2008-02-02
南沙→新街鎮
0730過ぎに起床して準備を整えY先生と0930頃、宿を出てバスターミナル前からタクシーで新街鎮へ向かう。南沙の天気は曇りであったが山を登るに連れて雲の中へ突入して霧で周囲の状況は全く分からない。途中で道路脇に棚田があるのを確認できたが想像しているような景色は全く見ることが出来ない。
1100頃、新街鎮の広場の近くに到着する。まずは宿を決めなければならないのだが陳家旅社に1泊することにする。陳家旅社は崖沿いにあるのでテラスとか から棚田が見られそうなのだが霧で棚田は全く見えなかった。晴れていれば絶景が広がっていそうだ。
新街鎮を散歩
棚田を見に来たつもりだったが霧で全く見えないので新街鎮を散歩してみる。Y先生に連れられ、まずは街外れの新街汽車客運站を訪れるがバスと利用客がほとんど見当たらない。時刻表を確認すると各地へある程度の本数があるのだがほとんどの人は広場近くから出ている乗合タクシーやバスを利用しているのだろう。
再び街へ向かうが壁に「女性や子供を誘拐して売り飛ばすのは犯罪」とか書かれている。「わざわざこんな事書かなくても・・・」と思ってしまうのだが視点を変えて考えると元陽では人身売買があるからこういう表示があるのだろう。
地元民は乗合タクシーが重要な足
市場
昼食を食べて1人で市場へ行ってみる。市場は民族衣装を着たおばちゃんたちが大勢おりなかなかいい感じだ。
市場は少数民族のおばちゃんたちが大勢います。
ハニ族のおばちゃんたち?
犬の丸焼き
そして、街を歩いていると犬が丸焼きになっている現場に遭遇する。周辺には犬鍋の店があったりするのでどうやらこの辺りには犬を食べる習慣があるのだろうか?
焦げ目が付いてきました。
元陽は予想通り物価が高い
予想はしていたが元陽は観光地の物価だった。棚田で有名な元陽なのにご飯1杯2元には驚かされた。米の収穫は少ないのだろうか?地元民で賑わう店でも米線が大碗5元とやはり高い。世界遺産に登録されたら一体どうなるのだろうか?それにしても、新街鎮はちょっと冷える。来る時期が早すぎたか?
本日の出費
項目
金額
備考
食費
23元
宿泊費
10元
タクシー
15元
南沙→新街鎮
合計
48元
2008-02-03
河口行きのバスが運休
天気が悪いので元陽棚田は後日また訪れることにしてベトナムとの国境の町である河口へ向かうことにする。0630過ぎに起床するがY先生が0730発のバスで河口へ行くというのですぐに出発準備をして宿を出るが夜明け前で外は真っ暗で霧が出ている。おまけに街灯がないので本当に真っ暗なのだが既に地元民の 各地への移動が始まっており乗合タクシーやバスが走っている。
0700頃、新街汽車客運站に到着するが結構地元民がいる。少し待つと窓口が開くが0730 発の河口行きが無い事が判明して1010発のバスを待つことになり待合室で大人しく待つことにするが標高1500mを越す新街鎮は寒い。
気合で寒さに耐え待っていると1000頃、地元のおばちゃん(恐らくハニ族)が「河口に行くんでしょ?外国人2人と一緒に河口へ行ってくれない?」と話しかけてきた。そし て、白人さんの男女2人を連れてきた。自分は英語が話せないのでY先生に白人2人を押し付けておばちゃんと話しをする。話の結果、今日の河口行きのバスは運休で一旦南沙まで行き、南沙から河口行きのバスに乗換えるという事だった。
とりあえず箇旧行きのバスに乗車して南沙へ移動するが道が悪いので爺さんがゲロを吐く。続いて前の席の姉ちゃんがゲロを吐く。どうも、地元民はゲロをよく吐くようだ。そして、白人さん2人は男性がアイルランド人、女性がカナダ人と判明する。バスの車内でも気合で寒さに耐えていたのだがアイルランド人が見かねて上着を貸してくれた。実はバックパックの中に上着をしまってあるのだが好意に甘えることにした。1100頃、南沙に到着する。
麓の南沙は天気は曇りであまり寒くなかった。南沙で河口行きのバスに乗換えなければならないのだが箇旧行きのバスの運ちゃんが「ここで待て」というので待つ事にする。この間にY先生は窓口で河口行きの切符が販売されていない事など調べてくれているので自分は白人さん2人と同じように楽をする。そして、白人さん2人が昼食に出かけると緑春→河口のバスが到着してY先生が白人さん2人を呼びに行き、白人さん2人が戻ってきた。バスに乗車して1215頃、河口へ向けて発車する。
紅河に沿って河口へ向けてひたすら走るが道の状態は悪い。
1年ぶりに河口へ
サトウキビを売っていたりして熱帯らしくなってきました。
途中で街を抜けて行きます。
途中でいくつかの街を抜けて行くが人と車が多くて渋滞が発生してなかなか前に進めない。1700頃、河口客運站に到着する。ここで、白人さん2人と別れて安宿街を歩くがY先生ともお別れして宿を探す。まあ、とりあえず2件目の湘益招待所で2畳ほどに広さでトイレ共同の部屋が1泊10元だったので3泊することに する。さて、明日から河口で何をしようか・・・。
本日の出費
項目
金額
備考
食費
15.5元
宿泊費
30元
10元×3
バス
10元
新街鎮→南沙
バス
45
南沙→河口
合計
100.5元
2008-02-07
春節を迎える
春節を迎えたが河口口岸の国旗掲揚を見物しようと思っていたが寝たのが遅かったので眠くて見物をやめた。1030頃に河口口岸へ行くと結構観光客が訪れており記念撮影をしている。旧正月の元日でも国境は開いており少ないが人の往来があった。
国境の鉄橋は撮影自由?
今日も撮り鉄で1600頃から鉄橋で待機していたが中国側から機関車の警笛は聞こえるが国境を越える様子は無い。1時間ほど待ってみるが警笛が聞こえるのみで状況に変化無し。しかし、鉄橋から武警がこちらの方を見ているというか自分が移動すると武警の視線が明らかに自分を追っている。どうやら、毎日見物に行っていたので覚えられているようだ。恐らく不審人物として・・・。
今日はこの辺で諦めて夕飯を食べに行こうとするが踏切で記念撮影をしている団体客を発見する。しかも、限定区域に入って堂々と記念撮影している。自分には怖くて限定区域まで入って撮影することは出来ない。恐るべし中国人。今まで武警が警備する橋で撮影しようとして文句言われたことが数度あるがここでは撮影は自由なのか?どう考えても国境の橋は軍事上では最重要の場所になりそうなのだが・・・。 武警は特に注意もしないし一体どうなっているんだ。
本日の出費
項目
金額
備考
食費
17元
合計
17元
2008-02-08
宿を変えようとしたが・・・
宿を変えてみようと思い1100頃に宿を出るが春節を甘く見ていたようで他の宿は料金が2倍、3倍とぼったくりになっていた。これだと河口を出ても春節のぼったくりに遭遇するので仕方ないので再び湘益招待所に戻り更に3泊することにする。
河口口岸は観光客で賑わう
昼頃、河口口岸へ行ってみると昨日より観光客で賑わっている。しかも、写真屋、風船屋、靴磨きが集まり商売している。普段は写真屋がいるだけなのだが今の河口はここが一番儲かるのだろう。
河口口岸
観光客で賑わっている
獅子舞
旧正月ということなので獅子舞も盛大にやっているというか爆竹の使用量も多い。獅子舞が始まると見物人が集まってきてかなりの賑わいになる。
獅子舞
見物人も多いです。
向かいの部屋で一発やっているようだ
早めの夕飯を食べて1630頃に帰ってくると向かいの部屋が閉まっていた。宿泊客かと思って部屋でそのままHP作成をしていたら、どこからとも無く喘ぎ声が聞こえてくる。何で喘ぎ声が聞こえてくるのかと思ったら向かいの部屋で一発やっているようだ。旧正月なのにもうお姉ちゃんを外に連れ出していると は・・・。というよりも、ベトナム人売春街は既に営業開始のようだ。
本日の出費
項目
金額
備考
食費
12元
宿泊費
30元
10元×3
合計
42元
2008-02-09
やはり河口金明邊貿商場の2階と3階は営業中
昼頃にベトナム人売春街である河口金明邊貿商場へ行ってみると1階の土産物屋は通常営業しており観光客で賑わっていた。
観光客に混じって土産物屋を見物しながら2階と3階を確認するとシャッターが下りていたのだが、ここでおばちゃんが「小姐!小姐!」と声をかけてきた。やはり既に営業しているようだ。おば ちゃんは金を持っていそうな兄ちゃんやおっちゃんに声をかけていた。
隣の部屋の客が騒ぐ
2200頃、隣の部屋の客がシャワーのお湯が出なくて騒ぎ始める。ここの宿のシャワーのお湯は太陽熱を使うのでこの1週間曇りだったので当然ながら水だ。騒いでも何の解決にもならない。
本日の出費
項目
金額
備考
食費
18元
合計
18元