雲南省旅行記2014夏3

ユースホステルで休息

飛来寺のユースホステルで体力回復

昨日、明永氷河を徒歩で回り、さらに瀾滄江(澜沧江、メコン川の上流)に架かるカワクボ大橋(卡瓦格博大桥)近くの入場券売場まで徒歩で戻り、1日で25kmも歩いたので足腰が痛くて動きが鈍い。

このまま雨崩村を目指したら確実に途中で動けなくなる。ここは体力を回復させ準備を整えて雨崩村を目指したい。夕飯はユースホステルにあるレストランで麻婆豆腐を食べる。ご飯は桶半分で頼んだので今回の旅で初めて満腹になった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 22元
合計 22元

飛来寺

賽銭持っていても入れてくれない飛来寺

今日も足が痛くて動きが鈍い。午後にバスで西当温泉へ移動しようと考えていたが、ユースホステルにもう1泊することにする。

15:00頃、飛来寺へ向かう。主目的は西当温泉行きのバスが運行されているか飛来寺景区の入口で確認するためだ。西当温泉行きのバスは徳欽を15:00出発なので飛来寺へ向かう途中ですれ違うはずだ。

15:30頃、飛来寺の手前で西当温泉行きのバスとすれ違うが満席の状態だった。これだと西当温泉行きのバスは午後のには乗れないだろう。朝のバスで西当温泉へ向かうのが確実だろう。バスの状況が分かったので、次は飛来寺を訪れる。すると飛来寺の標識が新しくなっていた。4日前は、古い標識だったが新しい標識には、ちゃんと飛来寺と表記されていた。

飛来寺で雨崩村へ無事たどり着けるように賽銭を供えようと中へ入ろうとしたら、管理人のおっちゃんに扉を閉められた。他の参拝客は中に入れて、どうして自分だけ入れてくれないのだ!神仏なんかを信じようとした自分が愚かであった。賽銭なんかやるもんじゃないわ!

飛来寺のユースホステルに大麻

信仰心が0に戻った所でユースホステルへ戻る。夕飯を食べにユースホステルに併設されているレストランへ行こうとしたところで、ある植物に気がついた。

これは日本ではご禁制の大麻ではないか!ユースホステルの敷地内で大麻なんかが生えていて大丈夫なのか?まあ、大理でも大麻が自生しているから雲南省では日常の光景なのだろうな。日本じゃ警察沙汰になっているな。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 20元
食費 18元
合計 38元

梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング

飛来寺→雨崩上村

05:45に起床して出発の準備を整える。今日は雨崩村へ向かう。以前、NHKの桃源紀行ワイド 冬の絶景・ロングトレイル紀行「聖なる山 梅里雪山」で雨崩村が紹介されており行ってみたくなった。

06:35頃、レセプションが開いて宿泊客が一斉にチェックアウトする。チェックアウト時に5日後くらいに帰ってくると告げてバックパックを預ける。預かり料は5元だ。

06:45頃、飛来寺景区の入口近くで西当温泉行きのバスを待つ。07:00頃、バスが来たので乗車する。バスは07:30に出発ということなので、朝食に饅頭5個を購入する。1個2元なので結構高い。07:30になりバスが出発する。

08:30頃、カワカブ大橋(卡瓦格博大桥)近くの入場券売場に到着する。入場券売場で雨崩村の入場券を購入する。既にセット券を購入しているので雨崩村だけの入場券80元だけの購入で済んだ。

入場券の他に5元の保険にも加入が必要なのだが、これは任意なので断った。すると保険を断る観光客は珍しいようで、どこの国か聞かれる。外国人と分かると外国人観光客のリストと保険に加入しない同意書に署名する。自分の前の外国人は台湾人であった。でも、明永氷河に行ったときには、既にセット券を購入済みだったのでバスから降りずに外国人リストには記入せずに明永氷河へ行った。

カワカブ大橋(卡瓦格博大桥)を渡ると瀾滄江(澜沧江、メコン川の上流)に沿って未舗装の悪路を走る。カードレールとかはないので落ちたら濁流に飲まれて助からない。集落へ入ると舗装道路になり山を登り西当村へ入る。

09:30頃、西当温泉に到着する。GPSを確認すると標高2612mだ。バスから降りると早速入場券の確認がある。トレッキング開始の前にバスの運ちゃんに飛来寺へ戻るバスの時刻を確認すると、13:00出発とのことであった。そうすると、雨崩村から戻るときは朝早めの出発となる。飛来寺へ戻るバスの情報が手に入り雨崩村へのトレッキングを開始する。

西当温泉からは馬で雨崩村へ行くことができる。途中の峠の南宗拉垭口までは235元、雨崩上村までは305元だ。

ここで説明しておくが、雨崩村は細かく分けると2つに別れる。村を横切る谷を境界に北の標高の高い方を雨崩上村、南の標高の低い方を雨崩下村と呼ぶ。ガイドブックとかによっては上雨崩、下雨崩とも呼ばれている。この先は細かく上雨崩村、下雨崩村と表記していく。

事前に入手した情報だと道は一本道で迷うことはないということであったが、実際は一本道ではなくショートカットする道があったり、観光客通行禁止の道があったりして紛らわしい。

雨崩村への道を進むうちにあることに気がついた。電線をたどっていけば迷わない。車で行けない雨崩村だが電気は通っているので山の中に雨崩村へ向かう電柱が立っている。なので、電柱を見失わなければ問題ない。それと、道沿いにゴミ箱も設置されているし、馬の足跡もあるので、これらもたどっていけば問題ない。

それと、雨崩上村までの道のりには休憩地点が3箇所あるので、途中で物資補給が可能だ。値段は飛来寺よりも高くなる。出発から約1時間後の10:35頃、第1の休憩地点である軽松茶館に到着する。

GPSを確認すると軽松茶館の標高は3118mだ。ここで雨崩上村から西当温泉へ戻るキャラバン隊とすれ違う。車で物資を運ぶことができないので馬で雨崩上村へ物資を運んでいる。

でも、たまにバイクが通っている。バイクが通ったりするとテレビで見た雨崩村のイメージが崩れてがっかりする。それと、馬とすれ違う時は人は山側を歩くようにしないといけない。馬と接触して谷に落ちる危険性があるからだ。人とすれ違う時は右側通行だ。

10:45頃に軽松茶館を出発して、11:45頃、第2の休憩地点である八一茶館に到着する。ここは観光客の昼食場所になっており、皆カップ麺を昼食に食べている。

そして、ここの名物とも言える積み重ねられたカップ麺の空容器。空容器の数だけ、観光客がここを通っている。

GPSデータを確認すると八一茶館は標高3540mに位置しているようだ。

それと、バイクが通った。テレビで見たイメージを壊すバイクにがっかりする一幕だ。

11:55頃、八一茶館を出発する。山道の状態は雨季なのでぬかるんでいたりして悪い。電線をたどって山道を登っていく。タルチョが大量にかけられた道に入り峠に近づいているようだ。

12:40頃、峠の那宗拉垭口に到着する。GPSを確認すると標高3762mとなっていた。標高2612mの西当温泉から約3時間15分かけて1100m以上も登ってきた。約50分ほどかけて、12:45頃、第3の休憩地点である那宗拉垭口茶館に到着する。

那宗拉垭口茶館は峠を少し下った標高3758mにある。那宗拉垭口茶館が最後の休憩地点になり、この先は雨崩上村まで下り坂が続く。

雨崩村到着

峠を越えたので下り坂を下るだけなので比較的疲労は少なくなるが、足元に気をつけないと滑って危険だ。

14:00頃、雨崩上村の入口にあるチェックポイントに到着する。ここで入場券の確認と雨崩客桟管理費と称して5元徴収される。管理費とか言っても、どうせ村のおっちゃんたちの酒代になるのだろうから余計に腹が立つ。それに入場券に5元を含めていない所からして胡散臭い。

嫌々支払うが常駐しているおっちゃんたちに「ダライ・ラマ好きだろ!」「共産党嫌いだろ!」とか、ある意味での禁句を連呼してやる。おっちゃんたちは笑っているだけでスルーだ。やはり、真面目に答えることはできないらしい。

ちなみに雨崩村の入場券には世界遺産のロゴが入っている。三江併流の一部なので雨崩村も世界遺産になっているようだ。

チェックポイントを通過して雨崩上村に入り今日の宿を探す。探すと言っても雨崩上村は小さな村なので目的の宿はすぐに見つかる。14:20頃、ユースホステルのMeDo International Youth Hostel(迪庆雨崩梅朵国际青年旅舍)に到着する。4人ドミトリーで1泊20元(会員料金)だ。

チェックイン時の住宿登記はオンラインでの入力ではなく台帳への記入であった。同時に到着したアメリカ人のパスポートにはビザではなく居留許可証が貼られており中国に駐在しているようだ。

MeDo International Youth Hostel(迪庆雨崩梅朵国际青年旅舍)の位置をGPSで確認すると標高3258mに位置していた。西当温泉が標高2612m、峠の那宗拉垭口が標高3762mなので、かなりの高低差を約5時間かけて歩いて来たことになる。

少し休憩してから雨崩上村を散歩する。散歩していると上から呼び止める声がする。チベット人の兄ちゃんが呼んでいるが何の用かわからない。「一緒に飛来寺へ行ったでしょ!」とかい言っているので、ようやく思い出した。

明永氷河から飛来寺へ戻る時に一緒になったチベット人だ。こんな所で会うなんてなんという偶然だ。チベット人の兄ちゃんは巡礼で神の滝(神瀑)へ行くために雨崩村に来たそうだ。チベット人の兄ちゃんは、こんな所で日本人に再会したことに感激したようで、飯をおごるとか言い出してきた。仏のご加護でもなく偶然なのに大騒ぎしている。

こちらとしても、飯をおごるとか言うのは非常に胡散臭い。ここは丁重にお断りする。すると面子とか中国人のようなことを言い始める。仕方ないので最大限の警戒をしながら、一緒に食事へ行く。

適当に炒飯とかでいいかなと思ったら、面子がどうのとか言って高い料理を頼んでいる。その中に松茸料理があった。

食事代は全部で150元、しかもチベット人の兄ちゃんは、昼間からアルコール42度の青稞酒を飲んで酔っ払っている。それで、結局タダで食事をおごってもらった。チベット人の兄ちゃん、疑って悪かった。

夕方になると氷湖や神の滝(神瀑)から観光客が戻ってくる。山奥の農村の風景が広がっているが立派な観光地となっている。

しかし、この雨崩上村はハエが多い。そこら中に馬糞が落ちているのでハエが縦横無尽に飛んでいる。宿の中でもハエが大量に飛んでいる。伝染病が発生しても不思議のないくらいのハエの多さだ。

散歩していると子供がバイクを乗り回している。もちろん、ノーヘル、ナンバープレートなしだ。観光客と子供の話を盗み聞きすると子供は12歳であった。

山奥だと中国の法律が適用されないのか?それとも、ここは中国とは別の国か?

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 20元
食費 10元
バス 20元 飛来寺→西当温泉
雨崩村 80元
入村料 5元
荷物預かり料 5元
合計 140元

梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング1

雨崩村→氷湖までトレッキング

06:45頃、起床して出発準備を整える。朝食に昨日の残りの饅頭を1個食べる。残り1個は氷湖に到着してから食べるために残しておく。07:20頃、ユースホステルをチェックアウトして氷湖に向けて出発する。登山道の入口にあるチョルテンを通過して森に入っていく。

そして、登山道は急な上り坂になっていく。さらに、もはや登山道と呼べるような道はなくなり険しい山道になる。それも一本道ではなく複数の道があり観光用の道ではない。

唯一観光用の道であることを表しているのが山道に設置されたゴミ箱だ。ただし、落書きが酷い。このゴミ箱、人と馬の足跡、馬糞が道にある限り氷湖への道で間違いない。

ウンコ禁止の看板

山道を登り峠(標高3676m)と思われる場所に到着すると、「これより先、聖地」というような看板があった。ただし、看板には「うんこ、小便禁止、ゴミ、衣服捨てるな」とも表記されている。

どうやら禁止行為をする奴がいるから看板があるのだろう。さすが中国だ。あらゆる意味で期待を裏切らない。孔子もびっくりのモラルだ。

日中合同登山隊のベースキャンプ跡地 笑農大本営

チベット仏教の聖域に入ると下り坂になり山を下りていく。そして、氷河から流れる川沿いに進んでいくと、10:00頃、笑農大本営(笑农大本营)に到着する。笑農大本営(笑农大本营)は氷湖へ向かう観光客の休憩所だ。管理人のおっちゃん2人が常駐しているが、まだ、営業時間ではないようで売店は開いていない。笑農大本営(笑农大本营)からは氷河がよく見え景色がよい。

GPSを確認すると標高3642mだ。元々この笑農大本営はカワカブ登頂を目指して1991年に雪崩による遭難で17人の死者を出した日中合同登山隊のベースキャンプだったそうだ。そのベースキャンプは現在では氷湖への休憩地点となっている。

笑農大本営の名称の由来は、この場所が笑農高山牧場(笑农高山牧场)と呼ばれていて、日中合同登山隊のベースキャンプ(大本营)が置かれたので、後に笑農大本営と呼ばれるようになったそうだ。

笑農大本営を過ぎて氷湖へ向かうが、再び急な上り坂になり前へなかなか進まない。ゆっくり坂を上っていると、上から誰かが下りてくる。自分が一番乗りだと思っていたが、既に2人先客がいた。しかも、昨日、西当温泉からの道で知り合った2人じゃないか!氷湖までは、あと30分かかるという、嬉しくない情報を入手して前へ進む。

チベット仏教の聖地だがゴミだらけ

11:30頃、氷湖に3番乗りで到着する。約4時間の道のりであった。そして、遊泳禁止の看板を見つける。誰がこんな所で泳ぐんだよ!中国人が泳ぐから遊泳禁止の看板があるのかな?

さらにゴミ箱からはゴミが溢れている。ここはチベット仏教の聖地のはずでは?この状況は一体どういうことだ。個人的な意見ではあるが、こういった山の中ではゴミ箱が設置されていてもゴミは麓まで持ち帰るべきだと思う。雨崩村の場合はゴミ収集車の来る飛来寺までは最低持ち帰るべきであろう。

このチベット仏教の聖地にゴミを捨てるのはチベット人か?それとも中国人か?はたまた外国人であろうか?

氷湖

氷湖は標高3857mに位置しており富士山より高い位置にある。

昼食に昨日の饅頭を食べながら休息をとる。昼近くになってくると氷湖に観光客が次々と到着し始める。ユースホステルにいたアメリカ人も氷湖に来ていた。

氷湖の上には氷河があり、ここから溶けた水が滝となって氷湖へ流れ込んでいる。

12:00に雨崩村へ向けて戻る。下り坂が急なので足への負担が大きい。13:00頃、笑農大本営に到着する。先に山を下り始めたアメリカ人が休憩していた。自分は休憩せずに先を急ぐ。下り坂が終わり峠へ向けて山を登り始める。峠で休息をとり雨崩村へと山を下る。

15:00頃、雨崩村のチョルテンまで戻ってきた。今日の宿は明日の目的地である神瀑に近い下雨崩村で探すので上雨崩村から谷を越えて下雨崩村へ向かう。

下雨崩村のユースホステル

上雨崩村から下雨崩村は約1時間かけて移動する。16:30頃、下雨崩村に到着してユースホステルのSnow Scene Romance International Youth Hostel(雪域浪漫国際青年旅舎)を見つける。

2人ドミトリーで1泊20元(会員料金)だ。それに住宿登記なしでいい加減だ。さらに設備は酷い。まあ、寝る分には問題ないが、ニーハオトイレの状態は酷すぎる。あと、シャワーはありません。下雨崩村には宿が7軒あるのを確認したが、主な客層は神瀑へ向かうチベット人の巡礼者だ。その次に観光客といった感じだ。

そして、下雨崩村は上雨崩村と同様にハエが大量発生していた。これほどハエが大量発生しているのに一切対策を行っていないようだ。日本で同じようにハエが大量発生したら保健所がマスコミに叩かれます。中国はハエが大量発生しても問題ないという衛生概念なのだろう。

夜になり明日に備えて早めに寝るが隣の部屋のチベット人のおっちゃんが吐く痰の音が酷い。よくあんなに床に吐けるものだ。床じゅう痰だらけじゃないのか?それとトイレに行くのが面倒だからといって2階の通路から裏のトウモロコシ畑へ立ち小便するのはやめてほしい。明らかに立ち小便の音なので困る。

なかなかハードな環境の糞ユースホステルで過ごすことになるとは。いや、ユースホステルというより、チベット人の巡礼者のための宿坊といったところかな。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 20元
食費 27元
合計 47元

梅里雪山 雨崩村 巡礼路トレッキング2

雨崩村→神の滝

05:30頃にうるさくて目が覚める。チベット人の宿泊客たちが巡礼の準備をしている。早朝に神瀑へ向かうようだ。ただ、巡礼の準備をしているのは分かるのだが、痰を吐いたり、2階の通路から外の畑へ立ち小便している音がするのは勘弁してほしい。こちらも神瀑へのトレッキングの準備を始める。

外のニーハオトイレへウンコをしに行くがお約束の展開で既にウンコ山盛りの地獄絵図だ。仕方なくポリタンクに溜めてある水でチベット人のウンコを流してからウンコをする。もちろん自分はウンコした後は水で流します。チベット人のように水を流さずウンコのやり逃げはしません。

それと、体中がかゆい。足に赤い斑点ができていたりする。これは虫にやられたような気がする。ベッドに虫が住んでいたようだ。

これだと飛来寺のユースホステルに戻ったら体洗って、着ている衣服をしっかり洗濯しないと、いつまでも虫の脅威に晒される。06:50頃、糞ユースホステルを出て神瀑へ出発する。天気は雨でトレッキングの条件としては悪い。

チベット人の巡礼者たちが巡礼路を進んでいくので自分も後を付いていく。巡礼路が観光客のトレッキングコースになっているので、巡礼者と観光客が混在して森の中を進んでいく。森の中は比較的平坦であったが急に上り坂へと変わる。

ここから巡礼路は山道へとなり体力を消耗する。08:10頃、第1の休憩所に到着する。売店も併設されており賑わっている。ここで朝食をとっている観光客が多いようだ。少し休んで再び歩く。

08:25頃、第2の休憩所に到着する。ここも人が多い。もちろん売店もあるので飲み物などの補給が可能だ。休憩所を過ぎると道がさらに険しくなってくる。

そして、タルチョが多くなってくる。徐々に神瀑へ近づいているようだ。もはや、トレッキングコースとは呼べない巡礼路を進んでいく。タルチョがいたる所にあり、巡礼者が神の滝(神瀑)へと向かっている。

チベット仏教の聖地というのが肌で感じられるのだがゴミが多い。中国人がゴミを捨てているのかと思ったら、チベット人が目の前でビニール袋を捨てやがった。チベット人の巡礼者たちの行動を注意して観察しているとペットボトルや空き缶を捨てている。

チベット人と中国人関係なくゴミのポイ捨てをしていやがる!そして、ゴミ箱があってもゴミが溢れている。偉大なる共産党の50年以上にわたる統治の結果、チベット人と中国人のモラルが大躍進を遂げた成果を目の当たりにすることができた。

チベット仏教の聖地は、このままゴミ山になるのだろうか?愚民化政策を進める共産党には期待できないのでダライ・ラマに何とかしてもらいたいものです。

チベット仏教の聖地 神の滝(神瀑)

巡礼路が開けた所に着くと、前方に神の滝(神瀑)が見えた。すぐ近くまで来たようで最後の上り坂を上り、09:40頃、約3時間かけて標高3644mの神瀑に到着する。

チベット人の巡礼者たちは神瀑の下をくぐっていく。巡礼の最大の目的は滝の水に触れることにある。10:00頃、神瀑を離れて下雨崩村へ向かう。

途中の崖にチベット仏教の寺院があったので寄ってみる。小さな寺だが若いラマ僧が1人おり、どうやら常駐しているようだ。

小さな寺でも任されているのは凄いが、このとてつもない辺境に住んでいることの方が凄い。再び険しい巡礼路を戻る。

下雨崩村→上雨崩村

12:50頃、下雨崩村に戻ってきた。明日はバスで西当温泉から飛来寺へ戻るので西当温泉に近い上雨崩村へ向かう。昨日通った谷を再び越えて、14:10頃、上雨崩村のユースホステル氷湖之家国際青年旅舎に到着。

3人ドミトリーで1泊20元(会員料金)だ。おまけに住宿登記なしだった。昨日も住宿登記なしだったし、雨崩の宿は、かなりいい加減な感じだ。夕飯はユースホステルで炒白菜土豆絲と米飯を食べる。20元だ。

松茸炒め30元もあったのだが、我慢して節約する。8月は雲南省では松茸の時期になるので、乾燥じゃない、生の松茸が出回っている。

夕飯を食べ終わった頃にドミトリーに新たな宿泊客がやってきた。もちろん中国人だが、早朝に西当温泉を出発して、そのまま氷湖まで行ってきたという健脚だ。西当温泉は一泊する価値があると言っていた。

本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 20元
食費 20元
合計 40元

雨崩村最終日

雨崩村 巡礼路トレッキング 雨崩上村→西当温泉→飛来寺

06:00に起床する。小雨が降っているが飛来寺まで戻るため強行軍で、06:45に西当温泉へ向けて出発する。出発直後にデジカメのバッテリーが切れた。山道を進んでいくが疲れて足取りが重い、07:30頃に欧米人2人組に追い抜かれる。

08:30頃、峠を越えて下り坂になる。小雨は止むが道の状態は滑りやすくよくない。峠を越えると雨崩村へ向かうチベット人の巡礼者たちとすれ違う回数が多くなる。でも、中国人観光客とはすれ違っていない。

10:30頃、第一の休憩所である軽松茶館に到着する。軽松茶館のあたりから中国人観光客とすれ違い始める。飛来寺を07:30に出発したバスに乗車した観光客たちだろう。約4時間半かけて、11:10頃、西当温泉に到着する。

駐車場に飛来寺、徳欽へ戻るバスが停車しており乗車して出発を待つ。13:00出発のはずなのだが、12:55にバスが出発する。運ちゃんの気分で出発時間が変わるのは中国では当たり前なので特に驚きはない。乗客は10人ほどで、まだ空席がある。

西当温泉から飛来寺までは直線距離だと6-7kmなのだが、瀾滄江(澜沧江、メコン川の上流)が流れる谷があり大きく迂回して50-60kmの道のりを約1時間15分かけて、14:10頃、飛来寺に到着する。運賃は20元だ。

飛来寺のユースホステルへ戻る

そして、ユースホステルのDeqin Feilai Temple youth hostel(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)へ向かう。預けていたバックパックを回収して10人ドミトリー、1泊20元(会員料金)に2泊する。

ドミトリーには留学生のイタリア人の姉ちゃん2人組と広東省の学生3人組、浙江省のバックパッカーがいたのだが、夜になり隣のドミトリーの学生どもがうるさくイタリア人の姉ちゃん2人が眠れずキレ気味になる。

こちらのドミトリーの学生たちは、明日、雨崩村へ行くということで早めに寝て静かなのだが、隣のドミトリーの小皇帝や小公主は日付が変わっても騒いでいるのでイタリア人の姉ちゃん2人組は壁を叩いて警告しているが効果なし。さすがに怒鳴りこむことはなかったが殺気が漂っていた。

雨崩村のまとめ
  • 徳欽(德钦)→西当温泉のバスが1日2本、徳欽バスターミナルを07:00、15:00に出発するが発車時刻は運ちゃんの気分次第。
    飛来寺景区を毎朝07:30に発車するので07:00頃にバスを待っていないと座れない可能性有り。
    午後は15:30頃に通過するが満席の可能性が高い。
    飛来寺→西当温泉の運賃は20元。
  • バスは飛来寺景区前を07:30に出発して、09:30頃、西当温泉に到着する。
  • 飛来寺→西当温泉の乗り合いタクシーは1人25元だが人数集まらないと出発しない。
    チャーターは片道250元、往復350元。
  • カワカブ大橋(卡瓦格博大桥)の手前にチケット売り場がある。
    飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾の150元のセット券か飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾、明永氷河の228元のセット券を持っている場合は雨崩村の単独券80元を購入する。
    セット券を持っていない場合は、飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾、雨崩村の230元のセット券を購入する。
  • 雨崩村の入場券には世界遺産のロゴがあるので三江併流の一部として世界遺産になっているようだ。
  • 雨崩村は谷を挟んで雨崩上村と雨崩下村に分かれている。
  • 西当温泉(標高2612m)から雨崩上村(標高3226m)までは馬で行くことが出来る。
    西当温泉→雨崩上村は305元、西当温泉→南宗拉垭口(途中の峠)は235元。
  • 西当温泉(標高2612m)→雨崩上村(標高3226m)には休憩所が3箇所ある。
    軽松茶館(標高3118m)は第1休憩所 。
    八一茶館(標高3532m)は第2休憩所で昼食にカップ麺を食べる客が多い。
    那宗拉垭口茶館(標高3757m)は峠の茶屋でこれ以降は休憩所はない。
  • 西当温泉→雨崩上村は1本道と言われているが、実際はショートカットする道が複数有りややこしい。
  • 西当温泉→雨崩上村は電線が通っているので電柱をたどっていけば道に迷わない。
  • 徒歩と馬でしか雨崩村へ行けないような情報があるが、実際はバイクが通っている。
  • 雨崩上村の入口に関所があり入場券の確認と雨崩客桟管理費と称して5元徴収される
  • 雨崩上村は宿が多く、雨崩下村は少なめだがチベット人の巡礼者が多い。
  • 雨崩上村(標高3226m)→氷湖(標高3855m)は約4時間の道のり。
  • 雨崩上村→氷湖には休憩所は1箇所のみ。
    休憩所の笑農大本営(笑农大本营)(標高3637m)は元々はカワカブ登頂を目指して1991年に雪崩による遭難で17人の死者を出した日中合同登山隊のベースキャンプ
  • 雨崩上村→雨崩下村は約1時間
  • 下雨崩村(標高3095m)→神の滝(神瀑)(標高3643m)までは約3時間。
  • 下雨崩村→神の滝(神瀑)には休憩所は2箇所ある。
  • 休憩所過ぎると崖にチベット仏教の寺院がある。
  • 神の滝(神瀑)周辺からは氷河が見える。
  • 西当温泉→徳欽のバスは13:00出発だが運ちゃんの気分で変わる。
    西当温泉→飛来寺は20元、所要時間は約1時間15分。
雨崩村のGPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

西当温泉
N 28°25’32.19″
E098°48’44.19″
軽松茶館
N 28°25’04.74″
E098°49’34.22″
八一茶館
N 28°24’07.77″
E098°49’21.90″
那宗拉垭口茶館
N 28°23’40.05″
E098°49’07.17″
那宗拉垭口(雨崩村への峠)
N 28°23’41.57″
E098°49’08.61″
雨崩上村の宿
MeDo International Youth Hostel
(迪庆雨崩梅朵国际青年旅舍)
N 28°24’02.98″
E098°47’31.62″
雨崩上村の宿
氷湖之家国際青年旅舎
N 28°24’00.92″
E098°47’33.12″
雨崩上村→氷湖の休憩所
笑農大本営(笑农大本营)
N 28°24’12.50″
E098°45’32.52″
氷湖
N 28°24’31.42″
E098°44’46.61″
雨崩下村の宿
Snow Scene Romance International Youth Hostel
(雪域浪漫国際青年旅舎)
N 28°23’31.92″
E098°47’34.92″
雨崩下村→神の滝(神瀑)の休憩所1
N 28°22’22.01″
E098°46’08.79″
雨崩下村→神の滝(神瀑)の休憩所2
N 28°22’17.98″
E098°45’57.88″
神の滝(神瀑)
N 28°22’00.45″
E098°45’16.85″
飛来寺景区
N 28°26’30.35″
E098°52’35.04″
飛来寺の宿
飛来寺覚色滇郷青年旅舍
(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)
(Deqin Feilai Temple youth hostel)
N 28°26’42.38″
E099°52’24.41″
本日の出費
項目 金額 備考
宿泊費 40元 1泊20元×2
食費 18元
バス 20元 西当温泉→飛来寺
合計 78元

飛来寺のユースホステルで休息

ユースホステル

朝から曇で天気が悪い。午後になると雨が本格的に降り始める。ユースホステルには雨を避けようと避難してくる客が多くいた。恐らく雨崩村などへ向かおうとした客が予定を変更して飛来寺で足止めとなったのだろう。

夕飯はユースホステルのレストランで香菇油菜(15元)を食べる。ご飯は桶半分で注文した。飛来寺で体力を回復させたので明日はチベット行きに挑戦だ!

飛来寺のまとめ
  • 徳欽(德钦)→飛来寺(飞来寺)のバスは西当温泉行きバスで飛来寺下車。
    西当温泉行きバスは07:00と15:00の1日2本だが運ちゃんの気分で出発時刻が変わる。
    飛来寺までは運賃5元。
  • 飛来寺景区の入場料は60元(約1020円)だが、セット券(套票)しか販売していないので、最低150元(約2550円)の飛来寺景区、霧濃頂景区、金沙江大湾のセット券を購入しなければならない。
  • 飛来寺景区は入口に世界遺産のロゴがあるので三江併流の一部で世界遺産。
  • 飛来寺は賽銭持っていても中に入れてくれない。
    扉閉められて追い出されます。
  • 夏は天気悪くて梅里雪山は滅多に見えない。
  • 宿、レストラン、売店は多い。
    レストラン併設の宿多し。
  • 飛来寺景区から飛来寺は1km弱離れている。
飛来寺のGPSデータ

あくまで参考データです。
実際に使用してデータが違っていたとか、公安に捕まった等の苦情は受け付けませんのであしからず!

徳欽汽車站
N 28°29’15.02″
E099°54’52.65″
飛来寺景区
N 28°26’30.35″
E098°52’35.04″
飛来寺
N 28°26’52.46″
E098°52’53.27″
飛来寺の宿
守望6740
N 28°26’34.35″
E098°52’29.47″
飛来寺の宿
飛来寺覚色滇郷青年旅舍
(飞来寺觉色滇乡青年旅舍)
(Deqin Feilai Temple youth hostel)
N 28°26’42.38″
E099°52’24.41″
本日の出費
項目 金額 備考
食費 26元
合計 26元

“雲南省旅行記2014夏3” への 2 件のフィードバック

  1. いつもブログを楽しく拝見させていただいております。
    昨年末に徳欽へと旅行に行ってきました。 その時の記録をブログで書いたのですが飛来寺よりもさらに先を紹介したかったので貴殿のブログへのリンクを貼らせていただきました。

    もしよろしければご参考くださいませ。
    http://ushirogata.com/travel/china/post-1551/

    1. 徳欽は梅里雪山の写真が撮れないと行った気がしないというか絶対に写真撮らないといけないですよね。
      冬の梅里雪山が一番ですね。
      寒いですけど。

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