山西省太原 晋祠・浄因寺(土堂大仏)・太原文廟

山西省旅行記2015

大同→太原

大同駅09:40頃、大同青年旅舎をチェックアウトする。華厳寺のバス停から大同駅までバスを乗り継いで行こうと思ったが、乗り換えのバス停が2つ先だったのでそのまま歩いて大同古城の外へ出る。古城の西側にある二医院のバス停から30路のバスに乗車。運賃は1元で10:15頃、大同駅に到着。

切符売場で予約しておいた太原行きの切符を受け取る。窓口が5つ開いていたので10分ほど並ぶだけで済んだが、前の姉ちゃんが朝の太原行きの切符を払い戻している。それは最初に狙っていた切符なのだが・・・。

いつもの切符と身分証の確認は珍しく駅員のおばちゃんがパスポートを確認している。手荷物のX線検査を済ませて待合室へ。改札口には肥料袋が並んでおり乗車バトルの気配が立ちこめる。自分もまだ誰も並んでいない改札口の先頭を陣取って乗車バトルに備える。

太原行き切符今日は11:55発、大同→杭州のK891次に乗車し太原まで移動する。席は硬座、運賃は43.5元だ。

大同駅11:25頃、乗車バトルが始まる直前にイベントが発生する。改札が始まる前に老人や赤ん坊連れの乗客は先に乗車できるのだが、老人2人組が8月26日の切符で乗車しようとしていた。今日は9月26日、1ヶ月違うじゃないか!駅員が列車長呼んでその場で精算して乗車していたが日付を間違えて購入していたようだ。中秋節前だから早めに購入したつもりが実際は間違えていたようだ。どこまで乗車するかは知らないが年寄りに無座は耐えられるか?

大同駅改札が始まり先頭なので余裕でホームへ。後方の状況は確認していないが大体いつもの通りだろう。

大同→杭州 K891次の行先票行先票を撮影して乗車する。

列車内余裕で荷物置き場を確保して発車を待つ。杭州行きなので農民工のおっちゃんたちや無座の乗客が多くカオス度はやや高めだ。定刻より2分早く11:53に列車が発車する。太原までは約4時間の乗り鉄だ。

発車後間もなくして乗務員たちが乗客の荷物検査を始める。車内検札でなく荷物検査だ。乗客の荷物を勝手に開けて確認していくが、こちらの荷物まで勝手に開けようとする。何しとんねん!

日本なら問題になるが中国では乗客の荷物を勝手に開けるのは問題ないようだ。勝手に開けられるのは気分が悪いので自分で開けて中身を見せる。乗務員はポメラが気になったようで「これ何?」と聞いてくるので「電脳」と答えておくが値段まで聞いてきた。値段は関係無いやろが!

中国の鉄道は乗務員が乗客の荷物を勝手に開けなければならないほど治安上の問題があるのか?乗警は今回も拳銃を装備していた。表面上はいつもの中国だが8年前と比較すると明らかに治安に変化があるようだ。

太原の手前になるとカオス度急上昇でお盆や年末の帰省ラッシュのような混雑になる。通路の無座の乗客が溢れ、おまけに荷物棚に置けない荷物まで通路を塞いでいる。もう人多すぎでトイレにも行けません。

太原駅15:47、太原に到着して今回の宿も駅近くの晋舎青年旅舎へ。

晋舎青年旅舎

晋舎青年旅舎駅から10分の高層アパートの25Fにあり場所が分かり難いが一度覚えれば楽勝でたどり着ける。駅近くなので交通の便が非常に便利だ。16:15頃、晋舎青年旅舎に到着。

宿からの眺め今回は3泊で1泊40元、宿代はeLongで予約時に支払い済みだ。前回宿泊時に登記しているので登記は省略となった。太原の街を見ながら明日の計画を練っておく。

太原駅切符売場17:00頃、太原駅で鄭州行きの切符を受け取りに窓口に並ぶ。既に民族大移動が始まっているようで長蛇の列だ。で、15分ほどで順番が来たが自分が並んだ窓口は電光掲示板には「退票・售票窗口」と表示されているのに窓口のおっさんは「只能退票」(払戻だけ可)とかほざきやがる。退票だけなら電光掲示板の表示直せよ!

15分無駄にして隣の窓口に並び直す。30分並んでようやく鄭州行きの切符を受け取るが、隣の窓口は表示を直さないので窓口のおっさんはオウムのように「只能退票」を繰り返し言うだけだ。ある意味で典型的なチャイナクオリティとでも言うべきか?

西紅柿鶏蛋麺

西紅柿鶏蛋麺夕飯は西紅柿鶏蛋麺(7元/約140円)を食べる。麺の具材にトマトと卵焼きが乗っかっている。スープにもトマトが使われているようで赤っぽい。

磨菇油菜蓋飯

磨菇油菜蓋飯別の店で更に磨菇油菜蓋飯(8元/約160円)を食べる。キノコと油菜の炒め物がご飯の上に乗っかっている。キノコの食感と油菜が美味い。

夜に12306.cnで国慶節の大型連休明け10月8日の鄭州→北京西の切符を確保する。一昨日辺りから鄭州→北京西の切符の状況を確認していたが完売状態でキャンセルが出ても僅かの差で購入できず完売になっていた。切符の状況を確認していたら運良く6枚キャンセルが出て直ぐに購入。その後切符の状況を確認していたが8分後には再び完売になった。ネット上でも民族大移動の切符争奪戦が展開されていた。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 18元
バス 1元 路線バス
鉄道 93元 硬座 鄭州→北京西
合計 93元

無料開放の晋祠

太原駅バス発車場所地図06:05頃、宿を出て太原駅へ。まずは発車場所を確認する。今日は世界旅游日で太原では晋祠(80元)、中国媒炭博物館(60元)が無料開放される。この機会は逃せないので太原駅前で308路のバスに乗車し晋祠へ向かう。運賃は2.5元だが公交ICカードで1.25元、06:20頃、308路のバスが発車する。程なくして車内は晋祠公園への観光客で混雑する。07:15頃、終点の晋祠公園の駐車場に到着。

晋祠博物館既に公園内は観光客だらけで民族大移動が始まっている。公園内の見物は後回しで、07:40頃、奥にある晋祠博物館に到着する。無料開放なので入場券売場には入場券受け取りの行列ができている。

晋祠の保安そして、晋祠博物館には警棒と盾を装備した調教師(保安)のお兄さんたちが警備に集まってきました。一般の観光客には関係ないのですが、ここまで重装備にしていないと一部のおサルさんたちを調教できません。おサルさんたちが暴れてどうやって調教されるのか見てみたい気もしますが平穏無事に晋祠を見物するのが最優先です。

晋祠博物館入場券08:00に開館し晋祠博物館の見物開始。既に観光客で溢れて大混雑だ。

晋祠博物館晋祠は西周の諸侯国である晋国の始祖・唐叔虞を記念して建立されている。創建は北魏より以前になるが、北斉、隋、唐、宋で拡張されてきた。中国で現存する古典園林の中で最も早く建設された皇家祭祀園林である。

晋祠博物館古代祭祀建築、園林、彫塑、壁画、碑刻芸術が一体となり三晋文化の集大成とも言われる。晋祠景区は晋祠公園と晋祠博物館に別れ晋祠公園は無料、晋祠博物館は入場料80元になる。

晋祠博物館一番の見所は聖母殿になり北宋の太平興国9年(984)に創建される。

晋祠博物館聖母殿とかは混雑しているので観光客の少ないところを中心に見物していく。

晋祠博物館世界旅游日の無料開放と中秋節、日曜日が重なり観光客が滅茶苦茶多い。各所に保安や特警が警備についており不測の事態(おサルさんたちの喧嘩)に備えているこの警備体制はこのまま国慶節の大型連休最終日の10月7日まで維持されるのであろう。
民族大移動は恐ろしい。

李世民たちの像晋祠博物館を出て駐車場へ向かう。途中に李世民たちの像を撮影。10:50頃、駐車場に戻り乗車バトルの群れに参戦し308路のバスに乗車。文明旅游どころではないのでいつもの我先にの乗車だ。

交通事故

交通事故太原市区に戻ると渋滞が起き始める。そして、前方で三輪バイクが乗用車2台に挟まれた事故だ。中国は交通事故が多い。

中国媒炭博物館の行列11:45頃、迎澤橋西で下車し道路向かいの中国媒炭博物館へ向かう。11:50頃、行列に並ぶが滅茶苦茶長い。普段は入場料60元だが今日は無料開放なので観光客が押し寄せている。12:05頃、行列が長いので諦めて碑林公園へ向かう。

碑林公園汾河の対岸へ渡り12:30頃、碑林公園に到着する。碑林があるけど特に興味を引かれる物は無し。

太原晋商博物館

太原晋商博物館13:00頃、碑林公園を出て迎澤公園にある太原晋商博物館へ向かう。途中、美特好(スパー)で食糧補給をして、13:45頃、太原晋商博物館に到着。入場料は無料だ。

太原晋商博物館太原晋商博物館は晋商(山西省の商人)専門の博物館だ。建物は晋商の邸宅である大院をイメージした作りで金が掛かっていそうだ。

太原晋商博物館館内は入口で山西省運城出身の関羽像がお出迎え。商売の神様としても崇められているので博物館の展示物でも賽銭があり人気は絶大だ。

太原晋商博物館展示物は晋商が使っていた物が多数展示されている。明や清の商業を知るには興味深い内容だ。14:30頃、太原晋商博物館を出て宿へ向かう。

宮爆鶏丁蓋飯

宮爆鶏丁蓋飯夕飯は宮爆鶏丁蓋飯(10元/約200円)を食べる。宮爆鶏丁は四川料理で中華料理の定番メニューのひとつである。ピーナッツ、唐辛子と四角に切った鶏肉、キュウリ、人参を炒めてご飯の上に乗せている。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
バス 3元 路線バス
合計 17元

浄因寺(土堂大仏)

06:45頃、太原駅前から615路のバスに乗車。運賃は0.5元、07:10頃、勝利橋東で下車し、3分ほど歩いて835支路のバスに乗り換える。終点の中北大学まで運賃は1元。

08:00頃、中北大学に到着し来た道を少し戻り脇を流れる汾河の橋を渡り南へ歩く。
土堂村に入り右手(西)に寺らしき建物が見える。あれが浄因寺であろう。

浄因寺小さな案内標識があり土堂村の中を歩いて、08:30頃、浄因寺に到着する。入場料は18元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

土堂大仏浄因寺の創建は北斉になり金、明で幾度も修復がされてきた。寺は山の崖下に位置しており外観が殿で内部が大きなヤオトンには高さ9mの大仏様が鎮座している。この大仏様は金の泰和5年(1205)に作られ晋陽第一土仏(土堂土仏、土堂大仏)と呼ばれている。

浄因寺他の殿内にはかなりの年代物の塑像が安置されており間近で見ることができる。

浄因寺奥の本殿と思われる建物には柵で保護された仏像がある。厳重な保護が施されているので金か明の仏像と思われる。

浄因寺崖の上へ石段が続いているが防災工事中で通行禁止になっていた。崖の上にも何かあるのか?

09:15頃、浄因寺を離れ中北大学へ向かう。09:45頃、中北大学のバス停から835支路のバスに乗車。運賃は1元、終点の勝利橋東で615路に乗り換え宿へ戻る。

尖椒豆芽蓋飯

尖椒豆芽蓋飯昼食は尖椒豆芽蓋飯(9元/約180円)を食べる。尖椒(青唐辛子を大きくしたような野菜)と豆芽(もやし)の炒め物をご飯に乗せている。

牛筋麺

牛筋麺夕飯は牛筋麺(5元/約100円)を食べる。牛筋麺と言っても「牛すじ」が入っている訳ではありません。
牛筋麺は中国中西部の漢族の麺料理で、きしめんぐらいの幅広麺になっており表面に泡の跡があり柔らかい食感が特徴だ。辣油、胡麻ダレなどをかけて混ぜてから食べる。3種類のタレが入っており甘めで美味い。やわらかい麺の食感もなかなか良い。牛すじが入っているのだと思っていたのだが実は違っていた。中華料理は奥が深い。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 19元
バス 3元 路線バス
合計 22元

山西省民俗博物館(太原文廟)

太原文廟朝から天気が悪く小雨が降ったり止んだりだ。09:50頃、太原駅近くの太原文廟を訪れる。山西省民俗博物館になっており入場料は20元だが陝西旅游年票を使い無料で見物する。

太原文廟太原文廟の創建は北宋の太平興国7年(982)になり、元は太原府城西の水西関街にあった。金代、明代で修復と拡張が行われたが、清の光緒8年(1882)に汾河の氾濫により被害を受け、清の同治年間に火災で焼失した崇善寺の跡地である現在の場所に移された。境内の照壁と晋王府鉄獅子は明代の物になる。

太原文廟文廟なので孔子を祀る大成殿があるが内部には孔子に関する資料館になっており正面に孔子像がある。

太原文廟他の建物は山西省の気候風土や生活習慣などの資料展示になっている。境内には各地から収蔵した石像などが保管されており文物収蔵に力が入っているようだ。

太原文廟ただ通路にも古鐘が置かれていたりと手狭になってきている気配がする。

臨県小拉麺

臨県小拉麺10:30頃、早めの昼食に臨県小拉麺(8元/約160円)を食べる。臨県は太原の西に位置しており、そこの名物麺料理のようだ。具材に鍋で煮込まれた豚肉、ジャガイモ、豆腐干、タマネギ、白菜、ニラ、唐辛子、インゲン、生姜が入っている。この具材のスープが麺のスープになっている。日本の料理で例えると麺の具材に肉じゃがを使用しているような感じだ。具材が煮込まれて味が染みているので美味い。

今日は鄭州まで移動するので食料に饅頭を購入しておく。宿に戻り夕方まで待機させてもらう。

太原→鄭州

太原駅17:50頃、チェックアウトして太原駅へ移動。

武警駅前は自動小銃を装備した武警が警備中。

太原駅待合室18:00頃、いつもの切符と身分証の確認、手荷物のX線検査を済まして待合室へ。自動改札機の前に農民工のおっちゃんが既に1人陣取っている。自分も先頭を陣取って乗車バトルに備える。椅子に座って待っているおっちゃんたちは痰吐いたり、手鼻噛んだりといつもの光景だ。いや、中国で痰吐きや手鼻がいつもの光景では困る。孔子や孟子たちが築いた中国のイメージを壊す行為はやめなければならないだろう。

1551次の切符今回の列車は19:30発、太原→連運港東の1551次で鄭州まで乗り鉄だ。席は硬座、運賃は69元、距離は577km、移動時間10時間37分だ。乗車距離は577kmで、日本で例えると東海道新幹線の東京-新大阪552.6kmより少し長いぐらいだが中国では短距離になる。18:25頃、一番乗りで並んでいた農民工のおっちゃんが何故かこちらの後ろに並んできた。先頭を陣取っていたのに何故後ろに並ぶ?これは自動改札機の使い方知らないとか?

自動改札機を研究中

自動改札機を研究中で、空いた自動改札機には別の農民工のおっちゃんたちが陣取って自動改札機の使い方を研究中。使ったこと無いようだ。

隣は誰も並んでいない18:45頃、駅員が改札口にやってきてまもなく乗車バトルが始まるが、何故か隣の自動改札機には誰も並んでいない。

自動改札機の前に誰もいないこの誰も並んでいない自動改札機も使えるのだが後ろの乗客たちは気付いていない。駅員に何故隣の自動改札機に誰も並んでいないのか聞いたら「俺も知らん」との返答。そして、駅員が隣の自動改札機も使えると言った途端に雪崩が発生。いつもの我先にか。

1551次の行先票18:50頃、乗車バトルが始まり先頭で自動改札機を通過。まずは列車の行先票を撮影しておく。

太原駅18:55頃、乗車し荷物の置き場を確保して準備万端だ。今回は3列シートの通路側なのでお湯の補給や深夜にウンコしにトイレへ行くのに都合がよい。程なくして列車内は混雑してくる。

19:30に定刻通り列車が発車する。列車内の状況は満席で無座の乗客が連結部に屯している。駅に停車するたびに混雑が酷くなりカオス度が上昇する。連結部だけでなく通路にも無座の乗客が溢れてカオス度MAXだ。夜食に饅頭を食べて寝る。

本日の出費
項目 金額 備考
食費 14元
合計 14元

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