シルクロード旅行記2015 西安碑林・世界遺産 小雁塔

西安城壁

西安城壁09:50頃、西安城壁の東門に当たる長楽門にやってきた。今日は長楽門から西安駅のある北側の城壁へ歩いていく。

入場料は55元だが陝西旅游年票を使えば1日1回無料で入場できる。月曜日でも城壁は観光客で人が多い。

西安城壁それと、この時期はツバメが多く飛んでいる。城壁を歩いていくが自転車を借りて回っている欧米人をよく見かける。チャリで城壁を回るのが流行なのか?

西安城壁城壁を歩くが天気が曇っていても結構暑い。

西安駅11:00頃、西安駅前に到着する。

西安駅駅前は公安の警備が厳しい。2000年代前半なんてこんな警備はなく自由だった。昼頃、駅近くの出入口から出て、611路のバスで戻る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 3元
バス 2元 路線バス
合計 5元

Lenovoのスマホが届く

今日も天気は曇りで雨が降るようなので遠出は出来ない。注文しておいたスマートフォンの配送状況を確認すると一昨日北京から出荷され、すでに西安に荷物が到着して配達に出発しているようだ。これなら今日はスマートフォンが届くのを待つことにしよう。

荷物10:15頃、スマートフォンが鳴っているので出てみると配送業者の兄ちゃんからであった。宿にいるかの確認でこれから向かうという連絡であった。10:50頃、再び電話があり着いたから取りに来てとの連絡で外へ向かうと配送業者の兄ちゃんがおり名前と電話番号を確認、伝票にサインをして荷物を受け取る。一昨日注文したレノボのスマートフォンが届いた。

配達記録注文して3日で北京から西安へ荷物が配達されるというのは予想外に早かった。中国なので遅延や紛失なんて日常茶飯事だと思っていたのだが無事に届いた。配達業者が中国郵政でなく民間業者の順豊速運だったからか?

梱包箱届いたスマートフォンを早速開封してみる。まず袋を開けるとチャイナ・ユニコムの梱包箱が出てくる。梱包はちゃんとしているようだ。

伝票とか梱包箱を開けると製品の箱と伝票だ。

Lenovo A3600-d今回購入したのはLenovo A3600-dでLTE対応の低価格スマートフォンで購入価格は388元だ。

Lenovo A3600-d海外でも販売されているようなのだが、チャイナユニコムのサイトから購入しているので起動すると沃のロゴが出てくる。ソフトはチャイナユニコム専用にカスタマイズされているようだ。そして、選択できる言語は中国簡体字、繁体字、英語の3種類のみで中国国内仕様では英語以外の外国語がなくても当然だな。

SIMスロットはLTEと3GはマイクロSIMでGSMは通常のSIMカードのデュアルSIMだ。で、自分の持っているチャイナユニコムのSIMカードは通常のSIMカードなのでサイズが合わずGSMでしか使えない。まあ、マイクロサイズにカットすればよいのだが、A3600-dはWi-Fi端末として使えれば良いので特に現時点では問題ないと思ったら重大なことに気がついた。

Google Playが入っていない!代わりにLenovoStoreとかが入っている・・・。中国国内向けの端末は中国政府の嫌がらせでGoogle Playが入っていないのだ。中国人には影響ないけど、こちらには大きな影響が・・・。Lenovo糞だよ。まあ、持っているSONYのMT27iもまだまだ使えているし・・・。中国で端末を購入する時は要注意です。国内仕様はGoogle Playが入っていないと思ったほうがいいです。

昼頃になると小雨が降ってきた。遠出は出来ないので徒歩10分位のところにあるウォルマートへ買い物へ出かけ補給物資の調達をする。夜にqunar.comで6月7日の西安→昆明の切符と6月9日の昆明大脚氏国際青年旅舎の予約をしておく。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 28.3元
宿泊費 30元 昆明大脚氏国際青年旅舎
日用品 24.9元
鉄道 383元 硬臥 西安→昆明
合計 466.2元

西安都城隍廟

09:00頃、ユースホステル近くの西安都城隍廟を訪れる。まだ人の少ない門前町を通ると都城隍廟だ。

西安都城隍廟都城隍廟は明の洪武20年(1387)に建立され、南京、北京と並び当時の三大城隍廟の一つとされ、西北各省の城隍廟を統轄したため都城隍廟と称されるようになった。西安を護る神々は城隍老爺、関聖帝君(関羽)、九天聖母などである。
清の雍正元年(1723)に火災で焼失し、川陝総督の年羹尭が明代の秦王府を解体し資材を都城隍廟の再建に充てた。

西安都城隍廟その後は日中戦争時の1942年に日本軍の爆撃で被災、文化大革命では市場にされる。現在の建物は再建されたもので西安の主要観光地となっている。

西安都城隍廟まだ朝であるが参拝客は既にそこそこいるが、地元民のクソジジイどもが痰を吐いている。どう考えても都城隍廟で痰を吐くとかあり得ないだろ!クソジジイどもにとっては都城隍廟は信仰の対象ではなく痰壺程度の価値しかないようだ。

西安都城隍廟中国五千年の道徳はどこへ行ったのだ?礼儀と道徳の中国が崩壊していく・・・。朝から雰囲気台無しだ。

張学良公館

張学良公館09:40頃、都城隍廟を離れ、10:10頃、張学良公館に到着。張学良公館は西安事変の際に張学良、楊虎城、周恩来、宋慶齢、宋子文らが第二次国共合作を協議した場所である。

張学良公館11:00頃、雨が降ってきたので張学良公館を離れる。

城管ユースホステルへ戻る途中、回民街の一角で城管と公安が歩道を占拠していたイスラム食堂を撤去していた。中国では道路使用許可が下りるか知らないが、法律が機能していないので、やった者勝ちで不法占拠とかが横行しているが、城管も容赦なく取り締まるので庶民から相当恨みを買っている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 7元
バス 2元 路線バス
合計 9元

スマホがLTEで使えるようになる

朝から雨が降っている。今日も天気が悪いのだろうか?とりあえず、今日は博物館とかの屋内で見物の出来るところへ行くしかないかな?10:00頃、雨が止んだので出かける。軍資金が少なくなってきたので中国工商銀行のATMで現金を引き出しておく。

SIMカード11:00頃、チャイナユニコムの営業庁にやってきた。先日購入したレノボのA3600-Dを使用するのでSIMカードを標準からマイクロに交換してもらう。受付のおばちゃんにSIMカード交換を伝えて整理券をもらう。12人待ちなので1時間で順番がくるだろうか?とりあえず、展示されているスマートフォンを見ながら待っていると、予想より早く30分ほどで順番が回ってきた。整理券を発行してそのままどこかへ行ってしまった客が数人いたので早かったようだ。

LTEで、窓口のお姉ちゃんに標準サイズからマイクロにSIMカードを変更してもらうようにお願いすると、「先にSIMカッターを試す」ということで例の爪切りみたいなSIMカッターでSIMカードを切り抜く。レノボのA3600-Dに挿して動作確認をすると無事に動作してLTEの表示が出た。3分ほどで作業が終わり無料であった。本来はSIMカードの交換手続きをしないといけないのだろうが、手間やお金もかかるので、最初に保証外だが手間のかからないSIMカッターを試して、失敗したら本来の手続きなのだろう。SIMカードのサイズ変更の客なんかはSIMカッターで処理して新規の顧客に時間を割いた方が儲かるだろうし・・・。

シルクロード遺跡 世界遺産 小雁塔

世界遺産 小雁塔12:10頃、小雁塔に到着する。小雁塔は西安博物院の敷地内にあるので入場料無料だ。ただし、小雁塔に登る場合は別途30元必要だ。まずは入口でパスポートを提示して入場券をもらい中へ。

世界遺産 小雁塔小雁塔は707年に唐代の長安城内の荐福寺の仏塔として建立された。荐福寺は経典翻訳で有名で「長安三大訳場」の一つとして知られていた。2014年にシルクロードの一部分として世界遺産に登録された。観光客は小雁塔周辺に多く西安博物院には少ないといった感じだ。

西安博物院西安博物院は西安市の博物館で陝西省の陝西歴史博物館と比べると観光客は圧倒的に少なく空いているが展示物は青銅器、玉器、仏像があり展示内容はなかなかよい感じだ。14:30頃、小雁塔を出る。

西安碑林

西安碑林14:50頃、西安碑林博物館に到着。入場料は75元だが陝西旅游年票で1回だけ無料で入場券がもらえる。西安碑林博物館は元々は孔子をまつる文廟と碑林であり西安碑林は北宋の元祐2年(1087)に建立された。

西安碑林秦代や漢代から近代までの石碑が約4000点収蔵されており中国を代表する碑林である。

西安碑林この西安碑林の特徴は石碑の拓本が購入できるということだ。碑林内では常時拓本が取られており観光客が土産として購入している。

西安碑林そして、この拓本を取る作業も観光客の見物の対象になっている。

司馬芳残碑西安碑林の中には司馬芳残碑という西晋の頃の石碑がある。司馬芳は司馬懿の父親で、その生涯がこの石碑に刻まれている。

司馬芳残碑の説明かなり間接的ではあるが西安碑林にある三国志関連の石碑である。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 13.7元
バス 2.5元 路線バス
ATM手数料 12.5元
合計 28.7元

世界遺産 漢長安城未央宮遺址

漢長安城未央宮遺址07:25頃、23路のバスで西バスターミナルの城西客運站へ向かう。
今日は朝から天気が良く晴れているので西バスターミナルの北約2kmの所にある世界遺産の漢長安城未央宮遺址へ向かう。08:00頃、西バスターミナルに到着し北へ向かう。08:30頃、漢長安城未央宮遺址に到着する。

漢長安城未央宮遺址漢未央宮は漢代の長安城があった場所である。現在の西安城壁は明代の長安であり、唐代の長安城は現在の城壁と同じ場所であるが規模は倍以上になる。この漢未央宮が最初のシルクロードの起点と言えるだろう。2014年にはシルクロードの一部として世界遺産に登録されている。

漢長安城未央宮遺址2007年に訪れた際は城壁や宮殿の基礎といった土塁が残っているだけで何もない場所であったが、今回訪れてみると公園へと整備途中であったが、残りは博物館を建設するだけのようで、すでに公園内は地元民の憩いの場となっていた。

漢長安城未央宮遺址どうやら大明宮国家遺址公園のように整備するようだ。そういえば周辺には畑や住宅があったような気がするが・・・。記憶違いか?それとも強制立ち退きか?

半坡博物館

半坡博物館09:45頃、漢長安城未央宮遺址を出て、10:30頃、西バスターミナルにある地下鉄1号線の漢城路から半坡へ移動する。運賃は4元で、11:00頃、駅近くの半坡博物館に到着する。

半坡博物館入場料は65元だが陝西旅游年票を使えば1日1回無料で入場できる。

半坡博物館半坡博物館は1954年に発掘された半坡遺跡を保存しており、半坡遺跡は約6000年前の新石器時代の集落跡である。

八仙宮

八仙宮12:10頃、半坡博物館から八仙宮へ向かう。13:20頃、八仙宮に到着する。

八仙宮入場料は3元でボッタクリの中国では良心的な料金設定だが、入口には乞食のおっちゃんたちが多数営業中だ。だいたい乞食の中には偽物も多いようだが、ここは片足がない障害者の乞食がひとりいるのが確認できた。他は五体満足なので職業乞食なのだろう。

八仙宮八仙宮は八仙庵とも呼ばれ、宋代に建立された道教の全真派の道観である。清の光緒26年(1900)に義和団事件で北京を逃れた西太后と光緒帝が西安へ逃れた際に八仙庵に滞在し、「玉清至道」の額を下賜し「勅建万寿八仙宮」に封じられる。これにより八仙宮と呼ばれるようになる。

八仙宮境内は参拝客はいるが人は少なく静かだ。比較的規模の大きい道教寺院なので道士が多い。観光地開発され建物は新しいが観光客は少なく穴場の観光地とも言えるだろう。

拉条干拌麺14:30頃、昼食に拉条干拌麺(9元/約180円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
バス 2.5元 路線バス
合計 12.5元

曲江寒窯遺址公園

曲江寒窯遺址公園ウォルマート前から23路のバスに乗車して大雁塔で22路乗り換えて寒窯路西口で下車する。今日はまず曲江寒窯遺址公園を訪れる。08:45頃、曲江寒窯遺址公園に到着するが、09:00開園なので少し待つことになる。すでに観光客が数人待機しており多少は需要のある観光地のようだ。

09:00になり開園と同時に入場する。入場料は50元であるが陝西旅游年票を使い無料で見物する。曲江寒窯遺址公園は大雁塔の南東の曲江池の東端に位置しておりテーマパークの大唐芙蓉園や二世皇帝陵の近くにある。寒窯遺址は伝説によれば戯曲「五典坡」で王宝釧と夫の薜平貴が暮らしていた場所である。住居跡は西北地域でよく見られるヤオトンだ。

曲江寒窯遺址公園戯曲「五典坡」は簡単に説明すると唐末期に丞相・王允の三女・王宝釧が繍球招親により婿取りを行うが、婿に当たったのが長安城南東の五典坡に住む乞食の薜平貴であった。王宝釧は両親の反対する中、家を出て薜平貴へ嫁ぐ。

曲江池周辺で妖馬が出現し村人が襲われる事件が発生し村人たちは妖馬を恐れて農作業に出なくなる。唐王は妖馬討伐の英雄を募り武芸に秀でた薜平貴が妖馬を討伐し、唐王は大いに喜び薜平貴を後軍督府の職に封じる。

しかし、辺境での戦いが勃発し薜平貴は西涼へと赴く。王宝釧は一人で薜平貴の帰りを待ち18年後に薜平貴が凱旋し2人は幸せに暮らした。

曲江寒窯遺址公園公園として立派に整備され周辺には高級マンションが建ち並ぶが、2007年に二世皇帝陵を訪れた際は、この周辺は畑で何もない田舎であったが日本のバブルを上回る速度で開発が進んでおり、この変貌ぶりには驚くばかりだ。

二世皇帝陵

二世皇帝陵10:30頃、曲江寒窯遺址公園から約1kmの場所にある二世皇帝陵を訪れる。
秦の始皇帝の息子である胡亥の墓だ。

二世皇帝陵ここは去年訪れているので陵墓だけ見物しておく。

西安城壁

西安城壁10:50頃、曲江管委会のバス停から22路のバスで東門へ向かう。11:30頃、東門に到着。西安城壁は入場料55元だが陝西旅游年票を使い無料で入場。天気は晴れで暑いが城壁を歩いて西安駅へ向かう。

西安駅前12:30頃、西安駅までやってきたが、いつもなら三輪車とかのボリタクが屯していて酷い渋滞が発生しているのだが何故か駅前にはボリタクはおらず渋滞も発生していない。公安だか城管だかの浄化作戦でも行われたのか?

12:45頃、西安駅の切符売場で明日の昆明行きの切符を受け取るが農民工のおっちゃんに割り込みされる。後ろに並ぶように言ってみるがおサルさんが服を着ているだけなので無意味であった。唐代の長安でも割り込みは日常茶飯事だったのだろうか?

武警切符を受け取り切符売場を出るが駅前の城壁の下では自動小銃だかショットガンを持った武警が警備している。2007年にはこのような警備はなかったのだが・・・。日本ではありえない厳重な警備をしないといけないほど西安の治安は悪化しているのか?

ビャンビャン麺

biangbiang麺13:00頃、西安駅近くのビャンビャン麺の店でビャンビャン麺(9元/約180円)を食べる。13:45頃、地下鉄の五路口駅近くの公交ICカード販売所で公交ICカードを100元チャージしておく。14:30頃、西門近くのウォルマートで昆明までの食料を購入しておく。これで移動の準備は万端だ。

ウォルマートを出てユースホステルへ戻ろうとするが、出口で口笛を吹く音が聞こえてきた。中国で口笛の音を聞くと高確率でガキの小便なのだが、予想通りウォルマートの出入口でババアがガキを抱えて小便をさせていた。さすが中国、世界最強で格が違う。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 44.1元
バス 4元 路線バス
合計 48.1元

シルクロード旅行記2015 鉄道でコルラから西安へ

バインゴイル・モンゴル自治州博物館

バインゴイル・モンゴル自治州博物館10:00頃、宿から通りを南へ徒歩10分ほどの所にあるバインゴイル・モンゴル自治州博物館を訪れる。昨日、シルクロードマニアの老板と話した際に自治州博物館を見ておいた方がよいということで見学に来てみた。建物はかなり予算をかけているようで立派だ。やはりタリム盆地の石油などの天然資源に恵まれているので羽振りがよいのだろうか?入場料は無料で入口でパスポート確認と手荷物検査がある。

館内は撮影禁止であるが展示内容はシルクロード中心で楼蘭遺跡に重点を置いている様子だ。ロンリープラネット・シルクロードによれば楼蘭や米蘭からの出土品の7割がウルムチの自治区博物館とコルラの自治州博物館に保管されているそうだ。1Fはシルクロードの展示で、2Fは楼蘭遺跡の展示でミイラの展示もあり一見の価値ありである。それと魏、晋の頃の出土品もあり、説明によれば楼蘭は魏の勢力圏内だったようだ。

3Fはモンゴル自治州ということもあり、モンゴル族と清朝の関係やロシアとの戦いが中心である。ここではロシアは侵略者として描かれている。あと、どうでもよいことだが自治州博物館に赤い展示内容があった。赤い展示より出土品を展示した方がよいと思うのだが・・・。

コルラの博物館行きバスちなみにコルラ駅からは101路のバスで龍興苑小区(龙兴苑小区)下車になる。1時間ほどで見学を終えて宿近くのスーパーでインスタントラーメンを買い込んで西安までの食糧を確保する。

11:50頃、宿に戻ると老板がいる。駅で仕事のはずでは・・・。昼食で帰ってきているのか?まあ、老板は駅員なのに宿を経営しているのだから凄い。というか、中国では駅員の副業は認められているのか?

コルラ→西安2809km乗り鉄1日目

コルラ駅昼過ぎに宿をチェックアウトして、12:10頃、コルラ駅に到着。まず、駅前広場に入るのに手荷物のX線検査があり、続いてボディチェック、切符と身分証の確認があり、駅舎の入口で再び手荷物のX線検査と身分証確認があり、ようやく待合室へ入る。

コルラ→西安のK170次の切符今日は14:27発車、コルラ→西安のK170次で西安へ移動する。西安へは2809kmの距離を38時間51分かけて明後日の早朝05:18到着予定だ。切符は硬臥で運賃は507.5元(約10150円)だ。ちなみに日本の上野-札幌を結ぶ寝台特急北斗星は1214kmを走るので、K170次がどれだけ長距離だか分かるだろう。

コルラ駅待合室待合室を見る限り農民工のおっちゃんたちがやたらと多い。通路には尿素袋、肥料袋やバケツが無造作に置かれている。もし、硬座だったらカオス度MAXの車両でやばかっただろう。14:05頃、改札が始まる。いつもなら前もって先頭を確保するのだが、今回は硬臥なので荷物の置き場所とかをそれほど心配する必要はない。でも、乗客のほとんどが服を着たおサルさんだったので改札口は割り込みで大混乱だ。

HXD3C和諧型電気機関車まあ、列の5番目ぐらいだったので改札口はすぐに通過して歩いて車両へ向かう。乗車して荷物を置いたら先頭の機関車撮影へ向かう。天気は晴れで順光なので撮影条件は良いが、コルラ駅はホームが高いので機関車の台車が隠れてしまっている。これでホームが低ければ文句なしなのだが・・・。

換票証14:27に定刻通り列車が発車し、すぐに乗務員が切符を換票証と交換に来る。これで下車駅の手前で乗務員が切符へ交換に来るので寝過ごす心配がない。といっても、自分は終点までの乗車なので寝過ごしようがない。あとは西安到着まで寝て過ごすしかない。列車内ではやることがないのだ。窓が開けられれば風景を撮影できるのだが・・・。

インスタントラーメン昼食にインスタントラーメンを食べる。西安まではインスタントラーメンで乗り切る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 20.7元
合計 20.7元

コルラ→西安2809km乗り鉄2日目

朝になるとトイレや洗面台の水が出なくなっていた。水切れだ。通常の使用方法なら水切れは起きないのだが、この車両はメンテナンスが行われておらずトイレの水が流れたままになっているので水を著しく浪費する。ちゃんと故障部分を修理していれば、この様なことはないはずなのだが、チャイナクオリティでは修理なんてしないので、こういった問題が発生する。おかげで別の車両のトイレを使うことになる。

シルクロード河西回廊を東へ走り、08:35頃、万里の長城の嘉峪関長城が見えてきた。
嘉峪関が河西回廊で一番狭くなる場所だ。08:45頃、嘉峪関駅に到着して給水が行われトイレと洗面台が使えるようになる。

そして、列車が東へ走り張掖駅停車中に中国ならではのイベントが発生する。駅停車中はトイレが使用不可になるのでおばちゃんが洗面台でガキに小便をさせていたのだ!乗客に人が少なく服を着たおサルさんが多いとは思っていたが硬臥にもおサルさんが紛れ込んでいるとは・・・。そういえば、ここは孔子や孟子が生まれた国だよな。外国人からすれば孔子や孟子が生まれた国でこんな事が起きるなんて想像できないぞ!やはり偉大な某党の教育の成果なのだろうか?五千年の歴史を持つ中国のイメージが崩壊していく・・・。

武威駅14:25頃、武威に到着する。次はようやくシルクロード河西回廊を抜けて蘭州だ。

蘭州駅18:15頃、蘭州駅に到着する。ここで機関車の交換が行われる。

そして、再びイベントが発生する。また、母ザルが洗面台で子ザルに小便をさせている。子ザルは頻繁に「尿尿」いってうるさいし・・・。母ザルは小便させてすぐ子ザルに水飲ませるし・・・。これでは「尿尿」と子ザルがうるさいわけだ。もうさすが中国としかいいようがない。小日本にはとても真似できない。中国は世界最強だ!

19:00頃、乗警が身分証の確認にやってきた。乗客の身分証を端末に読み込ませていく。パスポートを提示すると乗警は中身を確認せずに行き先だけ聞いて返却してきた。外国人には用はないらしい。そういえば警備が厳しかった新彊ウイグル自治区では列車内での身分証確認が無かったのだが、これはどういうことだ?列車内での身分証確認は北京への直訴阻止が目的か?

コルラ→西安2809km乗り鉄3日目

04:30頃、起床するが既に朝のトイレ争奪戦が始まっている。どの車両もトイレ待ちの列ができている。自分のいる車両は水の止まらない壊れたトイレのおかげで、再び水切れになり洗面台やトイレは水が流れず使えない。おかげで隣の車両のトイレや洗面台を使う。
そして、また母ザルが洗面台で子ザルに小便をさせている。水が流れない洗面台だから誰も使えないので影響はないといえばないのだが外人にはこの光景は勘弁してほしい。夜が明ける前から世界最強の中国はレベルが高い。

西安駅定刻より5分早く05:13に西安駅到着。コルラ-西安、2809km、2泊3日の鉄道での移動が終わった。これでシルクロードの天山北路、天山南路、西域南道の旅が完了して出発地点の西安に戻ってきたというか中国へ戻ってきたといった感じだ。駅を出ると宿の客引きやボリタクの運ちゃんたちが待機しており、いつもの西安駅前で人が多い。

そして、早朝から痰吐き全開でまさに中国だ。バスはまだ動いていないのでしばらく待機となるが、待機しているとアイツ等がやってきた。乞食だ!乞食も早朝から営業中であった。耳が聞こえない様子であったが、この場合は十分な演技指導を受けている可能性が高く100元札を出すと耳が聞こえるようになることも否定できない。そういえば日本にもゴーストライターを使っていた演技力のある偽作曲家がいたな。

西安秦城小巷青年旅舍06:40頃、611路のバスで鐘楼と西門の間にある橋梓口(桥梓口)のバス停へ移動する。イスラム教徒の居住区である回民街に入り、07:10頃、回民街の中にある西安秦城小巷青年旅舍に到着する。まだ朝早いので閉まっているかなと思ったら開いていたの扉を叩かずに済んだ。今回はeLongで予約しておいたので登記は問題なく完了。1泊50元の4人ドミトリーに7泊する。

西安秦城小巷青年旅舍ドミトリー肝心の部屋であるが扉を開けての第一印象は野郎臭が酷い。この表現の難しい臭いは何なんだ?とりあえず扉は開けたままで荷物を出して滞在準備をする。臭いがなくなるとなかなかいい感じの部屋だ。4人部屋でも割と広めで設備も新しい。部屋に付いているトイレ・シャワーは掃除してあり綺麗だが、シャワーに破損箇所が・・・。Wi-Fiは部屋の中では繋がるけど回線自体が激遅で使いものにならない。

先客は3人おり2人すぐに出て行ったが宿泊客のモラルに問題有りだ。ベッドで寝タバコしているし、床に痰吐いているし野郎の客層には問題有りだ。09:30頃、西安名物のbiangbiang麺を食べに出かけるがユースホステルを出ると表の路地は市場とかしており人多すぎだ!

biangbiang麺朝食兼昼食にbiangbiang麺(13元/約260円)を食べる。ユースホステルへ戻りインターネットでチャイナユニコムのサイトからスマートフォンを購入する。購入したのはLenovo A3600-dで価格は388元(約7760円)だ。1週間以内には届くようだが本当に届くだろうか?

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15元
宿泊費 350元 1泊50元×7
バス 1元 路線バス
スマートフォン 388元 Lenovo A3600-d
合計 754元

シルクロード旅行記2015 バスでホータンからチャルクリク、コルラへ

虫にやられてチャルチャン行き準備

07:30頃に起床するが足がかゆい。虫にやられた。ホータン(和田)の交通賓館最悪だ。朝から雨が降っており、天気予報を確認したらホータンの天気は小雨で、東のニヤ(民豊)も小雨になっている。この天気だとホータン河へ行っても意味ないしな・・・。それにニヤも駄目だな。晴れていなければシルクロードの雰囲気が出ないな。ニヤの東のバインゴリン・モンゴル自治州のチャルチャン(且末)は天気が砂嵐のようだ。ホータンにもう一泊とかはあり得ないので、このままシルクロード西域南道を東へ進む。要するにタクラマカン砂漠の南側を東へ進むということだ。

和田公路客運中心時刻表1ということで07:50頃、東バスターミナルの東郊客運站へ向かうが、先に和田公路客運中心のバスの時刻表を確認しておく。

和田公路客運中心時刻表2カシュガル行きのバスが多く、ウルムチ、コルラ、トルファンなど長距離バスが発車しているのが確認できた。運賃表もあったのだが窓口のおばちゃんに因縁付けられそうなのでやめておく。

ホータン東郊客運站101路のバスでも行けるが30分ほど歩いて、08:40頃、東郊客運站に到着。

ホータン東郊客運站の時刻表時刻表を確認するとチラ(策勒)、ケリヤ(于田)、ニヤ、チャルチャンなどホータンから東へのバスが発車している。

ホータン→チャルチャンのチケットホータンから西域南道を一番東へ行くのはチャルチャン行きのバスなのでチャルチャン行きのチケットを購入する。運賃は124元で発車は11:00だ。購入時はもちろんパスポート必須だ。

和田公路客運中心の交通賓館へ戻り出発準備を始める。トイレへ行きウンコしようとしたら中華カレーだかウイグルカレーが便器に山盛りになっている。扉のないところではおっちゃんが脱糞中だし、モップを洗う蛇口ではウイグル族のおっちゃんが顔を洗っている真っ最中だ。恐ろしい衛生環境のトイレだ。トイレの水道では恐ろしくて手が洗えないので多少マシな洗濯場の水道で手を洗う。さすが21世紀の世界を牽引する経済大国の中国だ。小日本の常識を覆す衛生概念である。

バスでチャルチャンへ

ホータン→チャルチャンのバス09:50頃、交通賓館をチェックアウトして、10:20頃、東バスターミナルの東郊客運站に到着する。チャルチャン行きのバスに乗車して出発を待つ。10分遅れの11:10にバスが発車する。乗車率は5割程度であまり需要がない路線なのだろうか?まあ、途中で客を乗せながら走るから徐々に混雑するだろう。

ホータン河まだ水がほとんど流れていないホータン河を越えて、これからチャルチャンまで608kmの道のりを約10時間かけてタクラマカン砂漠の南を東へと走る。11:45頃、検問で停車して車掌が乗客の身分証を回収するが自分だけ対象外で何も無し。検問といっても外国人はどうでもよいらしい。ISの工作員が潜入していたらどうするんだ?

13:15頃、チラ(策勒)県の策勒客運站に到着し小休憩となる。天気は小雨で涼しく灼熱のタクラマカン砂漠のイメージとはかけ離れた天気である。新たに客を乗せて13:20頃に出発する。14:00頃、ケリヤ(于田)の県境だろうか?検問で身分証確認がある。公安は自動小銃を携帯しており警備は厳重そうだがパスポートはちゃんと確認せずに返却。どうやら外人には用はないらしい。

ケリヤ(于田)客運站時刻表214:40頃、ケリヤ(于田)客運站に到着して昼休憩となる。昼休憩の間にチケット売場でケリヤ(于田)のバスの時刻表を確認しておく。

ケリヤ(于田)客運站時刻表115:20頃、バスに乗車して発車を待つ。15:30頃、バスが出発するが乗客の人数確認とかはちゃんとしていないので、そのまま置き去りにされる可能性あり。

ニヤ(民豊)との県境だろうか?16:50頃、検問で全員降ろされ公安が身分証を回収して登記する。ここではパスポートもちゃんと登記している様子。全員の身分証が返却され、17:00頃、バスが出発する。県境を越えたようで、この先は標識の表示は民豊県になっている。17:15頃、ニヤのバスターミナル民豊県客運站に到着するが乗降客なしですぐに発車する。

19:15頃、ホータン地区からバインゴリン・モンゴル自治州に入る。最初の集落になる三八団(蘇塘鎮)の蘇塘派出所で検問が行われており全員下車する。乗客は身分証を端末に読み込ませたら公安に預けて処理が終わるまでバスで待機となる。で、自分はパスポートを公安に渡したら待たされる。漢族のボスの公安がどこかへ電話して問い合わせている。その間は小雨の降る肌寒い屋外で待機だ。電話が終わり問題なしで「行っていいよ」となる。19:32に全員の身分証が戻りバスが発車する。チャルチャンまではあと約140kmの道のりだ。

チャルチャンで再び彷徨う

21:30頃、且末客運站に到着する。約10時間半かけてチャルチャンに到着だ。チャルチャンは前漢の頃に且末国と小宛国がありシルクロード西域南道の要衝でもあった。ロンリープラネット・シルクロードによればチャルチャンは人口の7割がウイグル族ということだ。

そして、チャルチャンはホータン玉の主要産地でホータン玉の7割がチャルチャン産を占めているとある。チャルチャンはバインゴリン・モンゴル自治州に属するのにホータン玉というのは産地偽装ではないのか?まあ、ホータン河流域では玉は取り尽くされているともいわれているので、チャルチャンの玉をホータン玉として高額で売り飛ばして儲けるということか?ある意味で中国らしいな。

さて、チャルチャンでの宿探しをしないといけない。交通賓館はホータンみたいに豚小屋だと困るので、まずは他の賓館を探す。バスターミナルは街の南側にあるので通りを北へ向かえば街の中心だ。場所が場所だけに外人お断りの宿ばかりというのは分かりきっているので招待所や旅社は外して、そこそこ良さそうな賓館から当たっていくことにする。

チャルチャン交通賓館2しかし、4件当たって全て撃沈する。過剰なネオンで建物の新しい賓館ですら外人お断りであった。チャルチャンの宿探しは手強く、結局は交通賓館を目指す。22:50頃、バスターミナルの交通賓館に到着する。部屋は標準間で1泊108元だ。

チャルチャン交通賓館1豚小屋を覚悟していたが設備は古めであるがそこそこちゃんとしておりホータンの交通賓館とは天と地の差だ。

チャルチャン交通賓館3これなら初めから交通賓館にしておけばよかった。寝床を確保したので23:10頃、夜食を食べに出かける。明日はチャルクリク(若羌)へ移動だ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 16元
宿泊費 108元
バス 124元 ホータン→チャルチャン
合計 248元

チャルチャン→チャルクリク

且末客運站07:30頃に起床する。外は雨が降っている。天気予報を確認するとチャルチャン(且末)の天気は雨のようだ。今日も天気の悪い中の移動になりそうだ。08:00頃、敷地内の且末客運站へ行く。すでにバスのチケットを購入しようとする客が2人ほどいた。窓口のおばちゃんが端末を立ち上げてチケットの販売準備をするが、公安が来ていないとかの理由で販売ができない。

先に来ていた客が今日のホータン行きのチケットを買おうとしていたが、すでに売り切れであった。チャルクリク(若羌)行きはチケットはあるということで販売開始を待つというか、公安が来ないと販売できないってどういうことだ?別に来なくても販売できるのでは?

販売開始を待っているとホータン行きの客たちがタクシーで行くため人数を集めている。1台1000元でチャーターになり4人集めて1人250元でホータンへ行くようだ。しばらくすると人数集まったようで表のタクシーに荷物を積み込んで出発していった。

チャルチャン→チャルクリクのチケット08:45頃、チケット販売が始まりチャルクリク(若羌)行きチケットを購入する。運賃は61元で10:00発車だ。購入時にパスポート情報を入力するのだが、ほとんどのバスターミナルでは手作業の入力が面倒なので未入力や一部というかほとんど省略されるのだが、且末ではちゃんと入力していた。公安が厳しいのか?

チャルチャン→チャルクリクのバス09:30頃、交通賓館をチェックアウトして、そのままバスターミナルへ行くがチケット売場は大混雑している。チケットを買えなかったホータン行きの客か?

バスに乗車しようとすると再前列の自分の席にウイグル族のおっちゃんが座っている。チケットを見せてどくようにお願いするが、「看不清楚」「随便座」とかいってどこうとしないので、しつこく言っていたら逆ギレしてようやくどいた。ウイグル語で何か言っているけど・・・。ウイグル語じゃ分からないし!おそらく「小日本死ねや」とか言っているのか?もしかしたら「漢族の犬」かもしれないな。何とか席を確保して発車を待つ。

5分遅れの10:05にバスが発車するが、ウイグル族の運ちゃん人数確認とかせずに出発する。乗客の管理はしていないようだ。バスの乗車率は5割ほどで乗客の9割がウイグル族のようだ。チャルチョンからチャルクリクまでの道のりは約280kmで所要時間は約5時間と見込んでいるが、果たして予定通りに運行されるか?中国なので期待できないけど・・・。

チャルチャン→チャルクリクシルクロード西域南道の国道315号を東へと走る。国道315号はチャルクリクを抜けて青海省西寧へと続くので昨日から道路標識には西寧2500km、1900kmなどの表示がある。

そして、あることに気がつく。バスのスピードメーターが凄いことになっている。メーターが壊れており常に左右に揺れている。80km/hくらいで走っているのに40km/hだったり、130km/hになったり、0km/hや振り切れているときもある。やはり中国は凄い。日本では車検に通らないようなバスが普通に走っている。さすがチャイナクオリティだ。12:25頃、チャルクリク→チャルチャンのバスとすれ違い、チャルチャンとチャルクリクの県境を越える。

チャルクリク(若羌)

若羌客運站13:45頃、バスターミナルの若羌客運站に到着する。かなり飛ばしていたので予定より1時間早く4時間でチャルクリク(若羌)到着だ。まずはバスの時刻表を確認する。

若羌客運站時刻表ウルムチ、コルラが主要路線だが青海省方面の依呑布拉克へのバスもある。ただし、依呑布拉克で1泊してバスを乗り継いで花土溝へ行かなければならないが・・・。

龍都商務快捷賓館1今日の宿はQunarで予約しておいた龍都商務快捷賓館だ。さすがにホータンみたいにまた外人お断りということはないと思うが、とりあえずバスターミナルから南へ歩く。3分ほど歩いて13:55頃に龍都商務快捷賓館に到着する。

ちょっと建物古そうだが、まずはレセプションへ。外国人お断りか心配であったが大丈夫であった。予約しておいた部屋は2人部屋の特価房で1泊108元だ。パスポートをお姉ちゃんに渡してオンライン登記してもらうがパスポートの登記は慣れていないようでパスポートは後で返却ということで部屋へ行く。

龍都商務快捷賓館2部屋は窓なしであったが設備はそこそこよい。エアコン、IPテレビ、電気ケトル、電話がある。

龍都商務快捷賓館3トイレ・シャワーはちゃんと掃除しており結構広い。建物の外見は古かったが部屋は問題なかった。15:00頃、レセプションから内線電話がかかってきて、昨日の宿を聞かれる。問題が発生しており、昨日宿泊した且末の交通賓館がオンライン登記でチェックアウトの処理をしておらず、オンライン登記ができないということであった。新疆ウイグル自治区のオンライン登記のシステムは管理が厳しいようだ。

15:30頃、バスターミナルで明日のコルラ行きのチケットを購入する。運賃は94元だ。依呑布拉克行きのバスで青海省との境界まで行きバスを乗り継いで青海省花土溝へ抜けることも考えたが近隣のアスベスト鉱山からの汚染が厳しそうなので、やはりコルラへ向かうことにした。

楼蘭博物館

楼蘭博物館16:00頃、楼蘭博物館を訪れる。名前の通り楼蘭遺跡と米蘭遺跡に関する展示をメインにしている県の博物館で遺跡から出土したミイラの展示がおすすめだ。入場料は無料でパスポートが必要だ。

それと楼蘭博物館には若羌県文物局があり、楼蘭遺跡へ行く場合は、ここで手続きをすることになる。外国人は手続き費10000元や車両、宿泊施設などの費用を納めることになるが、これは旅行会社を通して手続きをすることになる。さらにロンリープラネット・シルクロードによれば県旅游局が設立した若羌県第一秘境旅行社が楼蘭博物館内にあり楼蘭遺跡への手配を行っている。

夕方に炒飯を食べるが油がやたらと多いなと思ったら夜に下痢ピーピーになる。大量の油にあたったようだ。おそらく中国で大量に出回っている下水油を使用していた可能性がある。大人しく麺屋で牛肉麺にしておけばよかった。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 10元
宿泊費 108元
バス 61元 チャルチャン(且末)→チャルクリク(若羌)
バス 94元 チャルクリク(若羌)→コルラ
合計 273元

チャルクリク→コルラ

チャルクリク09:40頃、賓館をチェックアウトする。200mほど歩いて若羌客運站に到着する。手荷物のX線検査を済ませてバスへ。すでにバスが待機しており発車を待つ。

チャルクリク→コルラのチケット09:45頃、改札が始まりチケットと身分証の確認が行われバスに乗車する。しかし、座席指定にも関わらず勝手に他人の席に座るおサルさんが続出する。おかげで小競り合いが発生するし・・・。チケットに印字された漢字や数字ぐらい読めるはずなのだが・・・。乗客の中に服を着たおサルさんが紛れ込んでいると困る。

10:00に定刻通りバスが発車して、コルラまでは約6時間の道のりだ。今回のバスは久々にちゃんとした大型バスだ。シルクロード西域南道をずっとボロバスだったので非常に快適だ。ただし、イベントなしで無事コルラに到着するかは謎だ。まあ、今日の移動でシルクロード西域南道から天山南路のコルラに到着すればタクラマカン砂漠1周が完了だ。16:30頃、コルラ入口の交通警察で身分証登記がある。車掌が身分証を全員の回収していくがパスポートはいらないようで自分だけ何もなし。

コルラ

巴州客運站17:10頃、コルラの巴州客運站に到着する。約7時間でコルラに到着した。

巴州客運站時刻表まずはバスの時刻表を確認する。長距離はウルムチへの路線が主力で、他にもクチャ、チャルクリクへのバスも多い。近郊の路線だと和静や輪台が多いようだ。
バスの状況は確認したのでコルラ駅へ向かう。直線距離で約5km離れているが街の状況確認もかねて歩いていく。駅へのバスもあるはずなのだがバス停を見落としたようだ。通りを歩いていると武装した公安が3人1組で巡回しているのをよく見かける。どうもコルラの警備は厳しい。

コルラ唯一のユースホステル

龍行青年旅社119:10頃、コルラ駅の駅前通りの新華路までやってきた。ロンリープラネット・シルクロードによれば、この辺りにコルラ唯一のユースホステルがある。青年旅社の看板を見つけるが建物はかなり古く、何やらやばそうな雰囲気が・・・。まあ、とにかく入口を探さなければ。

龍行青年旅社入口隣の自動車修理工場の門に看板があり入口になっていた。19:20頃、龍行青年旅社に到着する。

龍行青年旅社2部屋は6人ドミトリーで1泊40元だ。シャワーは無く、トイレは桶で水を流すやつだ。ユースホステルというより招待所で、かなり上級者向けだ。で、宿泊登記をしなければならないのだがお姉ちゃんがパスポートのオンライン登記のやり方を知らないので老板が戻ってきてからということになる。

そして、老板が戻ってきてオンライン登記をするのだが、老板は駅員の制服を着ている。何と老板はコルラ駅の駅員であった。どうやら副業でユースホステルを経営しているようだ。そして、老板の話によればコルラは外国人が宿泊できる宿が少ないそうだが、新彊ウイグル自治区全体にいえることだろう。で、ここは設備は古いが、恐らくコルラ最安の外国人OKの宿だ。でも、老板は規制が厳しい中でどうやって外国人OKの営業許可を取ったのだ?公安局か工商局にコネがあるのか?それと、老板はNHKのシルクロードがお気に入りのようで、楼蘭遺跡にも行ったりする強者である。

宿泊登記が終わったのでインターネットで予約購入しておいた明日の西安行きの切符を受け取りにコルラ駅へ行く。コルラ駅の切符売場は易者から離れたところにあり、切符売場へ入るだけでも手荷物検査と身分証確認があり警備が厳重である。窓口が2つしか開いておらず20分ほど並んで切符を受け取る。夕飯は駅近くのイスラム食堂で清湯牛肉麺(8元/約160円)を食べる。

コルラのバス停食後に駅周辺を散歩するがコルラ駅からバスターミナルの巴州客運站への路線バスが出ているのが確認できた。26路の州客運站が巴州客運站になる。

中国ではトルコも敵対国家

ひげ禁止とかのポスター宿へ戻るが階段にはウイグル族を標的にしたひげ禁止とかのポスターがはられている。よく見ると月のマークとTurkeyとデザインされたTシャツも禁止になっている。これは中国がトルコを敵対国家としているようだ。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 12元
宿泊費 40元
鉄道 507.5元 硬臥 コルラ→西安
合計 559.5元

シルクロード旅行記2015 鉄道でカシュガルからホータンへ

ホータン行きの切符を確保

カシュガル汽車客運站11:00頃、カシュガル駅へ昨晩ネットで予約した明後日のホータン(和田)行きの切符を受け取りに行く。駅に到着すると駅前のカシュガル汽車客運站が営業しているではないか!まだ工事中だと思っていたらバスが出入りしている。先にバスターミナルを見てみるが、ウルムチ行きとかのバスは運行されておらず、客運南站と同じ近郊へのバスしか停車していなかった。バスターミナルの規模からして今後路線の拡充がされるのだろうか?

カシュガル駅バスターミナルを離れカシュガル駅へ。相変わらず武警が警備しており、公安の身分証確認を済ませて切符売り場へ。人は殆どおらず10分ほどで切符を受け取る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 15.5元
バス 3元 路線バス
合計 18.5元

カシュガル老城青年旅舎

カシュガル老城青年旅舎09:00頃、カシュガル麦田国際青年旅舎をチェックアウトして徒歩でエイティガールモスクを目指す。09:30頃、エイティガールモスク西側のカシュガル老城青年旅舎(喀什老城青年旅舍/Kashgar old town youth hostel)に到着する。eLongで予約しており8人ドミトリーで1泊35元だ。

カシュガル老城青年旅舎レセプションのお姉ちゃんは非常に愛想が良い。宿泊客は欧米人が多く、日本人も少しいる。3年ほど前の2012年に宿泊したことがあるが、以前と変わらず宿泊客は多くカシュガルの人気宿のようだ。今回カシュガルのユースホステルを数件宿泊したが実際ここが一番設備がまともだと言って良いだろう。午前中はモスク周辺を散歩して過ごす。

丸子麺夕方になりウイグル族の食堂で丸子麺(8元/約160円)を食べる。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
宿泊費 35元
合計 49元

鉄道でカシュガル→ホータン

カシュガル駅07:30頃、ウンコ臭くて目が覚める。何故か部屋の中がウンコ臭い。部屋の隣はトイレだが誰もいない。自分がウンコ漏らしたかと思いケツに手をやるが漏らしていなかった。完全に目が覚めてしまったので、とりあえず先にウンコして顔を洗う。部屋に戻ってもやはりウンコ臭い。フランス人や中国人はまだ寝ており夢の中だ。これは誰か漏らしたか?それとも体臭?部屋の仕様か?

08:20頃、近くのウイグル族の店で1元のナンを5個購入して、ホータン(和田)までの食料を調達する。08:40頃、ユースホステルをチェックアウトして、28路のバスでカシュガル駅へ移動する。運賃は1元だ。09:15頃、カシュガル駅に到着し、まずは駅の外でボディチェックがある。ウイグル族は身分証確認を受けていたが何故か自分はボディチェックのみで終了し待合室へ。まだ朝の時間帯なのか武警の装甲車は駅前にはいなかった。待合室入口で切符と身分証確認があり、最後に手荷物のX線検査がある。これで待合室へ入れる。

カシュガル→ホータンの切符今日は鉄道でカシュガルからホータンまで移動する。今日からシルクロード西域南道の旅が始まる。乗車する列車は10:16発車、ウルムチ南→ホータンの7563次だ。席はもちろん硬座で運賃は53元で、ホータンまでは約8時間の道のりになる。

ウルムチ南→ホータンの行先票10:05頃、列車が到着して乗車バトルが始まる。中国には文明乗車や文明旅游と単語があるのだが、ほとんどの人々はおサルさんが服を着ているだけなので言葉の意味を理解していない。いや、単語自体知らないのかもしれない。なので誰も並ばずに乗車しているし乗務員も並ばせようともしない。乗車するのも一苦労である。

列車内何とか乗車して荷物の置き場所を確保して乗車バトルは乗り切った。孔子や孟子の生まれた国で、このようなカオス度MAXな状況が発生するとは・・・。五千年の歴史を持つ偉大な中華文明の伝統や礼節とかは一体どこに行ってしまったのだ?偉大な先人たちが嘆いているだろう。

10:38に22分遅れで列車が発車する。列車内はウイグル族が多いと思っていたが漢族が意外にも多い。ロンリープラネット・シルクロードによればホータンの人口構成はほとんどがウイグル族だそうだが、列車内の状況からして漢族がホータンへ移住している可能性がある。10年後にはホータンもウルムチのように漢族の都市なってしまうのだろうか?

列車が南東へ走り崑崙山脈が見えてくる。ちょうどシルクロードの西域南道を走っている。14:30頃、叶城に到着し、ここで半分ぐらいの乗客が入れ替わる。漢族の乗客はほとんどが下車していく。叶城が入植の拠点なのだろうか?

この先は列車内でほとんど中国語は聞こえず、ウイグル語が主要言語となる。ホータンの手前の墨玉に到着する前にウンコしにトイレへ行くが、さすが中国と言うべきかトイレが壊れていて水がほとんど流れないよ!おかげで便器にウンコが残らないように確実に穴にしなければならない。これぐらいは大したことではないが、中国人にとってはかなり難易度が高い。中国のトイレは何故か便器から離れたところにウンコがしてあったりと日本ではあり得ない光景によく出会すのだ。一体どうやったら便器から離れたところにウンコができるのか不思議だ。ある意味で中華文明の謎である。というか、車両のメンテナンスぐらいちゃんとしておけよ!これで高速鉄道を輸出できるのか?

ホータン到着

ホータン駅定刻通り18:23頃、ホータンに到着する。

ホータン駅駅からは2路と101路のバスが出ており2路のバスでホータン市内へ移動する。運賃は1元で奇跡的に座って移動できた。いつもなら3本くらい見送って移動なのだが今回は空いていた。

18:50頃、北京西路の交差点で下車して北京東路目指して東へ歩くが、これが失敗であった。ホータン博物館が見えてきてホータン市内のかなり西で降りてしまったことに気がつく。そして、先ほどの2路のバスが追い越していった。これなら降りずに乗っていればよかった。まあ、ひたすら東へ歩いていくと北京西路に地下街が出来ていた。2007年に訪れた時はあったか?そして、地下街はホータン中心部の北京西路から北京東路へかけて続いていた。2路の電信局のバス停がホータンの中心部のようだ。近くには目的地のホテルが見えている。

Qunarに騙される

慕士塔格大酒店今日の宿はQunarで予約しておいた慕士塔格大酒店だ。今までで1番高い1泊135元だが携帯からの予約限定のキャッシュバックで実質68元で宿泊できるし、外国人OKのホテルにもなっていた。今まではネットからの予約はeLongを主に使ってきたが、旅先で出会った中国人バックパッカーは皆Qunarを利用していた。Qunarはキャッシュバックが多く、何より外国人OKの宿が検索できるようになっている。なので、eLongとQunarを併用していく。

19:30頃、ホータン市内の慕士塔格大酒店に到着する。宿泊費はすでにアリペイ(陶宝)で支払い済みなのでチェックインはパスポート情報の登記のみだと思ったら外人お断りで追い出される。3つ星ホテルなのだがガイド付きの外人の団体はOKで個人の外人お断りだという。Qunarで外人OKのホテルということを伝えるとレセプションの責任者のおっちゃんがQunarへ電話して文句言っている。文句言いたいのはこちらなのだが・・・。

で、結局はホータン賓館へ行けという街で一番高いホテルへ誘導して外人からボッタくるいつものパターンだ。慕士塔格大酒店には用はないのでQunarの予約画面で部屋無かったを意味する「酒店無房」を選択して外へ出る。レセプションの姉ちゃんは押すなと言っていたが実際泊まれる部屋がないのではこれしかキャンセル理由がない。そちらの都合は知らん!果たしてすでに払った銭は返ってくるのか?

さて、20:00頃にホータンの街で路頭に迷うが、ホータン賓館へは行かない。あそこしかないだろう。そう、2007年に宿泊したバスターミナルの交通賓館だ。ということで、和田公路客運中心へ向かっているとスマートフォンが鳴っている。どこからか電話がかかってきた。出てみるとQunarからの電話であった。今回の事情の説明と返金処理をすでに行ったことの報告であった。そして、今回宿泊が出来なかった賠償の説明があったが返金処理してあるし、ちゃんと事情の説明もしており問題ないので今回は断ったら担当の兄ちゃんは驚いた様子であった。賠償を断るのは中国では珍しいのか?こちらとしては中国企業から顧客へちゃんとした説明があったことが驚きだぞ!(この時はすぐに問題処理されたと思ったが1か月後に再びQunarとトラブルになるとは・・・)

電話が済み再び歩き出す。そして、バスターミナル前を101路のバスが通過していく。101路のバスはホータン駅、和田公路客運中心、大バザール、東郊客運站を通っていた。

ホータンの交通賓館は豚小屋

和田公路客運中心20:30頃、交通賓館に到着。

ホータン賓館の豚小屋とりあえず80元の一番安い部屋に宿泊するが、どう見ても20元以下の部屋にしか見えない。いや、部屋というより豚小屋だ。共同トイレは壊れておりその惨状はもはや文章で表すことが出来ない。どんでもないボッタクリ宿であるが、公安の取り締まりが厳しいホータンでは数少ない外人OKの宿である。それにバスターミナルにあるという立地条件の良さもある。だからボッタクリなのだが・・・。

夕飯はイスラム食堂へ

家常拌麺夕飯はイスラム食堂で家常拌麺(10元/約220円)と乾拌牛肉麺(12元/約240円)を食べる。交通賓館に戻り明日以降の計画を練るがシルクロード西域南道の旅は予想以上に厳しそうだ。ホータンでいきなり宿泊拒否に遭ったりとスタートから躓いているし・・・。

乾伴牛肉麺こちらは乾拌牛肉麺。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 27元
宿泊費 80元
バス 2元 路線バス
合計 109元