雲南省旅行記2009~昆明正月編

海源寺

yunnan4_0871130頃、昆師路口(昆师路口)から113路のバスに乗り海源寺で下車する。徒歩5分ほどで海源寺の山門が見えてきた。

yunnan4_088山門から本殿の間には色々と店があり参拝客というか地元民で賑わっている。

yunnan4_089海源寺は元代に建立され700年以上の歴史を持つ寺だ。

yunnan4_090歴史のある寺なのだが建物は古そうには見えない。新しい建物ばかりで工事をしている場所もある。

yunnan4_091どうやら昔の建物や仏像はなさそうだ。坊さんも見当たらなかったので村興しとかで観光用に再建したのだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 4元
宿泊費 775元 1泊25元×31
バス 1.9元 路線バス
合計 780.8元

筇竹寺へ行こうとするが・・・

yunnan4_0920930頃、筇竹寺へ行こうとバスに乗ると途中のバス停で乗っていたバスとタクシーが接触事故を起こす。原因はタクシーがバス停で客を拾いバスの進路を邪魔したからだ。おかげでしばらくバスの中で缶詰になるが後続のバスに乗り換えて移動する。しかし、雨が降り始めたので筇竹寺は後日に改め帰ると今度は太陽 が出始める。無理して筇竹寺へ行っておけば良かった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
バス 1.9元 路線バス
合計 12.9元

筇竹寺

yunnan4_0930900頃、新聞路口のバス停から127路のバスで黄土坡へ向かい、7路のバスに乗車する。昨日失敗した筇竹寺へ今日こそ行くのだが事前にネットで調べて7路のバスに乗車して黒林浦で下車して徒歩で筇竹寺へ向かうと黄土坡から筇竹寺へ行くバスが通り過ぎる。どうやら黄土坡から筇竹寺へのバスがあるようだ。ネットの情報を鵜呑みにしてやらかしてしまった事に後悔しつつも徒歩で筇竹寺へ向かう。

yunnan4_094

yunnan4_0951045頃、筇竹寺に到着する。入場料は6元でぼったくりでは無い様だ。

yunnan4_096欧米人の旅行客も2人おり筇竹寺は外国人も訪れる寺のようだ。

yunnan4_097筇竹寺は昆明市西北の玉案山にあり市内から約10kmの距離に位置している。言い伝えによれば筇竹寺は唐の貞観12年(639)に建立されたとされている。

yunnan4_098碑に記載された記録だと元代(1280)に高僧の雄辯法師が建立したとされ、元の仁宗(アユルバルワダ)から税免除など寺院の保護がされた。

yunnan4_099清の光緒9年-16年(1884-1891)には四川の黎广修とその弟子たちにより7年の歳月をかけて五百羅漢像が造られた。

yunnan4_100筇竹寺の一番の見所は五百羅漢像だ。

yunnan4_101清の光緒9年-16年(1884-1891)に造られた物だが一体一体が精巧に造られており、これなら6元払った価値はあるだろう。

yunnan4_102筇竹寺は山の中にあるので参拝客は比較的少なく静かな環境にある。坊さんは数人見かけたがそれほど多くはなさそうだ。でも、線香を売る店があったりして商売には熱心そうだ。

yunnan4_103

yunnan4_1041130頃、黄土坡行きのバスに乗車して戻る。運賃は4元だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 3元
バス 6.9元 路線バス
筇竹寺 6元
合計 15.9元

籠もる

籠もってHP作成に励む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.5元
合計 10.5元

LANケーブルを買いにいく

yunnan4_1051230頃、小菜園立交橋(小菜园立交桥)の近くにある一二一数碼城(一二一数码城)へ行く。一二一数碼城は昆明で一番大きい電脳城で周辺には新品・中古 品のPC店が並んでいる。でも、アキバと比べると規模は小さいがメーカー製PCからパーツまで一通り揃う。

LANケーブルなどのケーブルは3階で売られているので、早速3階へ。3階へ上がるとネットワーク関連からコネクタ類を売る店が並んでいる。ここで3mのLANケーブルを5元で購入する。1m1元でコ ネクタ1個1元というところかな?LANケーブルを購入して次はウォルマートへ向かう。

ウォルマートで歯磨き粉を買う

yunnan4_106昨日、歯を磨いている時に歯ブラシが折れたのでウォルマートでは歯磨き粉と歯ブラシを購入するのだが歯磨き粉の品定めをしているとLGの歯磨き粉を見つける。

yunnan4_107LGといえば韓国の半導体メーカーという印象があるのだがLG生活健康というグループ会社があり化粧品や歯磨き粉まで作っているそうだ。

yunnan4_108LGのロゴがしっかりあります。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 8元
日用品 7.8元
バス 1.4元 路線バス
PC用品 5元 LANケーブル
合計 22.2元

籠もる

籠もってHP作成に励む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

籠もる

籠もってHP作成に励む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 11元
合計 11元

籠もる

籠もってHP作成に励む。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

寒い

今日は朝から曇りで天気が悪い。おまけに寒い!

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10.2元
合計 10.2元

曇華寺

yunnan4_1091030頃、小西門からK2路のバスで曇華寺へ向かう。

yunnan4_1101115頃、曇華寺に到着する。

yunnan4_111曇華寺は明の崇禎7年(1634)に建立された寺という事なのだが、現在は公園となっており寺院の部分は小さい。正直行ってみる価値は無い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
バス 1.4元 路線バス
合計 1.4元

海南島旅行記~海口

海南島縦断を計画

今日は三亜から海口へバスで移動するのだが三亜→海口の経路は東線、中線、西線の3つがあり三亜→海口のバスは海南島東側の東線を通っていく。普通なら三亜→海口のバスで移動するのだが、自分は捻くれているので海南島の山の中を通る中線をバスを乗り継いで行くことにする。

三亜→屯昌→海口

hainan2_05308:00三亜雍和国際青年旅舎をチェックアウトする。08:30頃に三亜車站に到着し屯昌行きの切符を購入する。

hainan2_054屯昌行きのバスは0840発になっており乗車してすぐに発車する。

hainan2_055発車しても車内は空席が目立つのでお約束の道端で客を拾いながら三亜を離れていく。三亜を出るとすぐに山の中を走り道の脇に椰子の木やバナナの木が生えており亜熱帯の風景が続く。そして、1月なのに既に田植えの光景を目撃する。海南島は3期作とかなのだろうか?1月の田植えの光景は新鮮に思えた。

hainan2_05612:00頃、海南島のほぼ中央に位置する琼中に到着する。琼中車站で10分ほど休憩して再び屯昌へ向けて走り始める。

hainan2_05713:25頃、屯昌車站に到着する。

hainan2_058地図では屯昌は大きく表示されておりそこそこの規模の町なのだがバスターミナルにはほとんど客がいなかった。バスターミナルの写真を撮っていると周り にサイドカー付きのバイクタクシーが多いことに気が付く。三亜でも見かけたが屯昌のバイクタクシーはほとんどがサイドカーだ。海南島でしかこのバイクタクシーは見かけていないので珍しい。

hainan2_059海口行きの切符を購入し乗車すると写真を撮る時間も無くすぐに発車する。だけど、乗車率2割ぐらいで採算に合わない様な気がする。ただでさえ原油高なの に・・・。大丈夫なのか?途中で地元民を乗せたり降ろしたりしながら走るのだが地元民たちの会話は何語かさっぱり分からない。この辺は苗族とかの少数民族が住む地域だから恐らく少数民族の言語なのだろう。

hainan2_06015:40頃、海口南站に到着するが自分は海口新港か秀英港のバスターミナルへ行くと思い込んでいたのでちょっと焦る。海口は三亜と違い涼しかった。

海口巴納納青年旅舎

hainan2_061海口での拠点にする海口巴納納青年旅舎へ向かうために海口南站から14路のバスに乗車して鐘楼で下車する。鐘楼から5路のバスで京海花園へ移動するのだが鐘楼の次のバス停が京海花園だったので徒歩で向かう。しかし、この1区間の距離が長くバスに乗っても良かったと思った。16:40頃、海口巴納納青年旅舎に到着する。

hainan2_062ドミトリーに3泊することにして海口での拠点を確保する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 93元 1泊31元×3
バス 2元 路線バス
バス 42元 三亜→屯昌
バス 20元 屯昌→海口
合計 169元

海口東站、海口西站

hainan2_06311:00頃、海口東站を訪れる。運行されているバスを確認してみるが海南島各地にバスが出ているものの三亜などへのバスが無いのでちょっと利用価値は低 そうだ。海南島以外へのバスは南寧、深圳、広州などがあるのだが運賃表は見当たらない。時刻表に至っては島内、島外の両方とも見当たらなかった。

hainan2_064次は海口西站を調べるため1路のバスで向かう。12:00頃、海口西站に到着して調査開始!海口西站は規模も比較的大きく新しい感じだ。海口西站の特徴は省外への路線を中心に構成されている。島内の路線もあるのだがは三亜行きは見当たらず省外への長距離路線専門というような感じになっている。広東省、広西チワン族自治区は勿論だが湖南省、浙江省、福建省への路線もある。海口西站を調査後は40路のバスで海口駅へ向かう。

海口駅

hainan2_06512:40頃、海口駅に到着する。市内からかなり離れた所に海口駅はあるのだが予想通りほとんど人はいない。一応は駅前に売店みたいなのはあるのだが宿はちょっと離れた所に招待所が1件あるだけだ。列車の本数は少ないのだが海南省の省都の駅だけあって無駄に大きい.

hainan2_066陸橋から海口駅を撮影。

hainan2_067海口駅から1㎞ほど北に南岸碼頭がありここで列車がフェリーに搭載されたり降ろされたりするのだ。駅近くの陸橋から良さそうな撮影場所を探してみるが道が見当たらず仕方がないので線路沿いを歩いて探すことにする。

hainan2_06814:00頃、南岸碼頭の近くで撮影に良さそうな場所を見つける。この時は列車の積み込みは無かったがトラック、バス、自家用車が列を作って順番に積み込 まれていった。この時に知った事だが甲板に乗客がおりどうやらバスの乗客のようだ。列車の乗客が外に出られずに缶詰状態で海を渡ったのはバスの乗客が紛れ 込まないようにするためだったようだ。そして、フェリーの煙突には人民鉄路のロゴがあるではないか!

hainan2_069乗用車が積み込まれていきます。

hainan2_070フェリーにあのロゴが付いているのは何か新鮮に感じたのだが、この時は列車の積み込みは無くトラック、バス、自家用車だけだった。ここでの列車の撮影はK407次とK511次の計2本しか機会が無いので夕方にまた訪れてみることにする。

秀英港、新港

hainan2_071海口駅から37路のバスで15:00頃、秀英港(海口港)に到着する。秀英港からは海安、広州、北海への船が出ている。一応は省外への長距離バスも出てい るのだがほとんどの乗客は海口西站か海口南站から乗るようでバスの切符売場の窓口は1ヶ所しか開いていなかった。因みに省内の路線は無かった。続いて新港 へ向かうのだがバスに乗ったのだが乗り過ごし海口南站まで行ってしまう。

hainan2_07217:00頃、新港に到着して早速調査開始するのだが、強風で海安行きのフェリーが欠航になっていた。

hainan2_073でも、秀英港→海安のフェリーは運航しており秀英港へ行くように案内が出ていた。秀英港と新港はあまり離れていないのに風の強さがそれほど違うのか?新港には長距離バスターミナルの新港車站があるのでこちらも調査する。ここも秀英港と同じように省外への路線だけなのだが利用客は少ないようだ。

南岸碼頭で撮り鉄失敗

hainan2_07417:30頃、37路のバスで再び海口駅へ向かい18:00頃、海口駅に到着する。南岸碼頭へ向かうのだが陸橋の手前で列車が見えた。どうやら既に狙っていた上海南からのK511次が連結作業をしているようだ。急いで線路脇へ走るが時既に遅し!K511次は海口駅に向かっていった。

時刻表には海口駅には 18:27着なのだが実際には早く船から降ろされ海口駅に到着していたのだ。明日は早めに南岸碼頭で待ち構えるしかなさそうだ。意気消沈で37路のバスで 戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 18元 路線バス
日用品 3元
合計 31元

天気が悪い

南岸碼頭でフェリーから降ろされるK511次を撮影しに行こうと思ったが天気が昨日に続き曇りだ。曇りなら何とかなるのだが16:00頃に鐘楼のバス停へ向かう途中で頬に水滴が・・・。このまま南岸碼頭へ行くと雨で泣きながら帰る事になりそうなので明日に延期することにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
合計 13元

南岸碼頭で撮り鉄に再挑戦

hainan2_075朝から海口巴納納青年旅舎に籠っていたが16:00頃に南岸碼頭へ向けて出発する。鐘楼から37路のバスに乗車して17:00頃、海口駅に到着する。陸橋を渡り線路脇の道なき道を歩いて17:15頃に南岸碼頭到着!

hainan2_076フェリーはまだ到着していないのでゆっくり待つことにする。

hainan2_077碼頭の近くでは釣り人もいるのでとりあえずは立入禁止ではないようなので安心して撮影が出来る。

hainan2_078待っていると沖からフェリーがやって来るではないか!徐々に近づいてくると煙突に人民鉄路のロゴがあり、船名は粤海鉄1号だ。

hainan2_079そして、K511次の列車がフェリーにが搭載されているのが見える。よく見ると4編成に分割されて搭載されている。

hainan2_080ようやく日本では見ることのないフェリーに搭載された列車を初めて見ることが出来た。

hainan2_081粤海鉄1号が接岸するとDF4DDを2両投入して列車を降ろし始める。
hainan2_082滅多に見ることの出来ない船による車両輸送、船から降ろされる車両を見ることが出来て鉄分補給は十分だ!

hainan2_083海南省海口での目的はこれで達成だ。明日は広西チワン族自治区北海へフェリーで向かおう。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 31元
バス 8元 路線バス
合計 55元

海南島旅行記~三亜

部屋が臭くて目が覚める

01:30過ぎに目が覚める。臭い・・・。同じドミの宿泊客Aの口臭だ。窓が閉まっていたのですぐに開けるが外では白人の姉ちゃんたちが大爆笑しながら雑談している。まあ、この場合は五月蝿いのは大した問題ではない。臭くて眠れない。しばらく眠るための努力をするが駄目だった。しかし、外の状況は変わっていた。白人の姉ちゃんたちの話し声が五月蝿いようで隣の部屋から女性の苦情の声が聞こえてきた。

英語で話していたので何と言っていたかは分からないが、恐らく「うるせー、メス豚!」「糞して寝ろ!」とかまでは言っていないと思う。白人の姉ちゃんたちは静かになったので既に害は無い。代わりに新たな脅威が出現する。昨日新たにやって来た上のベットに寝ている宿泊客Cだ。やたらと屁を連発している。たまにガス以外にも放出されているような音もするがこの脅威は短時間で去った。

しかし、相変わらず部屋は臭い。宿泊客Aは口を開けていびきをかいている。結局何時に眠れたかは覚えていない。それにしても宿泊客Aが長期滞在とは・・・。

D720次 二等座で深圳→広州

hainan2_01312:00前にユースホステルを出て13:00頃、深圳駅に到着する。CRHは長距離列車とは別の専用改札口があるのでそちらへ向かうと自動改札があるではないか!ICタグ内蔵の切符だから大体予想はしていたけど・・・。suicaと同じ要領でタッチ&ゴーで改札を通過するがD720次は14:57発なので、このまま候车室で待っているのではつまらない。

hainan2_014そこで、自動改札を通過する人達の様子を観察することにした。観察してみると中国で最先端を行く深圳といえども自動改札に戸惑う人が見受けられる。回りの様子を見て同じようにして通過する人。切符が通らずに動揺している人。駅員に聞く人、強行突破する人など様々だ。そして、困った光景も目に入ってきた。それは、自動改札を塞いで見送る人と見送られる人が会話していることだ。自動改札を塞いで会話とは・・・。さすが中国!日本とは違う。

hainan2_015日本だとさすがに自動改札塞いでまで長話はしないのだが中国では他人の事はお構い無しで平気で塞ぐようだ。こちらも自動改札を塞いで会話中。

そして、自動改札がまだ珍しい中国だからなのか左手に切符を持った乗客が、そのまま隣の自動改札に切符を通す光景が見られ自分が通る自動改札が開かず隣の乗客が通過していた。極めつけは長距離列車の乗客が迷い込み紙の切符を自動改札に当てていたことだ。普通の紙の切符では自動改札はもちろん通れずに駅員に長距離列車の入口を教えてもらっていた。

こうして笑える光景を見ていたが笑えない光景も目撃することになる。若い姉ちゃんが子供料金で乗車しようとした事が見事に発覚するのだ。日本の自動改札と同じように子供料金の切符は点灯するランプの色が違うので駅員に見つかり切符を没収された上に説教されていた。

hainan2_016自動改札の観察を終えて候车室を見回してみると水呑場があるのを発見する。さすが深圳駅のCRHの候车室にもなるとこういう設備まであるようだ。

hainan2_01714:45頃、ホームに出て乗車するのだが上海で乗車したCRH2と比べて汚い。汚れが目立つCRH1。上海のCRH2と比べてあまり掃除されていないようだ。

hainan2_018中国の面子かけた筈のCRHだが、どうも広深鉄路ではやる気が感じられない。

hainan2_019深圳駅

hainan2_02014:57に定刻どおり発車するが揺れが酷く乗り心地は悪いの一言だ。おまけに最高速度は180㎞/hだった。CRH1は200㎞/hまで出せる筈なのだが一体どうなっているんだ。これでは高速鉄道とは到底呼べない。高い運賃払っているのに・・・。詐欺だ!

hainan2_021この時、切符に印刷された「新空調二等軟座準高 速」という意味を理解することが出来た。確かに最高速度180㎞/hなら準高速だろうが運賃はしっかりぼったくっている。不満が残るまま広州に到着する。

省汽車客運站と市汽車站

hainan2_022広州に到着したが広州→三亜のK407次は21:25発なのであと5時間もあるので広州駅近くの2つの長距離バスターミナルを調査してみることにする。

hainan2_023省汽車客運站と市汽車站(広州汽車客運站)は道路を隔ててあるのだが両方とも近距離から長距離までの路線があり特に大きな差は見られないような気がする。

広州駅は既に春節の気配が・・・

hainan2_024バスターミナルの調査を終えて広州駅に戻ってきたが既に去年の春節を思い起こさせるような状態に近くなっている。

hainan2_025駅前広場に座り込む人民たちに巡回する公安。一部の農民工は帰省が始まっているのだろう。

hainan2_026そうすると、スリ、置き引き、引ったくりで最後の一稼ぎという輩もいるだろう。広州駅前は既に警戒態勢だろう。

hainan2_027春節になれば武警も動員されて厳戒態勢になるのだろう。

hainan2_02818:00頃、候车室へ向かい改札を待つことになるがここの乗客たちは猿ばかりであった。所構わず 痰、唾を吐き、手鼻を噛む。そして今回は駅の候车室という場所のために夕食のカップめんを食べたあとに床にスープを捨てていた。もちろん、空の容器もポイ捨てだ。さすがは優秀な中華民族だ!小日本には真似できない事をやってくれる。
おかげで不快指数が急上昇だが視点を変えてこの猿たちの行動を見ることにした。ここは候车室でなく動物園のサル山と考えて猿たちの行動を観察することにした。観察を始めて最初に発見したことは中国の猿の特徴は服を着ており中国語を話すのだ。中国の猿たちは所構わず痰、唾を吐き、片付けることを調教されていない。こうしてサル山を観察しつつ改札が始まるのを待つ。

K407次 硬座で広州→三亜

hainan2_02920:50頃に改札が始まるが先頭に並んでいたので余裕で荷物を置いて発車を待つことになる。

hainan2_030夜だとシャッタースピード遅いのですぐぶれる。

hainan2_03121:25定刻どおりに発車し海南省三亜を目指す。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 2元 路線バス
雑貨 38.8元 電池
合計 53.8元

三亜に到着

hainan2_03206:00頃、外は真っ暗だがどうやらフェリーへ車両を積み込んでいるようだ。積み込みが終わったら列車を降りてフェリー内を見て回れるのかと思っていたらそのまま缶詰状態で海口到着。海を見ることが出来なかっただけでなくフェリーに搭載された車両の撮影も出来ずじまいで、かろうじてフェリーから降ろされ るところを撮影できただけだった。切り離された車両が連結され再び走り出すがすぐに海口駅に到着する。乗客のほとんどは海口で下車したので満席だった車内は一気に乗車率3割以下になる。

hainan2_033海口を過ぎてサトウキビ畑とバナナ畑が続き南国気分を味わいながら三亜へ向かうのだが小便がしたくなったのでトイレへ行くが扉を開けるとおっさんが脱糞中だった。・・・。南国気分はどこかへ消え去ってしまった。トイレには鍵が付いているのだが海南島ではトイレの鍵をかける習慣が無いのだろうか?

hainan2_03412:40頃、三亜に到着して列車を降りる。暑い!想像以上の暖かさ・・・。いや、暑さだ。

三亜雍和国際青年旅舎へ向かう

hainan2_035三亜駅から4路のバスに乗車して夏威夷大酒店で下車しすぐに三亜雍和国際青年旅舎に到着してドミトリーに1泊30元で1週間滞在することにする。

hainan2_036三亜での拠点は確保できたがリゾート地の三亜は物価が高いので今後どう過ごすかが課題だ。

大東海

hainan2_037何とか三亜に来たのでまずは海岸へ行くことにする。リゾート地の三亜は1月でも海で泳ぐことが出来るのだ。

hainan2_038そこで近くの大東海へ行ってみると、外人たちが泳いでいる。中国なのにここは別世界だ。自分は泳ぐ気は無いので海岸の様子を撮影する。念の為に言っておくが自分は湘南に現れるカメラ小僧のように盗撮する為に来たのではない。リゾート地のビーチという奴を撮影しに来たのだ。

hainan2_039しかし、白人が多すぎる。その辺を歩いていても白人がやたらといる。そして、ここにはロシア人も多いようでロシア語の看板が非常に目立つ。まあ、ロシア語の看板は明日のネタにとっておくことにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 210元 1泊30元×7
バス 1元 路線バス
合計 221元

バスターミナルの調査

hainan2_040昼頃、2路のバスで西站へ行ってみる。どんなバスターミナルかと思っていたら南島と立才への2路線しかないバスターミナルというか駐車場だった。どうやら自分にとってはここは利用価値はなさそうだ。

hainan2_041次は4路のバスで東站へ向かうが途中にある汽車総站に寄る事も考えたがバスの空調で十分涼む為に先に東站へ向かう。13:45頃、東站に到着するがここもバスターミナルというより駐車場に近かった。一応は候车室があったが利用価値ははっきり言ってない。

hainan2_0422路のバスで14:10頃、汽車総站に到着する。三亜車站は市中心部にある長距離バスターミナルだ。ここは海南島各地へのバスは勿論の事、南寧、成都、広州、福 州、鄭州、深圳などへのバスもある。変わった所だと香港への路線もある。

三亜は物価が高い

三亜車站を調査後は近くのスーパーに数件寄ってみるがどうも値段が高い。純浄水やミネラルウォーターが500mlで最低でも1元だった。1.5Lだと 2.5元だ。今まで1.5Lだと安ければ2元ぐらいであったのだが三亜は違っていた。他にも500mlのペットボトルのジュースも2.6元とか2.7元とかで微妙に高い。やはりリゾート地は物価が高い。

三亜市農副産品総合批発市場

hainan2_043三亜車站やスーパーを見た後はイスラム食堂で遅めの昼食を食べて散歩していると市場を発見する。三亜市農副産品総合批発市場と呼ぶようだ。

hainan2_044市場で売られている果物の相場を確認しておけば三亜でぼったくられる確率を下げられるのでどんな様子か伺うことにする。見た事のない果物がたくさんあるがとりあえずバナナと椰子の実の相場を確認するとバナナは 500gで1.5元だ。バナナの産地にしてはまだ高いような・・・。

hainan2_045日本で見た事のない皇帝バナナとかは価格が倍以上した。椰子の実は1個3元でまあ普通だが、去年、海口へ行った時に2元で買ったような・・・。

三亜はロシア人が多いようだ

hainan2_046三亜のリゾート地である大東海周辺にはロシア語の表記が目立つのだがどうやら三亜はロシアのお金持ちたちに大人気のようだ。

hainan2_047そこら中で白人を見かけるのでロシア人もかなりいるのだろう。

hainan2_048それにしても三亜は白人さんが多い。北京並みに白人さんに遭遇する確率が高い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13元
バス 4元 路線バス
合計 17元

日本人バックパッカーがやって来た

今日は部屋に籠っていたが午後になってからドミトリーに新たに日本人バックパッカーA氏がやって来た。韓国経由でやって来て中国には4ヶ月滞在しているそうでこの後はベトナムに抜けるそうだ。韓国経由でやって来るとはなかなかの猛者のようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
合計 16元

三亜市内を散歩

hainan2_049昼頃にA氏と昼食を食べに行く。ユースホステル周辺はリゾート地で高そうな店ばかりなので市内の地元民たちの地区へ徒歩で向かう。イスラム食堂で昼食を食べてA氏と共に周辺を歩いてみると線路を発見する。以前は列車が通っていたようだが現在は使われておらず放置されていた。三亜市内で線路を発見するとは思わぬ収穫だ。

hainan2_050その後は海岸を歩き国際客運碼頭へ行ってみるが一応は埠頭があったがフェリーが停泊している気配は全く無かった。

hainan2_051その後は市場に立ち寄りユースホステルへ戻る。戻る途中に三亜で初めて目撃したサイドカー型のバイクタクシーを撮影する。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19.5元
合計 19.5元

アニオタ中国人登場

今日は午前中にA氏が海口へ旅立って行った。そして、夜になりPCで某アニメ(エロアニメではない)を見ていたら中国人L先生が日本語で話しかけてきた。 L先生はガンダム00を見ているようなのだが、自分は生憎ガンダム00を見ていないのとこの1年は「らきすた」が流行ったぐらいしか知らない状態なのでL先生の話についていけなかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
合計 10元

籠る

HP作成で籠る

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
合計 15元

郵便局へ行く

hainan2_05214:00過ぎに郵便局へ向かう。今日は今まで溜まっていた各地の入場券や切符などを日本へ送るのだ。もちろん一番安い船便だ。それでも、709gで119元(箱代込)もかかってしまった。

同じドミのおっちゃんのげっぷが酷い

一昨日から同じドミに泊まるおっちゃんが人前で平気でげっぷをして困っている。朝起きるといきなりげっぷをして不快にさせてくれる。何も食べていないのにげっぷを出すのも不思議だが食前、食後問わずに人前で堂々とげっぷをしている。

このおっちゃんは湖南省長沙から家族で三亜に遊びに来ており話をしている限りは陽気なおっちゃんなのだが、何故か人前で平気でげっぷをしている。三亜に遊びに来るのだから当然金持ちの部類に入るのだがマナーに関してはその辺の農民工と変わらない。人前で堂々とげっぷをするのは世界の常識なのかな?

例えばロンドンやパリで人前で堂々とげっぷをすると周辺の反応はどうなんだろうか? 自分みたいに嫌悪感を覚えるのだろうか?それともロンドン市民やパリ市民も中国と同じで何とも無いのかな?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.5元
郵便小包 119元
合計 132.5元

昆明~海口~広州 鉄道・バス・フェリー旅行記

市場で包子を買うが・・・

10:00過ぎに近くの市場に朝食を食べに行くが、市場で客と店の主人が喧嘩しているのに遭遇する。客は携帯で110番通報していて周りの野次馬も騒いで いる。警察が到着するのに時間がかかるだろうから先に朝食を食べに行く。朝食を食べたあと市場で包子を買うが、店の人に「中国人ですか?」と聞かれたので 「違いますよ。」と答える。すると店の人が「日本人でしょ。」と聞いてきたので「そうですよ」と答える。

店の人は「どうして中国語が話せるの?」などと聞いてきたりして雑談を少しする。店の人は日本人が珍しいのか、それとも日本人だと当てたのが嬉しかったのか、周囲に「この人、日本人ですよ」と言い始める。こちらとしては周囲に大きな声で教えないで欲しいのだが、店の人は非常に気分が良いようで包子を4個おまけしてくれた。

今までは日本人と分かると「日本鬼子、東洋鬼子」と言われてきたが、今日は中国で初めて日本人で得をした。宿へ戻る途中で先ほどの喧嘩の現場を通りがかったら警察が事情聴取をしていた。ちょっと見物して宿へ戻り南寧への出発準備をする。

2056次で南寧へ

2056_0111:45過ぎに昆明大脚氏国際青年旅舎をチェックアウトして昆明駅へ64路のバスで向かう。

2056_0212:30頃に昆明駅に到着して待合室で3時間ほど待つ。

2056_0315:30頃に2056次の改札が始まり乗客が一斉に2番ホームへ走り出す。発車時間は15:53なのだが荷物の置き場所とかの確保で必死だ。

2056_04春節と重なったせいか後方の車両には「加1」「加2」と増結車両がある。どうやら、相当の混雑らしい。

2056_05列車に乗り込むと予想に反して綺麗な硬臥の車両である。KやTの列車ではないのでオンボロ車両と思っていたが今までで一番綺麗である。

2056_08

2056_09

2056_10荷物の置き場所を確保して発車時間を待つ。

2056_0615:53に定刻どおり発車して南寧を目指す。18:00頃に石林駅に到着する。

2056_07石林駅は駅周辺も岩だらけで石林の名の通りの風景が広がる。石林を発車して19:30頃には日没になる。外は真っ暗で何も見えないので寝ることにする。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 1元 路線バス
合計 11元

南寧に到着

2056_1105:01に南寧駅に到着する。南寧は既に暖かく雲南とは気候が違っており南寧の冬はもう終わったようである。駅周辺は早朝なのに人で溢れているが、これ は春節だからだろうか?自分も他の客と一緒に切符売場へ向かい海口方面の列車を探すが湛江行きの列車が海口の一番近くに行く列車のようだが発車時間が昼過 ぎと遅いので諦めバスで海口か海安を目指すことにして、江南客運站へ移動する。

05:30過ぎに江南客運站に到着するが、すでに切符売場には行列 が・・・。時刻表を確認すると海安行きのバスが一番早く出るようなので切符を購入し待合室で時間を潰す。それにしても朝早くからこんなに人がいると は・・・。

海安、海口へ

bus01海安行きのバスは08:00発なのだが時間が近づいても改札が始まらない。

bus02他のバスも同じような状況で待合室に人が溢れ、改札を待ちきれない乗客が窓から 乗り場へ出て行くほどだ。

bus03発車時間になって海安行きの改札が始まり08:15にようやく海安行きのバスが発車する。

bus04約8時間かけて16:30頃に海安港にバスが到着。すぐに海口行きのフェリーの切符を購入するが出港が18:00で1時間半も時間がある。待合室で仕方な く時間を潰す。17:50頃に改札が始まるが割り込みの客に並ぶように行ったら逆ギレされてしまうが割り込み阻止に成功する。18:00定刻どおり出港。

fune01 海口に近くなる頃には日没を向かえる。19:40に海口新港に入港。海南島に到着である。それにしても、海口は暑い。2月なのに半袖の人がいる。

初めて宿泊拒否に会う

海口に到着したが宿を探さなければならない。とりあえず見つけた旅館で聞くと部屋は空いていたが、日本人だと伝えると「日本人は賓館じゃないと泊まれない よ!」と初めて宿泊拒否に遭遇。次に招待所に行き部屋と料金が決まり、パスポートを見せると宿の管理人のおっちゃんが困った顔で「外国人を泊めてよいか確 認を取らなければならない」と言い、こちらが「日本人はダメなのですか?」と聞くと「日本人だけでなく、アメリカ人でも同じなんだよ!」との返答、さらに 「公安局に届けを出さなければならない」「無届けは罰金がある」などいろいろ説明をしてくれて、老板に確認の電話を入れて泊まれる事になった。今日の宿は 青島人旅館であり1泊30元でトイレ付、但し水は桶で流すやつです。今回の宿泊拒否で海南島での安宿確保は公安局が厳しくて難しいと分かった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 30元
バス 2元 路線バス
バス 142元 南寧→海安(保険料込)
フェリー 38元 海安→海口(保険料込)
合計 222元

五公祠へ行ってみる

haikou0108:30頃に海口新港で船の確認をしてみると秀英港から広州行きの船が出ていることがわかる。秀英港の場所を確認するついでに五公祠へ行ってみることに した。09:00前に海口新港から14路のバスに乗車。09:30頃に五公祠で下車する。入場料が20元するので入口だけ見学して秀英港を探すことにする。

バス停で路線を確認していると1路のバスのバスの車掌さんが「秀英港!秀英港!」と叫んでいる。1路のバスは秀英港まで行くようなので乗車する。30 分ほどすると終点に到着したようで降ろされる。とりあえず周辺を歩いてみるが港の位置がわからない。まあ、宿に戻ったら地図で確認すれば解決するので再び 1路のバスに乗車する。途中で海口新港からの22路バスに乗換えができる区間があったので22路に乗換えて開港新港に戻る。

haikou02まだ昼前だったので近くの食堂で米線と紅焼狗肉を食べる。この旅で3度目の犬肉料理である。ここの食堂の犬肉はちょっと硬めだった。昼食を済ませ宿に戻る と宿のおばちゃんに「今日出て行くの?まだ泊まるの?」と聞かれ、「すぐ出て行きますよ」と返答する。すぐに荷物をまとめて出発準備をする。12:45頃 に宿のおばちゃんに「チェックアウトしたいのですが」と言おうとしたら、ちょうど家族そろって昼食中だった。

おばちゃんと老板が「チェックアウト?行って いいよ!」と一言。どうやら部屋の確認とかはしないようだ。さらにおばちゃんが「どこに行くの?」と聞くので「広州に行きます」と言うと、「三亜に行った の?」と聞くので「三亜は行ってません」と雑談が始まる。少し雑談をして青島人旅館を離れる。

海口からフェリーで広州へ

haikou0313:00頃に海口新港から22路のバスと1路のバスを乗り継いで秀英港の近くまで行く。地図を確認しながら徒歩で15分ほど歩いて14:00頃に秀英港 に到着。秀英港ではバスの客引きが待ち構えており「どこまで行くの?広州?南寧?」と聞いてくるがバスが高いことは海口新港で確認しているので無視をす る。広州行きの4等乗船券を100元で購入する。春節で混雑しているから売り切れかもしれないと予想していたが意外にも出港2時間前でもあっさり購入でき た。

haikou04フェリーは料金が安いのが魅力でバスだと倍近くの料金だから非常に安い。まあ、欠点は時間がかかることぐらいだ。まだ、2時間ほど時間があるので近くの店で椰子の実を購入する。その場で穴を開けてもらうが穴を開ける鉈は洗ってなさそうなので、また腹を壊すかもしれない。価格は2元で硬貨で払おうとしたら受け取り拒否をしてきた。「硬貨は路線バスで使えないからダメ」というのが理由だった。ちょっと腹が立ったので1元札を持っていても出さずに20元札で 支払いをする。

haikou0615:30頃に改札に人が並び始めたので列に並ぶが、そのまま出港時間の1600を過ぎる。乗客が座り込んだりして待っているが一向に改札は始まらない。 17:00になってようやく改札が始まる。

haikou07乗船して船室に荷物を置く。4等船室はバックパッカーにぴったりの船室であった。寝床にはゴザが敷いてあり、枕 と掛け布団があるだけだ。この旅で初めでゴザで寝ることになった。

haikou08すぐに出港するかと思っているとなかなか出港しない。時間だけが過ぎていき18:00になる。船内を探検してみると日本語の船内地図を発見する。どうやらこの船は日本の中古船のようだ。おお腹も減ってきたので夕食はちょっと奮発して船のレストランで食べることにする。

haikou09しかし、実際はレストランではなく快餐 であった。値段も「これで15元かよ!」と突っ込みを入れたくなる量であった。まあ、日本でもスキー場とかでは異常に物価が高いが中国はその程度では無かった。夕食を済ませるがまだ出港していない。船内放送で公安局の許可が出ていないとか言っているのが聞き取れたので何か問題がることだけはわかった。 19:00頃に船から車が1台降ろされていくのが確認できた。どうやらこの車が原因のようだ。19:30になって、ようやく椰香公主号は秀英港を出港する。3時間半遅れの出港だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28元
バス 7元
フェリー 100元 海口→広州
合計 135元

広州に到着

guangzhou0114:00頃に広州の南沙港に到着する。南沙港は広州の外れにあるため市内まで無料送迎バスがあり他の乗客と一緒に市内に向かう。15:00頃に市内に着き送迎バスを降りて路線バスで広州東駅へ向かう。15:30過ぎに広州東駅に到着する。

guangzhou02広州東駅は綺麗に整備され東京駅や新宿駅に肩を並べていると言って良いほど近代的である。しかし、駅周辺には安宿が見当たらず高そうなホテルが目立つ。少し歩いてみたが安宿がありそうな路地すらない。広州東駅での宿探しを諦め地下鉄で広州駅へ移動する。約30分ほどで広州駅に到着するが春節のため大混雑している。

昨日、椰香公主号でニュースを見ていた時に流れていた光景がそのまま目の前に現れた。正直この時「しまった!」と思った。よりによって一番混雑する時期で、しかも切符から宿代まで一番高い時期に広州に来てしまっ たのだ。宿探しのために駅周辺を探すがどこも満室や高額で泊まれない。このままでは農民工と一緒に駅前で野宿になるかもしれない。さすがに疲れているのに 野宿は避けたい。治安も公安、武装警察が厳戒態勢で警備しているが大丈夫か不安である。

宿の老板は小学生!?

guangzhou032時間ほど駅周辺を彷徨い客引きを無視し続けたが、日も暮れて夜になりそろそろ何とかしなければならない時に客引きに安い宿があるか聞くと一番安くて1泊 50元ということで部屋を見せてもらうが、一般の高層アパートの一室を数部屋にしている宿であった。怪しさ満点なのだが贅沢は言ってられず泊まることにする。しかも、宿の老板が不在で代わりに小学生の息子が管理人をしていた。一応は公安の許可は取っている宿のようで宿帳の記入があり小学生の小老板にパスポートを見せる。小老板はちょっと驚いていたが宿帳に記入をしていく。

もっと驚いていたのは客引きと宿泊客のほうだった。客引きはまさか外国人、しかも日本人を連れて来たとは思っていなかったようだ。宿泊客は「日本人ならお金があるでしょう」と言ってくる。小老板に宿代と保証金の計100元を払い部屋に荷物を置いて19:30過ぎに広州駅へ向かう。

広州駅で明日のアモイ、福州、杭州行きのいずれかの切符を確保したいのだがこの大混雑では残っているかもわか らない。窓口に並び聞いてみるがアモイは売り切れだが、杭州東駅までの切符が奇跡的に購入できた。何とか、明日の夜には広州から脱出できそうだ。一安心し て駅の混雑状況を見物する。

guangzhou04公安が巡回する横でこの混雑を写真に撮る。さすがにこの大混雑の状況は簡単に体験できないだろう。むしろ後先考えずに広州に来た自分も分かっていたら避け るだろうな。

guangzhou05駅周辺を見物して2030頃にやっと食事を取るが値段が高い。広州は食事代も余計にかかるようだ。早く脱出するのは正解のようだ。食事を済ま せ小老板の宿へ戻り明日の準備取り掛かる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 17元
宿泊費 50元
鉄道 301元 硬臥 広州→杭州東
地下鉄 4元
バス 1元
合計 373元