、見物する価値は・・・。

黄絲橋古城

hunan_02610:00頃、南方長城を見物して次は黄絲橋古城へ行くことにする。阿拉行きのバスに乗車して10:15頃、終点の阿拉営鎮で下車してそのまま道沿いに街を歩くと街外れで道路標識を発見する。あと300mのようだ。 遠くに城楼と城壁が見えてきた。ついでに客引きのおばちゃんたちも出現!勿論無視する。

hunan_027黄絲橋古城も有料で40元もぼったくられるらしいので脇道に逸れ抜け道を探すと地元民が行き交う道があるので進んでいくと裏門の前に抜けた。門には誰もいないので、そのまま中へ入り見物なのだが黄絲橋古城は見物する価値が無かった。城壁は保存されているが内部は古鎮というよりスラム街の雰囲気が漂っているような・・・。これで観光地として入場料を取ろうとしているとは・・・。

黄絲橋古城の近くには岩旯窠苗寨という苗族の村もあるのだが入口へ行って見ると苗族の姉ちゃんが何か言っている。よく聞き取れなかったが恐らく次のような事だと思う。「普段は88元だけど今日は優待価格の30元でいいよ」と解釈したのだが、まあ見る気は全く無いので無視して帰る。鳳凰の周辺には いくつもの苗寨(苗族の村)があるのだがお金を払ってまで見物する価値があるかは疑問だ。どうも、鳳凰周辺の観光地は自分にあった場所は無いようだ。

火災跡

hunan_02812:30頃、鳳凰に戻り街中を歩いていると火災現場に遭遇する。といっても消火されて後片付けをしている所だった。

hunan_029ペンキ屋が火事になったようです。

hunan_030後片付けが大変だな。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
バス 5元 鳳凰→南方長城
バス 2元 南方長城→阿拉
バス 6元 阿拉→鳳凰
合計 18元

交通事故

hunan_031夕飯を食べに食べ放題の快餐に行く途中にバイクと歩行者の事故現場に遭遇する。事故原因は分からないが道路に姉ちゃんが倒れている。いや、後の補償交渉のために倒れている振りをしているのかもしれない。

hunan_032少しすると公安と救急車がやって来て姉ちゃんは病院へと搬送されていった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元

天気が悪い

朝から雨が降っている。昨日、一昨日は天気が良かったのだが今日は雨だ。今日は夕方に5元の食べ放題の快餐へ行くのに外へ出ただけだった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 5元
合計 5元